コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

知利別町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 北海道 > 室蘭市 > 知利別町
知利別町
地図北緯42度21分42.3秒 東経141度1分24.56秒 / 北緯42.361750度 東経141.0234889度 / 42.361750; 141.0234889座標: 北緯42度21分42.3秒 東経141度1分24.56秒 / 北緯42.361750度 東経141.0234889度 / 42.361750; 141.0234889
日本の旗 日本
都道府県 北海道の旗 北海道
市町村 室蘭市
人口情報2023年令和5年)12月31日現在)
 人口 4,230[1]
 世帯数 1,970[1] 世帯
設置日 1963年昭和38年)5月1日
郵便番号 050-0076[2]
市外局番 0143(室蘭MA[3]
ナンバープレート 室蘭
ウィキポータル 日本の町・字
北海道の旗 ウィキポータル 北海道
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

知利別町(ちりべつちょう)は北海道室蘭市の地名。知利別町一丁目から四丁目のがある。住居表示実施済み。郵便番号は050-0076。かつて同名の字が存在した。

地理

[編集]

室蘭市の東部に位置し、北に天神町、東に高砂町、東から南東に宮の森町、南に中島町、南西から西に中島本町と接する。

河川

[編集]

地域の特徴

[編集]

室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭東地域に属する[4]

西側の丘陵地帯と東側の楽山に挟まれた地域で、中央部から知利別川が南西流する。町域中央および西側の丘陵地帯を北海道道107号室蘭環状線が縦断する。町域の南東からは北海道道919号中央東線が北西に走り、道道107号室蘭環状線に接続する。

日本製鉄の社宅を中心として発達した住宅街で、南から順に一丁目から四丁目が並んでいる。 一丁目に製鉄記念室蘭病院,室蘭市立桜蘭中学校、二丁目に室蘭めばえ幼稚園,室蘭市知利別集会所,楽山ケ丘自治会会館,稲荷神社、三丁目に室蘭知利別郵便局などがある。

歴史

[編集]

江戸期は森林地帯で、1881年明治14年)、仙台藩支藩の角田藩主石川邦光の実弟石川俊在が30戸で入植した土地という[5]1938年(昭和13年)以降は日鉄輪西製作所(現日本製鉄)が社宅を建設しはじめ、1957年(昭和32年)頃には町内人口の6割がその家族であったという[5]

一丁目にある桜蘭中学校はかつて蘭東中学校という名前だったが、2013年平成25年)、中島町二丁目にあった向陽中学校と統合して名称変更した。

地名の由来

[編集]

アイヌ語のチㇽペッ(cir-pet)でそれぞれ鳥・川を表す[6]。昔は数万の鴨が川に群集して真っ黒に見えるほどだったという[6]

沿革

[編集]
  • 1929年(昭和4年)10月16日 - 字名改正により輪西村(大字)の一部が知利別町(字)となり、輪西村(大字)を廃止[7][8]
  • 1963年(昭和38年)5月1日 - 知利別町一丁目 - 三丁目新設[7][9][8]
  • 1967年(昭和42年)7月1日 - 知利別町四丁目新設[7][8]
  • 1981年(昭和56年)2月1日 - 知利別町一丁目の一部が中島本町三丁目に編入[10]

町名の変遷

[編集]
実施内容 実施年月日 実施後 実施前
字名改正 1929年(昭和4年)10月16日 知利別町(字) 輪西村(大字)の小字、
チリベツ,熊谷,八丁平,天神山,奥ワシベツ[8]
町名新設
住居表示
1963年(昭和38年)5月1日 知利別町一丁目 中島町(字),知利別町(字)の各一部[7]
知利別町二丁目
知利別町三丁目
1967年(昭和42年)7月1日 知利別町四丁目

世帯数と人口

[編集]

2023年(令和5年)12月31日現在(室蘭市発表)の世帯数人口は以下の通りである[1]

世帯数 人口
知利別町一丁目 369世帯 665人
知利別町二丁目 855世帯 1,586人
知利別町三丁目 337世帯 753人
知利別町四丁目 409世帯 1,226人
1,970世帯 4,230人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 4,090人 [11]
2000年(平成12年) 3,823人 [12]
2005年(平成17年) 3,728人 [13]
2010年(平成22年) 4,099人 [14]
2015年(平成27年) 4,137人 [15]
2020年(令和2年) 4,119人 [16]

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 1,579世帯 [11]
2000年(平成12年) 1,511世帯 [12]
2005年(平成17年) 1,534世帯 [13]
2010年(平成22年) 1,704世帯 [14]
2015年(平成27年) 1,728世帯 [15]
2020年(令和2年) 1,746世帯 [16]

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[17]

街区 小学校 中学校
知利別町一丁目 全域 室蘭市立旭ヶ丘小学校 室蘭市立桜蘭中学校
知利別町二丁目 全域
知利別町三丁目 全域
知利別町四丁目 1 - 39番, 44番
40 - 43番 室蘭市立天神小学校 室蘭市立東明中学校

交通

[編集]

バス

[編集]

地域を縦貫する北海道道107号室蘭環状線道南バスがバス路線を運行している。

道路

[編集]

施設

[編集]

役所・公的機関

[編集]
  • 知利別浄水場

公共施設

[編集]
  • 室蘭市知利別集会所
  • 楽山ケ丘自治会会館

医療施設

[編集]

教育施設

[編集]
  • 室蘭市立桜蘭中学校
  • 室蘭めばえ幼稚園

金融機関

[編集]
  • 室蘭知利別郵便局

商業施設

[編集]

公営住宅

[編集]
  • 市営知利別町団地

寺社

[編集]
  • 稲荷神社

公園

[編集]
  • 知利別公園
  • 知利別町4丁目公園
  • 知利別南公園
  • バラ公園
  • 楽山公園

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 町別の人口と世帯数(日本人のみ)”. 室蘭市 (2024年1月4日). 2024年1月20日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2023年10月9日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2023年10月9日閲覧。
  4. ^ 室蘭市都市計画マスタープラン”. 都市建設部都市政策推進課都市政策推進係. 2023年10月8日閲覧。
  5. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 下巻』角川書店、1987年、430頁。ISBN 4040010124 
  6. ^ a b 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第1巻』室蘭市役所、1981年3月25日、173頁。 
  7. ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 上巻』角川書店、1987年、888頁。ISBN 4040010116 
  8. ^ a b c d 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、109-123頁。 
  9. ^ むろらん市政だより 昭和38年5、6月号”. 室蘭市. 2023年10月8日閲覧。
  10. ^ むろらん市政だより 昭和56年2月1日号”. 室蘭市. 2023年10月8日閲覧。
  11. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
  12. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
  13. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
  14. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
  15. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
  16. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
  17. ^ 室蘭市内小中学校通学区域”. 室蘭市 教育部・学校教育課. 2023年10月9日閲覧。

関連項目

[編集]