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2020年7月16日 (木) 23:09時点における版

 里見香奈 女流四冠
清麗女流名人女流王位
倉敷藤花
名前 里見香奈
生年月日 (1992-03-02) 1992年3月2日(32歳)
プロ入り年月日 2004年10月1日(12歳)
棋士番号 33
出身地 島根県出雲市
師匠 森雞二九段
永世称号 クイーン名人
クイーン王位
クイーン王将
クイーン倉敷藤花
保持タイトル 女流四冠
清麗女流名人女流王位
倉敷藤花
段位 女流六段
棋士DB 里見香奈
戦績
タイトル獲得合計 40期
清麗1期
女王1期
女流王座4期
女流名人11期
女流王位6期
女流王将7期
倉敷藤花10期
2020年6月17日現在
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里見 香奈(さとみ かな、1992年3月2日 - )は、日本将棋連盟(関西本部)所属の女流棋士森雞二九段門下。女流棋士番号は33。島根県出雲市出身。島根県立大社高等学校卒業[1]。キャッチフレーズは「出雲のイナズマ[2]。女流棋士の里見咲紀は妹。

棋歴

女流プロになるまで

父と後に小学生将棋名人戦の県代表となる兄が将棋を指しているのに興味を持ち、5歳ごろから将棋を教わり、6歳で島根棋道会支部に通い始める[3]。5歳下の妹である里見咲紀も後に女流棋士となった。

アマ時代は2010年度の第4期マイナビ女子オープンでチャレンジマッチを突破して予選進出を果たし[4]、2011年8月21日の第3回中学生女子名人戦で3位[5]

2002年、小学5年生のときにアマ女王戦A級で優勝。本来は挑戦棋戦であるが、前アマ女王貞升南女流育成会Aクラスに入り出場資格がなくなったため、アマ女王にそのまま就位した。

2003年、第28回小学生将棋名人戦でベスト8に進出。女流アマ代表2人のうちのひとりとして、レディースオープン・トーナメント2003に出場するも、初戦で藤田綾に敗れる[6]。アマ女王戦では、挑戦者石内奈々絵に2連敗で失冠。

2003年後期(10月)に女流育成会入会。この期から育成会の制度が変わり、A級・B級の2部制から全育成会員との総当たりになったが、2期連続で1位の成績となり、中学1年生(12歳6か月、2004年10月当時、史上4番目の年少記録)にして2004年10月1日付で女流棋士(女流2級)となる資格を得る。2003年後期以降の制度での2期での育成会卒業は史上最短(理論上でも最短)。育成会の2003年後期以降の制度での2期抜けは里見と室田伊緒の2人のみで[注釈 1]、里見は2003年後期以降の制度で、2期とも1位で通過した唯一の女流棋士である。

女流プロ入り後

2004年10月1日付で女流2級としてプロ入り。

2005年度(2005年4月1日から2006年3月31日)に行われた第33期女流名人位戦予選を通過して、2006年度の第33期女流名人位戦B級リーグへの昇格を決める[7]。同じく2005年度に行われた第28期女流王将戦予選を勝ち抜いて本戦(トーナメント形式)入りし[8](第28期女流王将戦の本戦では、1回戦で鈴木環那女流1級に敗れる)、2005年度に、女流2級から女流1級への2つの昇級基準「女流名人位戦でB級リーグ昇格」ならびに「女流王将戦で本戦入り」を共に満たした。

2006年4月1日付で女流1級に昇級。同年、第2回きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦で優勝し、優勝後の記念対局では、福崎文吾九段をあと一歩まで追い込む大健闘を見せたが、秒読みに追われて、7手詰めを見逃して敗れた。第33期女流名人位戦B級リーグで7勝2敗、頭ハネで2位の成績で、翌2007年度の第34期女流名人位戦A級リーグ昇格を決める。

同年、レディースオープン・トーナメント2006でトーナメントを勝ち上がり、2007年1月 - 2月に矢内理絵子女流名人[注釈 2]と決勝三番勝負を戦った。○●(里見から見た勝敗)のフルセットで迎えた第三局(2月22日)に敗れ、準優勝に留まったが、当時の女流初段への昇段基準「レディースオープン・トーナメント 準優勝」を満たし、2007年2月22日付で女流初段に昇段した[9]。本棋戦では、決勝三番勝負に進み、第1局で矢内を破った里見が史上最年少優勝記録を達成する可能性があったため[10]、大きな注目を集めた。『将棋世界』誌は当時の様子を「羽生七冠フィーバーに次ぐ盛り上がり」と記した。

同じく2007年、第29期女流王将戦で、予選を通過し、本戦で斎田晴子倉敷藤花、石橋幸緒女流四段、矢内女流名人とタイトルホルダー2人、タイトル経験者1人を立て続けに破って、タイトル戦の挑戦者決定戦に初めて進むが、清水市代女流王位に敗れ、千葉涼子女流王将への挑戦権を逃す。同年9月28日[11]、第15期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦でも清水に敗れ、斎田倉敷藤花への挑戦権を逃す。倉敷藤花戦挑決で敗れた里見が、感想戦の最中に号泣を始め、泣き止まない里見の様子に対局相手の清水や関係者が困惑し、清水が「感想戦はもうやめましょうか」と提案したものの、里見が感想戦を最後まで続けたことを、現場を見ていた観戦記者の津江章二が記している[12]

