「アンパンマンの登場人物一覧」の版間の差分
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: パン工場に住んでいるパン職人で、アンパンマンの生みの親。アンパンマンとそっくりな顔をしている。基本的にいつもコック帽を被っているが、コック帽を被っている部分は[[ハゲ|髪の毛がない状態]]である。 |
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: 「美味しくな〜れ…美味しくな〜れ…」と、食べてくれる人が元気になるように、笑顔になるように、真心を込めて[[パン]]を作っている。当初は一人称が「わし」で口調も老人らしいものだったが、1990年代中頃からは一人称が「私」で口調も「〜だよ」など素朴なものへ変化し、呼び捨てしていたロールパンナも同時期に「ちゃん」付けするようになる。パンだけでなく他の料理や食べ物も作る事ができる<ref name="AnpanCharaBook90">『アンパンマン大図鑑』90頁。</ref>(天丼、カレールー、おむすび、ぶたまん、ハンバーグ等、食べ物のキャラクターに力を与えたり、転職への道を導いたりすることもある)。また、[[科学者]]としての側面も持ち併せており<ref name="AnpanCharaBook90"/>、巨大メカの発明や[[歴史]]や[[地理]]にも博識である。また、交遊関係が非常に広く様々な知り合いがいる。つたで上空からダイブしたりと運動神経も抜群だが、体力にはあまり自信がない様子<ref>TV第1022話A『かつぶしまんとかぜこんこん』では、バタコさんとチーズに支えられながら石段を駆け上がっており、激しく息を切らしていた。</ref>。[[オートバイ]]から[[複葉機]]まであらゆる乗り物の運転もこなす。マジカちゃんのクリーナーやカメラのパチリくんのカメラ等あらゆる道具も完璧に修理できる。絵画の才能もあるが、アンパンマンと同様お芝居は苦手。 |
: 「美味しくな〜れ…美味しくな〜れ…」と、食べてくれる人が元気になるように、笑顔になるように、真心を込めて[[パン]]を作っている。当初は一人称が「わし」で口調も老人らしいものだったが、1990年代中頃からは一人称が「私」で口調も「〜だよ」など素朴なものへ変化し、呼び捨てしていたロールパンナも同時期に「ちゃん」付けするようになる。パンだけでなく他の料理や食べ物も作る事ができる<ref name="AnpanCharaBook90">『アンパンマン大図鑑』90頁。</ref>(天丼、カレールー、おむすび、ぶたまん、ハンバーグ等、食べ物のキャラクターに力を与えたり、転職への道を導いたりすることもある)。また、[[科学者]]としての側面も持ち併せており<ref name="AnpanCharaBook90"/>、巨大メカの発明や[[歴史]]や[[地理]]にも博識である。また、交遊関係が非常に広く様々な知り合いがいる。つたで上空からダイブしたりと運動神経も抜群だが、体力にはあまり自信がない様子<ref>TV第1022話A『かつぶしまんとかぜこんこん』では、バタコさんとチーズに支えられながら石段を駆け上がっており、激しく息を切らしていた。</ref>。[[オートバイ]]から[[複葉機]]まであらゆる乗り物の運転もこなす。マジカちゃんのクリーナーやカメラのパチリくんのカメラ等あらゆる道具も完璧に修理できる。絵画の才能もあるが、アンパンマンと同様お芝居は苦手。 |
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: 移動用パン工場のアンパンマン号でバタコさん、めいけんチーズと共に遠方でのアンパンマンの戦いをサポートする。[[人間]]に近い容姿だが、やなせによると他のキャラクター同様に人では無く[[妖精]]に近い存在という設定である<ref>『アンパンマン大研究』P84</ref>(なおTV版では、番組ウェブサイトによると「ふつうの人間」とされている<ref>[http://web.archive.org/web/20071224122752/www.ntv.co.jp/anpanman/profile/jam.html 番組サイトに掲載されていた旧キャラクター紹介]([[インターネット |
: 移動用パン工場のアンパンマン号でバタコさん、めいけんチーズと共に遠方でのアンパンマンの戦いをサポートする。[[人間]]に近い容姿だが、やなせによると他のキャラクター同様に人では無く[[妖精]]に近い存在という設定である<ref>『アンパンマン大研究』P84</ref>(なおTV版では、番組ウェブサイトによると「ふつうの人間」とされている<ref>[http://web.archive.org/web/20071224122752/www.ntv.co.jp/anpanman/profile/jam.html 番組サイトに掲載されていた旧キャラクター紹介]([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)より。</ref>)。小さい頃の夢は自分で飛行船を作って冒険する事で、後に実現している<ref>TV第1009話B『ジャムおじさんの冒険』</ref>。[[コーヒー]]が特に好物<ref>TV第18話B『アンパンマンとやかんまん』、TV第78話A『アンパンマンとかいじゅうモカ』等。</ref>。周りからは基本的に「ジャムおじさん」と呼ばれており、呼び捨てられる事は少ない<ref>初期の頃は単に「おじさん」と呼ばれる事も多かった。ばいきんまんは、かつて呼び捨てていた時期もあったが、現在は「ジャムおじさん」と呼んでいる。</ref>。 |
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: 性格は優しく穏やかで、パン工場の関係者や町の住民をはじめ多くの人達からの信頼を寄せられている。さらに寛大で、例えばいきんまんでも悪事をしていない場合は協力したり食べ物を分け与えたりしている。ばいきんまんに誘拐された際<ref name="kiejam">TV第250話『消えたジャムおじさん』</ref>も、空腹に困っているドキンちゃんとかびるんるんにパンを焼いてあげる等、達観したところもある<ref>ただし、TV第21話A『アンパンマンとバイキンロボット』にて、パンを食べたがっていたばいきんまんに誘拐された際には「よい子にしかあげられない」と言い放ち、拒んでいた。</ref>。映画では、様々な姿に変えられたりパン工場を破壊されたりしてもアンパンマンを助ける為に、新しい顔を焼いたりアンパンマン号を操縦したりして活躍している。ピンチの時や、誰かが弱音を吐いても「諦めてはいけない」と最後まで励まし続け、自らもまたその信念で行動するとても芯の強い人物でもある。子供達が[[竹とんぼ]]や[[凧]]など昔ながらの遊びで楽しんでいるのを見て、童心に返り遊びの輪に加わる事が多い。 |
: 性格は優しく穏やかで、パン工場の関係者や町の住民をはじめ多くの人達からの信頼を寄せられている。さらに寛大で、例えばいきんまんでも悪事をしていない場合は協力したり食べ物を分け与えたりしている。ばいきんまんに誘拐された際<ref name="kiejam">TV第250話『消えたジャムおじさん』</ref>も、空腹に困っているドキンちゃんとかびるんるんにパンを焼いてあげる等、達観したところもある<ref>ただし、TV第21話A『アンパンマンとバイキンロボット』にて、パンを食べたがっていたばいきんまんに誘拐された際には「よい子にしかあげられない」と言い放ち、拒んでいた。</ref>。映画では、様々な姿に変えられたりパン工場を破壊されたりしてもアンパンマンを助ける為に、新しい顔を焼いたりアンパンマン号を操縦したりして活躍している。ピンチの時や、誰かが弱音を吐いても「諦めてはいけない」と最後まで励まし続け、自らもまたその信念で行動するとても芯の強い人物でもある。子供達が[[竹とんぼ]]や[[凧]]など昔ながらの遊びで楽しんでいるのを見て、童心に返り遊びの輪に加わる事が多い。 |
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; バタコさん |
; バタコさん |
2017年9月4日 (月) 17:58時点における版
アンパンマンの登場人物一覧(アンパンマンのとうじょうじんぶついちらん)では、やなせたかし原作の絵本『アンパンマン』及びTVアニメシリーズ『それいけ!アンパンマン』等の関連作品に登場するキャラクター達について記述する。
概要
2009年6月24日には、ギネス・ワールド・レコーズによって1768体ものキャラクターが「最もキャラクターの多いアニメシリーズ」として認定されている。その数は作者であるやなせも正確な数を覚えていない程である。TVアニメ版に登場したキャラクターの大半は初期に1回限り登場したゲストキャラクターである。
当記事のキャラクターに関する説明は、特に記載がない限り、原則TV版および劇場版における設定について記述するものとする。また、キャラクター毎の「初登場回」の項目については、原作で既に登場しているキャラクターに関してもTV版・劇場版で初登場した放送回・作品を優先して記載する。
TV版に登場した事のあるキャラクターのうち、サブタイトル、キャストクレジットの役名、公式ホームページやキャラクター商品における名前の表記など、媒体によって名称が異なっていたり表記揺れが存在したりするキャラクター名については、TV版のサブタイトル[1]、またはTV版・劇場版のキャストクレジットの役名の表記を優先して記載するものとする。
アンパンマンと仲間たち
パン工場の関係者
- アンパンマン
- 声 - 戸田恵子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」[2]
- この物語の主人公。顔があんパンでできた正義のヒーロー。お腹を空かせた者に自分の顔を食べさせ、『アンパンチ』や『アンキック』で悪者を懲らしめる。
- →詳細は「アンパンマン (キャラクター)」を参照
- ジャムおじさん
- 声 - 増岡弘
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」[2]
- パン工場に住んでいるパン職人で、アンパンマンの生みの親。アンパンマンとそっくりな顔をしている。基本的にいつもコック帽を被っているが、コック帽を被っている部分は髪の毛がない状態である。
- 「美味しくな〜れ…美味しくな〜れ…」と、食べてくれる人が元気になるように、笑顔になるように、真心を込めてパンを作っている。当初は一人称が「わし」で口調も老人らしいものだったが、1990年代中頃からは一人称が「私」で口調も「〜だよ」など素朴なものへ変化し、呼び捨てしていたロールパンナも同時期に「ちゃん」付けするようになる。パンだけでなく他の料理や食べ物も作る事ができる[3](天丼、カレールー、おむすび、ぶたまん、ハンバーグ等、食べ物のキャラクターに力を与えたり、転職への道を導いたりすることもある)。また、科学者としての側面も持ち併せており[3]、巨大メカの発明や歴史や地理にも博識である。また、交遊関係が非常に広く様々な知り合いがいる。つたで上空からダイブしたりと運動神経も抜群だが、体力にはあまり自信がない様子[4]。オートバイから複葉機まであらゆる乗り物の運転もこなす。マジカちゃんのクリーナーやカメラのパチリくんのカメラ等あらゆる道具も完璧に修理できる。絵画の才能もあるが、アンパンマンと同様お芝居は苦手。
- 移動用パン工場のアンパンマン号でバタコさん、めいけんチーズと共に遠方でのアンパンマンの戦いをサポートする。人間に近い容姿だが、やなせによると他のキャラクター同様に人では無く妖精に近い存在という設定である[5](なおTV版では、番組ウェブサイトによると「ふつうの人間」とされている[6])。小さい頃の夢は自分で飛行船を作って冒険する事で、後に実現している[7]。コーヒーが特に好物[8]。周りからは基本的に「ジャムおじさん」と呼ばれており、呼び捨てられる事は少ない[9]。
- 性格は優しく穏やかで、パン工場の関係者や町の住民をはじめ多くの人達からの信頼を寄せられている。さらに寛大で、例えばいきんまんでも悪事をしていない場合は協力したり食べ物を分け与えたりしている。ばいきんまんに誘拐された際[10]も、空腹に困っているドキンちゃんとかびるんるんにパンを焼いてあげる等、達観したところもある[11]。映画では、様々な姿に変えられたりパン工場を破壊されたりしてもアンパンマンを助ける為に、新しい顔を焼いたりアンパンマン号を操縦したりして活躍している。ピンチの時や、誰かが弱音を吐いても「諦めてはいけない」と最後まで励まし続け、自らもまたその信念で行動するとても芯の強い人物でもある。子供達が竹とんぼや凧など昔ながらの遊びで楽しんでいるのを見て、童心に返り遊びの輪に加わる事が多い。
- バタコさん
- 声 - 佐久間レイ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」[2]
- パン工場でジャムおじさんの助手をしている少女[12]。ジャムおじさんと同じく基本的にいつもコック帽を被っているが、話や時期によって前髪の形が僅かに異なっている。バタコさんの名前はバターに由来する。
- TVアニメではジャムおじさんの孫という設定があるが[13]、諸説設定は様々である[14]。一人称は「私」。やなせによると、ジャムおじさんと同じく彼女も人ではなく妖精に近い存在である(TVアニメではジャムおじさんと同様「ふつうの人間」[15])。
- 裁縫と料理やお菓子作りが得意で[12]、アンパンマン達のマントを作りマントが破れたりした時は繕っている[12]。年齢[16]は子供から大人までと様々な差がある(声をあてている佐久間は「小さな女の子だが、どことなく母性を感じさせる」とイメージして演じている[17])。TVアニメでは誕生日は4月3日[18]。家庭的な性格で、掃除や洗濯が好きな事からふけつまんを嫌っていた。好きな食べ物は綿飴[19]。
- ジャムおじさんと同じく優しい性格かつ寛大。ばいきんまんに人質にされることの多い人物の一人でもあるが、例えばいきんまんでも悪事をしていない場合は協力したり食べ物を分け与えたりしている。ばいきんまんが拾ってきた魔法の鏡によると「(アンパンマンワールドで)最も心の美しい女性」との事。原作では『月刊いちごえほん』版から登場。現在とは異なり、かなりやんちゃでハチャメチャな性格で口癖も「びじんのいのちはみじかい」だったが、TVアニメ化に伴い今のような性格になった。TVアニメ初期の頃はパン工場の誰よりもおむすびまんが旅から寄ってくるのを楽しみにしていたが、現在はその想いがどうなっているのかは不明である。たぬきおにから好かれているが本人は気づいていない模様。かつてはジャムおじさんと異なりお芝居が得意な方だったが、現在は苦手になっている。キャストクレジット等は「バタコ」と呼び捨てだが[20]、通常は「さん」付けであり、作中でもジャムおじさんやばいきんまん達以外からは「さん」付けで呼ばれている。
- アンパンマンファミリーの中では、アンパンマンの新しい顔を投げる事が一番多い。投げ方は多岐にわたり、変化球(シュート、シンカー系)やバスケットボールのアリウープを彷彿とさせるトリッキーな投法をも完成させており、ばいきんまんに顔を投げる事を邪魔されてもほぼ百発百中でアンパンマンの顔を入れ替える事ができる[21]。
- めいけんチーズ
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」[2]
- ある日、森の中で泣いていたところを子供だったアンパンマンに助けられ、以来パン工場に住み着いている犬[22]。愛称はチーズ。名付け親のバタコさんとは一番仲が良く、顔の輪郭もそっくりである。黄色い首輪を付けている。クリームパンダやカバオくん達とも仲良し。書籍『アンパンマン大研究』では『名犬』という犬種であるとしている[23]。原作での初登場となったいちごえほん版の第65回(1982年1月号掲載)では、元は当時犬嫌いだったばいきんまんがアンパンマンに対して送り出したスパイという設定になっており、最終的にばいきんまんを裏切ってバタコさんに懐いてしまい、そのままパン工場に迎え入れられたという結末が描かれている。
- 一斤の食パンを模した犬小屋はチーズが住み始める前から存在しており、現在のチーズの小屋は3代目で、壊れたり吹っ飛んだりした場合は自分で直す事もある。犬小屋で寝る事が多いが、稀にバタコさんの寝室で寝る時もある。「アンアーン!」と鳴き[24]、犬ながら二足歩行やジェスチャーもできる(走る時は四足になる事が多い)。アンパンマン達(特にバタコさん)には彼の伝えたい事が理解できる。言葉が話せないと思われがちだが、やなせによるとチーズも他のキャラクター同様に言葉を喋る事ができ[25]、作中では喋る必要が無いので喋らないだけらしい[26]。初期は文字を読めなかった[27]が、後に書く事はできるようになった[28]。強靭な歯でロープやバイキンメカのケーブルを噛み切ったり、穴掘りで幽閉先から脱出したり、特に鋭敏な嗅覚を活かして[22]ばいきんまんの基地を探り当てたりさらわれたゲストキャラクターを見つけ出したり、空でアンパンマンの異常を知らせるサインに最初に気づく等「名犬」の名に恥じない大活躍を見せる事が多い。バタコさんと一緒にアンパンマンの顔を投げる事もある。ジャムおじさんやバタコさんとは異なり、ばいきんまんに対しては彼が悪さをしていなくても強い警戒心を抱いており威嚇する事もある。ジャムおじさんらが彼に優しくしようとすると、制したり腑に落ちない顔を浮かべたりする事もある。そのため、彼の変装をいち早く疑い、見破ってみせる事も少なくない。
- とても食いしん坊で、ゲストキャラがパン工場または町へ料理を振る舞いに来てくれると聞く度に嬉しがる。箸などを器用に扱い周りと同じように食事をするが、テーブルマナーの悪いところが目立ち度々バタコさんに注意されている。アンパンマン曰く海水浴が好きらしい。ガールフレンドのレアチーズとは相思相愛で度々デートに誘っているが、待ち合わせに遅刻したり等自身のドジな性格[22]が災いし彼女の機嫌を損ねてしまう事が多い。アンパンマン号の運転をする事も多いが、ジャムおじさんより少し運転が下手なようでアンパンマン号がドリフトしている時は大抵チーズが運転している。演技力は高く、ゲストキャラクターの物真似も得意。ジャムおじさん達の仕事も積極的に手伝っているが、自分で上手にお菓子を作れるまでは上達していない。普段から勇敢だが、レアチーズ絡みになる(彼女がばいきんまんにさらわれたり、彼女の飼い主であるウサ子の手作りクッキーをドキンちゃんが食べたがっていた為にばいきんまんがパン工場に侵入して奪いに来た時)とその勇敢さが彼女に良いところを見せようと割り増しされる[29]。
- 担当声優の山寺は今作で彼を含めて20以上もキャラを担当しており、スタッフロールにおいて「チーズ」以外がクレジットされることはないが、一部の劇場版では稀にクレジットされることがある。
- カレーパンマン
- 声 - 柳沢三千代、富永みーな(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第2話B「アンパンマンとカレーパンマン」[30]
- アンパンマンの仲間で、彼と同じくジャムおじさんによって作られた。頭部がカレーパンで出来ている。短気で熱血な性格。口から熱いカレーを吹き出して攻撃する『カレービュー』が得意技。
- しょくぱんまん
- 声 - 島本須美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」[30]
- アンパンマンの仲間で、頭部が食パンで出来ている。アンパンマンやカレーパンマンとは違い、トースター山という山から生まれたらしい[31]。『しょくぱんまん号』に乗って町や学校へ食パンを届けている。優しく紳士的な性格で芸術への関心が高い。
- メロンパンナ
- 声 - かないみか
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第200話「メロンパンナちゃん誕生」[32]
- 1992年に初登場。メロンパンの少女。ジャムおじさんが流れ星(いのちの星の流群と大変よく似ている)を見て、「皆が幸せに生きていくには、勇気と同じくらい優しさが必要」と考え、作られる事になった。アンパンマンとは違い成長した姿で誕生している。従来のパン工場関連のパンのキャラクターでは最初の女性キャラクター。
- おでこや服には「m」の文字が書いてある(服に書かれてあるマークの色は黄緑)。緑の服を着ており服のマークと同じ色の手袋とブーツを履いている。マントは表が黄緑で裏はオレンジ。瞳の色は緑。一人称は「私」。頭からメロンジュースを出す[33]。このメロンジュースは、ロールパンナの良い心を取り戻させる効果を持つ他、カビ等の汚れや悪い心を浄化する力がある[34]。アンパンマンらと同じく顔に異常を来すと力が出なくなり、顔を交換している設定。ただし、アンパンマンの顔より耐久性は高めで、カビが生える[35]、川に落ちて顔全体が濡れる[36]程度ではアンパンマンのように極端に弱る事は無い。劇場版では、しょくぱんまんとカレーパンマンに比べて強制的に変身されたり固められる事は少ない。アンパンマンのようにお腹を空かせた人に顔を食べさせたり、カレーパンマンのように食べ物を与えたりする事はない。TV第397話A『ロールパンナとかぜこんこん』の中盤では、風邪をこじらせて寝込んでしまったが、薬を飲めば回復となる。バタコさん同様、ばいきんまんに人質にされたり、監禁や拉致をされることが多く[37]、アンパンマン達が戦意喪失に追い込まれる際には「助けて、ロールパンナお姉ちゃん!」と叫んでロールパンナに助けを求めることが多い。また、心の中で助けを求めたこともあった。
