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第16期マイナビ女子オープン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第16期 マイナビ女子オープン
開催期間 2022年05月28日 - 2023年05月28日
五番勝負: 2023年04月04日 - 2023年05月28日

本戦: 2022年08月15日 - 2023年03月03日

予選: 2022年07月18日 (一斉対局)000000

予備予選: 2022年05月28日 (一斉対局)000000

チャレンジマッチ : 今期中止
第15期
00女王
西山朋佳(5期目/連続5期)
挑戦者 甲斐智美
第16期
00女王
西山朋佳(6期目/連続6期)
本戦0ベスト4
引退ほか
引退
甲斐智美 (2023年1月 引退届提出)
00(本棋戦は今期の五番勝負終了まで参加)
マイナビ女子オープン
第15期第17期 >
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第16期マイナビ女子オープン(だい16きマイナビじょしオープン)は、マイナビ日本将棋連盟が主催する、2022年度-2023年度2022年5月28日 - 2023年5月28日)のタイトル女流棋戦「マイナビ女子オープン」である。タイトル戦五番勝負の対局は2023年4-5月に実施された。

予備予選は2022年5月28日、予選は同年7月18日にそれぞれ一斉対局を実施。予選を通過した12名に、前期五番勝負挑戦者の里見香奈女流四冠、前期ベスト4の渡部愛女流三段、山根ことみ女流二段、香川愛生女流四段の4名が加わり、本戦は16名で実施された。 アマチュア参加により行われるチャレンジマッチは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により3年連続中止となった[1]

2022年度限りで引退するが進行中の棋戦は2023年度に入っても参加すると表明していた[2][3][4][5]甲斐智美女流五段が本戦を勝ち抜き挑戦者として五番勝負に進出。第15期女王の西山朋佳との五番勝負は第3局で決着し、3勝0敗で西山朋佳女王が防衛し、6連覇を果たした[6]

五番勝負

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日程 : 2023年4月4日 - 2023年5月28日

日程 (2023年) 第1局 第2局 第3局 第4局※ 第5局※ 結果
4月 4日 4月19日 5月28日 6月12日 6月19日
(会場)

対局者
( 神奈川県
秦野市
)
( 山梨県
甲府市
)
( 神奈川県
藤沢市
)
( 東京都
渋谷区
)
( 東京都
渋谷区
)
元湯・陣屋 常磐ホテル 時宗総本山
遊行寺
将棋会館 将棋会館
第15期 女王

西山朋佳 女王
- - 防衛
(3勝)
挑戦者

甲斐智美 女流五段
- - (0勝)
手数/棋譜 112手 141手 138手 - -
中継ブログ 第1局 第2局 第3局 - -
立会人 深浦康市
九段
飯野健二
八段
中村太地
八段
青野照市
九段
(立会人 未定)
記録係 竹部さゆり
女流四段
北尾まどか
女流二段
内山あや
女流初段
(記録係 未定) (記録係 未定)
第1局と第5局では手番の先後を振り駒で決定。一方が3勝した時点で決着、以降の対局(※)は実施されない。
甲斐智美女流五段は2023年1月に日本将棋連盟に引退届を提出[2][3][4]
00マイナビ女子オープンは第16期五番勝負の終了まで参加し、タイトル奪取した場合でも次期棋戦には出場しない意向[5]

本戦

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16名によるトーナメント[7]
☆ 本戦からのシード (4名、前期 本戦ベスト4以上)
予選からの進出者 (12名、名前の横に組番号)

日程 : 2022年8月15日 - 2023年3月03日

下線の側が先手 / 先手勝ち / ○:後手勝ち / 先手負け / ●:後手負け)

  0本戦 1回戦 02回戦 準決勝
0【次期 本戦シード】
挑戦者決定戦
0決勝
山根ことみ 女流二段
.9/02 山根
6組 佐々木海法 女流1級
.12/090 山根
9組 岩根忍 女流三段
.9/15 伊藤 挑戦者 / 五番勝負進出
1組 伊藤沙恵 女流名人
.2/100 0甲斐智美 女流五段0
8組 甲斐智美 女流五段
.8/25 甲斐
7組 野原未蘭 女流初段
.12/020 甲斐
10組 上田初美 女流四段
.9/01 上田
渡部愛 女流三段
.3/03
香川愛生 女流四段
.8/30 香川
3組 山口恵梨子 女流二段
.12/010 香川
5組 千葉涼子 女流四段
.9/27 千葉
12組 北村桂香 女流初段
.2/170 加藤桃子 女流三段
4組 0加藤桃子[注釈 1] 女流三段
.8/15 加藤
2組 渡辺弥生 女流初段
.11/290 加藤
11組 脇田菜々子 女流初段
.8/23 脇田
0里見香奈[注釈 2] 女流五冠