同年、一般棋戦公式戦に女性として史上最年少で出場する記録を作る(15歳、第37期新人王戦 U-26、2007年10月8日現在)。また、エキシビションで、持ち時間のハンデ(山崎は初手から持ち時間一手20秒、里見は持ち時間10分 切れたら一手30秒)はあったものの、山崎隆之七段を平手で破った(2007年3月31日、キラリっ娘ファンフェスタ'07 スペシャルマッチ)。11月11日、第1回世田谷花みず木女流オープン戦優勝(非公式戦)。

タイトル獲得

2008年9月29日、第16期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦で甲斐智美女流二段を破り、初のタイトル挑戦を決め、「タイトル挑戦」の規定を満たし、2008年9月29日付で女流二段に昇段した[13]。清水倉敷藤花との三番勝負では、第1局(11月6日)第2局(11月23日)で連勝し、林葉直子中井広恵に続く史上3番目の若さの16歳8か月[14][注釈 3]初タイトルの倉敷藤花に輝き、「タイトル1期」の規定を満たして、翌2009年4月1日付で女流三段に昇段した[注釈 4]。連盟関西本部に所属する女流棋士のタイトル獲得は史上初であった。

2009年1月9日、第40期新人王戦で稲葉陽四段[注釈 5]を破り、「女流棋士が公式戦で男性棋士を破る史上最年少記録」を大幅に更新(16歳10か月)[注釈 6]。また、男性棋士との公式戦2戦目での勝利は、当時の最速記録である[注釈 7]。里見は、同年、『将棋世界』2009年10月号掲載の若手実力派の村山慈明五段との平手対局で勝利を収めている。

同年11月22日[17]、第17期倉敷藤花戦で中村真梨花女流二段の挑戦を退けてタイトル初防衛。

同年、第36期女流名人位戦A級リーグ戦にて7勝2敗の成績で千葉涼子女流三段、岩根忍女流二段と1位で並び、3人によるプレーオフの末、挑戦権を得る(12月10日)[18]。清水女流名人との五番勝負では清水に第1局(1月24日)、第2局(1月31日)、第3局(2月10日)までで3連勝し、史上3番目の若さ(17歳11か月)で女流名人を奪取し[19]、十代では史上2人目、林葉直子(15歳0か月)に次ぐ若さで女流二冠となり[19]、「タイトル3期」(女流名人1期、倉敷藤花2期)の規定を満たし、2010年2月12日付で女流四段に昇段[注釈 8]。同年、第60回NHK杯将棋トーナメントに初出場。初戦で小林裕士六段に敗れる。一方、『将棋世界』2010年10月号掲載の「里見香奈 試練の三番勝負!」で橋本崇載七段に勝利した。

同年9月30日[20]、第32期霧島酒造杯女流王将戦の挑戦者決定戦で上田初美女流二段を下して挑戦権を得る。清水女流王将との三番勝負では、10月28日に行われた第2局、第3局を連勝したことで2勝1敗と勝ち越し、女流王将を奪取し、18歳7ヶ月で、史上3人目・史上最年少の女流三冠となる。それまでの女流三冠最年少記録は、1994年に清水が達成した26歳0か月であった[21][22]。同年11月3日[23]、第18期倉敷藤花戦で岩根女流二段の挑戦を退け3連覇。

奨励会員

2011年2月15日、第37期女流名人位戦で清水女流六段の挑戦を退け2連覇。同年3月20日、第4回大和証券杯ネット将棋・女流最強戦の決勝戦で中井女流六段に敗れ準優勝。同年、第22期女流王位戦で白組優勝(5戦全勝)するも、4月1日の挑戦者決定戦で紅組優勝の清水女流六段に敗れ、甲斐智美女流王位への挑戦権を逃す。

同年5月に奨励会「編入」試験を受験した[注釈 9]。初戦で加藤桃子2級(平手後手番)に敗れたが、残る2局で伊藤沙恵2級(平手後手番)、西山朋佳4級(里見香落)に連勝し、5月21日に奨励会1級での奨励会入会を決めた[25] 。これに伴い、女流枠での男性参加棋戦への出場はできなくなった[注釈 10]

同年10月18日、第33期女流王将戦で石橋女流四段の挑戦を退け初防衛。この結果、「タイトル通算7期」(女流名人2期、女流王将2期、倉敷藤花3期)の規定を満たし、2011年10月18日付で女流五段へ昇段。19歳7か月での女流五段は史上最年少[28]。同年11月27日[29]、第19期倉敷藤花戦で清水女流六段の挑戦を退け4連覇。

2012年1月7日の関西奨励会の例会で、「12勝4敗」の、1級から初段への昇段規定を満たし、奨励会初段に昇段した。初段となった女性奨励会員は、現行規定では里見が最初である。女性初の奨励会初段を達成した里見には、報奨金(100万円)が贈呈された。[30]

2012年2月15日、第38期女流名人位戦で清水女流六段の挑戦を退け3連覇。十代女流棋士の女流名人3連覇は、林葉直子が1982年度 - 1984年度に達成して以来、史上2人目、30年ぶりの記録[31]