- 得意技は「メロメロパンチ」で、相手をメロメロにさせて戦意を喪失させたり、頑丈な金属を柔らかくしてしまう等の効果がある[38]。また、元気のなくなったカビンちゃんを元気づけるために用いた事もある。しかし、勢いに欠ける為にかわされてしまう事も多く、状況によっては半ば不意打ち的に使用する場面も見られる。アンパンマン達と「ダブルパンチ」や「トリプルパンチ」を披露した事もある。アンパンマンやバイキンメカと比べて力は弱いが身軽な為、飛ぶスピードはアンパンマンよりも早い。アンパンマンのピンチをジャムおじさん達に知らせる事が多く、アンパンマンの顔を投げる事も多い。
- 可愛く優しい性格をした女の子らしい女の子。「愛の花」の蜜が混ぜられており、ジャムおじさん曰く「誰にでも優しくて愛の心を持ったパン」。登場初期の頃は末っ子のような存在でナイーブで、ばいきんまん達が悪さをしていても優しく接した事もあった。また、「メロンパンダ」と言われて怒った事があったりと三枚目的な役回りも多かった。クリームパンダが登場した頃からは母性的な面も見られるようになり(映画第16作目『夢猫の国のニャニイ』で強く表れる)、徐々に三枚目的な役回りは影を潜めるようになった。しょくぱんまんやカレーパンマンと同じく普段はどのような生活をしているかは不明だが、パン工場で寝泊まりする描写は少なからず存在している。姉のロールパンナが大好きでいつかずっと一緒に暮らせるようになる事を願っており、時々彼女の事を思い出したり心配したりする事もある。また切り替えも早く、彼女が飛び去るたびに涙を流すが、その際にアンパンマン達に励まされ元気を出すことが多い。弟分のクリームパンダにも優しく、彼のわがままな態度にも柔軟に応じる辛抱強さも持ち併せている。アンパンマンと異なり食事をするシーンがある。食欲旺盛で、ウサ子から「カバオくんみたい」と言われた事もある。時々、学校で授業に参加する事がある。パン工場で仕事をしていない時は野原で草花遊びに興じている事が多い。キャストクレジットやサブタイトル等一般的には呼び捨てで表記される[39]が、ばいきんまん達[40]やロールパンナを除けば「ちゃん」付けで呼ばれるのが普通。なお、やなせはメロンパンナのキャラクター製作に取り掛かるまで、メロンパンを口にしたことがなかったという[41]。やなせはメロンパンナのキャラクターを製作する為に、メロンパンを2年間食べ続けたという。
- ロールパンナ
- 声 - 冨永みーな
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第300話「ロールパンナのひみつ」[42]
- 1994年に初登場。ジャムおじさんがメロンパンナの為に作ったロールパンの女戦士で、ジャムおじさんが作った最後のパンのキャラクター。白い布で顔を覆っており、額の部分には赤い「R」の文字が書いてある。黒い服を着ており、布と同じ白い手袋とブーツを履いている。布の頭から黒い渦巻が描かれているが、模様ではなく巻き毛である[43]。ジャムおじさんは最初は単なる仲間を作るつもりだったが、メロンパンナが「お姉ちゃんが欲しい」と言ったので彼女より後に生まれたが姉になった。一人称は「私」で、男性的に話す[44]。メロンパンナ同様、現在の姿で誕生している。名前はメロンパンナに似せて名付けられた。また、彼女が登場する場合は大抵メロンパンナが登場するが、近年[いつ?]ではメロンパンナが登場しなくても登場する話がある。
- 妹のメロンパンナが10年に一度咲く『まごころ草』を偶然見つけた事でその花粉を加えてジャムおじさんが作ろうとしたが、それを聞きつけたばいきんまんが『バイキン草のエキス』も入れてしまった為、善悪両方の心を持ってしまった[45]。その為に基本的にパン工場にはおらず、くらやみ谷や高い岩山があちこちにある荒地にいる事が多い。メロンパンナに一緒にいて欲しいと懇願されても、アンパンマンの存在や善悪2つの心の板挟みでパン工場へ帰る事を拒んでいる。絵本では後述する海の白馬マリンに跨って登場する事が多い[46]。
- 誕生直後にばいきんまんに「アンパンマンはお前の敵だ」と刷り込まれた事で、アンパンマンと対峙すると悪い心になってしまう。現在は悪い心になるとブラックロールパンナに変身するが、当初は悪い心になっても外見に変化はなかった。胸に赤と青のハートマークがあり、良い心が強調されると赤、悪い心が強調されると青のマークが光る。良い心と悪い心との間で気持ちが揺れ動くと両方のマークが交互に点滅し、頭を抱えて悩む。メロンパンナとクリームパンダを大切に思っていて、特にメロンパンナが現れる(または話しかける・メロンジュースをかける等する)とブラック状態であっても元に戻る。TV第654話「ふたりのロールパンナ」では、ドクター・ヒヤリが開発した薬「フタリニナール」によって良い心と悪い心の二人に分かれ、良い心を持ったロールパンナは悪い心が抜けたため、口調も丁寧で穏やかな性格となり、破壊を好む完全な悪の心を持ったロールパンナが誕生してしまった事がある(ばいきんまんの言う事すら聞かなくなり、メロンパンナの声にも全く反応せず攻撃の対象としていた)。また良い心は悪い心を浄化させる能力と、悪い心は相手を石化させる能力が追加された。最終的には双方のロールパンナ同士による壮絶な戦いになったが、お互いが激突したと同時に薬の効果が切れて元に戻った。その後、メロンパンナに「一緒にパン工場へ帰ろう」と誘われるも自分の悪い心が犯した罪を重く受け止め飛び去ってしまうも、ジャムおじさんは「いつか悪い心に勝つ日がやって来るだろう」と語る。
- 攻撃は主に『ロールリボン』と呼ばれる新体操で使うようなリボンを用いて行う。得意技は特訓によって体得した『ローリングハリケーン』(自分を中心にして高速回転して竜巻を起こすパターンと、リボンを回転させて気流を発生させるパターンがある)。普段は1本だが稀に2本所持している場合もあり、両手持ちで戦う事もある。ロールパンナは格闘戦でアンパンマンを圧倒する[47]、数少ないキャラクターであるが、大抵はメロンパンナが現れて戦闘が中断する。メロンパンナが助けを叫ぶと、どんなに遠くに居てもすぐに駆けつける。飛行時は直立不動の姿勢で飛ぶ。登場当初は現在に比べて高い声で善悪で大差はなかったが、ブラックロールパンナに変身すると野太い声に変化するようになり、その後善の状態も低くなり落ち着いた声質に変わっていった。メロンパンナと同じくばいきんまん達以外からは基本的に「ちゃん」付けで呼ばれる事が多い[48]。やなせ曰く、宝塚の男役をモデルにしており、また「悪役(ブラックロールパンナ)の方が美少女ぶりが冴えてカッコよくなるのには少々困っている」「なぜこのような陰のあるキャラクターを考えたのだろう」等と語っている[49]。登場する時や攻撃時の掛け声は、ターザンをイメージしている[50]。
- 登場初期は強い者(アンパンマン、鉄火のマキちゃん、ばいきん仙人等)との勝負を望んでいたが、ブラックロールパンナにされた頃から普段は優しい気持ちの方が強くなった(ばいきんまんやジャムおじさんによると、バイキン草の力が弱まっている為)。クールで寡黙だが普段は優しく大人しい性格で、特に小さい子供や弱い者には同情を寄せる。メロンパンナと同じく花が好きで、自然や動物を愛する女の子らしい優しい性格でもある。自らが率先して犠牲になる事ができるアンパンマンの「強さ」も理解している。映画第9作目「虹のピラミッド」ではジャムおじさんに代わってパンを作った事がある他、裁縫もできる模様で、バタコさんの代わりにアンパンマンの破れたマントを繕った事もある。しょくぱんまんに誘われて絵を描いた事もある。映画第12作目同時上映『やきそばパンマンとブラックサボテンマン』では、自分同様にばいきんまんの手によって悪の道に進んでしまったブラックサボテンマンに同情を寄せる場面があった。また、映画第18作目「いのちの星のドーリィ」でも、自分が心を持った意味に悩むドーリィと2人きりで話をしている。直接食事をする場面は見られないが、メロンパンナが作ったケーキを美味しいと言ったり、TV第753話B「ロールパンナとドクダミ夫人」では後ろ姿だがドクダミ茶を飲むシーンがあり、アンパンマンのように飲食しないというわけではない。
- 登場初期はTV版・劇場版共に出番が多かったが、2000年代後半から出番が減少している。また、TV第998話B「しょくぱんまんとロールパンナ」以後、第1283話「メロンパンナとブラックロールパンナ」まで(放送期間では6年余り)ブラックロールパンナに変身する事がなく、アンパンマンの名前を聞いたり彼と対峙しても悪い心が反応しなくなり、ばいきんまんがアンパンマンを倒すよう命令することもほとんど無かった。
- クリームパンダ
- 声 - 長沢美樹
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第469話「アンパンマンとクリームパンダ」[42]
- 1998年に初登場。ある日突然ジャムおじさんが呼んだクリームパンの少年。パン工場関連のキャラクターでは最後に登場したキャラクタ―。カスタードの国から来た。家族や経歴も不明だが、メロンパンナやロールパンナを「お姉ちゃん」と呼び慕っている。一人称は「僕」。名前は他のパン工場関連の男性パンキャラクターとは違いパンマンとつかず、女性パンキャラクターに使われるパンナをアレンジしたものとなっており、敬称も「ちゃん」が使われている(ばいきんまん達やロールパンナを除く[51])。
- 怖いもの知らずで意地っ張りな性格。負けず嫌いな一面もあり、映画第15作目「ルビーの願い」のルビーや「いのちの星のドーリィ」のドーリィ、クリスマススペシャル「がんばれクリームパンダ!クリスマスの冒険」のアミちゃん等、わがままで押しの強い女性と衝突する事もしばしばである。性格の不一致がなければ誰とでも仲良くなれるが、人見知りが激しいところもある[52]。アンパンマンと同じく舞台に立つと緊張してしまう事がある[53]。他人に対して感情的になりやすく、時々自分を見失いがちになったり周りが見えなくなったりしてしまう。
- 初登場時はばいきんまんを落とし穴に引っ掛けたり勝手にバイキンUFOを乗り回したり等、悪戯好きだった。また、当初は甘えん坊で泣き虫な一面が強かったが、アンパンマン達と交流を重ねていくうちに僅かながら逞しさを見せるようになり、子供扱いされる事も嫌うようになった。“悪者をやっつける強いヒーロー”を目指していたが、お腹を空かせて泣いている子供の対応に困惑した事もあったが、彼らに助けられた事をきっかけにアンパンマンを尊敬するようになる。ロールパンナについては、初めは彼女を第一印象から怖がり、さらにブラック化した彼女を目の当たりにした事で嫌いになってしまったが、彼女の性質や事情をアンパンマンから聞かされた事で和解し、彼女を慕うようになった。メロンパンナと同様、顔の一部及び食べ物を与える事はない。アンパンマンと異なり食事をするシーンがある。
- 普段は、ジャムおじさんが作ったパンを届けるお手伝いをしている。メロンパンナと同様、アンパンマンの戦闘を後方からサポートする立場にいる事が多く、アンパンマンがピンチになった時にはジャムおじさん達に知らせたり、新しい顔を投げる事をする。前線で戦おうとする時もあるが、力不足の為しばしば足手まといになってしまい、ばいきんまん達から見くびられて軽くあしらわれる事も多い。好物はカスタードクリーム(初登場時には「カスタードクリームしか食べない」と発言していたが、よくおやつやゲストキャラクターの料理等を呼ばれるので実際に偏食をする描写は少なく、食わず嫌いを克服する描写もある[54])で、豚肉の代わりにカスタードを入れた「クリームまん」等を好む。当初は辛い物が苦手で、通常のカレーの代わりに辛味を控えた「クリームカレー」を食べていたが[55]、普通のカレーライスを食べる描写もある[56]。餡子入りの食品は敬遠する[57]。ジャムおじさん特製のカスタードを食べると、非常に速く飛ぶ事ができる。
- パンダのように目の周りが黒い事もあってか、本人は「『クリームパン』だ!」と言っているが「クリームパンダ」と勘違いされ、現在は自分で「クリームパンダ」と名乗っている(キャラクターソングによると、「仕方がない」との事)。単に「パンダ」と呼ばれるのは不快に感じているらしく、しばしば「『パンダ』じゃないやい!」と抗うが、ドン・キ・ホタテがサンチョ・パンダを呼んだ際「パンダ」に反応し間違って返事した事もある[58]。
- アンパンマン達の服装とは違い、ベルトは付けておらず、あかちゃんまんのような薄い黄色の服を着ており、胸の部分にはCをかたどった赤いマークがある。また黄色い手袋とブーツ、マントは裏が赤で表はピンク。登場初期は空を飛ぶのが苦手であったが、アンパンマンやメロンパンナと特訓した事で現在は安定して飛ぶ事ができるが、急な突風に煽られて墜落してしまいマントが破れてしまう事もある[59]。頭がグローブ状なのを活かし、パンチを手ではなく頭で行う事が多い[60]。得意技は頭突き技の『グー・チョキ・パンチ』で末尾にグー・チョキ・パーのいずれかが入る(グーの頻度が高い)。威力はバイキンUFOを軽く突き飛ばし隙を作る程度でそれほど強くないがつなぎの技となる事が多い。メロンパンナと同様、学校の授業に参加し、パン工場に寝泊りする事がある(特に劇場版)。
どんぶりまんトリオ
丼物の三人組。3人共負けず嫌いで、誰の丼物が一番美味しいかでいつも喧嘩をしているが、本当はとても仲が良く[61]、一緒に旅をしていることが多い。それぞれ料理の腕に自信はあるが、ジャムおじさんの料理(パンや丼物)の腕に憧れている。また、おしるこちゃんのおしるこ、カレーパンマンのカレーライスやバナナ島のバナナ等、他のキャラクターの作った物を食べて笑顔になる描写もある。高慢なキャラクター(うなどんまん、てんむすちゃん等)に関しては対抗して料理を出し合うこともある。漫才師のような掛け合いも多い(主にてんどんまんとカツドンマンがボケでかまめしどんがツッコミ)。アンパンマンや後述の頼りになる味方と比べて実力は決して高くないが、ばいきんまんに襲われるなどいざという時は勇気を奮って助け合い意地を見せる事も多い。カツドンマンいわく、どんぶりまんトリオは「Family」同然の間柄[62]。なお、タイトルに「どんぶりまんトリオ」と出た場合は三人全員が登場することが多いが三人のうち、一人の場合だと一人別行動として登場することがある。
- てんどんまん
- 声 - 坂本千夏
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」[30]
- 「てんてんどんどんてんどんどん」「ふっくら衣の揚げたてエビ天 おつゆの染みたご飯がおつザンス」などと歌いながら[63]箸で頭の丼のふちを叩きつつ出てくる。中身は天丼。一人称は「アタシ」で、語尾に「ザンス」をつけて話す。お腹を空かせて困っている者に自分の丼を食べさせたり、自身の作った丼を提供している。蓋からはみ出す程の大きなエビ天が何よりも自慢。中身は何でもいいらしいが、エビ天丼(エビ天ふたつが乗っている事が多いが、しいたけやたまねぎが加わる場合もある)が一番力が出るらしい。中身が無くなると力が出なくなる(初登場時は無くなってもパワーはある程度持続していた)。よくばいきんまんに食べられ、その度にジャムおじさんに丼の中身を作り直してもらったり、カツドンマンやかまめしどんに中身の釜飯を分けてもらったりしている(彼らに分けてもらった場合は、性格や能力に変化はない)。母親にてんどん母さんという肝っ玉の母親がいる。仲間が危機に陥った時は果敢に立ち向かおうとする勇気がある。手持ちの箸はストックがあるようで、大量の箸を手裏剣のように投げつけて攻撃に使うこともある。てんどん母さんいわく、てんどん家伝統の「お箸の舞」という技があり、てんどんまん本人もしらたき姫に「しらたき二刀流」を習い、バイキンメカに善戦したことから、あまり発揮されないものの剣の素質はある。
- TV第1話「アンパンマン誕生」で、アンパンマンが最初に出会ったその他の仲間であり、ばいきんまんと最初に戦ったのも、実は彼である(その最中にアンパンマンとばいきんまんは初めて会っている)。初期は少し傲慢な性格でアンパンマンやおむすびまんと初めて会った時には高級ではないと馬鹿にしていた。
- カツドンマン
- 声 - 三ツ矢雄二
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第1作目「キラキラ星の涙」、TV第40話「アンパンマンとどんぶりまんトリオ」(TVデビュー)
- 「黒豚お肉をパン粉で包み、カラッと揚げたて豚カツを」と歌いながら指を鳴らしつつ出てくる。中身はカツ丼。中身を失うと体中の力も失う。てんどんまんと同じくよくばいきんまんに中身を食べられる。一人称は「ミー」で、口調が外国かぶれの傾向がある。初期の頃はてんどんまん同様「ザンス」口調で話すシーンもあった。キザな性格で、自分が一番格好いいと思っている。たまごどんまんという弟丼がおり、彼には厳しい態度をとる事が多いものの、同時に勇気を出して彼を守ろうとする強さを見せた事もある。初期はバタコさんに恋心を抱いていた。三人の中では唯一手ぶらだが、映画『ばいきんまんの逆襲]』では、フライ返しやお玉杓子を持ってバイキングモに立ち向かったり、ナイフやフォークを持っているシーンもあった。
- かまめしどん
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画「キラキラ星の涙」、TV第40話「アンパンマンとどんぶりまんトリオ」(TVデビュー)
- 「かまかまどんどんかまどんどん」と歌いながらしゃもじを持って出てくる。トリオで唯一、顔が丼鉢ではなく釜になっている。中身は釜飯。モチーフは駅弁の「峠の釜めし」[64]。一人称は「オラ」で、語尾に「ダベ」をつけて東北弁を使用して話す[65]。お人よしで、一本気な性格。てんどんまんやカツドンマンに比べればばいきんまんに中身を食べられることは少ない[66]。そのため、中身を食べられてしまった二人に自分の中身を分け与えることは多い。基本的に実力は決して高くないものの、手持ちのしゃもじや頭の蓋を投げつけたりしてばいきんまんと戦うこともあるなどたまに高い実力を見せることもあり、逆立ちが得意(村で一番身軽らしい)であることや、蓋の一撃でだだんだんにとどめをさしたこともある[67]。また、女の子の友達が多い(きのこちゃん、たけのこちゃん、おしるこちゃん等)。喧嘩の最中に「ごめんねごめんね〜」と言ったこともある[68]等、ギャグメーカーとしての役割も多い。また森の泉に大事なしゃもじを落としていずみのせいに拾われ、正直に「普通のしゃもじを落とした」と言ったので、金のかまめしどんに姿を変えられたこともある。うなどんまんと丼もの対決をしたときに、高級食材を揃えた金のお釜になったり、てんどんまん、カツドンマンと比べてサブタイトルに名前が載る事も多く、作中のキャラクターの中でも変身・変装パターンが多彩でかつぶしまんやさくらもちねえさんなど、強い人に憧れてそのコスプレをするなどのパターンもある。
頼りになる味方
アンパンマンと同様にお腹を空かせた人や困っている人を助けたり、みんなを喜ばせている。悪者を懲らしめる事もあり、ばいきんまんとも互角に渡り合う実力者が多い。彼らに憧れを抱く者も多く、中には弟子入りを志願する者もいる(これらに該当するキャラクターについてもこちらで詳述する)。TV版・劇場版共に通常のゲストキャラクターよりも特に出番が多く、オープニングやエンディングでも目立って登場する事が多い。
- はみがきまん
- 声 - 塩沢兼人→阪口大助(塩沢没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話A「アンパンマンとはみがきまん」
- 体が歯磨き粉用のチューブになっている歯医者。手に持っている大きな真っ白歯ブラシで痛い虫歯を治してくれる。「グッドはみがきモーニング!」と挨拶する。アニメ初期では「さん」付けで呼ばれた事がある。虫歯だけでなく何でも綺麗に磨いてくれる。虫歯にならないように歯磨きの指導もしている。アンコラとは仲の良い友達で口腔ケアをしている。チューブの中の歯磨き粉が無くなると力が出なくなる。宿敵にムシバキンマンがいて、彼による虫歯ははみがきまんの歯磨きでないと治せない。歯磨き粉を飛ばしてメッセージを送ったり、アンパンマンの危機を伝えたりする事ができる。歯ブラシをプロペラのように回して空を飛んだり風を起こしたりする事もできる[69]。2013年まで虫歯予防デーの時期(5月最終週 - 6月第1週)に合わせて登場する事が多かった。同年にムシバキンマンの担当声優である内海賢二が死去して以降アニメには登場していない。
- おむすびまん
- 声 - 京田尚子 / 歌 - 柳志乃
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第4話B「アンパンマンとおむすびまん」
- 顔はコシヒカリやササニシキといった高級米で握られた三角形のお結びで、鼻は梅干しで出来た、股旅姿の男性。中身は梅干し。持ち歌『ルンルンおむすび仁義』にもあるように、自分の顔を食べさせ飢えに苦しむ人たちを助ける設定だが、TVアニメでは食べられる事を拒んでおり、代わりに普通のおむすびを持ち歩いている。ジャムおじさんに顔を取り替えてもらった事もある。一人称は「あっし」で語尾に「ござんす」をつけて話す。作中では未登場だが妹がいる。三度笠を被って流浪の旅をしており、たまにパン工場に立ち寄る。アンパンマンやバタコさんは彼の事を「さん」付けで呼んでいた事がある。その実力はアンパンマンと同等であり、ロールパンナにも「強い」と思われる程。疑う事を知らないアンパンマンワールドの住人[70]の中では数少ない「ばいきんまんの変装」を見抜く事が出来る人物の1人である(変装に気付いた際はわざと無理難題を吹っかけたり通常とは味の違う食べ物を与えたりしてボロを出させ、自ら正体を明かさせる作戦を用いる)。絵本版では当初は独立した作品『おむすびまん』シリーズの主人公として登場し、その後に『アンパンマン』シリーズに加入したという経歴がある。旅先で悪事を懲らしめたりするスピンオフ作品も制作されている。武器は杖にしている六尺棒で仕込み刀にもなっている。三度笠を回転させて勢いをつける事でそれに乗り、空を飛ぶ事もできる(こむすびまんもこの技を会得している)。怒ると顔が熱くなり湯気が出る。顔の周りの海苔が汚れると力が出なくなるが、新しい海苔を巻いたり梅干しを食べたりすれば再び力が湧く。戦う相手が女の子の場合でも本領を発揮できない。
