「1980年代の日本」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし |
|||
352行目: | 352行目: | ||
* [[前川春雄]]([[1911年]] - [[1989年]]) |
* [[前川春雄]]([[1911年]] - [[1989年]]) |
||
* [[瀬島龍三]]([[1911年]] - [[2007年]]) |
* [[瀬島龍三]]([[1911年]] - [[2007年]]) |
||
* [[中内 |
* [[中内㓛]]([[1922年]] - [[2005年]]) |
||
* [[盛田昭夫]]([[1921年]] - [[1999年]]) |
* [[盛田昭夫]]([[1921年]] - [[1999年]]) |
||
* [[堤清二]]([[1927年]] - [[2013年]]) |
* [[堤清二]]([[1927年]] - [[2013年]]) |
2020年7月11日 (土) 10:20時点における版
2千年紀 |
19世紀 - 20世紀 - 21世紀 |
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代の日本 1990年代 2000年代 2010年代 |
1980年 1981年 1982年 1983年 1984年 1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 |
日本の国旗 (1870年-1999年) |
1980年代の日本の話題 |
---|
歴史 - 年表 |
■ヘルプ |
1980年代の日本(1980ねんだいのにほん)では、1980年代の日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。
日本の元号では、昭和55年から昭和64年/平成元年に当たる。
出来事
世界的な動きが加速する中、戦後日本経済は80年代後半におけるバブル経済によって絶頂期を迎える。
1980年
→詳細は「1980年の日本」を参照
- 広島市が10番目の政令指定都市に移行。
- 自民党の党内抗争によって内閣不信任案が可決され解散総選挙となるが、その期間中に大平正芳首相が急死。後任は鈴木善幸。
- ゆとり教育が実施される。
- イエスの方舟事件。
- 静岡駅前地下街爆発事故。死傷者200人以上。
- 東大寺大仏殿の修理工事が完了する。
- 新宿西口バス放火事件。
- 一億円拾得事件。
- プロ野球で張本勲(ロッテオリオンズ)が史上初の3000本安打を達成する。
- プロ野球で長嶋茂雄が読売巨人軍監督を辞任。後任には藤田元司就任。
- 昭和55年国鉄大ダイヤ改正実施。
- プロ野球で王貞治(読売巨人軍)が現役引退。
- 朝日新聞東京本社が東京都千代田区有楽町の旧社屋から東京都中央区築地の新社屋に移転。
- 川治プリンスホテル火災。45人の死者を出す戦後3番目の大惨事に。
- 川崎市で金属バット両親殺害事件発生。
- ルービックキューブブームが起こる。
- 大塚製薬から「ポカリスエット」が発売される。
1981年
→詳細は「1981年の日本」を参照
- 大相撲で大関の貴ノ花利彰・横綱の輪島大士、三重ノ海剛司が現役を引退。
- フジテレビで「Dr.スランプ アラレちゃん」というタイトルで「Dr.スランプ」をアニメ化。大ヒットし、テレビアニメ歴代視聴率3位を記録する。
- 1970年代に活躍したアイドルユニットのピンク・レディーが解散(→2010年に正式に再結成する)。
- 神戸市でポートピア'81が開幕(- 9月15日)。
- 中国残留孤児が初来日。
- フジテレビでお笑いバラエティ番組「オレたちひょうきん族」放送開始。
- ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が来日。
- 大相撲で千代の富士貢が横綱に昇進する。
- 浅草サンバカーニバルが開幕。
- 台湾で遠東航空機墜落事故発生。作家向田邦子などが犠牲になる。
- フジテレビで開局以来続いたトーク番組「スター千一夜」が放送終了、22年半の歴史に幕。
- 東京12チャンネルが「テレビ東京」に社名変更。
- 北炭夕張新炭鉱ガス突出事故発生。