同年3月20日、地元の島根県出雲市で、里見の後援会が発足し、出雲市役所内のホールで設立総会を開いた。発足時の会員は、地元将棋ファンや、里見の母校・島根県立大社高等学校OBら279人。後援会事務所は日本将棋連盟出雲市役所支部に置かれる。[32]

女流四冠とクイーン称号獲得

同年の第23期女流王位戦で挑戦権を得る。甲斐女流王位との五番勝負で、4月26日の第1局、5月8日の第2局、5月23日の第3局を3連勝して女流王位を奪取し、20歳2か月で、清水市代に次いで史上2人目・史上最年少の女流四冠となる。それまでの女流四冠最年少記録は、1996年に清水が達成した27歳5か月であった。[33]

同年9月3日、第2期女流王座戦の挑戦者決定戦で本田小百合女流二段に敗れ、加藤桃子女流王座(奨励会1級)への挑戦権を逃す。

同年10月12日、第34期女流王将戦で中村真梨花女流二段を2-1で退けタイトルを防衛した。

同年11月23日、第20期倉敷藤花戦で矢内理絵子女流四段を2連勝で退け、5連覇。通算5期獲得によりクイーン倉敷藤花の称号を得た。

2013年2月27日、第39期女流名人位戦で上田初美女王を退け、4連覇。里見の防衛戦としては初となるタイトルホルダー同士の戦いは、五番勝負の最終局までもつれ込む好勝負となった。タイトルを防衛した第5局は、女流棋戦としては初めて将棋大賞の名局賞特別賞を授与された。

史上初の女流五冠と奨励会三段昇段

同年3月4日、第6期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦に勝利し、上田初美女王への挑戦権を得た。直前の女流名人位戦と同じく上田-里見対決となったマイナビ女子オープン五番勝負は、4月3日の第1局、4月16日の第2局、5月1日の第3局を3連勝して女王を奪取。史上初の女流五冠になった[34][35]

同年6月17日、第24期女流王位戦第5局で挑戦者の甲斐智美女流四段に敗れ、女流王位を失い、女流四冠に後退した。これまで初のタイトル挑戦から一度も敗退することなく14度奪取・防衛が続いていたものの、ここで連続が途絶えた[注釈 11]

同年10月23日に女流王将を香川愛生に、同年11月24日に倉敷藤花を甲斐智美に奪われ、女流二冠に後退。しかしその後の同年12月13日、女流王座戦第4局にて加藤桃子から女流王座を奪取して女流三冠に復帰すると同時に、女流タイトルが6つとなってから初めて「6タイトルすべてに在位を経験」を達成した女流棋士となった。

2014年2月9日、第40期女流名人位戦で中村真梨花女流二段を3連勝で退け、5連覇。通算5期獲得によりクイーン名人の称号を得た。

奨励会員としては、2013年7月29日の関西奨励会例会にて昇段規定(12勝4敗)を満たし、女性初の奨励会二段に昇段した[36][37]。さらに同年12月23日、関西奨励会例会にて昇段規定(12勝4敗)を満たし、奨励会三段に昇段[38]。自身の持つ女性の最高段級位を更新した。2014年4月から始まる第55回奨励会三段リーグに、女性として初めて参加することとなった。

休場と復帰、三段リーグ参戦、奨励会退会

2014年2月14日、女流王位戦挑戦者決定リーグ4回戦(対中村桃子女流初段)を体調不良で不戦敗となる。2月27日、体調不良を理由に3月1日 - 8月31日までの半年間の休場届が将棋連盟役員会に受理された。これにより第55回奨励会三段リーグは休場となった。また女流棋戦は、第7期マイナビ女子オープンの防衛戦のみ限定出場し、すでに3勝をあげリーグ残留が決定している第25期女流王位戦挑戦者決定リーグの残り1局(清水とのリーグ戦優勝決定戦となるはずだった対局)と、第36期女流王将戦および第22期倉敷藤花戦は出場しないこととなった[39][40]

限定出場となった第7期マイナビ女子オープンでは、挑戦者の加藤桃子に1勝3敗で敗れ、再び女流二冠に後退した。

同年8月29日には、引き続き9月1日 - 12月31日までの4か月間の休場届が役員会に受理された。休場延長に伴い在位中であった女流王座は、挑戦者決定戦に進出していた加藤桃子女王と西山朋佳奨励会初段による第4期女流王座戦5番勝負が行われることとなり失冠、第26期女流王位戦挑戦者決定リーグは、休場中の対局が不戦敗扱いとなった。また第56回奨励会三段リーグも引き続き休場した[41][42]

同年11月、翌2015年1月より女流棋戦に復帰する旨を発表。第57期奨励会三段リーグは引き続き休場する[43]

2015年1月8日、第26期女流王位戦挑戦者決定リーグ戦(対中井広恵女流六段)にて女流棋戦に復帰。同年2月8日、第41期女流名人戦(対清水市代女流六段)を3連勝で防衛し、同棋戦史上初の6連覇を達成した。また同年5月27日、第26期女流王位戦で甲斐智美に3連勝し、3期ぶりに女流王位を奪取した。