- TVアニメ初期はバタコさんに一目惚れをし、お土産やプレゼントを渡そうと訪れるもばいきんまんに邪魔をされる事があったが、それでもしっかり気持ちは届いている。現在はこの想いがどうなっているかは不明。アンパンマン同様お芝居は苦手である[71]が、自身に弟子入りしようとするおせんべまんを帰らせる為に弱虫を上手に演じた事がある[72]。やなせは、アンパンマンを考えた事でパンの消費量が増えた事から、米を作る農家に配慮して、おむすびまんを考えたと語っている[73]。
- こむすびまん
- 声 - 林原めぐみ
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第2作同時上映「おむすびまん」、TV第122話A「アンパンマンとこむすびまん」(TVデビュー)
- おむすびまんが旅先のひとくち村で出会った少年。おむすびまんを師匠と慕い、弟子入りする。ビー玉攻撃が武器。顔は丸顔で、鼻は梅干し。一人称は「オイラ」で、語尾に「ござんしゅ」をつけて舌足らずな喋り方をする。おむすびまんのように湯気を出す事もできるが、かなり力まないと出す事ができない。やなせは、おむすびまんがかなり大人っぽいキャラクターになっている事や、「旅人は一種のやくざ者」という事で、おむすびまんの持つ雰囲気を中和する為にこむすびまんを考えたと語っている[74]。登場当初は未熟でばいきんまん相手に全く歯が立たない事も多かったが、今は実力的に成長しておむすびまんと別れて1人で行動するようになってからは見事な戦い振りを披露するようになっている。しっかり者でコキンちゃんのようなわがままな子には厳しい態度を取る。
- ひのたまこぞう
- 声 - 田中真弓
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第5話A「アンパンマンとひのたまこぞう」
- 火山から誕生した火の玉の少年。口から火を吹いたり触れた物に熱を負わせたりする。小僧というだけあってやんちゃで元気な性格をしている。水に弱く、小さくなって消えてしまう。氷の女王やなだれおにの攻撃にも弱い。完全に消える前に火の中(パン工場のかまど等)に入れると復活できる。空を飛ぶ事ができるが、アンパンマンやしょくぱんまん、カレーパンマンに元気な状態でも送ってもらうこともある。その際には鍋が使用された。初登場時はばいきんまんの口車に乗って、山火事を起こしたことがある。その火事を雨雲の雨で消したアンパンマンを敵視していたが、彼に命を助けてもらったことで仲間になる。その恩返しとして初めてアンパンマンを助けたエピソードは、TV第5話B「アンパンマンとらーめんてんし」で、雪山で氷漬けになったアンパンマンを助け、吹雪の苦手なアンパンマンを元気づけた。ゆきおおかみ、雪鬼、こおり鬼からアンパンマン達を救った。その後もアニメ初期では、らーめんてんしやみるくぼうやと同様に、氷の国で危機に陥ったアンパンマン達を助けるために多く登場していた。はなびまんとも仲が良く、夏祭りを盛り上げるため協力する事もある。
- みるくぼうや
- 声 - あきやまるな→冨永みーな(代役→あきやま没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第6話B「アンパンマンとみるくぼうや」
- 体は小さいがとても強い哺乳瓶の少年。サカサマ島の中心にあるミルク島に住んでいる。一人称は「ボクちゃん」で、語尾には「でちゅ」とつける。あかちゃんまんやベビードーナツ等の赤ちゃんを助ける。遊ぶことが大好きだが、幼稚な遊び(いないいないばあ、たかいたかい)を嫌う。お腹が空いた赤ちゃんに体の中のミルクを飲ませてくれる。怒りの熱で中のミルクを熱くさせ、それを悪者にかけて攻撃する。空を飛ぶ事もできる。パトロールをするために飛んで行くアンパンマンの姿を見て、彼を尊敬するようになった。
- やかんまん
- 声 - 柏倉つとむ→坂本千夏
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第18話B「アンパンマンとやかんまん」
- 黄色いやかんの男性。負けず嫌いだが気は優しい。昔の頃は形が古くなり人気が無くなってきたが、現在はカバオくん達の学校で働く事になった。ポットちゃんのことが好き。
- おそうじトリオ
- おそうじ島に住む綺麗好きの3人組。チームワークの良さでどんな汚れでも綺麗に掃除をしてくれる。
- おそうじまん
- 声 - 佐々木望→三ツ矢雄二→中原茂、北村弘一(映画・ぼくらはヒーロー)、山寺宏一(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第21話B「アンパンマンとおそうじまん」
- 背中に背負った掃除機でゴミや汚れを吸い取る綺麗好きの男性。掃除機状の口とモップ状の髪が特徴。TVアニメ初期の頃は、ばいきんまん達に町等を汚される話で、アンパンマン達の助っ人で登場する事が多かった。
- タワシくん
- 声 - 小林優子→冨永みーな、松尾銀三(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第168話B「アンパンマンとタワシくん」
- たわしの少年でとても綺麗好き。洗剤と2本の柄付きたわしで何でもピカピカに磨く。よく「ワタシはタワシのワタシです〜」と歌う。登場して間もない頃は少しでも汚れていれば人物もピカピカに磨く対象だった。おそうじトリオを結成する前の頃はおそうじまんとよく喧嘩していた。
- バケツくん
- 声 - 松本保典→山口健→吉田小南美→千葉千恵巳
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第180話B「アンパンマンとバケツくん」
- バケツの少年。おそうじ島を雑巾で綺麗に磨いて、おそうじまん達の留守を守っている。
- あかちゃんまん
- 声 - 千原江理子→天野由梨→千原江理子
- 性別 - 男[75] / 初登場回 - TV第27話B「アンパンマンとあかちゃんまん」
- 赤いベビー服とヘビー帽子、マントを着用した赤ちゃんのヒーロー。普段はただの赤ちゃんだが、ミルクを飲むとばいきんまんの巨大なメカや大きな金槌も素手で受け止める程の怪力になる。かつてはコウノトリと共に困っている人を助ける旅をしていた。しかし、コウノトリとはぐれてしまい、ばいきんまんやアンパンマン、ドキンちゃんたちと出会う。話の終盤では、あかちゃんまんを捜していたコウノトリが迎えに来た。1989年の頃はドキンちゃんとも仲が良かった。飛び立つ時には「あかちゃんまん!」と言い、「バブベイビー」とコミュニケーションを取ることもあった。語尾に「でちゅ」を付けるなど赤ちゃん言葉で話す。
- 基本的な思考は赤ちゃんなだけに予測不能な行動をする事も多い。ばいきんまんは、関わるとろくな事にならないという理由であかちゃんまんを苦手としている。ただし、容赦なく真剣にやっつけようとする場面もある[76]。
- しっかり者だが、傍を飛んでいたチョウに気を取られるなど赤ちゃんらしく精神的に幼い所もある。得意技は「あかちゃんパンチ」で、アンパンマンと「ダブルパンチ」を披露する事もある。何に対しても怖がる事が少なく、アンパンマンでさえ悲鳴をあげた遊園地も笑顔で楽しんでいた事がある[77]が、大声で怒鳴られた時など例外もある。お腹が空くと元の弱い赤ちゃんに戻り泣き出すか眠ってしまう。
- 母親(声 - 島本須美)がいる設定だが、映画「あかちゃんまんの大冒険」でナレーションとして登場したのみで、アニメでは姿を見せた事は一度もない。元々はやなせの考えた独立したヒーローで、「赤ちゃんにはどんな人でも優しくなり、言う事を聞く事から一番強い」という事で活躍していたが、アンパンマンより「ヒットしなかった」為、いつの間にかアンパンマンワールドに組み込まれ、そこで人気者となった[78]。
- ハンバーガーキッド
- 声 - 三ツ矢雄二
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」
- 顔がハンバーガーのカウボーイで正義の味方。愛馬のピクルスに乗って旅をしている。投げ縄で敵を捕える。お腹を空かせた者には顔ではなく一個のハンバーガーを作って与える。口の中のハンバーグが無くなると力が無くなる。ハンバーガーはいわばパンである為、顔の交換が可能。TVアニメ初期には、ジャムおじさんに顔を交換してもらうシーンがあった。滅多に使わないが、二丁拳銃で悪者を退治する事もある。ハーモニカやギターによる演奏も得意。テーマパークのウエスタンランドでショーを披露する時もある(ピクルスのほかにもう一頭の馬を連れて来た)。なお、初登場時の一人称は「俺」でしばらくしてから「私」になり、それ以降は「俺」「私」を使い分けていたが、現在は「私」に統一している。
- ピクルス
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」
- ハンバーガーキッドの愛馬。やきそばパンマンと共演した際に彼の愛馬のホワイトソースと恋仲になっていた為、性別はオスのようである。アンパンマンのマントをつけて、空を飛んだ事もある。TV第86話「おかしな自動車レース」では、アンパンマン達やばいきんまんの車と互角以上のスピード勝負を繰り広げていた。馬であるためか人参が好物で臭いをかいだり、絵を見ただけでも我を忘れ駆け寄ってしまう。
- 鉄火のマキちゃん(てっかのマキちゃん)
- 声 - 榊原良子→島本須美(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)→勝生真沙子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第46話A「アンパンマンと鉄火のマキちゃん」
- 鉄火巻の女性で正義の味方。頭の上に付いている2本の鉄火巻とくノ一のような格好が特徴。短気で男勝りだが困っている人を助けずにはいられない鉄火肌の性格。大きな巻き簾を使った棒術で攻撃する。ワサビを摂取する事で元気が百倍になる。生まれ故郷はおすしの国で、弟にかっぱ巻きくんがいる。じっとしていることやちゃわんむしまろの風流が苦手で眠っていたり、さらに我慢できなくなった時は猛烈に走り回る。さらに機械も苦手な様子[79]。ロールパンナとはライバル同士で互角に戦う事ができる。男の子の泣き虫は嫌い。鉄火のコマキちゃんは妹分で、おむすびまんとこむすびまんの関係に近い。かつてはパンや蕎麦を好まず勧められても拒んでいたが、お腹を空かせている子を助ける心は同じだという理由で、アンパンマンやかつぶしまん達とも仲がいい。てんどんまんやカツドンマンに尊敬されていた。やなせは本人の好物が鉄火巻きである為、男勝りで気風のいい鉄火のマキちゃんには思い入れがあると語っている[80]。初期頃は出番も多かったが、コマキちゃんが登場して以来、彼女との共演を除いて出番が減少した。
- 鉄火のコマキちゃん(てっかのコマキちゃん)
- 声 - 沖佳苗
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第994話A「アンパンマンと鉄火のコマキちゃん」
- 鉄火のマキちゃんに憧れて、鉄火巻作りを修行中の妹分。頭の上に鉄火巻が1本ある。元気は良いが酢を入れ過ぎるなど大雑把な為に、マキちゃんのような鉄火巻がまだうまく作れない。本人は見た目ではなく味で勝負と言うが、多くの人々には見た目からして食べるのを拒まれてしまう事が多く、ばいきんまんには「ご飯は酢が多過ぎてべちゃべちゃ、マグロが入っていない部分も多い」と酷評されている。負けず嫌いの自信家で、他のゲストキャラクターと料理の味で啀み合う事が多い。マキちゃんと同じく持っている大きな巻き簾を装備している。
- アリンコキッド
- 声 - 山口健→山口キヨヒロ(健没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第53話B「アンパンマンとアリンコキッド」
- バッタに乗って旅をしている、とても小さなアリのガンマン。一人称は「おれ」または「おいら」。何でも小さくするアリンコ酸の液体の入った赤い拳銃、元の大きさに戻すモドースアルカリの液体の入った青い拳銃(青い方は赤い拳銃で小さくしたものを元に戻す効果があり、通常の状態から巨大化させることはほとんどない。また一度だけはみがきまんやムシバキンマンを巨大化させたこともある)を持っている。ばいきんまんによく拳銃を奪われる。巨大メカや巨大キャラをアンパンチで飛ばすことのできるアンパンマンだが、縮小時のアンパンマンのパンチでは、通常の大きさのばいきんまんには歯が立たなかった。初登場時は拳銃に加えてギターも武器にしており、正義の味方を目の敵にして悪の手助けをしていたが、アンパンマンとの決闘をきっかけに町を救った事により正義の味方に転身する事に決めた。ハンバーガーキッドとは対立しており、決闘にまでなっている。TV第107話「アンパンマンとなかゆび姫」では、なかゆび姫とは最初は喧嘩ばかりしていたが最終的には友達になった。また、アンパンマン達と同じ大きさで描かれたこともあった。
- 初代目声優の山口健が2011年に死去したため、2011年の放送以降しばらく出番がなかったが、2015年の放送より健の息子であり同じく声優のキヨヒロが演じることで久々に登場した。
- バッタ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第53話B「アンパンマンとアリンコキッド」
- アリンコキッドの相棒のバッタ。言葉は話さないが、アリンコキッドには意思疎通ができる。見かけ以上にジャンプ力が高い。
- かつぶしまん
- 声 - 井上和彦→大塚芳忠→井上和彦、中村秀利(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第58話B「アンパンマンとかつぶしまん」
- 顔がかつぶしの形をした侍で、鞍馬天狗に似た姿をしている。一人称は「拙者」。武器はかつぶしで出来た刀・かつぶし剣で、『かつぶし剣三日月剣法』が攻撃技だが、初登場時は気合いで声の塊を飛ばしてばいきんまんを撃退した事がある[81]。また、かつぶし剣の代わりに割り箸を使ってバイキンメカと互角に渡り合った事もある[82]。集中力は全キャラクターの中でもずば抜けて高いがややドジな性格。猫が大の苦手で、やまねこ大王やにんじゃのニャンジャを見ただけでも逃げ出していたが、一部の猫の耳を持つ住民を恐れていない。おくらちゃん等の女の子の涙にも弱い。また、雷も苦手だったが、かみなりピカタンとの修行で克服した[83]。初期の頃はばいきんまんのことを「ばんざいまん」、ドキンちゃん「ぞうきんちゃん」と呼んでいたが、現在は普通に呼んでいる。
- 一時期は剣の道から退いて蕎麦屋を営んでいた事もあったが、現在はお腹の空いた人がいる時に必要であれば蕎麦屋になって蕎麦を作る。ただし、蕎麦屋の姿では力が出ないらしい[84]。笑い声は「か〜かっかっかつおぶし」。本人曰く「かつぶしまんになる前は『鰹』だったでござる」。初めて出会った時から鉄火のマキちゃんの事が大好きであり、「かつぶしまんと鉄火のマキちゃん」というサブタイトルが同名で2話ある。「かつぶし侍」と呼ばれる事もある。
- にんじゃのニャンジャ
- 声 - 頓宮恭子→高乃麗、田中真弓(映画・ばいきんまんの逆襲)、坂本千夏(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第72話B「アンパンマンとニンジャのニャンジャ」
- 猫の忍者で正義の味方。忍術の修行の為に世界中を旅している。語尾に「ニャ」を付けて話す。手裏剣など様々な忍術が使えるが、中でも木の葉隠れの術が得意。猫であるが故にマタタビの匂いや炬燵に弱い。師匠にネコジャラシがいる。俊足の持ち主の一人で、TシャツくんやSLマン、ホットドッグにラクダット達と対等に走れる程。
- ニガウリマン
- 声 - 大塚明夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第491話A「アンパンマンとニガウリマン」
- 白いギターを抱えて旅をしている、顔がニガウリの流れ者で正義の味方。語尾に「ウリ」を付ける。少々キザな性格で、自分の事をニヒルだと言っているが小心者で怖がりな所がある。ギターの弦やギターから発射するニガウリやニガウリジュースで悪者を退治する。戦いが終わる度に何かとニガウリをプレゼントしたがる。また、片足を乗せるための岩や切り株等直接を持ってくる。ばいきんまんとも互角に戦う。なお、ギターにはニガウリ以外に果物を詰めた事もあり、この場合、ジュースはフルーツジュースになる[85]。ジュースの代わりにコキンちゃんの涙を貯めて発射させた事もある[86]。ギターを「相棒」と呼ぶほど大事にしており、持っていないと落ち着きを失くしてしまう。アンパンマンと同様あがり症で演劇は苦手[87]。
- やきそばパンマン
- 声 - 小杉十郎太
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第505話A「アンパンマンとやきそばパンマン」
- 顔が焼きそばパンでできている正義の味方。一人称は「おいら」。ガンマンの格好をしているが、武器は銃ではなく2枚のへら。得意技は、両側から相手の急所をシンバルを鳴らすように挟み込み、相手を一時的に麻痺状態に陥らせる「ヘラヘラチョップ」や、へらをブーメランのように投げて攻撃したりロープ等を切ったりする「ヘラヘラブーメラン」がある。当初は「やきそばキック」というキック技も使用していた。愛馬のホワイトソースに乗って旅をしている。お腹を空かせた者には顔ではなく一個の焼きそばパンを作って与える。元気が無くなった時は頭の焼きそばを交換すれば回復する。縄跳びや社交ダンスが苦手。やきそばかすちゃんという生き別れの妹がいたが後に再会して現在もたまに会っている。キャラクターソング『やきそばパンマン流れ旅』は人気が高く、作者であるやなせも気に入っている曲である。
- ホワイトソース
- 性別 - 女 / 初登場回 - 映画第11作同時上映「やきそばパンマンとバイキン西部劇 - アンパンマンとたのしい仲間たち(Bパート)」、TV第542話A「やきそばパンマン流れ旅」(TVデビュー)
- やきそばパンマンの愛馬。愛称は「ソース」で、現在ではこちらの名前で呼ばれる事がほとんどである。ハンバーガーキッドの愛馬のピクルスと恋仲になっていた為、性別はメスのようである。
- やきそばかすちゃん
- 声 - 岩男潤子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第508話A「アンパンマンとやきそばかすちゃん」
- やきそばパンマンの妹で名前の通りそばかすがついている。幼い頃、竜巻に遠くへ飛ばされて生き別れになったが後に兄と再会した。兄思いで、兄の交換用の焼きそばを作る役目を持っている。また、悪人でもあるばいきんまんにも焼きそばを作ってあげる優しい少女。へらの形をしたペンダントを首から下げており、中には兄妹の写真が入っている。ほとんど戦闘には参加せずばいきんまんに人質にされる話が多い。
- ナガネギマン / ネギーおじさん
- 声 - 大塚明夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第513話A「アンパンマンとかいけつナガネギマン」
- 正義の味方の剣士で実力は非常に高い。その正体はネギーおじさんという行商人であり、普段は畑で育てたネギを売っているが、誰かがばいきんまんに襲われている等いざという時には籠に隠したヒーローの服装・マント・帽子・黒い仮面マスクを着けて、レイピアを腰に差して『怪傑ナガネギマン』に変身する。普段は及び腰で非常に臆病だが、ナガネギマンに変身するとそれまでとは打って変わって勇敢で頼もしくなる。Nの文字を刻印する西洋剣術が得意技。仮面マスクはネギーおじさんしか使用は出来ない。他人に正体を知られる事を極度に嫌っているため、自身がばいきんまんに襲われているなどの状況下にあると、変身しようにも出来ずにピンチに陥る事も少なくない。ばいきんまんが倒された後にはネギーおじさんに戻って陰から一部始終を見ていたかのようにナガネギマンを絶賛するのが定番である。この時に周りがナガネギマンを褒めると思わず照れてしまい、危うく正体がばれそうになる事が多い。
- 2016年現在でナガネギマンの正体を知っているのはアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、めいけんチーズ、ドキンちゃん、ホラーマン、メロンパンナ、やきそばパンマンのみで、他の人は気づいていない模様[88]。ドリアン王女に気に入られているが彼女の事は苦手。ネギーおじさんの時は一人称が「オラ」で語尾には「ダベ」をつけて東北弁訛りで喋るが、ナガネギマンの時は言動がクールになり、一人称は「私」で語尾には「ネギ」とつける(キャラクターソングでは「俺」と言っている)。
- モデルは『怪傑ゾロ』。ナガネギマンはやなせのお気に入りのキャラクターでもあり、イベントでやなせ自らがナガネギマンに扮してばいきんまんと戦った事がある[89]。
- コネギくん