- 福井謙一が日本人初のノーベル化学賞を受賞。
- 日本劇場が閉館。
- 寺尾聰のシングル「ルビーの指環」がミリオンヒット。
1982年
→詳細は「1982年の日本」を参照
- ホテルニュージャパン火災。
- 日本航空350便墜落事故発生。
- テレビ東京で初の地方系列局、テレビ大阪が開局。
- 500円硬貨発行。
- 6月14日、東北新幹線開業。11月15日、上越新幹線開業。
- 松山ホステス殺害事件。
- タモリ司会の番組「笑っていいとも!」(フジテレビ)と「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)が放送開始。
- 中央自動車道が全線開通。
- 長崎大水害。
- テレホンカード発売。
- プロ野球のロッテオリオンズの落合博満が28歳10ヵ月の最年少三冠王を達成する。
- 三越事件で社長の岡田茂が逮捕。
- 漫画界の聖地と呼ばれるトキワ荘が解体。
- 人工知能コンピュータの開発を目指す国家プロジェクト(財)新世代コンピュータ開発機構 (ICOT) 設立。
- 最初のコンパクトディスクプレーヤー (CDP-101) とCDソフトをソニーが発売。
- NECがパーソナルコンピュータPC-9801を発売。
- 鈴木善幸首相辞任、中曽根康弘内閣が発足。
- 女性デュオあみんの「待つわ」がミリオンヒット。
1983年
→詳細は「1983年の日本」を参照
- ハワイアン・オープンで青木功が日本人初のアメリカPGAツアー優勝を果たす。
- 1月9日 - 初代農林水産大臣・中川一郎代議士が自殺する。
- 中国自動車道が全線開通。
- 東京ディズニーランド開園。
- 日本海中部地震。(M7.7)
- 任天堂から家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータ(ファミコン)が発売。
- 三宅島大噴火。
- ロッキード事件の公判で元首相の田中角栄に実刑判決。
- NHK朝の連続テレビ小説「おしん」が最高視聴率62.9%を更新し連続ドラマ視聴率の日本記録をマークする(更新中)。
- 戸塚ヨットスクール事件が起こり、校長の戸塚宏や他のコーチらが生徒に対する監禁・傷害致死により逮捕される。
- 「キン肉マン」が日本テレビ系列でアニメ化放送される。キン肉マンのキャラクター人形キン消しブームが起こる。
1984年
→詳細は「1984年の日本」を参照
- 日経平均株価が終値ではじめて1万円を突破。
- 日本国有鉄道が貨物列車の大幅削減を伴う昭和59年国鉄ダイヤ改正実施。
- 大正から昭和にかけて時代劇を中心に活躍した俳優の長谷川一夫が死去。後に国民栄誉賞が贈られる。
- 植村直己がアラスカのマッキンリーに頂上達成後、下山途中に消息不明に。後に国民栄誉賞が贈られる。
- アニメ映画『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)劇場公開。
- グリコ・森永事件。
- 東京・永田町の自民党本部が放火され炎上。
- 大相撲で初の外国人関取である高見山大五郎が現役を引退。
- 西明石駅構内で列車衝突事故(西明石駅列車脱線事故)。
- オーストラリアからコアラ6頭が贈られて日本に初めて上陸。コアラブームに(これにちなみコアラのマーチが発売された)。
- ロサンゼルスオリンピック開催。柔道の山下泰裕が金メダルを獲得。後に山下に国民栄誉賞が贈られる。
- 蔵前国技館が31年目にして閉幕。
- 新紙幣発行。「1万円札福澤諭吉」「5千円札新渡戸稲造」「千円札夏目漱石」。
- 第2次中曽根康弘改造内閣発足。
- シンボリルドルフが菊花賞を勝ち、2年連続、日本競馬史上4頭めの三冠馬となる。(無敗の三冠馬は史上初)
- 東京都世田谷区の通信ケーブル火災で電話などがマヒ。
- 電電公社民営化法案成立。
- 日本の平均寿命が男女とも世界一に。
- 日本学術ネットワークJUNETの運用開始。日本のインターネットの礎となった。
- フジテレビで夕方のワイドニュース番組「FNNスーパータイム」放送開始。テレビ各局で「ニュース戦争」が勃発する。
- 11月20日 - 週刊少年ジャンプの漫画「ドラゴンボール」(鳥山明)が連載開始。