同年8月1日、マイナビ女子オープン一斉予選第1局で、中井の持つ公式女流棋戦最多連勝記録に並ぶ19連勝を達成、同日行われた第2局も勝利し、最多連勝記録を更新[44]。(その後も1勝を追加したが、9月1日の女流王座戦本戦で伊藤沙恵女流初段に敗れ、連勝記録は21勝となった。)

同年8月25日、第58回奨励会三段リーグに参戦する旨が発表された[45]。同リーグは10月3日にスタートしたが、女流王将戦第1局と日程が重なったため、里見の対局のみ10月12日に延期となった。11月3日の午前対局で勝ち、リーグ3戦目で女性初の三段リーグ勝利をあげた。

同年10月13日、第37期女流王将戦を2連勝し、香川愛生から女流王将を奪還。また11月23日には第23期倉敷藤花戦を2連勝し、甲斐智美から倉敷藤花を奪還、2期ぶりに女流四冠に返り咲いた。同時に女流タイトルの獲得数は中井を抜き、単独2位の通算20期となった。

2016年度、女流王位戦は挑戦者の岩根忍に3連勝でタイトルを防衛。女流王将戦では挑戦者の香川愛生に2連勝し、通算5期獲得によりクイーン王将の称号を得た。倉敷藤花戦も室谷由紀の挑戦を2勝1敗で退けた。11月25日、第6期女流王座戦を3連勝し、加藤桃子から女流王座を奪還。3年5ヶ月ぶりに女流五冠となり、女流六冠制覇まであと1つとする。残るタイトルは加藤が保持する女王(マイナビ女子オープン)のみとなった。その後の第43期女流名人戦では、上田初美に2連敗してカド番に追い込まれながらもその後3連勝で防衛(2017年2月22日)。しかし、6日後の2月28日、マイナビ女子オープンの挑戦者決定戦でその上田に逆転負けを喫し[46]、あと一歩で女王挑戦を逃した。

2018年2月18日、26歳の年齢制限を迎える第62回奨励会三段リーグ(18局)で、16回戦終了時点で9敗目を喫したことで勝ち越しによる在籍期間延長が不可能となり、同期限りでの奨励会退会が決まった[47]。同年3月4日の三段リーグ最終日をもって奨励会を退会した里見の、最後の三段リーグの成績は7勝11敗であった[48]。里見は第58期から第62期まで三段リーグに5期参加したが、勝ち越しの成績を挙げた期はなかった[49]

クイーン四冠と史上初の女流六冠

奨励会退会決定後初めて公の場に姿を現した第43期女流名人戦就位式では、退会に際しての心境を告白[50]。女流棋士として普及活動やイベントへの参加に力を入れていきたいとする考えを述べ、プロ編入試験を利用して棋士を目指すことについては「奨励会在籍時も退会した現在も考えたことはない」とした[50]

2018年度は、6月13日に奨励会退会後初のタイトル戦となった第29期女流王位戦にて挑戦者の渡部愛に1勝3敗で敗れ、女流四冠に後退した。番勝負に敗れての里見の失冠は2014年のマイナビ女子オープン以来4年ぶり。一方、 女流王将、女流王座、倉敷藤花はいずれも防衛を果たし、2019年2月18日には女流名人戦で挑戦者の伊藤沙恵を3勝1敗で退けて女流名人10連覇を達成し、女流タイトル戦の連続在位記録としては女流王将10連覇の林葉直子と並び史上1位タイとなった。

2019年度は、第12期マイナビ女子オープン西山朋佳に挑戦するも、1勝3敗で敗退[51]。里見がタイトル戦で挑戦者として敗退したのはこれが最初であった[52]。第30期女流王位戦で渡部愛に挑戦し、3勝1敗で女流王位を奪還して女流五冠に復帰し、通算5期獲得によりクイーン王位の称号を得た[53]

2019年6月28日、第91期棋聖戦(男性棋戦)1次予選で都成竜馬に勝ち、男性棋戦での連勝を4とし、男性棋戦での女流棋士の連勝記録を更新した[54][55][注釈 12]

女流タイトル戦として新設された第1期ヒューリック杯清麗戦で、予選・本戦を勝ち抜き、決勝に進出。里見と同じく決勝進出者となった甲斐智美との五番勝負は、里見が3連勝のストレート勝ちで初代清麗に輝くとともに、史上初の女流六冠を達成した。

女流七冠(全冠独占)まで残るは女王のタイトルとなるも、第13期マイナビ女子オープン本戦トーナメント1回戦で伊藤沙恵に敗れて2020年度の女流七冠がなくなり、第41期女流王将戦と第9期女流王座戦では、いずれも挑戦者となった西山朋佳に敗れ、女流四冠に後退した。

2020年2月11日、第46期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負では、里見女流名人が谷口女流三段を3連勝で下して防衛を決め、11期連続での女流名人となった。同年4月1日付けで女流六段に昇段した[56]

