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== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[ファイル:Tsuruga_Station_19870401.jpg|thumb|民営化間もない敦賀駅</br>(1987年4月)]]
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* [[1882年]]([[明治]]15年)[[3月10日]] - [[鉄道省|官設鉄道]]の洞道口駅(後の洞道西口駅) - 敦賀駅間(のちに北陸本線を経て[[柳ヶ瀬線]]となる区間)と敦賀駅 - 金ヶ崎駅(現在の[[敦賀港駅]])間(現在の[[敦賀港線]])の開業により<ref name="nikkei20201015">{{Cite news|url = https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64988550U0A011C2960E00/|title = 細きトンネル 鉄路開いた 長浜―敦賀に近代の礎|newspaper = 日本経済新聞|date = 2020-10-15|accessdate = 2021-09-18}}</ref>、[[鉄道駅#一般駅|一般駅]]として設置される{{sfn|川島|2010|p=53}}{{sfn|朝日|2012|p=24}}。
* [[1882年]]([[明治]]15年)[[3月10日]] - [[鉄道省|官設鉄道]]の洞道口駅(後の洞道西口駅) - 敦賀駅間(のちに北陸本線を経て[[柳ヶ瀬線]]となる区間)と敦賀駅 - 金ヶ崎駅(現在の[[敦賀港駅]])間(現在の[[敦賀港線]])の開業により<ref name="nikkei20201015">{{Cite news|url = https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64988550U0A011C2960E00/|title = 細きトンネル 鉄路開いた 長浜―敦賀に近代の礎|newspaper = 日本経済新聞|date = 2020-10-15|accessdate = 2021-09-18}}</ref>、[[鉄道駅#一般駅|一般駅]]として設置される{{sfn|川島|2010|p=53}}{{sfn|朝日|2012|p=24}}。
* [[1884年]](明治17年)[[4月16日]] - [[柳ヶ瀬トンネル]]の完成に伴い(同年[[3月30日]]に完成)<ref>{{Cite news|url = https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/feature/CO048491/20210417-OYTAT50015/|title = 難所の山 4年かけ貫く|newspaper = 読売新聞オンライン|archiveurl = https://web.archive.org/web/20210419033223/https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/feature/CO048491/20210417-OYTAT50015/|date = 2021-04-18|archivedate = 2021-04-19|accessdate = 2021-09-18}}</ref>、長浜駅 - 金ヶ崎駅間の全線が開業<ref name="nikkei20201015"/><ref>{{Cite book|和書|title = 長浜市史 第4巻 市民の台頭|publisher = 長浜市役所|date = 2000-03-31|pages = 92}}</ref>。
* [[1884年]](明治17年)[[4月16日]] - [[柳ヶ瀬トンネル]]の完成に伴い(同年[[3月30日]]に完成)<ref>{{Cite news|url = https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/feature/CO048491/20210417-OYTAT50015/|title = 難所の山 4年かけ貫く|newspaper = 読売新聞オンライン|archiveurl = https://web.archive.org/web/20210419033223/https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/feature/CO048491/20210417-OYTAT50015/|date = 2021-04-18|archivedate = 2021-04-19|accessdate = 2021-09-18}}</ref>、長浜駅 - 金ヶ崎駅間の全線が開業<ref name="nikkei20201015"/><ref>{{Cite book|和書|title = 長浜市史 第4巻 市民の台頭|publisher = 長浜市役所|date = 2000-03-31|pages = 92}}</ref>。
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従来は、北陸本線[[長浜駅]] - [[虎姫駅]]間と湖西線[[永原駅]] - [[近江塩津駅]]間にあった[[デッドセクション]]が、当駅北3.9km地点(北陸トンネル敦賀側坑口から200m)に移設された<ref name="sankei20180304"/>。
従来は、北陸本線[[長浜駅]] - [[虎姫駅]]間と湖西線[[永原駅]] - [[近江塩津駅]]間にあった[[デッドセクション]]が、当駅北3.9km地点(北陸トンネル敦賀側坑口から200m)に移設された<ref name="sankei20180304"/>。