- 12月8日 - 高級ディスコ麻布十番マハラジャがオープン。社会現象と呼ばれるほどの人気を博した。80年代後半のバブル経済期に高級ディスコブームを巻き起こす元祖となる。
1985年
→詳細は「1985年の日本」を参照
- 新生両国国技館が完成する。
- 横綱の北の湖敏満が現役を引退。
- 国際科学技術博覧会(つくば万博)開催。
- シェル石油と昭和石油が合併し、商号を昭和シェル石油に変更。
- 暴力団山口組の竹中正久組長・中山勝正若頭が射殺される。(山一抗争)
- 芦屋市幼児誘拐事件が発生。
- 日本初のエイズ患者を認定。
- 日本電信電話公社(電電公社)が日本電信電話株式会社 (NTT) に、日本専売公社が日本たばこ産業株式会社 (JT) に民営化。
- NTT、最初のハンディタイプ携帯電話機「ショルダーホン」発売。
- 男女雇用機会均等法が成立。
- 柔道の山下泰裕が全日本柔道選手権大会で9連覇を達成し203連勝のまま現役を引退。
- 豊田商事事件。豊田商事の永野一男会長が報道陣の目の前で暴漢に殺害される。
- 日本航空123便墜落事故発生。歌手の坂本九らを含む乗客520人が死亡。日本の航空機事故では史上最悪の大惨事となった。
- 中曽根康弘首相が終戦の日に靖国神社を参拝する。
- 「ロス疑惑」の三浦和義容疑者が逮捕。
- 女優の夏目雅子が死去。
- G5がプラザ合意声明。日本ではその後のバブル景気の原因のひとつになる。
- TBSで16年間放送されたザ・ドリフターズ出演のバラエティ番組「8時だョ!全員集合」が放送終了。
- 関越自動車道が全線開通(前橋IC - 湯沢IC)。
- 花王石鹸株式会社、「花王株式会社」に社名変更。
- 東京で震度5の揺れを観測。56年ぶりの震度5である。当時戦後において東京は震度5以上の地震を一度も経験しておらず、また地震発生時帰省ラッシュだったため、交通状態が非常に悪かった。
- テレビ朝日で久米宏をキャスターに起用した報道番組「ニュースステーション」放送開始。
- テレビ朝日「アフタヌーンショー」で放送された中学生のリンチシーンがやらせであることが発覚し、やらせを示唆したディレクターが逮捕され、同番組も打ち切りとなる。
- 11月2日 - 日本プロ野球の阪神タイガースが日本シリーズで西武ライオンズを破り、球団設立51年目にして初の日本一に輝く。
- 過激派による国電同時多発ゲリラ事件。首都圏、大阪を初め各地で線路のケーブルが切断されダイヤが混乱。600万人に影響が出る。
- 第2次中曽根第2次改造内閣発足。
- ソフトウェアの生産向上を目指す国家プロジェクトΣプロジェクト開始。
1986年
→詳細は「1986年の日本」を参照
- 急激な円高によるプラザ合意不況・半導体不況。
- 中野富士見中学いじめ自殺事件が起こる。
- 当時は世界最長寿とされた泉重千代が120歳で死去(105歳説あり)。
- 男女雇用機会均等法施行。
- 当時のアイドル歌手・岡田有希子が東京都新宿区内のビルで、飛び降り自殺。その後、ファンの後追い自殺が相次ぎ、社会問題化。国会でも取り上げられる。ちなみに、この年の10〜14歳の自殺者数は戦後以来最多となった。また、自殺者総数でも1997年以前ではこの年が戦後最多だった。
- 上野動物園のジャイアントパンダ、トントン誕生。
- 新潟県佐渡島のトキが2羽に。
- 第38回衆議院議員総選挙・第14回参議院議員通常選挙の同時選挙。
- 第3次中曽根康弘内閣発足。
- ファミリーコンピュータ用ソフト「ドラゴンクエスト」発売。
- テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」が放送開始。
- 社会党、土井たか子が主要政党で日本初の女性党首に。
- 伊豆大島三原山が大噴火。全島民が避難。
- 道路交通法改正、自動車の一般道路におけるシートベルトの着用が原則義務化。
- 山陰線余部鉄橋列車転落事故
- ビートたけしとたけし軍団によるフライデー襲撃事件が起こる
- 週刊少年ジャンプ の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)が連載開始。
1987年
→詳細は「1987年の日本」を参照
- 土地や証券の投機が経済全体に波及。いわゆるバブル経済が1991年まで続く。
