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けろりの道頓 秀吉と女を争った男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
けろりの道頓
秀吉と女を争った男
ジャンル 時代劇
原作 司馬遼太郎『けろりの道頓』(短編小説集『おれは権現』収録)
脚本 ジェームス三木
演出 若松節朗
出演者 西田敏行
製作
プロデューサー 山崎一彦
制作 関西テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1999年1月2日
放送時間土曜22:03 - 24:00
放送分117分
回数1

特記事項:
関西テレビ開局40周年記念番組。
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けろりの道頓 秀吉と女を争った男』(けろりのどうとん ひでよしとおんなをあらそったおとこ)は、1999年1月2日関西テレビ制作・フジテレビ系列にて放送された特別枠の時代劇。放映時間は 22:03 - 24:00。

安土桃山時代の大阪を舞台に、道頓堀普請の大事業を行った安井道頓の生涯を描く。関西テレビ開局40周年記念番組。

概要

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原作は司馬遼太郎の短編小説『けろりの道頓』(講談社刊、短編小説集『おれは権現』に収録)。撮影協力で、岩手県江刺市えさし藤原の郷、えさしエキストラの会、会津若松市観光公社が参加している。

放送当日は、同じ西田が主演している映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(1997年、松竹)をTBS系列で21:00から放送することがわかり関西テレビがTBS本社に出向いて『虹をつかむ男』の放送を再考するよう要請したが受け入れられなかった[1][2]

2015年2月9日には、CS放送時代劇専門チャンネルで「没後20年 司馬遼太郎」関連作品として『日替り長編アワー』枠(13:00 - 14:45)で放送された。

制作した関西テレビでは再放送を一度も放送したことはない。また、映像ソフトの販売、動画配信サイトの配信も2023年現在行われていない。

あらすじ

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お忍びで青物市を見学していた豊臣秀吉と偶然出会った河内家の庄屋・安井道頓は、たまたま連れていた愛人・お藻を召し出すよう秀吉から命じられてしまう。

非情な命にうなだれる道頓だったが、秀吉は代わりと称して一尾の立派な緋鯉を贈ってきた。お藻に対する未練はあるものの、時の天下人の命令とあってはどうしようもないと悟った道頓は、この緋鯉をお藻の代わりに育てていこうと決心する。

ある時、緋鯉をどこか広い場所で泳がせてやろうと、道頓は東横堀川木津川を堀で繋ぐという途方もない計画を思いついた。道頓は、時の権勢にとらわれることなく夢に向かって意志を貫くために、気が遠くなるようなこの作業を推し進めていく。

キャスト

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スタッフ

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脚注

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  1. ^ 朝日新聞』1999年1月1日付テレビ欄。
  2. ^ 関西テレビの自己検証番組『月刊8チャンネル』1999年1月31日放送の「視聴者Q&A」のコーナーにおいて「けろりの道頓」と「虹をつかむ男」が重なったためどちらも見なかったという視聴者の意見に対する関西テレビ側の回答。
  3. ^ 放送当時は関西テレビのプロデューサーで陸上選手の山崎一彦とは同姓同名の別人。

関連書籍

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  • 司馬遼太郎『おれは権現』講談社東京都文京区音羽2丁目12番21号〈司馬遼太郎傑作シリーズ 第3〉、1966年12月。ASIN B000JA9JJONCID BB09657912OCLC 673170275全国書誌番号:66012896 

外部リンク

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