コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

小野駅 (滋賀県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小野駅
駅舎(2007年8月)
おの
Ono
JR-B23 和邇 (2.7 km)
(2.1 km) 堅田 JR-B25
地図
所在地 滋賀県大津市湖青一丁目1-4
北緯35度8分19.99秒 東経135度55分21.15秒 / 北緯35.1388861度 東経135.9225417度 / 35.1388861; 135.9225417座標: 北緯35度8分19.99秒 東経135度55分21.15秒 / 北緯35.1388861度 東経135.9225417度 / 35.1388861; 135.9225417
駅番号 JR-B24
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 湖西線
キロ程 54.3 km(近江塩津起点)
電報略号 オノ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,373人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1988年昭和63年)12月4日[2][3]
備考 業務委託駅
テンプレートを表示

小野駅(おのえき)は、滋賀県大津市湖青一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線である。駅番号はJR-B24

概要

[編集]

京阪電鉄が開発した「びわ湖ローズタウン」の最寄り駅として[4]、京阪電鉄の全額負担で設置された請願駅である(学研都市線松井山手駅も同様)[5]

JR西日本が発足してから、愛称としてのアーバンネットワーク区間内で最初に新規開業した駅であり[6]、湖西線の開業後に新設された唯一の駅である。なお湖西線開通前の1969年まで付近を走っていた江若鉄道堅田駅 - 和邇駅間には真野駅が存在したが、当駅と場所は異なる[注釈 1]

歴史

[編集]

駅構造

[編集]
ホーム(2007年8月)

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅になっている[1]分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎やロータリーの街灯はをモチーフにしたデザイン。 自動改札機と自動精算機が設置されている。

改札口はホームよりも上層に設けられており、1番のりばへは階段を下り、反対側の2番のりばへは跨線橋(連絡通路)を渡る。ホームエレベーターは、1番のりば(1階)・改札口(2階)・連絡通路(3階)をつなぐ1基と、2番のりば(1階)・連絡通路(3階)をつなぐ1基が設置されている。なお、トイレは改札外に自治体管理のものが設けられている。

なお、当駅は2007年平成19年)11月よりホームエレベーターの設置工事が始まり、2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正日から使用を開始した。また、発車標電光掲示板)も各のりばに設置され、3月18日より使用を開始した。

堅田駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅で、定期券購入可能な自動券売機が設置されている。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば

[編集]
のりば 路線 方向 行先
1 B 湖西線 下り 志賀近江今津永原方面[10]
2 上り 堅田大津京京都方面[10]
  • ホーム有効長は8両。ホームの幅は他の湖西線の駅と比べて狭い(4メートルしかない)ため、2番のりばには待合室が設置されていない。
  • 発車標(電光掲示板)は1番のりばに1ヵ所、2番のりばに2ヵ所設置されている。

利用状況

[編集]

開業当初は主婦の利用が多かった[11]

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 4,267 [統計 1]
1993年 4,575 [統計 2]
1994年 4,655 [統計 3]
1995年 4,712 [統計 4]
1996年 4,766 [統計 5]
1997年 4,694 [統計 6]
1998年 4,734 [統計 7]
1999年 4,646 [統計 8]
2000年 4,554 [統計 9]
2001年 4,458 [統計 10]
2002年 4,341 [統計 11]
2003年 4,299 [統計 12]
2004年 4,267 [統計 13]
2005年 4,254 [統計 14]
2006年 4,202 [統計 15]
2007年 4,139 [統計 16]
2008年 4,028 [統計 17]
2009年 3,875 [統計 18]
2010年 3,780 [統計 19]
2011年 3,662 [統計 20]
2012年 3,595 [統計 21]
2013年 3,565 [統計 22]
2014年 3,311 [統計 23]
2015年 3,247 [統計 24]
2016年 3,152 [統計 25]
2017年 3,090 [統計 26]
2018年 2,989 [統計 27]
2019年 2,901 [統計 28]
2020年 2,323 [統計 29]
2021年 2,286 [統計 30]
2022年 2,373 [統計 31]

