「花神 (NHK大河ドラマ)」の版間の差分
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2020年7月5日 (日) 05:22時点における版
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花神 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
原作 | 司馬遼太郎『花神』 |
脚本 | 大野靖子 |
演出 | 斉藤暁 他 |
出演者 |
中村梅之助 (以下五十音順) 秋吉久美子 浅丘ルリ子 石橋蓮司 伊武雅刀 宇野重吉 大竹しのぶ 大滝秀治 岡本信人 加賀まりこ 金田龍之介 草笛光子 志垣太郎 篠田三郎 高橋英樹 田中健 田村高廣 東野英心 中村雅俊 夏八木勲 西田敏行 尾藤イサオ 米倉斉加年 |
オープニング | 林光 |
製作 | |
製作総指揮 | 成島庸夫 |
制作 | 日本放送協会 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1977年1月2日-12月25日 |
放送時間 | 日曜20:00-20:45 |
放送枠 | 大河ドラマ |
放送分 | 45分 |
回数 | 全52 |
『花神』(かしん)は、NHKで1977年1月2日から12月25日に放送された15作目の大河ドラマ。周防の村医者から倒幕司令官に、明治新政府では兵部大輔にまで登りつめた日本近代軍制の創始者・大村益次郎を中心に、松下村塾の吉田松陰や奇兵隊の高杉晋作といった、維新回天の原動力となった若者たちを豪快に描いた青春群像劇。
概要
司馬遼太郎の小説『花神』(主人公:大村益次郎)、『世に棲む日日』(主人公:吉田松陰と高杉晋作)、『十一番目の志士』(主人公:高杉晋作と天堂晋助[1])、『峠』(主人公:河井継之助)、『酔って候』の「伊達の黒船」(主人公:伊達宗城と前原巧山)の五作品を、脚本家の大野靖子がドラマ化した。(前記以外にも『燃えよ剣』等の司馬作品からの引用も散見される)
「火吹きダルマ」と称された風貌で、技術者的な無骨さを最後まで崩さない大村益次郎を前進座の歌舞伎役者・中村梅之助が演じ、もう一人の主人公とも言うべき高杉晋作を、時代劇初出演の中村雅俊が演じた。梅之助の演技に、原作者の司馬は「梅之助さんは見事に演じきってくれた。演芸史に残る演技だ」「滅多におかしがることのない蔵六も『梅之助氏の演じた蔵六こそ私です』と顔をゆがめるだろう」などと賛辞を送った。
最高視聴率は25.9%、平均視聴率は19.0%と、大河ドラマの中では決して高くないが、専門家や業界関係者の間では評価が高く、後に『新選組!』の脚本を担当した三谷幸喜は、この作品を支持している。
なお、翌1978年の『黄金の日日』以降は、原則として正月3が日の放送開始を避けるようになった[2]。このこともあってか、年間52回放送は本作を最後に途切れている。
あらすじ
周防国の村医者の子として育った村田蔵六は、22歳の時蘭学修行のため大阪にある緒方洪庵の適塾の門を叩く。持ち前の努力が実を結び、めきめきと頭角を現していった蔵六はやがて塾頭にまで成長。そして多くの人間に惜しまれつつ、修行年限を終えた蔵六は帰郷し、村医者として平穏な日々を過ごそうとしていた。しかしそこへ黒船が来航する。時代は蔵六をただの村医者で終わらせようとはしなかった…。