- 日経平均株価が終値ではじめて2万円を突破。
- 三井物産マニラ支店長誘拐事件の誘拐被害者である若王子信行が解放される。
- 安田火災がゴッホの「ひまわり」を53億円で落札する。
- 国鉄が分割・民営化、JRグループが発足。
- 朝日新聞社阪神支局襲撃事件(赤報隊事件)。
- 帝銀事件の容疑者とされる平沢貞通が39年間の獄中の末に死去。
- 大相撲で小錦八十吉が外国人で史上初の大関に昇進する
- 戦後を代表する俳優の石原裕次郎が死去。
- プロ野球選手の衣笠祥雄(広島)がルー・ゲーリッグの持つ連続出場記録2130試合の記録を塗り替える世界連続出場記録を樹立(引退まで2215試合出場)。後に国民栄誉賞が贈られる。
- 東北自動車道が全線開通
- フジテレビが地上波テレビ局としては初の24時間放送(終夜放送)を開始。
- 竹下登内閣発足。
- 千葉県東方沖地震
- 利根川進が日本人初のノーベル生理学・医学賞を受賞
- 後楽園球場が50年目にして閉場する
- NEC-HEとハドソンが共同開発したゲーム機「PCエンジン」が発売。
- 歌手マイケル・ジャクソンとマドンナが来日公演を行う。
- 12月31日 - 所属部屋とのトラブルで失踪していた大相撲の横綱双羽黒光司が廃業を発表。
1988年
→詳細は「1988年の日本」を参照
- リクルート事件
- 青函トンネル・瀬戸大橋が開通。本州と北海道・四国を結ぶJRの鉄道路線も開通し、JRグループ初となる大幅なダイヤ改正を実施。
- 東京ドームが完成。
- 名古屋妊婦切り裂き殺人事件。
- なだしお事件
- 昭和天皇の病気が報道され、日本各地で祭行事やイベントの自粛・延期が相次ぐ。
- 流通業界最大手のダイエーとオリエント・リースが南海ホークスと阪急ブレーブスの買収を発表。新球団名は、前者は「福岡ダイエーホークス」で後者は「オリックス・ブレーブス」に。
- 日本テレビ系列のアニメ番組「それいけ!アンパンマン」放送開始。
- 日経平均株価が終値ではじめて3万円を突破。
- 大相撲で横綱千代の富士貢が53連勝を達成する
- 竹下登改造内閣発足
- テトリスがセガよりアーケードゲーム版として発売される。
1989年
→詳細は「1989年の日本」を参照
- 1月7日 - 昭和天皇が病気のため崩御。翌8日、昭和(1926年 - 1989年)から平成へ改元。
- 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町で弥生時代の遺跡だと推定される吉野ヶ里遺跡が発掘される
- 女子高生コンクリート詰め殺人事件発覚。
- 2月9日 - 戦後を代表する漫画「鉄腕アトム」で知られる国民的漫画家・手塚治虫が死去。
- 4月1日 - 消費税スタート
- 4月21日 - 任天堂の携帯型ゲーム機ゲームボーイが発売。
- 松下電器産業(現・パナソニック)創業者の松下幸之助が死去。
- 6月、リクルート事件で竹下内閣総辞職、宇野宗佑内閣発足。
- 6月24日 - 戦後を代表する女性歌手の美空ひばりが死去。後に女性としては初の国民栄誉賞を受賞する。
- 8月、宇野首相、参議院選挙の敗北の責を負って退陣。海部俊樹内閣発足。
- 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者が逮捕。
- 9月27日 - 横浜ベイブリッジ開通。
- 11月4日 - オウム真理教問題を追求していた弁護士・坂本堤とその一家がオウム真理教幹部により殺害される。(→坂本堤弁護士一家殺害事件)
- 12月29日- 日経平均株価が史上最高値38,915円を記録。
戦争と政治
この節の加筆が望まれています。 |
社会
- 全国で校内暴力が発生し、中学校におけるいじめが陰湿化・暴力化する。
- 山口組三代目組長田岡一雄の死(1981年死去)に伴い組長の後継者争いで山口組四代目と一和会に分裂し山一抗争が起こる。
- 国内外での赤軍による活動が下火を迎える。
- 1980年代後半に入ると、少子化が深刻化しはじめる。1984年には1.84だった合計特殊出生率は、1989年には過去最低の1.57まで下落し、出生数も1980年代前半の150万人台から、1989年には124万人に減少している。