駅周辺

[編集]
大津市立小野小学校

旧・志賀町の最南端にあり、駅東側を滋賀県道558号線が通る。なお、びわ湖ローズタウンなどの住宅街は駅西側に大きく広がる。ちなみに大津市小野(かつての近江国滋賀郡小野村)は小野妹子の生誕地とされており、それに関連した地点もある。

バス路線

[編集]

駅前ロータリーに「小野駅」停留所があり、江若交通東地区ローズタウン線(2系統のみ)と西地区ローズタウン線(2系統を除く各系統)が乗り入れる[12]。ローズタウンの西地区を循環した後、小野駅に戻ってから堅田駅へ向かう路線もある。以前は当駅 - 和邇駅間を運行する路線もあったが、2021年3月に実施したダイヤ改正で廃線となった[13]

小野駅
乗り場 運行事業者 系統または路線名・行先 備考
1 江若交通 2:小野駅  
2 12フレスコみどり店前 夜に運行(平日2本、土曜・日曜・祝日1本)
1719:小野駅  
1820:小野駅・堅田駅 ※小野駅2番乗り場発、小野駅3番乗り場着
3 1820:堅田駅 (※ローズタウン方面には行かない)

その他

[編集]
  • 駅名の「小野」は、歴史上の人物小野妹子以前にさかのぼる(小野妹子は、このあたりの豪族出身であるとされている)。かつては駅の所在地も志賀町小野湖青であったが、大津市への編入の際に小野が取れて大津市湖青となった。それとは別に駅の北方に小野集落が存在する。
  • 駅前の有料駐輪場は、江若交通が運営しているものと、大津市が設置したもの[14]がそれぞれある。

隣の駅

[編集]
西日本旅客鉄道(JR西日本)
B 湖西線
新快速・快速
通過
普通
和邇駅 (JR-B23) - 小野駅 (JR-B24) - 堅田駅 (JR-B25)

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 真野駅は現在の滋賀県大津市真野五丁目付近にあり、湖西線小野駅 - 堅田駅のちょうど中間地点にあった。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、26頁。 
  2. ^ a b 「わが町の゛玄関″できたぞ JR湖西線小野駅開業 住民詰めかけ祝う 券売り場にはや長い列」『京都新聞』京都新聞社、1988年12月5日。
  3. ^ a b 『平成2年版 交通年鑑』交通協力会、1990年3月15日。 
  4. ^ 「新駅の建設始まる JR湖西線・堅田―和邇間 12月には開業 待ちわびるローズタウン住民」『読売新聞読売新聞社、1988年3月16日。
  5. ^ 「新駅その後⑭ 学研都市線(片町線) 松井山手駅」『交通新聞』交通新聞社、1993年1月26日、1面。
  6. ^ 簑輪博司「JR西日本アーバンネットワーク輸送改善の経過」『鉄道ピクトリアル』第662号、電気車研究会、1998年12月1日、19頁。 
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  8. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!』(プレスリリース)2016年7月20日https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8973.html 
  9. ^ JR時刻表2022年8月号及びJTB時刻表2022年8月号
  10. ^ a b 小野駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月13日閲覧。
  11. ^ 「主婦の利用が多い JR小野駅開業3ヵ月」『毎日新聞毎日新聞社、1989年3月14日。
  12. ^ 小野駅バスのりば”. 江若交通. 2022年3月16日閲覧。
  13. ^ 北部地域バス路線の廃止・減便についてお知らせ 〜3月13日(土)から廃止・減便いたします〜 ※仰木線は4月1日(木)から廃止” (PDF). 江若交通 (2021年2月12日). 2021年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月11日閲覧。
  14. ^ 駅周辺自転車駐車場について”. 大津市. 2023年2月24日閲覧。

利用状況

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]