敦賀市都市計画マスタープランでは[[北陸新幹線]]敦賀駅駅舎整備事業と平行して現在工場と農地が広がる木の芽川右岸を開発、中高層の高度利用も考慮した住宅地および商業地を整備する計画が存在するようだが、木の芽古道([[北陸道|旧北陸道]])の歴史資源保全や森林保全から具体化に至っていない{{Refnest|{{Cite web |date=2015年3月1日 |url=http://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/plan/toshi_keikaku/toshikeikaku/4-masterplan-h200627.files/0000000031_0000000645.pdf |title=敦賀市都市計画マスタープラン改訂案 |format=PDF |pages=12-14 |publisher=敦賀市 |accessdate=2019年5月4日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190504123612/http://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/plan/toshi_keikaku/toshikeikaku/4-masterplan-h200627.files/0000000031_0000000650.pdf |archivedate=2019年5月4日}}<br>
敦賀市都市計画マスタープランでは[[北陸新幹線]]敦賀駅駅舎整備事業と平行して現在工場と農地が広がる木の芽川右岸を開発、中高層の高度利用も考慮した住宅地および商業地を整備する計画が存在するようだが、木の芽古道([[北陸道|旧北陸道]])の歴史資源保全や森林保全から具体化に至っていない{{Refnest|{{Cite web |date=2015年3月1日 |url=http://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/plan/toshi_keikaku/toshikeikaku/4-masterplan-h200627.files/0000000031_0000000645.pdf |title=敦賀市都市計画マスタープラン改訂案 |format=PDF |pages=12-14 |publisher=敦賀市 |accessdate=2019年5月4日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190504123612/http://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/plan/toshi_keikaku/toshikeikaku/4-masterplan-h200627.files/0000000031_0000000650.pdf |archivedate=2019年5月4日}}<br />
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2022年6月11日 (土) 01:12時点における版

敦賀駅
駅舎とオルパーク(2018年9月)
つるが
Tsuruga
地図
所在地 福井県敦賀市鉄輪町一丁目1番24号
北緯35度38分42.58秒 東経136度4分34.66秒 / 北緯35.6451611度 東経136.0762944度 / 35.6451611; 136.0762944座標: 北緯35度38分42.58秒 東経136度4分34.66秒 / 北緯35.6451611度 東経136.0762944度 / 35.6451611; 136.0762944
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 ツル
駅構造 地上駅
ホーム 3面7線
乗車人員
-統計年度-
3,374人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1882年明治15年)3月10日[1]
乗入路線 2* 路線
所属路線 A 北陸本線
B 湖西線直通含む)
駅番号 JR-A01(北陸本線)
JR-B08(湖西線)
キロ程 45.9 km(米原起点)
JR-A02・B09 新疋田 (6.7 km)
(16.6 km) 南今庄**
所属路線 小浜線
キロ程 0.0 km(敦賀起点)
西敦賀 (3.3 km)
備考 直営駅
みどりの窓口
* このほか柳ヶ瀬線1964年廃止)・北陸支線(通称敦賀港線2019年廃止)。
** この間に交直流電化のデッドセクションあり。
テンプレートを表示

敦賀駅(つるがえき)は、福井県敦賀市鉄輪町(かなわちょう)一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

概要

JR西日本金沢支社敦賀地域鉄道部が管理する直営駅事務管コードは▲541413を使用している[2]

駅前には都奴賀阿羅斯等(つぬがあらしと)の銅像、駅前通りには『宇宙戦艦ヤマト』ならびに『銀河鉄道999』の銅像(敦賀港開港100周年を記念して設置)[3]がそれぞれ設置されている。

隣の南今庄駅とは、北陸トンネルを挟んで16.6km離れており、JR西日本の在来線で最も駅間距離が長い区間である(2021年時点)[4]

北陸本線有数の難所である柳ヶ瀬越え・杉津越えに南北を挟まれた駅で、かつてはその歴史的背景から機関区が所在したため広大な敷地を有する。駅構内の東側には敦賀第一機関区と客貨車区が、また交流電化時には駅南側に敦賀第二機関区が設けられ、峠越えに備えた重装備のD51形蒸気機関車が多数配置され、機関車の交換や地域輸送列車の仕立てが多数行われていた[5]

1960年代に入り近代化が行われ、「鳩原ループ線」・深坂トンネル・北陸トンネル建設による新線切り換え・複線化と交流電化が行われ輸送力の強化が図られた。現在は長距離列車は交直流電車を使用する優等列車へ置き換えられ、2015年3月13日の大阪行き臨時寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」を最後に長時間停車する列車はなくなった[6]。さらに、国鉄時代には特急列車も含めて当駅には全列車が停車していたが、民営化後は大阪・京都方面から福井・金沢・富山方面へ特急列車の増発や速達性を優先するなどの影響で当駅を通過する特急列車が僅かながら設定されている。

