「江北駅 (佐賀県)」の版間の差分
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かつては「常盤軒」が[[駅弁]]を販売していたが<ref>{{Facebook post|kouhokumachi|616405138768978}}</ref>、現在は撤退している。 |
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2022年現在では駅北口にある『コンテナショップ「エキ・キタ」』で営業する「桝屋」が弁当を扱っており<ref name="eki-kita>[https://www.town.kouhoku.saga.jp/kiji0032269/index.html コンテナショップ「エキ・キタ」が令和4年5月オープンしました!] - 江北町、2022年5月13日、同日閲覧。</ref>、事実上の駅弁となっている。販売する主な弁当は以下の通り<ref name="eki-kita />。 |
2022年現在では駅北口にある『コンテナショップ「エキ・キタ」』で営業する「桝屋」が弁当を扱っており<ref name="eki-kita">[https://www.town.kouhoku.saga.jp/kiji0032269/index.html コンテナショップ「エキ・キタ」が令和4年5月オープンしました!] - 江北町、2022年5月13日、同日閲覧。</ref>、事実上の駅弁となっている。販売する主な弁当は以下の通り<ref name="eki-kita" />。 |
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* かしわめし弁当 |
* かしわめし弁当 |
2022年5月28日 (土) 23:59時点における版
肥前山口駅 | |
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北口側から見た駅舎(2009年11月) | |
ひぜんやまぐち Hizen-Yamaguchi | |
所在地 | 佐賀県杵島郡江北町大字山口1381-1 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
電報略号 | ヤマ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅[1]) |
ホーム | 3面5線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
834人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1895年(明治28年)5月5日[3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■長崎本線 |
キロ程 | 39.6 km(鳥栖起点) |
◄牛津 (5.4 km) (5.1 km) 肥前白石► | |
所属路線 | ■佐世保線 |
キロ程 | 0.0 km(肥前山口起点) |
◄**(牛津) (- km) (5.1 km) 大町► | |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[2] |
肥前山口駅(ひぜんやまぐちえき)は、佐賀県杵島郡江北町大字山口にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。
概要
佐賀県中部地域の鉄道交通の要衝となる駅であるが、一部の特急「かもめ」が通過する。当駅の所属線である長崎本線[3]と、当駅を起点とする佐世保線[4]の2路線が乗り入れている。佐世保線の列車は一部の普通列車を除いて長崎本線鳥栖駅方面に直通している。
国鉄時代から長崎駅・佐世保駅発着の特急列車は当駅での連結・切り離しが多かったが、2011年3月12日のダイヤ改正により「かもめ」「みどり(・ハウステンボス)」の連結運転が終了し、当駅で連結・切り離しを行う特急列車はなくなった[5]。現在は肥前大浦駅・早岐駅発着の普通列車1往復の連結・切り離しのみが行われている。2016年3月25日まではこれとは別に、「みどり」1往復が「ハウステンボス」編成の連結・切り離しを行っていたが、翌日のダイヤ改正で当駅での連結・切り離しがなくなり、当駅での特急列車の連結・切り離しシーンは完全に姿を消すことになった。
また、1989年5月1日に名寄本線・天北線が廃止されて以降、最長片道切符の終着駅となっている。
2002年からワンマン運転が導入された。当初は当駅以西の長崎本線および佐世保線のみが対象だったが、翌年に長崎本線全線に拡大された。ワンマン運転の列車は当駅で精算方法が変わり、鳥栖駅 - 当駅間の長崎本線では車内精算を行わない。また、基本的に普通列車の乗務員交代(南福岡運転区・久留米運輸センター・博多運転区と長崎運輸センター・佐世保運輸センター)もこの駅を境に行われる。ただし、長崎・佐世保から鳥栖まで乗り通す乗務(長崎・佐世保運輸センター所属運転士)長崎から博多まで約155kmを普通列車に乗り通す乗務(南福岡運転区所属運転士など)も存在する。