- 声 - 藤村歩、佐久間レイ(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1178話A「アンパンマンとコネギくん」
- 頭が小ねぎの少年。普段は小ねぎ畑で自分が育てたネギを籠に入れて配っている。ばいきんまんと戦っていたナガネギマンを見て憧れを抱き、弟子入りしようと決めた。ナガネギマンを模したマスクとマントを持っており、度々「コネギマン」に扮してばいきんまんに立ち向かおうとする。他のキャラクターと同様、ナガネギマンの正体がネギーおじさんである事はまだ知らない。頭からネギを飛ばして攻撃する事ができる。
- しらたき姫
- 声 - 折笠富美子→夏樹リオ→高橋美佳子→折笠富美子→高橋美佳子→折笠富美子、島本須美(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第547話A「アンパンマンとしらたき姫」
- スキヤキの里にあるすきやき城のお姫様で、すき焼き作りの名人。髪がしらたきになっている。美味しいすき焼きを食べてもらう為に春菊さんと一緒に旅をしている。普段はお淑やかだが戦うと強く、ばいきんまんの変装を見破ってみせる事もある。髪に挿している菜箸が武器で得意技は『しらたき二刀流』。ばいきんまんとも互角に渡り合う。一緒に登場する男性ゲストキャラクターのほとんどが彼女を初めて見た時に顔を赤らめており、どんぶりまんトリオに至っては弟子入りまで志願していた。
- 春菊さん(しゅんぎくさん)
- 声 - 津久井教生、鈴木千尋(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第547話A「アンパンマンとしらたき姫」
- 髪が春菊になっている、しらたき姫の付き人。しっかり者ですきやき号の運転手もしている。しらたき姫が料理をする時は鼓を打ってリズムを取り、武器の薙刀でしらたき姫を悪者から守る。優しくお淑やかなしらたき姫とは反対に厳しい性格で、言い争いをする焼きどうふくん、しいたけくん、フーちゃんの3人を叱る事もある。
- ダテマキマン
- 声 - 内田直哉
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第674話B「アンパンマンとダテマキマン」
- 白浪物のような格好をした伊達巻の男性。伊達巻の美味しさを知ってもらう為に旅をしている。人気者を目指している。口調はべらんめえ調。負けず嫌いで目立ちたがり屋だが女性には優しい。そのため、彼の作った伊達巻は必ず女性が先に食べる事になっている。涙もろい一面もある。番傘とすりこぎが武器でばいきんまんとも互角に渡り合う。初登場時はアンパンマンが人気者だという事を知って勝負を仕掛けていたが、共にばいきんまんと戦った事で和解した。だいこんやくしゃの事は快く思っていないが、芝居の息は合っていた。
その他の友人
- らーめんてんし
- 声 - 荘真由美→潘恵子、中村ひろみ(映画・恐竜ノッシーの大冒険)、佐久間レイ(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第5話B「アンパンマンとらーめんてんし」
- 青い中国服と中国帽子を着用している天使。お腹が空いた人に美味しくて温かいラーメンを食べさせてくれる。彼の作るラーメンは誰もが美味しいと評するが、本人はラーメンの味に拘りを持っていない。空飛ぶ丼に乗って移動するが、背中の小さな羽で飛ぶ事もできる。ばいきんまん達が空腹に困っている時は快くラーメンを提供するが、乱暴や脅迫をされたりみんなのラーメンを独占されれば嫌がる態度を取る。丼から出す熱いラーメンや汁で攻撃する。TVアニメ初期は一人称が「私」で語尾は「〜アル」だったが、現在では一人称が「僕」で語尾は「〜ネ」に変更されている。ひのたまこぞうと共に行動する事もあった。また、こおり鬼が暴れていれば怖がる事なく戦ったりもした。
- たこやきまん
- 声 - 岸野一彦→山寺宏一→坂熊孝彦(映画・ブラックノーズと魔法の歌)→堀内賢雄、秋元羊介(映画・ばいきんまんの逆襲)、中村大樹(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第6話A「アンパンマンとたこやきまん」
- たこ焼き屋を営んでいる、タコの男性。口調は大阪弁。自分のことは「わい」「わて」「わし」と呼ぶ。初登場時は自信過剰な威張り屋で、彼の作るたこ焼きの味はとてもまずかったが、ジャムおじさんに教えられ、美味しいたこ焼きが作れるようになった。おこのみやきまんとはライバル同士で、どちらの料理が美味しいかでいつも喧嘩をしているが本当は仲良しらしく、彼がばいきんまん達にさらわれた時はソースの匂いを嗅いで捕らわれた場所を突き止めるという活躍をした。
- アンコラ
- 声 - 亀山助清→逸見廣大(亀山・中村没後)、中村秀利(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第8話B「アンパンマンとかいじゅうアンコラ」
- 山奥に住んでいる大きなピンクの怪獣。TVアニメでは二足歩行だが、原作絵本では四足歩行だった。あんこが大好物。ジャムおじさんとは既に知り合いから物語は始まる。鼻が利き、お腹が空くとあんこを求めて暴れまわるが、本当は気が優しく大人しい。カレーパン等の辛い物は苦手だが、辛い物好きのカレーナとは仲良し。ばいきんまんやアンパンマンを払いのけたりと、怪力の持ち主でもある。その為、初登場時はバスケットや食器類まで口にしたり、アンパンマンやパン工場を襲ったり森林を破壊したりと、アンパンマン達を困らせていたが、カレー入りのアンパンマンの余りの辛さに退散した。その後は、ばいきんまんに利用されない限り、アンパンマンを襲ったり自然を破壊したりする事はなくなった。あんパン、あんドーナツ、あんみつ、柏餅等の和菓子以外にもバナナも食べる[90]が、甘いメロンジュースは好まない[10]。息子にコアンコラがいる。
- 初代アニメOPではアンパンマン達以外のゲスト勢で唯一の登場で、「勇気りんりん」の2番の歌詞にも登場する。初期の頃は、かぜこんこんと並び巨大なキャラクターの代表として登場する事もあった。アニメ初期の頃は言葉を話していたが(語尾に「わん」をつけるときもあった)、現在では「アンコラ」「コアンコラ」以外の言葉を口にすることはほとんどなくなった。
- コアンコラ
- 声 - 手塚ちはる→芝原チヤコ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第346話B「チーズとコアンコラ」
- 卵から生まれた、アンコラの子供。生まれた時は、最初に出会っためいけんチーズを刷り込みにより父親と勘違いしていた。かつては「パパ」「ママ」「あんこ」等簡単な言葉なら話す事ができたが、現在では「コアンコラ」としか喋れない。アンコラと同様甘い食べ物が好きで、フルーツよりもあんこを好む。彼が登場する話は、大抵ばいきんまんとドキンちゃんが彼に変装して、食べ物を奪うパターンが多い。
- ポットちゃん
- 声 - 伊藤美紀、佐久間レイ(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第10話B「アンパンマンとポットちゃん」
- ピンク色の水筒の少女。体の中に温かい紅茶やコーヒーが入っており、彼女の喜怒哀楽によって温度を調節できる。初登場の話では手が無かったが、次に登場した話以降は手がある。ばいきんまんから好意を寄せられて困っている。TV第918話B「ばいきんまんとポットちゃん」で十数年振りに再登場した時には性格面においていくつか変更が加えられており、ばいきんまんにも紅茶や花を快くプレゼントしようとする等、彼やドキンちゃんに対しても寛大な態度で接していた。また、ばいきんまんも彼女に対して特別な感情を抱く様子は見られなかった。
- てれびっこのOVA「ゆかいなお誕生会」ではバタコさんの代わりに登場し、チーズと共にパーティーの飾り付けを行ったり皆でアンパンマン(最終的にはばいきんまんも)の誕生日を祝ったりした。
- りんごちゃん
- 声 - 山本百合子、渕崎ゆり子(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第13話B「アンパンマンとりんごちゃん」
- ミスりんご村のとても愛らしいリンゴの少女。TVアニメ初期の頃はばいきんまんにとって憧れの的だった。登場するときは、服を着ているときとそうでないときがある。イチゴちゃんとは仲良しだが、気の強い彼女と喧嘩になってしまう事もある。
- SLマン(エスエルマン)
- 声 - 富山敬→千田光男(OVA・クリスマスだよ!みんな集まれ)→西村朋紘(富山没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第62話A「アンパンマンとSLマン」
- 力持ちの赤い蒸気機関車の男性。初登場時は黒い小さな機関車だったが、ばいきんまんに拾われて食べ物を貰う事で本来の姿になり、その後いつの間にか大きくなった。また、初期の頃は手がなかったが、後に手がつくようになった。ばいきんまんに騙されてパン工場を襲うが、アンパンマン達と和解してジャムおじさんに調整してもらった。一人称は富山や千田が声を演じていた頃は「おいら」だったが、西村が演じて以来「ボク」に統一した。子供達を乗せてあげたり色々な物を運んだりするのが仕事。線路が無くても走る事が出来る。水中を走る事も可能。積雪地も難なく走る事ができるが、泥濘に嵌まって動けなくなってしまう様子が多く見られる。アンパンマンの顔を食べれば空も飛べる。本体と客車部分は外す事ができる。ジャムおじさんやてつの星の人々に自分を宇宙飛行用や潜水型に改造してもらった事もある。頭の煙突から出す煙で、SOSのメッセージを送る事ができる。
- ポッポちゃん
- 声 - 浅川悠→工藤晴香
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第854話B「アンパンマンとあかちゃんSL」
- 小さくて可愛らしい蒸気機関車の幼女。愛称はあかちゃんSL。体色はピンク。ほとんど「ポッポー」としか話さないが、初登場して間もない頃は普通に喋っていた。荷物を運ぶのが大好きで、崖の上からみみせんせいを牽引して引き上げる事ができる程の力持ち。煙突にはガラガラが付いており、煙を出す度に音を鳴らす。まだ赤ちゃんなのでミルクを飲み、あかちゃんまんやベビードーナツと同様他のものに気を取られやすい。自己紹介ができない為か、彼女と初対面となるゲストキャラクターはジャムおじさん達から事前に彼女の事を紹介されている場合が多い。SLマンと特別な関係はない模様だが、TV第1089話A「SLマンとポッポちゃん」では一緒に荷物を届けたりする等と仲はいいようである。ばいきんまんやドキンちゃんが乱暴をすれば抵抗するが、彼らが悪事をしていなかったり彼らに助けて貰ったりした場合は、仲良く接する事もある。
- エクレアさん
- 声 - 三田ゆう子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第111話B「エクレアさんとプリンちゃん」
- 顔がエクレアの少女。プリンちゃんと仲が良くいつも一緒に行動している。何でもすぐに心配するが、ばいきんまんを善人だと思い込んでいる。機械のセンスはばいきんまんと互角で、ばいきんまんの第2秘密基地用の材料で丘に遊園地の遊具を作った事もある[91]。ばいきんまんが苦手としている人物の1人。プリンちゃんと違い初登場時はばいきんまんの事を最初は悪人と疑っていたが、彼の罠に閉じ込められた時に逆に助けられたと思い込んでしまい、プリンちゃんと同じく現在のようにばいきんまんを善人と捉えるようになった。プリンちゃんとコンビで登場するが、初登場回以外でサブタイトルに彼女の名前が載った事はない。
- プリンちゃん
- 声 - 稀代桜子、原えりこ(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第111話B「エクレアさんとプリンちゃん」
- 頭にプリンを乗せた少女。少々天然の入った明るい性格。ばいきんまんを善人だと思い込んでいる。機械のセンスはばいきんまんと互角で、ばいきんまんの第2秘密基地用の材料で丘に遊園地の遊具を作った[91]。エクレアさん同様、ばいきんまんが苦手としている人物の1人である。エクレアさんと違い初登場時は最初からばいきんまんの行動を全て良い方向に捉えていた。エクレアさんとコンビで登場するが、初登場回を除きサブタイトルには彼女の名前しか載らない。
- ドリアン王女(ドリアンおうじょ)
- 声 - 江原正士
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第478話B「アンパンマンとドリアン王女」
- 顔がドリアンの形をしている、ドリアン王国の王女。アボガドじいやと一緒に町の人達にいろんなフルーツを振る舞っている。アンパンマンに登場する王族出身のキャラクターの中でも特にわがままな性格で自分の気に入った物は何でも欲しがり、さらに押しが強く凄まじい迫力があるので彼女を苦手とする者も多い。珍しい物にも目がなく目立ちたがり屋で、正義の味方等の影響を受けやすく芝居への関心も強い。自身の顔がドリアンだけに頭突きや体当たりの威力は非常に高い。また、気に入ったバイキンメカ(バイキンUFO、もぐりん等)をばいきんまんに無断で操縦した事もある等、破天荒な行動が多い。初登場時は、ばいきんまんに襲われていたところをアンパンマンに助けられ彼を家来にしようと執拗に追い回したが、彼が町の住人達に慕われている事を知り家来にする事はやめた。ナガネギマンに憧れており、『ドリアンの騎士』に扮した事もあるが、格好良い活躍が見せられなかった上に正体は子供達にもバレバレだった。しかし、寝呆けてバイキンUFOのマジックハンドを剣で切断するといった活躍を見せる。普通のカレーよりもフルーツカレーが好み。
- 女性キャラクターであるが、男性声優が声を担当している数少ないキャラクター。
- アボガドじいや
- 声 - 辻村真人→鈴木琢磨
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第478話B「アンパンマンとドリアン王女」
- 顔がアボカドの形をしている、ドリアン王女の付き人で馬車の運転手。王女のわがままにいつも振り回されて気苦労が絶えないが、王女への忠誠心は高い。王女の歩くところにいつも絨毯を敷いたりラッパを吹く事が多い。アンパンマン達を「殿」という敬称を付けて呼んでいる。
- ドリアン王女の白馬
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第478話B「アンパンマンとドリアン王女」
- ドリアン王女の馬車を引く馬。
- おくらちゃん
- 声 - 水谷優子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第491話B「ばいきんまんとおくらちゃん」
- 美味しい野菜を作っている優しい少女。頭がオクラで、その他はぽっちゃり系な人間の外見をしている。右目尻に泣きぼくろがある。作った野菜を四輪の手押し車で運んで、町の人々に配っている。自分が育てた野菜にあまりにも思い入れがある為、野菜と別れる時には必ず涙を流して別れを告げるが、野菜を売りたくないわけではなく、寧ろ美味しく食べてもらう事を望んでいる。当初は暗い性格で、周りまで野菜を食べる気をなくしてしまう程に暗い気持ちにさせていたが、ばいきんまんから「おいしく食べるには笑うべきだ」と教えてもらった事で明るい性格になった。ばいきんまん本人は、野菜を盗むのが目的だったのだが成り行きで仕事を手伝ってしまった為に彼女からいい人と思い込まれてしまい、さらに口癖の「ハ〜ヒフ〜ヘホ〜」まで覚えてしまい会う度に真似をする為、それ以降は彼女に苦手意識を持ってしまった。でんでん一座の芝居でヒロインを演じた事があり、天然な性格故に台詞を何度もど忘れしたり口調が棒読みであったりと散々な演技だったが、機転を利かせたしろかぶくん達が小道具として彼女に野菜を持たせる事で、観客や他の演者をも号泣させる事に成功した[92]。
- ゆず姫
- 声 - 吉田小南美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第503話B「メロンパンナとゆず姫」
- ゆず城の小さなお姫様。好奇心が旺盛で勉強や薙刀の稽古が退屈になると隙を見ては城を抜け出してしまう為[93]、いつもゆずじいやを困らせている。薙刀を武器にしており、鳩に乗って空を飛んで移動している。初登場時は初めてアンパンマン達と出会った時は「ゆずちゃん」と名乗り姫という身分を隠していた。メロンパンナとは特に仲が良く、自身が登場する話では彼女も一緒に登場する事が多い。ドキンちゃんも彼女の事を気に入っており、必ずと言っていい程ばいきんまんに連れて来るよう命令するのでパン工場に行く途中に襲われる事が多い。
- ゆず姫の鳩
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第503話B「メロンパンナとゆず姫」
- ゆずじいや
- 声 - 松尾銀三→山寺宏一(松尾没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第503話B「メロンパンナとゆず姫」
- ゆず姫の世話をしている小さな家老。ゆず姫に立派なお姫様になってもらおうと厳しくしつけているが[93]、居眠り癖がある為しばしば稽古中に城を抜け出されてしまう。ゆず姫と同じく薙刀を武器にしており、鳩に乗って空を飛んで移動している。薙刀の腕は衰えを見せず、かつぶしまんの蕎麦作りを手伝った際には、蕎麦生地や薬味のネギを薙刀で完璧に切ってみせた事で住民から拍手喝采を受けた。ゆずを大量に投げるゆず攻撃も装備する。早口言葉が苦手。近年[いつ?]は城を抜け出したゆず姫を追ったり、ばいきんまん達と戦ったりと出番や活躍が増加している。
- ゆずじいやの鳩
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第503話B「メロンパンナとゆず姫」
- ちゃわんむしまろ
- 声 - 鈴木勝美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第518話A「アンパンマンとちゃわんむしまろ」
- 顔は蓋付きの茶碗で平安貴族の格好をした、風流で上品な男性。伝統の美味しい茶碗蒸しの作り方を教えている。一人称は「まろ」で、語尾に「〜でおじゃる」をつける。立派な屋敷に住んでおり、牛車に乗ってゆっくりと風流を探して気分がいいと舞を踊ったり和歌を作ったりしている。スポーツも万能。頭から銀杏を大量に飛ばし笏でノックする『銀杏ボール』が攻撃技。
- しらたまさん
- 声 - 伊倉一恵
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第698話A「アンパンマンとしらたまさん」
- 本名は「つきの しらたま」。新しい芝居やダンスを求めて旅をしているトップスター。一人称は「わたし」だが、芝居の時は「僕」や「わたくし」になる。青を基調とした男装の服とシルクハットを着けている容姿端麗な美女。金髪碧眼でアイシャドウを付けているが、初登場時には髪色を変えるシーンがあった。上演後は共演者や観客に美味しい白玉料理を食べさせてくれる。思い込みの激しい性格で、ばいきんまんの事を悪役専門の俳優でアンパンマンの友達だと思っており、いつも快く迎え入れている。アンパンマンとの真剣勝負さえも芝居と思われてしまう為、ばいきんまんが苦手としている相手の1人である。当初はアンパンマンも積極的に俳優として迎え入れていたが、近年では彼の大根役者振りに見切りを付けほとんど期待を寄せなくなり、人数合わせや代役等のため仕方なく舞台に立たせる事が多い。次の芝居にばいきんまんを誘うよう頼まれるため、アンパンマンも彼女を少し苦手に思っている。一部の話ではばいきんまんが乗り気で芝居したこともあった。シルクハットから飛び出す「白玉攻撃」が武器だが、最近[いつ?]では主に剣術を使う事が多く、その実力はばいきんまんと互角に渡り合う程。シルクハットを投げたこともあった。また、歌唱力とダンスも相当なものであり、彼女が登場する際は必ず自作のテーマソングを歌い踊りながら登場する。映画第16作同時上映「つきことしらたま〜ときめきダンシング〜」ではつきこという助手がいた。ミュージカルでは剣士の格好をする事が多い。ドキンちゃんにとって彼女は憧れの的(いわゆる彼女のファン)で「しらたま様」と呼んでいる。ばいきんまん等を含め、呼び捨てられることはほとんどない[94]。また、彼女が共演したゲストと共に芝居をする話が多い。モデルは元タカラジェンヌの紫吹淳。
でんでん一座
チームワークが自慢の旅芝居の一座。芝居を上演した後、観客達に手作りのおでんを食べさせてくれる[95]。時代劇が専門だが、稀に「シンデレラ」や「白雪姫」等のお伽話や西部劇の公演も行う。また、だいこんやくしゃだけが登場する話もある。
- だいこんやくしゃ
- 声 - 坂口哲夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第351話B「アンパンマンとだいこん役者」
- だいこん座長の弟子で、でんでん一座の花形スター。顔が大根になっており、オカマ口調で少しドジな性格。当たり芸は大根おろしの技。名前が「大根役者」だが、演技に関しては人一倍厳しい。彼に憧れているしろかぶくんには特に厳しく接しており、時には冷たい態度を取る事もあるが、それらは全て彼の芝居に対する熱意や頑張りを理解し、将来に期待しているが故の言動であり、本当は誰よりも彼の事を深く思っている。でんでん一座に入る前までは、修行の旅をしながら自分の芝居に出る役者を探していた。ばいきんまんが悪役のイメージに似合っていたので初めは彼を追いかけていた。悪戯をするばいきんまんに対しては、悪役としてお芝居に登場すれば成功すると期待しつつもお仕置きをする。だいこん座長より発言力や存在感が強いのもあってか、一座の実権は概ね彼が握っている。