- 国鉄の赤字ローカル線(特定地方交通線)の廃止が進められる(1983年 - 1990年)。これを受けて第三セクター鉄道が全国各地で設立される。
- ダイエー・マルエツ・イトーヨーカ堂などの大手のスーパーマーケットやショッピングセンターの普及と土地価額の急上昇がきっかけで、全国各地の商店街にシャッター通りが存在するようになる。
経済
- ビジネス向けのパソコンが出現し、オフィスや家庭にワープロが普及。オフィスのOA化が進展した。
- ラップトップパソコンが現れ、1989年以降はノートパソコンへ取って代わられる。
- 全国にコンビニエンスストアが普及する。
- 円高が進行し、中盤まで低成長時代。後半には超低金利政策によるバブル景気が発生、大都市圏で地価が極端に急上昇し、株価も急上昇する。
- 円高や貿易摩擦を背景に日本企業の間で北米や東アジアなど海外に生産拠点を移す動きが活発化。
災害
科学と技術
文化と芸術
- 女子大生ブーム。
- 価値観の世代ギャップを表現した言葉「新人類」が流行語に。
- 女子中高生の間で少女小説が人気になり、1990年代のライトノベル定着の布石に。
- 女性漫画家が少年誌・青年誌や成人向け漫画に作品を執筆することが一般化した。
- 女子中高生の間で変体少女文字(丸文字)の流行が全盛を極める。
- オリーブ少女
前半
- 女性の間でアイドルを意識・模倣したファッションが流行し、聖子ちゃんカット・ロングスカートが流行する。
- なめ猫等に代表される不良ブーム
- ロリコンブーム。
- アングラ演劇と呼ばれた小劇団が市民権を得、小劇場ブームが起こる。
- 1960年前後に生まれた若者の間から、いわゆるおたく層が発生。
- 竹の子族
後半
- 女性の間で髪型のポニーテール・ストレートヘアが流行
- アダルトビデオが登場し、ポルノ映画が衰退する。
- 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件以来、おたくが注目を集めるようになる。
- アナログレコードからコンパクトディスクへの過渡期を迎え、音楽シングルの売上が一時期低迷する。
- 高級ディスコチェーンマハラジャが大ブーム。1989年にはハワイ店を出店。
- 円高を背景に私立高校では、修学旅行の行き先に海外を選ぶ学校が増加する。
漫画・アニメーション・子供文化
→詳細は「日本のテレビアニメ作品一覧 (1980年代)」を参照
- 藤子不二雄大旋風が吹き荒れ、「ドラえもん」を筆頭に、1960年代にアニメで放映していた「オバケのQ太郎」・「パーマン」・「怪物くん」や新たに「忍者ハットリくん」・「プロゴルファー猿」などが放映される。1988年1月にコンビを解消し、後に藤子・F・不二雄・藤子不二雄Aとして別々に活動する。
- 前半
- LSIを利用した電子ゲームブーム。中でもゲームウォッチが大ヒットとなる。
- 少年漫画でラブコメディが流行、ラブコメを得意とする『週刊少年サンデー』が「うる星やつら」「タッチ」「ふたり鷹」などの連載で最盛期を迎える。
- 少年漫画「Dr.スランプ」が大ヒット、作中の「アラレ語」が流行語になる。
- 後半
- バイクブーム。バリバリ伝説などの漫画を期に、ゼロヨンやローリング族が大流行した。
- 任天堂の「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)が大ブームとなり、テレビゲームが普及した。
- 「北斗の拳」「ドラゴンボール」「シティーハンター」などが連載され、少年漫画誌『週刊少年ジャンプ』が空前の人気に(ジャンプ黄金時代)。
- 「ドラえもん」を筆頭に「おぼっちゃまくん」・「ダッシュ四駆郎」・「つるピカハゲ丸くん」などが連載され、児童漫画誌『コロコロコミック』が空前の人気に(コロコロの黄金時代)
- 子供たちの間で高橋名人・聖闘士星矢・霊幻道士・ビックリマン・ミニ四駆がブームを及ぼす。
テレビ・芸能界
1970年代に活躍したアイドルは陰りを迎え、新たなアイドル・お笑い芸人が登場する。
- 1970年代に活躍したアイドルの山口百恵が俳優の三浦友和と結婚し芸能界を引退し、1970年代に活躍したアイドルのほとんどが陰りを迎える。
- アイドルは1980年代に新時代を迎える。松田聖子・河合奈保子・たのきんトリオ(田原俊彦・近藤真彦・野村義男)などがデビューし、1980年代の黄金時代を築く。松田聖子を典型としたブリッコ・聖子ちゃんカットが若い女性の間で流行。