歴史
江北駅への改称
当駅がある江北町では、町の知名度を上げるために九州新幹線(西九州ルート)開業時及び町制施行70年を機に駅名を「江北駅」に変更する計画がある[6][7]。2021年3月4日には、駅名改称などを求める町民有志が団体を結成している[8]。一方、歴史や親しみのある駅名を変更することに反対する声もある[9]。2021年3月17日には町議会が駅名を「江北駅」に改称するための関連費を含む一般会計当初予算案を賛成多数で可決[10][11]。同年3月中にJR九州と駅名改称に関する協定を締結[10][11]、2022年秋に駅名を改称する予定である[12][10]。
年表
- 1895年(明治28年)5月5日 - 九州鉄道(初代)の山口駅(やまぐちえき)として開業[3]。
- 1898年(明治31年)11月27日 - 鳥栖駅 - 山口駅 - 早岐駅 - 長崎駅(現・浦上駅)間の九州鉄道長崎線が全通(現在の長崎駅まで延長されたのは1905年)。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道が国有化される[3]。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、長崎本線の駅となる。
- 1913年(大正2年)3月1日 - 山口県の国鉄山口駅が同年2月20日に開業したことに伴い、同名の駅を避けることから肥前山口駅(ひぜんやまぐちえき)に改称[3]。
- 1930年(昭和5年)
- 1934年(昭和9年)
- 1962年(昭和37年)2月15日 - 貨物取扱廃止[3]。
- 1976年(昭和51年)6月6日 - 長崎本線(喜々津駅 - 長与駅 - 浦上駅間を除く)および佐世保線が電化される。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[3]。
- 2003年(平成15年)12月 - 駅舎橋上化[1]。
- 2022年(令和4年)9月23日 - 駅名を江北駅(こうほくえき)に変更(予定)[12]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを持つ地上駅。JR九州サービスサポートが業務を行う業務委託駅である。1番線と2番線の間に1本、5番線の横に2本留置線があるがこれらには番線は付けられていない。1番線(単式ホーム)・4番線と5番線(島式ホーム)の一部(2両分)は、817系電車の停車を考慮してホームがかさ上げされており、ホームと電車との段差がほとんどない。3本あるホーム、さらに南北双方の出入口にはエレベーターが設置されている(計5基)。
当駅付近の配線はかつて長崎本線が早岐駅経由だった名残で、鳥栖駅方面からの長崎本線と佐世保線の線路がほぼ一直線に連続しており、長崎駅方面への長崎本線の線路は下り側から見て大きく左にカーブする形になっている。
当駅には、機関車を方向転換するためのデルタ線(三角線)が設置されていた。これは、転車台を設置すると佐賀平野の軟弱な地盤では地盤沈下してしまう恐れがあったためである。1970年ごろを境に撤去されている。
かつては出入口は北側のみであったが、駅裏だった南側に国道34号江北バイパスが完成し、住宅や店舗が増加した。このため南側からの利便性向上を図るため、2003年12月に南北自由通路に増設する形で橋上駅舎が建設された。みどりの窓口・自動券売機も設置されているが、自動改札機は設置されていない。2005年になり自動放送が導入された。
のりば
当駅は長崎本線と佐世保線の分岐駅であるため始発・終着の列車が多いことから、2番のりばを除いてすべてのホームに2方向以上の列車が発着する。配線上では2番のりばを上り本線、4番のりばを下り本線としているため特急列車の発着ホームはおおむね固定されているが、普通列車については特に規則性はないため、駅の時刻表で確認する必要がある。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 - 5 | ■長崎本線 | 下り | 肥前鹿島・多良方面 | 2番のりばは使用しない |
上り | 久保田・佐賀方面 | 4番のりばは使用しない | ||
■佐世保線 | 武雄温泉・早岐方面 | 佐世保方面は原則早岐で乗り換え、2番のりばは使用しない | ||
2 | □特急「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」 | 上り | 新鳥栖・博多方面 | 「かもめ102号」のみ3番のりば |
3 | □特急「かもめ」 | 下り | 諫早・長崎方面 | 一部4番のりば 「みどり」「ハウステンボス」の併結列車は早岐で分割 |
□特急「みどり」「ハウステンボス」 | 佐世保・ハウステンボス行き |
駅弁
かつては「常盤軒」が駅弁を販売していたが[13]、現在は撤退している。
2022年現在では駅北口にある『コンテナショップ「エキ・キタ」』で営業する「桝屋」が弁当を扱っており[14]、事実上の駅弁となっている。販売する主な弁当は以下の通り[14]。
- かしわめし弁当
- むつごろうちらし寿司
利用状況