そして今一人、若い長州人がこの事件に血をたぎらせていた。吉田寅次郎。彼もまた、その後起こる波乱の中に自らの人生を埋めようとしていた。やがてその思想は高杉晋作・桂小五郎ら弟子達に受け継がれ、蔵六という技術者と結託し、日本を維新回天の大偉業へと導くのであった…。
出演
主人公とその家族など
- 村田蔵六→大村益次郎
- 演:中村梅之助
- 最下層の百姓の子として生まれたが医術を学ぶため適塾に入る。しかし対人関係を結ぶのが苦手なことで医師として挫折。語学と数学に関して才幹があり技術力を買われて造船技術者、さらに軍人になる。楽しみは豆腐と独酌。適塾の同窓である福沢諭吉は互いに気に入らないがその才覚は認めている。堅苦しい武士の世界にあって物理のみ信じる異色の人物であり、政治家としての西郷隆盛や革命家としての高杉晋作に対しても謙譲の色を見せないため周囲の反感を買う。狂信的な攘夷主義者である神代直人に襲われて重傷を負い、自分を認めてくれた数少ない友人で恋人の楠本イネに見取られながら息を引き取る。
- お琴
- 演:加賀まりこ
- 蔵六の妻。軽い気鬱の病がある。蔵六が宇和島に行く時もその症状が出たが、最終的には宇和島へ赴くことを認めた。しかし、自らは武家になることを嫌がり、鋳銭司村から出ることを拒んだ。
- イネ
- 演:浅丘ルリ子
- 楠本イネ。シーボルトの娘で蔵六の愛弟子。父親のことを「山のオランダ人」と思っていたが、実際はドイツ人であることを知り衝撃を受ける。
- おたか
- 演:竹井みどり (少女時代:石井尚美)
- イネの娘。のちに二宮敬作の弟子・三瀬周三と結婚、三瀬高子となる。
- 藤村孝益
- 演:浜村純
- 蔵六の実父。
- お梅
- 演:戸田千代子
- 蔵六の実母。
長州藩
藩士とその家族たち
- 吉田寅次郎
- 演:篠田三郎
- 吉田松陰。江戸滞在中に宮部、江幡たちと東北への旅行の約束をする。しかし、藩の重役に過書手形が必要といわれ、発行まで待つように諭されるも他藩の友人たちとの約束を果たすため、脱藩する。その後、ペリー来航の際に下田より門人の金子と共にアメリカ渡航を志すが、今は時期でないと断られ、萩に幽閉される。松下村塾を開き、多くの門下を育てるが、通商条約の締結に反対し、老中間部詮勝を京で待ち伏せすることを企て、野山獄に投ぜられる。その後も伏見要駕策を唱え決起を唱えるが、門下生との間には溝を生じる。その後江戸に送られ安政の大獄で処刑される。
- 杉百合之助
- 演:久米明
- 寅次郎の父。
- 杉民治
- 演:小野泰次郎
- 寅次郎の兄。
- 杉文
- 演:斎藤友子 (現・斉藤とも子)
- 寅次郎の妹で久坂義助の妻。
- お滝
- 演:津島恵子
- 寅次郎の母。
- 竹院
- 演:志村喬
- 寅次郎の伯父。
- 桂小五郎→木戸孝允
- 演:米倉斉加年
- 蔵六の庇護者。論理的な人間だが蔵六の知性の奥に閃く気根を感じとり、それを藩が前進する運動へつなげる構想を持ったことから近代史を変えるが同時に様々な難問を抱える。寅次郎からは明倫館の講義を受けたことがあるが、松下村塾の塾生ではない。寅次郎の考え方に理解を示しているが、寅次郎と門人の過激な行動をうまく押さえようとしている。史実の桂も実際に松陰の弟子というよりは盟友に近い間柄だったともいわれるが、当時28歳の篠田に対して42歳の米倉がキャスティングされた(史実では桂が3歳年少)のは、きわめて異例である。
- 幾松→木戸松子
- 演:波乃久里子
- 京の芸妓であったが、桂小五郎(木戸孝允)の妻となる。
- 周布政之助
- 演:田村高廣