- キャラクターショー『君こそスターだ!だいこん役者、大騒動!』では、役者を募集していたところをばいきんまんに出会い、彼の口車に乗せされアンパンマンと鉄火のマキちゃんを苦戦させるが、駆け付けたかつぶしまんに惚れたことで結果仲間割れになった。最終的にはショーに登場した人物全員で芝居をすることになった。
- 映画第10作目「てのひらを太陽に」ではブラック大魔王にでんでん一座で唯一石にされずに活躍した。映画「とばせ! 希望のハンカチ」ではきらきら希望サーカスの団長を務めた。
- だいこん座長
- 声 - 田原アルノ→山寺宏一→田原アルノ、大塚明夫(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第271話A「アンパンマンとおでん一座」
- でんでん一座の座長。白頭巾の役が大得意。だいこんやくしゃと同じく顔が大根になっている。お人好しな性格で、座長であるにも関わらず主役をやらせて貰えなかったり(台詞や出番すらない事もある)、弟子のだいこんやくしゃにタメ口で扱き使われたりする事を気にしており、度々「わし、座長なのに…」とぼやいている。若い頃はふろふきだいこん座長の元で芝居の修行をしていた。
- しろかぶくん
- 声 - 冨永みーな
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第498話A「アンパンマンとしろかぶくん」
- 顔がカブの少年で、一座の新人。裏方の仕事での下積み時代を経て、現在は主役から脇役まで演じる傍らおでん作りも担当している。だいこんやくしゃのような有名な役者になるのが夢。少し慌て者だが真面目で責任感が強く、自身の失態で一座の公演が初めて中止に追い込まれた時には自ら責任を取るつもりで一座を脱退しようとした事がある。生まれ故郷はひなた村で実家には祖父母が暮らしている。だいこんやくしゃと同様、彼がメインの話も多い。
- ゆでたまごちゃん
- 声 - 南杏子→長沢美樹→原えりこ→佐久間レイ→長沢美樹
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第271話A「アンパンマンとおでん一座」
- 顔がゆで卵の少女で、一座の看板娘[93]。優しい性格で芝居を台無しにしたばいきんまんにもおでんを分けてあげた事がある。しろかぶくんを働かせ過ぎるだいこんやくしゃに真っ向から異論を唱える強かさも持ち合わせている。妹におでん三姉妹のたまごのタマちゃんがいる。
- さつまあげどん
- 声 - 桜井敏治→坂本千夏→山寺宏一→梅津秀行→柳沢三千代→内田直哉→坂本千夏
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第271話A「アンパンマンとおでん一座」
- 顔が薩摩揚げの男性[96]。
- ちくわん
- 声 - 江森浩子→中村ひろみ→坂本千夏→山寺宏一→中村ひろみ
- 性別 - 男
- 初登場回 - TV第271話A「アンパンマンとおでん一座」
- 顔が竹輪の少年。
- さんくんトリオ
- 初登場回 - TV第271話A「アンパンマンとおでん一座」
- でんでん一座の裏方を仕事している三人組。
- ふろふきだいこん座長
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1152話A「ばいきんまんとでんでん一座」
- でんでん一座の先代の座長で、だいこん座長の師匠。顔が風呂吹き大根になっている。現在もでんでん一座の芝居小屋の舞台に彼の写真が飾ってある。
敵キャラクター
バイキンのキャラクターたちや、アンパンマンとよく敵対するキャラクターたちを紹介する。ただし、話によっては敵として登場しないこともある。
ばいきんまんと仲間たち
バイキン城の関係者
- ばいきんまん
- 声 - 中尾隆聖
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1話「アンパンマン誕生」」[2]
- バイキン星から赤ちゃんの時にやって来た黴菌。悪さと悪戯が大好きで、いつも皆に迷惑をかけて困らせているならず者。我が侭で意地悪で暴れん坊。綺麗な物が大嫌い。アンパンマンをやっつけるために生まれ、そのために生きている。
- →詳細は「ばいきんまん」を参照
- ドキンちゃん
- 声 - 鶴ひろみ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第13話A「アンパンマンとドキンちゃん」[32]
- バイキン星から突然やって来た黴菌の少女。ばいきんまんと共に悪事を働く。わがままな性格で、いつもばいきんまんを扱き使うが、優しい一面を見せる事もある。しょくぱんまんに一途な恋心を寄せている。
- →詳細は「ドキンちゃん」を参照
- ホラーマン
- 声 - 肝付兼太→矢尾一樹[97]
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第3作目「とべ! とべ! ちびごん」[98]、TV第159話A「アンパンマンとホラーマン」(TVデビュー)
- ひょうきんな骸骨のお化け。2本の骨が付いたボロボロのグレーのTシャツを着ている。体は自由にバラバラになる事ができ、頭のみが独立して動く事も可能。胸の小骨を用いてピッキングもできる[99]。以前は頭蓋骨の形をした岩山の洞窟に住んでいたが、現在はバイキン城に居候している。お人好しで少々お調子者だが憎めない性格で、基本的には誰にでも優しいため誰とでも仲良くなれる。初期はドキンちゃんのためにアンパンマンを襲うが失敗ばかりして敵味方双方に笑われる始末であり、次第にアンパンマン達とも仲良くなった。料理が得意であり(パスタ料理等を除く)、ゲストキャラクターに料理を習う事も多い。そのためか、ドキンちゃんに炊事や掃除をはじめ家事全般を押し付けられている。ばいきんまんにドキンちゃんからのお使いを丸投げされる事も少なくないが、マイペースの為すぐに忘れてしまう。神出鬼没で、想像もつかない場所から登場する事も多い。怖がられる事はほとんどないが(突然現れてばいきんまん達を驚かせる事は多い)、暗がりの中にいる時に突然リアル顔で現れ、直面した相手を怖がらせる事がある[100]。自身がお化けである事は自覚しているが、「妖怪」呼ばわりされて怒った事もある[101]。得意技は、シャツについた骨を投げる『ホネブーメラン』。
- 公式サイトでは「アンパンマンとばいきんまんの両方の仲間」と紹介されている[102]。TV版ではアンパンマン側にいる事が多いが、劇場版ではドキンちゃん目当てからかばいきんまん側に付いている事が比較的多い。自ら積極的に悪事に加担する事は少ないが、ばいきんまんに騙されて鉄骨ホラーマンにされたり、しょくぱんまん相手だと面白がって参加している。仲良くなったゲストキャラクターを守る為ならばいきんまんに攻撃を仕掛ける事も厭わず、傍にドキンちゃんがいても目もくれない事さえある。パン工場へ出入りする機会も多く、ジャムおじさんのパンの配達を手伝ったりもする。いわゆる中立的な立場にいるキャラクターだが、自身のキャラクターソングの歌詞にも『敵と思えば味方』『くるくる変わる裏切り嘘つき』などとあるように非常に気まぐれな性格で、作中で何度も相手側へ寝返ったりする事がある。
- ドキンちゃんの事が好きだが、彼女にストーカーのように執拗に付きまとうため、彼女からはかなり嫌がられている(顔の輪郭がしょくぱんまんと似ているため、ドキンちゃんの妄想シーンにまで割り込んで来る事も)。しかし、本人は全く自覚しておらず嫌われても懲りずに付きまとう。ドキンちゃんに単刀直入に太った事を指摘して怒られるなどデリカシーのない一面もある[103]。ドキンUFOにしがみ付いてでも彼女と接近しようとするが、中に入れて貰える事はほとんどなく(いつの間にか中に入っていて彼女を驚かせる事もある)、たまに入れて貰えてもUFOの操縦を任せられたりする場合がある(本人は『ドキンちゃんの為なら』と喜んで引き受けている)。ピンチになったドキンちゃんを守ろうとヒーローになりきる事もあるが、彼女には全く期待されていない。しょくぱんまんに嫉妬する事もあるが、元々好戦的ではないためか恋の鞘当てを演じる事は滅多にない(夢の世界で戦った事はある)。ドキンちゃんに同調して彼を応援する事もある。
- 一人称は「わたし」(キャラクターソングでは『おれ』)。丁寧な口調で、よく語尾に「ですね〜」を付け、逃げ出す時は「サヨナラ、サヨナラー」と言って逃げ、怖い物を見ると「怖いですね〜、ホラーですね〜」と言う。初期は語尾に「ホラー」と付けていた(現在では口癖として使っている)。ばいきんまんとドキンちゃんの喧嘩の巻き添えを喰らったり、アンパンマンにやられバイキン城に落ちて来たばいきんまんと衝突し体がバラバラになるなど損な役回りが多い。毒舌な一面も見られ、ヘマをやらかしたばいきんまんを悪し様に言う事もある[104]。その一方で、ばいきんまんの事を尊敬している一面もあり、TV第908話「みんなのヒーロー!アンパンマン」ではばいきんまんの半生を振り返る映画のようなものをドキンちゃんに鑑賞させていた。極端なポジティブ思考の持ち主でもあり、あざみちゃんからの悪口も全て自身への助言だと解釈してしまうほどである。
- 映画「とべ! とべ! ちびごん」で初登場した時は、何故かドラゴン島にいて、ちびごんの飛ぶ練習を手伝っていた。弱気になるちびごんを叱咤激励し、練習から逃げようとすればそれでは自分のためにならないと窘める等、他の映画では見られない活躍をする。なお、まだ設定が確定していなかったのか、あまり敬語では話さず、ドキンちゃんとの絡みもわずかである。
- 実は貴族の出身らしく、先祖もしくは遠縁にあたるホラー男爵が古城の肖像画に描かれていた。自分を磨く、もしくはドキンちゃんに好きになって欲しいがため、他のゲストキャラクター(ばいきん仙人、いなりずしのみこと、ちゃわんむしまろ等)に弟子入りするエピソードも多い。いずみのせい、さくらちゃん、オオカビさん等の個人的な知り合いも多く、登場初期は彼らをアンパンマン達やばいきんまん達に紹介するエピソードも多かった。
- モデルは映画評論家の淀川長治で[105]、「サヨナラ、サヨナラー」や「怖いですね〜」などの言い回しは日曜洋画劇場で解説を務めていた淀川の名台詞のパロディである。やなせは、ホラーマンは一回で消えるキャラクターだと思っていたが、いつの間にか人気者になり、本人もお気に入りのキャラクターになった。「ドキンちゃんに一途な愛情を寄せる純な奴」「善悪が曖昧で、いい奴なのか悪い奴なのかさっぱりわからない」「神出鬼没で、どこからでも急に現れる事ができるのが面白い」等と彼の持ち味を評価している[106]。
ばいきんまんの手下たち
- かびるんるん
- 声 - 柳沢三千代、萩原えみこ、津久井教生、三ツ矢雄二、佐久間レイ、山寺宏一、かないみか など(TV版)、郷里大輔、梁田清之(映画・カレーパンマンとSLマン - アンパンマンとゆかいな仲間たち)、山岡三子(映画・虹のピラミッド)、金田朋子(映画第20作目・妖精リンリンのひみつ)
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第2話A「アンパンマンとばいきんまん」
- ばいきんまんの最も代表的な手下。いわゆる戦闘員のような存在で、常に集団で行動しており、バイキン城のどこにでも現れる。アニメ初期のころはパン工場やごみ捨て場等から現れ、ばいきんまんの指示とは無関係に自由に動いている。「カビたち」と呼ばれることもあった。総数については、ばいきんまんも把握できていないほど多い[107]。増殖する原理は不明。話す言葉は「カビー」のみ。初期の頃は、ばいきんまんを「親分」と呼びながら会話しているシーンがあった)。基本的な体色は、朱色・黄色・青(初期のころは青が大半であった)であるが、例外として、白[108]や、黒[109][108]のかびるんるんもいる。
- 主に雑用、諜報活動や不衛生行為を行い、アンパンマンなどにカビを生やして力を奪う事ができる。巨大なバイキンメカを作るときは、ばいきんまんと共に作製に従事する。ホラーマンと同様、バイキン城で食事を作る事もある。バイキンメカを操縦、またはメカから射出されてアンパンマンを攻撃したり、複数のかびるんるんが合体して巨大化する事や、集団で集まって大きな手や骸骨、ハンマーなどを形成して攻撃する事ができる。剣術にも長けており、ばいきんまんと同様に変装もできる。バイキンメカの錆を落とす事ができる[110]。初期は、ばいきんまんの手の大きさくらいだったが、後にばいきんまんの頭と同じくらいの大きさになっている。不潔な場所を好み、綺麗な環境に暮らす事はできない。ばいきんまんと同様食いしん坊で(とりわけ甘いものが大好物な様子)、殺菌作用があるものや、カレーパンマンのカレーやトンガラシのトンガラ飴などの辛い物や熱い物が苦手。また、実際のカビと同様、乾燥した空気も苦手。
- 基本的には皆ばいきんまんには忠実で主人として慕っている。一度、ばいきんまんがご飯をくれない事に怒って喧嘩し家出した事があるが、メカかびるんるんが暴走したときにばいきんまんを助けようとした事で仲直りした。他にもばいきんまんとはおやつを取り合ったりする事もあるが、無事に帰ってきた時には涙して抱き合う[111]など、固い主従関係で結ばれている。ホラーマンと同様、ばいきんまんとドキンちゃんの喧嘩の巻き添えを喰らう事がある。劇場版では、ばいきんまんの新曲の挿入シーンやバイキンメカの開発、バイキンメカの攻撃技のサポートや小型メカに乗っての登場が多い。映画の黒幕に関連しているものに変装している事もある。
- ちくりん
- 声 - 神代知衣
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第22話A「アンパンマンとちくりん」
- ばいきんまんの手下で、サボテンの怪物。頭や手足に生えたトゲで刺され毒を注入されると誰でも眠ってしまう。かびるんるんと同じく複数の仲間達がいるが、初登場時やブラックちくりんの話では一匹のみ登場することもある。出番は少ないが、アンパンマンの仲間のゲストキャラクター達が大勢で出てくる時、その中に紛れ込んでいる事がある[112]。
- べろべろまん
- 声 - 佐久間レイ、山寺宏一 など
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第23話B「アンパンマンとソフトクリームマン」
- ばいきんまんの手下。青い手に顔と足が付いたような外見をしている。口から出したままの舌で何でもべろべろと舐めて、バイキンをばらまき、舐められた人はべとべとになる。かびるんるんと同様に大勢の仲間達がいて、諜報活動や不衛生行為をする。甘い物が大好きで、ドキンちゃんと共に甘いものが食べたくて騒いだ事がある。アイスマントリオ(ソフトクリームマン・アイスキャンディーマン・フラッペちゃん)[113]や、キャンディ姫、カカオくんなどのお菓子のキャラクターが登場する時によく姿を見せる。また、かびるんるんと一緒に登場して、悪さをする事もある[114]。2016年現在かびるんるん、やみるんるんと比べると登場頻度は少ない。
- たこるんるん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第53話A「アンパンマンとイルカの星」
- ばいきんまんの手下。かびるんるんに似ているが、蛸のような口と手足が特徴。集団で海に来たアンパンマン達に吸い付いて力を奪う。
- やみるんるん
- 声 - 佐久間レイ、山寺宏一 など
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第108話B「アンパンマンとぎんいろまん」
- ばいきんまんの手下。集団で空を真っ暗な闇で覆い尽くす。体は丸く色は黒。目の色は、黄緑とオレンジである。(初期は赤や黄色もいた)。かびるんるんと同じような手足と触角がある。眩しい光が苦手。もともとは宇宙生物で、ばいきんまん以外にもハテナ姫などの主人に仕えているときもある。1999年以後、登場頻度が極端に増え準レギュラーキャラクターとなり、映画にもよく登場する。ぎんいろまん、キララちゃん、がいとうさんなどの光や灯りに関連したキャラクターが出るときや、ロールパンナなどをブラック化する時などでよく登場する。SLマンの火室に侵入し力を奪う事もできる。かびるんるんやべろべろまんと同様に諜報活動や不衛生行為や悪さをする。また、2000年代になってから、ばいきんまんと喧嘩やもめ事などをしたり、お菓子の取り合いなどをしたり、仲良くするシーンがしばしば見られる。ばいきんまんは、バイキンUFOからかびるんるんと間違えてやみるんるんを出した事がある[115]。
- ムシバキン
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第207話A「はみがきまんとアンコラ」
- ばいきんまんの手下。紫、黄色、緑の仲間がたくさんいる。ばいきんまんの作ったあんこの中にいて、持っている槍でアンコラの歯を虫歯にした。ムシバキンマンとは無関係。はみがきまんに磨かれると消滅する。
- 毒きのこ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第240話「バイキンサーカスとブラックピエロ」
- べたべたまん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2012年TVスペシャル「ドレミファ島のクリスマス」
- ばいきんまんの手下。噛んだガムのようにべたべたとしている。集団でくっ付いたり、離れなくなったりする。また、べたべたと何にでもとりついて物を汚す。相手を動けなくしたり、物の品質を悪化させる能力を持つ。剥がそうとするとものすごい形相になる。
- フランケンロボくんについては「#虹の岬の住人」の節を参照。
- ナゾパンマンについては「#原作・絵本版の登場キャラクター」の節を参照。
- バイキンメカについては、バイキンメカを参照。
- ニセパンマン
- 声 - 大滝進矢
- 性別 - 男性 / 初登場回 - TV第22話A「アンパンマンとちくりん」
- アンパンマンの偽者。ばいきんまんがパン工場から盗んで来た小麦粉で作ったパン生地にかびるんるんのカビと「バイキンイースト」を混ぜて、焼いて出来た。服の真ん中にはニコちゃんマークの代わりにばいきんまんの顔のマークが付いている。本物のアンパンマンより一回り大きくとても力が強い。本物をボコボコにしたような厳つい顔で、「ガギグゲゴ」としか言わない(ばいきんまんからは『変な声、変な顔』、てんどんまんからは『アンパンマンのお兄さんが蜂に刺されたような顔』と言われた)。アンパンマンと戦うも、ちくりんと衝突して爆発してしまった。
- ダイキンマン
- 声 - 鈴木勝美
- 性別 - 男性 / 初登場回 - TV第25話A「アンパンマンとぽんぽんじま」
- ぽんぽん島に辿り着いたアンパンマン達をやっつけるために、ドキンちゃんの操作で作られた、赤くて巨大なばいきんまん。ばいきんまんが発明したバイキンゴムにバイキンガスを入れる事で作られる。アンパンマン号を襲うが、アンパンマンを追いかけるうちに、ぽんぽん島の制御装置に衝突して破裂してしまい、制御装置自体も壊れてしまった。
- バイキングゴリラ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第79話B「アンパンマンとねんどのネンコちゃん」
- ばいきんまんがネンコちゃんを騙して作らせた巨大な粘土のゴリラ。力がとても強い。
- クモラ
- 声 - 三ツ矢雄二
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第135話A「アンパンマンとかいじゅうクモラ」
- ばいきんまんがばいきん仙人の魔法の杖で作った巨大な雷雲の怪物。アンパンマンを苦戦させたが、雲であるため風には弱く、アンパンマンの起こした竜巻で吹き散らされてしまった。
- ジャンボかびるんるん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第280話A「メロンパンナとクレヨンの国」
- クレヨンの国のクレヨンでばいきんまんが描いた絵が実体化して出来た、灰色の巨大なかびるんるん。
- おばけパン
- 声 - 鈴木琢磨→岡本ナミ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第387話A「ばいきんまんとおばけパン」
- ばいきんまんが発明したパンのお化け。集団で町中の食べ物を横取りしたり、合体して巨大化したりする。圧倒的な団結力で町を荒らし、アンパンマンらを苦戦させるなど実力は高い。カレーパンマンのカレーを食べたことで自我を制御できなくなり暴走を始め、ばいきんまんの命令も聞かない。再登場時には一匹のみで登場した。
- くろだるまん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 1999年TVスペシャル「アンパンマンとメリークリスマス」
- ばいきんまんの手下。バイキンインクロボから発射される黒インクから生まれた生き物で、何でも黒く汚してしまう。また、空を飛ぶこともできる。大勢で相手にとりついて、黒い雪だるまの状態にすることもできる。元のインク状態に戻ることも可能である。大量のインクで巨大くろだるまんになる。実力はユキダルマンより上手である様子。大量のユキダルマンの猛攻に押されていたが、最終的に消滅したのかどうか不明である。また、絵本では6人のパン戦士やあかちゃんまん、ゆきだるまん、はみがきまん、おそうじまん、フルフルらの猛攻に押され消滅した。