- 漫才ブームが起こる。その中心に新たに登場したBIG3(タモリ・ビートたけし・明石家さんま)・所ジョージ・島田紳助などお笑い第二世代が、1980年代〜2000年代のお笑い界をリードする。
- フジテレビがテレビ局の在京民放局5局における年間および年度平均視聴率で、ゴールデンタイム、プライムタイム、全日で首位となる三冠王を1982年から連年獲得した(フジテレビ黄金時代)。
前半期(1980年から1983年)
- シャネルズ・横浜銀蝿などロックバンドがヒットチャートに名を連ねる活躍を見せる。
- 「花の82年組」と称される新人アイドル豊作といわれた1982年度。中森明菜・小泉今日子・シブがき隊・早見優・堀ちえみ・石川秀美らアイドルがデビュー。
- 演歌・ニューミュージックが低迷し始める。
- YMOを皮切りにテクノポップブーム。打ち込みを用いた音楽が増加する。
- 視聴者参加型のクイズ番組の最盛期。
中期(1984年から1986年)
- 歌謡曲・ニューミュージックからJ-POPへの過渡期へ突入、多様なジャンルに枝分かれする。杉山清貴&オメガトライブ・チェッカーズ・C-C-Bなど、ロックバンドが、のちにJ-POP、J-ROCKと呼ばれる要素を取り入れた楽曲を発表し、チャートを賑わせる(アイドルバンドと称される)。また、渡辺美里・尾崎豊・中村あゆみなどのボーカリストもデビュー。米米クラブ・爆風スランプ・聖飢魔IIなど独自の個性を打ち出したバンドも続々とデビュー。中高生を中心にバンドブームが巻き起こり、関連する音楽雑誌も多く創刊される。
- フジテレビの番組「夕やけニャンニャン」内で結成されたグループおニャン子クラブが大ブレイク。また、映画やドラマ出演をきっかけに人気を集めた菊池桃子・斉藤由貴・中山美穂・南野陽子など、アイドル歌手としても活躍を見せる。
- とんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンといったお笑い第三世代が登場する。
- テレビが一家に1台だったのが、一家に2台になったきっかけで、NHK紅白歌合戦がそれまでの平均視聴率が70%台だったのが50%台に下降。また、ヒット曲のないベテラン歌手による常連出場や元々テレビ番組に出演しない、“アーティスト”であると自称する人気歌手による不出場がきっかけでもある。
- アップダウンクイズ、クイズタイムショックなどが相次いで終了し、視聴者参加型クイズ番組が衰退。後継番組は次第にタレント出演型に置き換わっていく。
後半期(1987年から1989年)
- おニャン子クラブ解散後、メンバーであった工藤静香がソロ・シンガーとしてブレイクした。
- 光GENJIと彼らが履いていたローラースケートが流行し、社会現象となる。
- アイドルの人気に陰りが見え始め、トレンディードラマが登場する。浅野ゆう子・浅野温子によるW浅野や陣内孝則、柳葉敏郎、三上博史などが活躍し、1990年代前半の黄金時代の先駆けとなる。
- 舘ひろし・柴田恭兵・仲村トオルによるあぶない刑事ブーム到来。
- THE BLUE HEARTS・BOØWY・ユニコーン・JUN SKY WALKER(S)などライブを中心に活躍していたバンドが人気を集める。プリンセス・プリンセスなどの女性バンドもブームになる。
- 人気歌番組ザ・ベストテンが終了し、他の歌番組にも陰りが見え始める。
スポーツ
- プロ野球は弱小チームだった西武ライオンズが広岡達朗監督の手腕によって再生、80年代で5度の日本一に輝く。
- 大相撲は千代の富士時代。
- プロレスはアントニオ猪木を中心に新日本プロレスが全盛期を迎え、ジャイアント馬場は徐々に第一線を引くようになる。馬場・猪木の後輩格である鶴藤長天(ジャンボ鶴田・藤波辰巳・長州力・天龍源一郎)が1980年代のプロレスを支える。
- 日本サッカーは、サッカー日本代表がFIFAワールドカップ・予選やオリンピック予選での敗退が続く一方で日本サッカーリーグの人気が若干持ち直した。1980年代後半にはプロリーグ発足への動きやFIFAワールドカップ招致活動が始まった。
- 前半
- プロ野球は王貞治・野村克也・大杉勝男・江夏豊など1960・70年代に活躍した大物選手の引退が相次ぐ。