- 長州藩改革派のリーダー。松下村塾系の人物たちから支持され、吉田寅次郎や桂小五郎、高杉晋作らを積極的に登用。俗論派と政権を争うが、禁門の変や第一次長州征伐で、長州藩自体の存在が危ぶまれるなか、俗論派に実権を握られた責任を感じて自刃する。
- 伊藤俊輔
- 演:尾藤イサオ
- のちの伊藤博文。留学経験があり通訳とされたが、語学力は高くない。かつて寅次郎の元で学んでいた。
- 井上聞多
- 演:東野英心
- のちの井上馨。
- 久坂義助 (玄瑞)
- 演:志垣太郎
- 松下村塾の塾生で、晋作と共に寅次郎からその才を評価されている。蛤御門の変で、長州藩としての立場を嘆願する為の上洛が戦争を引き起こしてしまい、多くの仲間を戦死させ、藩を朝敵にしてしまった責任を取り、寺島忠三郎と共に自刃する。
- 寺島秋介
- 演:森次晃嗣
- 新政府成立後に江戸にやって来た蔵六の補佐役的存在。彰義隊討伐では蔵六の江戸を大火事にしたくないという真意を理解し、その作戦に批判的でいきり立つ薩摩藩士達にひるむ事なく反論する。
- 寺島忠三郎
- 演:池田秀一
- 松下村塾の塾生。蛤御門の変で久坂玄瑞と共に自刃。
- 入江九一
- 演:今村民路 (現:藤川矢之輔)
- 蛤御門の変で、久坂玄瑞や寺島忠三郎と共に自刃しようとするが、二人から生きて長州に戻るよう諭されるも、逃げ切れずに戦死。
- 来島又兵衛
- 演:石橋雅史
- 七卿落ちを受け、晋作の制止も聞かず藩兵を率いて強引に上洛を図る。
- 佐世八十郎
- 演:江原正士
- のちの前原一誠。
- 野々村勘九郎
- 演:山本昌平
- 山田市之允
- 演:武田洋和
- のちの山田顕義。
- 野村弥吉
- 演:岩切しげき (現:岩切慶暉)
- のちの井上勝。
- 品川弥二郎
- 演:荒川太郎
- 吉田稔麿
- 演:山口純平
- 池田屋で新選組の斬り込みを受け死亡。
- 山尾庸三
- 演:井上鉄男 (現:井上鉄夫)
- 遠藤謹助
- 演:島井助国
- 長嶺内蔵太
- 演:村上正次
- 前田孫右衛門
- 演:渡辺厳
- 椋梨藤太
- 演:内田稔
- 俗論党の首領。俗論と言われても、幕府の長州処分に従う事が藩を守る道だと考えている。
- 佐世主殿
- 演:草薙幸二郎
- 来原良蔵
- 演:西園寺宏
- 尾寺新之丞
- 演:津田恵一
- 飯田正伯
- 演:真田五郎
- 福原乙之進
- 演:粟津號
- 堀真五郎
- 演:千葉宏
- 野村和作
- 演:田辺しげる
- 国貞直人
- 演:久世龍之介
- 高橋熊太郎
- 演:本田博太郎
- 根来上総
- 演:宮城進
- 毛利登人
- 演:菅野忠彦
- 山田宇右衛門
- 演:小栗一也
- 第二次長州征伐の際の長州の名目上の責任者。蔵六の立てた作戦に不安を抱き、蔵六から落ち着くように求められる。
- 山県半蔵
- 演:三升家勝二(現:三升家小勝 (8代目) )
- 佐々木男也
- 演:中村靖之介
- 高杉晋作
- 演:中村雅俊
- 奇兵隊を組織。神道の信者。四国艦隊下関砲撃事件の講和に際して国産み神話を語る。功山寺挙兵では中心人物となり、長州藩内の俗論派を武力で破り、藩論を討幕へと導いた。第二次長州征伐では自ら指揮をとり、小倉などの幕府軍を破った。しかし持病の結核が悪化してその後、死去。葬儀は神式で行われた。
- お雅
- 演:岡江久美子
- 晋作の妻。
- おうの
- 演:秋吉久美子
- 晋作の愛妾。
- 高杉小忠太
- 演:下元勉
- 晋作の父。
- お道
- 演:岩崎加根子
- 晋作の母。
- 山県狂介