- ジャイアントくろだるまん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 1999年TVスペシャル「アンパンマンとメリークリスマス」
- バイキンインクロボの大量のインクから出来た巨大なくろだるまん。口から黒いインクを吐き出す。バイキンインクロボを上回る大きさで、アンパンマンの攻撃をものともしないほどの力を誇る。しかし、大勢のゆきだるまんによって動きを封じられ、その隙に「回転アンパンチ」により、粉砕され元のインクに戻った。
- 巨大くろだるまん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 絵本「アンパンマンとゆきだるまん-アンパンマンのふしぎなくにシリーズ」
- くろだるまんの巨大版。ばいきんまんの作った黒インクからできた雪だるま。口から雪を吐き出し、また、圧倒的なパワーも誇る。当初はばいきんまんの命令には忠実的だったが、アンパンマンを倒してから、ばいきんまんにも逆らい、世界を自分のものにしようと企む。しかし、ひのたまこぞうによって消滅する。
- クレヨンモンスター
- 声 - 志村知幸
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第598話A「クリームパンダとクレヨンの国」
- クレヨンの国のクレヨンでばいきんまんが描いた絵が実体化して出来た巨大な怪獣。体の色はばいきんまんに騙されたクレヨンマンたちが塗って出来た。口から黒い泥を吐き出す。クレヨンマンたちが描いた大砲の白い弾で消滅した。
- のりかいじゅう
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第856話B「あかちゃんまんとクレヨンの国」
- クレヨンの国のクレヨンでばいきんまんが描いた絵が実体化して出来た、糊のチューブを模した巨大な怪物。頭から出す糊を撒いて動けなくする。
バイキン星の関係者
- ばいきん仙人(ばいきんせんにん)[116]
- 声 - 矢田稔
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第26話A「アンパンマンとバイキンせんにん」
- 本作のボスキャラクター的存在。ばいきんまんより先に地球に来て、遠い山奥の一軒家に住む仙人で魔法使い。バイキンの世界では有名な仙人らしい[117]。体色はばいきんまんと同じ黒だが触角はドキンちゃんとコキンちゃんと同じ1本。仙術を使う時は手に持っている魔法の杖を使用している。杖を光らせればボールのような小さな物からバイキン城内の大規模な設備まで動かす事ができる。夢はこの世にバイキン帝国を興し、その帝王になる事だが、積極的に悪事を働く事はない。ばいきんまんからは「様」付けで呼ばれており、ばいきんまんが敬語で話す数少ないキャラクター。ドキンちゃん同様、バイキンでありながら入浴を好む。雲でできた空飛ぶスポーツカーを乗り回しドキンちゃんをドライブに誘ったりしている。基本的に温和な性格だが、少々無責任な節もある。冷静さを失いやすいばいきんまんとは対照的に、あまり物事に動じない。実力もロールパンナを軽くあしらうほど高いが、ばいきんまん同様にお調子者な面もあり、迂闊な失敗をする事もある。博識で何でも知っており、ロールパンナに悪い心を植え付けたバイキン草の存在をばいきんまんに教えたのは彼である。
- ばいきんまんに対しては厳しく、ばいきんまんが彼の所へ訪れたり、逆に彼がバイキン城へやって来る度に修行や特訓をさせたりする。アンパンマンに敗れた彼を「愚か者」「修行が足りん」などと厳しく叱りつける。誰に対しても威張り散らしているばいきんまんも彼には頭が上がらない。また、ばいきんまんにアイテムを貸す事があるが、そのアイテムの重要な弱点などは最後にまとめて話すため、ばいきんまんはその弱点を聞かずに帰ってしまいそれが原因で敗北するケースも少なくない。自身の元へ訪れたホラーマンに家の掃除をさせたりなど人使いの荒い所もある。ドキンちゃんには時々「おじいちゃん」と呼ばれており、[118]彼女に頼まれると何でも引き受けてしまうなど女の子に弱い面がある。ホラーマンと同様、しょくぱんまんに焼き餅を焼く事もある。メロンパンナにも好意を持っていて、コキンちゃんにも優しい。また、ホラーマンやこむすびまんなどの努力家にも一目置いている。アンパンマンと直接絡む事はほとんどないが、アンパンマンは彼の存在を知っている。
- バイキン大魔王(バイキンだいまおう)
- 声 - 笹岡繁蔵
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第206話「アンパンマンとバイキン大魔王」
- バイキン族の中でも最強と言い伝えられている大魔王。自分が世界一強いと自負しており、事実初登場時においてはにんじゃのニャンジャやしょくぱんまんやカレーパンマン達を一瞬のうちに倒してまわり、アンパンマンらが繰り出すトリプルパンチにもビクともしない頑丈さをも見せた。性格は短気で傲慢な一面が強く暴力的、一人称は「俺様」である。ばいきんまんやドキンちゃんもその暴君ぶりに手を焼いていた。ばいきんまん達標準サイズのキャラクターの数十倍の大きさの巨大な体の持ち主。その拳骨は岩山を一撃で砕くほどの破壊力がある。口から青い火を吐いたり、背中の翼で空を飛んだりする事も出来る。アンパンマンやアンパンマン号の攻撃を食らってもビクともしないほど強いが、メロンパンナのメロメロパンチで戦意を喪失した隙に、アンパンマン号の鎖を巻き付けられ、空に舞いあげられて建設中の自分の城に叩き付けられ、ダメージを負って自分の世界に帰っていった。メロンパンナは彼を「マオちゃん」と呼んでいる。
- 絵本『アンパンマンとマオーのしろ』では、「ばいきんマオー」と呼ばれ、デザインも若干変わっている。なお、絵本ではこの話がメロンパンナ初登場回であった。
- 絵本『アンパンマンとドキンちゃんのゆめ』では、本物のドキンちゃんとまったく外見では見分けられないほど、見事な変装(または変身)を披露した(チーズのみ匂いで気付いた)。
- キャラクターショーではアンパンマンをやっつけるために、再びばいきんまんに呼び出され復活するが、『アンパンマン体操』を踊ったばいきんまん達に激怒し[119]襲おうとするも、駆け付けたアンパンマンたちに倒された。
- あかちゃん魔王(あかちゃんまおう)
- 声 - 佐藤智恵
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第245話「アンパンマンとあかちゃん魔王」
- バイキン大魔王の赤ちゃん。バイキン星から送り込まれたタマゴから生まれた。体は大きくて力が強い。ばいきんまんにアンパンマンを倒すように教育されるがみるくぼうやと仲良くなり、最後にはバイキン星に帰っていった。
- 翼竜(よくりゅう)
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第245話「アンパンマンとあかちゃん魔王」
- あかちゃん魔王のお世話をしたり、籠に入れて運んだりしている巨大なドラゴン。
- アカキンマン
- 声 - 山寺宏一(映画・ばいきんまんと3ばいパンチ)→三ツ矢雄二
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第8作同時上映「ばいきんまんと3ばいパンチ」、TV第413話B「アンパンマンとゆめのくに」(TVデビュー)
- バイキントリオの1人。ばいきんまんを助ける為にアオキンマンと一緒にバイキン星からやって来た。姿はばいきんまん・アオキンマンにそっくりだが、体色は赤く、短気かつせっかちな性格で、口よりも手が先に出るタイプ[113]。ドキンちゃんに見とれていて、本人は気に留めなかったが、彼女からは「アカチンマン」と呼ばれていた。ただしホラーマンがそう呼ぶと怒りを露わにしていた。また、挿入歌「バイキントリオ3ばいパンチ」では、相次いで彼の邪魔をするホラーマンに対しての怒りか、3番のサビではかなりはっちゃけていた。ばいきんまん・アオキンマンと力を合わせると3倍の強さになるが、なかなかタイミングが合わない。
- アオキンマン
- 声 - 福留功男(映画・ばいきんまんと3ばいパンチ)→増岡弘、山寺宏一(ゲーム・にこにこパーティ)
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第8作同時上映「ばいきんまんと3ばいパンチ」、TV第413話B「アンパンマンとゆめのくに」(TVデビュー)
- バイキントリオの1人。アカキンマンと一緒にバイキン星からばいきんまんを助けにやって来た。姿はばいきんまん・アカキンマンにそっくりだが、体色は青く、のん気で忘れっぽい性格で[113]少しの事では驚かず、間延びした口調が多い。その上、アカキンマンから叩かれても気にしないほどマイペース。ドキンちゃんに見とれていて、本人は気に留めなかったが、彼女からは「アホキンマン」と呼ばれていた。ただしホラーマンがそう呼ぶと怒りを露わにしていた。ばいきんまん・アカキンマンと力を合わせると3倍の強さになるが、なかなかタイミングが合わない。
- VHSパッケージでは、バイキントリオが重なって同時に直接パンチを繰り出しているシーンがあるが、実際は3人のバイキンUFOから繰り出すマジックパンチからの連続攻撃である。
- コキンちゃん
- 声 - 乙葉(映画・コキンちゃんとあおいなみだ)→平野綾
- 性別 - 女 / 初登場回 - 映画第18作同時上映「コキンちゃんとあおいなみだ」[120]、TV第905話B「アンパンマンとコキンちゃん」(TVデビュー)
- ドキンちゃんの妹[121]。泣き虫であり、嘘泣きの名人。彼女の青い涙にかかると誰でも悲しくないのに泣いてしまうが、汚れを浄化させたり[122]畑の野菜をみずみずしくさせたり[123]する効果もある。自分の思い通りにいかないと、すぐ泣き落としをかける。ばいきんまんはいつも彼女の涙の被害に遭っており(ドキンちゃんは予め傘を差して涙を凌いでいるのに対し、ばいきんまんは傘が開かないなどのトラブルで大抵逃げ遅れてしまう)、苦手としている人物の1人。食いしん坊で食い意地が張っており大食漢。顔とわがままな性格はドキンちゃんにそっくりだが、体色は青で頭の角に赤いリボンが巻かれている。姉に会うためにバイキン星からやって来た。姉であるドキンちゃんの事を「(ドキン)お姉ちゃん」と呼び慕っているが、自身の身勝手な行動が災いし姉妹喧嘩になってしまう事が非常に多く、時々嘘泣きの涙でドキンちゃんを泣かせるシーンも見られる[124]。また、彼女の嘘泣きを初見で見抜ける者は少なく、だいこんやくしゃには演技力の高さを見込まれ、芝居の出演オファーを受けた事がある[125]。
- 迷惑をかける事はあるが、悪事を働いているわけではないため、アンパンマン達や町のみんなからも仲良くされている(町に届けるためのパンを盗み食いしたりなど、ばいきんまんに近い行動を取る事もあるが、怒られる事はあってもお仕置きを受ける事はない)。そのため、アンパンマン達をやっつけようとするばいきんまんを涙で妨害する事もある。ばいきんまんやドキンちゃんに負けず劣らずの大食い。バイキン星からやってくるときは、何の前触れもない上、バイキン城を滅茶苦茶にしたりケーキなどのお菓子を勝手に食べたりする為、ばいきんまん達は扱いに手を焼いている。そのためばいきんまんがばいきん仙人の家に預けた事もあり(置いて帰ろうとしたがその間修行をさせられる羽目になった)、それが縁でばいきん仙人とも仲が良い。しょくぱんまんを巡ってドキンちゃんと揉めた事もある(なお、コキンちゃんはしょくぱんまんを呼び捨てにしている)。一人称は「コキンちゃん」(自己紹介をするときは「あたし」)。TVシリーズでは2007年放送時(関東)に登場し、以降は準レギュラー扱いで度々登場している。
ヒヤリ城の関係者
- ドクター・ヒヤリ
- 声 - 千葉繁、宝亀克寿(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第260話「ドクター・ヒヤリとおばけの城」
- ばいきんまんの仲間のマッドサイエンティストで自称・天才発明家。助手のヒヤリコや自分が生み出したお化けたちとヒヤリ城に住んでいる。初めは城に来た人を驚かすだけだったが、ばいきんまんと共謀して人工的にお化けを作る装置を利用、町を何度と無く襲う。ばいきんまんと同等またはそれ以上に悪知恵が働く。丼型の円盤に柵がついた浮遊タイプのメカニックを愛用している。「ヒャーヒャッヒャッ!」という甲高い笑い声が特徴。映画「ゆうれい船をやっつけろ!!」「ハピーの大冒険」「だだんだんとふたごの星」などでも悪役として登場しており、『ゆうれい船をやっつけろ!!』では、ロールパンナからまごころ草の花粉を抜き取り、ブラックロールパンナを誕生させている(メロンパンナやロールパンナに対し研究対象として興味を抱いている)と、パンに関連する事にも関心がある(後にパンおばけを作るのに成功した)。自身が作ったお化けや発明品をばいきんまんに貸す事もあるが、ばいきん仙人と同様それらの欠点や注意点は最後にまとめて話すため、ばいきんまんは聞かずに行ってしまうせいで負ける事が多い。また、ばいきんまんと共に「バイバイキ~ン!」と言いながら飛ばされることもある。
- また、ばいきんまんを巨大化させた「パワーアップドリンク」や、自分専用の『ヒヤリUFO』などの発明もある。本拠地はヒヤリ城だが、頭蓋骨の形をした山がある島(『ゆうれい船をやっつけろ!!』では「ガイコツ島」、または「ドクター・ヒヤリの島」と呼ばれる)にも基地を持っている。
- ヒヤリのゆうれい
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 映画第7作目「ゆうれい船をやっつけろ!!」、1997年TVスペシャル「メレンゲシスターズのクリスマス」(TVデビュー)
- ばいきんまんにとっての、かびるんるんのようなポジションであるお化けの集団。コウモリや岩石など、様々なものに化ける事ができる。木など、集まって大きなものにも変身できる。カレーパンマンのカレーには弱い。
- 初登場時はナメクジを元に作ったお化けという設定だった。そのため、塩には弱い。
- なまけオバケ
- 声 - 柳沢三千代
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第260話「ドクター・ヒヤリとおばけの城」
- 取り憑かれると何もやる気が起きなくなるお化けの集団。
- 笑いオバケ(わらいオバケ)
- 声 - 一龍斎貞友
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第260話「ドクター・ヒヤリとおばけの城」
- 取り憑かれると笑いが止まらなくなるお化けの集団。
- 大食いオバケ(おおぐいオバケ)
- 声 - 山崎たくみ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第260話「ドクター・ヒヤリとおばけの城」
- 取り憑かれるとお腹がパンクするまで食べ続けるお化けの集団。
- 巨大オバケ(きょだいオバケ)
- 声 - 山崎たくみ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第260話「ドクター・ヒヤリとおばけの城」
- ジャムおじさんが開発したオバケ吸い取り掃除機で吸い取られたなまけオバケ・笑いオバケ・大食いのオバケの群れが合体して出来た巨大なお化け。ばいきんまんに化けたバケルくんにヒヤリから弱点を聞き出し、メロンパンナに助っ人を頼まれたかぜこんこんやユキダルマンがアンパンマン達と協力し凍らされトリプルパンチに敗れた。
- チョコおばけ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第318話A「バレンタインとチョコおばけ」
- 取り憑かれるとチョコレート嫌いになるお化けの集団。溶かしたチョコレートをかけられると固まってしまう。
- ヒヤリケンシュタイン
- 声 - 中村大樹
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第430話A「ドクターヒヤリとゴーストハウス」
- ドクター・ヒヤリが恐怖を元に作った巨大な怪物ロボット。光る目を見た人は怖くて動けなくなる(催眠術に近い)。恐怖の感情をエネルギーにする。そのため、可笑しさや笑いには弱い。
- 再び登場した際は、更に力をつけていたが、棺から復活する際にドキンちゃんが花を落とした事で、花を愛する優しさをつけていた。そのため、メロンパンナと仲良くなり、アンパンマンをばいきんまん達の攻撃からかばう。ヒヤリらが倒されたあとは、自我に従い旅に出た。
- ひやりんりん
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第466話A「アンパンマンとひやりんりん」
- 何にでも取り憑いて凍らせる氷のお化けの集団。外見はべろべろまんに似ている。
- くしゃみおばけ
- 声 - 岩居由希子
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第482話A「ドクター・ヒヤリとくしゃみおばけ」
- 取り憑かれるとくしゃみが止まらなくなるお化けの集団。くすぐると体から離れる。
- チビツリー
- 声 - 坂本千夏
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2002年TVスペシャル「それいけ!アンパンマン 勇気のほのおとクリスマス」
- クリスマスツリーの飾りを食べるお化けの集団。食べる事で巨大化していき、合体してツリーデーモンになる。
- ツリーデーモン
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2002年TVスペシャル「それいけ!アンパンマン 勇気のほのおとクリスマス」
- チビツリーの大群が合体して巨大なクリスマスツリーの怪物になった姿。合体中にホラーマンを取り込んでしまったため、頂点にはホラーマンの頭がある。回転して種子を飛ばして攻撃する。
- パンおばけ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第943話A「ドクター・ヒヤリのパンおばけ」
- ドクター・ヒヤリがアンパンマンを徹底的に研究して作ったお化けの集団。取り憑かれた者はパンがとても恐ろしい物に見えてしまう。ばいきんまんが町の人々に憑依させ、パンはおろかアンパンマンやメロンパンナをも怖がらせる。更にはジャムおじさん達にも取り憑かせアンパンマンの新しい顔を焼けなくしてしまうが、水が弱点である事が発覚する(ヒヤリ曰く『アンパンマンを研究して作ったのだから彼と同様水に弱いのは当然』)。その弱点を聞かなかったため、その後降り出した雨で町中のパンおばけは1匹を残し全て消滅してしまった(残りの1匹はヒヤリ城でばいきんまんに取り憑いた)。
- ビックリスマスオバケ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2008年TVスペシャル「フランケンロボくんのビックリクリスマス」
- 取り憑かれるとクリスマスの記憶を無くしてしまうお化けの集団。合体してグレートビックリスマスオバケになる。
- グレートビックリスマスオバケ
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2008年TVスペシャル「フランケンロボくんのビックリクリスマス」
- ビックリスマスオバケの大群が合体して巨大化した姿。尻尾の先から黒い泥を打ち出す。
その他の味方
- ムシバキンマン
- 声 - 内海賢二
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第140話B「アンパンマンとムシバキンマン」
- はみがきまんのライバルの虫歯菌。絵本『アンパンマンとはみがきやま』等、話によってはばいきんまんの弟分とされている事もある。一人称は「俺っち」。体色は青緑色で、ばいきんまんと同じような角と尻尾とギザギザの歯が特徴(ただし角は頭のてっぺんに1本だけある)。体型も小柄である事以外はばいきんまんに似ているが、バイキン星との繋がりはない模様(はみがきまんの漫画では、バイキン星出身という事になっている)。笑い方は「ムシシシシ!」。手に持っている虫歯棒という槍で相手の歯(もしくは頬)を突くと、突かれた人は虫歯のような痛覚に襲われる。その虫歯ははみがきまんの歯ブラシでないと治せない。また、はみがきまんに磨かれると小さくなるが死んでしまう事はない。甘い物が大好きな反面、塩は天敵である為に苦手である。バイキン城に出入りする事が多く、はみがきまんを倒したり町の住民を虫歯で苦しめたりする為にばいきんまんと協力するが、ばいきんまんを無視して勝手な行動を取ったり仲間割れしたりする事もある。同じ外見の仲間がたくさんおり、TV第410話B『アンパンマンとはみがきやま』では大軍団ではみがきやまを襲撃している。はみがきまんと同様虫歯予防デーの時期に合わせて登場する事が多かったが、担当声優の内海が死去した2013年以降は登場していない。
- ムシバルンルン
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第284話A「はみがきまんとムシバキンマン」
- ムシバキンマンの手下。外見はムシバキンマンの顔にかびるんるんのような手足と触角がついているような姿。ばいきんまんが奪ったアリンコキッドの青い拳銃の力で巨大化したムシバキンマンの命令で、町の人々を虫歯にしたり、はみがきまん達を襲ったりする。ムシバキンマンの口から大量に飛び出してくるが、アリンコキッドのお陰で巨大化したはみがきまんに成敗された。
- どろみずまん
- 声 - 松本保典→高木渉