その後、電車化や貨物列車削減および民営化によって敦賀第一機関区は廃止、旧敦賀第二機関区はJR西日本の敦賀運転所となり、さらに組織変更が行われ福井地域鉄道部敦賀運転派出を経て[7]、現在は金沢総合車両所敦賀支所となっている。交流電気機関車の営業用第一号となったED70 1号機は敦賀第二機関区に配置され、使用停止後も永らく敦賀運転所内に保管されていたが現在は長浜鉄道スクエアにて屋内展示されている。敦賀地域鉄道部は、北陸本線の新疋田駅と小浜線の各中間駅を管理下に置いている。

一方、貨物列車の中継としての機能もあった。前述の通称「敦賀港線」への貨物列車や専用線発着の私有タンク車による硫酸輸送などもあったが、現在は貨車継走はなく、旧機関区や側線群が整理され大きな未使用地となった。そして現在この場所には島式ホーム2面4線の高架線を持つ北陸新幹線のホームが建設されている[8]

かつては敦賀駅以南も交流電化であったが、北陸本線は長浜駅まで直流電化に変更し同駅まで新快速が乗り入れるようになると利用者が急増し長浜市が活性化したことから、同様に起爆剤として、2006年には湖西線永原駅 - 近江塩津駅間と北陸本線長浜駅 - 当駅間の直流化を実施し、当駅まで新快速を始めとする直流電車が乗り入れるようになった[9]。なお、北陸本線の直流化に先駆けて、大部分の費用を地元自治体が負担する形で非電化であった小浜線を2003年に直流で電化している[10][11]

乗り入れ路線

北陸本線所属線としており[12]、当駅が起点となる小浜線を含め2路線が乗り入れている。この2路線に加えて、2つ隣の近江塩津駅から分岐する湖西線の一部列車も乗り入れ運行系統上の終着駅となっている。そのため駅ナンバリングにおいては北陸本線と湖西線の2線の駅ナンバーを持ち、北陸本線がJR-A01[13][14]、湖西線がJR-B08である[13][14]

このほか、当駅からは元・敦賀港駅へ通じる北陸本線貨物支線(通称「敦賀港線」)が分岐していた[15]。この支線はJR貨物の第一種鉄道事業路線であったが、2009年3月いっぱいで貨物列車の設定がなくなり踏切の線路が埋められて、事実上休線となっていた。その後、2019年4月に正式に廃線となった[16]。(JR貨物は北陸本線の第二種鉄道事業免許を有している)

なお、後述する北陸新幹線の当駅 - 金沢駅間開業後[17][18][19]、北陸本線の経営分離によりJR西日本とハピラインふくいとの境界駅になる予定である[20][21][22]

歴史

民営化間もない敦賀駅
(1987年4月)

北陸本線 - 湖西線の直流化

北陸本線の長浜駅と当駅までと、湖西線の永原駅と近江塩津駅までの直流電化への変更が滋賀県と福井県が主導となって決まり、2003年4月に工事協定を結び、同年10月26日に着工した[35][36]。工事は2006年9月23日深夜から9月24日未明にかけて行われた電気設備切替工事をもって完了し[37]、同年10月21日から京阪神方面との新快速をはじめとする直流電車の直通運転が始まった[37][39][40][41][42]。これにより、朝8時台の福井行き1本以外の普通列車は、当駅で系統が分断された。

従来は、北陸本線長浜駅 - 虎姫駅間と湖西線永原駅 - 近江塩津駅間にあったデッドセクションが、当駅北3.9km地点(北陸トンネル敦賀側坑口から200m)に移設された[30]

敦賀市都市計画マスタープランでは北陸新幹線敦賀駅駅舎整備事業と平行して現在工場と農地が広がる木の芽川右岸を開発、中高層の高度利用も考慮した住宅地および商業地を整備する計画が存在するようだが、木の芽古道(旧北陸道)の歴史資源保全や森林保全から具体化に至っていない[50]

駅舎のリニューアル

改修前の駅舎(2007年9月)

当駅は完成から半世紀近くに渡り供用が続けられてきたが、2009年から2010年にかけて敦賀市が事業主体となって駅舎改築が検討されていることが明らかになった。概要は以下の通り[51]

  • 駅舎を3階建ての橋上駅舎に改築し、改札口を3階に移動。跨線橋で各ホームにアクセス
  • 駅舎は2代目駅舎(1910年落成、1945年7月12日敦賀空襲で焼失)をモチーフにしたデザインを中心に検討中[52]
  • バリアフリー化は駅舎1階 - 3階と跨線橋 - 各ホームにエレベーターを設置する事で実現。
  • 駅舎を現地から30mほど南に移動(概ね市営駐車場の東側の位置)。