2019年度の1日平均乗車人員は1,163人である。[15]。長崎本線と佐世保線の乗り換え利用が主で当駅自体の利用客はそれほど多くなく、特急の利用者も福岡市内(博多方面)への利用が大半で、長崎県内に向かう利用(長崎・佐世保方面)は少ない。
かつて運行されていた本州に直通する優等列車のうち、当駅で分割・併合を行わない列車は多くが通過していた。「かもめ」「みどり」は当初は分割・併合を行うため全列車が停車していたが、全列車併結運転ではなくなった1985年以降、単独運転の「かもめ」の一部は当駅を通過していた。その後2004年3月のダイヤ改正でいったん全列車が停車するようになったが、併結運転が完全に終了した2011年3月12日以降は再び一部の「かもめ」が通過している。
なお「みどり」に関しては当駅を通過する列車が設定されたことはない。現在も「みどり」と併結運転を行っている「ハウステンボス」も同様であるが、「ハウステンボス」の前身にあたる「オランダ村特急」は通過していた。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 1,097 |
2001年 | 1,130 |
2002年 | 1,144 |
2003年 | 1,103 |
2004年 | 1,129 |
2005年 | 1,121 |
2006年 | 1,139 |
2007年 | 1,181 |
2008年 | 1,161 |
2009年 | 1,139 |
2010年 | 1,195 |
2011年 | 1,231 |
2012年 | 1,209 |
2013年 | 1,205 |
2014年 | 1,153 |
2015年 | 1,205 |
2016年 | 1,212 |
2017年 | 1,226 |
2018年 | 1,215 |
2019年 | 1,163 |
駅周辺
駅北側
住宅地などがある。
- コンテナショップ「エキ・キタ」 - 2022年5月4日オープン。飲食店を始めとした9店舗が営業している。
- JR線最長片道切符完乗の記念碑
- 江北町役場
- 山口郵便局
- 身代わり観音像
- 東照寺
- 祐徳バス「山口駅前」停留所
- 佐賀県立杵島商業高等学校(西へ2.5km)
駅南側
ギャラリー
-
駅舎(南口)
-
駅前(北口)にある『列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜』の記念碑
-
ホーム
隣の駅
脚注
- ^ a b 「鉄道記録帳2003年12月」『RAIL FAN』第51巻第3号、鉄道友の会、2004年3月1日、25頁。
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、21頁。
- ^ a b c d e f g h 停車場変遷大事典、714頁
- ^ 停車場変遷大事典、727頁
- ^ 「かもめ」と「みどり」の併結運転は1986年から1988年にかけて一時中断していたが、当時は寝台特急「さくら」「あかつき」の長崎駅・佐世保駅発着編成が分割・併合していた。
- ^ “江北町なのに肥前山口駅 改称目指す町長、反対署名も”. 朝日新聞. (2021年2月18日). オリジナルの2021年2月19日時点におけるアーカイブ。 2021年2月19日閲覧。
- ^ “「肥前山口」を「肥前江北」に 町長、駅名改称を検討”. 佐賀新聞. (2019年12月10日). オリジナルの2021年1月20日時点におけるアーカイブ。 2021年3月7日閲覧。
- ^ “肥前山口駅周辺活性化へ 町民有志が団体 江北町、駅名改称求め”. 佐賀新聞. (2021年3月6日). オリジナルの2021年3月7日時点におけるアーカイブ。 2021年3月7日閲覧。
- ^ “「肥前山口」駅名の残して 市民団体が請願書提出 署名6402人分を添え”. 佐賀新聞. (2021年2月23日). オリジナルの2021年3月3日時点におけるアーカイブ。 2021年3月6日閲覧。
- ^ a b c “肥前山口駅の駅名改称へ 来年秋にも「江北駅」へ 江北町議会、新年度予算案可決”. 佐賀新聞. (2021年3月18日). オリジナルの2021年3月18日時点におけるアーカイブ。 2021年3月18日閲覧。
- ^ a b “「肥前山口」の駅名改称の関連予算可決 江北町議会”. 佐賀新聞. (2021年3月17日). オリジナルの2021年3月17日時点におけるアーカイブ。 2021年3月17日閲覧。
- ^ a b "長崎本線 肥前山口駅の駅名改称について" (PDF) (Press release). 佐賀県江北町/九州旅客鉄道. 21 April 2021. 2021年4月21日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
- ^ kouhokumachiの投稿(616405138768978) - Facebook
- ^ a b コンテナショップ「エキ・キタ」が令和4年5月オープンしました! - 江北町、2022年5月13日、同日閲覧。
- ^ 駅別乗車人員(2019年度)
参考文献
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
外部リンク
- 肥前山口駅(駅情報) - 九州旅客鉄道