棋風

人物

ブログ

  • キラリっ娘のそよ風日記」(キラリっこのそよかぜにっき)というタイトルで、2010年5月15日まで4年間ブログを公開していた[60]。執筆者は里見のほか、関西将棋連盟所属の女流棋士である井道千尋(後に東京に移籍)、室田伊緒の3人での共同執筆。
  • 村田智穂と岩根忍の「お気楽コンビ」が活動を休止し、2006年5月にこれを引き継ぐ形で3人によるブログが開始された(同年4月の「お気楽コンビ」ラストライブでゲスト出演した里見と室田が、活動を引き継ぐと発表している)。
  • ブログ名は活動発表後に公募され、いくつかの案を合体させてこの名称になった。また、共同執筆の3人を「キラリっ娘」と呼ぶことも多い。
  • 上記の通り2010年5月15日で共同ブログの更新を終了。その後里見はKana Log オフィシャルブログを開設してブログ執筆を続けていたが、同年10月に更新を停止。その後は、駒桜(日本将棋連盟女流棋士会によるファンクラブ)でブログを続けている。

昇段・昇級履歴

女流

昇段・昇級規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2003年10月 - 女流育成会入会
  • 2004年10月1日 - 女流2級 = 女流プロ入り
  • 2006年4月1日 - 女流1級(女流名人位戦B級入り・女流王将戦本戦入り)
  • 2007年2月22日 - 女流初段(レディースオープン・トーナメント準優勝)
  • 2008年9月29日 - 女流二段(タイトル挑戦 = 第16期倉敷藤花挑戦)
  • 2009年4月1日 - 女流三段(タイトル1期 = 第16期倉敷藤花獲得)
  • 2010年2月10日 - 女流四段(タイトル3期 = 第36期女流名人獲得)
  • 2011年10月18日 - 女流五段(タイトル7期 = 第33期女流王将獲得)
  • 2020年4月1日 - 女流六段(「類いまれなる成績」による)

奨励会

  • 2011年5月21日 - 1級(入会)
  • 2012年1月7日 - 初段(12勝4敗)
  • 2013年7月29日 - 二段(12勝4敗)
  • 2013年12月23日 - 三段(12勝3敗)
  • 2018年3月4日 - 退会(26歳の年齢制限を迎えたことにより)

タイトル・受賞歴

色付きは現在在位。

詳細は末尾の年表 を参照。 他の女流棋士との比較は、棋戦 (将棋)#女流タイトル 、および、将棋の女流タイトル在位者一覧 を参照。

タイトル 番勝負 獲得年度 登場 獲得期数 連覇 クイーン称号
清麗 五番勝負
8-9月
2019(第1期) 1 1期
女王 五番勝負
4-5月
2013(第6期) 3 1期
女流王座 五番勝負
10-12月
2013(第3期), '16-'18 5 4期
(歴代1位タイ)
3
(歴代1位)
女流名人 五番勝負
1-2月
2009(第36期)-'19 11 11期
(歴代1位)
11
(歴代1位)
クイーン名人
女流王位 五番勝負
4-6月
2012(第23期), '15-'17 , '19-'20 8 6期 3 クイーン王位
女流王将 三番勝負
10月
2010(第32期)-'12, '15-'18 9 7期 4
(歴代2位)
クイーン王将
倉敷藤花 三番勝負
11月
2008(第16期)-'12, '15-'19 11 10期
(歴代1位タイ)
5
(歴代2位)
クイーン倉敷藤花
登場回数合計48回、 獲得合計40期 = 歴代2位
(番勝負終了前は除く。2020年度女流王位防衛まで)
0将棋女流タイトル獲得記録0
01位 0 福間香奈*0 59期 (75回)
02位 0 清水市代*0 43期 (71回)
03位 0 中井広恵*0 19期 (44回)
04位 0 西山朋佳*0 18期 (27回)
05位 0 林葉直子00 15期 (23回)
0
6位 0 加藤桃子* 09期 (23回)
7位 0 甲斐智美 07期 (14回)
0 蛸島彰子 07期 (11回)
9位 0 矢内理絵子* 06期 (18回)
10位 0 斎田晴子* 04期 (12回)
0 山下カズ子 04期 (6回)
*は現役女流棋士、(数字)は登場回数 / 第46期女流王将戦2024年度)終了まで

受賞歴

将棋大賞は末尾の年表を参照。

  • 第15回(2006年度) - 関西囲碁将棋記者クラブ賞(関西将棋界での女性の受賞は初めて)
  • 2007年3月 - 島根県文化活動特別奨励賞
  • 2007年 - 女流王将戦 中戸賞奨励賞(2007年・2008年の女流王将戦で、女流王将獲得者以外の活躍者1名に与えられた賞)
  • 2010年3月 - 島根県功労者表彰
  • 第20回(2011年度) - 関西囲碁将棋記者クラブ賞(2回目)[61]
  • 第21回(2012年度) - 関西囲碁将棋記者クラブ賞(3回目)
  • 2013年 関西元気文化圏賞[62]
  • 第22回(2013年度) - 関西囲碁将棋記者クラブ賞(4回目)
  • 2020年3月 - 島根県民栄誉賞[63]