しかし、2007年末頃から北陸新幹線の敦賀駅までの延伸を考慮し、「新幹線の状況が決まらない以上、駅舎改築には同意できない」とJR西日本が表明し、駅舎改築計画は事実上凍結された。その後、現駅舎を大規模リニューアルする案が浮上、2008年11月25日に開かれた「敦賀駅周辺整備構想策定委員会」でその方針が明らかとなった。概要は以下のとおりである[53]

  • 中2階を新設、トイレを増設し、待合室を拡張。観光案内所も拡充へ。
  • 一部は中2階までの吹き抜け構造に。床面積は約1.5倍の1330平方メートルとなる。
  • 外観デザインは当初3案が存在。これに加え、先の改築計画でまとまった2代目駅舎をモチーフとした案を追加した。
  • JR西日本のバリアフリー化工事は、幅4mの跨線橋を新設した上で各ホームとの間にはエレベーターと上りエスカレーターを新設。
  • 駅舎のうち、駅長室がある部分は現状のままとする。

費用は約6 - 8億円と見込まれ、2009年度当初予算へ盛り込んでJR西日本が2009年度に着手するバリアフリー化工事と同時着手、2年の工期をめどに同時完成を目指すとしていた。その後、駅舎デザインに関して市民からの提案があり計画は少々延期されたものの、2010年5月頃から仮駅舎を建設、10月22日に仮駅舎の使用を開始した。旧駅舎(待合室辺り)は解体された後、敦賀市が2013年の完成予定で建設する[54]

2014年4月5日、「敦賀駅交流施設オルパーク」が開館した[55]

なお、これらのバリアフリー設備については2012年12月16日に使用が開始された[56]

2024年春に北陸新幹線の開業に合わせ、東口(やまなみ口)を開設し愛称も併記、現在の出入口を愛称を併記した西口(まちなみ口)とする[57][58][59]


駅構造

ホーム
コンコース

島式ホーム3面7線[15]のホームを有する地上駅[1]。3つの島式ホームのうち中央の1面は南端部を切欠きホームとした3線となっている[15]。コンコースとホーム、ないしホーム間は地下道またはエレベーター・エスカレーターを有する跨線橋で連絡している[60]

地上駅ではあるが、ホームはコンコースや駅前ロータリーより一段高い位置にあるため高架駅のような構造となっている。また、跨線橋はホームのさらにその上に設けられているため、コンコースと跨線橋を結ぶ階段・エスカレーターは長くなっている。この跨線橋は、北陸新幹線の延伸開業後は新幹線ホーム・在来線特急ホームとの連絡通路にもなる。なお、駅構内図ではコンコースを1階、ホームを2階と表示している[60]

駅構内にはコンコースにみどりの窓口のほか、自動改札機[55]・タッチパネル式自動券売機などが設置され、ホーム上では駅弁販売店が営業している。構内南側には敦賀地域鉄道部があり、車両が配置され夜間滞泊もある。

コンコース設置の自動改札機は2018年9月8日に磁気券に限定して運用が開始され、9月15日からはICOCAのエリア拡大に伴い交通系ICカードの使用が可能となった[44]。なお、小浜線はICOCAなどの交通系ICカードが使用できない。

在来線

のりば 路線 方向 行先 備考
1 小浜線 小浜東舞鶴方面
2
3 北陸本線 下り 福井金沢方面 普通
特急
4 A 北陸本線
B 湖西線
上り 近江今津方面 普通
5 北陸本線 下り 福井方面 普通
A 北陸本線
B 湖西線
上り 近江今津・米原京都大阪方面
名古屋方面(特急のみ)
普通
新快速
6 特急
7 普通
新快速
北陸本線 下り 福井方面 普通

出典:敦賀駅構内図[60]

  • 1・2番のりばには小浜線[1][24]、3 - 7番のりばには北陸本線の列車が発着する[1][24][60]
  • 特急列車は3・6番のりばからの発着である[60]
  • 4番のりばは5番のりばの最南端(新疋田方面)の切り欠き部分にあり[60]、移動に不便を伴う[注 1]ため、現在は早朝1本のみの使用となっている。
  • 7番のりばは、早朝と夕方以降の一部のみ使用。

