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「沖縄県第3区」の版間の差分

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2020年12月25日 (金) 08:49時点における版

日本の旗沖縄県第3区
行政区域 名護市沖縄市うるま市国頭郡島尻郡伊平屋村伊是名村
(2024年1月1日現在)
比例区 九州ブロック
設置年 1994年
2002年区割変更)
選出議員 島尻安伊子
有権者数 318,028人
1.403 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2023年9月1日)
テンプレートを表示

沖縄県第3区(おきなわけんだい3く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域

区域の変遷

  • 1994年に衆議院の選挙制度が小選挙区比例代表並立制になった際に区割りが制定。従来の中選挙区制では沖縄県参議院同様県全域を一選挙区とする「沖縄全県区」だったため、国政選挙で初めて複数の選挙区となり3つに分かれた(沖縄県における戦後の国政選挙参加は本土復帰前の1970年国政参加選挙から)。当時の区域は中城村・北谷町以北の沖縄本島中北部で、導入初の選挙だった1996年10月の第41回衆議院議員総選挙と次の2000年6月の第42回衆議院議員総選挙はこの区域で行われた。
  • その後2000年の国勢調査をもとにした2002年の議員定数是正とそれに伴う区割り見直し(いわゆる4増4減)で沖縄県は人口増加で選挙区が1つ増え4選挙区となった。そのため選挙区域も見直され本島中部の半分が浦添市宜野湾市を中心とした2区へ移動、中部では沖縄市・具志川市・石川市・与勝半島(与那城町・勝連町)(沖縄市を除く自治体は2005年にうるま市となる)の北東部分だけとなった。以降沖縄市とうるま市、そして本島北部の選挙区となった。

歴史

2018年(平成30年)9月13日に玉城デニー沖縄県知事選挙に立候補したことにより失職した[1]。これにより、同年10月28日に補欠選挙が行われる予定であったが、第48回衆議院議員総選挙一票の格差をめぐり選挙の無効を求める訴訟の判決が9月15日までに確定しなかったため実施されず、補欠選挙は2019年(平成31年)以降にずれ込むこととなった[2]。結局、2018年12月19日の最高裁判決で「1票の格差」が合憲であることが確定したことから、2019年4月21日(第19回統一地方選挙後半戦と同日)に実施されることになった。本来なら4月第4週の日曜日に実施されるが、今回は明仁天皇の退位に関する行事の日程を考慮し、1週前倒しで行われた。

小選挙区選出議員

選挙名 当選者 党派 備考
第41回衆議院議員総選挙 1996年 上原康助 社会民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 東門美津子
第43回衆議院議員総選挙 2003年 嘉数知賢 自由民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年 玉城デニー 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 比嘉奈津美 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年 玉城デニー 生活の党
第48回衆議院議員総選挙 2017年 無所属
第48回衆議院議員補欠選挙 2019年 屋良朝博 ※玉城デニーの沖縄県知事選挙出馬による議員失職に伴う

選挙結果

当日有権者数:313,695人 最終投票率:43.99%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率推薦・支持
{{{2}}}{{{3}}}{{{4}}} {{{6}}}票
  • 屋良は自由党所属であったが無所属で出馬。
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 沖縄県第3区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:31万1539人 最終投票率:54.05% (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
玉城デニー58無所属95,517票
57.86%
――日本共産党、自由党、社会民主党、民進党沖縄県連[3]、沖縄社会大衆党支援×
比嘉奈津美59自由民主党66,527票
40.30%
69.65%公明党推薦
金城竜郎53幸福実現党3,031票
1.84%
3.17%
  • 玉城は自由党所属であったが無所属で出馬。
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 沖縄県第3区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
玉城デニー55生活の党89,110票
59.97%
――日本共産党、社会民主党、沖縄社会大衆党支援
比当比嘉奈津美56自由民主党59,491票
40.03%
66.76%公明党推薦
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 沖縄県第3区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
比嘉奈津美54自由民主党68,523票
43.57%
――公明党推薦
比当玉城デニー53日本未来の党56,711票
36.06%
82.76%新党大地推薦
大城俊男45日本維新の会12,503票
7.95%
18.25%みんなの党推薦
宮里昇65日本共産党10,269票
6.53%
14.99%
崎浜宏信56民主党7,404票
4.71%
10.81%国民新党推薦
金城竜郎48幸福実現党1,874票
1.19%
2.73%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 沖縄県第3区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
玉城デニー49民主党89,266票
48.72%
――国民新党・沖縄社会大衆党推薦
嘉数知賢68自由民主党43,513票
23.75%
48.75%公明党推薦
新川秀清72社会民主党24,911票
13.60%
27.91%
小渡亨57無所属23,920票
13.06%
26.80%×
金城竜郎45幸福実現党1,613票
0.88%
1.81%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 沖縄県第3区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
嘉数知賢64自由民主党72,407票
42.51%
――公明党推薦
東門美津子62社会民主党51,074票
29.98%
70.54%沖縄社会大衆党推薦
玉城デニー45民主党40,819票
23.96%
56.37%
猪原健29日本共産党6,043票
3.55%
8.35%
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 沖縄県第3区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
嘉数知賢62自由民主党62,975票
38.48%
――公明党推薦
比当東門美津子60社会民主党58,931票
36.01%
93.58%民主党・沖縄社会大衆党推薦
國場幸之助30無所属35,149票
21.48%
55.81%保守新党推薦×
猪原健27日本共産党6,581票
4.02%
10.45%
  • 國場は第45回では1区から自民党公認で立候補するも落選。第46回も同区から立候補し当選。
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 沖縄県第3区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
東門美津子57社会民主党68,378票
33.85%
――自由連合・沖縄社会大衆党推薦
西田健次郎56無所属の会52,089票
25.79%
76.18%
比当嘉数知賢59自由民主党48,622票
24.07%
71.11%公明党・保守党推薦
上原康助67民主党32,917票
16.30%
48.14%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 沖縄県第3区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
上原康助64社会民主党80,534票
47.00%
――沖縄社会大衆党推薦
比当嘉数知賢55自由民主党45,591票
26.61%
56.61%
高江洲義政54自由連合24,699票
14.41%
30.67%
古堅宗嘉44日本共産党20,532票
11.98%
25.49%

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク