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=== スマートフォンアプリ ===
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; キラキラ☆プリキュアアラモード公式応援アプリ
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: 前述の通り、番組連動がこれまでの放送中にタップする形式から、データ放送に映されたアイテムをカメラで読み取って取得し、写真のデコレーション素材として使える形式に変わっている。
: 前述の通り、番組連動がこれまでの放送中にタップする形式から、データ放送に映されたアイテムをカメラで読み取って取得し、写真のデコレーション素材として使える形式に変わっている。
; キラキラ☆プリキュアアラモード アラモードコレクション
; キラキラ☆プリキュアアラモード アラモードコレクション

2021年5月21日 (金) 00:56時点における版

プリキュアシリーズ > キラキラ☆プリキュアアラモード
キラキラ☆プリキュアアラモード
ジャンル 変身ヒロイングルメ動物スイーツ
戦闘美少女女児向けアニメ
アニメ
原作 東堂いづみ
シリーズディレクター 暮田公平貝澤幸男
シリーズ構成 田中仁
脚本 田中仁、伊藤睦美、犬飼和彦
坪田文、黒須美由紀、香村純子
森江美咲、吉成郁子、村山功
大内珠帆
キャラクターデザイン 井野真理恵
音楽 林ゆうき
アニメーション制作 東映アニメーション
製作 朝日放送ABCアニメーション
ADK、東映アニメーション
放送局 朝日放送・テレビ朝日系列
放送期間 2017年2月5日 - 2018年1月28日
話数 全49話
プリキュアシリーズ
漫画
原作・原案など 東堂いづみ
作画 上北ふたご
出版社 講談社
掲載誌 なかよし
レーベル ワイドKC
発表号 2017年3月号 - 2018年2月号
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

キラキラ☆プリキュアアラモード』(KIRAKIRA ☆ PRECURE A LA MODE)は、2017年2月5日から2018年1月28日まで、朝日放送の制作により、テレビ朝日系列で毎週日曜8時30分から9時(JST)に全49話が放送された、東映アニメーション制作のテレビアニメ。「プリキュアシリーズ」の通算14作目にして、12代目のプリキュアに当たる。略称は「プリアラ[1]

キャッチコピーは「つくって!たべて!たたかって!元気と笑顔をレッツ・ラ・まぜまぜ!」。

概要

本作品では「スイーツ×アニマル」をテーマとして、一人一人の性格や価値観が全く異なるがスイーツが好きという共通点を持つ個性的な少女達が普段はパティシエとなってお菓子作りをしながらも、それぞれの個性が元となる動物をモチーフとした姿のプリキュアとなって、大好きなスイーツを守るために敵に立ち向かう物語となる[2][3][4]

ABCアニメーションプロデューサーの田中昂は「見た目も性格も学年もバラバラな、個性豊かな5人の女の子たちが主人公。気が合わないんじゃないかと思わせるが、結び付ける本作品もう一つの主人公であるスイーツを一緒に作って食べ、それをキッカケとして互いの友情や絆を深め、息を合わせ数々の困難に立ち向かっていく。これまで描かれてきた「友情」「夢」といったテーマに加え、友達や家族のことを思いながら料理をすること、そしてそれを一緒に食べること、「つくる」「たべる」という生きていくなかで欠かせないことの大切さを丁寧に描いていきたい」、東映アニメーションプロデューサーの神木優は「彼女達は自分の特技を活かして生きる動物のように、戦い方も5人5様ですし、スイーツへの向き合い方も違う。「素敵なヒロイン像」は決して1つではないはず。個性豊かな5人のプリキュアが繰り広げるドラマやアクションを一緒に楽しんでいただけると嬉しい。またたくさんのスイーツが登場し、作るときの胸の高鳴りや、色、形、味に込められた作り手の想いなど、目には見えないスイーツの魅力も余すことなく描きたいと思う」とそれぞれ語っている[2]

バトルシーンも過去作品での拳による肉弾戦を封印し、「クリームエネルギー」と呼ばれる力を使ったカラフルポップな描写に変わるとされている。これについて神木は「肉弾戦はシリーズの代名詞でもあったので、大切にしてきた。考えた末の決断。一方で、スイーツのときめきをバトルに生かしたい。物理攻撃でなくてもバトルを描けるのではないか?と考えた。挑戦をしたかった」、シリーズディレクターの暮田公平は「スイーツを作ったり、食べる楽しさをバトルでも生かせないか?と考えた。バトルでもときめきを見せたい。エネルギー源をホイップの形にするなどスイーツをイメージしたエフェクトで戦うことになる。アクションも楽しく見せられるように、試行錯誤中」とそれぞれ語っている[5]。本作品にてプリキュアが戦う敵は従来のシリーズ作品のように当初から組織だったものとして描かれておらず、当初の散発的に悪事を働く妖精たちから、彼らの裏で糸を引く幹部相当のキャラクター、そして黒幕的な存在といった具合に、ストーリーの進行に合わせて徐々にその全容を現していくというスタイルが採られている。

また、本作品では毎回様々なスイーツを作る描写が盛り込まれ、料理研究家の福田淳子の監修のもと、家庭でも作れるよう、一部話数では次回予告後のミニコーナー「プリアラレッツ・ラ・1ぷんかんクッキング」[注 1]で紹介[注 2]するほか、毎回番組公式ウェブサイトや公式YouTubeチャンネルにて、登場したスイーツのレシピや作り方の動画も公開されている。このコーナーが放送される場合は、提供クレジットがアバンタイトルとこのコーナー内で表示される[注 3][注 4]。また、エンドカードもその回に作ったスイーツの写真が映し出される。第1話では本編中でも実写による料理作成映像が用いられた。

これまでのシリーズ作品と同様、本作品でも文字多重放送を実施しており、いちか/キュアホイップの台詞を黄色、それ以外の人物を白で表記している。データ放送では前作に引き続き「じゃんけん」を採用、当選時の応募は電話(67コール)と朝日放送の公式ウェブサイト(パソコン用・スマートフォン用いずれも)で受け付ける。データ放送のオーバーレイ表示機能による「リモコン操作による時計表示」は、前作に引き続き通常表示と非表示、「プリキュア仕様」として星型でペコリンの顔が飛び出す「ペコリンとけい」となった[注 4]。また、公式スマートフォンアプリの番組連動機能が刷新され、テレビ視聴中にデータ放送に表示されたアイテムをスマートフォンのカメラで読み取ることで獲得し、写真にデコレーションして楽しむことが出来る「キラキラ☆コレクション」に変更されている[6]。アイキャッチは前作に引き続きBパート開始時のみであるが、前作までとは異なり映像は数パターンの映像を週替わりで流す形式となっている。

あらすじ

伝説のパティシエ・プリキュア」、スイーツで世界を笑顔に包みこんだ古の存在。今、スイーツに宿る「キラキラル」をめぐり新たなプリキュアの力が試される。これは現代に蘇った悪しき者からみんなの笑顔とキラキラルを守るため、プリキュアとして立ち向かう性格も価値観もスイーツの好みも違う少女たちの物語である…。

苺坂町にあるいちご坂中学校へ通う主人公・宇佐美いちかはスイーツ大好き中学2年生。いちかは海外から帰国する母・さとみのためにショートケーキをつくろうと奮闘する。そこにペコリンという不思議な妖精が空から出現、いちかにアドバイスを与える。さらにスイーツに宿るキラキラルというエネルギーを狙う悪い妖精・ガミーもいちご坂商店街に出現し、次々とキラキラルを奪ってスイーツを黒い灰にしてしまう。いちかはペコリンと順調にケーキをつくっていたが、さとみから「帰れない」と電話が入り酷く落胆し手を止めてしまう。間髪いれずにケーキのキラキラルを嗅ぎ付けたガミーが現れそれを強奪しようとするが、いちかは悲しみを一蹴し毅然と立ち向かう。するとケーキのキラキラルがいちかたちを包み込み、その間にいちかはうさぎが描かれたショートケーキを完成させる。その瞬間それがアニマルスイーツへと変化し、同時にスイーツパクトが降ってくる。これらは「伝説のパティシエ・プリキュア」に変身するためのアイテムだった。いちかはそれらを用いてレッツ・ラ・まぜまぜすると「笑顔と元気のうさぎショートケーキ」キュアホイップができあがった。ホイップはキラキラルの力でガミーを退散させる。戦闘後「スイーツ工房」で長老と面会しプリキュアの概要を聞いたいちかは、世界や人々を元気にする源でもあるキラキラルを悪い妖精たちから守ることを決意する。その後、いちかのクラスメイトで少し引っ込み思案かつ臆病だがスイーツに博学な有栖川ひまりが「知性と勇気のりすプリン」キュアカスタードに、2人と同学年かつ「立神コンツェルン」の令嬢で自由奔放だが実は勤勉家の立神あおいが「自由と情熱のらいおんアイス」キュアジェラートに、そしていちご野高校に通いビーナスと崇められている美しく気高いが根は繊細な2年生の琴爪ゆかりが「美しさとトキメキのねこマカロン」キュアマカロンに、ゆかりと同学年で王子さまと称され誰にでも優しくボーイッシュな剣城あきらが「強さと愛のいぬチョコレート」キュアショコラに覚醒し、ここにプリキュアが5人集い「キラキラ☆プリキュアアラモード」を結成する。これを機に長老は5人に今までの経緯を話し、いちご山でスイーツづくりに励んでいた際に、キラキラルを奪いに来たガミーたちとの戦いの最中キラキラルが爆発し離散してしまったことを明かす。

ある日、工房に空きスペースがあるのを見たいちかは「みんなでスイーツショップ始めない?」とひまりたちを誘うが4人は多忙を理由に躊躇う。しかしいちかの「スイーツでみんなを笑顔にしたい!」との訴えを聞いて考えを改め準備に参加し、ついに「キラキラパティスリー(キラパティ)」を開く。その後街の一大イベント「いちご坂スイーツフェスティバル」に参加したが、そこにガミーたちが結託し会場を襲撃する。5人は苦戦するも人々のスイーツを思う気持ちが結集され新たな武器・キャンディロッドが誕生し、それを用いた必殺技で彼らを正気に戻す。その後ガミーたちを洗脳していた謎の少年ジュリオが現れ、時を同じく中学校に黒樹リオという少年が転校しいちかに近づくようになる。それを見たゆかりはリオに疑念を抱き彼にトラップを仕掛け、ついにジュリオと同一人物だとを突き止める。正体を暴かれたジュリオはいちかのキラキラルを奪取し、駆けつけたカスタードたちを圧倒的な力でねじ伏せる。しかしペコリンによって力を取り戻したホイップの反撃により撤退を余儀なくされその後現れなくなったが、それと同時にキラパティに妙なウワサが流れ客がまったく来なくなる。ゆかりがウワサの出所を親衛隊を使って捜索していると一人の少女が浮上し、彼女が店に来たところを捕まえ問い詰める。彼女はビブリーと名乗り「ジュリオに代わってノワールさまのためにキラキラルを奪う」と宣戦布告し、これによりキラキラルを悪用する闇の存在が明らかになる。その後キラパティは5人の頑張りにより客足が戻り事なきを得る。

そんな中、フランス・パリで「若き天才パティシエ」と称されるキラ星シエルが苺坂町に来日し、商店街にスイーツショップ「Ciel de rève(シエル・ドゥ・レーヴ)」を開店させる。ある日シエルがビブリーに襲われている所を5人がプリキュアに変身して助けると、彼女はプリキュアが伝説のパティシエだとすでに知っていたかのような言動を見せる。その後、長老の花火により離散していた妖精たちがいちご山に集い、みんな口を揃えて「ガミーたちが知らせてくれた」と述べる。いちかたちを見て最初は驚くが、プリキュアだと知ると大歓声を上げる。しかしこれで全員ではなく「海外で修業しているキラリンとピカリオという双子姉弟がいて、凄いセンスの持ち主」と長老たちから明かされる。そしていちかの提案で再会を祝うスイーツパーティーを開くことになり宴もたけなわの最中、そこになぜか感涙したシエルが現れる。長老に「お主は誰じゃ?」と聞かれたシエルは自ら妖精に変身して見せて全員を驚かす。彼女こそが前述した双子姉弟の姉・キラリンであり「修業の成果で人間へ変身できるようになった」と経緯を話す。そこにビブリーが襲来し5人はプリキュアに変身し退却させる。5人がプリキュアだと知ったキラリンはホイップに弟子入り志願し彼女を困惑させる。そんな最中、今度はノワールによって憎悪の塊と化したジュリオが現れ、さらに彼が行方不明だったキラリンの弟・ピカリオと判明する。キラリンへのコンプレックスやスイーツへの嫌悪の力により5人を圧倒するが姉やスイーツへの愛情が微かに残っているのをホイップが見抜き、彼に心を開かせて説得し浄化、ピカリオへと戻す。ピカリオの変貌といちかの説得を見たシエルは、ピカリオが闇に染まった原因は自分のせいであると考え、スイーツと決別しプリキュアの夢を捨ててしまう。そこにノワールが現れシエルを闇に取り込み、いちかとピカリオが助けに向かう。自暴自棄になったシエルを見たピカリオは得意のワッフルをつくり食べさせると、彼女が正気に戻りスイーツへの熱意を取り戻す。そしてカスタードたちがノワールの力を纏ったビブリーと対峙していたところ闇から脱出した3人が現れ、しかもシエルからはキラキラルが満ちあふれていた。それを見たノワールはシエル目掛け攻撃を仕掛けるが、いち早く察知したピカリオが身代わりとなり、攻撃を受けてしまう。それでもピカリオの声援のもとシエルは彼の心中を酌み涙を堪えスイーツを完成させ、その直後「夢と希望のペガサスパフェ」キュアパルフェに覚醒、ついに念願成就させる。そして、ピカリオから譲り受けたロッドが変化したレインボーリボンの必殺技でビブリーを退却させる。戦闘後、ピカリオは今までの悪行は自分の心の弱さによるものである、と省み彼女に謝罪し消えていった。その後、いちご山の祭壇で眠るピカリオを見たパルフェは目を覚ましたらまた一緒にスイーツをつくることを誓った。すると、祭壇から6個の宝玉が現れこれに対し長老は「古のプリキュアから6人へのメッセージかもしれん」と見解を示すと共に、ホイップもパルフェを快く仲間として歓迎する。後日シエルはいちご坂中に編入し、いちかたちとさらなる絆を深めていくのであった。

一方、ノワールも新たな幹部・エリシオとグレイブを投入しキラキラル奪取の任務に当たらせる。そして、後がなくなったビブリーはノワールから闇の力を授かりラストチャンスとの決意で6人の前に立ちはだかり圧倒的な力を見せつける。しかしその副作用で過去のいちご坂へとタイムスリップし、そこで「自分が絶望したのはノワールと闇のアニマルのせい」と確信する。絶望の恐怖におののいたビブリーはいちかたちに助けを求め、そして6人からの励ましにより改心しかける。だがその矢先、ノワールの力に染まったイルに取り込まれてしまう。それを見たホイップたちは先に出会った古のプリキュア・ルミエルから授かったクリーマーが変化したキラキラルクリーマーと宝玉が変化したクリスタルアニマルを用いた必殺技でイルを撃破、ビブリーを救出する。そして改めてビブリーをキラパティの仲間として迎え入れ、彼女も嫌味を言いつつ快諾する。それと同時にビブリーが言っていた闇のアニマルことディアブルが6人の前に現れる。エリシオ・グレイブ・ディアブルの悪行は日に日に増しているが、6人は強固な絆により屈することなくはねのける。そんな中、6人はいちご山で開かれる「妖精大会議」に参加することになったが、その間にグレイブがいちご坂を奇襲し人々を手下として使役する。6人は応戦するが躊躇い防戦一方となる。次にグレイブはディアブルを吸収した力で猛攻をしかけ6人をさらに追い詰める。絶体絶命かと思われたその時、空から1人の少年が舞い降り加勢する。6人は声色と容姿からある人物と確信する。彼の正体は眠りについていたピカリオであり、傷が完治し駆けつけたのであった。ピカリオはルミエルから授かった力でグレイブを退却させる。その後ピカリオは商店街でのスイーツづくりを提案、6人は早速始めるが手下たちの邪魔により失敗に終わる。またもグレイブに追い詰められ万事休すかと思われたが、闇から解放された人々のキラキラルの融合によりスイーツキャッスルが出現する。そしてそれを用いてアラモードスタイルに変身し、豹変したグレイブを必殺技で撃破しいちご坂を奪還する。その直後、今度はエリシオが現れ6人とピカリオ、ビブリーに不穏な言葉を残し去っていった。

何はともあれピカリオもリオとしてシエル・ドゥ・レーヴに居候が決まり、シエルとかつての同胞・ビブリーと同居することに。しかし喜びも束の間、突然リオに「スイーツを灰色にした犯人」と商店街の人たちから濡れ衣を着せられ、自身もジュリオ時に犯した罪に苛まれる。その結果、リオはいちご坂を去ることを決意するも、シエルによる必死の説得の甲斐もあり、残ることを決めた。後に犯人はエリシオが仕向けた粘土人形が化けたジュリオの偽物と判明、事件後リオの潔白が証明され商店街の人たちから謝罪を受ける。リオは和解の印と挨拶代わりにワッフルを振る舞い、みんながおいしく食べている表情を見て喜びを噛みしめる。こうしてシエルとリオの双子パティシエが誕生し、シエルが祭壇で誓った「ピカリオとスイーツをつくる夢」が念願成就する。シエル以外にもひまりはスイーツ探究、あおいはバンドのさらなる高み、ゆかりはスイーツ留学、あきらは病気治療の研究者とそれぞれの夢を見つけ、それを叶えるべく新たな一歩を踏み入れる。そんな5人を見たいちかは自分の夢に悩み焦るが、父・源一郎とさとみから「夢も大事だが、今やりたい事をやるべき。そうすればおのずと見つかるさ」と諭され夢を叶えるには今も大事だと悟る。その後いちかの誕生日パーティーを開いていた時、エリシオによく似た男が乱入する。リオとビブリーの証言から黒幕のノワールと判明する。6人は怯まず対峙するも闇の力に圧倒されてしまう。その時、危機を察したルミエルが助太刀に参入し、ノワールと対峙する。するとノワールは、100年前のルミエルとの出会いから自らが闇に染まった経緯を語り出し、ルミエルもまた「みんなの力で彼に笑顔を思い出させて欲しい」と懇願する。それを酌んだ6人はノワールを浄化しかけるが、その途中彼の影武者だったエリシオが分離する。そしてエリシオはノワールに蔑むセリフを浴びせ彼とルミエルを封印し、2人の力で地球を光も闇もない「からっぽの世界」に創造、さらに「笑顔が消える」という洗脳を拡散させる。その影響で苺坂町を始めとする地球の人々と妖精たちから笑顔が消えてしまった。

ペコリンと長老はホイップの機転でキラパティに身を隠し、洗脳を免れる事ができたが、いちかたちは既に目が虚ろで無感情な姿であり、自らがプリキュアであることも忘れてしまっていた。ペコリンはめげずに6人を救う手段を探るが、運悪く巡回していたグレイブに囚われてしまう。それでも諦めることなく毅然とグレイブに立ち向かい続けた結果、ペコリンの持っていたドーナツからキラキラルがあふれるとともに、ペコリンがたちまち人間の少女へと変わり、同時に現れた変身アイテムを用いて「ペコペコとキラキラのペコリンドーナツ」キュアペコリンに覚醒、6人を救うべくグレイブおよび粘土人形らと対峙する。いちかたちはペコリンが孤軍奮闘する姿を見て次第に「大好き」の感情を思い出し、そして捨ててしまったアニマルスイーツとクリスタルアニマルが戻ってきたのを見て「捨ててごめんね、わたしたちに再び力を!」と謝り願いを訴える。すると6人にキラキラルが蘇り洗脳が完全に打破されプリキュアへ再変身、そしてペコリンに加勢しグレイブらを一網打尽にする。間髪いれず今度は一部始終を見ていたエリシオが立ちはだかる。ホイップ・カスタード・ジェラート・マカロン・ショコラ・パルフェ・ペコリンの7人は消された地球の笑顔と平和を取り戻すべく対峙、ついに最終決戦の賽は投げられた…。7人はリオとビブリーを始めとする地球の人々や妖精たちからのエールを受け、そして合体必殺技を浴びせエリシオを追いつめる。しかしエリシオは「地球があるから『大好き』で衝突が起こる」と考え、自ら地球を飲み込むという最終手段に出る。今度は7人が追いつめられたが、そんな逆境でもホイップは「『大好き』の衝突がお互いをよく知るきっかけとなり、それがあるからこそみんな笑顔になれる!」との思いをエリシオにぶつける。それを聞いたエリシオは酷く胸を打ち「自分は間違っていた」と改心し、ルミエルとノワールを解放する。そして7人は人々や妖精たちから託されたキラキラルを用いて地球を再生させ、それを見ていたエリシオは何処かへと去っていった。ついに長かった戦いにピリオドが打たれる。

あれから1年、ゆかりは海外へ留学し、ひまり・あおい・あきら・シエルもそれぞれの夢へ向かっての勉強のため日に日にキラパティ通いが難しくなってきていた。そんなある日、ゆかりが帰国し久しぶりに6人でのキラパティが開く、…同時にこれが6人最後のキラパティとなる。店は大盛況を見せ無事閉店を迎える。6人は打ち上げを開き思い出を語っていたが、ふといちかの夢を聞いていないことに気づく。ひまりたちが尋ねるといちかは「エリシオに伝えた『世界中の人たちを笑顔にする』を叶えたい、けどキラパティも続けたい…」とジレンマを吐露する。それを聞いた5人は「世界中でキラパティを開いて笑顔にするのはどう?両方叶えよう!」と後押しし、長老もキラパティをいちかに託す。いちかは思いがけない提案に感涙し感謝を述べ、ひまりたちも彼女の新たな門出を祝福する。キラパティは歓喜と笑顔に包まれ大団円となった。数年後いちかは異国の地でキラパティを開きスイーツを振る舞い、食べたお客さんを笑顔へといざなっていた。

いちかはひまり・あおい・ゆかり・あきら・シエル&リオ、そしてペコリン・長老&ビブリーを思い出し「みんなのエールがあったから、こんなはなやかな夢が叶った…」と改めて感謝し、そして「みんなも夢を叶えて頑張っていると思うから、わたしだって負けない!ホイップ・ステップ・ジャーンプ!」と意気込み、今日もベストマッチな「元気」と「笑顔」をレッツ・ラ・まぜまぜしたスイーツをつくりお客さんをキラっときらめく笑顔で迎えるのであった。

登場人物

プリキュア

いちか、ひまり、あおい、ゆかりは「苺坂町」に住み、あきらは第5話で同町に越してきた。シエルは妖精キラリンが人間に変身した姿で、同町の近くにある「いちご山」出身。

いちか、ひまり、あおいは「いちご坂中学校」の2年生(いちかとひまりは2組、あおいは4組)で、シエルも第24話で2組に編入する。ゆかりとあきらは「いちご野高校」に通う2年生(ゆかりはA組[ep 1]、あきらは言及なし)[7]