(日付のリンクは棋譜中継 / ◆のリンクは「中継ブログ」)

予選

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実施日 : 2022年7月18日 (一斉対局)マイナビ新宿オフィス(JR新宿ミライナタワー

参加者 48名
  • 予選からのシード:34名
☆ : 予選シード/前期 本戦進出者(12名、ベスト4を除く)
★ : 前期 予選決勝敗退者(12名)
★★ : ほか10名
  • n組 予備予選 通過者:14名(予備予選 組番号を併記)
組合せ抽選時は予選シード(☆)12名を別に抽選し、その他36名はまとめて抽選を実施。

本選進出者 12名(各組・ブロックの勝ち上がり者)

※ 予選の初戦(1回戦)敗退者の一部は、次期では予備予選からの参加[8]
注)予選7ブロック1回戦「竹部さゆり女流四段 対 野原未蘭女流初段 戦」では
00日本将棋連盟の公式戦として初めて「入玉宣言法」により勝敗が決着した。野原が▲213手目に宣言を行い、条件(敵陣内の自玉以外の自駒数10枚、持ち駒17枚、「点数」35点)を満たした野原の勝利となった。[9][10][11]

予選1組

1回戦 決勝
本戦進出
伊藤沙恵 女流名人
伊藤沙恵 女流名人
鈴木環那 女流三段
★★ 室田伊緒 女流二段
室田伊緒 女流二段
10組 山田久美 女流四段
予選2組

1回戦 決勝
本戦進出
中井広恵 女流六段
渡辺弥生 女流初段
渡辺弥生 女流初段
藤田綾 女流二段
中倉宏美 女流二段
7組 中倉宏美 女流二段

予選3組

1回戦 決勝
貞升南 女流二段
貞升南 女流二段
★★ 和田あき 女流初段
★★ 本田小百合 女流三段
山口恵梨子 女流二段
5組 山口恵梨子 女流二段
本戦進出
予選4組

1回戦 決勝
中澤沙耶 女流二段
中澤沙耶 女流二段
4組 船戸陽子 女流三段
加藤桃子 清麗
加藤桃子 清麗
6組 飯野愛 女流初段
本戦進出

予選5組

1回戦 決勝
本戦進出
千葉涼子 女流四段
千葉涼子 女流四段
12組 榊菜吟 女流2級
和田はな 女流1級
武富礼衣 女流初段
武富礼衣 女流初段
予選6組

1回戦 決勝
川又咲紀 女流初段
室谷由紀 女流三段
室谷由紀 女流三段
14組 長谷川優貴 女流二段
佐々木海法 女流1級
13組 佐々木海法 女流1級
本戦進出

予選7組

1回戦 決勝
本戦進出
竹部さゆり 女流四段 0●(宣言)
野原未蘭 女流初段
★★ 野原未蘭 女流初段 0○(宣言)
★★ 小高佐季子 女流初段
小高佐季子 女流初段
清水市代 女流七段
予選8組

1回戦 決勝
本戦進出
甲斐智美 女流五段
甲斐智美 女流五段
8組 石高澄恵 女流二段
★★ 加藤圭 女流二段
加藤圭 女流二段
★★ 伊奈川愛菓 女流二段

予選9組

1回戦 決勝
本戦進出
塚田恵梨花 女流初段
岩根忍 女流三段
岩根忍 女流三段
水町みゆ 女流初段
相川春香 女流初段
9組 相川春香 女流初段
予選10組

1回戦 決勝
本戦進出
上田初美 女流四段
上田初美 女流四段
内山あや 女流1級
3組 加藤結李愛 女流初段
石本さくら 女流二段
★★ 石本さくら 女流二段

予選11組

1回戦 決勝
本戦進出
脇田菜々子 女流初段
脇田菜々子 女流初段
島井咲緒里 女流二段
★★ 中村真梨花 女流三段
堀彩乃 女流1級
2組 堀彩乃 女流1級
予選12組

1回戦 決勝
本戦進出
大島綾華 女流初段
北村桂香 女流初段
★★ 北村桂香 女流初段
11組 北村桂香 女流初段
頼本奈菜 女流初段
1組 頼本奈菜 女流初段