年表

  • タイトル戦の欄の氏名は対戦相手。
    色付きのマス目は獲得(奪取または防衛)。濃い色付きのマス目はクイーン称号獲得。
    氏名の下は左から順に、o : 里見の勝ち、 x : 里見の負け
  • 将棋大賞は、最女 : 最優秀女流棋士賞、女棋 : 女流棋士賞、名特 : 名局賞特別賞、女名 : 女流名局賞
年度 タイトル その他
優勝
将棋
大賞
備考
女王
4-5月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
女流王将
10月
倉敷藤花
11月
女流王座
10-12月
女流名人
1-2月
2004 <第15期>
<第26期>
<第12期>
<第31期>
・女流プロ入り(女流2級)
2005
2006 女棋
2007
2008 <第1期>
 
清水市代
oo
女棋
2009 中村真梨花
oo
清水市代
ooo
最女 ・女流二冠( = 女流名人位戦)
2010 清水市代
xoo
岩根忍
xoo
清水市代
ooo
最女 ・史上最年少 女流三冠( = 女流王将戦)
2011 石橋幸緒
oo
清水市代
oo
<第1期>
 
清水市代
xooo
最女 ・奨励会1級編入
・奨励会初段昇段(女性では現行制度初)
2012 甲斐智美
ooo
中村真梨花
xoo
矢内理絵子
oo
上田初美
oxoxo
最女
名特
・史上最年少 女流四冠( = 女流王位戦)
・クイーン倉敷藤花
2013 上田初美
ooo
甲斐智美
oxoxx
香川愛生
xox
甲斐智美
oxx
加藤桃子
xooo
中村真梨花
ooo
最女 ・初の女流五冠( = 女王)
・自身初のタイトル失冠( = 女流王位)
・クイーン名人
・奨励会二段、三段昇段
2014 加藤桃子
xoxx
休場により
失冠
清水市代
ooo
・4月 - 12月休場
2015 甲斐智美
ooo
香川愛生
oo
甲斐智美
oo
清水市代
xooxo
最女 ・女流棋戦最多連勝更新(21連勝)
2016 岩根忍
ooo
香川愛生
oo
室谷由紀
xoo
加藤桃子
ooo
上田初美
xxooo
最女
名特
・クイーン王将
2017 伊藤沙恵
oxoxo
伊藤沙恵
oo
伊藤沙恵
oo
加藤桃子
xxooo
伊藤沙恵
ooo
最女 ・奨励会退会
2018 渡部愛
xoxx
加藤桃子
oo
谷口由紀
oo
清水市代
ooo
伊藤沙恵
ooxo
最女
女名
2019 西山朋佳
xxox
渡部愛
oxoo
<第1期>
甲斐智美
ooo
西山朋佳
xox
伊藤沙恵
oxo
西山朋佳
xoxx
谷口由紀
ooo
最女
女名
・クイーン王位
・初の女流六冠( = 清麗)
・女流タイトル戦連覇記録更新( = 女流名人)
2020 加藤桃子
ooo
上田初美
 
年度 女王
4-5月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
女流王将
10月
倉敷藤花
11月
女流王座
10-12月
女流名人
1-2月
その他
優勝
将棋
大賞
備考
合計 登場3回
獲得1
登場8回
獲得6
登場2回
獲得1
登場9回
獲得7
登場11回
獲得10
登場5回
獲得4
登場11回
獲得11
     
タイトル戦登場49回、獲得合計40期(歴代2位)

著書

  • 共著『イナズマ流次の一手200題』日東書院本社、2009年
  • フォトエッセー『好きな道なら楽しく歩け』双葉社、2010年
  • 監修『いちばん勝てる将棋の本』日東書院本社、2010年