瞳の色はひまりとシエル以外はイメージカラーと同色で、変身後も変わらないが多少鮮やかになる(ひまりとシエルは各記事を参照)。

一人称はあおいのみ「あたし」、他5人は「わたし」。

宇佐美 いちか(うさみ いちか) / キュアホイップ
- 美山加恋[8]
本作品の主人公。スイーツ大好き、明るくお調子者の中学2年生の少女。14歳。うさぎショートケーキのプリキュア「キュアホイップ」に変身する。1月7日生まれ[9]
ひまりとあおいを当初名字で呼んでいたが、3人でスイーツを完成させたのを機[ep 2]に「ひまりん」「あおちゃん」と愛称で呼ぶようになり、年上のゆかりとあきらを「さん」付けで呼んでいる。パティシエの師と仰ぐシエルを「シエルさん」もしくは「師匠」と呼んでいたが、彼女を助け打ち解けたのを機に「シエル」と敬称略で呼ぶようになる[ep 3]。リオを黒樹リオ時も含め「リオくん」と呼んでいる。口癖は「キラっとひらめいた!」「ホイップ・ステップ・ジャーンプ!」。語尾に「ですぞ」と付けたり、驚いた時に「なんですとー!?」、落ち込んだ時に「しょんなぁー」など独特な話し方をする。感受性豊かで、うれしいことがあると「ウサギ」のように跳びはねるクセがある。
家は空手道場で、父・源一郎が師範代を務めている。
髪型は苺の髪飾りをつけた明るい茶髪のツインテール。私服は白色の長袖の上に、濃いピンク色のジャンパースカートを着用し、苺の形をしたソックスに白色の靴を履いている。
「スイーツ作り放題・食べ放題だから」という理由で伝説のパティシエ・プリキュアになることをあっさり快諾したり[ep 4]、シエルの技量やスイーツの味に感動してその場で彼女に弟子入りを懇願したり[ep 5]とノリが軽く即断即決な一面が目立つ。また些か思い込みが激しいきらいもあり、あきらとの初対面の際には彼女を男性と勘違いして一目惚れしたり[ep 6]、あおいを勝手に「勉強苦手仲間」と認識していた[ep 7]などが挙げられる。
他のメンバーとは異なり勉強は苦手である反面、スイーツづくりは好きだがやる気に対して技術と知識が追いついておらず、材料の分量を正確に計らなかったり材料を入れ忘れるなど、本来の手順を踏まないがための失敗も目立つ。ただし、人から手順の間違いをわかりやすく指摘されればすぐに改善できるといった柔軟さも備えている。また相手を見ただけでその人物を動物にたとえ、それをスイーツにデコレーションする才能を持っている。それを活かして初期メンバー(自身のも含む)のを筆頭に様々なアニマルスイーツを生み出している。
母親のさとみは医師として診察で世界中を飛び回っているため家をあけることが多く、普段は源一郎と2人暮らしである。さとみからは「いつも笑顔でいなさい。そうすればみんなが楽しくなるから」と幼い頃に教えられており、いちかもその教えを守ってどんなことがあっても、周囲のみんなの笑顔のために涙は見せないよう努めてきた。もっとも帰国したさとみと再開した際のやり取りなど、教えを守ろうと無理を重ねてきたことを窺わせる描写も散見される[ep 8]
ペコリンが人間に変身したとき(詳細はペコリンの項目を参照)彼女だけでの買い物が心配なので尾行しており、そのため一部始終を知っているにも関わらず彼女が無事に帰ってくると目を潤ませ抱きつくなど親心を爆発させている。その溺愛ぶりにあおいから「過保護すぎ」と言われる[ep 9]
好きなスイーツはショートケーキ。 スイーツが好きな理由は「スイーツには想いがつまっているから」。一時ジュリオにキラキラルを抜かれ「大好きになる」などの温かい感情や、スイーツによって得られた感情を喪失してしまったこともあったが、ペコリンの必死の励ましとクッキー作りによってキラキラルを取り戻し回復している[ep 10]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、彼と約束した「世界を繋げるため世界中を回りたい」という夢を密かに抱くが「キラパティもずっと続けたい…」という思いもあり葛藤する。しかし「大好きを諦めないで」というメンバーの後押しを受け、さらに長老からキラパティを託され世界中を笑顔にするために旅立つ事を決意。数年後、異国の地でキラパティを開きスイーツを振る舞う様子が描かれた[ep 11]
番組開始に先駆けて『魔法つかいプリキュア!』の最終回(第50話)にもゲストとして登場した。詳細は当該項目を参照。
有栖川 ひまり(ありすがわ ひまり) / キュアカスタード
声 - 福原遥[8]
努力家で頭の良い中学2年生の少女。りすプリンのプリキュア「キュアカスタード」に変身する。4月16日生まれ[10]
いちかとあおいを当初名字で、シエルを「さん」付けで呼んでいたが、前二者は3人でスイーツを完成させたのを機[ep 2]に、後者は彼女を助けたのを機[ep 3]に「ちゃん」付けで呼ぶようになり、ゆかりとあきらを「さん」付けで呼んでいる。リオを黒樹リオ時も含め「リオくん」と呼んでいる。口癖は「スイーツは科学です!」「説明します!」。メンバーで一番小柄かつ背が低く華奢である。そのため「リス」のように足が早い。
髪型は茶髪の三つ編みで、前髪が短い。瞳の色も茶色。私服は黄色と白色のトップスを重ね着し、浅緑色のロングスカートに、茶色のショートブーツを履いている。
物腰がやさしく控え目な性格。また臆病かつ緊張しがちな性格でもある。さらに手を握られると赤面してしまう恥ずかしがり屋でもある。加えてクラスメイトと日頃から距離を置いており、いちかに話しかけられた際もしどろもどろになりながら逃げてしまう極度の人見知り。それゆえ一人で愛読書『スイーツの科学』を読んでいることが多い。に通っている。ホイップにお姫様抱っこされたこともある[ep 4]
いちか同様スイーツが大好きで、彼女と交友関係を持つのもスイーツショップ「VITELLUS」(ヴィテラス)で出した「ドデカプリン」の争奪戦(?)のドロー(どちらも買えず)を経てプリンづくりに参加したのがきっかけである。そこでスイーツの知識について熱弁を奮い前述の性格とかけ離れた饒舌さを見せ(詳細は後述)、これを機にスイーツ工房→キラパティへ通うことになる。スイーツを通じていちかたちと親友になったおかげでスイーツ以外の事もよく話すようになり、しまいには要らぬことまで口走ってしまうほどおしゃべりになる[ep 12]。それが功を奏し後述するレポーターやイベントの助手、テレビのオーディションに挑戦するなど積極的になり、クラスメイトのりさからも「明るくなったね!」と言われるほど生来の性格を克服している[ep 13]。前述の口癖にもあるように科学的な理論に基づくスイーツ作りを心がけており、「分量や手順さえ間違えなければ誰が作っても失敗しない」という持論からも窺えるように、メンバーの中でも特に理論派としての性格が強い。
スイーツに関する知識も膨大で、中学生にして難しい専門書も読めるほか、お薦めのスイーツ店やスイーツのレシピを記録した「スイーツノート」を付けており[注 5]、スイーツのことなら何でも知っているスイーツ博士として、いちかたちから頼りにされている。その知識を買われて、青果店主からの依頼でいちご坂商店街のPR動画のレポーターに抜擢されたこともあるほか[ep 14][ep 15]、愛読書である『スイーツの科学』の著者・立花ゆうが主催する「スイーツ科学大実験」にも助手として抜擢され、巨大スポンジケーキ作りに挑戦している[ep 16]。一方で知識の膨大さに比して、実践経験は未だ追い付いていないという難点も持ち合わせている。
スイーツに対する興味と知識欲は幼少期から既に強く持っていたものの、あまりにも専門的かつ熱意のこもった語りぶりが災いして同級生たちからは距離を置かれてしまい、この経験が前述の臆病な性格を形成する一因ともなった。この豹変ぶりをいちかにも露呈してしまい、彼女がカラメルソースづくりに失敗し続けたのを見て我慢できずにうんちくを延々と語ってしまう。ふと我に返り呆然としていたいちかを見て前述のトラウマが蘇り、それに自己嫌悪を覚え逃げてしまう。しかし、それでもいちかのことが気になり再びスイーツ工房へ赴き孤軍奮闘する彼女を見て自らも加入し完成させる。その後、嫌悪感を抱くことなく友達として接してくれたいちかに感涙し心を開く。
プリキュア覚醒後はキラパティを通じ精神的に平穏な日々を過ごしてきたが、ふとしたきっかけでスイーツ番組のアシスタントオーディションを受けた際、思わずスイーツを熱心に語る癖が出てしまい、プロデューサーから冷やかな視線を向けられたことで過去のトラウマを再発し、自信を喪失することとなる。さらにエリシオによってスイーツノートを燃やされた挙句、トラウマの原因を見せつけられ絶望に追い込まれる。しかし、ノートの燃え残りから自分がいちかたちと作ってきたスイーツを思い出し、自分は一人ではないということを再確認すると共に、「スイーツと勇気さえあれば何でもできる」という結論に至りトラウマを打破する。その持論が早速生かされ戦闘後スタッフの手違いでカスタードのまま再びオーディションを受けるはめとなり、ひまりの時に冷たい目を向けていた審査員たちを黙らせる[ep 13]
物「静」かな自分と行「動」派のあおい、それを見た水嶌に「お2人は正反対なタイプなのになぜ仲がいいのでしょう?」と言われその時は何とも思わなかったが、後日彼女と一緒にシックロッシュ主催のパーティーへ出席[注 6]したとき彼女のライフスタイルにギャップを感じ彼の言葉がよぎり、あおいにもよそよそしい態度を取ってしまう。しかしスイーツノートを無くしたと聞いたあおいが率先して探してくれたのを見て前述の考えを撤廃し、その後自分たちのスイーツづくりと彼女のバンド活動を否定されたのを聞き、涙ながらに抗議する。そのおかげでお互い「好きなものに頑固で一途なところ」の共通点が見つかり仲もさらに強固なものになる[ep 17]
立花ゆうとは上述の「スイーツ科学大実験」以降親交があるようで、立花の研究所にスイーツの作り方を勉強に行くことがある[ep 13]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、食品科学で有名な高校への進学が決まった。数年後、立花たちと巨大プリンを作る様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはプリン。 スイーツが好きな理由は「スイーツにはおいしさの秘密がつまっているから」。
立神 あおい(たてがみ あおい) / キュアジェラート
声 - 村中知[8]
自由奔放で情熱的な中学2年生の少女。らいおんアイスのプリキュア「キュアジェラート」に変身する。8月27日生まれ[11]
いちか、ひまり、シエルを敬称略[注 7]、ゆかりとあきらを「さん」付けで呼んでいる。 口癖は「燃えてきたーーー!」「ウォーーー!」。
ウェーブがかった青色の髪を、黄色のリボンでアップにまとめている。八重歯が特徴。私服は濃い青色の革ジャンに水色のスカートを着用し、濃い青色のニーソックスに濃い青色と白色の靴を履いている。学校への通学はスクールバッグではなくリュックを背負う。
ライオン」のように勇敢で気が強く、また曲がったことが大嫌いな性分から、年上相手でも臆することなくズバズバと切り込むツッコミ役としての一面もしばしば見せる。また体力や腕力にも自信があり、スイーツ作りは力任せにやってしまう反面、パティスリーの内装の製作などといった力仕事を担当し、いちかたちを支えるようになる。一方でそうした気の強さや豪胆さとは対照的に、後述のバンド活動や学業に対する真摯さや妥協のなさ、それに後述の「BLUE ROCK FESTIVAL」(以下「B. R. FES」)などで垣間見せたような繊細な面も持ち合わせている。
父親が大企業「立神コンツェルン」の会長であることから自身もその令嬢として広大な屋敷に住んでおり、日頃からドレス[注 8]を着用している。そのため、いちかたちが屋敷に来た際その衣裳に髪を下ろし装飾品も身につけ普段の容姿とはギャップがあったため、ゆかりを除く3人には自身があおいと明かすまで気づかれなかった[ep 7]。令嬢としての礼儀やマナーは執事の水嶌から教育を受けているが、自身はこうした生活を嫌がっており水嶌と言い争うこともしばしばである。しかしながら心底から嫌っている訳ではなく、心の中では彼のことを信頼している描写も散見される[ep 7]。こんな生活が面倒と思いつつもTPOはわきまえており、パーティーなどの社交の場では前述した生来の性格を出さず淑女に振る舞っている[ep 17]
前述の水嶌との衝突がキラパティ離脱とバンド脱退の引き金になったが、いずれも「テストは学年5位以内をキープ」を条件に回避する。それを聞きいちかは嘆くが、自身は「今までできていたから簡単」と述べ勤勉家な一面を見せている[ep 7]
幼い頃に見た岬あやねの歌う姿に惹かれたことで興味が高じ、自らもギターを手に路上ライブを行っていた。その際、あおいの曲に心を打たれた園部けいにより「ワイルドアジュール」にスカウトされ、ボーカルとして活動するようになった経緯を持つ[ep 18]。バンドでは上述のようにギター演奏もこなす[ep 2][注 9]ほか、ある程度の作詞・作曲も行う[ep 18]。野外音楽フェスB. R. FES出場時に岬と対面した当初の反応などからは、どちらかといえば目標というよりも、ファンに近いスタンスで見ていたことを窺わせる描写も見られた。そのB. R. FESでは彼女との実力差を痛感させられており、その際内心に秘めていた嫉妬心をエリシオに付け込まれ暴走状態に陥るが、いちかの一言をきっかけに「好きも嫉妬も全て音楽にぶつけるしかない」という結論に至った[ep 19]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、ワイルドアジュールの活動がメジャーデビューに向けて順調である事が明かされた。数年後、ロングヘアになり成長した姿で大きなライブ会場でステージに立つ様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはアイス。 スイーツが好きな理由は「スイーツを食べると元気がみなぎるから」。
琴爪 ゆかり(ことづめ ゆかり) / キュアマカロン
声 - 藤田咲[8]
美しく気高い高校2年生の少女。ねこマカロンのプリキュア「キュアマカロン」に変身する。6月11日生まれ[12]
5人を敬称略で呼んでいる。口癖は「面白いわ」「フフフ…」。「ネコ」のように上品で気まぐれな自由人、だけど寂しがり屋 [注 10]。そのため、年下の4人からも「ネコみたいに気まぐれで自由奔放、でも本当は甘えん坊なかわいいお姉さん」と少々揶揄されている[ep 12]。周囲から後述のように評されていることを自身も認めているためナルシストな面があり[ep 20]、またメンバーに対して少々意地悪な面もある。一方で心根は繊細で、「自分が傷つく前に相手を傷つけてしまう」と自ら吐露しており、ジュリオにもその点を指摘されたことがある[ep 21]。そのため、内心では自身の心の弱さに周囲が気付いてくれないことに不満を感じている。退屈だと髪をいじる癖がある。
髪型はウェーブがかった紫色のロングヘア。私服は紺色の長袖とタイトスカートを着用し、トレンチコートを羽織っている。紫色のロングブーツを履き、つば広の帽子を被っている。また耳にはマゼンタ色のピアスをつけている。
高校生にして雑誌の「街でうわさの美人特集」に載るほどの有名人。そのため、ひまりとあおいにスイーツ工房にいることを驚かれる。「すべてにおいてパーフェクト」と称され、勉強やスポーツは万能の文武両道で、密かにファンクラブもあり、茶道などでもその道の指導者から「完ペキ」と評される腕前を持つ。これらは「なんとなくポイントが分かってしまう」という天才肌に起因しているが、その反面そつなく物事をこなせるため充実感や達成感を得られずにいる。また上辺だけで自分に寄って来る人にも興味が無く、クラスメイトに遊びに誘われても上辺だけだと感付いて素っ気無く断ってしまう。
これらの理由からあらゆる物事に対し「嫌いではない」という表現を多用し、消極的な姿勢を取り続けている。いちかに対しても当初はその行動力を気に入りつつも、彼女と連れ立って出かけた先々での反応を上辺のものであると察し、興味を失くしかけていた。しかし、売り切れで手に入らなかったマカロンを作ることを提案されると、何度も作り直しにいくなど負けず嫌いな一面を見せる。また、その後マキャロンヌの襲撃を受けた際、作ったマカロンを守ろうとするホイップの姿に心を動かされたのを機にマカロンに魅了され、贈答用[ep 22]やイベント[ep 12][ep 23]で時折作っている。
プリキュア覚醒後はいちかたちとキラパティを通して過ごす時間が増えたことで以前よりも面白いことが増えたということを実感し「楽しさは誰かから与えられるものじゃない」という考えのもと、次第に自ら積極的に面白いことを探すようになっていく。結果的に、物語終盤でスイーツの知識を深く学ぶためにコンフェイト公国への留学を決意するに至る[ep 23]
人一倍勘が鋭く、あらゆる局面において先手を打つ形で知恵を働かせ、物事を陰から解決に導くことが多い。そのため、メンバーの中では唯一リオ(ジュリオ)の行動と正体に対して疑念を抱いており、確証を得るためにリオにあえて弱みを見せて「姉がいる」と嘘をつき、戦闘時にジュリオがリオしか知らないはずの情報を口に出してしまうよう誘導、動揺させる戦法を見せた[ep 21]。この他親衛隊を使ってあおいの家を探させたり[ep 7]、キラパティに客が来ない理由を調べさせる[ep 24]などといった働きも見せている。
動物に懐かれやすく、自身が撫でれば気難しい三ツ星にゃんこもあっさり服従する。これは動物以外にも有効でいちか・ひまり・ペコリン[注 11]、さらに敵であるマキャロンヌでさえも恍惚の表情を見せる。クリスタルアニマルと体が入れ替わり猫となった際もこの特性は健在であり、襲いかかってきた猫2匹を逆に手懐け、ボスである三ツ星にゃんこからリーダーになってくれるよう頼まれている。この時も前述した知恵を働かせ、ディアブルの影響で対立していたいちご山の猫たちと妖精たちに対し自身が悪者を演じることで両者の憎しみの矛先が自分に向くように仕向け、結果的に対立を鎮めている[ep 25]
あきらとは同じく高校生同士ということもあり、キラパティおよびプライベート問わず一緒に行動する機会が多い。しかし、人の幸せのために全力を尽くすあきらに対し、自らの本能の赴くままに行動するゆかりでは性格が正反対なため、時折互いの仲に不和が生じることもある[ep 26][ep 22]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、留学先でスイーツの修行をしている事が明かされた。数年後、ショートヘアになり成長した姿で海外にいる様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはマカロン。 スイーツが好きな理由は「スイーツにはときめきがあるから」。
剣城 あきら(けんじょう あきら) / キュアショコラ
声 - 森なな子[8]
やさしくボーイッシュな高校2年生の少女。いぬチョコレートのプリキュア「キュアショコラ」に変身する。9月24日生まれ[13]
年下の4人を「ちゃん」付け、ゆかりを敬称略で呼んでいる。口癖は「よしよし」「大丈夫?」。「イヌ」のように仲間思い。面倒見がよく周囲から頼りにされている。メンバーで一番背(身長)が高い。そのため後述の容姿や私服と相まって憂い目に遭うこともしばしば(詳細は後述)。また体力もメンバー随一であり、そこそこあるいちかをもお姫様抱っこしている[ep 6]
髪型は赤色のショートヘア。私服は赤色を基調としたシャツにスキニーパンツを着用し、ベージュ色のショートブーツを履いている。また、胸元にはプレートネックレスを付けている。
常に周囲の人々の幸せのために最善を尽くすことを心掛けており、相手のためならばどんな小さな手間も惜しむことはない。指輪の装飾を失くした婦人に遭遇した際には、町中を這い回って必死に装飾を探し出している[ep 26]ほか、妹のみくと自分が関わったその他の人々がエリシオによって囚われ、みくとその他どちらかを救う選択を迫られた際には、見捨てることなく全員を救出している[ep 1]。しかし、相手のことを第一に考えるあまりに自分自身の管理が疎かになることもあり、いちご坂大運動会では風邪気味の状態で競技に出場し続けたため、体調が悪化してしまった[ep 27]
妹のみくの看病のために病院の近くへ引っ越した両親から離れ、いちご野高校があるいちかの住む街に引っ越し、いちかの隣の家の祖母であるトミの家に世話になっている。みくに対して多大なる愛情を注いでおり、彼女がキラキラパティスリーでお手伝いをした際には細かくフォローに回った他、ジュリオの襲撃によってみくがキラキラルを奪われ意識を失った際は、温厚で優しい普段の姿からは想像できないほどの怒りを露わにしている。このようなみくの影響もあり、将来は彼女だけでなく同じ病気を持つ患者を治す方法を探すため、研究者になることを目標としている[ep 28]
いちかからは初対面の際、その名前や風貌・立ち振る舞いから男子と誤認され一目惚れされたこともあった。本人も「よく(男子に)間違えられる」と嘆いている。ゆかり主催のお茶会でも、いちかたちに用意されたのが振袖であったのに対し、自身は羽織袴を用意され男子キャラを強調されている[ep 21] [注 12]
ゆかりとは同じ高校生同士ということもあり一緒に行動する機会が多い(詳細はゆかりの項目を参照)。
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、無事に医大に合格した事が明かされた。数年後、少し髪が伸びて成長した姿で病院で研修医として励む様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはチョコレート。スイーツが好きな理由は「スイーツは食べた人を元気にすることができるから」。
キラ星 シエル(キラほし シエル) / キュアパルフェ
声 - 水瀬いのり[14]
いちご山出身の妖精キラリンが人間に変身した姿(経緯は後述のリンク参照)であり、フランスパリで「若き天才パティシエ」として活躍する13歳の少女。ペガサスパフェのプリキュア「キュアパルフェ」に変身する。7月30日生まれ[15]。いちご坂には限定スイーツショップ「Ciel de rève」(シエル・ドゥ・レーヴ)を開店するため来日[注 13]している[ep 5][注 14]。その有名ぶりはフランスだけにとどまらず、日本でも健在である。
5人を敬称略で呼んでいる。リオを「ピカリオ」と呼ぶが、他人に説明する際は「リオ」と呼んでいる[ep 29]。フランスで生活しているため会話にフランス語が混ざり、挨拶は「ボンジュール!」(こんにちは)、口癖は「トレビアン!」(素晴らしい)である[注 15]。また、自身のプリキュア名になった「パルフェ」(完璧)もよく使う[ep 5]。自己紹介やスイーツ完成時にピースした左手 [注 16]を顔に近づけて左目をウインクするポーズをとる[ep 24]。元々妖精であるため非常に身軽かつ跳躍力に優れており、いちご山に訪れた際も常人では登ることが難しい大木をまるで「ペガサス」のように簡単に登り切ってみせたほどである[ep 15]
髪型は下へ扇形に広がる金髪のロングヘアにヒイラギ状のリボンと赤色の実状のリボン、そしてキラリンの耳があしらわれた紅色のカチューシャをつけている。瞳は青緑色をしており、その中に他のキャラクターにはない星模様のようなハイライトが入っている。私服はミントグリーンを基調としたハイウエストのワンピースを着用し、白のニーソックスに紅色の靴を履いている。また、みぞおち付近に紅色の大きなリボンをつけている。有名人であるためサングラスをかけていることも。
パティシエ服は白のコック帽(左前にヒイラギと赤色の実の飾り)、青緑色の襟付きシャツ、裾が燕尾服のような淡いミントグリーンの半袖ジャケット、白のフリルスカートを着用し、白のロングブーツを履いている。首にキラリン時と同じ紅色のスカーフを巻いている。
厳かな性格ではあるが、初対面のいちかたちに対しても明るく気さくに接する[ep 5]など、決して取っつきにくい訳ではない。しかし、興味あるものには我を忘れて大興奮してしまう一面もある(詳細は後述)。また年上にもはっきり意見を述べる毅然さもある。一方でパルフェ覚醒時にホイップたちと共闘を誓い、その後いちご坂中へ編入しプライベートでも友情を育む姿勢を見せた(いずれも後述)のとは裏腹に一匹狼的な面もあり「今までひとりで何とかしてきた」というポリシーから、いちかたちに自らの弱み(詳細はキラリンの項目を参照)を明かさずにいた。しかしいちかたちの連携により危機を回避できたことや、いちかたちとの共闘を経て仲間というもののあたたかみを感じ取り感涙し、3人およびゆかり・あきらと絆を深めていく。
パリのジャン=ピエール・ジルベルスタインの下でスイーツ作りの修業をしていた頃、当時パティスリーをオープンするためにパティシエを探していたソレーヌによって才能を見出されスカウトされた経緯を持つ[ep 30]。天才と称されるだけあって実力は群を抜いており、彼女の作るスイーツを求めてパリにある店舗には行列ができるほどであるが、その評価に驕らず常にパルフェを求め日々研究と試行錯誤に余念のない努力家としての側面も持ち合わせており、食材の名前や旬などについても精通している。また「スイーツは目でも楽しむべき」という考えの持ち主でもあり、いちご坂の店舗はそれを反映する形でウインドウなどはないアシェットデセール(皿盛りのデザート)専門店となっている。その根底にはいちか同様「スイーツでみんなを幸せにしたい」という真摯な思いが込められている。そのため、自らのスイーツからキラキラルを奪った巨大イルとビブリーに毅然と対峙したこともある。いちかからはたびたび弟子入りを懇願されその都度断っているものの、普通であるにも関わらずたくさんのキラキラルがあふれ人々を笑顔にする彼女のスイーツに興味を抱くようになる。
いちご山出身であるため、プリキュアのことは知っており、憧れの存在。修業に出た目的も自らがプリキュアになるためでもあった。そうした中、巨大イルに襲われたところをホイップたちに助けられた際には今までとは打って変わって興奮した様子を見せ、この時まだ正体を明かしていなかったにも関わらず思わず妖精時の語尾である「キラ」と発してしまう[ep 15]。また当然キラキラルも知っており、いちかに「なぜあなたのスイーツにたくさんキラキラルがあるの?」と問い詰め彼女を困惑させる。この質問がお互い「なんでキラキラルを知っているのだろう?」と疑問を持つきっかけとなり、これら以外にも前述の人間離れした身のこなしや以前いちご山近辺に住んでいたかのような発言をするなど折に触れてただのパティシエではないといちかたちに疑念を持たれるが、後に自ら妖精キラリンの仮の姿であったことを彼女たちおよびいちご山の妖精たちに明かす[ep 31]
自身がパティシエの才能を開花させていくにつれ、それを見ていたピカリオに焦りともどかしさが生まれ自身と距離を置かれるようになる。ある時ピカリオに自身が人間(シエル)へ変身した姿を披露し、更に彼がつくったワッフルを食べ「いちご山の方がおいしかったなー」と思わずこぼしてしまい、それが彼を絶望へと落としジュリオへと変貌させる引き金となってしまった[ep 32]。ピカリオ救出後、彼の変貌といちかの説得を見たシエルは後悔の念に駆られ店を臨時休業するほど自己嫌悪に陥り、そこをノワールに付け入られ闇に取り込まれてしまう。その影響でパティシエの仕事やプリキュアになる夢を捨てるほど自暴自棄になってしまうが、一緒に入ったピカリオがいちかに促される形で作ったワッフルを食べたことで、彼とともに「大切な人のことを思ってスイーツを作る」という大事なことを理解する。闇から解放された後キラキラルを用いてアニマルスイーツを作り出し、いちかがイメージしたワッフルを翼に見立てた「ペガサスパフェ」を作り上げる。するとそれがアニマルスイーツへと変化し、同時に天から降ってきたスイーツパクトを用いてプリキュアに覚醒する[ep 33]。その後ピカリオに深手を負わせたビブリーと対峙し退却させ仇を討つ。戦闘後キラキラル化するピカリオに涙ぐむが、いちご山の祭壇に転移した彼に向かって、復活した際に再びスイーツを一緒に作ることを誓い、声を掛けている。そしてホイップから「わたしたちも仲間だよ。一緒に頑張ろう!」と加入を促され、自身も快諾し契りを交わす[ep 3]
日本文化に関心があり、いちかが前述した弟子入りを土下座して懇願した際「ジャパニーズ土下座」と驚いたり[ep 5]、源一郎と門下生の空手の稽古の様子を見て自身も稽古に飛び入り参加[注 17]するといった、かなりの熱狂ぶりを見せている。その後ここがいちかの家だと知り源一郎から「いちかとは学校の友達なのかい?」と勘違いされたのがきっかけで学校に興味を持ち、ついには即断即決でいちご坂中へ編入しクラス中を驚かす。その際「学校だってパルフェ!」と自負し、数学や体育などはスイーツづくりに必要な技能であったこともあり才覚を発揮している。他方、国語は「親しき仲にも礼儀あり」を「親しき仲にもティータイムあり」と言い表すようにことわざをスイーツ絡みの言葉を織りまぜた形で覚えていたため誤答しノンノンパルフェさが露見してしまい、授業後「日本語むずかしい」と嘆いていた[ep 3]
無人島へ漂着した時ピカリオの仇敵であるビブリーと再会し、彼女の「ひとりぼっちはイヤ」の言葉からかつての自分と同じ境遇であることに気づく。それを聞きビブリーとスイーツを通して友情を築こうと試みるも「あんたとは敵同士」と拒絶されてしまう。しかしそれでもめげずに意気込んでおり[ep 34]、後にビブリーが浄化された際には共にスイーツをつくり食すことでその思いを成就させている(ビブリーの項目も参照)[ep 35]
ピカリオが復活した時は普段の性格からでは想像つかない狂喜乱舞さを見せ[ep 36]、そして彼がシエル・ドゥ・レーヴに居候し始めた時は前述の過ちを省みスキンシップを取るようになる。しかし、やっとピカリオと一緒にスイーツづくりができると思っていた矢先、エリシオの罠で情緒不安定になった彼から辛辣なセリフを言われジレンマに陥る。しかしいちかのアドバイスで最善策を見いだし、その後いちご坂を去ろうとするリオを見つけ本心を聞き出す。そこで「2人でならどんな困難も乗り越えられる」と伝えるとリオも納得し事なきを得る(ピカリオの項目も参照)[ep 29]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、リオと共にスイーツコンテストで2年連続優勝するなど、姉弟ともに着実にパティシエとして評価されていることが明かされた。数年後、自身の店でソレーヌが見守る中、リオと共にスイーツ作りに励む様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはパフェ。スイーツが好きな理由は「スイーツを作ることによって自分らしく輝くことができるから」。
本来の姿での詳細はキラリンを参照。また、修業時代および世界パティシエコンテストについては『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(以下、映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』)も参照。

古のプリキュア

ルミエル[注 18]
声 - 安野希世乃[16]
100年前のいちご坂にいた古のプリキュア。人々を笑顔にするためにパティシエとして活躍していた。作中では明かされていないが外国人であり、いちご坂の雰囲気を気に入って住み着いたとされる[17]
普段は、ミディアムカットの臙脂色の髪に大正時代[注 19]を彷彿とさせる和装と割烹着を身に纏っている。プリキュアに変身した際には、髪が足元まで至る程のピンク色の長髪に変化するほか、背中に透明な羽が生える。服装は、臙脂色の星のピアスに、同じ星のマークの付いたやや小さいコック帽のような帽子を被っているほか、袖の色が薄紫色の白いロングドレスタイプのコスチュームとなっている。
現代のプリキュアとは異なり、変身の際には「キュアラモード!」の掛け声を発するのみで、また動物モチーフも特に盛り込まれておらず、他の仲間についても確認されていない[18]。また、身の丈とほぼ同じ大きさのピンク色の泡立て器型のアイテムを持ち、これを用いた「リュミエール・コンフィズリー」という技もある。
作中では長老の「スイーツとキラキラル」の語りの中で言及された他[ep 4]、後にクリスタルアニマルを通じ、現代に眠る彼女の魂の導きによって、過去に飛ばされたいちかたちが当時の彼女と邂逅を果たしている。その際6つのクリスタルが、メンバー1人1人の中に目覚めつつある個性を象徴するものであることが、当時の彼女より伝えられた[ep 37]
物語終盤、魂のかけらの状態で復活するものの、ノワールに反旗を翻したエリシオによってノワール共々カードの中に封印されてしまう[ep 38]。しかし、プリキュアの説得によって改心したエリシオにより、無事にカードから魂を解放された[ep 39]
最終回にて、ルミエルに酷似した少女がノワールに酷似した少年と一緒にいちかから振る舞われたカップケーキを美味しそうに食べる描写がされた[注 20]

妖精

いちご山をはじめとする日本各地に里を築いて暮らしており、それぞれがスイーツ作りの修業に励んでいる。中にはキラリンとピカリオのようにさらなる修業のために海外に渡る妖精もおり、一定の修業を積むことで人間に変身することが可能となる[注 21]。また、人間に理解できない動物の言葉を解する描写が存在する[ep 25][ep 36]。いちご山の妖精たちは後述のガミー集団の襲撃の際に散り散りになってしまうが、後に打ち上げ花火の合図で全員が一堂に会し、遅れてキラリンとピカリオも人間の姿で再会を果たすこととなる[ep 31]

プリキュアに関わる妖精たち

原則として、全員名前で呼びあっており、いちかたちに対しても同様の扱いとなっている。また、人間へ変身可能な妖精は人間態でも妖精名で呼ばれている(人間名で呼ばれる場合もある)。

