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水町みゆ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 水町みゆ 女流初段
名前 水町みゆ
生年月日 (2001-04-21) 2001年4月21日(23歳)
プロ入り年月日 2018年5月1日(17歳)
女流棋士番号 62
出身地 福岡県福岡市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 島朗九段
段位 女流初段
女流棋士DB 水町みゆ
2020年4月1日現在
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水町 みゆ(みずまち みゆ、2001年4月21日 - )は、日本将棋連盟(関西本部)所属の女流棋士[1]女流棋士番号は62[1]福岡県福岡市出身[1]島朗九段門下[1]福岡県立修猷館高等学校卒業[2]九州大学文学部在学中(2020年4月 -)[2][3]

棋歴

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女流棋士になるまで

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小学1年の時[4]、5歳上の兄が通い始めた将棋教室の師範に誘われたのをきっかけに将棋を始めた[1]。小学4年からは福岡県大野城市の「福岡将棋会館」で腕を磨いた[4]

小学6年で女子アマ王位戦優勝[4]。中学2年であった2016年1月に九州研修会が発足すると1期生として入会し、順調に昇級した[4]

2016年夏、中学3年の時に関西奨励会に入会(6級)[4]。本人によると、腕試しのつもりで奨励会入会試験を受けたら合格したとのこと[4]。しかし、奨励会では成績が振るわず、2017年夏に退会[4]

いったんは挫折に打ちひしがれた水町だが、将棋への情熱を取り戻し、2017年9月に九州研修会に再入会[4]。2018年4月[4]にB2に昇級し、2018年4月に改訂された女流棋士規定により[5]、女流棋士2級となる権利を得た[4]

女流棋士資格申請を行い、2018年5月1日付で連盟関西本部所属の女流棋士2級となった[1]

新規定により、「研修会B2昇級」を資格要件として女流棋士(女流2級)になったのは、水町が第一号である[1]

女流棋士になってから

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2019年1月18日霧島酒造杯女流王将戦本戦入りを果たし、女流1級に昇級[6]

2019年度は、公式戦12勝10敗で、年度指し分け以上(8勝以上)達成により、女流初段に昇段[7]

2024年度は、4月1日から翌年3月31日まで1年間休場[8]

棋風

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居飛車党[1]

人物

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昇段・昇級履歴

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女流棋士になるまで
  • 2016年01月00日九州研修会 入会
  • 2016年00月00日関西奨励会 入会(6級)
  • 2017年00月00日: 関西奨励会 退会
  • 2017年10月00日: 九州研修会 再入会[1]
  • 2018年04月00日: 研修会でB2クラスに昇級、女流棋士2級となる権利を取得[1]
女流棋士(女流2級以降)

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2018年05月01日: 女流2級[1] = プロ入り
  • 2019年01月18日: 女流1級(女流王将戦本戦入り)[6]
  • 2020年04月01日: 女流初段(年度指し分け以上、8勝以上)[7]

主な成績

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在籍クラス

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女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)女流順位戦
白玲 A級 B級 C級 D級 0


2021 1 順位決定トーナメント戦61位


2022 2 D20 5-3


2023 3 D09 4-4


2024 4 D17 3-5


2025 5 D26


女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )

年度別成績

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女流公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2018 13 7 6 0.5384 [14]
2019 22 12 10 0.4000 [15]
2020 20 8 12 0.600 [16]
(小計) 55 27 28
2021 27 14 13 0.5185 [17]
2022 26 14 12 0.5384 [18]
2023 27 15 12 0.5555 [19]
(小計) 80 43 37
通算 135 70 65 0.5185 [20]
2023年度まで

出演

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ラジオ

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  • 女流棋士水町みゆの、まるで将棋だな(2019年1月6日 ‐ 12月、LOVE FM[21] ‐ 隔週放送[22]

脚注

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注釈

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  1. ^ 公立高校だが、文武両道を達成しており、トップクラスの私立高校と同等の学力レベル[9]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 水町みゆさんが5月から女流棋士2級に”. 日本将棋連盟 (2018年4月26日). 2018年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月26日閲覧。
  2. ^ a b c d 「奇跡的」な九州大合格、水町みゆさん 試験直前も遠征:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞 (2021年1月11日). 2021年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
  3. ^ とある大学生の日常――水町みゆ女流初段|将棋コラム”. 日本将棋連盟 (2020年12月18日). 2020年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k “17歳棋士、女流プロに 福岡市の水町さん5月デビュー 奨励会で挫折「もっと強く」と奮起” (日本語). 西日本新聞. (2018年4月26日). オリジナルの2018年4月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180426095334/https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/411395/ 2018年4月26日閲覧。 
  5. ^ 女流棋士規定変更のお知らせ」『日本将棋連盟』2018年4月2日。オリジナルの2018年4月26日時点におけるアーカイブ。2018年4月26日閲覧。
  6. ^ a b “水町みゆ女流2級が女流1級に昇級|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟. (2019年1月21日). https://www.shogi.or.jp/news/2019/01/21_30.html 2019年1月21日閲覧。 
  7. ^ a b 昇段・引退棋士のお知らせ”. 日本将棋連盟 (2020年4月1日). 2020年4月2日閲覧。
  8. ^ 昇段・引退・休場棋士のお知らせ|将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年4月1日。
  9. ^ 偏差値74! 文武両道の修猷館高校”. 京都市会議員 江村りさ 公式サイト. 2020年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月29日閲覧。
  10. ^ 女流棋士WJKS (2020年3月7日). “ツイート(水町みゆ)”. Twitter. 2020年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月21日閲覧。
  11. ^ “17歳プロの女流棋士が誕生 県出身は38年ぶり、100人が激励” (日本語). 西日本新聞. オリジナルの2018年7月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180724145541/https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/434984/ 2018年7月24日閲覧。 
  12. ^ 高校生女流棋士の水町みゆが番組 Love FM「まるで将棋だな」”. 西日本新聞 (2019年2月5日). 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月7日閲覧。
  13. ^ LOVE FM 76.1 『music×serendipity』公式アカウント (2020年1月27日). “ツイート”. Twitter. 2020年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月28日閲覧。
  14. ^ 2018年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  15. ^ 2019年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  16. ^ 2020年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  17. ^ 2021年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  18. ^ 2022年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  19. ^ 2023年度女流棋士成績|成績・ランキング|日本将棋連盟
  20. ^ 女流棋士通算成績(2024年3月31日対局分まで)|成績・ランキング|日本将棋連盟(2024年4月1日時点のアーカイブ)
  21. ^ 高校生女流棋士の水町みゆが番組 Love FM「まるで将棋だな」”. 西日本新聞ニュース (2019年2月5日). 2020年3月21日閲覧。
  22. ^ LOVE FM史上初の女流棋士DJ 水町みゆさんの新番組スタート”. インターネットTVガイド (2019年2月2日). 2019年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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