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加藤正之

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

かとう まさゆき
加藤 正之
プロフィール
本名 加藤 正之[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区[2]
死没地 日本の旗 日本東京都江戸川区[3]
生年月日 (1932-01-29) 1932年1月29日
没年月日 (1993-03-18) 1993年3月18日(61歳没)
職業 俳優声優
事務所 江崎プロダクション(最終所属)[4]
配偶者 あり[3]
公称サイズ(時期不明)[1]
身長 / 体重 172 cm / 83 kg
俳優活動
活動期間 1950年代 - 1992年
ジャンル テレビドラマ舞台
声優活動
活動期間 1960年代 - 1992年
ジャンル アニメ吹き替え
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

加藤 正之(かとう まさゆき、1932年1月29日[4][5] - 1993年3月18日[3])は、日本男性俳優声優福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)出身[2]江崎プロダクションに所属していた[4]

略歴

早稲田大学卒業[2]

NHK小倉放送劇団[6]、NHK福岡放送劇団[6]を経て、江崎プロダクションに所属していた[4]

舞台で主に中年男性の役を多く演じ[2]NHKなどのテレビドラマでも同様な役で出演した。

また、洋画の吹き替えアニメのアフレコなど、声優としても活躍するようになり、特にテレビアニメドラえもん』(テレビ朝日版)の野比のび太の父・野比のび助役は1979年の放映開始から多くのファンに親しまれてきた[2]1992年10月に体調不良で途中降板[7]

1993年3月18日、咽頭癌のため東京都江戸川区の病院で死去[3]。61歳没。

人物

特技は九州弁[6]

穏やかな人物であり、『ドラえもん』では出番が少ないため、スタジオのロビーでコーヒーをたて、他の声優にサービスしていた[8]

後任

加藤の持ち役を引き継いだ人物は以下の通り

後任・代役 キャラクター名 概要作品 後任・代役の初担当作品
中庸助 野比のび助 ドラえもん(テレビ朝日版第1期) 1992年10月23日放送『シャワーでかくれんぼ』
ファットキャット チップとデールの大作戦』新吹き替え版 TBA
水鳥鐵夫 深井治 クッキングパパ 1992年10月8日放送『まことの相撲大会とカツ代ばあちゃん大恋愛』
玄田哲章 あめふりおに それいけ!アンパンマン それいけ!アンパンマン 虹のピラミッド
宝亀克寿 TBA
江川央生 ジャッカル 北斗の拳 北斗の拳 世紀末救世主伝説
小山武宏 サレク大使 宇宙大作戦 惑星オリオンの侵略 デジタルリマスター版追加吹き替え
高岡瓶々 カーマイン・リッカ ダーティハリー2テレビ朝日 WOWOW版追加吹き替え
玉野井直樹 ファットキャット チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ TBA
井上健一 オマリー神父 デルタ・フォース 完声版追加吹き替え[9]

出演作品

太字は、メインキャラクター。

テレビドラマ

特撮

  • 仮面ライダーMBS / 東映
    • 第9話「恐怖コブラ男」(1971年)
    • 第77話「怪人イモリゲス じごく牧場の決斗!」(1972年)

テレビアニメ

1968年
1973年
1974年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年

劇場アニメ

1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年

OVA

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

ナレーション

  • 世紀のドキュメント「栄光の零戦〜洋上に散った悲劇の翼〜」(1994年、制作:サンユーフィルムジャパン)

その他

脚注

  1. ^ a b 『日本タレント名鑑(1992年版)』VIPタイムズ社、1992年、81頁。 
  2. ^ a b c d e 加藤正之とは”. 2020年1月19日閲覧。
  3. ^ a b c d 夕刊読売新聞1993年3月19日19面「訃報 のび太のパパの声優 加藤正之氏」(読売新聞縮刷版1993年3月号p.967)読売新聞社
  4. ^ a b c d 掛尾良夫編「声優事典 男性篇 加藤 正之」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、ISBN 4-87376-160-3、81頁。
  5. ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、42頁。 
  6. ^ a b c 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、77頁。 
  7. ^ 1992年12月31日放送の『大晦日だよ!ドラえもん』は降板後の放送ではあるものの内容はすべて過去放送話の再放映のためパパは加藤でクレジットされている。なお加藤の名がクレジットされたのはこれが最後でエンディング「あしたも♥ともだち」使用回では唯一。
  8. ^ 松岡清治「第7章 パパ、ママの章 86 のび太のママの声は? 千々松幸子さん紹介」『ドラえもん 秘密のポケット』文化創作出版、1993年8月5日、ISBN 4-89387-067-X、176頁。
  9. ^ デルタ・フォース -日本語吹替完声版”. 吹替キングダム (2024年12月16日). 2024年12月22日閲覧。
  10. ^ CHARACTER GAIL”. 『巨神ゴーグ』公式サイト. サンライズ. 2024年4月6日閲覧。
  11. ^ “クロコダイル・ダンディー[吹]機内上映版”. (2022年11月25日). https://www.star-ch.jp/channel/detail.php?movie_id=31758 2022年11月25日閲覧。 
  12. ^ 野比のび助の声で「のび太、見てるか!? パパはがんばるぞ!」と豪語(正解数は不明)。

外部リンク