ダイヤ

北陸本線
  • 日中は特急が「サンダーバード」(一部の列車は通過)・「しらさぎ」ともに毎時1本が停車するほか、福井方面の普通列車と湖西線を経由する大阪方面の新快速(近江舞子駅までは各駅に停車)[61]がともに毎時1本発着している[13]
  • 普通列車は上り・下りともに原則として当駅で折返しとなるが、朝晩に福井方面と長浜・近江今津方面を直通する列車が上り・下りともに1本ずつ運転されている。日中の京都・大阪方面は湖西線経由のみのため長浜・米原方面各駅へは近江塩津駅での乗り換えが必要になるが、日中以外では米原経由で大阪方面へと向かう新快速、長浜・米原までの普通列車が運転されているほか、京都までの普通列車なども運転されている。
小浜線
  • 1 - 2時間に1本程度であり、基本的には「サンダーバード」「しらさぎ」と連絡するダイヤとなっている。

オルパーク

オルパーク
情報
用途 交流施設
設計者 千葉学建築計画事務所、ジェイアール西日本コンサルタンツ
構造設計者 金箱構造設計事務所
施工 大鉄工業濱田建設
建築主 敦賀市
構造形式 鉄筋コンクリート造
敷地面積 5,028 m²
建築面積 764 m²
延床面積 1,161 m²
階数 地上2階
竣工 2015年10月4日
所在地

914-0055
福井県敦賀市鉄輪町一丁目1番19号

地図
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駅舎の隣接地には、敦賀市が整備した交流施設「オルパーク」が所在する。

敦賀市が整備する形で2014年4月5日に開館した施設で[43]、駅機能の一部を補完し、かつ公民館の機能を持たせた交流施設として整備され、敦賀市が所有し、敦賀駅交流施設管理運営共同企業体(エコシステム、南洋ビルサービスによる企業体)が指定管理者として運営管理を行っている。東京大学教授で建築家の千葉学が設計し、1909年頃に建設された2代目駅舎のシルエットを基に「『過去と未来』が交わる創造的な空間」を原案としてデザインされた[62][63]。愛称は一般公募から選定により決定したもので、「オル」は「人が集まって居る(おる)」とヘブライ語で「絆」を表す「ol」を表しており、「市民と来訪者が絆を深め、賑わいを生み出す」という願いが込められている[64]

1階には待合室・観光案内所・売店(セブンイレブンハートイン)・土産物品店・飲食店・ATMコーナーが、2階には多目的室と休憩所が設置されている。

バリアフリー対策としてエレベーター1基が設けられているほか、1階には多機能トイレ、2階には授乳室が設置されている。

第58回BCS賞を受賞している[65]

北陸新幹線

北陸新幹線の金沢駅 - 当駅間は2023年度末(2024年春)に開業予定である[19][20][21][22][66]。ホームの位置は国道8号のバイパスを跨ぐ関係上、高さは24m(8階建てのビルに相当)、現駅舎のホームまでの距離は約200mで当初計画され[55][19]、利便性に関して指摘されている[67][68]。構造は2面4線[55][69]、エレベーター6基[55]・エスカレーター24基[55]で計画されている。また、現在の在来線ホームとは離れていることもあり、新幹線ホーム真下の地上部に[19]、併せて乗り換え用在来線特急ホームも2面4線で設けられる[70]

新幹線駅デザインは「港町」をテーマとし、コンコースは天井部分に北前船の帆のモチーフでスケール感が出るように設営する。また、敦賀湾の波のきらめきな外観に、ホームは船の甲板木調タイルにする[71]。駅舎は2021年9月に着工[66]、2023年9月に完成する予定となっている[66]

当駅 - 新大阪駅間の計画があり、小浜京都松井山手京田辺)を経由するルートで検討している[72][73]

貨物取扱

現在、JR貨物の駅としては車扱貨物の臨時取扱駅となっており[74]貨物列車の発着はない。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していない。

最後まで使用されていた専用線は、東洋紡へ続くものであった。この路線は、浮島町駅から当駅まで輸送されてきたエチレングリコールを輸送するために使用されていたが、1996年頃に廃止された。また、当駅東側にあるJX金属敦賀リサイクル(当時は日鉱亜鉛敦賀製錬所)へ続く専用線もあり、黒部駅へ輸送する亜鉛焼鉱の搬出に使用されていたが、亜鉛製錬終了に伴い1995年10月頃に廃止された。