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第160話B「アンパンマンとどろみずまん」
- 泥沼に住む泥水の化け物。汚い物が大好きで、綺麗な物を見ると、口から吐き出す泥水で汚してしまう。泥水に隠れて移動したり、体の形と大きさを変えたり、分身も可能。おそうじトリオの清掃道具に憑依して周囲を汚す事もできる。一人称は「オレっち」で、語尾に「ドロ」を付けて話す。ばいきんまんには協力的だが、彼に命令されて「お前もやれ」と返す等やや反発的な面もある。洗濯や綺麗な水が苦手。ばいきんまんと共に撃退されバイキン城に墜落した際に、城中が泥塗れになりドキンちゃんに怒られてしまうパターンが多い。
- にじおばけ
- 声 - 長沢美樹
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第800話「アンパンマンとにじおばけ」
- バイキン城でばいきんまん達が虹を絵具のように使っていた時に突如生まれた巨大なお化け。当初はばいきんまんの事も敵視していたが、ばいきんまんが町を汚す事を提案した為それに賛成してばいきんまんの味方になった。体色は虹の7色で、虹と同じ配列であるが、色ごとの幅は虹より広い。汚い物が大好きで、口から緑色の泥を吐き出して何でも汚す。その泥は汚すだけでなく物を固めてしまう効果もある。水に弱く、濡れると溶けてしまう。虹の国でばいきんまん達が作った暗い色の虹の織物から現れた事もある。
- 絵本では「ヨゴスンダー」と呼ばれており、こちらが正式名称の扱いとなった。
その他の敵キャラクター
善悪両方のキャラクター
何らかの理由(ばいきんまんの虚言や催眠術、制裁のつもり等)で攻撃してくることもあるが、普段はアンパンマン達とも温厚、友好的なキャラクター。最終的に和解する事が多い。中には自分の意志で悪さを働く者もいる。
- 魔女(まじょ)
- 声 - 増山江威子→定岡小百合
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第18話A「アンパンマンまじょのくにへ」
- もともとは普通のお婆さんだったが、手下のカラスに魔法の帽子を被らされて魔女になってしまった。魔法の箒に乗ると空を飛べる。初登場時は魔法の帽子の悪い呪いに操られて、アンパンマンやばいきんまんの2人を敵に回してしまうが、アンパンマンに勇気付けられたトラくんの活躍で正気に戻り、魔法の帽子の悪い呪いはジャムおじさんが全て解いた。その後、再び魔女に戻っている。また、映画第4作同時上映『うたえ!夢のアンパンマン号 - アンパンマンとゆかいな仲間たち(Cパート)』でホラーマンやバケルくん達と『アンパンマンたいそう』を踊ったり、ばいきんまんに魔法の帽子・魔法の箒・呪文が書かれている本を盗まれたりと善人として登場する事もあれば、ばいきんまんのバイキンサーカスで芸をしたり、ドキンちゃんを誘拐して無理やり弟子にさせたりと再び敵のような存在になる事もある。孫にマゴマジョがいて、現在は修行中の彼女をいつも叱咤激励している。
- なお、初代声優の増山は映画第6作の『リリカル☆マジカル まほうの学校』において、魔法学校の先生を務める魔女の声を担当しているが、こちらは無関係。
- さかさまん
- Aの声 - 三ツ矢雄二(映画・キラキラ星の涙)→堀内賢雄→チョー(TV版)、Bの声 - 山寺宏一、Cの声 - 柳沢三千代
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 映画第1作目「キラキラ星の涙」、TV第39話B「アンパンマンとゆうきのはな」(TVデビュー)
- 何でも言いたい事と逆さまな事を言う蜘蛛[126](内容だけでなく音節も逆になる。例えば「こっち」は「ちっこ」、「そう」は「うそ」等)。サングラスをかけていて口癖は「さっかさ~」。お尻からの糸で上からぶら下がり、逆さまになって生活をしている。仲間がたくさんいる。死神山の案内人でもあり、森に住んでいる個体もいる。映画「キラキラ星の涙」では普通に話し、光る石を取りにきたばいきんまんとアンパンマンを糸で捕まえた。火が苦手らしく、ひのたまこぞうが降りてきたときはあわてて逃げだした。森に住んでいるさかさまんは自身が逆さまになると言動が逆さまじゃなくなるという性質である。映画や初期頃は多数登場したが、現在は一匹程度しか登場しない。また悪役ではないが、ばいきんまんと協力して悪さをしたり、「バイキンサーカス」に参加したりしていた。
- すなおとこ
- 声 - 玄田哲章、山寺宏一(映画・だだんだんとふたごの星)
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画「キラキラ星の涙」、TV第45話A「アンパンマンとすなおとこ」(TVデビュー)
- 身体が砂でできている魔人。アンパンマン号やもぐりんを掌に乗せる程の大きさである。周囲の砂を吸収して巨大化したり、砂の中に潜ったりすることも可能である。砂漠の宝(正体は地下に封印されたオアシスの水)を守ったり、砂漠の警備をしたりしている。パン工場や町にもやってきた事もある。また、青い色の砂の小鳥を大事に飼っている。手に持っている細長い砂笛の音の魔力で砂嵐と流砂を起こしたり、砂の兵士を大量に生み出して戦わせたりする等、砂を自由自在に操る事が出来る。砂でできているため「アンパンチ」等は効かない。ただし水に弱く、濡れると溶けてしまうが、太陽の熱で乾くと復活する。涙も砂でできている。砂漠を荒らす者には容赦しないが、コキンちゃんのようなわがままな女の子に弱い節がある。氷の女王等と同様、やられてもまた復活して登場するので不死身の模様。
- 誤解の解かれたアンパンマン達や、砂漠を荒らす者を教えてくれた、あるいは砂漠で世界を支配しようと提案するばいきんまんを仲間と見做して協力するが、本人の主観で敵と思われる行動を取った場合、彼らと敵対する事もある。
- 映画「虹のピラミッド」では完全な悪役として登場し、複数出現したが別人なのか同一人格なのかは不明。1人目がTV版と同様に砂嵐と流砂を起こす細長いラッパを持っている他に、トライアングルを持っている2人目は打ち鳴らしたトライアングルから何でもピラミッドの形に変えてやがて石になってしまう三角形の煙の輪を発射する。ばいきんまん達と手を組んで虹の星の虹の玉を奪い砂漠に変えてしまい、やがてばいきんまん達をも裏切り自分達が星を支配しようと企む。アンパンマンと助けに来たロールパンナに一度は倒されたように見えたが、すぐに大群となって追い詰める。しかし、アメちゃんが掘り当てた地下水に全員飲み込まれ、ピラミッドにされた人々も元に戻った。
- 映画「妖精リンリンのひみつ」では、氷の城に住んでいる氷の女王の存在を知っていた。
- 砂の小鳥
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第383話B「ばいきんまんとすなおとこ」
- すなおとこが大切に飼っている、砂で出来た小鳥。一見色鮮やかな外見だが、所詮砂で出来ているため触ると壊れてしまう。ドキンちゃんに連れて行かれるがばいきんまんが「アンパンマンが砂の小鳥を盗んだ」と嘘をついたことでアンパンマンを攻撃するもすぐに誤解が解ける。
- 砂の兵士
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第383話B「ばいきんまんとすなおとこ」
- 砂で出来た鎧の兵士。すなおとこのラッパの音の魔力で大量に誕生する。
- ストローこうもり
- 声 - 西川幾雄→緒方賢一(A)、辻谷耕史→山寺宏一(B)、蓮池龍三(C)、崎浜秀弥(D)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第40話「アンパンマンとどんぶりまんトリオ」
- 口がストローの形をした紫色のコウモリ。ゆうれい城に大勢の仲間と住んでいる。お化けに変装して城に入って来た人を驚かせていたがしょくぱんまんに正体を見破られてしまった。驚かせていたのは誰にも平和な暮らしを邪魔されたくない為だと告白してアンパンマンやどんぶりまんトリオ、しょくぱんまんたちと和解した。ばいきんまんに利用(催眠術、嘘言、脅迫)されて彼の仲間に加わる事もあれば、アンパンマン側へ寝返る事もあり、話によって立ち位置が変わる。話し言葉は鳴き声だけの時もあれば、関西弁を使う場合ある。映画第26作目『りんごぼうやとみんなの願い』では、呪われた絵本に封印された別個体が大勢いて、仲間と合体してマジョーラという恐ろしい魔女になり、和解する事もなかった。
- まくらこぞう
- 声 - 片岡富枝、田中真弓(映画・ばいきんまんの逆襲)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第57話A「アンパンマンとまくらこぞう」
- 悪戯好きな枕の少年。人の夢を操ったり、夢の中に入り込んだりすることができる。ばいきんまんと協力してアンパンマンに悪夢を見せて眠れなくさせようとしたが、後一歩というところでジャムおじさん達に阻止されてしまい、どこかへ退散した。映画ではばいきんまんの悪戯の被害者になったり(第2作目『ばいきんまんの逆襲』等)、バイキン強盗団の一員として再び悪事に加担したり(第4作同時上映『カレーパンマンとSLマン - アンパンマンとゆかいな仲間たち(Bパート)』)することもあったが、TV第244話B『ホラーマンとまくらこぞう』からはアンパンマン側に付くようになった。
- かさおばけ
- 声 - 松島みのり
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第85話B「アンパンマンとかさおばけ」
- 柄の無い黒いこうもり傘の形をしたお化け。くらやみ森を守る為、森に入ってくる人を驚かしている。「アンブレッラ!」が口癖。ばいきんまんに騙されてアンパンマン達を襲ったが、和解した後はジャムおじさんに柄をつけてもらい、バタコさんに気分転換として明るい色にしてもらった。1997年TVスペシャル『メレンゲシスターズのクリスマス』以降は同じ外見の仲間が大勢いて、アニメ後半からばいきんまん側に付く事が多く、彼の命令に普通に従っていたり自らアンパンマン達を襲ったり等、ばいきんまんの手下として描かれている。
- たぬきおに
- 声 - 山寺宏一(映画・おむすびまん)→松野太紀→堀内賢雄(TVアニメ)
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第2作同時上映「おむすびまん」、TV第460話A「アンパンマンとたぬきおに」(TVデビュー)
- おそろし山に住んでいる、タヌキと鬼を合わせたような妖怪。食いしん坊で鍋料理を作るのが得意。頭に葉っぱを乗せて「たぬちっち、どろーん!」と唱えるといろんな姿に変身する事ができる。主な変身は巨大な怪物に変身すると普段の姿より力が強くなり並の攻撃ではビクともせず、コウモリに変身すると空を飛べるようになるが小柄になるので普段の姿より非力になる。他のキャラクターに変身する事もできるが、尻尾だけそのままなのでめいけんチーズに見破られる事が多い。アンパンマンに変身して本人と一緒にダブルパンチでばいきんまんをやっつけた事もある。映画「おむすびまん」では悪役でおむすびまんやこむすびまんを狙っていた(なお、デザインは現在のTV版とは違う)。それから数年後にTV版にも登場。お腹を空かせていたところをばいきんまん達にそそのかされてアンパンマンとパン工場を襲うが、そこでバタコさんに出会い彼女に一目惚れしてしまい、そのまま彼女を連れ去ろうとするがアンパンマン達に阻止されてしまいその場を逃走した。それ以降、彼女に好意を持ってしまいあの手この手で彼女を喜ばせようと鍋料理を振る舞ったり赤ちゃんに変身して彼女に甘えようとしたりするが、バタコさんに変装したばいきんまん達に騙されてアンパンマンを襲う事も多い。映画と異なり、TV版ではパン工場の仲間達や町の住民達と仲良くなっており、おむすびまんやこむすびまんとは初対面という設定から始まり仲良くしている。「たんたんたぬき」という言葉や音楽が聞こえると踊り出してしまうのと、梅干し等の酸味のある物が苦手なのが弱点。本名は「たんたんたぬきのたぬきおに」だが、周りからは基本的に「たぬきおに」と呼ばれている。
- バットット
- 声 - 千葉繁
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第2作同時上映「おむすびまん」
- たぬきおにの家来の赤紫色のコウモリ。お調子者かつ冗談好きな性格でたぬきおにを親分またはボスと呼んでいる。たぬきおにに対してもタメ口を使い、映画では激しいツッコミが見られる。人や物を持ち上げるほど力持ち。ラーメンや梅干しが好物[127]。
- きりふき仙人
- 声 - 石森達幸→松山タカシ、山寺宏一(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第103話A「アンパンマンときりふきせんにん」
- きりきり谷に住んでいる仙人。顔がバクに似ている。口から吐き出す霧を自由に操り、霧で虹を作る事も出来る。有名になるのが夢。ばいきんまんと一緒になって、町中に霧をまき散らし通行人を迷わせることもある。反対に、善良なところもあり、アンパンマンの味方でばいきんまんの敵になったり、霧で作った虹をみんなに見せてあげることもある。ばいきんまん側で『てのひらを太陽に』の曲に合わせて踊ったこともある。
- いわおとこ
- 声 - 屋良有作→山寺宏一→荒川太朗→屋良有作
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第153話B「アンパンマンといわおとこ」
- 遠い星からやってきた岩の巨人。ストーンマンの父親。頭部だけで現れ、体は岩を吸い寄せる事で作った。光を浴びると強くなる[128]。バラバラになっても光の力で元の姿に戻る再生能力を持つ。両目から何でも石に変えてしまう光線を発射する。水に弱い。こおり鬼と同様、唸ることしかできないときや片言もしくは普通に話すときもある。普通に話す時は語尾に「〜でガンス」が付く。意志が固く、アンパンマンに説得されても冷静になれないときがある。そして、頼まれたことはたとえ悪事だと分かっていても貫こうとしていた。ばいきんまんの仲間になって悪さをすることもあったが、1997年TVスペシャル「メレンゲシスターズのクリスマス」では、メレンゲシスターズが友達になってくれた事に感動し、次第にアンパンマン達とも心から打ち解けるようになる。現在ではばいきんまんに騙されてアンパンマン達を襲うことが多い。
- 映画第5作目「恐竜ノッシーの大冒険」では、ばいきんまんの命令を聞いて悪事をして登場するが、TV版とは姿が違い別人。筋肉のような岩を纏い、あまりしゃべらない。光の玉の能力でゴロンゴラに変身した。
- おにびこぞう
- 声 - 横山智佐
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第193話B「アンパンマンとおばけの城」
- 鬼火に顔と手足がついたような悪戯好きのお化けで、ホラーマンの友達。お化けの城に来た人を驚かすのが大好き。ホラーマンやかさおばけ達と同様、ばいきんまんにそそのかされて悪戯を働くことが多いが、和解してアンパンマン達と仲良く遊ぶこともある。
- なだれおに
- 声 - 一龍斎貞友
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第220話A「てぶくろまんとなだれおに」
- 北の雪山にある洞窟に住んでいる小鬼。体は雪でできていて、語尾に「オニ」をつけて話す。怒ると巨大化して雪崩を起こす。口から吐き出す吹雪で何でも凍らせる。ばいきんまんが呆れる程パワーやスピードの加減を知らない。なお、巨大化した姿は雪鬼にそっくり。なお、雪鬼との共演はなく、関係も不明である。初登場時はばいきんまんに挑発されてアンパンマンたちを襲った。友達がいなくて寂しい思いをしていた背景がある。ジャムおじさんに説得され、むやみに雪崩を起こさないことを誓い、アンパンマンやカバオくんたちと和解した。しかし2度目の登場では、こおり鬼と共にばいきんまん側にいて、雪崩を起こしてアンパンマン達を妨害した。その後もばいきんまんやロールパンナに触発され雪崩を起こす描写がある。反面、騙されていたことに気付いてばいきんまんを追い払ったり、アンパンマン達に謝罪したり、仲良くスケートをすることもある。あくびどりの夢の世界では、ユッキーや町の人々を襲いスーパークリームパンダを敵視していた。
- オオカビさん
- 声 - 中嶋聡彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第243話B「アンパンマンとオオカビ男」
- 満月の光を浴びると巨大なオオカビ男に変身する小父。月夜の晩にホラーマンとばいきんまんに町に連れてこられた為、オオカビ男に変身してカビを撒き散らし暴れてしまう。雲のもくちゃんが月を覆い隠した為、元の姿に戻った。普段は大食らいの呑気な人で、森の洞窟に住んでいる。元ネタは『狼男』から。
- ゆげ仙人
- 声 - 丸山詠二→松山鷹志
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第397話B「アンパンマンとゆげせんにん」
- 山奥にある温泉の主の仙人[129]。普段は温泉の岩の隙間に栓をした状態で封印されている。持っているパイプで湯気を吹き出す。吹き出した湯気や自身を色々な物に姿を変えさせたり(湯気でできたものは自分の意志で動く事が可能)、湯気で物を湿らせたりする事ができる。ばいきんまんに利用されて町の住民を湯気で困らせる事が多い。ただし、本人には悪気はないので今までの行いを反省しアンパンマンたちと和解することもある。
困惑させる敵キャラクター
- 誤解から生まれた自己防衛等により周囲を困らせてしまう行動が多く見られ、アンパンマン達によく制止されるキャラクター。中には自分の意志で悪さをする者もいる。説得や和解のシーンもしばしば見られる。
- かぜこんこん
- 声 - 郷里大輔→銀河万丈(代役→郷里没後)、山寺宏一(映画第17作目『ハピーの大冒険』)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話B「アンパンマンとかぜこんこん」
- 氷の国(氷の柱、氷の洞窟、雪山など)に住む、ゾウのような鼻の長い怪物。氷の国以外の場所にも現れる事がある[130]。寒い北風が大好きで、温かい春や南の島等の暖かい場所は苦手。鼻息は寒風または吹雪となり、それを浴びると誰でも凍えてしまい、寝込んでしまう。また、建物は凍ってしまう。
- TVアニメ初期の頃は、語尾に「こん」を付けて普通に話していた。また、「俺」「俺様」「おいら」「僕」と一人称が穏やかな時と凶悪な時とで変化する。「か〜ぜこ〜んこ〜ん」が口癖で現在はその台詞しかあまり話さなくなっている。
- 初登場は凶暴でばいきんまんが恐縮する程の高慢な態度だった。ロバおじいさん曰く「山のように大きな体をしたとても恐ろしい奴」で、事実パン工場の煙突を見下ろしながらジャムおじさんやバタコさんもターゲットにした程である。元気百倍のアンパンマンを風邪を引かせようとしたが、鼻が絡まり窒息の危機になる。そして、「もう二度と風邪を引かさない」と約束をしてアンパンマンに助けられる(原作の絵本では、鼻が体中に絡まりアンパンマンとの和解はない)。彼が約束を守って氷の国におとなしくしていると、風邪を引いたみんなはすっかり元気になった。
- 約束を破って冷たい風を吹いても、アンパンマンたちを助けるため、ばいきんまんの仕業(催眠術、嘘言、脅迫)で操られていたためであり、事情を知ったアンパンマン達と和解する結末がアニメ初期は多かった。
- しかし、TV第250話『消えたジャムおじさん』では再び敵役として登場、ばいきんまんの味方をしアンパンマンを敵視している。また話によっては、メロンパンナとは仲が良いようでばいきんまんに「俺様達の味方じゃなかったのか」と言われ、「メロンパンナちゃんの味方だ」と言い返している。ロールパンナと初めて出会った時からは、「かぜこんこん」しか言葉にしなかったり、稀ではあるがばいきんまんとは関係なく自分の意思で悪さをしたり、アンパンマンを踏み潰そうとしたりする描写も見られる。
- 氷の国までやってきたばいきんまんやドキンちゃんに誘われて、抵抗なく悪事をし(命令されても怒らない、騙されるわけでもない)、アンパンマンやメロンパンナたちに退場される展開が現在では多い。
- TV第1190話『アンパンマンとバイキン大軍団』では、黒バラ女王、化石の魔王、こおり鬼と比べて性格は温厚になっている。ばいきんまんの言われるままの行動・悪事をし、ドキンちゃんの願望でしょくぱんまんを庇ったり、アンパンマンを倒すのにあまり関心がなかったりと、ホラーマンのような存在になっている。TV第1265話B『かぜこんこんとねこの国』では、アンパンマンたいそうを笑顔で踊ったりと、完全な悪役としては登場しない。
- オープニングで登場する時はアンパンマンの敵のような存在でいる事が多い。
- 劇場版やクリスマスではアンパンマン達に友好的でいる事が大半[131]。
- キャラクターショー『ひとりぼっちのかぜこんこん』では、地球温暖化によって住めなくなってしまう事をばいきんまん達に相談していた。寒いところに住んでいる為、もともと風邪を引かせるつもりがなくても近づくと風邪を引いてしまうらしい。
- へどろまん
- 声 - 緒方賢一、梁田清之(映画・カレーパンマンとSLマン - アンパンマンとゆかいな仲間たち)、滝口順平(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第15話B「アンパンマンとへどろまん」