- 高校野球では早実の荒木大輔、「やまびこ打線」と呼ばれた池田高校、PL学園の清原和博・桑田真澄によるKKコンビが話題を呼んだ。
- プロレスではタイガーマスクが活躍する。
- 柔道では、山下泰裕・斉藤仁の時代を得る。
- 後半
- プロ野球では桑田が巨人、清原が西武に入団するなど世代交代が一段と加速。
- 柔道では小川直也・古賀稔彦が登場する。
- プロレスでは前田日明を中心としたUWFの旗揚げで総合格闘技が誕生するきっかけとなる。女子プロレスではクラッシュギャルズ・極悪同盟が活躍。
人物
皇室
政治
- 二階堂進(1909年 - 2000年)
- 鈴木善幸(1911年 - 2004年)
- 河本敏夫(1911年 - 2001年)
- 伊東正義(1913年 - 1994年)
- 後藤田正晴(1914年 - 2005年)
- 中曽根康弘(1918年 - 2019年)
- 宇野宗佑(1922年 - 1998年)
- 田中六助(1923年 - 1985年)
- 竹下登(1924年 - 2000年)
- 安倍晋太郎(1924年 - 1991年)
- 中川一郎(1925年 - 1983年)
- 三塚博(1927年 - 2004年)
- 土井たか子(1928年 - 2014年)
- 海部俊樹(1931年 - )
- 香山健一(1933年 - 1997年)
- 高坂正堯(1934年 - 1996年)
- 栗本慎一郎(1941年 - )
経済
- 土光敏夫(1896年 - 1988年)
- 真藤恒(1910年 - 2003年)
- 前川春雄(1911年 - 1989年)
- 瀬島龍三(1911年 - 2007年)
- 中内㓛(1922年 - 2005年)
- 盛田昭夫(1921年 - 1999年)
- 堤清二(1927年 - 2013年)
- 山内博(1927年 - 2013年)
- 小室直樹(1932年 - 2010年)
- 堤義明(1934年 - )
- 江副浩正(1936年 - 2013年)
文学
- 橋田壽賀子(1925年 - )
- 網野善彦(1928年 - 2004年)
- 阿部謹也(1935年 - 2006年)
- 村上春樹(1949年 - )
- 田中康夫(1956年 - )
- 島田雅彦(1961年 - )
- 吉本ばなな(1964年 - )
社会科学
評論
科学
芸能
- 相澤秀禎(1930年 - 2013年)
- ジャニー喜多川(1931年 - 2019年)
- 黒柳徹子(1933年 - )
- 糸井重里(1948年 - )
- 松田優作(1949年 - 1989年)
- 秋元康(1958年 - )
映画
音楽
芸術
ゲーム関係
スポーツ関係
- 藤田元司(1931年 - 2006年)
- 広岡達朗(1932年 - )
- 森祇晶(1937年 - )
- 青木功(1942年 - )
- 衣笠祥雄(1947年 - 2018年)
- 福本豊(1948年 - )
- 岡本綾子(1951年 - )
- 落合博満(1953年 - )
- 具志堅用高(1955年 - )
- 中野浩一(1955年 - )
- 千代の富士貢(1955年 - 2016年)
- 山下泰裕(1957年 - )
- 原辰徳(1958年 - )
- 前田日明(1959年 - )
- 清原和博(1967年 - )
- 桑田真澄(1968年 - )
探検
漫画・アニメ
フィクションのできごと
- 中盤 - 東京都心部を中心とする首都圏が、何らかの力場による「壁」を伴う半径30キロメートル、高さ1,500メートルの「雲」に覆われ、「雲」の内側とのあらゆる通信・交通が途絶。東京の首都としての機能は完全に失われる。その後、「雲」は未知の宇宙文明が用いる自動的観測装置ではないかという意見が主流となる。(小説『首都消失』)[1][2]
脚注
注釈
出典
- ^ 小松左京『首都消失 上』角川春樹事務所、1998年、37 - 39・65 - 67・79 - 81・113 - 128・202・261 - 270・281頁頁。ISBN 978-4-89456-402-2。
- ^ 小松左京『首都消失 下』角川春樹事務所、1998年、11・57・58・397 - 399頁頁。ISBN 978-4-89456-403-9。