- 演:西田敏行
- のちの山県有朋。奇兵隊を留守にすることが多い晋作に代わり、隊の実権を握る。
- 白石正一郎
- 演:瑳川哲朗
- 奇兵隊の支援者。
- 時山直八
- 演:松平健
- 奇兵隊の参謀。長岡で戦死。原作の登場シーンは少ないが、ドラマの中では重要人物の一人として初期の放送から登場していた。
- 赤根武人
- 演:溝口舜亮
- 奇兵隊の運営方針を巡って、高杉晋作と対立。のちに斬首される。
- 御堀耕助
- 演:堀勝之祐
- 神代直人
- 演:石橋蓮司
- 団伸二郎
- 演:浜田晃
- 天堂晋助
- 演:田中健
- 『十一番目の志士』の主人公で架空の人物。桂小五郎や高杉晋作に武術の腕を見込まれ、京での諜報活動を行う。戊辰戦争にも従軍し函館で戦死。
- お里
- 演:大竹しのぶ
- 晋助の恋人。
- 粟屋菊絵
- 演:范文雀
- 許婚・三宅一蔵の仇である天堂晋助を追って新選組を頼る。
- 三宅一蔵
- 演:斉藤真
- 粟屋菊絵の許婚。脱藩を図った天堂晋助を斬ろうとして逆に殺害される。
- 天堂義助
- 演:天本英世
- 先鋒隊隊士
- 演:森居利明
- 長州藩士
- 演:大浜詩郎、沖田弘二
- キャプテン
- 演:小沢忠臣 (現:小沢象)、久米冬太 (現:久米勝也)、山崎一雄
- 晋作達から軍艦を引き渡すように求められると、幕府に渡すよりはと進んで協力する事を申し入れる。
- 政事堂役人
- 演:田村錦人
藩主
宮・公家
将軍・幕閣・幕臣
- 徳川慶喜
- 演:伊藤孝雄
- 徳川家茂
- 演:小林芳宏
- 井伊直弼
- 演:加地健太郎
- 板倉勝静
- 演:稲垣昭三
- 永井主水
- 演:中田浩二
- 小笠原長行
- 演:真弓田一夫
- 福地源一郎
- 演:前田昌明
- 井戸対馬守
- 演:金内吉男
- 池田播磨守
- 演:久松保夫
- 安政の大獄時の江戸町奉行。
- 本庄伊賀守
- 演:加藤新二
- 戸川鉾三郎
- 演:露木護
新選組
諸藩
越後長岡藩
- 河井継之助
- 演:高橋英樹
- 攘夷派が多い世にあって異色の開明論者(但し吉田寅次郎とは考えが異なる)。幕府にも新政府にも従わない独自路線をとろうとする。
- 牧野忠恭
- 演:有馬昌彦
- 11代藩主。河井継之助を上席家老に任命し、全権を委ねる。
- 牧野忠訓
- 演:中島久之
- 12代藩主。
- 梛野嘉兵衛
- 演:垂水悟郎
- 二見虎三郎
- 演:松田茂樹
- 外山寅太
- 演:松田茂樹
- 松蔵
- 演:青山哲也
薩摩藩
- 西郷吉之助
- 演:花柳喜章
- のちの西郷隆盛。
- 大久保一蔵
- 演:高橋長英
- のちの大久保利通。
- 海江田信義
- 演:中丸忠雄
- 彰義隊討伐の方法を巡って大村益次郎と対立する。この事で益次郎を恨むようになり、京都弾正台となった際、神代直人らに暗殺を教唆する。
- 中村半次郎
- 演:速水亮
- のちの桐野利秋。
- 寺島徳太郎
- 演:塚本信夫
- のちの寺島宗則。
土佐藩
- 坂本竜馬
- 演:夏八木勲
- 長州と薩摩を同盟させて倒幕の準備を進める一方、幕府開設以来政権を担ってきた徳川家は存続させようと考えていた。
- お龍
- 演:島本須美
- 坂本龍馬の妻。
- 中岡慎太郎
- 演:横光克彦
- 岩村精一郎 (岩村高俊)
- 演:伊東平山 (現:吾羽七朗)
- 新政府軍の軍監だが、山県からはあまり認められておらず、その傲慢な態度を叱責され渋々従うものの、結果として長岡藩との決戦へとつながってしまう。
- 土方楠左衛門 (土方久元)
