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群馬県道・長野県道112号大前須坂線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
群馬県道112号標識
長野県道112号標識
毛無峠の県境。群馬県側は常時通行止めとなっている。
地図
地図
長野県上高井郡高山村大字高井付近

群馬県道・長野県道112号大前須坂線(ぐんまけんどう・ながのけんどう112ごう おおまえすざかせん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村長野県須坂市を結ぶ一般県道である。

現在、嬬恋村干俣 - 毛無峠付近は不通区間となっている。

概要

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路線データ

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  • 起点:群馬県吾妻郡嬬恋村大前(国道144号交点)
  • 終点:長野県須坂市大字須坂(春木町交差点)
  • 延長:長野県内26.5 km(実延長22.2 km) / 群馬県内12.2 km

歴史

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  • 1959年昭和34年)9月18日:群馬県より現・道路法に基づき、前身路線にあたる県道干俣大前線(吾妻郡嬬恋村大字干俣 - 同郡同村大字大前、整理番号133)が路線認定される[1]

路線状況

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長野県須坂市から群馬県万座温泉方面に向かう山岳道路は、上信スカイラインまたは万座道路の別称がある[2]。山岳部は交通量が少ない1.5車線程度の舗装林道の様相で、長野県道466号牧干俣線とのY字路交差点から県境の毛無峠に向かって行く[2]。群馬県側は万座川が作る渓谷に阻まれて、嬬恋村干俣地内に不通区間がある。山岳部は冬季閉鎖があり、例年11月中旬から翌年4月下旬にかけて通行することはできない[2]

不通区間(群馬県嬬恋村)

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現在は毛無峠から群馬側は通常、通行止めとなっているが、その先の小串鉱山まで閉山以前は通じていた。

また鉱山繁栄期、その先の小串硫黄鉱山 - 嬬恋村千又も人道が造られ、一部の古地図上の点線等によりその軌道を確認する事ができるが、鉱山の閉山後に利用されなくなり、実質廃道となる。

この廃道の軌跡を、個人の有志が現地調査し雑誌[3]、やブログ[4][5]に投稿されている。投稿によると、一部形跡は残っているものの、大半が熊笹に覆われたり、崩落した斜面渡河を迫られたりするような難所である。

冬期通行止区間

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  • 毛無峠(群馬・長野県境) - 上高井郡高山村牧老ノ倉(長野県道466号牧干俣線交点):3.7 km
  • 上高井郡高山村牧老ノ倉(長野県道466号牧干俣線交点) - 上高井郡高山村牧(乙見橋下ゲート):12.5 km

重複区間

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橋梁

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 • 乙見橋(高山村牧)
  • 全長:4.4 m
  • 幅員:7.0 m
柞沢川に架かる橋梁。冬期通行止区間の終点となる。
 • 樋沢橋(高山村牧 - 高井)
  • 全長:47.5 m
  • 幅員:5.5 m
樋沢川に架かる橋梁

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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嬬恋村

高山村

須坂市

脚注

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  1. ^ 昭和34年群馬県告示第324号 県道路線認定に関する告示(群馬県報 号外、1959年9月18日、pp. 1–15、群馬県立図書館所蔵)
  2. ^ a b c 中村淳一 2018, p. 75.
  3. ^ 『廃道をゆく』イカロス出版〈イカロス・ムック〉、2008年10月31日。ISBN 4863201117 
  4. ^ 第二次毛無調査隊(担ぎ越え成功)京都大学体育会サイクリング部H.P.内
  5. ^ 毛無峠と小串鉱山遭難記むらよしギムナシオンHP内

参考文献

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関連項目

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