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首都消失

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
首都消失
作者 小松左京
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル SF
発表形態 新聞連載
初出情報
初出北海道新聞
中日新聞
西日本新聞
1983年12月 - 1984年12月
刊本情報
出版元 徳間書店
出版年月日 1985年3月
受賞
第6回日本SF大賞
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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首都消失』(しゅとしょうしつ)は、SF作家小松左京によって書かれた小説、ならびにそれを原作とする映画である。小説はブロック紙3社連合に該当する北海道新聞中日新聞東京新聞)、西日本新聞にて連載(1983年12月 - 1984年12月[1])された。単行本は1985年に徳間書店トクマ・ノベルズとして刊行され、同年のベストセラーとなった。第6回日本SF大賞受賞。

あらすじ

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S重工東京本社企画総務課長の朝倉達也は、愛知工場への単身赴任を終え、東海道新幹線で東京本社に戻る途中、異常事態に遭遇する。東京方面との通信・交通が突如として途絶し、新幹線が浜松駅でストップしてしまったのである。浜松駅で偶然、友人の航空自衛官・佐久間と出会った朝倉は、佐久間の車に便乗させてもらい、厚木市のS重工中央研究所へと向かう。

その日の午前7時過ぎ、東京の中心部から半径30キロメートルの範囲が、突如として出現した高さ1000 - 1500メートルの巨大な“雲”に覆われ、その内側との交通・通信・電波がすべて遮断されたのである。

S重工顧問で理学と工学の二つの博士号を持つ大田原剛造は、S重工中央研究所と城南医大の協力を得て、横浜新道が国道16号線とクロスする地点付近で“雲”の調査を行う。調査には、朝倉の高校・大学の先輩で、北九州のローカル紙『西部新報』の編集局次長格であり、たまたま伊豆の総理別荘を取材しに来ていた田宮も同行する。“雲”は竹槍を突き刺してもはじき飛ばされ、拳銃の銃弾すらもはじき返した。

その晩、厚木中央研究所に近い厚木基地で、外務省国際連合局の堀江局次長の同席のもと、自衛隊在日米軍との緊急予備会談が開かれた。在日米軍側は日本側に対し、早急な日本政府の再建を求める。寝酒を求めて厚木中央研究所を訪れた堀江は、そこにいた田宮に事情を話す。田宮は事態の深刻さに発奮し、翌日、古巣のA新聞関西本社に赴き、日本政府再建のための奔走を始める。

“雲”発生から10日ほどして、緊急全国知事会議が名古屋で開かれ、全国知事会副会長である小室兵庫県知事を臨時首席代表とする「臨時国政代行会議」が樹立された。

一方、“雲”からは強力な粒子ビームが発射され、上空を飛行していた飛行機や人工衛星が被害を受ける。アメリカが“雲”の軍事利用を画策、ソ連では日本の外交官が拘束されるなど、日本に対する外圧も強まっていく。

翌年1月、三八豪雪の状況に酷似した異常寒波が日本列島を覆う中、ソ連が北海道近海に大艦隊を送り込む。だが、そのさなかに根室沖で巨大地震が発生し、ソ連艦隊は津波により打撃を受ける。

“雲”出現から4か月ほど経った3月末、“雲”の国際調査が行われ、“雲”は地球外の知的生命が送り込んできた自動的観測装置である可能性が高い、という結論が発表される。そして4月初め、“雲”は現れた時と同じように、突然姿を消した。

用語解説

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“雲”
東京都心部を中心とする、半径約30キロメートルの円形の物体。ほぼ国道16号より内側が“雲”の中に入っている。高さは約1000 - 1500メートル。
成分自体は水蒸気であり、オゾンアルゴンが平均値より多少多い程度だが、外側から内部に進入しようとすると、20メートルから30メートルのあたりでそれ以上進めなくなり、外部から銃弾を撃ち込んでもはじき返す。内側からの電波は外側に全く届かないため、さらに雲の影響は地中および水中にもおよび、内側の状態は不明。
周囲で重力場の乱れが観測されている。上空を飛行する物体に対して、何らかの攻撃的意図をもって高エネルギーの粒子線を発射しており、米ソの軍事衛星や日米の軍用機が被害を受けている。上空飛行を行ったアメリカ海軍の電子偵察機EP3Eは、粒子線の直撃を受け電子機器類が壊滅、エンジン4台中3台が停止し残り1台のエンジンのみで生還。しかし乗員2人が放射線被曝症及び感電により死亡した。また、わずかながら水平方向への粒子線放出も観測されている。同時に粒子線や雷による強力な磁界による雲の裂け目の出現が確認され、観測筒の投下により部分的に雲の内部の様子の映像が得られた。
作中では、未知の宇宙文明によって送り込まれた、サーベイヤーヴァイキングのような自動的観測装置であるという推定がなされている。
原作では“雲”としか呼ばれていないが、映画版では「物体O」と呼ばれる場面がある。
臨時国政代行組織
各都道府県と政令指定都市の連合による臨時行政組織で、総選挙による立法府再建、行政府の再組織までの間、暫定的に国政を代行する。道府県知事・副知事、道府県議会議長、政令指定都市の首長、および東京都・神奈川県・埼玉県代表によって構成される。臨時首席代表は全国知事会副会長の小室兵庫県知事。法的正当性の根拠は国際法上の緊急避難としている。日本政府は音信不通だが依然として存在している、という前提のもとに設置されている。
臨時国政代行機関
臨時国政代行組織のうち、沖縄・九州・中国・四国・近畿・中部・北陸・関東・東北・北海道の各地方を代表する知事、中央各省庁の地方出先機関代表、学識経験者から構成される。本部は名古屋の、まだオープンされていないコンヴェンション・ホテルに置かれている。