- 演:北相馬宏
- 本山七郎 (北添佶摩)
- 演:三上剛仙
- 田中顕助 (田中光顕)
- 演:亀谷雅彦
宇和島藩
- 伊達宗城
- 演:大木実
- 宇和島藩8代藩主。蔵六と嘉蔵に砲台と蒸気船を造ることを命じる。
- 松根図書
- 演:庄司永建
- 宇和島藩家老。蒸気船が動いて喜んでいると、「船が動くのは当たり前です。動かない方が驚きです。当たり前にするのが技術というものです。」とたしなめられた。
- 嘉蔵 (前原巧山)
- 演:愛川欽也
- 宇和島城下の貧しい提灯貼り替え職人であったが、器用さを代われ蒸気船を造ることになる。
佐賀藩
熊本藩
南部藩
桑名藩
学者・塾生・医者
- 緒方洪庵
- 演:宇野重吉
- 緒方八重
- 演:阪口美奈子
- 洪庵の妻。
- 緒方惟準
- 演:小林勝也
- 二宮敬作
- 演:大滝秀治
- 佐久間象山
- 演:南原宏治
- 石井宗謙
- 演:小松方正
- 福澤諭吉
- 演:入川保則
- 小林虎三郎
- 演:伊武雅刀
- 金子重之助
- 演:岡本信人
- 寅次郎の門弟で、下田からアメリカ渡航を志すが、失敗する。江戸の牢にいる時から病となり、萩の獄で獄死する。
- 金子の母
- 演:森康子
- 小山良庵
- 演:寺尾聰
- 東条英庵
- 演:森塚敏
- 小寺陶平
- 演:中井啓輔
- 吉富音之助
- 演:小野武彦
- 三瀬周三
- 演:鵜沢秀行
- 山田善次郎
- 演:北村晃一
- 塾頭
- 演:南治
外国人
- アーネスト・サトウ
- 演:ケン・フランケル
- マシュー・ペリー
- 演:フレッド・ボサート
- トーマス・グラバー
- 演:ディーン・テイラー
- ジェームズ・ヘボン
- 演:ブライアン・ヘジャー
- エドワード・スネル
- 演:ジェリー伊藤
- クーパー提督
- 演:ジェイソン・フェラー
- ウィリアムズ
- 演:エリック・ガンター
- ガール
- 演:E・H・エリック
- ラウダー
- 演:クリスチャン・ハス
- アントニウス・ボードウィン
- 演:トーマス・スティール
その他
- 沼崎吉五郎
- 演:草野大悟
- 伝馬町の牢名主。吉田寅次郎から処刑の直前に遺書でもある「留魂録」を長州の門人たちに託される。
- 安達幸之助
- 演:山本紀彦
- 平太郎
- 演:小島三児
- 田原七左衛門
- 演:日恵野晃
- 山田浅右衛門
- 演:北島和男
- 新右衛門
- 演:前沢迪雄
- 野村望東尼
- 演:草笛光子
- 安田多膳
- 演:戸沢佑介
- 楠本瀧(イネの母)
- 演:月丘夢路
- 千斎
- 演:河原崎国太郎
- 紅屋木助
- 演:橋爪功
- 岡崎恭助
- 演:河原裕昌 (現・河原さぶ)
- 鳥山新三郎
- 演:勝部演之
- 伊豆倉貞次郎
- 演:島田順司
- 横浜の貿易商人。
- 甚助
- 演:小鹿番
- 菊ヶ浜
- 演:石堂淑朗
- 吉村清子
- 演:白石幸子
- 山本半弥
- 演:北島和男
- 永井金三郎
- 演:國井正弘
- 松野孫八郎
- 演:八木秀司
- 橋役人
- 演:山野史人
- 遊女
- 演:金子幸枝
- 幕吏
- 演:大矢謙臣
- 人夫
- 演:富永高敏
- 獄卒
- 演:曳地伸之
- 僧侶
- 演:坂田金太郎
- 紙屋の亭主
- 演:二見忠男
- 町人
- 演:松島真一
- 桶久の主人
- 演:照内敏晴
- 女中
- 演:小林テル
- 船頭
- 演:中村武巳
- 末社
- 演:須永庸夫
- 芸者
- 演:高野知子、峰田智代、五十嵐九三子、福山祐子、佐々木友子
- 三味線