ペコリン
声 - かないみか[8][注 22]
プリキュアに憧れている、スイーツが大好きな甘えん坊の妖精。一人称は「ペコリン」で言葉の語尾に「ペコ」とつける。
体色はピンク色。瞳は青で中に水色のハート型をしたハイライトが入っている。耳と尻尾は白。頭頂部にマゼンタ色の宝玉で囲まれたホイップクリームのような頭飾りをつけている。首にフォークとスプーンが描かれた紅色のナプキンを掛けている。
犬や猫などの動物の真似を得意とするほか、気分によって耳の色が変わる(キラリンなども該当)。またスイーツに宿るエネルギー「キラキラル」を感じることができるという特性も持ち合わせている。
キラキラルの爆発によって仲間の妖精と離れ離れになってしまい、それを思いだした際には寂しさが募り元気を無くしてしまうが、いちかたちの支えによって元気を取り戻している[ep 40]。これとは逆にいちかがキラキラルを抜かれ温かい感情を喪失した際には、クッキー作りを通して彼女を励まし、復活に導いている[ep 10]
過去のいちご坂から現代に戻る際、キラキラルクリーマーの元となった絞り袋を託されたり[ep 37]、また一時的にではあるが修業を経ることなく人間の少女の姿へと変身した一件(後述)など[ep 9]、古のプリキュアであるルミエルとも接点を持っている描写も度々見られる。
エリシオによって創造された「からっぽの世界」では、長老とともに影響を免れたため、感情と記憶を失ったいちかたちを元に戻すべくドーナツを作っている。その際グレイブに囚われ、ドーナツを奪われそうになるも、今までみんながくれた温かい気持ちが籠もったドーナツを守りたいという思いからプリキュア(キュアペコリン)に覚醒し、いちかたちの感情を取り戻すことに成功している[ep 41]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、いちかたちの意思を受け継ぎスイーツづくりを行うようになる。さらに数年後、厳しい修行が終わったのちキラパティの跡地に「ペコリンパティスリー」を開店させ、少し背が伸びた少女の姿で長老・ビブリーと共に店を切り盛りしている様子が描かれた[ep 11]
好きなスイーツはドーナツ。スイーツが好きな理由は「美味しいから」。
人間態[ep 9][注 23]
夢でルミエルと出会い、翌朝目を覚ましたら変身していた姿。幼児くらいの容姿。長老は「いちかたちと一緒にいたことがペコリンを急成長させ、またプリキュアへの強い憧れがルミエルのキラキラルを呼応させた」と見解を示すが、あくまで推測であり長老も真相はわかっていない(後述の「なぜ人間に変身できなくなったのか?」も同様)。
基本的に妖精態の容姿を踏襲(名前・一人称・語尾・声色・瞳・ナプキン)しており、妖精時の耳と頭飾りがそのままピンク色のショートヘアに変わっている。
服装は白のインナーにクリーム色のワンピースを着用し、紅色のブーツを履いている。
この姿を生かして自身だけで買い物に行ったり[注 24]、いちご山で6人や妖精たちにスイーツを振る舞ったりと人間ライフを満喫する。その後ディアブルの力を纏ったグレイブに苦戦していたホイップたちを見て立ちはだかり、そしてみんなを助けるべく力を一気に解放するがその影響で妖精に戻ってしまう。またその代償で人間に変身できなくなってしまったが「みんなを助けられてよかった」と前向きな発言をする。
前述のキュアペコリンに覚醒した際も一旦この形態に変化してから変身している。
長老
声 - 水島裕[19]
妖精たちを統べる長老。本名は不明。一人称は「わし」で言葉の語尾に「ジャバ」とつけ、手には黄色い傘を持っている。顔と頭が白い毛で覆われており、頭頂部にスイーツの王冠をかぶっている。キラキラルを狙う悪い妖精たちからスイーツを守るようプリキュアに助けを求める。
いちご山でペコリンなどの妖精たちがスイーツ作りをしている姿を優しく見守っていた際に、キラキラルの爆発に巻き込まれた影響で肉体が何処かへ吹き飛ばされ、同時に魂も抜け出してしまう。結果的に、体は透けて足はお化けのようになくなり、キラパティの外へ出ると消えてしまう後遺症を得てしまったため、普段はキラパティの中に住んでいる。さらに傘も透けてしまったため他人を防ぐことができない(自身はすでに透けているため影響なし)[ep 2]。最終決戦において地球がエリシオに飲み込まれてしまった際にはこの体が幸いし、勝利への突破口を開くこととなる[ep 39]
キラパティがトランクに収納されている状態では、自力でその場から動くことができないため、移動する際にはトランクを持ち運んで貰う必要がある。
年相応の人間の姿(自称「ダンディでイケてるジェントルマン」)に変わることも可能であり、キラパティではこの姿で責任者を務めている。その際の容姿は白髪で頭頂部に妖精時の王冠をかぶり、赤の瞳をしており白の口ひげをたくわえている。服装は紫色の背広に赤のネクタイを着用し、黒の革靴を履いている。足は幽霊のようにないときもある。声色が多少低くなり妖精時の語尾をつけて喋る。この状態でも体は透けており自身の傘以外の物を持つことができない[ep 20]
幽体と分離した肉体は長らく所在不明であったが、エリシオとの決戦から1年後、突如として闇の心に支配された状態で出現し、いちご坂を襲撃することとなる。しかし、プリキュアたちの活躍によって無事に浄化され、長老自身の説得のもと幽体と一体化したため、分離前の本来の体に戻った[ep 11][注 25]
キラリン
声 - 水瀬いのり[注 26]
スイーツ作りが大好きな妖精。シエル(キュアパルフェ)の本来の姿で、ピカリオの双子の姉。一人称は「キラリン」[注 27]で言葉の語尾に「キラ」とつける。声色がシエル時と比べて甲高くなる(ピカリオも同様)。
体色はうすいクリーム色。瞳は青と黄緑で、黄緑の部分にはシエル時と同じ星型のハイライトが入っている。ピンク色の耳と髪と尻尾を持ち、耳元にはヒイラギと赤色の実があしらわれている。また、首にはパティシエ時のシエルと同じく紅色のスカーフを巻いている。
プリキュアへの憧れは他の妖精よりも群を抜いて強く、いちかたちがプリキュアであることを知るとホイップに弟子入りを志願するなど、彼女との関係はシエルとキラリンとで立場が逆転している[ep 31]
元々はピカリオと共にプリキュアに憧れながらスイーツ作りの修業をしており、のちに海外へと渡り[注 28]、修業の末に人間へと変身できるようになった経緯を持つ[ep 31][注 29]。ただし人間の姿を維持し続けるためにはお腹を空かせてはいけないという制約があり、空腹になるとキラリンの姿に戻ってしまう[ep 3]。一方で空腹でない状態であれば、自分の意志で自在に姿の切り替えや、キラリンからパルフェへの直接変身[ep 8]も可能である。
初登場は第19話のアバンタイトル(無人のいちご山)であるが、オープニングで先行してその姿が描かれている[ep 42]
人間時の詳細はキラ星シエルを参照。
ピカリオ
声 - 皆川純子[注 30]
キラリンの双子の弟で、第21話にて存在が明らかにされた。一人称は「オレ」で言葉の語尾に「ピカ」とつける。
体色と瞳のデザインはキラリンと同じ。違いは耳と髪と尻尾が水色でキラリンと逆向き(尻尾を除く)につき、耳がとがり髪飾りの実が青色という点である。首に薄紫色のスカーフを巻いている。
普段は寡黙でクールな性格だが、しゃくに障るようなことがあると感情的になる短気な面もある(ジュリオ時もほぼ同じ性格)。これは他人はおろかキラリンにも同じ。しかし心優しいところもあり、キラパティのクリスマスパーティーでシエルにクリームの泡立てを頼まれたとき愚痴をこぼすが素直に手伝うなど姉思いな一面もある[ep 23]。また彼女に密着されて困惑したり[ep 36][ep 29]、前述のお手伝いのお礼を言われて照れるなど恥ずかしがり屋な一面で頑固もある。
頭が良く努力家な面もあり、修業前すでにキラキラルがあふれたワッフルを作っていた。
キラリンと共に修業のため海外に渡りそこで行方不明になったとされていたが、後にキラリンと共に修行に励んでいた中で彼女の才能と着実な上達ぶりに対してコンプレックスやフラストレーションを抱えていたこと、またそのことにひとり絶望していたところをノワールによってつけこまれ、黒いロッドとジュリオの名と姿を与えられたこと、さらにこの力によって自身のキラキラルがなくなってしまい自分がつくったスイーツはすぐ灰になってしまう代償を得てしまったことを明らかにしている[ep 32]
プリキュアの手によって浄化され元の姿に戻るも、洗脳されていたのではなく自分の意思で闇に染まったため、浄化されたのも「プリキュアが見せたまやかし」と嘯くなど、浄化前と変わらぬ敵意を向けていた。またシエルに対するわだかまりも依然として残っており、落胆した彼女をあざ笑う様子が見られたが、本心では彼女がプリキュアになることを応援しており、ノワールに吸い込まれ自暴自棄になった彼女にワッフルを振る舞うことで心の闇を払拭させている。その際同時にワッフルが灰色からきつね色に変化したのを見て以前いちご山でキラリンが愛用していた泡立て器が壊れ落胆していた彼女にワッフルで慰めたのを思い出し[ep 32]、大切な人のためにつくったからこそキラキラルが復活したということを改めて実感した。そんな矢先、闇から抜け出た直後ノワールの放った矢からシエルを庇って深手を負い、彼女がパルフェに覚醒したのを見届けると共に自身が使っていた黒いロッドを彼女に託し、そのまま肉体がキラキラルと化し透明となった。戦闘後、自身の心の弱さを省みると共にパルフェに謝罪の言葉を言い残すとそのままいちご山の地下空洞へと転移され[ep 33]、物語終盤で復活する[ep 43]までの長い間、地下空洞内の工房で傷を癒やすために眠りについていた。
復活後はシエル・ドゥ・レーヴに居候している。しかし、程無くして自身の偽物による事件の濡れ衣を着せられたことをきっかけに過去に犯した過ちに苛まれるようになり、慰めに来たシエルにも辛辣な言葉をぶつけてしまい、その結果もう誰にも迷惑をかけまいとの思いからいちご坂を去ることを決意する。しかし、その後追いかけてきたシエルには秘めた本心を隠すことができず、「パティシエになりたい」と吐露し、最終的にいちご坂に留まることを決意した(シエルの項目も参照)[ep 29]
ビブリーとは前述の眠りにつく直前に対峙した以来[ep 32]の再会となり、お互いノワールのしもべ時代同様つっけんどんな態度を取っている。しかし、一緒に朝食をとるなど多少は譲歩している[ep 29]
エリシオとの戦いから1年経った最終回では、シエルと共にパティシエとして活動している様子が明かされており、数年後もそれは変わらずシエルの店で共にスイーツ作りに励む様子が描かれた[ep 11]
ペコリンとキラリン(シエル)とは異なり、プリキュアの歴代妖精には扱われておらず、基本的にサブキャラクター扱いである[注 31]
リオ
物語終盤にて復活した際のピカリオの姿と名。容姿はジュリオとほぼ同様であるが髪色が水色に変わり、瞳もパルフェ同様のデザインとなる。また、衣装も白基調となる。
ルミエルの力により、一時的に武器として白いロッドを授かり、ディアブルの力を取り込んで強化したグレイブと渡り合う程の戦闘能力を得た。
普段の容姿は水色のセミロングで、一部をヒイラギと青色の実の飾りでうなじ付近に束ね背中へ垂らしている。また、うなじ付近にピカリオの耳みたいなクセ毛が左右にある。瞳はシエルと同じデザイン。私服は薄い水色のワイシャツと群青のベスト、白のスラックスを着用し、白い靴を履いている。シエルより若干背が高い。黒樹リオ時と見た目がだいぶ変化している(当時は髪がネイビーのショート、瞳が人間型の黄緑、服装が紫色と白)にも関わらず、町中でりさとじゅんこと偶然再会した時は一目でリオだと認識されている。また、この時シエルと双子姉弟(姉・弟の続柄はいちかが説明)だと自ら明かす[ep 29]。最終回のエピローグで描かれた数年後では、シエルの制服を元に男性用かつ水色を基調色にした制服を着た、大人になった姿が描かれている[ep 11]
敵対時の詳細はジュリオ(黒樹リオ)を参照。

その他の妖精たち

ヤパパ
声 - 引坂理絵[注 32]
ポポヌン
声 - 石橋桃
マハニャ
声 - 松重慎
ダニーダニ
声 - 尾畑美依奈
いずれもいちご山で暮らしていた妖精。キラキラルの爆発で遠くに飛ばされ散り散りになっていたが、ガミーたちからプリキュアが現れたことを告げられると共に、いちご山へ戻るように促されたことから、全員が再び一堂に会することとなった[ep 31]

キラキラルをうばう存在

本作品におけるプリキュアの敵対勢力で、闇の存在とされているノワールが率いる謎の集団。当初は「悪い妖精たち」による散発的な悪事が目立つ程度であったが、後に裏で彼らを利用していたジュリオが前面に立つようになり、さらにビブリーの登場によりノワールの存在が仄めかされるようになるなど、次第に組織としての実態が明らかとなった。

人々のこころを深く暗く沈め、世界中を闇に染めて支配することを目的に掲げており、その目的を達成させるために必要な「キラキラル」という想いが込められた美味しいスイーツに宿る強大なエネルギーを奪おうと目論む。

闇に染まった灰色のキラキラルが空から降り続けるモノトーン調の異世界を本拠地にしており、そこにはジュリオとビブリーが住む暖炉と煙突のある質素な一軒家や、グレイブが佇むアーチ状の橋が建っている。また、あらゆる場所にワープ機能が備えられた電話ボックスがあり、その電話ボックスにある受話器をかけることで人間界へと自由に出向くことができる[ep 24]。これらの世界は通称「ノワールの世界」と呼ばれており、人間が抱く心の闇を具現化する特殊な場所でもあるが、プリキュアたちが放つキラキラルの輝きに満ちるとノワールの世界そのものが浄化されるという弱点がある。

闇の存在

ノワール
声 - 塩屋翼
大量の「キラキラル」を求めている闇の存在。漆黒の身体に頭蓋骨のような白い仮面が特徴。一人称は「わたし」。
自身のしもべたちに指示を下している黒幕であり、世界中を闇に染まったキラキラルで覆い尽くすという野望を達成するため、彼らに大量のキラキラルを奪うよう命令している。また、こころに闇を抱いていたピカリオやビブリーを言葉巧みに誘惑し、彼らに自身の闇の力を与えて配下に置いた張本人でもある。初めてプリキュアたちの前に現れた際には、シエルの心の隙を突いてキラキラルを抜き取り、ジュリオに代わる闇のしもべに仕立て上げようと画策したこともあった[ep 33]
部下に対しては紳士的かつ肯定的に振る舞い、任務に失敗を重ねた部下にもチャンスを与えるという温情な人物を演じているが、1度でも自身に反抗した場合には「偽りな闇」と見なして平然と粛清する残虐かつ冷徹な一面をもつ。
負の感情を抱える人々から無機質と化したキラキラルを抜きだし、そのキラキラルを自身の闇の力によって危険なアイテムに変換する能力を宿している。その能力でジュリオには武器となる「黒いロッド」、ビブリーには怪物に変化する人形の「イル」を与えている。また、闇のエネルギーから造りだしたで相手を突き刺す攻撃能力をもつ。
元々は戦場で生まれ育った人間の男性であったが、後述にあるように現在の闇の存在として変貌してからは世界を闇で覆い尽くそうと目論むようになり、遂には「いちご坂」やそこに住む人々のキラキラルを闇に染めるという暴挙にでた経緯をもつ。
エリシオを取り込んで元の姿に戻ったあとは、かつてのように世界を闇に染める行動にでる。その後、プリキュアたちや復活を果たしたルミエルとの激しい攻防を繰り広げるが、突如として自分の身体から離脱したエリシオの下克上にあい、彼の裏切りに憤慨しながらルミエルとともにカードの中へと封印される[ep 38]。しかし、プリキュアに説得されたエリシオが心変わりしたことで、ルミエルと同様にカードの中からその魂を解放された。
最終回では、とある外国に住む人間の少年として転生しており、ルミエルが転生した存在である少女に意地悪をしていたが、その後はいちかからカップケーキを振る舞われたことで、結果的に前述の少女と仲直りをしていた[注 33]
最終形態
ノワールが自分の本来の身体であるエリシオを吸収して得た姿。基本的にはエリシオの姿に酷似しているが、黒紫色のロングヘア、赤色の瞳(ハイライト無し)が特徴。
世界を闇で覆い尽くすほどの強大な能力を宿しており、復活を果たしたルミエルや現代のプリキュアにあたるキュアホイップたちを同時に相手にしても圧倒できる戦闘能力をほこる。
人間体
かつてノワールが人間だった頃の姿。黒色のセミロングヘアとハイライトがほとんどない黒い瞳が特徴。戦場で許されない罪を幾度も犯していく日々を送っていた。
ある日、街で倒れていたところをルミエルに救出され、介護をされる形で彼女と生活するようになる。生活をしていく中でルミエルに好意を抱くようになり、ついには彼女の博愛を独占しようと試みるが、ルミエルに自身の想いを拒絶されたことで深く絶望する。そして、絶対的な闇の存在になるため自分の身体から離脱し、「悪意そのもの」といえる現在のノワールの姿へと変貌した経緯をもつ[ep 38]。その後は、プリキュアとしての使命を優先したルミエルと交戦するようになる[ep 37]
ディアブル
声 - 竹内良太[20]
ノワールの分身であるオオカミのような闇の魔獣。額には黒い星の模様が浮かび上がっている。一人称は「オレ」[注 34]
主であるノワールの命令には忠実に従う献身的な性格だが、敵対する相手には容赦なく自分の餌食にしようと襲いかかる凶暴な一面をもつ。また、グレイブを小物扱いする[ep 17]など、他の幹部たちとは実力のみならず立場においても一線を画したところもある。
周囲に闇の黒いオーラを漂わすその身体は実体のないエネルギー体で構成されており、その形状を自在に変え、さらに複数の分身を生みだすこともできる[ep 25]。また、エリシオやグレイブが恐れるほどの闇の波動を宿しており、ノワールのように広範囲を一瞬で闇に染め、その闇の力で人々が抱く負の感情を増幅させることで、キラキラルを闇に染める。戦闘能力も非常に高く、俊敏な速さでプリキュアを翻弄し、闇に紛れながら相手に襲い掛かる。「キラキラルクリーマー」を手に入れたプリキュアたちですら完全な浄化はできず、例え必殺技を受けて身体が消滅しても、闇がある限りは再生できる特性をもつ。
100年以上も前からノワールのしもべとして行動し、「いちご坂」の街や人々のキラキラルを闇に染め上げ、ノワールとともに当時のプリキュアであるルミエルと交戦していた。こうした経緯もあり、自分を封印したプリキュアに対しては激しい憎悪の感情を抱いている。また、幼い頃彼の襲撃を受けたビブリーからは恐怖の対象として見られ、同時に彼女がノワールの元へ下るきっかけのひとつになった[ep 37]
その後、プリキュアたちに危機感を抱いたノワールの意思に応える形で現代に復活し、ノワールの脅威となるプリキュアを始末しようと行動を開始する[ep 35]。もっとも復活当初は、過去の戦いで負った傷の影響でその能力は十分に発揮できず、大量のキラキラルを集めることで傷を回復させることに集中し、プリキュアに敗北するたびに闇の力を蓄える形を採る。結果的に、かつての自分をも凌ぐ力を得ることに成功する[ep 27]
最終形態になってもプリキュアに敗北したことを機に、グレイブに隙を突かれる形で彼の車の糧にされ、以降は「ディアブルカスタム」というグレイブの車として利用される[ep 9]。そのグレイブがエリシオのカードに封印される際には自身も同時に取り込まれ、それ以降はエリシオのカードから召喚されるたびに彼の道具として利用されていたが[ep 36]、エリシオがノワールをカードに封印して闇の力を消去させた影響でディアブル自身も消えていった[ep 38]
最終回では、とある外国の通常の犬として転生しており、ノワールが転生した存在である少年と行動をともにしていた[注 35]
強化形態
現代に復活を果たしたディアブルが闇の力を蓄えることで得た姿[ep 17]。人間よりも一回り程大きいオオカミのような容姿が特徴。
戦闘能力が向上しており、首回りに付けているチェーンのような形をした闇のエネルギーを駆使して相手を拘束し、大きい足で相手の自由を奪うこともできる。また、相手を精神的に追いつめる頭脳戦を披露するようになる。
最終形態
強化形態で敗北したディアブルが、さらに闇の力を蓄えることで100年前の自分を超えることに成功した姿[ep 27]。オオカミの人間のような容姿になり、黒色のズボンを着用している。
戦闘能力は格段に向上しており、鋭く尖った爪を駆使しながら格闘戦を披露し、プリキュアの技を素早く回避する瞬発力を兼ね備えている。また、爪で攻撃した相手を闇に染めて行動不能にさせることもできる。

ノワールのしもべ

ノワールのために大量の「キラキラル」を収集している手下たち。いずれの者も元々心に闇を抱えていた人間や妖精であり、ノワールのスカウトを受けた上でキラキラルそのものを闇に染められた存在であるため、たとえプリキュアの技で浄化されたとしても、本人が元々抱えていた心の闇を克服しない限りはキラキラルの闇が浄化されることはない。

ノワールのしもべとなった者は、赤地に黒い星がついたアイテムを与えられており、そのアイテムを用いることでキラキラルを闇に染めた上で収集することが可能となり、さらにはプリキュアと渡り合える能力を発動させることもできる。また、共通して白いボタンとギザギザ形の白い縁取が施された黒色が基調の衣装を着用している。