登場人物

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S重工関係者
朝倉達也
S重工本社企画総務課長。1946年生。東京都中野区鷺宮在住。S重工愛知工場への単身赴任が終わり、新幹線で東京本社に戻る途中で“雲”の出現に遭遇し、浜松駅で足止めを受ける。浜松駅で偶然に旧友の佐久間と出会い、佐久間の車に便乗してS重工厚木中央研究所に向かう。妻の由美子と息子の知之が“雲”の中に閉じ込められている。
朝倉佐知子
達也の娘。中学一年生。“雲”出現の際には修学旅行中だったため難を逃れる。
竹田
厚木中央研究所第一研究部長。
安原
厚木中央研究所総務課員。朝倉の大学の後輩。
吉武
厚木中央研究所総務課係長。朝倉より一期あとの入社。30代。
矢作
厚木中央研究所労組支部長。吉武とは大学の同期。30代。
松永美恵子
厚木中央研究所のアルバイト。通称ミーコ。
河野通武
S重工取締役、愛知工場長。
大田原剛造
S重工顧問。理学博士・工学博士。竹田部長の大学時代の恩師。終戦時に27歳。
新聞記者
田宮
北九州の地方紙『西部新報』の編集局次長格。2年前にA新聞から移籍した。朝倉の高校・大学の先輩で、55 - 56歳くらいの壮漢。東京に出張する途中で“雲”に遭遇、藤沢市役所で偶然朝倉に出会い、大田原剛造らの“雲”調査に同行する。朝倉の世話で厚木中央研究所に泊まり込んだ際、佐久間に連れられて研究所にやってきた堀江国連局次長が、日本政府消失による危機を訴えたのに触発され、「国難」を救うべく、新聞記者としての枠を超えて臨時政府樹立のために奔走する。臨時政府樹立後、広報担当官となる。メニエル氏病が持病。
早坂
『西部新報』社会部記者。入社4年目の若手。田宮の部下。
川村
A新聞関西本社編集局長。田宮の元同僚。
冬木徹三
A新聞関西本社のベテラン経済記者。田宮の元同僚で友人。藤竹の資金源に疑問を持つ。
倉橋為五郎
新聞業界の長老で生き字引的存在。85歳。植木と親しい。
自衛隊
佐久間
航空自衛隊二等空佐。技術研究本部第三研究所に所属。朝倉の高校時代のクラスメート。
島木
航空自衛隊二等空曹。佐久間の部下。
荒木
航空自衛隊中部航空方面隊幕僚長、空将補。
谷崎
陸上自衛隊第一ヘリコプター団長、陸将補。
末富
海上自衛隊航空集団司令官、海将。
戸川
海上自衛隊横須賀地方総監部幕僚長、海将補。
豊田
陸上自衛隊北部方面総監、陸将。
外務省
堀江
外務省国際連合局次長。ニューヨークから東京に戻る途中で“雲”の出現に遭遇、自衛隊の要請で在日米軍と自衛隊の事務レベル会談に同席する。終戦時には小学生。
上条
堀江の秘書官。
玉木
駐英日本大使館職員。文化交流担当。
高橋
外務省参事官。駐英大使館所属。
法水
駐ソ日本大使館職員。大田原喜男教授の友人。
政治家
小室達夫
兵庫県知事、全国知事会副会長。68歳。自治省出身で、参議院議員を経て知事に転身した。知事会長の千葉県知事が東京出張中で消息を絶ったため、会長代行として全国知事会を取り仕切るとともに臨時政府の樹立に奔走し、臨時国政代行機関を樹立、臨時首席代表となる。どちらかといえば寡黙だが、いざという時には行動力とリーダーシップを発揮する。大柄。
植木
引退した政界の長老。臨時政府樹立のために奔走し、小室首席代表のアドバイザーとなる。
成瀬
植木の秘書兼ボディガード。公安畑の元警察官。56 - 57歳。
田村
宮城県知事。78歳。全国知事の長老格で、全国緊急知事会議の議長をつとめる。臨時国政代行組織樹立後、新設された「地方代表会議」の議長を委嘱される。
加藤
熊本県知事。臨時国政代行機関の防衛庁長官代行。
堀内
北海道知事。地方代表会議メンバーで、臨時国政代行機関の次席代表の一人。革新寄りだが愛道精神が深い。
藤竹
元代議士秘書で植木の子分格。37 - 38歳くらい。植木が新政府の首相候補として名を挙げた人物で、富山県から衆議院議員に立候補しようとしている。
岩井特殊計測器製造関係者
岩井敏夫
茨城県水海道市にあるヴェンチャー企業「岩井特殊計測器製造」の社長。H電子工業の下請けで、高エネルギー物理学研究所の粒子計測器を製造している。
峯田
岩井特殊計測器製造専務。32歳。
榛原
H電子工業研究員。岩井特殊計測器製造の粒子計測器により、“雲”から水平方向にニュートリノが発射されていることを発見する。
その他
三好圭吾
ある国会議員の私設秘書。朝倉の知人。
大田原喜男
ロンドン大学客員教授。理学博士。剛造の甥。
アメリカ関係者
マイク・マッコーマー
アメリカ空軍中将。在日米軍司令官。
マイケル・ローガン
アメリカ空軍准将。在日米軍司令部付、第五空軍所属。
ジョン・バナー
アメリカ海軍少佐。西太平洋艦隊航空部隊司令部付。
ウィリアム・ペイン
アメリカ陸軍大尉。
アーチボルド(アーチイ)・オブライエン
アメリカ海軍中尉、海軍研究所所属。電子偵察機EP3Eによる“雲”上空の調査飛行に参加する。
アンソニー(トニイ)・グレイザー
アメリカ海軍大尉、情報部所属。EP3Eの調査飛行に参加。
チャーリイ・コパイ
海軍研究所所属。EP3Eの調査飛行に参加。
デイヴィス(デイヴ)・ローガン
スタンフォード大学の研究員。EP3Eの調査飛行に参加。
フランク・ピンダー
アメリカ上院議員、国防委員会委員。“雲”に関する情報の独占を主張する。
E・ムーア
プリンストン高等研究所の長老。“雲”国際調査団長。
ソ連関係者
セルゲイ・ウラソフ
ソ連の理論物理学者。ロンドン大学の客員研究者。重力子理論の世界的権威。
ユーリー・ウラソフ
札幌の駐日ソ連領事館職員。セルゲイ・ウラソフの甥。アメリカ領事館に亡命を申請する。大田原剛造への面会をしきりに求める。