- 演:豊藤美、 豊藤京
- 壷振り
- 演:松崎真
- おさん
- 演:ふくまつみ
- その他
- 演:草村礼子、奥村公延、西村知道、渡部猛、大塚周夫、加藤正之、矢崎滋、桑山正一、江幡高志、大竹まこと、久保晶、谷津勲、金井大、依田英助
スタッフ
- 原作:司馬遼太郎(「花神」「世に棲む日日」「十一番目の志士」「峠」より)
- 脚本:大野靖子
- 音楽:林光
- テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
- 指揮:山田一雄
- 演奏:花神合奏団(東京コンサーツ)
- 時代考証:相馬皓
- 風俗考証:磯目篤郎
- 医学考証:酒井シヅ
- 殺陣:林邦史朗
- 振付:今井栄子、西川りてふ
- 茶道指導:西原暉子
- 兵器指導:名和弓雄
- 三味線指導:豊文
- 太鼓・お囃:堅田喜佐久社中
- 題字:川村実
- 語り:小高昌文アナウンサー
- 制作:成島庸夫
- 美術:小林喬、岸川淳一、田嶋宣助
- 技術:設楽国雄、高尾禮允、
- 効果:上田光生、荻野勝男、岩崎進
- フィルム撮影:沼田光雄
- 演出:斎藤暁、村上佑二、江口浩之、門脇正美、三井章
- エキストラ : 若駒、鳳プロ、早川プロ、プロダクションエムスリー、サンプロモーション、松浦企画、エディアラブモデルプロダクション、K&M、俳協、現代協力舎、演劇集団銅鑼、劇団いろは、劇団ひまわり、劇団風、劇団文化座、劇団青年座、堅田喜佐久社中、藤間敬之丞社中、ヒトミ企画、国際演技者紹介所、竜企画、テアトロ・海、劇団東京芸術座、劇団近代座、劇団手織座、劇団前進座、スカイコーポレーション、グループ71、現代制作舎、劇団東芸、劇団東京新芸、八星プロ、東京宝映、非協、劇団櫂、劇団仲間、和光企画、中里事務所
オープニング
林光が作曲した舟歌風(8分の6拍子)のテーマ音楽[3]。映像は海の上空の雲の中から太陽の方角を色々な角度で撮影したものである。
放送
特記が無い限りNHKクロニクルのNHK番組表ヒストリーで確認。
通常放送時間
- NHK総合テレビジョン:毎週日曜 20時00分 - 20時45分
- (再放送)NHK総合テレビジョン:毎週土曜 13時25分 - 14時10分[4]
放送日程
- 第1回は14分拡大で放送。
- 第36回は王貞治ホームラン新記録達成特集番組を放送のため10分繰り下げ。
放送回 | 放送日 | 題 | 演出[5] |
---|---|---|---|
第1回 | 1977年1月2日 | 三条木屋町 | 斎藤暁 |
第2回 | 1977年1月9日 | 旅行けば | 村上佑二 |
第3回 | 1977年1月16日 | 寅次郎脱藩 | 江口浩之 |
第4回 | 1977年1月23日 | ペリーが来た | 斎藤暁 |
第5回 | 1977年1月30日 | 黒船を作れ | 村上佑二 |
第6回 | 1977年2月6日 | 長崎の女 | 江口浩之 |
第7回 | 1977年2月13日 | 遙かなりアメリカ | 斎藤暁 |
第8回 | 1977年2月20日 | わが師わが弟子 | 村上佑二 |
第9回 | 1977年2月27日 | イネの恋 | 江口浩之 |
第10回 | 1977年3月6日 | 萩の乱暴者 | 斎藤暁 |
第11回 | 1977年3月13日 | 討幕幻想 | 村上佑二 |
第12回 | 1977年3月20日 | ほととぎす | 江口浩之 |
第13回 | 1977年3月27日 | 春夏秋冬 | 斎藤暁 |