かつては、下記の構成員のほかにも大勢のしもべが存在していたが、後述にあるように現在はほとんどのしもべがエリシオの暗躍によって彼のカードの中に封印されている。

ジュリオ
声 - 皆川純子
ノワールのしもべを務める美形の少年。色白の肌に扇形の水色のロングヘアが特徴。一人称は「オレ」。
黄色の仮面[注 36]を被り、群青色のスカーフを巻いた黒色のパティシエ服を着用し、黒色のマントを肩にかけ、黒いロングブーツを履いている。頭部には黒いヒイラギと紺色の実があしらわれた髪飾りをつけている。
表向きには社交的かつ冷静な人物として振る舞い、初対面の相手にも友好的に接するが、目的のためなら手段を選ばない冷酷な一面をもつ。また、相手を見下す挑発的な言動も多く、プリキュアとの戦闘でも狂気的な笑みを見せているが、後述にある自分のコンプレックスに触れられると一変して感情的になる。
スイーツに対して激しい憎悪の感情を抱いているが、スイーツに対しての知識は非常に豊富であり、スイーツ作りに奮闘するいちかにアドバイスをすることもある[ep 44]。また、いちかが作ったスイーツには大量の「キラキラル」が宿るという理由から、彼女に対しては内心興味を抱いている。
闇に染まったキラキラルを使って強大な力を得るという野望を抱いており、その目的を達成させるためにガミーをはじめとする妖精たちを唆し、集積された大量のキラキラルに宿るエネルギーを見極めるため、ガミーたちを洗脳してキラキラルを回収する道具として利用している。また、これらの行動は独断によるものであるが、ノワールから与えられた任務よりも優先する傾向にある。
プリキュアを圧倒する高い戦闘能力を有しており、赤い星の文様が施された黒いロッドを固有の武器として用いる。このロッドは主にキラキラルを奪う際に用いらるほか、奪った一定量のキラキラルをロッドに溜め込んだ状態に、「キラキラルよ、闇にそまれ!ノワール・デコレーション!」というかけ声でさまざまな武器に変化させることもできる。また、戦闘を行う際には背景が紫色の日光が漂う桃色の空間になるほか、後述の悪い妖精たちを合体させる能力も備えている。
キラキラルを回収する際には、人間の胸部から強引にキラキラルを奪うという手法を採っており、その方法でキラキラルを奪われた人間は気絶状態になるが、プリキュアの浄化技で救われると意識を取り戻す。
その正体はピカリオという妖精で、シエルことキラリンの双子の弟である。元々キラリンとの仲はとても良好であり、彼女とともに伝説のパティシエ・プリキュアをめざして「いちご山」で修業し、さらなる高みをめざすべくキラリンとともにパリへと旅にでた経緯をもつ。しかし、才能にあふれるキラリンとは対照的に菓子づくりへの才能には恵まれず、自分よりも先にリードするキラリンに対する強いコンプレックスを日々抱いていた。そしてある日、人間の姿になるまで成果をあげていたキラリンの姿を見て自分自身に絶望し、さらには自作の菓子にも酷評されたことで酷く落胆し、彼女やスイーツづくりから逃げるように家出を決意する。
キラリンから離れて悲しみに暮れる中、ノワールと名乗る存在に人間の姿になる能力を与えられ、さらには「ジュリオ」という名を授かる。ノワールの手下になってからは彼に心酔するようになり、姉のキラリンやスイーツに対して憎悪の感情を抱き、キラリンの憧れの対象であるプリキュアを超える存在になろうと目論むようになる[ep 32]
当初はガミーたちを利用してキラキラルを集めようと考えていたが、プリキュアに連敗していくガミーたちを受けて自らプリキュアの前に出向き、ガミーたちを従えて「スイーツフェスティバル」を襲撃する。その後、プリキュアのパワーアップとガミーたちの浄化という事態に見舞われるも、キラキラルがスイーツを想う人々の気持ちから生まれるという新事実を確認し、スイーツから直接キラキラルを奪うよりも、スイーツを食べた人間のこころからキラキラルを奪うことで、より強力で大量のキラキラルを得られるという結論に至っている[ep 45]
ガミーたちが浄化されたあと、自ら「実験」と称してキラキラルを奪うようになり、同時に別格のキラキラルを生みだすいちかに接近するため、「黒樹リオ」という人間に変身して「いちご坂中学校」に転校生として入学する[ep 44]。しかし、キュアマカロンの策でプリキュアたちに自身の正体を知られかけたのを機に[ep 21]、実験の総仕上げとしていちかに宿るキラキラルをすべて抜き取る行動に出る。その後、駆けつけてきた他のプリキュアたちをいちかのキラキラルの力で圧倒するが、ペコリンの協力で復活を果たしたいちかの活躍によって形勢が逆転し、結果的にはプリキュアたちの必殺技である「スイー・ツー・ワンダフル・アラモード」を受けて仮面とロッドを破壊される。しかし、浄化技を受けてもスイーツに対する憎悪は変わらず、自身の事情を聞きだそうとするキュアホイップの申し出を拒絶し、彼女とスイーツへの憎悪の言葉を吐き捨てて撤退する[ep 10]
独断での行動や前述の大敗に加え、ビブリーの登場によりしばらく謹慎を余儀なくされていたが[ep 24]、ノワールにロッドの修復と憎しみの感情の増幅を受ける形で強化される[ep 31]。そして、再度プリキュアたちの前に立ち塞がり、ノワールに与えられた強大な闇の力でプリキュアたちを圧倒していくが、キュアホイップから姉のキラリンやスイーツに対する愛情や心の痛みがわずかに残っていることを指摘され、否定しながらも徐々に動揺が生じるようになり、最終的にはキュアホイップによる必死の説得に加え、プリキュアたちの必殺技である「スイー・ツー・ワンダフル・アラモード」を受けたことで完全に浄化され、元のピカリオの姿へと戻る[ep 32]
本来の姿としての詳細はピカリオの項目を参照。
黒樹 リオ(くろき リオ)
ジュリオが一般人の少年に変装した姿と名。ネイビーの髪で、紫色のコートを着ている。前髪の形はジュリオとしての名残を留めたものとなっている。
この姿でも身体能力は抜群であり、サッカーなどのスポーツを披露するほか、勉学分野でも優秀さを備えており、ゆかりの家のお茶会に招待された際には、一回見ただけで手ほどきなしに茶を立てる離れ業も見せた[ep 21]
基本的には社交的な人物として振る舞っており、その容姿の良さとあいまって女子生徒からは好意を抱かれている。
いちかたちに正体が露見してからは「風邪」という名目で学校に姿を見せなくなる[ep 24]。その後ピカリオに戻り、ノワールに体を貫かれた傷を癒やすために眠りについた後は、入れ替わるように編入したシエルの口から「休養中」であると語られており、長期欠席扱いになっている[ep 3]
ビブリー
声 - 千葉千恵巳
ノワールのしもべを務める小柄な少女。色白の肌に薄緑色のツインテールの髪型が特徴。一人称は「あたし」。
黒いゴシックロリータドレスを着用し、頭部には黒色のヘッドドレスを身につけ、黒色のタイツに赤色の底上げ靴を履いている。また、ノワールに与えられた「イル」という人形を常日頃から持ち歩いている。
ノワールへの忠誠心は非常に高く、自身を「愛の化身」と称する一方、気に入らないものに対しては「ダッサ!」と罵倒して徹底的に小馬鹿にしたり、任務に失敗した仲間のジュリオに対しても容赦のない罵声を浴びせるなど[ep 24]、傲慢にして嗜虐的な本性をもつ。また、ノワールへの愛情を邪魔する存在には敵対心をむき出しにしたり、プリキュアに敗れたイルを過度に心配するなど、感情的になりやすい一面もある。
前述の通り、ノワールの指示とは別に独断で行動していたジュリオとの関係は非常に険悪[注 37]である一方、ノワールが求めている「キラキラル」が人間のこころによって増幅することを証明したジュリオについては、皮肉交じりながらも評価している。
スイーツに対しては基本的に興味をもたないが、スイーツを作る技術力が極めて高いシエルが作るスイーツには高品質な「キラキラル」が宿るという理由で、作戦を実行に移す際には彼女が作るスイーツを特に狙う。
イルを介して特定の相手を洗脳する特殊能力をもち、相手の評判を悪くする情報戦略を得意としている。また、自身の身体能力も比較的に高く、プリキュアの技を軽く交わしたり、手から闇のエネルギー弾を放つこともできる。なお、イルを介して自身の抱く感情を伝言することもできる。
元々は、100年以上前の「いちご坂」にある街でひとり寂しく生活していた少女であったが、自分にやさしく接するノワールに出会ってからは彼に心酔するようになり、ノワールから「イル」という人形を与えられたことを機に彼の配下になった経緯をもつ[ep 37]。ノワールに出会う前は孤独な状況に日々泣いていた気弱な人物であったが、ノワールのしもべになってからは現在のように性悪な性格へと変貌する。
前述の経緯から家族や友人、恋人などに恵まれた人間には特に不快感を示しており、愛情や幸福に満ちた存在に遭遇してはさまざまな嫌がらせを行うなど、他人が仲良く楽しむ行為を徹底的に憎悪する傾向にある。
ジュリオがプリキュアに敗北したことを機にみずから行動を開始し[ep 10]、ノワールの下に大量のキラキラルを送り込むため、第18話からプリキュアたちと敵対するようになる。しかし、その後は戦闘のたびにイルをボロボロにするプリキュアへの憎悪に加え、ノワールから闇の力を与えられたジュリオに強い嫉妬心を抱くようになり、第23話ではその感情をノワールに利用される形でイルと合体され、同化したイルの力でプリキュアを始末しようとする。しかし、キュアホイップやピカリオの奮闘に加え、キュアパルフェの誕生によって形勢が逆転され、結果的にはキュアパルフェの必殺技である「キラクル・レインボー」を受けて元の姿に戻り、自身は遠くへと飛ばされる。
キュアパルフェに大敗してからは、「ノワールに合わせる顔がない」という理由で長らく孤島に滞在していたが、その過程で移動に使用していたボートが海に流され、またイルの能力も消失していたために帰る手段を失っていた。しかし、偶然孤島に来ていたプリキュアたちと再会を果たし、彼女たちに今までの鬱憤を晴らすべくイルの能力を強引に回復させるが、それが災いしてイルが暴走する事態に陥り、さらにノワールが迎えに来ないことも重なって自暴自棄になる。そして、暴走したイルに襲われそうになるが、間一髪のところをキュアパルフェによって救出され、孤独になった自分にも友好的に接してくるシエルに動揺するも、結果的には彼女の好意を拒絶する[ep 34]
前述の経緯から「ノワールのしもべ」としての存在意義を失って戦意喪失の状態に陥っていたが、ノワールから闇の力を強制的に与えられて強化を果たし、その影響でノワールへの忠誠心も取り戻す。同時に最後通告を言い渡されており、決死の覚悟でプリキュアを倒す決意を固めると、プリキュアのいる「いちご山」の地下空間を襲撃し彼女たちを圧倒するが、そこに祭られていたルミエルの魂の導きによって、プリキュアとともに過去のいちご坂の街へと飛ばされる[ep 37]
過去のいちご坂をさまよう中、元々自分がこの街の住人であることを思いだし、自分が孤独になったのがその街が闇に染まった影響であること、その闇を広めていた元凶がノワールであるという事実を知ることとなる。その後はノワールへの忠誠心も失い、遂にはノワールの闇そのものに恐怖を覚えていちかたちの下へと逃げ込み、泣きながら彼女たちに助けを求めるに至る。プリキュアたちの活躍で過去から帰還した際、ノワールの闇に染まって暴走したイルに吸収されるが、「キラキラルクリーマー」を入手したプリキュアたちの新しい必殺技である「プリキュア・アニマルゴーランド」を受けて元の姿に戻り、長らく取り憑いていたノワールの闇から解放される[ep 37]
プリキュアに浄化されたあとはノワールから離脱し、性悪な性格や高圧的な態度こそ変わらないが、多少なりともいちかたちに対して協力的になり、シエルに請われる形で「シエル・ドゥ・レーヴ」に居候する傍ら店の手伝いをするなど、彼女たちと行動をともにすることが多くなる。
ノワールの闇から解放されてからは肌色が良くなり、髪の色も濃いものへと変化し、衣服の一部が淡い桃色、ヘッドドレスは白色へと変わり、白いエプロンを腰に付けている[ep 35]。また、これに伴い直接的な戦闘は行わなくなったが、いちご坂に出現したネンドモンスターの集団を光のエネルギー弾で蹴散らすなど、ある程度の戦闘能力は残っている[ep 36]
最終話のエピローグでは、「ペコリンパティスリー」の前でグレイブと口論している姿が確認されている。
テレビシリーズの派生作品である『キラキラ☆プリキュアアラモードショー』の第2期版にも登場し、このショーでは巨大イルを従えずに単身でキュアマカロンとキュアショコラを罠に嵌め、新戦士のキュアパルフェをも圧倒する奮闘を見せている。
エリシオ
声 - 平川大輔[21]
ノワールのしもべを務める紳士風の若い男性。色白の肌に銀色の三つ編みロングヘアが特徴。一人称「わたし」 で、自分自身を「からっぽの道化師」と自称している。
黒色が基調の衣装を着用し、薄水色のスカーフを身につけ、青色の靴を履いている。
表向きは温厚かつ紳士然とした人物として振る舞い、だれに対しても敬語で接するなど、礼儀正しい性格を維持しているが、その本性は冷徹かつ陰湿であり、相手の弱みにつけ込んだり、相手を追いつめて絶望させることを好む。また、負の感情を克服しようとする存在を蔑視する傾向にある。
ノワールと同様に「負の感情を感じ取る」能力を宿しており、闇の力を宿すカードや相手の負の感情を映しだすを携帯している。なお、カードの中にはノワールのしもべだった者たちの力が封印されている。[ep 36]そのカードは「カードモンスター」を呼び出したり、キラキラルの収集や、形状を変化させて相手を拘束したり、しもべの能力を自身に取り込むなど、幅広い用途に用いられる。
その正体は、100年前にノワールが自分の身体から精神を離脱させ、残った身体に「エリシオ」という独自の人格を与えて誕生した存在。ノワールが掲げる闇の世界を創造するため、100年間、闇に染めたキラキラルを集めていた[ep 38]
ジュリオとビブリーが敗れたのを機に姿を現し[ep 3]、プリキュアたちを着け狙うようになる[ep 22]。その一方で、ノワールのしもべを封印して自分の力に変えるという真の目的を達成しようと暗躍し、結果的にはグレイブとディアブルをカードの中に封印することに成功する[ep 36]。自分以外のしもべをすべて封印したあと、プリキュアとの長きにわたる戦いの中で「光と闇が消えることはない」という結論に辿りつき、光と闇の因縁に終止符を打つため「からっぽの世界」を創造する独自の目的を見いだす。
自分のカードをほとんど使い果たしたあとはノワールによって吸収されるが、復活したルミエルに力を託されたプリキュアたちとノワールが激しい攻防を続ける最中にノワールの制御から離脱し、前述の独自の目的を叶えるためにノワールとルミエルを自身のカードの中に封印する。そして、そのカードの力で地球を「からっぽの世界」に変え、すべての生物たちの感情を喪失させる行動に出る。
からっぽの世界でも諦めないプリキュアたちに対抗するため、前述のノワールとルミエルのカードを取り込む形で最終形態へと変貌し、その強大な光と闇の力でプリキュアたちを圧倒するが、プリキュアたちの活躍により地球の生物たちの感情を取り戻される。それを受けて地球そのものを自分の身体に吸収し、そのまま自身が滅びる形で地球を無にしようと自暴自棄になるも、プリキュアたちに救いの手を差し伸べられることになり、最終的にはプリキュアたちが編みだした「アニマルプラネットスイーツ」で地球を元に戻される。しかし、これらの奇跡は一時のものと前置きした上で、プリキュアたちが理想とする世界を望むようにもなり、カードに封印していたノワールとルミエルの魂を解放したあと、大人しく何処かへと去っていった[ep 39]
最終形態
カードに封印したルミエルとノワールの能力を吸収して変貌した姿[ep 39]。右半身がルミエル、左半身がノワールのような容姿へと変化する。
両端が三日月形のロッドを駆使して戦い、光と闇の強大な力を自由自在に操ることが可能になり、キラキラルを宿すものを身体の中に取り込み、それらを無にすることもできる。また、身体の中に飲み込まれたものはキラキラルを徐々に消滅され、いずれは肉体も消滅する。
グレイブ
声 - 江川央生[21]
ノワールのしもべを務める筋肉質の強面男性。褐色の肌に逆立った金色のセミロングヘアが特徴。一人称は「オレ」。
黄色と赤色が基調の衣装を着用し、その上にボタンを開いた状態の黒い上着をはおり、赤い模様が施された黒色のロングブーツを履いている。また、首には白い包帯を巻きつけている。
元来より非常に柄が悪く、何事も自分より弱い者を踏み潰す形でのし上がってきた人間であり、その過程で徐々に孤立して行く中でノワールと出会い、配下となったという経緯をもつ[ep 36]。配下となったあとも粗暴かつ傲慢な性格、それに弱者や自分にとって邪魔になる存在を暴力で退けようとするような振る舞いに変化はない。また、ジュリオやビブリーとは異なり、自らを「100%の悪」と称し、自分の意思でノワールに従っているとも明言している[ep 43]
表面的にはノワールの命令に従っているが、その忠誠心は非常に希薄であり、ノワールに対して呼び捨てにすることも多い。また、見かけによらず神経質な一面をもち、自分の定めたルールには強いこだわりをもつ。
良質な「キラキラル」を厳選していたジュリオやビブリーとは対照的に、移動範囲内にあるキラキラルを発見しては無差別に奪うという手法を採っており、移動の際に用いる車から発したクラクションの効果により、一度に広範囲からキラキラルを奪う。
粘土から作り出した「ネンドモンスター」と呼ばれる複数の手下を従えており、車の運転を始めとする周辺の雑用やプリキュアとの戦闘も彼らに任せている。また、闇を膨らませたキラキラルを用いて人間たちをネンドモンスターに変化させることもできる[ep 43]
エリシオと時を同じくして姿を現し[ep 3]、彼からノワールの命令と、ジュリオやビブリーを撃退したプリキュアの存在を伝えられる。キラキラルを奪う任務に就いた当初はプリキュアに眼中がなく、彼女たちの実力を目の当たりにしたことで認識を改め、次第に関心を示すようになる。
当初はディアブルからは小者扱いされつつも、エリシオに唆される形でディアブルの闇の力を取り込むことを画策し、ディアブルを自身の車に吸収させて「ディアブルカスタム」を創り[ep 9]、さらにディアブルカスタムの力を吸収することで強化形態になる[ep 43]。しかし、団結した動物と妖精たちの連携により自身の闇を払われた挙句、ビブリーやキュアホイップに自身の考えを否定されて追い詰められ、暴走したディアブルカスタムに取り込まれる形で最終形態へと変貌して暴走する。最終的にはプリキュアたちの新たな必殺技である「プリキュア・ファンタスティックアニマーレ」の前に敗れ、そのままエリシオによってカードの中へと封印される[ep 36][注 38]
エリシオがノワールとルミエルを封印して「からっぽの世界」を創造したあと、エリシオの部下として復活を果たしており、人々から感情を抜き取る任務に就く。この際、灰色の軍服と帽子を着用している[ep 41]。その後、プリキュアとエリシオの戦いによって発生したキラキラルを浴びた影響で元の悪党としての心を取り戻し、エリシオが地球を体内に吸収した際には「プリキュアに協力するのは嫌だ」と前置きした上で、「このまま無になるのはもっと御免だ」という理由でプリキュアたちに自分のキラキラルを貸した[ep 39]
最終話のエピローグでは、前述の「ペコリンパティスリー」の前でビブリーと口喧嘩をしている姿が確認されている。
強化形態
グレイブが「ディアブルカスタム」に宿る強大な闇のエネルギーを「ノワール・レボリューション」の掛け声とともに取り込んだ姿。髪が逆立つようになるなり、顔つきが獣のように変化する。
闇のエネルギーを身体に取り巻いており、それを触手のように伸ばして攻撃することも可能になる。また、プリキュアたちの必殺技である「プリキュア・アニマルゴーランド」すらも跳ね除けることもできる。
最終形態
闇の力を暴走させた「ディアブルカスタム」がグレイブを取り込む形で巨大な怪物へと変貌した姿。髪や服装はグレイブのものだが、身体はディアブルのような青色のものになる。目は赤色へと変化している。
膨大な闇の力を宿しているが、その反動でグレイブとしての理性を失っており、終始暴走状態に陥っている。
ソルティ・ペッパー
テレビシリーズの派生商品にあたる、漫画版の『キラキラ☆プリキュアアラモード1』の描き下ろし作品に登場する漫画オリジナルのキャラクター。
ノワールに仕えるグラマラスな妖艶風の女性。派手な化粧に左右に巻いたロングヘアが特徴。一人称は「あたし」。
派手な衣装を着用し、頭部にはネコのような耳と尻尾の形をした髪飾りを身につけ、両手には黒色の手袋、両足には黒色のロングブーツを履いている。また、大きい派手な扇子を携帯している。
非常に傲慢かつ横暴な性格で、周囲には高圧的かつ身勝手な態度で振る舞い、気に入ったものを強引に奪おうとする強い独占欲をもつ。また、ノワールの指令よりも自分の感情を優先する一面をもつ。
愛情という感情に飢えており、「裏切られる」という怖さから他人に対して愛を与える行為自体を拒絶し、暴力によって人々を従わせることしか考えていない。そのため、自分の意向に逆らう存在を激しく憎悪する傾向にある。
攻撃を行う際には鋭くとがった爪を駆使して相手を引き裂こうとしたり、細長いを用いて相手を痛めつける。また、を用いた拘束攻撃を行うほか、プリキュアも苦戦するほどの強力な怪物を複数生みだすこともできる。
普段は「ソルティ城」という城を本拠地にしており、城中には「愛の間」という自室がある。また、自室には2頭のヒョウをペットとして飼っている。
物語序盤にて、街中のチョコレートに宿る「キラキラル」を奪う傍らキュアショコラに一目惚れをし、プリキュアたちにキラキラルを返す条件にキュアショコラを渡すよう迫り、脅迫する形で彼女を自分の城へと強引に誘拐する。しかし、自分の好意に応えないキュアショコラに憤慨し、「調教」と称する拷問を用いて彼女に自分への服従を強要しようと試みるが、キュアホイップたちの活躍によって阻止される。
物語終盤では、自分自身とキュアショコラの身体を溶かした上で彼女と一体化するという危険な行動へと暴走するが、キュアマカロンの活躍によってキュアショコラが解放される。そして、自分が愛に飢えていることをキュアショコラに指摘され、彼女に他人にも愛を与える大切さを口説かれたことで沈静化した。
沈静化したあとの動向などは明確に描写されていないが、ゆかりは「現在は改心してノワールの元から離脱している」と推測している。
ジャック
声 - 不明
テレビシリーズの派生作品にあたる『キラキラ☆プリキュアアラモードミュージカルショー』に登場するオリジナルのキャラクター。
ノワールとエリシオに仕えるネコのような男性怪人。薄い桃色の肌に黄色の目が顔が特徴。一人称は「オレっち」。
マジシャンのような緑色のスーツの下にトランプのジャックがデザインされた衣装を着用し、頭部には黒いシルクハットをかぶり、両手には白い手袋、首元には赤いリボンを身につけている。また、左肩にはハトを乗せている。
正式にはノワールのしもべであるが、劇中ではエリシオに仕える部下として行動しており、彼の指示に従って行動する。しかし、おちゃらけた性格が災いして任務を失敗することも多い。また、プリキュアの前では言動が荒くなる傾向にあり、その度にエリシオからは注意されている。
プリキュアと戦えるくらいの戦闘能力はあり、自分の分身を生みだすこともできる。また、窮地の際には「ジャック・ロイヤルストレートフラッシュ」という騙し技を披露することもある。
出目自体は不明だが、本人はエリシオの術に魅了されて彼に付き添うそうようになったマジシャンと述べている。
物語序盤では前述の分身技を駆使してプリキュアたちに襲いかかり、物語中盤ではかつてガミーの弟分として行動していたモンブランとともにプリキュアを始末しようと試みるが、最終的にはキュアホイップたちの必殺技を受けて完全に敗北し、エリシオの名を叫びながら倒された。

怪物・戦闘員

いずれもノワールに仕えるしもべたちによって生みだされる怪物と戦闘員たち。

イル / 巨大イル
声 - 真木駿一[注 39]
ビブリーが所有している不気味な人形。ノワールがビブリーに宿る「キラキラル」から生みだした存在。
薄い緑色の身体に、大きく裂けた口と顔面を縦断する縫い目が特徴。頭部には黒い星のマークが施された赤いシルクハットをかぶり、右足には包帯が巻かれている。
通常時はビブリーが腹話術でしゃべっているように見せており、あくまでイルそのものに自我はない。そのため、ビブリーにとって都合のいい言葉しか話さず、ビブリーが気に入らない相手に対しても容赦なく罵る。また、ビブリーが人間のこころを操る際には、口から唇の形をした黒い言霊を複数放つ。
ビブリーの「キラキラルよ、闇にそまりなさい! ノワール・フィリング!」という叫び声に応じて大量の「キラキラル」を吸収すると「巨大イル」という怪物に変貌する。通常時とは異なり自我らしきものは備えているものの、基本的には「ノワール!」という鳴き声を発するのみとなる。また、吸収したキラキラルの元となったスイーツに応じた姿へと変化するほか、周辺の空間も桃色の抽象画のような景色へと変化する。
この状態のイルをビブリーは「あたしの愛の化身」と称しており、行動目的もプリキュアとの戦闘よりも、体内に吸収したキラキラルをノワールの元へと届ける役割が優先されるが、ビブリーがその目的の障害となるプリキュアを倒すように命令すれば、それに従って行動する。
合体形態での戦闘で受けたダメージの影響で、キラキラルを吸収する能力を失うも[ep 33]、後にビブリーの必死の想いによって能力を回復させている[ep 34]。ビブリーが過去の世界で真実を知った後、ノワールの闇に染まった影響でビブリーのコントロールから外れ、「ノワールさまがお怒り」という理由でビブリーを強制的に吸収して最終形態へと変貌し、強大な力でプリキュアたちを圧倒するが、「プリキュア・アニマルゴーランド」を受けて浄化され、最後はビブリーから分離されて消滅した。
合体形態
ノワールの力でビブリーと合体した姿[ep 33]。人格はビブリーがベースになっている。
身体やシルクハットはイルがベースになっているが、服装はビブリーのゴシックロリータのドレスを着用しており、頭部にはビブリーのツインテールの髪が生えている。
通常の巨大イルよりも戦闘能力が格段に高くなっており、キュアホイップを除く4人のプリキュアを圧倒する強さを見せ付けた。
最終形態
ノワールの闇の力を宿した状態のまま、ビブリーを吸収して巨大な怪物へと変貌した姿[ep 37]。人格は、それに身体や服装はいずれもイルがベースになっており、身体は黒、両目は赤にそれぞれ染まり、複数の触手に変化した手足から攻撃を繰り出す。また、頭部の中には吸収したビブリーが取り込まれている。
キュアパルフェをも圧倒し、プリキュアたちの必殺技である「スイー・ツー・ワンダフルアラモード」や「キラクル・レインボー」をもはね返すなど、前述の合体形態をもしのぐ強さを備えている。
ネンドモンスター
声 - 真木駿一
グレイブが使役する手下たち。小柄な悪魔のような外見が特徴。基本的には「ネン!」としか喋らない。
紫色が基調のシャツを着用し、黒色のズボンと靴を履いている。また、頭部には黒いシルクハットをかぶり、首元には黒い星の模様が施された赤色のネクタイをつけている。
いずれもグレイブがつくった粘土細工の人形を素体に、グレイブが闇に染まった「キラキラル」を1つ与えることで生みだされる存在で、ある程度の知性や感情をもつ。
日常面ではグレイブに与えられた雑用や車の運転などをこなすほか、グレイブにプリキュアたちへの監視を命じられた際には一般人に変装して潜入することもあるが[注 40]、肝心の任務を忘れるという憎めない一面をもつ。
大量のキラキラルを吸収した4体のネンドモンスターが、グレイブの「ノワール・インフレーション!」というかけ声に応じて合体すると巨大な怪物へと変貌し、この状態になるとキュアパルフェ相手にも義戦できるほどに強化されている。また、怪物へと変貌した際には「ノワール!」と発声するほか、周囲の背景は紫色の道路ビルが漂う桃色の空間になる。
グレイブによっていちご坂が闇に染まった際には、プリキュアを除くいちご坂の人々たちがネンドモンスターに変身させられたが[ep 43]、いちご山の妖精たちと動物たちの連携により元に戻った[ep 36]。その後の最終話のエピローグにて、先述の「ペコリンパティスリー」の前でを口論をしているグレイブとビブリーを仲裁している姿(この時は3体登場)が確認されている。
カードモンスター
声 - 真木駿一
エリシオが使役する怪物。固有の特徴などはないが、基本的には「ノワール!」と発声する。
あらゆる物体にエリシオが所有する「キラキラル」を吸収したカードをまとわせ、エリシオの「ノワール・ミロワール!」というかけ声で生みだされ、周囲の背景は紫色のが漂う桃色の空間になる。
主にプリキュアたちの足止めや、彼女たちの実力を推し量るために活用されており、戦闘能力はあまり強くない。

悪い妖精たち

自分たちの欲望を満たすため、「キラキラル」のエネルギーをねらう悪い妖精たち。あくまでそれぞれ単独での行動が基本であり、必ずしもグループとしてひとつにまとまっている訳ではないが、作中並びに公式サイトでは便宜上彼らの総称として、「悪い妖精たち」もしくは「ガミー集団」の呼称が用いられている。

悪い妖精たちはキラキラルのエネルギーを吸収すると等身大の怪人に変貌し、その状態からさらにキラキラルを吸収すると巨大な怪物に変貌する能力をもつ。怪物の姿になるとプリキュアと対等の戦闘能力を発揮し、プリキュアの物理攻撃が通用しないほどの耐久力を得るが、キラキラルの浄化技を受けると元の妖精の姿に戻る。また、怪物形態の際は背景が紫色のスイーツが漂う桃色の空間になる。

彼らの出自について劇中で触れられてはいないが、いずれも共通して星の文様が刻まれた赤いオーブを身につけており、その能力によって悪い人格に変えられている[注 41]。後にこのオーブはジュリオによって渡されたものであり、同時に何らかの願望をジュリオに付け込まれ、彼に唆されてキラキラルを奪取していたことが、正気を取り戻したガミーの口から語られている。

大量のキラキラルを求め、ペコリンや長老たちが住む「いちご山」にあるスイーツ工房に襲撃をしかけており、これが物語の発端ともなった。その後もいちご山の眼下にあるいちかたちの町で悪さを続けていたが、各々がプリキュアによって退けられ、「スイーツフェスティバル」に出店しているスイーツのキラキラルを奪おうと全員で一斉に襲撃を図るも、「キャンディロッド」の力を得たプリキュアたちの必殺技である「スイー・ツー・ワンダフル・アラモード」を受けて全員が浄化され、正気を取り戻すに至る[ep 45]

その後はいちかたちへの謝罪を経て、それまで知らなかった「スイーツを直接味わう喜び」に初めて触れており[ep 44]、また散り散りになっていたいちご山の妖精たちにいちご山への帰還を促したり[ep 31]、同地での妖精大会議の開催にも一枚噛むなどといった行動も見られる。

ガミー
声 - うえだゆうじ[19]
最初にプリキュアと戦った悪い妖精。紫色の身体に黄色のモヒカンが特徴で、オーブはベルトとして腹部分に身につけている。一人称は「オレ」。
非常に乱暴かつ粗暴な性格であり、目的のためなら暴力も辞さず、自分に逆らう存在には平然と危害を加える。また、ケーキに宿るキラキラルを特に狙う。
劇中では、いちかが母のために作ったケーキに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとケーキを合体させたような外見になり、速さを駆使した戦闘能力を得る。しかし、結果的にはいちかがキュアホイップへと覚醒したことで形勢が逆転し、結果的には彼女の浄化技を受けて敗退する[ep 42]
自分たちを悪の道に引きずり込んだジュリオに対してはいちご山での再会の際に複雑な感情をのぞかせながらも、一方で自分の中にあった闇のせいでもあると、これまでの悪事に対しても向き合っている様子も見せていた[ep 43]
悪い妖精たちのリーダー的な存在であり、悪い妖精たちの中では唯一、いちかやペコリンに名前を呼ばれている。
テレビシリーズの派生作品である『キラキラ☆プリキュアアラモードショー』の第1期および第3期でも登場しており、ショーの第1期では自分の弟分にあたる悪い妖精のモンブランを従えて行動し、第3期では改心後でプリキュアたちと仲良く暮らしていたが、ノワールによって再度闇に染められて彼のしもべと化すが、結果的にはプリキュアの活躍によって元に戻った。
合体形態
ジュリオの闇の力によって、悪い妖精たちがガミーを中心に合体させられた姿[ep 45]。人格などもガミーがベースになっている。
すべての悪い妖精たちの特徴を併せ持つ巨人のような姿へと変貌し、頭部はガミー、腹部はプルプル、角はホットー、胴体と右腕はシュックリー、左肩はマキャロンヌ、翼はビダード、トサカはフエール、左腕はスポンジン、右肩はクッカクッキー、脚はタルトーンのような姿に変化する。
戦闘能力も悪い妖精たち全員の能力を宿しており、高速移動や分身などの能力も備わっている。
プルプル
声 - 武虎
2番目にプリキュアと戦った悪い妖精。黄色い肥満形の身体が特徴で、オーブは首飾りとして身につけている。一人称は「オレさま」。
目的のキラキラルを一心不乱に奪おうとする強欲な性格である。また、プリンに宿るキラキラルを特に狙う。
劇中では、ひまりが作ったプリンに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとプリンを合体させたような外見になり、物理攻撃を吸収する体質を得る。しかし、ひまりがキュアカスタードに覚醒したことで形勢が逆転し、結果的には彼女の拘束技を受けたままキュアホイップの浄化技を受けて敗退する[ep 4]
ホットー
声 - 伊丸岡篤
3番目にプリキュアと戦った悪い妖精。赤色の身体に炎が噴きでる頭部が特徴で、オーブは体に身につけている。
汗っかきで暑がりのため、冷たいアイスを好む傾向にある。また、アイスクリームに宿るクールなキラキラルを特に狙う。
劇中では、あおいが作ったアイスに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとアイスを合体させたような外見になり、高熱の熱風攻撃を繰り出す力を得る。しかし、あおいがキュアジェラートに覚醒したことで形勢が逆転し、結果的には彼女の浄化技を受けて敗退する[ep 46]
シュックリー
声 - 武虎
4番目にプリキュアと戦った悪い妖精。細長い口に黒色のローブを着用した姿が特徴で、オーブはベルトとして腰部分に身につけている。一人称は「オイラ」で、「シュックリー」が口癖。
シュークリームに宿るフワフワのキラキラルが好物である。
劇中では、いちか、ひまり、あおいの3人が客人のために作ったシュークリームに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとシュークリームを合体させたような外見になり。身体を回転させながら高速に動くことができる力を得る。そして、その回転を駆使してプリキュアたちの「クリームエネルギー」を使った技を弾き返す強さを見せつけるが、結果的にはキュアホイップ、キュアカスタード、キュアジェラートによるクリームエネルギーの合体技を受けて敗退する[ep 2]
マキャロンヌ
声 - 川崎恵理子
5番目にプリキュアと戦った悪い妖精。薄い緑色の顔に緑色のおかっぱの髪型が特徴で、オーブはベルトとして腰部分につけている。「マキャ」が口癖。
美しくなることに執着するナルシストな性格であり、マカロンに宿る美しい「キラキラル」の力で美しくなろうと目論む。しかし、味にはうるさく、気に入らないと判断したキラキラルには興味を示さないという傲慢な一面をもつほか、挑発に乗せられやすい弱点をもつ。
劇中では、ゆかりがいちかたちと作ったマカロンに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとマカロンを合体させたような外見になり、舌を駆使した攻撃能力を得る。そして、前述の舌を使った攻撃でキュアホイップたちの攻撃を破る強さを見せつけるが、ゆかりがキュアマカロンに覚醒したことで形勢が逆転し。結果的には彼女の浄化技を受けて敗退する[ep 47]
ビタード
声 - 伊丸岡篤
6番目にプリキュアと戦った悪い妖精。鳥のような茶色の胴体とコウモリのような翼が特徴で、オーブはベルトとして腰部分につけている。一人称は「オレ」。
ほかの悪い妖精たちとは異なり、妖精の姿でもある程度の戦闘能力をもつ。また、チョコレートに宿るキラキラルを特に狙う。
劇中では、あきらが妹のために購入したチョコレートに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとチョコレートを合体させたような外見になり、羽から強力な衝撃波を放つ力を得る。そして、その戦闘能力を駆使してキュアホイップたちを変身解除にまで追いつめ、キュアマカロンをも返り討ちにする強さを見せつけるが、あきらがキュアショコラに覚醒したことで形勢が逆転し、結果的には彼女の浄化技を受けて敗退する[ep 6]
フエール
声 - 武虎
7番目にプリキュアと戦った悪い妖精。うきわを着用した黄色い身体が特徴で、オーブは腰部分につけている。一人称は「オレさま」。
ドーナツに宿るキラキラルが好物である。
劇中では、ペコリンといちかが作ったドーナツに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとドーナツを合体させたような赤い外見になり、口からは黒い衝撃波を放つ力や、分身する能力を得る。しかし、5人で連携するプリキュアに翻弄され、結果的にはキュアホイップの浄化技を受けて敗退する[ep 40]
スポンジン
声 - 伊丸岡篤
8番目にプリキュアと戦った悪い妖精。チョコレートがかかった黄色いスポンジケーキのような身体が特徴で、オーブは腰部分に着用している。
スポンジケーキに宿るフワフワやわらかなキラキラルを特に狙うが、焦げたスポンジケーキには拒絶している。
劇中では、いちかたちが客人のために作ったスポンジケーキに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態になるとスポンジケーキを合体させたような外見になり、自由自在にあやつる長い手で攻撃する力や、口から光線を放つ能力を得る。しかし、結果的には5人のプリキュアのクリームエネルギーを受けて敗退する[ep 20]
クッカクッキー
声 - 武虎
9番目にプリキュアと戦った悪い妖精。ハートや星形の模様がある茶色のドラゴンのような身体が特徴で、オーブは首元に着用している。
クッキーに宿るキラキラルを特に狙う。
劇中では、いちかたちが客人のために作ったクッキーに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとクッキーを合体させたような外見になり、背中にあるクッキーを放つ攻撃能力を得る。しかし、結果的にはキュアジェラートの浄化技を受けて敗退する[ep 48]
タルトーン
声 - 川崎恵理子
10番目にプリキュアと戦った悪い妖精。黄色いおかっぱの髪型に赤色の身体が特徴で、オーブは首飾りとして着用している。
エレガントになることに執着している。また、タルトに宿るキラキラルを特に狙う。
劇中では、いちか、ひまり、あおいの3人がゆかりとあきらのために作ったタルトに宿るキラキラルを狙い、そのキラキラルを吸収して怪物形態に変貌するとタルトを合体させたバレリーナのような外見になり、身体を駆使することで高速の回転攻撃をしかける能力を得る。しかし、結果的にはキュアマカロンとキュアショコラによる浄化技を受けて敗退する[ep 26]
モンブラン
声 - 不明
テレビシリーズの派生作品にあたる『キラキラ☆プリキュアアラモードショー1』で初登場するオリジナルのキャラクター。
薄い青色の身体にモンブランを乗せている頭部が特徴で、オーブは腰部分に着用している。また、胸部と腰部には鎧を身につけている。語尾に「クリ」とつけて話す。
劇中ではガミーの弟分として行動しており、彼からの指示には中実に従っているが、お調子者な性格が災いして作戦を失敗。することも多い。
また、『キラキラ☆プリキュアアラモードミュージカルショー』でも登場しており、そこではエリシオに仕える部下として行動しており、同じくエリシオの部下であるジャックとともにプリキュアたちを襲撃する。