備考

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本来の構想

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当初は、後半で「雲」が消失して生還した東京の人々の知能が異常に向上しており、彼らの処遇を巡って国際世論が紛糾する、よりSF的な展開が構想されていたが、連載期間の都合により「雲」の消失時点で終了している[2]

他作品との関連

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この作品と、1964年に発表された短編『物体O(オー)』に相似点があると徳間文庫版解説などにて指摘されている[3][4]。『物体O』では、高さ200km、直径1000kmに及ぶリング状の謎の物体が突然大阪付近を中心に落下し、外部との連絡が一切途絶する。『首都消失』は外側、『物体O』ではその内側の物語という点は対照的であり、また、通信・観測手段等も執筆ないし舞台として想定されている時代の科学技術に沿って異なっている。

他にも、通信途絶状態のシミュレーションとして、突如アメリカ合衆国が外部と全く連絡が出来なくなった世界をアメリカ国内からの視点で描いた短編『アメリカの壁』、またほとんどの人間が突如消失して社会的インフラが次第に崩壊していく過程を描いた長編『こちらニッポン…』との関係も指摘されている[3]

ベストセラー

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初版のトクマ・ノベルズ版は1985年のベストセラーとなった。各種ランキングの結果は以下の通りである[5]

書籍情報

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トクマ・ノベルズ (1985年)
  1. ISBN 4-19-153056-9
  2. ISBN 4-19-153057-7
徳間文庫(1986年)
  1. ISBN 4-19-578170-1
  2. ISBN 4-19-578171-X
ハルキ文庫 (1998年)
  1. ISBN 4-89456-402-5
  2. ISBN 4-89456-403-3

映画

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首都消失
監督
脚本 山浦弘靖
舛田利雄
原作 小松左京
製作 徳間康快
村上七郎
出演者 渡瀬恒彦
名取裕子
山下真司
夏八木勲
大滝秀治
丹波哲郎
音楽 モーリス・ジャール
撮影
編集
製作会社 関西テレビ
徳間書店
大映映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1987年1月17日
上映時間 120分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 7.6億円[6]
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1987年(昭和62年)1月17日に公開された東宝配給のSF特撮映画。製作は関西テレビ徳間書店大映映画[7]。主演・渡瀬恒彦名取裕子山下真司[7]。首都の上空が、突然巨大な雲に覆われパニック状態に陥るが、この謎にTVレポーターと科学者が立ち向かう物語[7]