第14回 | 1977年4月3日 | あとを継ぐもの | 村上佑二 |
第15回 | 1977年4月10日 | 長州へ参る | 門脇正美 |
第16回 | 1977年4月17日 | 万延元年の男たち | 斎藤暁 |
第17回 | 1977年4月24日 | 妻を愛す | 江口浩之 |
第18回 | 1977年5月1日 | 逆さひょうたん | 村上佑二 |
第19回 | 1977年5月8日 | 上海みやげ | 斎藤暁 |
第20回 | 1977年5月15日 | 夷人館燃ゆ | 三井章 |
第21回 | 1977年5月22日 | 秘密留学生 | 江口浩之 |
第22回 | 1977年5月29日 | にわか坊主 | 斎藤暁 |
第23回 | 1977年6月5日 | 馬関海峡波高し | 村上佑二 |
第24回 | 1977年6月12日 | 奇兵隊 | 江口浩之 |
第25回 | 1977年6月19日 | 江戸に別れを | 斎藤暁 |
第26回 | 1977年6月26日 | 火ふきだるま | 門脇正美 |
第27回 | 1977年7月3日 | 京あらし | 村上佑二 |
第28回 | 1977年7月10日 | たった一人の長州藩 | 江口浩之 |
第29回 | 1977年7月17日 | 馬関攘夷戦争 | 斎藤暁 |
第30回 | 1977年7月24日 | 三人党 | 村上佑二 |
第31回 | 1977年7月31日 | 月明功山寺 | 門脇正美 |
第32回 | 1977年8月7日 | 霧の絵堂 | 斎藤暁 |
第33回 | 1977年8月14日 | 消えた小五郎 | 江口浩之 |
第34回 | 1977年8月21日 | 蔵六上海へ | 村上佑二 |
第35回 | 1977年8月28日 | 人斬り往来 | 三井章 |
第36回 | 1977年9月4日 | 益次郎誕生 | 斎藤暁 |
第37回 | 1977年9月11日 | 亀山社中 | 江口浩之 |
第38回 | 1977年9月18日 | おたずね者蔵六 | 村上佑二 |
第39回 | 1977年9月25日 | 周防の人々 | 斎藤暁 |
第40回 | 1977年10月2日 | 三兵塾 | 江口浩之 |
第41回 | 1977年10月9日 | 百姓大将 | 村上佑二 |
第42回 | 1977年10月16日 | 四境の敵 | 門脇正美 |
第43回 | 1977年10月23日 | 晋作の死 | 斎藤暁 |
第44回 | 1977年10月30日 | 風雲に賭ける | 江口浩之 |
第45回 | 1977年11月6日 | 鳥羽伏見の戦い | 村上佑二 |
第46回 | 1977年11月13日 | 京の軍務官 | 門脇正美 |
第47回 | 1977年11月20日 | 徳川の城 | 斎藤暁 |
第48回 | 1977年11月27日 | 決戦前夜 | 村上佑二 |
第49回 | 1977年12月4日 | 彰義隊 | 三井章 |
第50回 | 1977年12月11日 | 最後の武士 | 江口浩之 |
第51回 | 1977年12月18日 | 暗殺者 | 村上佑二 |
最終回 | 1977年12月25日 | 世に棲む日日 | 斎藤暁 |
総集編
放送回 | 放送日 | 題 | 放送時間 | 時間 |
---|---|---|---|---|
第一回 | 1978年3月18日 | 革命幻想 | 19時30分-21時30分 | 120分 |
第二回 | 1978年3月24日 | 攘夷の嵐 | 19時30分-21時00分 | 90分 |