プリキュアの家族

宇佐美家

宇佐美 源一郎(うさみ げんいちろう)
声 - 津田健次郎[19]
いちかの父で空手家。家の隣に道場を開いている。家事全般もそれなりにこなし、男手ひとつでいちかを育てているが、年頃の女の子の気持ちが読めないことが最近の悩みで、娘・いちかからはその無神経さを煙たがられている。
娘と違って、あきらが女子であることは最初から知っており、娘とあきらが仲良くしているのを見て「お姉さんができたみたいで良かったな」と喜んでいた(娘はこの発言を聞くまで、あきらが女子であることを全く知らなかった)。
師範代ということもあり、空手に関しては並はずれた腕前を持ち、いちご坂スイーツフェスティバルにおける一件では、突進して来たフエールの攻撃を素早く避け、即座に蹴り飛ばす離れ業も見せた[ep 45][注 42]。その一方で、フェスティバルには苺の被り物を着用して参加するというお茶目な一面も持ち合わせている[ep 45]
宇佐美 さとみ(うさみ さとみ)
声 - 山口由里子[19]
いちかの母で医師。世界中の小さな村を診療のために飛び回っているので、家にはほとんどいないが娘・いちかにはとても慕われている。
帰国の予定はありながらも、急患が出たりなどでその都度延期となっていたが[ep 42]、後に一日限りで帰国を果たし、一家団欒のひとときを過ごした。一緒に過ごす中でいちかの成長に喜びを示すと共に、今まで構ってあげられなかった後悔の念が溢れ、思わずいちかと抱擁を交わす場面も見られた。海外へ出発する直前、グレイブの出現により戦いに行かなければならなくなったいちかを、かつて自身がいちかに教えたように「笑顔」で見送った。また、この時いちか手製のケーキを手土産として受け取っている[ep 8]
その後もいちかの誕生日に帰国し、キラパティで行われたいちかの誕生会に参加しているが、運悪くノワールに襲撃され、キラキラルを抜き取られるという憂き目に遭っている[ep 38]

立神家

立神 雷桜(たてがみ らいおう)
声 - 小村哲生
あおいの父。立神コンツェルンの社長。妻と共にあおいのライブに訪れた。みつよしに立神コンツェルンの跡取りを託す。
立神 藍子(たてがみ あいこ)
声 - 中村英香
あおいの母。夫と共にあおいのライブに訪れた。
水嶌 みつよし(みずしま みつよし)
声 - 佐藤拓也
あおいの執事。会話中に眼鏡をいじるクセがある。
幼少期に身寄りがない所を立神家に拾われ、歳が近いあおいとは遊ぶ仲でもあった。執事兼保護者代理としてあおいを一人前の淑女にするため厳しく教育しており、ロックバンドやパティスリーの活動を快く思っておらず、どちらの活動も禁止するように通告するが、他の一般人共々キラキラルを奪われて意識を失った中で、あおいのロックを聞いて残っていたキラキラルがあり、実は心に響いていてあおいを理解する気持ちがあった。以降は、成績学年5位以内をキープする事を条件にロックバンドとパティスリーの活動を認めている[注 43][ep 7]。後に社長の雷桜に立神コンツェルンの跡取りを託される[ep 18]
あおいがうんざりするほどマナーにうるさく、彼女と一緒にパーティーへ出席することになったひまりにも事前にレッスンを受けさせるなど他人にも厳しい。しかもスパルタで、間違えると容赦なく「マナー違反!」と指摘する。その時にあおいとひまりを見て「お2人はタイプが違うのになぜ仲がいいのでしょう?」と述べたのが元で2人の関係がギクシャクしてしまう。しかし逆にそれが2人の仲をより強固にするきっかけとなり、それを見て共通点を見つけ「好きなものに対して頑固なほど一途なところ」と発言したいちかのセリフに賛同する(ひまりの項目も参照)[ep 17]

琴爪家

琴爪 しの(ことづめ しの)
声 - 天野由梨
ゆかりの祖母で、茶道家。淑やかな京ことばを話す。ゆかりに茶道の基本となる礼儀作法を仕込んだ。
お茶会でリオが立てた茶にただならぬものを感じ取り、ゆかりに警戒を促すなど鋭い感性の持ち主でもある[ep 21]

剣城家

剣城 みく(けんじょう みく)
声 - 本渡楓[22]
あきらの妹で、年齢は9歳。姉のあきらと同じ赤色の髪で、向かって右側に星の髪飾りをつけている。生まれつき病弱で、現在も病気で入院している。至らない部分もあるが、しっかりものの姉想いと、あきらと似た性格である。あきらと同じくチョコレートが好きであるが、きっかけは幼少期にトイプードルに吠えられて泣いていたところを、あきらから笑顔になるようにとチョコレートを貰った事から。
みくの看病のために両親が入院する病院の近くに引っ越し、その関係でいちご野高校から遠くなるため、あきらは祖母のトミの家にお世話になるため引っ越してしまい、離れ離れになった。その後一時的に元気になったため、外泊許可を得ていちかやあきら達がいるキラキラパティスリーにやって来て、パティスリーの手伝いを買って出る[ep 49]。またあきらの通う高校の学園祭(詳細はいちご野高校の項目を参照)にも参加しており、『不思議の国のアリス』の主人公・アリスの仮装で催しを楽しむ様子を見せた[ep 1]
病弱の自分に尽くすあきらの姿勢を嬉しく思う一方で、あきらがみくの病気を治すべく研究者を目指すと告白した際には、自分のせいであきらの人生を束縛してしまうことに対する罪悪感を抱く様子を見せた。しかし、逆にこの感情をエリシオに利用され、捕われることとなる[ep 28]
剣城 トミ(けんじょう トミ)
声 - 宮沢きよこ
あきら、みく姉妹の祖母。あきらが通ういちご野高校に近いことから、両親の元を離れたあきらの下宿先となる。
宇佐美家の隣に自宅があるため、いちかとあきらは隣同士の関係ともなった。

いちご坂中学校

いちか・ひまり・あおい・シエルが通う男女共学の中学校。男子の制服は紺色の学ラン、女子の制服は紅色(赤に見えるが色味が違う)のセーラー服(襟は冬服は紅色の地に白ライン、夏服は白地に紅色のライン)と緑色のタイで、いちかはピンク色、ひまりは黄色、後に編入したシエルはライトグリーンのタイを付けている。あおいはタイは付けず、水色の長袖セーター(夏服時はベスト)を着用。夏服は、男女共に半袖に切り替わる。

校長
声 - 豊富満
いちご坂中学校の校長。紫色のスーツを着ている中年男性。学校でシエルがキラリンの姿に戻ってしまった際、彼女が隠れたダンボール箱を回収しようとするが、いちか渾身のギャグに気をそらされ、キラリンは難を逃れた[ep 3]

いちかのクラスメイト

和泉 わたる(いずみ わたる)
声 - 虎島貴明
スポーツが得意な少年。
中野 ひろき(なかの ひろき)
声 - 金子誠
にぎやかなムードメーカーの少年。
神楽坂 りさ(かぐらざか りさ)
声 - 渋谷彩乃
明るくミーハーな少女。
いちかにカップケーキを作るよう提案し、出来上がった「ひつじカップケーキ」を試食用として分けてもらい、リオ(ジュリオ)のすすめもあり塾へ向かう途中食べたが、直後にできあがったキラキラルをジュリオに奪われてしまう[ep 44]。のちに復活した彼(ピカリオ)からこのことを謝罪される[ep 29]
光岡 じゅんこ(みつおか じゅんこ)
声 - 引坂理絵
のんびり屋の少女。

いちご野高校

ゆかり・あきらが通う男女共学の高等学校。制服は、男女共通でベージュ色のブレザーを着用し、男子の制服はグレーのスラックスと青色のネクタイ、女子の制服は薄茶色のスカートにチャコールグレーのソックス、青色のリボンで、ゆかりは紫色、あきらは赤色のリボンを付けている。

ゆかりとあきらにはそれぞれ「お慕いするファンの集い」ができており、それぞれ制服のブレザーの胸元にゆかりとあきらのイラストが入った缶バッジを付けている[注 44]。当初はキラパティに通う2人を快く思わず、店に押しかけ2人がもうキラパティに通わないよう説得に及んだこともあった。もっとも二人からはやんわり受け流されており、最終的にはハリネズミフルーツタルトを一緒に食べたことでキラパテイを認めるに至っている[ep 26]。またこれ以降も複数回にわたって登場しており、主にゆかりの依頼による働きぶり[注 45]も度々描かれている。

作中では学園祭の様子も描かれており、『不思議の国のアリス』の世界をテーマに、学園祭の実行委員長であるあきらの提案により、来校者が仮装して楽しめるように工夫されている。また、後夜祭で手作りクッキーを一番大切な人に渡すと、自分の思いが伝わると言われている[ep 1]

ロックバンド

ワイルドアジュール

あおいが所属しているロックバンド。アジュールとは青色系統の色の1つ。

園部 けい(そのべ けい)
声 - 真木駿一
メガネをかけたリーダーの若い男性。担当はベース。バンドの楽曲は彼が作曲している。
路上ライブをしていたあおいの演奏に惚れ込み、バンドのメンバーとしてスカウトした。後に家業である医院を継ぐべく、医師になるための受験勉強に専念することとなり、脱退することが決定した[ep 18]
横川 りゅうた(よこかわ りゅうた)
声 - 中澤まさとも
跳ねた緑の髪の少年。担当はギター。
浅香 さら(あさか さら)
声 - 祖山桃子
メッシュが入った黒いおかっぱの若い女性。担当はドラム。

ガナッシュ

岬あやねが所属するロックバンド。

岬 あやね(みさき あやね)
声 - Machico[23]
あおいの憧れの人。「ガナッシュ」のボーカル。濃いピンクの髪をポニーテールにした若い女性。
あおい達が出場したバンドコンテストの審査員を担当した際、ワイルドアジュールの演奏に心を惹かれ[ep 46]、彼らが「BLUE ROCK FESTIVAL」に出場できるよう推薦していた。しかし、プロのミュージシャンだけあってか、物事の判断において極めて現実的かつシビアな評価を下す一面も持ち合わせている。「B. R. FES」では自分と同じ舞台に立つことで夢が叶ったと思い込み、興奮するあおいの姿を目の当たりにしたことで半ば期待外れとも言える呆れの念を抱いている[ep 19]ほか、あおいから園部けいの脱退について相談を受けた際には、落ち込むあおいに対し、辛辣な言葉で突き放す態度を見せた[ep 18]

その他の人々

日向 まりこ(ひむかい まりこ)
声 - 藤井ゆきよ
スイーツショップ「シュガー」の店主(声 - 天田益男)の娘。バレリーナとして活躍しており、いちご坂商店街のマドンナでもある。「スイーツフェスティバル」には出店側として参加したこともある[ep 45]
児玉 えみる(こだま えみる)
声 - 鈴木絵理
キラキラパティスリーの初めての客の小学生で、常にデジタルカメラを携帯している。キラキラパティスリー前で三ツ星にゃんこを撮っていたところをいちかと出会い、親友(みっちゃん・あゆみ・まいたん・ともちん)とのお茶会に必要なスイーツを頼む。後日いちか達が作った「ワンダフルアニマルスイーツ」を受け取るもスポンジンにキラキラルを奪われるが、プリキュアの活躍でキラキラルが戻り無事お茶会も行われ、その後親友と共にキラパティに来店した[ep 40]。スイーツフェスティバルにも、親友と共に訪れている姿が確認されている[ep 45]
辰巳 だいすけ(たつみ だいすけ)
声 - 間島淳司
キラキラパティスリーを訪れた若い男性客。いちか達のバックアップにより、小学生時代の同級生のみどりにクッキーをプレゼントする[ep 48]
中村 みどり(なかむら みどり)
声 - 佐藤朱
苺坂保育園の保母の若い女性で、眼鏡をかけている。辰巳の小学生時代の同級生。いちご坂スイーツフェスティバルにもだいすけと共に訪れている[ep 45]
ナタ王子
声 - 鳥海浩輔
コンフェイト公国の王子。来日中に偶然見かけたゆかりに一目惚れしたため、プロポーズしてコンフェイト公国へ連れて行こうとするものの、止めに入ったあきらを恋敵とみなし、ゆかりをかけて様々な対決を行う。しかし、どの勝負も品性や礼儀はおろか、常識までもが著しく欠落したもの[注 46]であり、かえって醜態を晒すこととなる。最終的にゆかりのためにスイーツを作り、素敵さを競うこととなるが、勝負当日にエリシオの襲撃を受け、自身のスイーツからキラキラルを抜かれた挙句、気絶してしまう。結果的に、ゆかりからコンフェイト公国行きを断られ、失恋に終わった。最後にはゆかりが作った「チョコマカロン」を受け取ると共に、あきらに対してゆかりを幸せにしてくれるよう言い残すと、そのまま去って行った。なお、あきらが女であることには最後まで気付かなかった[ep 22]
立花 ゆう(たちばな ゆう)
声 - 魚建
老齢の科学者で、ひまりの愛読書「スイーツの科学」の著者。スイーツのイベントで巨大スポンジケーキを作る実験をした。またこの実験の結果に落胆したひまりに対しては「スポンジケーキが膨らませるのはなにか? それは作る人の思いじゃ」と語り自信を持たせた[ep 16]
また、上述のイベント以降もひまりとは親交があるらしく、劇中では自身の研究所を訪れたひまりにスイーツの作り方を教授している[ep 13]
ソレーヌ
声 - 恒松あゆみ[24]
シエルがパリ在住時に働いていたパティスリー「MON TRESOR」(モン・トレゾール)のオーナーで、シエルを天才パティシエへと育て上げた女性。
新たなパティスリーを立ち上げるために実力のあるパティシエを起用しようとフランス各地を回る過程でジャン=ピエールの実力を買いパティシエとして迎え入れるべく工房へ赴くが断られる。しかしそこで修業していたシエルを見つけつくったスイーツを見て才能を見抜き店のパティシエとしてスカウト、彼女もこれを受諾する。開店後シエルのスイーツは話題を呼び、店は「スイーツのセーヌ川」と例えるられるほどの長蛇の列ができる人気店となった。
突如「世界を見たい」とパリを去ったシエルを連れ戻し「世界パティシエコンテスト」に出場させるためいちご坂を訪れ、いちご坂の雰囲気や規模をパリと比較し彼女のような天才には相応しくない場所であることを告げると共に、いちかたちに彼女との出会いを明かす。
シエルがいちかたちのアイデアを得て作った「ハムスターパンプキンプリン」を食べてその実力を再確認すると共に、彼女がいちかたちから他人を思いやることを教えられたこと、そしていちご坂にいてもなおパティシエとして高みを目指す姿勢を理解し、彼女の思うままにするよう承諾すると共に、キラパティとしてコンテストに出場するよう依頼する[ep 30]
ジャン=ピエール・ジルベルスタイン
声 - 尾上松也
シエルのパリ時代の師匠であり、映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』の物語の中心となるパティシエ。
スイーツ作りに情熱を燃やすが、変わった性格の持ち主でもある。
第22話でシエル(キラリン)の回想シーンで姿を見せているほか、第37話でもソレーヌがシエルの過去を話す場面で登場する[25]
「弟子は取らない主義」と断言しており、そのためシエルも彼の工房を借りて独学で修業に励んでいた[ep 30]
ゆり
声 - 駒形友梨
テレビ番組『ぼくらのスイーツ』アシスタントのオーディションに来た女性の一人[ep 13]
かなこ
声 - 宮本佳那子
同じく『ぼくらのスイーツ』アシスタントオーディションに来た女性の一人[ep 13]

動物

三ツ星にゃんこ(みつぼしにゃんこ)
声 - 尾畑美依奈
いちかたちの街に住む、おでこに3つの星模様がある野良猫。いちご山の野良猫たちを率いるボスでもある。この猫が訪れたスイーツの店は大繁盛すると言われている。気難しい性格で、何とか懐かせようとするいちかに対し逃げ回って翻弄させるが、ゆかりには懐いている。
「ディアブルカスタム」を纏ったグレイブによっていちご坂が闇に染められた際には、この猫がいちご坂の危機を救う突破口を開くこととなった[ep 36]
パコ
声 - 渋谷彩乃
えみるのペットであるポメラニアン

次回作のプリキュア

いずれも次回作『HUGっと!プリキュア』の登場人物で、最終回にゲストとして登場。

野乃はな(のの はな) / キュアエール
声 - 引坂理絵
同作品の主人公。
はぐたんと共にキラキラパティスリーを訪れるが、その道中に出会ったゆかりに「素敵なお姉様」と憧れを抱く。
長老の身体との戦闘でも本作品のプリキュア達に助太刀するが、本作品のプリキュア達とは異なり、キラキラルを伴わない近接格闘のみで長老の身体にダメージを与えていた。
はぐたん
声 - 多田このみ
キュアエールたちのパートナーである赤ちゃん。
はなに抱えられ、キラキラパティスリーを訪問する。

プリキュアの設定

本作品におけるプリキュアは、「伝説のパティシエ」として位置付けられている[26]。スイーツに宿る「キラキラル」の力を自在に操ることができ、言い伝えではみんなを笑顔にするためにスイーツ作りをしていたという[27]

いちかたちが作り、想いの力で結晶化した各々の「アニマルスイーツ」を「キュアラモード・デコレーション!○○!(用いるスイーツの名前)」と唱えながら「スイーツパクト」に装着し、パクトにある星型のボタンを押し、「○○と、○○を!レッツ・ラ・まぜまぜ!」と前半の名乗り(後述)を唱えながらパクト手前にあるボウルをスティックで混ぜて光のクリームを作り出し、そのクリームを纏いながらプリキュアへと変身する。変身時はあきらのみ形がタンクトップにホットパンツ状となっており、それ以外の5人はワンピース状の光の衣を纏っている。いずれもモチーフとなった動物の耳と尻尾が付いており、パルフェを除いてブーツの先は動物の足のようになっている。変身バンクは各キャラをイメージした個人BGMが前半まで[注 47]流れ、途中から共通BGMへと繋がる[注 48]。変身後は「キュア○○! できあがり!」と後半の名乗り(後述)を行う。第6話で初期メンバーの5人が揃い、第8話から毎回ではないが全員で「キラキラ☆プリキュアアラモード!」と名乗るようになる[注 49]。その際の立ち位置は向かって左からショコラ・ジェラート・ホイップ・カスタード・マカロンの順に立ち、パルフェは第26話からジェラートとホイップの間に立つ。ペコリンはホイップとパルフェの前に立つ。

変身すると従来のシリーズと同様に常人を遥かに超えた身体能力と格闘能力を得る他、キラキラルを使うことで「クリームエネルギー」と呼ばれる力を使うことができ、パクトのボウルを「キラキラキラルン、キラキラル!」と唱えながらスティックで混ぜることでエネルギーを増幅させ、敵に向かって攻撃することができる。初期メンバーは後に「キャンディロッド」を、パルフェは「レインボーリボン」をそれぞれ用い、クリームエネルギーを繰り出すようになる。

一般人は悪い妖精が現れると避難する程度で、当初プリキュアの存在は知られていなかったが、「いちご坂スイーツフェスティバル」での一件を機に、同イベントの出店者や観客に「スイーツを守ろうとする少女達がいる」と認識されるようになり、「いちご山養蜂場」が戦闘現場となった際には事件解決後にテレビ沙汰にもなったこともある[ep 15]

本作品ではプリキュアであることを周囲に明かしてならない理由や、明かした場合のペナルティについて妖精たちから言及はない。ただし「注目されると恥ずかしい」(ひまり)、「周りの人を危険に巻き込んでしまう」(あきら)、「知られると面倒」(ゆかり)といった理由から、自主的にプリキュアであることを明かさないようにはしている[ep 44]

キュアホイップ

いちかが変身するプリキュア。用いるアニマルスイーツはうさぎショートケーキで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!ショートケーキ!元気と、笑顔を!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアホイップ!できあがり!」。

イメージカラーはピンクコスチュームはショートケーキとウサギがモチーフで、頭部にはウサギの耳とショートケーキが乗ったカチューシャが付いており、スカートがショートケーキの断面のようになっている。腰部分にホイップクリームに見立てたウサギの尻尾が付いている。パフスリーブになったワンピースと、その上にピンクのベストのようなものを着ている。白いポンポンが付いた白いショートグローブとピンクのショートブーツを着用。首にはピンクのチョーカーが付き、ピアスはグローブとブーツに付いているようなポンポンと同じ形状のもの。髪型は巨大なピンクのツインテールになり、先端はウサギの足のようになっている。

ウサギの持つ跳躍力と聴力を持っており、空高くハイジャンプすることが出来るほか、ウサギの耳で物音を聞くことで敵の場所を察知することが可能である。クリームエネルギーは淡いピンク色のホイップクリーム状となっており、のように扱うことができる。

個人技
ホイップ・デコレーション
キャンディロッドのクリームエネルギーをかき混ぜて充填させた状態でロッドのピンクの星を押し、「キラキラキラルン!ホイップ・デコレーション!」と唱えることで、イチゴが添えられた大きいホイップクリームのエネルギー弾を放つ。

キュアカスタード

ひまりが変身するプリキュア。用いるアニマルスイーツはりすプリンで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!プリン!知性と、勇気を!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアカスタード!できあがり!」。

イメージカラーは黄色。コスチュームはプリンとリスがモチーフとなっており、スカートはプリンのようになっている。腰にはオレンジのリスの大きな尻尾がつく。上部分は首後ろでリボン結びになったホルターネック状の黄色い服で、胸元にはリボンが付く。白いロンググローブを付け、白フリルがついた黄色の靴下と、オレンジのアンクルストラップパンプスを履いている。首元のチョーカーは赤色でさくらんぼの飾りが付く。ピアスもさくらんぼの身のような形状をしている。髪型は本人から見て左側に垂らす橙色のサイドテールとなり、頭部にはプリンが乗ったカチューシャとリスの耳がつく。瞳の色も変身前の茶色から橙色に近くなる。6人の中で一番小柄で背が低い。

リスのような俊足が持ち味で小柄な事も相まって高機動で小回りの効いた戦闘を得意とする。クリームエネルギーは淡い黄色で、相手を縛ったり、プリン状に変化させて閉じ込めることが可能。キュアホイップと協力しての攻撃を行うことも多い。小柄な体格なため、敵の攻撃に派手に吹っ飛ばされるシーンが多い。

個人技
カスタード・イリュージョン
キャンディロッドの黄色の星を押し、「キラキラキラルン!カスタード・イリュージョン!」と唱えることで、2つのサクランボを出した後ぶつけて無数の黄色のエネルギー弾を出し相手に向かって放つ技。攻撃のみならず、敵の放った技を打ち消す用途にも用いられる。

キュアジェラート

あおいが変身するプリキュア。用いるアニマルスイーツはらいおんアイスで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!アイス!自由と、情熱を!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアジェラート!できあがり!」。

イメージカラーは。コスチュームはアイスとライオンがモチーフになっており、髪型がライオンの、スカートがアイスを模したバルーン状になっている。上着はファーのついた革ジャンで、襟がアイスのコーンのようになっている。青いグローブ、青いチョーカーと王冠のピアスを付け、青いブーツを履いている。頭部には青いライオンの耳、腰からは青い尻尾が付き、水色のソックスは名乗りの直前に右足だけ上げる。アイスの乗った王冠を被っている。初期メンバーで唯一アシンメトリーのコスチュームである。

ライオンのように勇猛果敢に敵に挑み、淡い水色のクリームエネルギーを氷に変化させて拳に纏うことで攻撃をすることが可能となっている。また、雄叫びを上げることで、その大声で敵をひるませるだけでなく、キラキラルを放出し光の粒でダメージを与えることもできる。前述のコンセプトに則り、ほぼ肉弾戦を行わない本作品のプリキュアの中にあって、例外的に腕力を活かして敵を投げ飛ばすなどといった戦闘スタイルを取っている。

個人技
ジェラート・シェイク
キャンディロッドの青色の星を押し、「キラキラキラルン!ジェラート・シェイク!」と唱えることで、大きな氷を作り出し、連続パンチで砕いた氷を相手に向かってぶつける。対象を凍らせることも可能。

キュアマカロン

琴爪ゆかりが変身するプリキュア。用いるアニマルスイーツはねこマカロンで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!マカロン!美しさと、トキメキを!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアマカロン!できあがり!」。

イメージカラーは。コスチュームはマカロンと猫がモチーフで、頭部にはマカロンを模したヘッドドレスと猫耳が付いている。服は袖がパフスリーブ、スカートがマカロンを模したバルーン状になっており、腰部分から濃い紫の尻尾が生えている。白いロンググローブと紫のロングブーツを着用し、左足首には丸く赤いアンクレット、首元には紐の長いリボン結びのチョーカーが付く。ピアスはゆかりの時に付けていたものと同じで、髪型もさほど変わらないが、若干伸びて髪色はやや濃い紫色になり、ボリュームも増えている。

猫のような俊敏さと柔軟性が特徴で、敵の攻撃を受け流し回避しながら挑発・翻弄する。爪による攻撃も行う。クリームエネルギーは薄紫色で、シャボン玉のようにして飛ばしたり、マカロンの形に生成しヨーヨーのようにして投げた後に絡め取る戦法もできる。防御手段はもっておらず、守りに回ると苦戦を強いられている。

個人技
マカロン・ジュリエンヌ
キャンディロッドの紫色の星を押し、「キラキラキラルン!マカロン・ジュリエンヌ!」と唱えることで、マカロン型のクリームエネルギーを飛ばし「にゃーお♥」の掛け声でクリームエネルギーから爪を出し相手を攻撃する。

キュアショコラ

あきらが変身するプリキュア。用いるアニマルスイーツはいぬチョコレートで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!チョコレート!強さと、愛を!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアショコラ!できあがり!」。

イメージカラーは。コスチュームはチョコレートと犬がモチーフで、頭部にはチョコレートがかかったようなシルクハットと犬耳がつく。服は襟付きのジャケット風のチュニックをベルトで締め、その下に赤いレザーパンツを着用しており[28]、袖はパフスリーブになった長袖。右肩にチョコレート色のマントをつけ、胸元にはチョコレートを模した飾りとネクタイが付く。腰から赤い尻尾が生えており、白いグローブを付け、白いニーハイソックスと、赤いブーツを履いている。首にはあきらの時に付けていたプレートと同じような飾りのチョーカーを付け、ピアスも似たようなプレートのものを付けている。髪は向かって右側に流れたような髪型になり、変身前よりやや明るい赤色に一部に茶色のメッシュが入る。