予備予選・チャレンジマッチ

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予備予選

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予備予選 実施日 : 2022年5月28日 (一斉対局)

前期の予備予選敗退者および予選1回戦(初戦)敗退者ならびに棋戦初参加者
今期 予選進出者 14名(各組・ブロックの勝ち上がり者)
※長沢千和子女流四段 - 加藤結李愛 女流初段 戦(予備予選 3組)は長沢女流四段の反則負け(二歩)[12]
  予備予選 【1組-4組】
【1組】 上川香織 女流二段
頼本奈菜 女流初段
【2組】 北尾まどか 女流二段
堀彩乃 女流1級
【3組】 長沢千和子 女流四段 ×
(反則)
加藤結李愛 女流初段
【4組】 矢内理絵子 女流五段
船戸陽子 女流三段
000
  予備予選 【5組-8組】
【5組】 斎田晴子 女流五段
山口恵梨子 女流二段
【6組】 中村桃子 女流二段
飯野愛 女流初段
【7組】 中倉宏美 女流二段
鎌田美礼 女流2級
【8組】 石高澄恵 女流二段
高浜愛子 女流1級
(11-14組は関西対局)
  予備予選 【9組-11組】
【9組】 相川春香 女流初段
田中沙紀 女流2級
【10組】 山田久美 女流四段
礒谷真帆 女流初段
【11組】 藤井奈々 女流初段
岩佐美帆子 女流2級
000
  予備予選 【12組-14組】
【12組】 山口稀良莉 女流1級
榊菜吟 女流2級
【13組】 佐々木海法 女流1級
山口仁子梨 女流2級
【14組】 村田智穂 女流二段
長谷川優貴 女流二段

チャレンジマッチ

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※ 新型コロナウイルス感染防止のため、第15期に引き続きチャレンジマッチは実施されなかった。

【実施の場合の規定】
アマチュアのみで実施。
勝ち上がり3名が予選(一斉対局)への出場資格を得る。

脚注

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注釈

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  1. ^ 加藤桃子清麗は2022年8月3日付でタイトル清麗を失冠。
  2. ^ 里見香奈女流四冠は2022年8月3日付でタイトル清麗を獲得し女流五冠(清麗,女流王座,女流王位,女流王将,倉敷藤花)。

出典

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  1. ^ @mynavi_shogi (2022年5月16日). "将棋情報局編集部". X(旧Twitter)より2024年3月31日閲覧
  2. ^ a b 甲斐智美女流五段引退のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2023年3月7日). 2023年3月7日閲覧。
  3. ^ a b 将棋の甲斐智美女流五段が現役引退へ タイトル挑戦は続行も今期限り”. 朝日新聞 (2023年3月7日). 2023年3月7日閲覧。
  4. ^ a b 将棋の甲斐智美女流五段が引退へ 「マイナスの理由ではなく、前向きな気持ち」【一問一答】:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web (2023年3月7日). 2023年3月7日閲覧。
  5. ^ a b @mainichi_shogi(毎日新聞・将棋) (2023年3月7日). "「将棋連盟によると、タイトルを奪取しても次期参加はないそうです。」". X(旧Twitter)より2023年3月7日閲覧
  6. ^ 西山朋佳が女王6連覇、甲斐智美を破る  第16期マイナビ女子オープン/将棋”. サンスポ. SANKEI DIGITAL INC. (2023年5月28日). 2024年3月30日閲覧。
  7. ^ 本戦トーナメント表(第16期)- マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局
  8. ^ 予備予選について, マイナビ女子オープンブログ(将棋情報局), (2021-05-31), https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/blog/detail/id=123081 2022年7月18日閲覧。 
  9. ^ @mynavi_shogi (2022年7月20日). "将棋情報局編集部". 2022年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2022年7月20日閲覧
  10. ^ 将棋史上初、入玉宣言法で決着 双方の玉が敵陣に…緊張の宣言, (2022-07-18), オリジナルの2022-07-19時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220718155839/https://mainichi.jp/articles/20220718/k00/00m/040/271000c 2022年7月19日閲覧。 
  11. ^ 女流棋士の勝利で注目「将棋の入玉宣言法」 歴史的決着までの前日譚 | 毎日新聞, (2022-08-28), オリジナルの2022-08-28時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220828045229/https://mainichi.jp/articles/20220827/k00/00m/040/083000c 2022年8月28日閲覧。 
  12. ^ 長沢千和子女流四段の二歩による反則負け(中継ブログより)

外部リンク

[編集]
中継ブログ(第16期 予選・一斉対局 / 予備予選