なお、日鉱亜鉛から東洋紡績へ、といった同一駅構内間の輸送が行われていたこともあった。

当駅から南に敦賀運転センター車両管理室がある。車両基地である敦賀運転センター車両管理室の隣接地には、JR貨物関西支社の乗務員基地である敦賀機関区が置かれている。これらは、国鉄分割民営化を前に1987年(昭和62年)3月1日付で敦賀機関区が分割されたもので[75]、敦賀機関区は貨物関係の乗務員基地となり、車両検修部門および旅客関係の乗務員部門は敦賀運転所として分離され[76]、後に福井地域鉄道部敦賀運転派出[7]を経て敦賀地域鉄道部・敦賀運転センター車両管理室となった。

駅弁

かつては、主な駅弁として下記を販売していた[77]塩荘が販売を担当。

  • いかめし
  • 華ちらし
  • 鯖街道さばずし(ハーフサイズ)
  • 角鹿弁当
  • 鯛鮨[78]
  • ます寿司
  • 炙ります寿司
  • あなごずし
  • 笹すし
  • 焼きさばずし
  • 越前ごのみ
  • 鯖街道さばずし
  • 鯛の舞

利用状況

「福井県統計年鑑[79]」によると、2019年度の1日平均乗車人員3,374人であり[80]、福井県内では福井駅に次いで第2位。近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

敦賀市の中心駅であり、ビジネス・観光問わず1日を通して多くの利用がある。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 3,078
1998年 3,018
1999年 2,995
2000年 2,928
2001年 2,839
2002年 2,777
2003年 2,772
2004年 2,784
2005年 3,023
2006年 3,012
2007年 3,147
2008年 3,326
2009年 3,873
2010年 3,498
2011年 3,885
2012年 3,489
2013年 3,386
2014年 3,365
2015年 3,602
2016年 3,610
2017年 3,589
2018年 3,412
2019年 3,374

駅周辺

駅前

駅前はロータリーが整備されており、バスターミナルが設置されている。これに隣接して市営駐車場と駐輪場がある。駅前からは片側2車線の道路があり歩道はアーケード付き商店街となっている。各種公共機関や公共施設、教育機関や商業施設のほか、宿泊施設などが多く所在する。

駅の東側は木の芽川を挟んでいくつかの工場が立地している。西側からは線路を直接跨ぐ道路がないため迂回の必要があるが、北陸新幹線駅舎新設工事と併せて行われている東口の新設により、東口広場より国道8号敦賀バイパスに直結する都市計画道路(福井県道271号敦賀駅東線)を整備中である[81][82]

バス路線

ロータリー内にのりばがある。

  • 1番のりば 敦賀市コミュニティバス 愛発・東郷方面
    • 9 温泉線、10 東郷線、11 愛発線
  • 2番のりば 敦賀市コミュニティバス 中央・港・中郷方面
    • 3 中央線、6 中郷木崎線
  • 3番のりば ぐるっと敦賀周遊バス
    • 12 観光ルート、12 ショッピングルート
  • 4番のりば 敦賀市コミュニティバス 常宮・松原・東浦方面
    • 1 東浦線、2 常宮線、5 松原線
  • 5番のりば 敦賀市コミュニティバス 粟野方面
    • 4 金山線、7 粟野沓見線、8 山公文名線
  • 6番のりば 福井鉄道(福鉄バス)
  • 貸切バス乗降場 今庄365スキー場温泉)直行バス

隣の駅

※当駅に停車する特急「サンダーバード」(速達便は通過)・「しらさぎ」、当駅始発の特急「おはようエクスプレス」、当駅終着の特急「おやすみエクスプレス」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
A 北陸本線(一部 B 湖西線直通)
新快速・快速
新疋田駅 (JR-A02・JR-B09) - 敦賀駅 (JR-A01・JR-B08)
普通
新疋田駅 (JR-A02・JR-B09) - 敦賀駅 (JR-A01・JR-B08) - 南今庄駅
小浜線(全定期列車が各駅に停車)
西敦賀駅 - 敦賀駅

建設中の路線

西日本旅客鉄道
北陸新幹線
越前たけふ駅 - 敦賀駅 - 東小浜駅付近

かつて存在した路線

日本貨物鉄道
北陸本線貨物支線(通称「敦賀港線」)
敦賀駅 - 敦賀港駅
日本国有鉄道
北陸本線(旧線)
敦賀駅 - (深山信号場) - 新保駅
柳ヶ瀬線
疋田駅 - (鳩原信号場) - 敦賀駅

脚注

注釈

  1. ^ 地下道からでは、階段を上って更に150mほど離れている。

出典

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参考文献

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関連項目

外部リンク