犬のような俊敏性を兼ね備え、鼻が利くようになっており、敵の居場所もその匂いで察知することができる。クリームエネルギーは薄い赤色で、剣のような形にしての近接戦を行う。また、チョコレートのようなブロック状の足場を作ることで高い場所への移動も可能で、他の4人では敵わない飛行する相手とも同等に戦える。マカロンと連携することもあり、彼女がつくったヨーヨーに乗り、そこからの攻撃でタルトーンを退却させたこともあった[ep 26]

個人技
ショコラ・アロマーゼ
キャンディロッドの赤色の星を押し、「キラキラキラルン!ショコラ・アロマーゼ!」と唱えることで、ドリルのようなチョコレートを発射し、相手の攻撃を包み込んで球状にし、闇のキラキラルを浄化する技。

キュアパルフェ

シエル(キラリン)が変身するプリキュア。第23話から登場。用いるアニマルスイーツはペガサスパフェで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!パフェ!夢と、希望を! レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアパルフェ!できあがり!」。

イメージカラーは正式には虹色とされるが[29]もイメージカラーとしてみなされる[注 50]。コスチュームはパフェとペガサスがモチーフで、髪の色はキラリン同様の明るいピンク色に変わり大きなポニーテールへと変化、頭部にはパフェの飾りと羽がついたカチューシャを付けている。青緑のドレスを着て白いスカートを履き、向かって右側に緑・黄色・橙・赤のストールのような腰布を巻いている。左肩にはオレンジとメロンのような飾りがあり、ピアスは黄色・赤・緑の丸い玉の形状をしたもの。白いロンググローブと、底がピンク色の馬のひづめを模した白いブーツを着用。背中にはペガサスの羽根、腰には尻尾が付く[注 51]。瞳の色はシエル時の青緑色から、キラリン時と同様の青と黄緑となり、黄緑の部分にはシエル時やキラリン時と同じ星模様のハイライトが入る。ジェラートと同じくアシンメトリーのコスチュームであり、またメンバーで唯一ノースリーブビスチェ型)のコスチュームでもある。

クリームエネルギーの色は明るめの虹色。武器はレインボーリボンで相手に絡めて動きを封じる戦法を行ったり、ペガサスの羽根を使うことによる飛行能力を持つ。ネンドモンスターに苦戦するなど歴代の追加戦士ほどの戦闘力はないものの、単独で浄化技を使うことが出来る。ただしシエル時と同様にエネルギーを多く消費するのが欠点であり、空腹になると変身が解けてしまい、キラリンの姿まで戻ってしまう。

ちなみに映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』ではシエルでの絶不調さが変身にも波及してしまい、パルフェの容姿がキラリン(キュアキラリン)になってしまう描写がなされている。

浄化技
キラクル・レインボー
レインボーリボンの星の部分を約30度動かし「行くよ!アン・ドゥ・トレビアン!」と唱えパフェの器を作り敵を閉じ込めその上にパフェを盛り付け「キラクル・レインボー!」と唱えてリボンを回すことで、パフェが敵を圧縮しキラキラルが下から舞い上がり「ボナペティッ☆」の掛け声で虹色の爆風を起こして敵を浄化する。使用した相手を全て浄化していたが、ビブリーに対してスイー・ツー・ワンダフル・アラモードと同時に放った際には通用せずに終わっている[ep 37]
個人技
パルフェ・エトワール
レインボーリボンの星のボタンを押し、「キラキラキラリン!パルフェ・エトワール!」と唱えることで、リボンで七色のリングを3つ作り出し相手を拘束した後、爆発して攻撃する。基本的に一対一での戦闘を想定した技であり、一度に複数の相手を攻撃するのには向いていない。また相手が分裂する敵の場合は相性が悪い。

キュアペコリン

ペコリンが変身するプリキュア。第47話から最終回まで登場[注 52]。用いるアニマルスイーツはペコリンドーナツで、変身時の名乗りは「キュアラモード・デコレーション!ドーナツ!ペコペコと、キラキラを!レッツ・ラ・まぜまぜ!キュアペコリン! できあがり!」。

ドーナツをモチーフとしたコスチュームで、人間態に変化してから変身し、濃いピンクのツインテールの根元にリングドーナツを模した髪飾りがつけられ、スカートもドーナツを模したバルーンスカートを身に着け、腰には大きく蝶結びされたリボンがあしらわれている。

クリームエネルギーはピンクがかったクリーム色で、キャンディロッドからホイップクリーム状の弾を発射することができ、時間が経つことで爆発する。

初期の構想ではペコリンを番組の中盤で追加戦士としてプリキュアに加入させる案も存在したが、「プリキュアの可愛さとペコリンの可愛さは違う」との理由で一度棄却され[30]、終盤での登場となった。

個人技
キュアドーナッツフルー
他の妖精達と共にキャンディロッドでキラキラルをかき混ぜ、ドーナツ状にして放つ。

アラモードスタイル

メンバーがスイーツキャッスルの力でパワーアップした姿で、主にプリキュア・ファンタスティックアニマーレ発動時に変身する。キラキラルクリーマーにスイーツキャッスルをセットすることで変身する。

コスチュームはロングドレス状になり、スカートには各プリキュアのイメージカラーに準じた宝玉があしらわれていたり[注 53]、モチーフとなる動物の耳が付いた厚みのあるカチューシャを着用している等の共通点がある。また、コスチュームの対称性は通常形態と同じ(ジェラートとパルフェはアシンメトリー、他はシンメトリー)である。

のちの『映画 プリキュアスーパースターズ!』においても、同作品には登場しないキュアペコリン以外のメンバーたちがこの形態に変身している。

キュアホイップ
胸に赤いハートのマーク、スカート上部にいちごの形状の飾りが付いた薄ピンク色のロングドレスを着用、ブーツがショートブーツからロングブーツに変わる。
キュアカスタード
ケープの付いた黄色基調のロングドレスを着用、グローブはショートサイズとなる。カチューシャは頭全体を覆い、髪型も後ろで二つ結びに分けるものに変わる。
キュアジェラート
通常形態からのコスチュームの変化が比較的少ないが、後部のみロングスカートが装着され、右足に青いロングブーツ、左足に同色のショートブーツを履き、髪もやや明るい色になりボリュームも増えている。
キュアマカロン
オフショルダー型の基調のロングドレスを着用、グローブは紫色のリボンが付いたショートサイズとなった。髪の色は薄紫色に変わる。
キュアショコラ
袖が羽毛状の赤いドレスを着用し、スカートにはパ二エを着用、後部にのみロングスカートが付いている。グローブの色は赤に変わり前腕を覆う長さとなり、ブーツも赤いニーハイロングブーツに変わる。
キュアパルフェ
肩ひもに布飾りがついた青緑色のロングドレスを着用、向かって右側に黄・紅色・赤のストール様な腰布に加え、オレンジやマスカットの飾りもつく。ロンググローブは丈の長いアームカバーに変わり、素手となっている。
キュアペコリン
容姿はほとんど変わらないが背中に蝶型のリボンが付き自由に空を飛べるようになっている。

合体技

スイー・ツー・ワンダフル・アラモード
キャンディロッドの登場により可能となった、初期メンバー5人で行う合体技[ep 45]。キャンディロッドのキラキラルポットを回し「キラキラキラルン、フルチャージ!」と唱え、5人それぞれケーキ作りの要領でクリームエネルギーを練成していく(カスタードが生地を作成し、ジェラートが混ぜ、マカロンが生地を切り、ショコラが生地を焼き、ホイップがクリームと苺を乗せる)。完成した巨大な5段ケーキで敵を包み込み、そろって「スイー、ツー、ワンダフルアラモード!」と唱えロッドのポットを回すことで敵を浄化する。6人でも使用可能で、その際はケーキの上の部分がパフェになる。
プリキュア・アニマルゴーランド
キラキラルクリーマーの登場により可能となった、6人で放つ合体技[ep 37]。キラキラルクリーマーから6つのクリスタルにそれぞれのイメージカラーのキラキラルを入れクリスタルを上部分に差し込み「キラッと輝け! クリスタルアニマル!」と唱えながらクリスタルアニマルを召喚する。6人がクリスタルアニマルの背中に乗り敵を囲んだ後回って、「プリキュア・アニマルゴーランド!」と唱えながらキラキラルクリーマーからキラキラルを出しメリーゴーランドにして包み込んで回転させる。その後中からクリスタルアニマルが出現し爆発して敵を浄化する。
プリキュア・ファンタスティックアニマーレ
アラモードスタイルに変身した6人が放つ合体技。アラモードスタイルに変身後、キラキラルクリーマーから6つのクリスタルに金色のキラキラルを入れクリスタルを上部分にに差し込み「キラッと輝け! クリスタルアニマル!」と唱えながらクリスタルアニマルを召喚し、召喚したクリスタルアニマルに乗ってキラキラルクリーマーからキラキラルを放ち対象の敵を囲んで周りながら「プリキュア・ファンタスティックアニマーレ!」と叫んで対象をスイーツキャッスル型に包んだ後に回転させアニマルゴーランドの時よりも大きなクリスタルアニマルが出現して爆発したあと対象を浄化させる。動作はほぼアニマルゴーランドと同じであるが威力は高くなっている。
プリキュア・ファンタスティックアニマーレスペシャル
アラモードスタイルに変身した7人が放つ最終合体技。キラキラルクリーマーにスイーツキャッスルをセットし、アラモードスタイルに変身した後、「プリキュア・ファンタスティックアニマーレスペシャル!」と叫びながらキラキラルクリーマーから大量のキラキラルを出し超巨大なケーキを作り出したあと、対象の敵にぶつけて宇宙まで飛ばすと中から現れたクリスタルアニマルが対象を包み込み大ダメージを与える。

関連アイテム

スイーツパクト[注 54]
変身アイテム。これとアニマルスイーツを使い、プリキュアへの変身とクリームエネルギーの生成を可能とする。変身後は左腰につけられた「スイーツパクトキャリー」に収納される。キャリーの飾りは初期メンバーとパルフェで異なっており前者は各自イメージカラーのリボン、後者は白い羽根となっている。
アニマルスイーツ
いちかたちが作るスイーツ。名前の通り動物状にデコレーションされたスイーツで、完成品には共通して星型のパーツが付いている。完成したアニマルスイーツに特別なキラキラルが込められると、キラキラルは結晶化し、小型のアイテムとなる。ここでは結晶化しプリキュアが使うアイテムとなった変身アニマルスイーツについて触れる。
うさぎショートケーキ
いちかが母への想いを込めて作り、ウサギのデコレーションを施したショートケーキ。母の帰国が延期になり、一度は「どうでもいい」とガミーに差し出そうとしたものの思い直し、ケーキに含まれたキラキラルが結晶化してアイテムに変化した。いちかはこれを用いてキュアホイップに変身する。
りすプリン
いちかとひまりが協力して作り、いちかがひまりをイメージしてリスのデコレーションを施したプリン。ひまりが「友達をなくしたくない」と強く思ったことで、アイテムに変化した。ひまりはこれを用いてキュアカスタードに変身する。
らいおんアイス
いちかがひまりと協力して作り、あおいをイメージしてライオンのデコレーションを施したアイス。アイスを狙ったホットーにあおいが「あたしの大事なアイスだ!」と力強く叫んだことで、アイテムに変化した。あおいはこれを用いてキュアジェラートに変身する。
ねこマカロン[注 55]
ゆかりが作成に失敗したものに、いちかがゆかりをイメージして猫のデコレーションを施したマカロン。マカロンを狙うマキャロンヌに対して守ろうとするキュアホイップの姿にゆかりが応え、アイテムに変化した。ゆかりはこれを用いてキュアマカロンに変身する。
いぬチョコレート[注 56]
いちかがあきらに買ってもらったものを使って作り、あきらをイメージして犬のデコレーションを施したチョコレート。チョコレートを狙うビタードからチョコレートを守ろうとしたあきらの想いがきっかけになり、アイテムに変化した。あきらはこれを用いてキュアショコラに変身する。
ペガサスパフェ
シエル(キラリン)が自身およびいちか達から分け与えられたキラキラルとジュリオ(ピカリオ)が作ったワッフルを用いて作り、いちかがワッフルを翼に見立ててペガサスを連想したところからそのイメージを反映させて作り上げたパフェ。完成後すぐにアイテム化し、シエルがこれを用いてキュアパルフェに変身する。
スイーツキャッスル
いちご坂の全ての住民達のキラキラルが結集して誕生したお菓子の城。同じ形状のものが6人分存在し、キラキラルクリーマーにセットすることでアラモードスタイルに変身できる。
ペコリンドーナツ
仲間の妖精達と離れ離れになって落ち込んでいるペコリンを元気づけようと、いちかがペコリンと一緒に作ったペコリンをモチーフとしたドーナツ[ep 40]。通常のリングドーナツにストロベリーチョコレートでコーティングし、ペコリンの髪と耳をイメージしたホイップクリームと目と口をチョコレートペンでデコレーションしている。「からっぽの世界」において、いちか達の感情と記憶を取り戻そうと、自ら作ったこのドーナツを守ろうとした際に、ペコリンがプリキュアに覚醒したのを受けてアイテム化し、これを用いてキュアペコリンに変身する[ep 41]
キャンディロッド[注 57]
初期メンバー5人とキュアペコリンの戦闘用アイテムで、初期メンバーの物はスイーツに込められた人々の思いから生まれ出たキラキラルが集まることによって新たに生み出された[ep 45]。それまで悪い妖精たちにはクリームエネルギーのみで対処していたが、このアイテムの登場により新たに決め技を発動することが出来るようになった。キュアペコリンの物はプリキュアへの覚醒と共に新たに生み出されている[ep 41]
先端に星型の装飾が施されており、柄の部分のリボンの色は各プリキュアそれぞれのイメージカラーになっている(ピンク・黄・青・紫・赤・薄いピンク)。持ち手は初期メンバー5人のは薄いピンク、キュアペコリンのは濃いピンクになっている。ロッドの中央部にキラキラルが溜まったポットが組み込まれており、これを回すことによってクリームエネルギーを作り出し、エネルギーの放出や各種の個人技・合体技を使うことができる。
レインボーリボン[注 58]
ジュリオ(ピカリオ)から託された黒いロッドが変化して誕生したキュアパルフェの戦闘用アイテム。先端部から虹色に輝く光のリボンが出ており、そのまま相手に巻き付けるほか、形状を変化させてシールドにする、リングにして相手を締め付ける、空から光の弾を降り注ぐ、虹の道を作るなど、様々な用途がある。
キラキラルクリーマー[注 59]
ルミエルが愛用していたクリーマーが、プリキュア達のビブリーを助けたいという思いによって変化したアイテム。本体モチーフはクリームしぼり。中央部にキラキラルを入れるポッドを備え、リボンの丸いボタンを押すことでキラキラルを出すことが出来る。また上部にはクリスタルやアニマルスイーツを装着することができ、クリスタルアニマルの召喚やアラモードスタイルへの変身を可能とする。
クリスタルアニマル
各々のイメージの動物をモチーフとした、透明な小瓶型のアイテム。先代のプリキュアより授けられた、それぞれのイメージカラーの球体が変化したものであり、これをキラキラルクリーマーに装着することでプリキュアに力を与える。また召喚される時に鳴き声を出す[注 60]。変身前の持ち主とも行動を共にし、状況に応じてその健康状態や感情などとリンクした反応を示すこともある。

作中用語

キラキラパティスリー[注 61]
いちかたちがスイーツを作るパティスリー工房で、通称「キラパティ」。普段は小型のカバンの形状を取っており、これを開けることであらゆる場所に工房を設置することが出来る。基本的には苺坂自然公園で工房を開くことが多いが、街の至る所で開業しているほか、夏休みに海に行った際にはクリームエネルギーで作った浮き輪に乗せてコテージ代わりに使用[ep 34]、映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』でパリを訪れた際には、シャン・ド・マルス公園エッフェル塔の真下にて開業している。
番組オープニングやエンディング映像では、工房の入り口に「KIRAKIRA Patisserie」の看板が掲げられているが、当初はあくまで工房であってお店ではないため看板も掲げられておらず、後にいちかが工房の隣に見つけた空きスペースでスイーツショップを開店することを提案、その際に看板と「キラキラパティスリー」の名称が初めて付けられた[ep 40]
いちかはパティスリーの店長、ひまりは材料の買い出し、あおいはパティスリーのカウンターやスイーツオブジェの設置、ゆかりはクリームエネルギーを使ってスイーツオブジェの製作、あきらはギャルソンをそれぞれ担当している。シエルも自身の店で余裕が出来た場合を中心に、キラパティに関わるようになった[ep 3]
制服はあきらのみズボンで、袖が七分袖、エプロンにフリルがないなどの違いがあり、それ以外の5人は水色のパフスリーブワンピースに、フリル付きの白いエプロンを着用。胸元に形状がそれぞれ違うリボン、白く丸い帽子を被り、ブーツを履いている。帽子のライン、胸元のリボン、袖口のストライプ、ブーツの色は、シエル以外の5人は各々のイメージカラーと同色となっているが、シエルは帽子のラインが赤、リボンが濃いピンク、袖口がピンク・青・黄色のストライプ、ブーツが緑となっている。また、剣城みくが着用した制服は女性用だが、帽子ライン・胸元リボン・袖口ストライプ・ブーツは赤に[ep 49]、リオはあきらの物をベースにした男性用で、帽子のラインが薄い群青色、リボンが紫、袖口がシエル同様のピンク・青・黄色のストライプ、ブーツは水色に[ep 23]、それぞれなっている。人間態のペコリンは帽子がなく私服にエプロンと紅色のリボンをつけ、ピンク色のブーツを履いており[ep 9]、数年後の最終回エピローグで成長した姿及びクロスオーバー映画『映画 プリキュアミラクルユニバース』では通常の女性用制服を着用している(帽子ライン・胸元リボン・袖口ストライプ・ブーツの色は濃いピンク)。数年後の最終回エピローグではいちかが男性用の制服を着用しているが、帽子のライン、胸元のリボン、袖口のストライプ、ブーツの色はピンク色[ep 11]。他にも漫画版『魔法つかいプリキュア!』単行本第2巻特装版特典小冊子収録エピソードでは『Go!プリンセスプリキュア』『魔法つかい』の7人も、『ミラクルユニバース』では『スター☆トゥインクルプリキュア』の羽衣ララ(キュアミルキー)も制服を着用しており、ララの制服の帽子ライン・胸元リボン・袖口ストライプ・ブーツはミントグリーンとなっている。
キラパティ開店前はピンク色のエプロン[注 62]を着けてスイーツをつくっており、改心したビブリーもこれを着ている[ep 35]
内部には調理道具が揃った工房のほか、その中の隠し扉から地下に降りると、集めたキラキラルを貯めることができる「キラキラルポット」がある[注 63]。キラキラルポットの横にあるハンドルを回すと、キラキラルから生成されたクリームエネルギーが出てきて、それをスイーツパクトのスティックで集める。このクリームエネルギーを成形して店内のオブジェやカウンター、椅子やテーブルなどの設備を作ることも出来る。
詳細については作中言及されていないが、100年前にルミエルがスイーツを作っていた店舗も、キラパティに近いものであった。
番組開始の直前に先駆けて前作『魔法つかいプリキュア!』最終回にも登場しており、この時はみらいたちプリキュアとモフルンがここを訪れ、いちかがスイーツを振る舞っている。いちかはみらいたちが食べ終わった時に「食べるの早っ!」と驚いている。
番組終了の直前に先駆けて次作『HUGっと!プリキュア』で別の町からやってきたはな=キュアエールとはぐたんがここを訪れ、いちかたちのスイーツを振る舞っている。いちかたちははなたちが食べ終わった時に笑顔を見届けていた。
キラキラル
想いが込められたスイーツに宿るエネルギー。人々や世界を元気にする力があり、プリキュアたちの力の源でもある。
ノワールの手先たちはこのエネルギーを狙っており、キラキラルを奪われることで人々は活力を、スイーツは彩りをそれぞれ失ってしまう。そのためこの状態を元に戻すには、ノワールの手先たちが使役する怪物を倒し、キラキラルを取り戻す必要がある。
苺坂町(いちござかまち)
いちかたちの住む町。また100年前にルミエルが活躍した場所でもある。山と海に挟まれた立地で坂が多く、商店街には階段も多い。また街中にはシンボルともいえる時計塔も建っている。
第46話の終盤で復活したエリシオによって、町を始めとする地球全体が「からっぽの世界」に創造されてしまう。第48話の終盤にて、プリキュア7人の活躍で元に戻った。
いちご坂商店街
苺坂町にある商店街。まりこの父が営むスイーツショップ「シュガー」やいちかたちをからかったりする店主(声 - 西村太佑)が営む青果店、それにひまりおすすめのチョコレート店「CACAOCACAO(カカオカカオ)」など、様々な店が立ち並ぶ。
マスコットキャラクターとしてイチゴの頭の「イチゴン」がおり、青果店主の提案で商店街のプロモーション動画を撮ろうとした際には、いちかがこの着ぐるみを着用している[ep 14]
苺坂自然公園(いちござかしぜんこうえん)
苺坂町にある自然公園。ガミーの襲撃を受けた際、いちかが作ったケーキを彼の手から守るべく、ペコリンがここまでケーキを避難させている[ep 42]
いちご山(いちごやま)
苺坂町の近くにある、ペコリンや長老などの妖精たちが住む山。ここで妖精たちがスイーツを作っていたが、前述のガミー集団の襲撃の際に引き起こされたクリーム爆発により、この地にあったスイーツ工房は破壊され、居合わせたペコリンや長老、その仲間たちも爆発の際の突風により散り散りになってしまった。
山の内部には大量のキラキラルが蓄積された空間も存在し、かつて戦いにより傷ついたピカリオもここで眠りについていた。また内部には古のプリキュアであるルミエルの魂を祭るケーキ型の祭壇が設けられており、そこに備えられた6本のローソクには、クリスタルアニマルの元となった飴型のアイテムも秘められていた[ep 3]
山の奥には「いちご坂養蜂場」も存在し、シエルがここで捕れる蜂蜜を入手しに訪れた際、同行していたいちかとのパンケーキ勝負が行われたこともあった[ep 15]
苺坂保育園(いちござかほいくえん)
苺坂町にある保育園で、中村みどりが勤めている。また、過去にはあおいもこの保育園に通っていた[ep 7]
いちご坂スイーツフェスティバル
苺坂町で開かれるイベント。ひまり曰く「スイーツを作りたい人も食べたい人も一緒に盛り上がる毎年恒例の一大イベント」で、源一郎と共にいちかも幼少時から訪れていた。いちかたちもキラパティとして、作る側で参加したこともある。またこのイベントにガミー軍団が襲撃を仕掛けたことが、苺坂町の住人にプリキュアの存在を認知させるきっかけともなった[ep 45]
Ciel de rève(シエル・ドゥ・レーヴ)[ep 30]
シエル(キラリン)が営むスイーツショップ。八角形の建物が特徴。
シエルを始め数人のスタッフが働いており、ビブリーも後にウェイトレスとして働いている[ep 30]
住居も兼ねており、彼女以外に復活したリオ(ピカリオ)とビブリーが居候している[ep 29]
開店当初より期間限定と謳っており、またシエルがパルフェ覚醒後はキラパティへ赴くことも多くなるなど作中への登場の機会が少なくなっていたが、ハロウィンパーティーの際にはキラパティとコラボレーションを行う[ep 30]など引き続き営業中であることを窺わせる描写も見られる。
いちご坂運動会(いちござかうんどうかい)
苺坂町で行われている運動会イベント。苺坂町を「チーム中いちご坂」「チーム東いちご坂」「チーム西いちご坂」「チームいちご坂商店街」の4ブロックに分けて戦わせる。いちかはあきらと共に「中いちご坂」、ひまりは「東いちご坂」、ゆかりは「西いちご坂」、シエルは「いちご坂商店街」で参加。また立神家は今までは「町内会に入ってない」を理由に参加していなかったが、この年はあおい・水嶌執事を始めとする立神家自体が参加した。
競技は「短距離走」「ハードル競争」「二人三脚」「騎馬戦」「障害物競走」とお馴染みの物から、玉転がしの玉をドーナツにした「ドーナツ転がし」、パン食い競争のアンパンをマカロンにした「マカロン食い競争」といったアレンジ競技、そして「カカオ89%のチョコを当てよ」という「利きチョコレート対決」といった物まであった。
いちご山妖精大会議
「ノワールの悪行を黙って見てるわけにはいかない」と長老の考えにより開かれた会議[ep 43]。いちご山の妖精たちはもちろん、かつて敵対していたガミーたち、さらに日本各地の長老たちや妖精たちも参加している。いちかたち5人もオブザーバーとして参加。
いちごの総合病院[ep 18]
みくが入院している病院。
スイーツの科学
お菓子作りの教本であり、ひまりの愛読書。カバーがボロボロになるほど読み込んでいる。著者は立花ゆう。いちかも第2話でプリンを作るべく図書館で借りている。
立神コンツェルン(たてがみコンツェルン)
あおいの両親が経営している大企業。
はちみつだいすき こぐまのきょうだい コーヘイくんとユキオくん
「いちご坂養蜂場」主人夫婦(夫 - 金子誠、妻 - 永井真里子)の息子(声 - 石橋桃)が愛読している絵本で、いちかも幼少の頃に読んだ事がある。帽子を被っていない小熊が「コーヘイ」で、被っている小熊が「ユキオ」。
黒いロッド
ジュリオ専用の武器。ピカリオのキラキラルがノワールの闇の力によって変化したもので、先端には紫色の宝石が施されている。人々からキラキラルを抜き取ったり、闇の光線を放つ能力を持つ。また奪い取ったキラキラルを用いた「ノワール・デコレーション」で、ロッド自体を様々な武器(剣、弓、槍、黒いキャンディロッドなど)に変化させることも出来る。後にキラリン=シエルのキュアパルフェへの覚醒にともない、ロッドも「レインボーリボン」へ変化を遂げた。
白いロッド
復活したピカリオ専用の武器。ピカリオのキラキラルがルミエルの光のカによって変化したもので、先端には黄色の星型の宝石が施されている。人々のキラキラルを癒して、光の光線を放つ能力を持つ。グレイブとの戦闘において破壊されてしまったが、この破片の力がいちご坂の妖精・動物達を闇の力から守った。
コンフェイト公国(コンフェイトこうこく)
ナタ王子の故郷である国。国としては小さいが、スイーツ作りが盛んな国である。
BLUE ROCK FESTIVAL(ブルーロックフェスティバル)
2日間に渡って開催される野外ライブ。あおいが憧れる岬あやね率いるバンド「ガナッシュ」も出場する。
Siroop(シロープ)
第28話でシエルが持ってきたスイーツ雑誌。登場したVOL.16では彼女がシエル・ドゥ・レーヴをバックに表紙を飾っている。
主な内容はシエルのインタビューとキラパティの特集記事である。
スイーツ科学大実験
立花ゆう主催の野外イベント[ep 16]。テーマは「立花が考案したスイーツマシンで巨大スポンジケーキづくりに挑む」である。開催前日にキラパティへ赴いた彼がひまりを見て素質を感じテストを受けさせ、見事合格したので助手に抜擢している。
生クリーム絞り器
古のプリキュア・ルミエルが愛用していた、製菓用の調理器具の一つ。現代のプリキュアたちとの邂逅の後、ペコリンを経て彼女たちに託されたこの器具が「キラキラルクリーマー」へと変化した。
シックロッシュ
大手お菓子メーカー。ひまり曰く「少し高めで特別な日に食べられるお菓子をつくっている会社」。 この会社の新作発表会にあおいが出席することになり、それを聞いたひまりが興味津々となり彼女に詰め寄る。その後あおいが「ひまりも来る?」と誘ったら、彼女は興奮しながら「参加します!」と答える[ep 17]
MON TRESOR(モン・トレゾール)
シエルがパリ在住時に働いていたパティスリーで、ソレーヌがオーナーを務めている。店名の意味は「私の宝物」。ソレーヌがジャン=ピエールの工房へ訪れた際、シエルの作ったスイーツを目にしてその才能を見抜き、彼女を専属パティシエとしてスカウトしたという経緯を持つ[ep 30]
世界パティシエコンテスト
パリで開催される世界中のパティシエたちが腕を競う一大コンテスト。ソレーヌがシエルを連れ戻しに来たのはこれに彼女を出場させるためでもあった(詳細はソレーヌの項目を参照)。
映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』も参照。
ぼくらのスイーツ
『TV Station』というテレビ局の開局30周年を記念した特別番組であり、スイーツをテーマとしている[ep 13]。放送にあたって番組アシスタントのオーディションが行われ、ひまりもこれに参加している。しかし受験者はなぜかアイドルみたいな衣装を着ており、それを見たひまりは青ざめ思わす悲鳴をあげてしまう。
立花料理研究所
立花ゆうが所長を務める研究所。ひまりが前述した『ぼくらのスイーツ』のオーディションへ出るため、立花からのアドバイスを聞くべく訪れる。