メディア

脚注

注釈

  1. ^ 育成会は2008年度限りで廃止された。なお2003年前期以前の旧制度では島井咲緒里も2期で通過している。
  2. ^ 女流名人位戦は、2007年1月当時は、最高序列の女流タイトル戦であった。2006年2月に女流名人を奪取した矢内理絵子は、女流棋界のトップに立っていた。「矢内理絵子#経歴」を参照。
  3. ^ 女流タイトル獲得年少記録は、第1位が林葉直子(1968年1月24日生まれ、女流王将を1982年4月27日に獲得、14歳3ヶ月)、第2位が中井広恵(1969年6月24日生まれ、女流名人を1986年1月20日に獲得、16歳6ヶ月)、第3位が里見香奈(1992年3月2日生まれ、倉敷藤花を2008年11月23日に獲得、16歳8ヶ月)[14]、第4位が加藤桃子(1995年3月9日生まれ、女流王座を2011年12月12日に獲得、16歳9ヶ月)[15]。【2012年2月6日現在】
  4. ^ 里見は、2008年9月29日付で、「タイトル挑戦」の規定を満たして女流二段に昇段していた。里見は、同年11月23日に第16期倉敷藤花を獲得して女流三段の規定を満たしたが、当時の昇段規定では、「同年度(4月1日-翌年3月31日)に2回以上の昇段・昇級」は認められなかったため(将棋の段級#女流棋士を参照)、里見は翌2009年度の初日である2009年4月1日付で女流三段となった。[16]
  5. ^ 稲葉四段は2008年4月にデビューしたばかりで、里見に負ける前日の2009年1月8日までの2008年度(2008年4月-)は24勝(全棋士中4位)、勝率.750の快進撃をしていた。
  6. ^ 里見が更新する前の最年少記録は、石橋幸緒の23歳1か月。
  7. ^ その後、岩根忍が2009年7月8日に対男性棋士公式戦「初戦」で勝利して、最速記録を更新している。
  8. ^ 女流四段昇段時の年齢は、里見は17歳11か月、中井広恵は19歳、清水市代は23歳。ただし、現行の昇段規定になる前に、林葉直子が15歳で「タイトル3期(現行規定であれば女流四段に昇段)」を達成した事例がある。
  9. ^ 連盟は、里見が奨励会を受験した際の対外発表で、「日本将棋連盟 2011年4月23日 『里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花が奨励会1級編入試験を受験』」、「日本将棋連盟 2011年5月21日 『里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格』」と「奨励会『編入』」という表現を用いている。しかし、2011年4月現在で19歳1か月だった里見が、奨励会1級での『入会』試験を受験するのは、日本将棋連盟 『奨励会』の規定「級位(師匠推薦あり)の受験資格:満19歳以下(当年8月末日)で、日本将棋連盟正会員から奨励会受験の推薦を得た者」「満19歳の受験資格は1級」に沿っている。奨励会に1級で入会した例は里見の前から存在し、プロ棋士への昇格を果たした者では、櫛田陽一六段(1983年(昭和58年)に18歳<または19歳>で1級にて奨励会入会、1987年(昭和62年)3月に22歳で四段に昇段[24])の例がある。里見の入会試験が規定から外れている(特例である)のは、規定で「試験日:級位者は、毎年1回、8月に3日間」となっているのを、里見については実施時期を変えて「4月 - 5月」に実施した、ということである。
  10. ^ 里見が編入試験を受験する以前は、奨励会と女流棋士の重籍(掛け持ち)は認められず、奨励会員となった女流棋士は女流棋戦にも出場できなかったが、里見に関しては受験発表時に重籍が認められていた[26]。また、合格後の2011年5月26日に、日本将棋連盟から女性奨励会員の女流棋戦出場が公式に認められた[27]
  11. ^ 9期目のタイトルを獲得した際に、登場したタイトル戦の全てで奪取・防衛を果たしていること、タイトル戦で9割近い勝率を上げていることが報じられた[31]
  12. ^ それまでの男性棋戦における女流棋士の連勝記録は3であり、伊藤沙恵(2018年度に達成)[55]、里見香奈、石橋幸緒の3名が並んでいた[54]