第三回 | 1978年3月25日 | 崩れゆく長州 | 19時30分-21時00分 | 90分 |
第四回 | 1978年3月31日 | 徳川を討て | 19時30分-21時00分 | 90分 |
最終回 | 1978年4月1日 | 維新回天 | 19時30分-21時30分 | 120分 |
前年までは総集編は前後編二部構成が通例だったが、内容的に盛りだくさんの今作では纏めきれないという判断もあってか、初めて五回に渡る総集編となり以後数年は五部構成の総集編が通例となっていく[6]。なお現在までで総集編としての尺数は今作が最長である。
関連商品
- 総集編: 5巻組 (VHS)・4枚組 (DVD)
映像の現存状況
NHKには総集編と第19回「上海みやげ」の現存が判明しており、時代劇専門チャンネル「大河ドラマアーカイブス」において第19回を2009年4月に放送した。 また、本作が放映された1977年は、既に普及型家庭用ビデオデッキが発売されており、一般視聴者が録画した映像を今日まで保管している可能性が見込めるため、NHKアーカイブスでは本作の映像提供をサイト上で呼びかけている[7]ほか、2009年11月22日放送の『三つのたまご』でも同様の告知がなされた。 その関係で、2014年に新たに第24回「奇兵隊」、第39回「周防の人々」の映像が新たに発掘された[8]。
NHKではマスターテープが失われた過去の放送番組の収集(制作関係者や一般視聴者らへのビデオテープ提供の呼びかけなど)を進めている[9]。
2015年9月現在、NHK番組公開ライブラリーにて総集編全5回の他に第19回、第24回、第39回が視聴可能。
脚注
- ^ 架空の人物。
- ^ 本作の放送終了後の作品では、『春日局』(1989年1月1日放送開始)と『龍馬伝』(2010年1月3日放送開始)が正月3が日の放送開始作品となっている。
- ^ 現存する総集編第1回冒頭では原作の記述を脚色した「一人の男がいる・・・」から始まるナレーションの後にテーマ曲が始まる構成となっている。このナレーションは総集編第2〜5回の冒頭では流れない上に、同じく現存する本編第19回冒頭でも使われていない事から、本編第1回のみの特別バージョンもしくは時間調整の為に何度か使われた可能性も考えられる。これは翌年の「黄金の日日」のオープニングでもしばしば使われた手法である。
- ^ 一部放送日時の変更あり
- ^ NHKクロニクル番組表検索結果詳細より
- ^ 翌1978年の「黄金の日日」〜1981年の「おんな太閤記」までは五部構成。
- ^ “番外編「お宝発掘キャンペーン」第2弾募集のお知らせ”. お宝発見ニュース. NHKアーカイブス. 2013年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ 2014年5月10日放送、ザ・テレビっ子~“懐かし番組”大集合!第2弾より
- ^ NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
外部リンク
- NHKオンデマンド 大河ドラマ 花神 総集編(2016年6月30日まで)
- 大河ドラマ 花神 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- 番組エピソード 大河ドラマ『花神』 NHKアーカイブス
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