スタッフ

シリーズディレクターは若手の暮田とベテランの貝澤幸男の2人体制となる。これは一から作品を立ち上げそれから1年間作品をコントロールするに当たり、シリーズディレクターの負担が大きいため見直した結果だという[31]

シリーズ構成はプロデューサーの神木優と共に『Go!プリンセスプリキュア』や『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』を手がけた田中仁が、キャラクターデザインは井野真理恵が担当する。音楽は前作『魔法つかいプリキュア!』まで担当した高木洋に代わり林ゆうきが手がける。

また、声優には主人公の宇佐美いちか / キュアホイップを演じる美山加恋と有栖川ひまり / キュアカスタードを演じる福原遥の子役出身者2人[8]が起用されている。

主題歌

主題歌は、オープニングテーマの歌唱を第5回全日本アニソングランプリのファイナリストになった経験を持ち、声優としても活動している、シリーズ初参加の駒形友梨が担当。エンディングテーマは『Yes!プリキュア5』シリーズのエンディングテーマの歌手であり、『ドキドキ!プリキュア』では剣崎真琴 / キュアソードを演じるなど長らくシリーズに関わっている宮本佳那子が歌うこととなった。駒形と宮本はテレビシリーズ第43話でも、テレビ番組アシスタントのオーディションを受けに来た女性役で出演している。また、プリキュア役声優6人によるキャラクターソングを挿入歌として用いている。

音楽面においては放送外でも活動を活発化させており、2017年5月14日にはキャラクターソングシングルリリース記念のミニライブが[32]、同年10月7日には主題歌歌手を含めた作品単独のライブ「キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション」が開催された。また、同年8月26日には「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」に「キラキラ☆プリキュアアラモード サマーセッション」として主題歌歌手とプリキュア役声優計8人が出演した。これはプリキュアシリーズとしては2014年(「プリキュアサマーレインボー!」)以来の出演となる[33]

オープニングテーマ

SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - 大竹智之 / 歌 - 駒形友梨
第2話から第6話にはいちかによる冒頭ナレーションが挿入された。
第24話をもってオープニング映像が一部変更。映像後半にシエル / キュアパルフェが登場し、アニマルスイーツに「ペガサスパフェ」が追加された。なお、ジュリオは映像の変更後にも引き続き登場するが、その他の幹部(ビブリー、グレイブ、エリシオ)や黒幕(ノワール)は登場しなくなった。
YouTube版を含む第1話の公式配信分では、歌詞の記載がなくスタッフのみがクレジットされたバージョンのオープニング・エンディング映像が使用されている[34][35]

エンディングテーマ

エンディング映像でのプリキュアたちのダンスの振り付けは、振付稼業air:manが担当している。

レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」(第1話 - 第22話)
作詞・作曲 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra) / 編曲 - 福富雅之(Nostalgic Orchestra) / 歌 - 宮本佳那子[36]
5人のプリキュアがダンスを披露しているほか、ペコリンも登場している。
シュビドゥビ☆スイーツタイム」(第23話 - 第36話、第39話 - 第49話)
作詞・作曲・編曲 - R・O・N / 歌 - 宮本佳那子
キュアパルフェを加えた6人のプリキュアがダンスを披露しているほか、ペコリンも登場している。
トレビアンサンブル!!」(第37話 - 第38話)
作詞 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra)[36] / 作曲・編曲 - 三好啓太 / 歌 - 駒形友梨&宮本佳那子
映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』エンディングテーマをそのまま使用、映像は同作品のハイライトシーンを用いている。
映像ソフト収録版、動画配信版では「シュビドゥビ☆スイーツタイム」に差し替え。

挿入歌

「ダイスキにベリーを添えて」(第1話、第8話、第21話)
作詞 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra)[36] / 作曲・編曲 - 板垣祐介 / 歌 - キュアホイップ(CV:美山加恋
「プリアラレッツ・ラデコレーション」のBGMとしても使用される。
「プティ*パティ∞サイエンス」(第2話、第13話、第28話、第43話)
作詞 - 六ツ見純代 / 作曲・編曲 - 板垣祐介 / 歌 - キュアカスタード(CV:福原遥
「Soul Believer」(第3話、第14話、第27話)
作詞 - ミズノゲンキ / 作曲・編曲 - 睦月周平
歌 - 岬あやね(CV:Machico)(第3話、第27話)
歌 - 立神あおい(CV:村中知)(第3話、第14話、第27話)
「青空Alright」(第3話、第14話、第27話、第42話)
作詞 - ミズノゲンキ / 作曲・編曲 - 睦月周平 / 歌 - キュアジェラート(CV:村中知)
「CAT MEETS SWEETS」(第5話、第16話、第29話、第45話)
作詞 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra)[36] / 作曲・編曲 - サイトウヨシヒロ / 歌 - キュアマカロン(CV:藤田咲
「ショコラ・エトワール」(第6話、第15話、第30話、第44話)
作詞 - eNu / 作曲・編曲 - Kohei by SIMONSAYZ / 歌 - キュアショコラ(CV:森なな子
勇気が君を待ってる」(第17話、第31話)
作詞・作曲 - Motokiyo / 編曲 - 菊谷知樹 / 歌 - 駒形友梨
「虹色エスポワール」(第23話、第26話、第41話)
作詞 - 六ツ見純代 / 作曲・編曲 - 加藤賢二 / 歌 - キュアパルフェ(CV:水瀬いのり
「ススメ!スイーツウェイ」(第38話)
作詞・作曲 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra) / 編曲 - 福富雅之(Nostalgic Orchestra) / 歌 - おんなのこペコリン(CV:かないみか[36]
劇中では人間と化したペコリンが口ずさむ形で使用。
「はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ」(第38話)
作詞・作曲 - 藤本記子(Nostalgic Orchestra) / 編曲 - 福富雅之(Nostalgic Orchestra) / 歌 - 宇佐美いちか(CV:美山加恋)&ペコリン(CV:かないみか)[36]
エンディングでのクレジット記載は無し。
「IGNITION」(第42話)
作詞 - ミズノゲンキ / 作曲・編曲 - 睦月周平 / 歌 - 岬あやね(CV:Machico)
「Aile」(第42話)
作詞 - ミズノゲンキ / 作曲・編曲 - 睦月周平 / 歌 - 立神あおい(CV:村中知)

各話リスト

  • 以下断りのない限り、放送日は日曜日の日付を示し、日曜日以外に放送したものは曜日も併記。さらに通常の放送時間以外に放送された場合にはその旨脚注にて示す。
  • サブタイトルはいちか役の美山加恋が読み上げ。
  • サブタイトル背景はアニマルスイーツが画面を下から上に通り過ぎた後に登場。5人のプリキュアのデフォルメ姿とペコリンが描かれている(左上から時計回りにあおい、いちか、ひまり、ゆかり、ペコリン、あきらの順)。
  • 第7話以降は原則としてOP前の台詞読み上げに代わり、タイトルロゴ型の看板の裏側からいちかが現れて自己紹介する映像が、アバンタイトルの冒頭に加わった。なお、第22・23・40・47・48話と最終回では行われず、また第46話では幕が上がってプリキュア [注 64]・ペコリン・いちご山の長老による新春ご挨拶映像に変わった(「新春ご挨拶」はシリーズ初)。
  • アイキャッチは回によって異なり、次のような映像になっている。なおいずれの映像もプリキュアはデフォルメ状態で、BGMは同一。上記サブタイトル背景も含め、シエル加入後もそれまでのバージョンが継続して使用されている。
    • A…スイーツを食べ終えたいちかとペコリンが、歯を磨く[注 65]
    • B…お腹をすかせたペコリンに、いちかがドーナツを与えると、さらに大量のペコリンドーナツが積み上がる[注 65]
    • C…サンドイッチを作り、いちか・ひまり・あおい・ゆかり・あきらとペコリンで食べる[注 65]
  • 特別仕様エンドカードは以下の通り。
    • 第1話…DVDプレゼントのためのキーワード告知
    • 第11話…ひまりの誕生日告知
    • 第19話…ゆかりの誕生日告知
    • 第23話…翌週からのプレゼントキャンペーン開始告知
    • 第25話…シエルの誕生日告知
    • 第29話…あおいの誕生日告知
    • 第30話、第31話…『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』前売券販売告知
    • 第33話…あきらの誕生日告知
    • 第34話〜第36話…映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』上映告知
    • 第38話〜第39話…映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』のハイライトシーン
    • 第41話〜第44話-…「Instagramハッシュタグキャンペーン」に投稿された視聴者が作ったアニマルスイーツの優秀作を発表[37]
    • 第46話…いちかの誕生日告知
    • 第47話〜第48話…『映画 プリキュアスーパースターズ!』前売券販売告知
    • 第49話…キャラクターデザイナーの井野真理恵によるキュアペコリンを含んだ7人のプリキュアとピカリオ・長老の描き下ろしイラスト
  • 「プリアラレッツ・ラ1ぷんかんクッキング」は、第1話 - 第3話、第5話、第6話、第23話にて放送[注 66]。第7話 - 第13話まで休止。第14話 - 第22話、第24話 - 第45話[注 67]では「プリアラレッツ・ラデコレーション」として放送した。それぞれの違いは以下のとおりである。
    • 「プリアラレッツ・ラ1ぷんかんクッキング」:60秒で早送りにて作り方を紹介。
    • 「プリアラレッツ・ラデコレーション」:30秒で仕上げの段階から出来るまでを紹介。
    • なお、「プリアラレッツ・ラ〜」の動画は、放送終了後もYouTubeの「プリキュア公式YouTubeチャンネル」で閲覧可能である[注 68]
    • また、レシピについては別途公式ウェブサイト(朝日放送・東映アニメーション)で紹介される。
  • 第7話 - 第10話の提供クレジット表示では、バックに『映画 プリキュアドリームスターズ!』のハイライト映像。また、第8話と第9話では予告編を15秒バージョンにした上で、第8話は木村佳乃(シズク / 五月雨役)、第9話は山里亮太鴉天狗役)のコメント入りのハイライト映像を流した。
  • 第36話と第37話では予告編を15秒バージョンにした上で尾上松也(ジャン=ピエール・ジルベルスタイン役)のコメント入り映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』のハイライト映像を放送した。
  • 第46話では予告編を15秒バージョンにした上で、シリーズ次作『HUGっと!プリキュア』と映画次作『映画 プリキュアスーパースターズ!』の予告編を放送、第47話からは予告編は30秒バージョンに戻しつつ『HUGっと!プリキュア』の予告編を放送、最終話である第49話ではキュアホイップと『HUGっと!プリキュア』のキュアエール・はぐたんとのバトンタッチメッセージが流された。
  • 遅れ幅の大きい宮崎放送(MRT)や映像ソフト収録時、独立局や衛星放送等での再放送、映像配信では、オープニング映像・エンドカードが差し替えられることがある。
  • 特番などによる放送休止・放送日時変更・放送時間変更は以下の通り。
話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督美術本放送日
[注 70]
登場した新作スイーツ
[注 71]
EC
[注 72]
1大好きたっぷり!
キュアホイップできあがり!
田中仁暮田公平山岡直子飯野敏典2017年
2月5日
うさぎショートケーキA
2小さな天才
キュアカスタード!
宮元宏彰石川てつや齋藤優2月12日りすプリンB
3叫べライオン!
キュアジェラート!
伊藤睦美小山賢古家陽子高橋晃黄国威2月19日らいおんアイスC
43人そろってレッツ・ラ・まぜまぜ! 犬飼和彦貝澤幸男フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
鈴木祥太2月26日スワンシュークリームA
5きまぐれお姉さまは
キュアマカロン!
坪田文黒田成美中島豊上野ケン田中里緑3月5日ねこマカロンB
6これってラブ!?
華麗なるキュアショコラ!
田中仁神谷智大平山美穂赤田信人戸杉奈津子3月12日いぬチョコレートC
7ペコリン、ドーナツ作るペコ〜! 犬飼和彦佐々木憲世河野宏之いいだりえ3月19日ペコリンドーナツA
8キラパティ
オープン…できません!
坪田文やしろ駿松永真彦渡邉慶子鈴木祥太3月26日ワンダフルアニマルスイーツ[注 73]B
9キラパティが
あなたの恋、叶えます!
黒須美由記小山賢青山充栫ヒロツグ4月2日パンダクッキーC
10ゆかりVSあきら!
嵐を呼ぶおつかい!
伊藤睦美土田豊稲上晃齋藤優4月9日ハリネズミフルーツタルトA
11決戦!
プリキュアVSガミー集団!
田中仁宮元宏彰爲我井克美黄国威4月16日なしB
12敵は…モテモテ転校生!? 坪田文座古明史松浦仁美鈴木祥太4月23日ヒツジカップケーキC
13ムリムリ!
ひまり、まさかのデビュー!
犬飼和彦中島豊フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
田中里緑4月30日フラミンゴチュロスA
14お嬢さまロックンロール! 田中仁三上雅人上野ケン戸杉奈津子5月7日イルカゼリーB
15愛ゆえに!
怒りのキュアショコラ!
伊藤睦美鵜飼ゆうき古家陽子青山充いいだりえ5月14日プードルチョコケーキC
16キケンな急接近!
ゆかりとリオ!
坪田文佐々木憲世赤田信人鈴木祥太5月21日シロイルカいちごだいふくA
17最後の実験!
変身できないキュアホイップ!
田中仁今千秋河野宏之栫ヒロツグ5月28日ウサギクッキーB
18ウワサの主は強敵ビブリー! 犬飼和彦土田豊松永真彦渡邉慶子齋藤優6月4日キリンミルクレープC
19天才パティシエ!
キラ星シエル!
香村純子宮元宏彰稲上晃倉橋隆6月11日なしA
20憧れまぜまぜ!
いちかとシエル!
伊藤睦美中島豊松浦仁美鈴木祥太6月25日くまパンケーキB
21なんですと〜!?
明かされるシエルの正体!
犬飼和彦座古明史フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
田中里緑
黄 国威
7月2日ペコリンムースケーキC
22やめてジュリオ!
憎しみのキラキラル!
香村純子貝澤幸男古家陽子青山充戸杉奈津子7月9日なし[注 74]A
23翔べ!
虹色ペガサス、キュアパルフェ!
田中仁暮田公平川村敦子いいだりえ7月16日ペガサスパフェB
24転校生は妖精キラリン!? 伊藤睦美三上雅人上野ケン鈴木祥太7月23日コトリカップケーキC
25電撃結婚!?
プリンセスゆかり!
坪田文佐々木憲世河野宏之栫ヒロツグ7月30日なしA
26夏だ!海だ!
キラパティ漂流記!
黒須美由記紅優松永真彦渡邉慶子齋藤優8月6日ペンギンかきごおりB
27アツ〜いライブバトル!
あおいVSミサキ!
香村純子宮元宏彰赤田信人田中里緑8月24日(木)
[注 75]
8月13日
クジラグミC
28ふくらめ!
ひまりのスイーツ大実験!
伊藤睦美中島豊青山充鈴木祥太8月25日(金)
[注 75]
8月20日
ひよこケーキポップA
29大ピンチ!
闇に染まったキュアマカロン!
坪田文やしろ駿芝田浩樹稲上晃黄国威
田中里緑
8月27日なしB
30狙われた学園祭!
ショコラ・イン・ワンダーランド!
田中仁小山賢古家陽子フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
戸杉奈津子9月3日なしC
31涙はガマン!
いちか笑顔の理由!
畑野森生川村敦子いいだりえ9月10日なしA
32キラッと輝け6つの個性!
キラキラルクリーマー!
香村純子貝澤幸男三上雅人上野ケン鈴木祥太9月17日カンガルーカップケーキB
33スイーツがキケン!?
復活、闇のアニマル!
伊藤睦美角銅博之河野宏之栫ヒロツグ9月24日なしC
34小さな大決闘!
ねこゆかりVS妖精キラリン!
森江美咲今千秋松永真彦渡邉慶子齋藤優10月1日なしA
35デコボコぴったり!
ひまりとあおい!
吉成郁子佐々木憲世赤田信人田中里緑10月8日なしB
36いちかとあきら!
いちご坂大運動会!
香村純子中島豊青山充鈴木祥太10月15日なし[注 76]C
37サリュー!
シエル、フランスへ去るぅー!?
村山功宮元宏彰松浦仁美黄国威10月22日ハムスターパンプキンプリンA
38ペコリン
人間になっちゃったペコ〜!
犬飼和彦芝田浩樹フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
戸杉奈津子10月29日ペコリンドーナツ[注 77]B
39しょんな〜!
プリキュアの敵はいちご坂!?
田中仁紅優古家陽子稲上晃いいだりえ11月12日なしC
40レッツ・ラ・おきがえ!
スイーツキャッスルできあがり!
畑野森生河野宏之鈴木祥太11月19日スイーツキャッスルA
41夢はキラ☆ピカ無限大! 香村純子角銅博之上野ケン栫ヒロツグ11月26日なしB
42歌えWOW!
あおいラストソング!
吉成郁子三上雅人板岡錦戸杉奈津子12月3日なしC
43かくし味は勇気です!
ひまりの未来レシピ!
伊藤睦美やしろ駿松永真彦渡邉慶子本間禎章12月10日なしA
44雪に秘めた想い!
愛をさけべ、あきら!
田中仁中島豊青山充いいだりえ12月17日なしB
45さよならゆかり!
トキメキ☆スイーツクリスマス!
坪田文佐々木憲世赤田信人鈴木祥太12月24日しろくまブッシュドノエルC
46ノワール大決戦!
笑顔の消えたバースデー!
田中仁宮元宏彰フランシス・カネダ
アリス・ナリオ
田中里緑2018年
1月7日
うさぎのハートケーキA
47大好きをとりもどせ!
キュアペコリンできあがり!
大内珠帆芝田浩樹古家陽子稲上晃齋藤優1月14日なしB
48さいごの戦い!
世界まるごとレッツ・ラ・まぜまぜ!
田中仁暮田公平川村敦子鈴木祥太1月21日アニマルプラネットスイーツ[注 78]C
49大好きの先へ!
ホイップ・ステップ・ジャーンプ!
貝澤幸男井野真理恵飯野敏典1月28日ひよこのピュレアニマルプレート
プリキュアアラモードケーキ[注 79]
A

放送局・配信元

日本国内での放送

字幕放送連動データ放送はテレビ朝日系列フルネット局のみ実施。シリーズ開始以前より行われてきた、宮崎放送での番組販売による「プリキュアシリーズ」のネット受けは編成の都合上、本作品をもって終了となった[38]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本国内[注 80] 朝日放送制作局)をはじめとする
テレビ朝日系列フルネット全24局
2017年2月5日 - 2018年1月28日 日曜 08:30 - 09:00 テレビ朝日系列 同時ネット
鳥取県島根県 山陰放送 2017年2月11日[注 81] - 2018年2月3日 土曜 11:15 - 11:45 TBS系列 遅れネット
スポンサードネット
宮崎県 宮崎放送 2017年3月4日 - 3月25日
2017年4月15日[注 82] - 2018年3月10日
土曜 05:30 - 06:00
土曜 05:15 - 05:45
遅れネット
番組販売

日本国外でのネット配信

台湾
2017年11月3日から2018年5月11日まで東森幼幼台YouTubeチャンネルにて、『光之美少女 食尚甜心』のタイトルで毎週金曜・土曜にテレビシリーズの配信を実施。普通話配信、繁体字字幕あり。日本国内での視聴はできない[39]
フランス
2020年7月14日より、アニメデジタルネットワークフランス語版にて、テレビシリーズ全話の配信を実施[40]
南北アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・ヨーロッパ・中東・アフリカ
2020年8月にCrunchyrollによる配信が行われると発表されている[41][42]

映画

映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ![43]
2017年10月28日公開。キュアパルフェ(キラリン)、いちご山の長老、ピカリオは映画初登場となる[注 83]。後述の『ドリームスターズ』に登場した妖精たちがメインのCG短編作品『Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』も同時上映される。
同作品のオリジナルキャラクターであるジャン=ピエールは、映画公開に先駆ける形でテレビシリーズ第22話にも、シエル(キラリン)の回想シーンに一瞬だけ登場している。また公開直前の放送となる第37話では映画と連動したエピソードが放送された[25]。さらに第48話ではエリシオの体内に吸収されたプリキュアにキラキラルを与えて励ます場面に、ジャン=ピエールと、敵キャラ「クック」に似た少女(映画ラストに登場)が登場している。
同作品の公開に合わせ、本作品の第36話から第39話までのオープニング映像には同作品のハイライトシーンが一部使用されている。

クロスオーバー映画

映画 プリキュアドリームスターズ!
2017年3月18日公開。本作品からはキュアホイップ、キュアカスタード、キュアジェラート、キュアマカロン、キュアショコラ、ペコリンが登場。
同作品の公開に合わせ、本作品の第5話から第10話までのオープニング映像、並びに第6話と第7話のエンディング映像には同作品のハイライトシーンが一部使用されている。エンディングでは両脇に同作品の前売券限定グッズとなる「サクラケーキだいふく」と「モフルンさくらマフィン」が映されている。
映画 プリキュアスーパースターズ!
2018年3月17日公開。『ドリームスターズ!』に登場済みの5人とペコリンに加え、キュアパルフェがクロスオーバー映画初登場。また、いちご山の長老が登場。また作中にていちかと『HUGっと!プリキュア』のはな(キュアエール)が初対面した際、本作品の最終回にて対面済みであることを踏まえた描写・演出も盛り込まれている。
映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
2018年10月27日公開。本作品のプリキュア6人[注 84]が声付きで登場。
映画 プリキュアミラクルユニバース
2019年3月16日公開。本作品のプリキュア6人とペコリン[注 85]、いちご山の長老が登場。

その他の作品

HUGっと!プリキュア
2018年に放送された、プリキュアのテレビシリーズ第15作。同作品の第36・37話に本作品のプリキュア全員とペコリン[注 86]、いちご山の長老が声付きで登場[44]。このほか、その他のいちご山の妖精たち(36話)、リオとビブリー(37話)が1カットのみ登場。『ハピネスチャージプリキュア!』以前のプリキュアたちとは同作品が初対面となる。

漫画版

これまでのシリーズ同様、『なかよし』(講談社)にて、上北ふたごによる漫画版が2017年3月号から2018年2月号まで連載された。コミックの1巻には描き下ろしのエピソードも掲載されており、漫画版オリジナルの敵、ソルティペッパーが登場する。また、2017年11月号掲載分はシリーズ連載初となる2本立てで、うち1話は映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』の前日譚として描かれている[45]

書誌情報

いずれも通常版と特装版でカバーイラストやピンナップイラストが異なるほか、特装版には描き下ろし漫画を収録した小冊子が付属する。

  1. 『キラキラ☆プリキュアアラモード1 プリキュアコレクション』 2017年8月10日発売
    • 『なかよし』2017年3月号 - 8月号掲載分及び描き下ろし作品を収録
      • 通常版 ISBN 978-4-06-337866-5
      • 特装版 ISBN 978-4-06-362369-7
        • 小冊子には歴代プリキュアが登場する描き下ろし作品を収録。
  2. 『キラキラ☆プリキュアアラモード2 プリキュアコレクション』 2018年3月13日発売
    • 『なかよし』2017年9月号 - 2018年2月号掲載分及び描き下ろし作品を収録
      • 通常版 ISBN 978-4-06-511046-1
      • 特装版 ISBN 978-4-06-511045-4
        • 小冊子には本作品及び『魔法つかいプリキュア!』『HUGっと!プリキュア』の3作品のプリキュアが共演する描き下ろし作品を収録。

また、『魔法つかいプリキュア!』第2巻特装版(2017年3月13日発売、ISBN 978-4-06-362357-4)付属小冊子には同作品と本作品、そして『Go!プリンセスプリキュア』の3作品のプリキュアが共演する描き下ろし漫画が収録されている。

キャラクターショー

キャラクターショーは従来の2期構成から変わって3期に分かれており、第1期では初期メンバー5人とペコリン、敵側はガミーとショーオリジナルのモンブランが登場する。第2期ではパルフェが加わる一方、ペコリンが登場しなくなるほか、敵側ではビブリーが登場する。第3期ではプリキュア6人とペコリン、改心後のガミーが登場するが、ノワールが声のみで登場しガミーを再び闇に染めるという展開が盛り込まれている。

上記とは別に『キラキラ☆プリキュアアラモード ドリームステージ〜メチャまぜ♥キラパティレビュー〜』としてミュージカルショー(有料)も7月より開催されている[46][47]。ミュージカル、ダンスレクチャー、ライブショーの3部構成となっており、ミュージカル本編では敵側からエリシオが登場するほか、他シリーズからの客演としてキュアミラクルとキュアフローラが登場、さらにライブショーでは『Go!プリンセスプリキュア』『魔法つかいプリキュア!』の全プリキュアも登場する。

関連商品

音楽CD

いずれも発売元はマーベラス。サウンドトラック・ボーカルアルバムの詳細は『キラキラ☆プリキュアアラモード サウンドアルバム』を参照。

シングル
  1. SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード/レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」(2017年3月1日発売)
    • CD+DVD盤:MJSS-09184 - 85
    • 通常盤:MJSS-09186
    • オープニングテーマと前期エンディングテーマを収録。CD+DVD盤のDVDには前期のオープニングおよびエンディングのノンテロップムービーが収録されている。初回限定封入特典は、通常盤がジャケットイラスト・ステッカー、CD+DVD盤がキラキラ☆パティシール。
  2. 「キラキラ☆プリキュアアラモード」キャラクターソングシングル sweet etude」(2017年4月26日発売、MJSS-09193 - 7/2017年8月2日発売、MJSS-09199)
    • 挿入歌として用いられているプリキュア達によるキャラクターソングのシングルシリーズ6作品。カップリング曲としてエンディングテーマ「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」の各キャラによるカバーバージョンを収録。
  3. シュビドゥビ☆スイーツタイム/勇気が君を待ってる」(2017年8月23日発売)
    • CD+DVD盤:MJSS-09203 - 4
    • 通常盤:MJSS-09205
    • 後期エンディングテーマと挿入歌「勇気が君を待ってる」を収録。CD+DVD盤のDVDには後期のオープニングおよびエンディングのノンテロップムービーが収録されている。初回限定封入特典はジャケットイラスト・ステッカー。
サウンドトラック
  1. キラキラ☆プリキュアアラモード オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・デコレーション!!』(2017年5月31日発売、MJSA-01220)[48]
    • BGMと主題歌のテレビサイズ・バージョン、ボーナストラックとして挿入歌「Soul Believer」のガナッシュバージョンのフルサイズなど全44曲を収録したサントラ盤。初回封入特典はジャケットサイズ・ステッカー。
  2. キラキラ☆プリキュアアラモード オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・ゴーランド!!』(2017年11月29日発売、MJSA-01227)
    • BGMと主題歌や挿入歌のテレビサイズ・バージョンなど全45曲を収録したサントラ盤。初回封入特典はジャケットサイズ・ステッカー。
ボーカルアルバム
  1. キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト』(2017年7月26日発売、MJSA-01221 - 2)
    • オープニングテーマのロングイントロバージョンとエンディングテーマのプリキュアバージョン、挿入歌「Soul Believer」のあおいバージョンをはじめ、プリキュアとペコリンによるキャラクターソングの新曲や主題歌歌手によるイメージソングなど全10曲を収録したボーカルアルバム。キャラクターソングなどのダンスレッスンムービー6本を収録したDVDを同梱。初回封入特典はジャケットサイズ・ステッカー。
  2. キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム2 苺坂物語』(2017年11月29日発売、MJSA-01226)
    • 挿入歌などキャラクターソングの新曲や主題歌歌手によるイメージソング、「Soul Believer」のあおいとあやねのデュエットバージョン、「sweet etude」収録曲のオリジナル・メロディ・インストバージョンなど全16曲を収録したボーカルアルバム。初回封入特典はジャケットサイズ・ステッカー。
  3. キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルベストアルバム スイート☆エチュード☆アラモード』(2018年1月17日発売、MJSA-01228)
    • 「sweet etude」収録曲や新録挿入歌などを収録したベストアルバム。初回封入特典はジャケットサイズ・ステッカー。

DVD / Blu-ray Disc

いずれも発売元はマーベラス、販売元はポニーキャニオン。2017年7月19日発売のDVD第2巻で、プリキュアのテレビシリーズのDVD通算200巻を達成した。

DVDは2017年6月21日から2018年5月16日にかけて全16巻(各巻3話(Vol.16のみ4話)収録)が、Blu-ray Discは2017年9月20日から2018年5月16日にかけて全4巻(各巻2枚組・12話(Vol.4のみ13話)収録)がそれぞれ発売された[49]。DVDおよびBD第1巻に収録の第1話には、いちか役の美山加恋とペコリン役のかないみかによるオーディオコメンタリーが収録される[50]