出典

  1. ^ 里見香奈後援会のご案内”. 島根県立大社高等学校 公式サイト. 島根県立大社高等学校. 2019年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月23日閲覧。
  2. ^ 「出雲のイナズマがリコー杯女流王座戦に登場! 史上最強の女流棋士里見香奈の強さの秘密とは」(ライター:直江雨継)”. 日本経済新聞 (2016年10月23日). 2017年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月29日閲覧。
  3. ^ リレーエッセーその68 大好きな将棋
  4. ^ 第4期マイナビ女子オープン 一斉予選組合わせ表
  5. ^ 47News 山陰中央新報 2011年8月21日 『里見咲紀さん3位 中学生女子名人戦』(Web魚拓)
  6. ^ 日本将棋連盟 『レディースオープン・トーナメント 2003 予選』
  7. ^ 日本将棋連盟 『第33期アルゼ杯女流名人位戦( 2006-2007年)予選』
  8. ^ 日本将棋連盟 『第28期女流王将戦 予選』
  9. ^ 週刊将棋Online-レディースオープン・トーナメント2006 『矢内が2回目の優勝、里見は初段に レディース決勝第3局』
  10. ^ レディースオープン・トーナメント2006中継サイト 2007年1月25日 『決勝三番勝負第2局直前』
  11. ^ LPSA 『第15期大山名人杯倉敷藤花戦』
  12. ^ 津江 2017, pp. 98–103, 第5章 藤井聡太 強さの理由ー強さの秘密
  13. ^ 日本将棋連盟 2008年9月29日 『里見香奈女流初段が女流二段に昇段(2008年9月29日付)』
  14. ^ a b 2008年11月23日 47News 共同通信社『16歳里見香奈が将棋初タイトル 清水下し倉敷藤花に』(Web魚拓)
  15. ^ 『将棋世界』 2012年2月号、258頁
  16. ^ 日本将棋連盟 2009年4月1日 『2009年4月1日付昇段・昇級者』
  17. ^ LPSA 『第17期大山名人杯倉敷藤花戦』
  18. ^ LPSA 『第36期ユニバーサル杯女流名人位戦』
  19. ^ a b 日本将棋連盟 2010年2月12日 『里見香奈が女流名人位を奪取』
  20. ^ 囲碁・将棋チャンネル 『女流王将戦-第32期』
  21. ^ 47News 山陰中央新報 2010年10月29日 『里見香奈さんが最年少女流三冠』(Web魚拓)
  22. ^ 山陰中央新報 2010年10月29日付 1面記事 『18歳・里見 最年少3冠 女流記録を大幅更新』。
  23. ^ LPSA 『11/3(祝)第18期大山名人杯倉敷藤花戦・3番勝負第3局』
  24. ^ 「将棋順位戦データベース- 『棋士番号181 六段 櫛田陽一』 」
  25. ^ 日本将棋連盟 2011年5月21日 『里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格』
  26. ^ 日本将棋連盟 2011年4月23日 『里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花が奨励会1級編入試験を受験』
  27. ^ 日本将棋連盟 2011年5月27日 『奨励会と女流棋士の重籍に関する件」について』
  28. ^ 日本将棋連盟 2011年11月30日 『第33期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様』 協賛の、霧島酒造株式会社 江夏順行代表取締役社長の挨拶 「(里見女流王将は)史上最速、最年少で女流五段に昇段され〔後略〕」。「第33期 霧島酒造杯女流王将戦表彰式-"出雲"から"日本"のイナズマに」 『将棋世界』 2012年2月号、30-31頁にも同様の記載あり。
  29. ^ LPSA 『第19期大山名人杯倉敷藤花戦』
  30. ^ 日本将棋連盟 2012年1月7日 『里見香奈奨励会1級、初段に昇段!』
  31. ^ a b 「ユニバーサル杯第38期女流名人位戦五番勝負第4局-十代最後のタイトル戦/里見、会心の3連覇」 『将棋世界』 2012年4月号、90-96頁。
  32. ^ 読売新聞(島根県版) 2012年3月21日 『里見さんの後援会発足』(2012年3月21日閲覧)。
  33. ^ 日本将棋連盟 2012年5月24日 『里見香奈、史上2人目の女流四冠に!』
  34. ^ 史上初、女流五冠誕生
  35. ^ 将棋の里見香奈、史上初の女流五冠に(読売新聞)
  36. ^ 将棋の里見女流四冠、女性で初の二段に読売新聞2013年7月29日
  37. ^ 里見香奈4冠:奨励会二段に 女性としては史上初毎日新聞2013年7月30日
  38. ^ 将棋:里見香奈、三段昇段決める 女性初プロに近づく毎日新聞2013年12月23日
  39. ^ 里見女流三冠の休場のお知らせ
  40. ^ 里見女流名人、体調不良で半年間休場
  41. ^ 里見女流二冠、休場延長のお知らせ
  42. ^ 将棋の里見女流二冠、年内休場へ 体調不良で期間延長
  43. ^ 里見女流二冠の今後の対局について
  44. ^ 里見香奈女流名人・女流王位、連勝記録単独1位に
  45. ^ 里見香奈奨励会三段、三段リーグ参加について
  46. ^ 終局直後”. マイナビブックス (2017年2月28日). 2017年3月1日閲覧。
  47. ^ 里見香奈、女性初の棋士遠のく 奨励会退会決まる”. 毎日新聞 (2018年2月18日). 2018年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月20日閲覧。
  48. ^ 里見香奈女流五冠「今は何も」 三段リーグ7勝11敗で修了 将棋プロ養成の奨励会退会”. 産経新聞 (2018年3月4日). 2018年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月5日閲覧。
  49. ^ 東和男 「第89期ヒューリック杯棋聖戦-1次予選特選局-第2局 先▲女流四冠 里見香奈 △七段 藤井聡太-第5譜」 『産経新聞』(東京本社)2018年10月18日付、14版、12面、囲碁・将棋欄。
  50. ^ a b “里見女流名人、奨励会退会の心境を初告白「今後は何かを与えられる人に」棋士編入試験は目指さず” (日本語). スポーツ報知. (2018年3月27日). オリジナルの2018年10月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181019142721/https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180327-OHT1T50228.html 2018年10月19日閲覧。 
  51. ^ 里見 女王奪取ならず マイナビOP 西山に1勝3敗”. 山陰中央新報. 2019年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月23日閲覧。
  52. ^ 片上大輔. “防衛”. daichanの小部屋. 2019年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月23日閲覧。
  53. ^ 里見香奈女流四冠が女流王位を奪取 クイーン王位の称号獲得、女流五冠復帰を果たす 第30期女流王位戦五番勝負第4局”. 日本将棋連盟. 2019年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月28日閲覧。
  54. ^ a b 毎日新聞・将棋 (2019年6月28日). “ツィート”. Twitter. 2019年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月28日閲覧。
  55. ^ a b 里見が男性棋士に4連勝 将棋、女流の最多記録”. 日本経済新聞. 2019年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月28日閲覧。
  56. ^ 将棋の清水市代女流六段が史上初の女流七段に
  57. ^ 共同通信 2009年1月9日や山陰中央新報2010年2月11日など。
  58. ^ 将棋世界 2011年2月号。
  59. ^ 山崎照朝 (2012年9月14日). “女流棋士・里見さんは「空手バカ一代」好き「極真空手」通”. コラム 撃戦記. 中日スポーツ. 2013年1月2日閲覧。
  60. ^ キラリっ娘のそよ風日記 2010年5月15日 『4年間、ありがとうございました』
  61. ^ 第20回関西囲碁将棋記者クラブ賞(日本将棋連盟)
  62. ^ 里見女流四冠、「関西元気文化圏賞」受賞(日本将棋連盟)
  63. ^ 女流棋士里見さんに県民栄誉賞 島根県、初の六冠達成 - 共同通信(2020年3月11日)

参考文献

  • 津江章二『藤井聡太 名人をこす少年』日本文芸社、2017年。 

関連項目

外部リンク