関西テレビが制作した第一作目の映画で、原作者の小松は、報道局の大河シリーズで関テレとは馴染みが深かった[7]

原作との相違点
シミュレーションノベル的性格の強い原作に対し、映画は家族の絆を強調したハリウッド風の作品となっている。前半のストーリーはほぼ原作をなぞっているが、後半は原作とは異なり「雲」に閉じ込められた人々の救出を試みる設定となっており、それに尽力する人々の姿を描いている。
原作では暫定統治機構が成立しているが、映画では発足までは至っていない。暫定統治機構設置を求める中心人物小室も兵庫県知事から大阪府知事に変わっている。アメリカによる国連信託統治案が安全保障理事会に提出されたことを察知して、中田議員により臨時代行政府発足を宣言した後に「雲」が晴れたため、実際に機能していない。また、「雲」が「物体O」と呼称されている場面が存在する。
また、物語に深く関与していくマスコミ関係者のジャンル(所属)は、原作では九州の新聞社であったが、映画では関西のテレビ局へと変更されている。
「雲」の描写
雲の描写には、のべ約100トンのドライアイスなど様々な素材が使用された[8]
建築用素材のフライアッシュを使用した撮影では、スタッフ全員が防塵マスクを着用して行われた[8]
「雲」に人がのまれるシーンでは、わずか20秒であるがハイビジョンが導入された[8]
その他
「雲」による機能不全で、テレビの画面が乱れて消えるシーンでは、わずか一瞬であるが「ひらけ!ポンキッキ」のガチャピンムックの姿が映っている。

登場兵器・メカニック

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架空

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SCMトラック
映画のオリジナルの異常物体対策車両。日本において高エネルギー加速器の研究などに使われている超伝導電磁石の磁力を利用・応用し、雲を不安定にして破壊するというもの。実車を改造した2輛が登場した。

実在

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自衛隊
実際には、M3装甲車の対空自走砲型であるM16対空自走砲の払い下げ品から対空砲を撤去してM3に似せて仕上げたレプリカ車両で、本作の他『戦国自衛隊』などにも登場している車両である。
海上保安庁
警察
アメリカ軍
劇中には実機は登場しておらず、登場する機体は『ゴジラ』制作時に製作された海自仕様のP-3Cを改造したミニチュアモデルであり、機内はその際に集められたP-3Cの資料を基に想像を交えて製作されたセットである。
ソ連軍
その他

スタッフ

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キャスト

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原作と映画において、企業の名称や一部登場人物の氏名、設定などに差違がある。

主な受賞

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関連書籍

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  • ゲームブック『首都消失』雅孝司著 徳間書店 1986年12月31日発行 ISBN 4198133719
    • 外伝的内容で主人公は怪盗。「雲」破壊のため暗躍する。途中にいくつかの選択肢が設けられており、複数のエンディングが用意されていた。
  • 首都消失(シナリオ版 1986年12月)徳間書店 ISBN 4195982006
  • 東京が死滅する日―映画『首都消失』の可能性を検証する 八木大介吉原公一郎那野比古 徳間書店 1986年12月 ISBN 4195533724

オリジナル サウンドトラック

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脚注

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  1. ^ 株式会社イオ・小松左京事務所 「年譜」 より
  2. ^ 小松左京ライブラリ「巻末解説 7.『首都消失』幻の第二部」『首都消失』徳間書店徳間文庫電子書籍版〉、2016年4月1日。 
  3. ^ a b 石原藤夫「解説――「首都消失」について」『首都消失』 下、徳間書店徳間文庫〉、1986年11月15日、409-410頁。ISBN 4-19-578171-X 
  4. ^ 小松左京自身も、『物体O』について「パニック・シミュレーションものとしては最初の短編で、『アメリカの壁』『首都消失』などがこの系列のものとしてある」と記している。(小松左京「小松左京コレクション 3 あとがき」『小松左京コレクション』 3巻、ジャストシステム、1995年11月4日、461頁。ISBN 4-88309-107-4 
  5. ^ 日外アソシエーツ 編『ザ・ベストセラー 1985〜2004』日外アソシエーツ、2005年10月25日、297頁。ISBN 4-8169-1944-9 
  6. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報1988年昭和63年)2月下旬号、キネマ旬報社、1988年、191頁。 
  7. ^ a b c d 村上 2005, p. 248.
  8. ^ a b c 石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、302頁。ISBN 4766927060 

参考文献

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関連項目

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 ストーリーの設定に類似性がある。

外部リンク

[編集]

4