DVD
巻数 収録話数 ジャケットイラスト 映像特典 発売日
1 1話 - 3話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
キュアマカロン
キュアショコラ
ペコリン
前期ノンテロップOP&ED
前期エンディングダンスレッスンムービー
アニマルスイーツレシピ動画1〜3
番組PV集
Blu-ray&DVD告知CM
第1話オーディオコメンタリー
2017年6月21日
2 4話 - 6話 キュアホイップ
ペコリン
前期エンディングダンスレッスンムービー
アニマルスイーツレシピ動画4〜5
2017年7月19日
3 7話 - 9話 キュアカスタード
ペコリン
前期エンディングダンスレッスンムービー 2017年8月16日
4 10話 - 12話 キュアジェラート
ペコリン
2017年9月20日
5 13話 - 15話 キュアマカロン
ペコリン
前期エンディングダンスレッスンムービー
アニマルスイーツレシピ動画集
2017年10月18日
6 16話 - 18話 キュアショコラ
ペコリン
前期エンディングダンスレッスンムービー 2017年11月15日
7 19話 - 21話 いちか・ひまり・あおい
ゆかり・あきら
(キラパティ制服)
ペコリン
2017年12月20日
8 22話 - 24話 キュアパルフェ
ピカリオ
2018年1月17日
9 25話 - 27話 いちか・シエル・ペコリン エンディングダンスレッスンムービー 2018年2月21日
10 28話 - 30話 ひまり・あおい・ペコリン
11 31話 - 33話 あきら・ゆかり
ペコリン・三ツ星にゃんこ
2018年3月21日
12 34話 - 36話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
ペコリン
13 37話 - 39話 キュアマカロン
キュアショコラ
ペコリン
2018年4月18日
14 40話 - 42話 キュアパルフェ
ジュリオ
ペコリン
15 43話 - 45話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
キュアマカロン
キュアショコラ
キュアパルフェ
(アラモードスタイル)
2018年5月16日
16 46話 - 49話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
キュアマカロン
キュアショコラ
キュアパルフェ
ペコリン・長老・ピカリオ
Blu-ray Disc
巻数 収録話数 ジャケットイラスト 映像特典 発売日
1 1話 - 12話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
ペコリン
前期ノンテロップOP&ED
前期エンディングダンスレッスンムービー
変身シーン集
アニマルスイーツレシピ動画1〜5
設定資料ギャラリー
番組PV集
Blu-ray&DVD告知CM
第1話オーディオコメンタリー
2017年9月20日
2 13話 - 24話 キュアマカロン
キュアショコラ
ペコリン
後期ノンテロップOP&ED
後期エンディングダンスレッスンムービー
変身&技シーン集
アニマルスイーツレシピ動画集
設定資料ギャラリー
2018年1月17日
3 25話 - 36話 キュアパルフェ
ペコリン
リオ/ジュリオ
技シーン集
アニマルスイーツレシピ動画集
設定資料ギャラリー
2018年3月21日
4 37話 - 49話 キュアホイップ
キュアカスタード
キュアジェラート
キュアマカロン
キュアショコラ
キュアパルフェ
ペコリン・長老・リオ
ビブリー・ルミエル
変身&技シーン集
アニマルスイーツレシピ動画集
設定資料ギャラリー
2018年5月16日

ライブ・ビデオ

キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション2018年2月21日発売、マーベラス/ポニーキャニオン)
2017年10月7日にかつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで開催された、主題歌歌手と出演声優によるシリーズ初のキャラクターソングライブを昼夜2部それぞれBD/DVD1枚ずつ計2枚組で収録したライブ・ビデオ。

スマートフォンアプリ

キラキラ☆プリキュアアラモード公式応援アプリ
iOS版(iPhone/iPadユニバーサル対応)[51]Android[52]版が用意されている。
前述の通り、番組連動がこれまでの放送中にタップする形式から、データ放送に映されたアイテムをカメラで読み取って取得し、写真のデコレーション素材として使える形式に変わっている。
キラキラ☆プリキュアアラモード アラモードコレクション
auスマートパス向けのサービスで、Android版はネイティブアプリ、iOS版はWebアプリで提供している[53]。これまでの「ボイス&カードコレクション」「魔法つかいプリキュア!マジカルコレクション」同様に放送後30分以内にアクセスすることでキャラクターのイラストカードや音声、ボイスムービーが入手出来るほか、スタンプを貯めることでイラストカードや音声、ボイスムービーが得られる「スタンプコレクション」も実施、2017年5月31日からは表示されたスイーツとシルエットの絵合わせゲーム「パティシエコレクション」を開始している。
プリキュア つながるぱずるん[54]
2017年3月16日から2020年6月2日まで、バンダイナムコエンターテインメント(BNEI)より配信されたスマートフォン向けゲームアプリ。2017年3月19日より本作品に登場するプリキュアが順次実装され、8月19日にはキュアパルフェも実装された。
「プリキュアオールスターズ」LINE着せ替え[55]/「キラキラ☆プリキュアアラモード」LINE着せ替え[56]
『映画 プリキュアドリームスターズ!』公開を記念として販売されたLINEの着せ替えセット。本作品及び『Go!プリンセスプリキュア』『魔法つかいプリキュア!』の3デザインが用意されている。また、2017年7月には本作品単独の着せ替えも販売されている。
「キラキラ☆プリキュアアラモード」LINEスタンプ[57]
無料通話アプリLINEのクリエイターズスタンプ。このスタンプのために新たに描き下ろされたイラスト全40種類を用いている。LINE STOREで販売されている。6月24日に第1弾、10月7日に第2弾が発売。
プリキュアかずあそび[58]
NTTドコモの知育サービス「dキッズ」で提供されている算数学習用アプリ。数字の数え方から足し算引き算までをプリキュアと一緒に学習できる。

関連書籍

月刊ComicREX』2017年9月号増刊 『Febri』Vol.43 「巻頭特集 キラキラ☆プリキュアアラモード」(一迅社、2017年8月10日発売)
シリーズディレクターのコメント付き前半2クール分のストーリーガイドに加え、メインキャスト6人の座談会や、シリーズディレクターの暮田公平と貝澤幸男、キャラクターデザインの井野真理恵、プロデューサーの神木優、バンダイガールズトイ事業部の長谷川歩のインタビュー記事、井野によるキャラクター設定や修正原画、映画の最新情報などで構成した38頁の特集記事。
月刊アニメージュ2018年1月号増刊 『キラキラ☆プリキュアアラモード』特別増刊号(徳間書店、2017年11月16日発行)
映画公開に合わせて発行されるアニメージュの増刊号で、これまで同誌に掲載された記事の再録や最新情報、スタッフインタビューや声優の座談会[注 87]・インタビュー[注 88]など、テレビシリーズと映画の情報を掲載。昨年までと異なりこの号より全ページフルカラーとなる。
『キラキラ☆プリキュアアラモード オフィシャルコンプリートブック』(アニメディア編集部・編、学研プラス・発行、2018年3月17日発売) ISBN 978-4-05-611342-6
主要キャラクターの紹介や設定資料、全ストーリーの解説、声優・スタッフ・主題歌歌手などのインタビュー、劇場版情報などで構成。
『キラキラ☆プリキュアアラモード設定資料集』(東映アニメーション、2018年7月10日発売)
本作品の設定資料集。A4横版全480ページ、表紙箔押し仕様。
『井野真理恵 東映アニメーションプリキュアワークス』(一迅社、2019年12月23日発売予定[59]ISBN 978-4-7580-1676-6
本作品を中心とした井野によるイラストギャラリーの書籍。各種アニメ雑誌やDVDジャケットなどに使われた版権イラスト、キャラクター設定、原画等を収録。

フィギュア

S.H.Figuartsシリーズ
S.H.Figuarts キュアホイップ[60]
魂ウェブ商店限定。2018年2月発送。ペコリンのミニフィギュア、スイーツパクト、キャンディロッド、ワンダフルアラモード用のPETパーツが付属。
S.H.Figuarts キュアマカロン[61]
魂ウェブ商店限定。2018年6月発送。スイーツパクト、キャンディロッド、ワンダフルアラモード用のPETパーツ、しゃがみポーズ用のスカートパーツが付属。
S.H.Figuarts キュアショコラ[61]
魂ウェブ商店限定。2018年9月発送。スイーツパクト、キャンディロッド、ワンダフルアラモード用のPETパーツが付属。
S.H.Figuarts キュアパルフェ[61]
魂ウェブ商店限定。2018年10月発送。スイーツパクト、レインボーリボン及びそれ専用のリボンパーツが付属。
S.H.Figuarts キュアカスタード&キュアジェラートセット[62]
魂ウェブ商店限定。2018年12月発送。キラリンとピカリオのミニフィギュア、スイーツパクト、キャンディロッド、キュアジェラート変身時のギターエフェクトパーツ、ワンダフルアラモード用のPETパーツが付属。

その他

ミスタードーナツとのコラボ商品
2017年7月20日から販売される物で、「ペコリンドーナツ」のほか、オリジナルボックスに入った商品やレシピノートが付いたキッズセットが販売される[63]
また、同年11月15日からはプリキュアが描かれたミニポーチが付属するキッズセットが販売される[64]
ローソンとのコラボ商品
ローソンのイメージカラーである青と白のストライプ及びワンポイントのピンクをあしらった服を着たプリキュア6人とペコリンの描き下ろしイラストを使った、アクリルスタンドパネルと、缶バッジ・キーホルダー・タペストリーのセットが販売される[65]
また、2017年11月4日からは全国のローソン(沖縄県内の店舗、ナチュラルローソンを除く)で、バンダイによるチルドデザート「プリキュア アニマルスイーツ うさぎショートケーキ」が先行販売される[66]
初音ミク」「鏡音リン・レン」とのコラボ商品
2017年に10周年を迎え、また一部担当声優も共通している[67]VOCALOID「初音ミク」「鏡音リン・レン」とのコラボレーションとして、いちか・ゆかり・あきら・シエルがミク、ひまりがリン、あおいがレン、ミクがホイップ、リンがカスタード、レンがジェラートのそれぞれのコスチュームを着たイラストを用いたグッズを公式ショップ「プリティストア」で販売する[68]
プリプリおてだま
プリティストアで販売したお手玉型の小さなぬいぐるみ。キュアホイップ、キュアカスタード、キュアジェラート、キュアマカロン、キュアショコラ、ペコリンの6種類。後からキュアパルフェ、キラリン、ジュリオ、ピカリオの4種が追加された。
ぷりきゅみシリーズ 第1弾
各プリティストアで販売。前作『魔法つかいプリキュア!』・本作品・次作『HUGっと!プリキュア』のプリキュアたちが様々な妖精(歴代妖精には含まれていない妖精も含む)の着ぐるみ[注 89]を着たイラストが描かれている。ミニタオル、クッション、アクリルチャームは、缶バッジ、パスケースがある。

話題

  • 国境なき医師団日本が2017年11月1日に創設25周年を記念して開設した特設サイトにおいて、いちか(ホイップ)が祝福のメッセージを贈るコラボレーションが行われている。これはいちかの母さとみが世界中の小さな村を回り医療人道援助に携わっているという設定が、SNS等で国境なき医師団を想起させると話題になったことから実現した物で、同団体としては史上初のアニメ作品とのコラボレーションとなる。特設サイトには記念メッセージの他、東映アニメーションによる描き下ろしイラストも掲載されている[69][70]
  • 最終話が放送された2018年1月28日には、直前の時間帯に放送されているニュース・情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日・朝日放送・メ〜テレ共同制作)とコラボレーションし、地上波の生放送で初めてLive2Dの技術を使って描き動くキュアホイップと、同番組メインキャスターの東山紀之少年隊)による生でのクロストークを展開した[71]

脚注

注釈

  1. ^ さらに一部話数では「プリアラレッツ・ラデコレーション」。
  2. ^ 単純にスイーツ作りの紹介だけにとどまらず、第6話では「動物にスイーツをあげてはいけないよ」と剣城あきらが発言するなど、児童視聴者への警告を盛り込んだこともあった。
  3. ^ このコーナーの枠自体がない場合は、これまでのシリーズと同様、前後の提供クレジットがアナウンス付きで表示される。
  4. ^ a b 提供テロップが表示される直前には時計の表示が消え、提供テロップ終了後に再び表示される。
  5. ^ その分量はノート10冊分にもおよぶ。
  6. ^ 他の4人もシエルはゲストパティシエとして、3人は彼女の助手として会場に来ていた。
  7. ^ 漫画版第1話ではいちかを名字の敬称略で呼んでいる。
  8. ^ 公の場では白いドレスを、屋敷内ではえんじ色のドレスをそれぞれ使い分けている。
  9. ^ 漫画版第1話でも同様の描写がある。
  10. ^ 第29話で「Lonely」(寂しい・独りぼっち)の英単語を見て憂い顔を見せた。
  11. ^ 第25話では自ら率先して撫でられに向かった。
  12. ^ 第46話の新春ご挨拶も羽織袴であった。
  13. ^ いちご山出身なので帰郷とも見なせる。
  14. ^ キラパティへ頻繁に顔を出すようになった後も、「今日は定休日」や「明日の準備のため帰る」と現在も営業を続けていることを窺わせる台詞も折に触れて見られる。
  15. ^ ほかに「ノンノン」(ダメ・いいえ)、「サリュー」(やあ)、「メルシー」(ありがとう)、「セボン」(とてもいい)、「ボナペティ」(召し上がれ)なども使う。
  16. ^ ただし、第35話は右手でおこなった。
  17. ^ その後も通っているらしく、稽古風景が第37話で描かれている。
  18. ^ 当初この名前が変身前の彼女、もしくはプリキュア時の彼女のどちらを指すのかについては不明であったが、後に第46話のノワールの回想シーンにおいて、ルミエルが初対面のノワールに対しこの名前を名乗っていることから、こちらが本名であると思われる。
  19. ^ 現実の日本における100年前(1917年1918年)もちょうど大正時代に相当する。
  20. ^ 生まれ変わりかどうかは作中では触れられていない。2018年3月発売の「キラキラ☆プリキュアアラモード オフィシャルコンプリートファンブック」(学研ホールディングス)では、キャラ紹介(38頁)に「転生した〜」と記載されており、暮田公平シリーズディレクターへのインタビューでも、暮田は「生まれ変わり」と発言している(89頁)
  21. ^ 第38話のペコリンのような例外もある。
  22. ^ 第13話では未登場だが、かないは同話で一般の幼い少女の母親役として出演している。
  23. ^ 第38話の挿入歌として使われたペコリンのキャラクターソング「ススメ!スイーツウェイ」では歌唱者名が「おんなのこペコリン」とクレジットされている。
  24. ^ いちかも行こうとしたが「ひとりで行く」と主張したため。それでも心配なのでいちご坂中の4人が気づかれぬよう尾行している。
  25. ^ のちに『映画 プリキュアスーパースターズ!』以降のクロスオーバー映画や『HUGっと!プリキュア』第36・37話で登場する際には足のある本来の姿で登場しており、後者ではキラパティから離れて行動することが可能となっている。
  26. ^ EDクレジットではノンクレジット。
  27. ^ シエルと同じく「わたし」を用いることもある。
  28. ^ 第7話にてペコリンの口から海外で修業している妖精の存在は示唆されていた。
  29. ^ このことを長老とペコリンが「何でシエルさんの正体気づかなかったの?」といちかに問われていた。
  30. ^ EDクレジットの名義では第23話までは「ジュリオ」、第33話以降および映画では「ピカリオ」、第39話以降は「リオ」と表記。
  31. ^ そのため、次作『HUGっと!プリキュア』の第37話で登場している際はビブリーと他作品の改心した敵組織の元幹部たち(37話作中では『ふたりはプリキュア Splash Star』の霧生満と霧生薫、『フレッシュプリキュア!』のウエスター(西隼人)とサウラー(南瞬)、『ドキドキ!プリキュア』のレジーナ)とともにモブキャラクターとして登場しており、キラリン(シエル)といちかたちとは別行動を取っている。また、本作品の放送期間中に刊行された『プリキュアまんがえほん』においても、いちかたちとは別行動を取っていた。
  32. ^ 最終回のEDクレジットでは、次作『HUGっと!プリキュア』のはな(キュアエール)との兼ね役であるためノンクレジット。
  33. ^ ルミエル同様、「キラキラ☆プリキュアアラモード オフィシャルコンプリートファンブック」では「転生」・「生まれ変わり」とされている。
  34. ^ ノワールの前では「わたし」。
  35. ^ ノワール同様、「キラキラ☆プリキュアアラモード オフィシャルコンプリートファンブック」では「転生」・「生まれ変わり」とされている。
  36. ^ 第16話まで仮面をつけていたが、第17話の終盤で仮面が外れ、シエルと同じく星型のハイライトが入ったエメラルドグリーンの瞳を露わにしている。
  37. ^ ゆかりにジュリオの仲間なのかと問われた際、「一応ね」と答えている。
  38. ^ この時、愛用の車やディアブルもグレイブとは別個にカードへと封印されている。
  39. ^ 巨大イル時のみ。
  40. ^ ただし、カツラを被ったり服装を変えただけで、顔や体格は元のまま。
  41. ^ これについてガミーは「あのベルト(赤いオーブ)を着けると、なんだか気持ちが大きくなる」と振り返っている。
  42. ^ しかし、物語後半になるとグレイブによってネンドモンスターに変えられてしまったり、いちかの誕生会の最中にノワールに襲撃され、キラキラルを抜かれてしまうなど、不遇な目に遭うことが多くなった。
  43. ^ あおいは元々学年5位以内をキープしており、自身でも「簡単にできる」と自負していることから、実質的に無償で活動を許されているのと同じになる。
  44. ^ 実際にこの缶バッジは公式で商品化されており、「ゆかりファンクラブ缶バッジ」「あきらファンクラブ缶バッジ」 という商品名で発売されている。
  45. ^ あおいの家までの地図を作成したり(第14話)、キラパティの悪い噂をいち早くあきらに教えたり、噂を流した犯人を捜索したり(第18話)するなど。
  46. ^ 徒競走の際に王子は馬に乗ったり、瓦割り勝負の際にあきらは自力で割ったのに王子は自分の代わりに部下に割らせるなど。
  47. ^ スイーツパクトを開いてから光のクリームを纏い始めるあたりまで。ペコリンは前半部分は省略。
  48. ^ ホイップバージョンは原曲をそのまま使っている。
  49. ^ 第6話はホイップがいちかに戻ってしまい、第7話は変身後すぐに戦闘に入ったため名乗りはなかった。
  50. ^ コスチュームの基本色が青緑なのをはじめ、古のプリキュアから渡されたドロップの色、変身時の背景色や公式サイトのキャラクター紹介ページでの文字色、パルフェ関連の玩具やグッズ類、演じる水瀬いのりがメディア向け写真で着用しているパティシエ服[30]、『プリキュア つながるぱずるん』でのイメージカラーなどにおいて緑が使われている。
  51. ^ 羽根は服についているのではなく、パルフェ自身の背中から直接生えている。ただし、尻尾は他の5人と同じく服についている。
  52. ^ 公式プリキュアとしては扱われておらず、次作『HUGっと!』の第37話に登場する際は番外味方プリキュアとして登場している。なお、『映画 プリキュアスーパースターズ!』以降のクロスオーバー映画には登場しない。
  53. ^ カスタードはオレンジ色、パルフェは緑色となっている。
  54. ^ 商品化された際にはまぜまぜ変身!スイーツパクト、もしくはまぜまぜ変身!スイーツパクトDXという名義で発売された。
  55. ^ 玩具のアニマルスイーツでは「キャットマカロン」。
  56. ^ 玩具のアニマルスイーツでは「ドッグチョコレート」。
  57. ^ 商品化された際にはくるくるチャージ☆キャンディロッドという名義で発売された。
  58. ^ 商品化された際にはパルフェレインボーリボンという名義で発売された。
  59. ^ 商品化された際にはキラキラルクリーマー。作中と同じ名義で発売された。
  60. ^ ただし鳴き声のないうさぎとリスはそれぞれ「ピョン!」「クルル!」と動作音となっている。またペガサスも馬の鳴き声「ヒヒーン!」ではなく「パタタ!」と動作音となっている。
  61. ^ 商品化された際にはいらっしゃいませ!キラパティショップへ☆ という名義で発売された。
  62. ^ これは第1話でいちかが家で着けていたのと同じもの。
  63. ^ 玩具では同デザインで小型化したくるくるスイーツビーズメーカーとして商品化されている。
  64. ^ 着座位置は向かって左からあきら・ひまり・いちか・シエル・あおい・ゆかりとなっており、ひまりとあおい、いちかとシエルの位置がプリキュア時と入れ替わっている。ちなみに、初期メンバーの振袖(あきらのみ羽織袴)は第16話で着ていたのと同じである。
  65. ^ a b c Aの「歯ブラシ」・Bの「ドーナツ」・Cの「サンドイッチ」は、いずれもバンダイから発売された玩具「いただきますペコリン」付属のアイテムから。
  66. ^ 第4話は『映画 プリキュアドリームスターズ!』の紹介映像に差し替えのため休止。
  67. ^ 第19話、第25話、第29話は誕生日エンドカード差し替えのため、第22話、第30話、第31話、第33話 - 第35話、第39話、第41話 - 第44話ではストーリー上アニマルスイーツが作られていなかったため、それぞれ休止。
  68. ^ テレビ放送されたものとは異なり、キャラクターは登場せずセリフはない。作り方のみを映した動画。
  69. ^ その他のテレビ朝日系列局では、本来の放送予定通りに先行ネットしている。
  70. ^ 特記のない限り、全てのテレビ朝日系列局での本放送日。2つ記載している場合、上段:制作局(朝日放送)、下段:制作局を除くテレビ朝日系列フルネット23局。
  71. ^ 太文字は変身アニマルスイーツになったもの。
  72. ^ アイキャッチ
  73. ^ いちかたち5人のアニマルスイーツを用いたもの。エンドカードや公式サイトには掲載されていない。代わりに『映画 プリキュアドリームスターズ!』公開記念として、同作品に登場するアニマルスイーツ(「サクラケーキだいふく」と「モフルンさくらマフィン」)をエンドカード及び公式サイトに掲載。
  74. ^ エンドカードでは『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』に登場するアニマルスイーツ(「メモワールミルフィーユ」と「キラリンクッキー」)を掲載。
  75. ^ a b 10:55 - 11:25に放送(関西地区の放送について重要なお知らせ、朝日放送、2017年8月21日)。
  76. ^ 「プリアラレッツ・ラデコレーション」では『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場する「メモワールミルフィーユ」のデコレーション映像が流された。
  77. ^ 「プリアラレッツ・ラデコレーション」では『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード』同時上映短編に登場する「キラリンクッキー」のデコレーション映像が流された。
  78. ^ エリシオが全てを消滅させた世界から元に戻すためにキラキラルで再生成した地球型のスイーツ、レシピや動画等は無し
  79. ^ いずれもレシピや動画等はなし。後者は『変身タッチフォン♡プリハートDX』『お世話たっぷり おしゃべりはぐたん』先着購入特典のミライクリスタルとして玩具化されている。
  80. ^ 遅れネットの鳥取県・島根県・宮崎県および、ANNフルネット局が所在しない山梨県富山県福井県徳島県高知県佐賀県を除く。
  81. ^ 12月30日は『報道の日2017』のため休止。第45話は2018年1月6日に13日遅れで放送した。
  82. ^ 4月1日は「映画 プリキュアドリームスターズ!」の公開記念特番に差し替え。4月8日マスターズゴルフ中継のため、8月5日8月12日は「世界陸上ロンドン2017」のため、12月30日は『Born Again〜画家 正子・R・サマーズの人生〜(JNN協議会賞受賞作品。琉球放送制作。)』のため、それぞれ休止。
  83. ^ ピカリオはシエルの回想シーンのみ登場。
  84. ^ オールスターズとしては全員初登場。
  85. ^ 人間態の姿でも登場。
  86. ^ 第37話ではキュアペコリンにも変身。
  87. ^ プリキュアチーム(美山・福原・村中・藤田・森・水瀬)、妖精チーム(かない・水島・皆川)、ノワールチーム(塩屋・千葉・平川・江川)の3編
  88. ^ 映画ゲスト出演の尾上松也、悠木碧齋藤彩夏の3編
  89. ^ 初期メンバー5人はペコリン、シエルはピカリオ。

参照話数

  1. ^ a b c d 第30話
  2. ^ a b c d e 第4話
  3. ^ a b c d e f g h i j k 第24話
  4. ^ a b c d 第2話
  5. ^ a b c d e 第19話
  6. ^ a b c 第6話
  7. ^ a b c d e f g 第14話
  8. ^ a b c 第31話
  9. ^ a b c d e f 第38話
  10. ^ a b c d 第17話
  11. ^ a b c d e f g h i j k 第49話
  12. ^ a b c 第29話
  13. ^ a b c d e f g 第43話
  14. ^ a b 第13話
  15. ^ a b c d e 第20話
  16. ^ a b c 第28話
  17. ^ a b c d e f 第35話
  18. ^ a b c d e f 第42話
  19. ^ a b 第27話
  20. ^ a b c 第8話
  21. ^ a b c d e f 第16話
  22. ^ a b c d 第25話
  23. ^ a b c d 第45話
  24. ^ a b c d e f 第18話
  25. ^ a b c 第34話
  26. ^ a b c d e 第10話
  27. ^ a b c 第36話
  28. ^ a b 第44話
  29. ^ a b c d e f g h 第41話
  30. ^ a b c d e f g 第37話
  31. ^ a b c d e f g 第21話
  32. ^ a b c d e f 第22話
  33. ^ a b c d e 第23話
  34. ^ a b c d 第26話
  35. ^ a b c d 第33話
  36. ^ a b c d e f g h i j k 第40話
  37. ^ a b c d e f g h i j 第32話
  38. ^ a b c d e f 第46話
  39. ^ a b c d e 第48話
  40. ^ a b c d e 第7話
  41. ^ a b c d 第47話
  42. ^ a b c d 第1話
  43. ^ a b c d e f g 第39話
  44. ^ a b c d e 第12話
  45. ^ a b c d e f g h i j k 第11話
  46. ^ a b 第3話
  47. ^ 第5話
  48. ^ a b 第9話
  49. ^ a b 第15話

出典

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  3. ^ 最新作はスイーツが大好きなプリキュア5人が大活躍!,ザテレビジョン,2016年12月26日
  4. ^ プリキュア:第14弾のテーマは“スイーツ×アニマル” ウサ耳の主人公が登場,毎日新聞デジタル,2016年12月26日
  5. ^ プリキュア:新作が肉弾戦を封印した理由とは 話題のキャスティングは…,毎日新聞デジタル,2017年2月4日
  6. ^ キラキラ☆プリキュアアラモード│おたのしみ│データほうそうであそぼう|朝日放送
  7. ^ プリキュア新聞』2017年春号抜き取りページ「プリアラ図鑑」より。
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  17. ^ 『アニメージュ』2018年1月号「キラキラ☆プリキュアアラモード増刊号」より。
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  20. ^ 新たな敵・ディアブル役で竹内良太さんが出演! コメントも到着,アニメイトタイムズ,2017年9月23日
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  64. ^ 11月15日(水)、ミスタードーナツに「キラキラ☆プリキュアアラモード ミニポーチ」「ウルトラマンジード シールブック」登場! カナヘイの「ピスケ&うさぎ」食器も販売スタート,ネタとぴ,2017年11月14日
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  67. ^ 【その他(お知らせ)】アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」と 「初音ミク 」「 鏡音リン ・レン」夢のコラボ が実現!12/27(水)よりコラボフェアを開催♪札幌では先行発売も!”. 初音ミク公式ブログ. 2017年12月11日閲覧。
  68. ^ 「キラキラ☆プリキュアアラモード」と「初音ミク」「鏡音リン・レン」夢のコラボ決定!| ニュース,キラキラ☆プリキュアアラモード(東映アニメーション),2017年12月1日
  69. ^ プリキュア宇佐美いちかが国境なき医師団日本を祝福,日刊スポーツ,2017年11月1日
  70. ^ 国境なき医師団日本、設立25周年記念 特設ウェブページを開設,国境なき医師団日本,2017年11月1日
  71. ^ キラキラ☆プリキュアアラモード:東山紀之とキュアホイップが共演 「サンデーLIVE!!」で生トーク,毎日新聞デジタル,2018年1月27日

外部リンク

朝日放送制作・テレビ朝日系列 日曜8:30 - 9:00
前番組 番組名 次番組
魔法つかいプリキュア!
(2016年2月7日 - 2017年1月29日)
キラキラ☆プリキュアアラモード
(2017年2月5日 - 2018年1月28日)
HUGっと!プリキュア
(2018年2月4日 - 2019年1月27日)
※2018年4月1日以降は分社設立された
朝日放送テレビ制作