- 海の汚れから誕生した、全身がヘドロで出来ている巨大な海坊主状の怪物。長い舌と口から出すヘドロが武器。甘いものが好き。初登場時では横暴な性格だったが現在では温厚でのん気な性格になっている。周りを汚して困らせるためにアンパンマンの敵として登場することが多い。自分の意志で悪さをして単独で困らせることもあるが、ばいきんまんが首謀者という場合、彼からの嘘言や脅迫などで素直に手を組むことが多い。本人はあまり悪いことをするつもりは無く、倒された後、アンパンマンと和解するエピソードもある。いわば、ホラーマンやかぜこんこん達と同じポディションである。アンパンマンのアンパンチやおむすびまんの杖術等の物理的攻撃を喰らってもすぐに再生する事が出来る。暑さに弱く、乾燥すると土に戻ったり体が小さくなったりする。初登場時は家来を欲しがっていて、相手を舐めてから味で決めていた。そしてドキンちゃんと手を組み、アンパンマンやめいけんチーズを追いかけるが、アンパンマン号の熱風で乾かされてアンパンチで粉々になり、最後は花壇の肥料になった。その後、ばいきんまんに海を汚された事で復活した。現在は泥沼に住んでいるが、クレヨンの国のクレヨンの落書きや水たまりの国等の異世界でもばいきんまんに汚された水域ならどこにでも出没する傾向がある。OPでも敵役として出てくるときもあれば、アンパンマンに対して笑顔のときとがある。映画「キラキラ星の涙」では、ラストシーンで一瞬だけ登場した。同時上映で登場するときは、敵役として登場する(『カレーパンマンとSLマン』では謎の強盗団の一員、『ばいきんまんと3ばいパンチ』ではアンパンマンたちへの誤解から、攻撃をする。『おむすびまんと夏まつり』では、ちくりんと一緒に善玉キャラクターのモブとして存在している)。OVA「わかるかな いろ・かたち」では、カバオくんが見つけた不思議な地図の世界に住んでおり、泥をかき回して様々な形に変化させる力を披露した。
- また、キャラクターショーではばいきんまんが彼を復活させて、『バイキン草のエキス』をかけて最強の怪物にしようとしたのだが、油断したため逃げられてしまい、ロールパンナを利用して『バイキン草のエキス』をかけようとしたこともあった。なお、本人はばいきんまんを父親と慕っており、結局戦いにならなかったたものの、アンパンマン達に迷惑をかけた罪を償って元の土に戻っていった。
- 毛虫のケムタン(けむしのケムタン)
- 声 - 塩屋翼
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第54話B「アンパンマンと毛虫のケムタン」
- 偶然、りんごの中にいたところをばいきんまんのメカで巨大化させられてしまった毛虫。ばいきんまんの仲間としてカレンの森を荒らし、アンパンマンを襲うものの、アンパンマンに投げられて地面にぶつかった衝撃で巨大化の効果が切れて元のサイズに戻り、反省をしてアンパンマン達と和解すると蛹から羽化して蝶になった。蝶の時は毛虫の時と顔が違う(毛虫の時はたらこ唇があったが蝶の時はカレンと同じ)。映画第4作同時上映「うたえ!夢のアンパンマン号 - アンパンマンとゆかいな仲間たち(Cパート)」で、あくびどりやゴミラ達と「アンパンマンたいそう」を踊っている時に、また巨大な毛虫として登場している。OPでも巨大な毛虫の姿で、アンパンマンの敵のような存在で登場している。
- こおり鬼(こおりおに)
- 声 - 山寺宏一→花輪英司→堀越省之助→鈴木琢磨
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第120話B「アンパンマンと恐怖のこおり鬼」
- 全身が氷で出来た非常に大きな鬼。氷の国の氷の洞窟(近くには天然のスケートリンクやペンギン村がある)に住んでいる。また、雪の中に埋まっていることもある。片手に氷で出来た三叉槍を持っている。口から吐き出す吹雪は何でも氷漬けにしてしまう。また、こゆきちゃんの能力でそれがさらに増幅した事もある。氷の塊を吐いたり三叉槍で地面から氷を出したり自己再生したりする事もできる。自分の住処や氷を大事にし、熱に弱いので溶かされる事を嫌う。その反面、自身が暴れて氷を砕いたりペンギン村を荒らした事もある。単純な性格で、ばいきんまんに利用されて悪事を働くことが多い。悪事をした結果、アンパンマン達に飛ばされる事もあるが、熱で溶けて小さくなったり、蒸発されたりする事もある。らーめんてんしにあっさりやっつけられる描写もよくある。ばいきんまん同様、やられてもまた現れる。ドキンちゃんの命令にも従い、コミカルな動きをした事もある。反対に自身が不遜な態度を取り、怒らせれば誰にでも凍らせたり(ばいきんまんやドキンちゃんにも同様)、ばいきんまんを見下したりと雪鬼や氷の女王のような存在になる事もある。稀ではあるが、特に理由なくアンパンマンをやっつけたがる態度を見せたこともある。ばいきんまん、ドキンちゃん以外の敵キャラクター(黒バラ女王、化石の魔王、へどろまん、なだれおに等)と組む事もあり、同じ国に住むかぜこんこんとの共演が多い。クリスマスプレゼントやクリスマスケーキを貰って喜んだりと、敵役として登場しない事もある。唸り声や片言だけだったり、普通に話す事もあった。
- 映画第24作目「よみがえれ バナナ島」にも登場したが、TV版とは外見や設定が異なり無関係。
- すなのしろ
- 声 - 高嶺巌(A)、津久井教生(B)、山寺宏一(C)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第182話A「アンパンマンとすなのしろ」
- 砂で出来た巨大な城の魔物。パズル谷の外れの砂漠に複数の仲間達と住んでいる。流砂を起こして何でも埋めてしまう。水には弱い。元々は平和に暮らしていたが、ばいきんまん達にそそのかされてアンパンマン達とパズル谷の住民を敵視するようになった。昼寝場所を求めてパズル谷を襲ったが、ジグソー王子とパズル姫の宝物の玉の魔力で水が溢れて跡形もなく溶けてしまった。
- 水晶の魔人・アクリスタ(すいしょうのまじん・アクリスタ)
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第300話「ロールパンナのひみつ」
- 水晶の谷を守っている巨大な魔人。尖った頭の上に2本の水晶が付いている。近づく者は口から出す光線で水晶に閉じ込めてしまう。ばいきんまんに騙されてアンパンマンを襲うこともある。
暴走型敵キャラクター
ばいきんまんによる策略の有無に関わらず、人々を困らせる行動やアンパンマン達の説得を聞き入れない態度が多く見られ、阻止されるキャラクター。退治される事はあっても完全に消滅される事はなく、再登場する可能性もある。
- 氷の女王(こおりのじょおう)
- 声 - 吉田理保子(映画・キラキラ星の涙)→小原乃梨子
- 性別 - 女 / 初登場回 - 映画「キラキラ星の涙」、TV第157話B「アンパンマンと氷の女王」(TVデビュー)
- 全身が氷で出来た女王。片手に氷の杖を持ち、頭に複数の氷柱が生えているのが特徴。TVデビューの際には、アンパンマンもばいきんまんも彼女の存在を覚えていた。映画第4作同時上映「うたえ!夢のアンパンマン号 - アンパンマンとゆかいな仲間たち(Cパート)」までは、みずうみ姫やナンダ・ナンダ―姫達よりやや大きめだったが、現在では黒バラ女王や化石の魔王、かぜこんこん達と同じくらいの巨大である。趣味は宝石等の美しい物を集める事であり、アンパンマンの正義の心を宝石だと勘違いした事がある。自分の城に無断で入ってきた者には容赦が無く(ばいきんまんやドキンちゃんにも同様)、口から吐き出す吹雪を凍らせてしまう為、結果的に敵役として登場する事が多い。彼女がまだ悪さをしていない際にはアンパンマンも敵視せずに関わろうとしている。映画で初登場した時は悲しい涙を凍らせて宝石に変えていたが、現在では凍ったキャラクター自体が宝石と変わることもある。吹雪の威力はしょくぱんまんを氷漬けにし、ひのたまこぞうを消滅寸前、元気いっぱいのカレーパンマンに「寒い」といわせる程、半端ではない。氷の杖から相手を凍らせる光線を発射したり、瞬間移動も出来る。その強力さはばいきんまんも理解している為、巻き添えにならないように上手に彼女を味方にする事がある。彼女が登場する場合はばいきんまんの口車に乗せられるパターンが多い。ただし、ばいきんまんを助けることも特に無く、気に入らない事があれば彼にも攻撃する。つららちゃんを誘拐し、演奏を命じた事もある。太陽の熱に弱い。初期はアンパンマン号の新兵器・かまど放射で融けてしまった。また登場するため、ばいきんまんやこおり鬼同様、死ぬことはない。日光等で弱っているところに元気百倍のアンパンマンのアンパンチを受けて、つむじ風になって逃げ出すことが多々ある。映画本編ではアンパンマンの敵として登場した事が2回ある。映画第20作「妖精リンリンのひみつ」のED、映画第21作「だだんだんとふたごの星」の中、映画第4作同時上映「うたえ!夢のアンパンマン号 - アンパンマンとゆかいな仲間たち(Cパート)」の踊り、TV第200話「メロンパンナちゃん誕生」等、敵として登場しない事もある。現代のED「勇気りんりん」ではアンパンマン号の後で行進している。OPで登場する際は、かぜこんこん、こおり鬼、雪鬼と同様にアンパンマンの敵のようなポジションでいることの方が多い。
- 雪鬼(ゆきおに)
- 声 - 加藤治→二又一成
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第63話「アンパンマンとクリスマスの谷」
- 雪でできた巨大な鬼。五本指の両手と不定形な下半身が特徴。氷の国のナダレ谷に住んでいる。道行く人々には口から何でも凍らせる吹雪を吐いたり、雪崩を起こしたりして遭難させる(ばいきんまんやドキンちゃんにも同様)。雪で出来ている為、アンパンマンのアンパンチやカレーパンマンのカレービュー等の物理的攻撃で砕けたり溶けたりしてもすぐに再生する事が出来る。雪を吸収すれば復活したり、更に巨大化したりする事もできる。分身も得意。彼曰く「吹雪の中では不死身」、ルドルフからは「ばいきんまんのようないい加減な悪者と違って強敵」とアンパンマンやばいきんまん達にとって恐ろしい敵の1人である。しかし炎には弱く、それに苦しみがる描写がある。一方で、ばいきんまんの命令で悪事を働いたり、彼の口車に乗ってアンパンマン達を襲ったりする事もある。ばいきんまんに騙されているときは、アンパンマン達が説得をしても聞かない。そのため、和解すること無くやっつけられる。現在は雪山やスキー場にまで移動する事がある。外見は巨大化したなだれおにとそっくりだが関係性は不明。
- ラッピー
- 声 - 近藤玲子(A)、松本梨香(B)、中村ひろみ(C)
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第132話B「アンパンマンと森のひみつ」
- ラップ星のお化け。ラッパ状の口から吐き出す玉で人を包み、ラップ星に連れ去ろうとした。大勢の仲間達がいる。小型の空飛ぶ円盤に乗っている。コショウに弱く、くしゃみをすると消滅する。ドキンちゃんまで閉じ込めた事でばいきんまんまで敵に回し、アンパンマンとばいきんまんが共闘して迎え撃った。
- おばけ花(おばけばな)
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第172話A「アンパンマンとおばけばな」
- 巨大な人食い花のお化け。口のような花と細長い舌で動物や植物を食い荒らす。口から出す種子で自分の分身を大量に作る事が出来る。
- くろこぞう
- 声 - 一龍斎貞友
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第251話A「アンパンマンとくろこぞう」
- 真っ黒な闇のお化け。関西弁で喋る。髪の毛から自分の分身・ミニくろこぞうを大量に作りだす事で何でも黒く塗り潰して、全てを真っ暗闇にしてしまう。強い光には弱い。ばいきんまんと協力した事がある。
- ミニくろこぞう
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第251話A「アンパンマンとくろこぞう」
- くろこぞうの小型の分身。集団で何でも黒く塗り潰し、真っ暗闇にしてしまう。
- はいおに
- 声 - 伊井篤史
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第404話A「アンパンマンとはいおに」
- 灰で出来た巨大な鬼。世界中を灰で埋め尽くそうと企み、火山を噴火させて火山灰をばら撒いている。持っている三叉槍で地面を突き刺してどこでも噴火させられる。灰で出来ている為、アンパンチ等の物理的攻撃をしてもすぐに再生する事が出来る。間延びした口調で喋る。原作版で初登場した時は、火口に落ちてきたドキンちゃんを襲った為にアンパンマンとばいきんまんの共通の敵とも言える(アンパンマンとばいきんまんはお互いに協力することは無かったが、両者が戦うことも結果的になかった)。TV版では利害の一致により、ばいきんまんと手を組む事もある。
- アングリラ
- 声 - 山寺宏一→藤井恒久(映画・ホラーマンとホラ・ホラコ)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第429話A「おむすびまんとアングリラ」
- 大口で何でもあんぐりと食い荒らす、一頭身の巨大な怪物。ブタのような鼻と頭部の1本の角が特徴。食い意地を張っており、ドキンちゃん曰く食べるだけで何にも考えていない。長い舌で攻撃したり腹の中の水で何でも溶かしたりする事が出来る。しかし、こんにゃく玉が苦手。
- マグマン
- 声 - 茶風林
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第509話A「アンパンマンとマグマン」
- 自分が一番強いと思っているマグマの怪物。火山の火口や西の果ての砂漠にある遺跡の地下などのマグマがある場所に住んでいる。普段は小柄だがマグマを吸収する事で巨大化したり体の形を自由自在に変えたりする事が出来る。熱で触れた物を火事にしたり相手を火傷させたりして攻撃するが、水には弱く冷えると石のように固まってしまう。
完全な敵キャラクター
登場すれば十中八九完全な敵として現れ、自然のバランスを崩したり、アンパンマンを倒す事に拘ったりしている。ばいきんまん達と共謀する事もあるが、場合によっては彼らにも容赦なく襲いかかる。完全に消滅される事はないが、最後は簡単に復活しないよう封印される事が多い。
- くらやみまん
- 声 - 内海賢二
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第166話B「アンパンマンとくらやみまん」
- シルクハットの中から現れる巨大な闇の怪人。巨大な黒いマントで相手を包んで、体の中にある荒廃した闇の世界に閉じ込めてしまう。紳士のように、アンパンマンやばいきんまん達に敬語で話しかける事がある。元々は善良な手品師で、手品を披露した後で食べ物を報酬として要求し、断られると相手を闇の世界へ閉じ込めて眠らせていた。不意に攻撃をしたアンパンマンや食べ物がいっぱいもらえると騙したばいきんまんを敵視する。再登場からは完全な悪役として登場し、無差別に周囲の者達に襲いかかる[132]。彼の手に掴まれただけで力が入らなくなる。闇の世界に閉じ込められた人達は、夢も希望も失ってしまいそうになる。また、睡魔に襲われたり空を飛べなくなったりする(バイキンUFOのようなメカも飛行能力が無力化される)。パン工場等の建物が閉じ込められると黒ずんで崩壊してしまうが、くらやみまんが撃退されると元の状態・位置に戻される。初登場時の闇の世界は彼1人が入れる程の広さだったが、再登場以降は現実世界が荒廃したような広い空間を形成している。一度に複数人閉じ込められた場合、離れ離れにされる事が多い。闇の世界へは彼自身も覗き込む形で入る事ができるが、閉じ込められた者達に顔にしがみ付かれてそのまま脱出されてしまうパターンが多い。光や熱、明るい歌や音楽が苦手で、ばいきんまん同様、コキンちゃんの青い涙にも弱い。アンパンマンがばいきんまん達を助けたり、ばいきんまんがアンパンマン達に加勢したりする程、アンパンマンとばいきんまんにとって共通の敵でもある数少ない存在。しかし、公式サイトのプロフィールには「ばいきんまんの仲間」と紹介されている。TVアニメ第887話A「おむすびまんとくらやみまん」ではアンパンマンを倒す為にばいきんまんと手を組んだこともあった。
- やみの女王(やみのじょおう)
- 声 - 増山江威子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第194話A「ピカリンとやみの女王」
- 闇の谷に住む巨大な女王で、ピカリンが恐れるほどの悪人の1人。仮面マスクと尖った鼻、頭に3本の触覚が生えたようなローブが特徴。手のひらから出す怪光線で何でも黒く塗り潰し、世界中を真っ暗闇にしようとする。黒く染められた者は銅像のように固まってしまうが、光を浴びると元に戻る。その為、アンパンマン達を襲う際には暗雲を伴わせ、地上への光を遮断する。雲型の球体に口がついたような形をした『闇のボール』を召喚し、人々を閉じ込めてしまう。怪光線をドーム型に展開させ、人々を闇の空間に幽閉したり、指を触手のように伸ばしたりする事もできる。正体は闇のお化けの群れが集まって出来た姿。ピカリンと光が苦手。しらたまさんの思い込みにペースを崩されることもある。“アンパンマンをやっつける”という利害一致により、ばいきんまんと手を組むこともある。しかし、どちらがアンパンマンを倒すかでばいきんまんと仲間割れをしたり、態度が気に入らない等の理由からばいきんまんやドキンちゃんにも攻撃することがある。くらやみまんやラッピー達と同様、ばいきんまんとは関係なく自分の意思で悪事を働くことも多く、アンパンマンとばいきんまんの共通の敵キャラクターともいえる。映画「ブラックノーズと魔法の歌」に登場したブラックノーズも同じ闇の女王であるが、彼女との関係は不明。
- 砂の魔王(すなのまおう)
- 声 - 佐藤祐四→中村秀利
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第314話「砂の魔王と虹のピラミッド」
- 竜巻状の砂嵐で出来た巨大な魔王。彼の存在は、すなおとこも恐れるほど。世界中を砂漠に変える魔力を持っている。普段は砂漠の地中に埋もれた虹のピラミッドにある棺の中に閉じ込められている。ばいきん仙人の魔法の杖が彼に変身した事がある。
- 黒バラ女王(くろバラじょおう)
- 声 - 小原乃梨子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第391話A「アンパンマンと黒バラ女王」
- 頭が黒いバラの恐ろしい女王。普段はガラス玉の中に閉じ込められていて、その時は小さな黒いバラを仮の姿にしているが、その玉が割れて中から出られると本来の巨大な姿に変化する。小さな黒いバラを手投げの矢のように飛ばしたり、茨の蔓を伸ばして操ったりして攻撃する。小さな黒いバラや茨の蔓は花を枯らしたり何でも黒く固めたりする。片手に持っている黒いバラの杖から黒い花びらと小さな黒いバラを大量に飛ばす事も出来る。暗くてじめじめした場所を好む。甘い香りが大の苦手で、蔓に生クリーム等を付けられると萎れ、口に入れられると苦しんだ挙句消滅してしまう。明るい音楽にも弱い。アンパンチ等でやられると遠くに飛ばされて、再びガラス玉に封印される。封印を解いてしまったマーガレット姫に対しては彼女の花を黒くしたり、城を乗っ取ろうとした事もある。ばいきんまんと協力して悪事を働く事もあるが、命令される事を嫌い、態度が気に入らなければ彼やドキンちゃんにも攻撃をする。一度バイキン城で復活した時は城を乗っ取ろうとして、ばいきんまんと戦った事もある。「倒すべき敵はアンパンマン」ということで、化石の魔王、こおり鬼、ブラックロールパンナ達と手を組んだことがあるがいずれも失敗に終わった。
- 化石の魔王(かせきのまおう)
- 声 - 大友龍三郎
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第401話A「アンパンマンと化石の魔王」
- 化石で出来た巨大な魔王で、古代から存在されている。口から吐き出す煙は何でも石化してしまう。生きた恐竜の化石を召喚する事もできる。長らく壺の中に閉じ込められていた為、光に弱い。ばいきんまん達によって復活を遂げたが、アンパンマンに再び封印された為に以降の話で彼の事を恨んでいる。ばいきんまんと一緒に悪さをするが、気に入らない事があれば彼にも容赦はしない。主にうなり声をあげるの程度で言葉はあまり話さないが、普通に話すことはできる。アンモナイトくんが登場する話に一緒に登場する事が多い。黒バラ女王やこおり鬼と手を組んだりと、他の敵キャラクターとの関わりもある。こおり鬼の吹雪が顔に当たってもすぐに戦えたり、黒バラ女王の茨の蔓に絡まれても耐えながら反対に引っ張ったりしたこともある。
- 映画「てのひらを太陽に」では、外見と声がそっくりなブラック大魔王が登場する。
- 黒雪姫(くろゆきひめ)
- 声 - 増山江威子
- 性別 - 女 / 初登場回 - 2000年TVスペシャル「アンパンマンのクリスマスショー」
- 世界中を黒い雪と黒い氷で覆う悪い魔女。普段は鏡の中に閉じ込められているが、綺麗な心の泣き虫な子がその鏡を割ると封印が解けて巨大な姿を現す。口から黒い吹雪を吹き出して何でも黒く凍らせる。黒い鬣を伸ばして操る事も出来る。アンパンマン達とばいきんまんが力を合わせて倒した敵の一人。
- 映画「くろゆき姫とモテモテばいきんまん」にも同じ名前のキャラクターが存在するが別人で無関係。
- 小鬼(こおに)
- 声 - 東さおり
- 性別 - 不明 / 初登場回 - 2000年TVスペシャル「アンパンマンのクリスマスショー」
- 黒雪姫の手下の集団。動きは素早く、口から黒い吹雪を吹き出す。
住民一覧
町の住人
- 犬のおまわりさん(いぬのおまわりさん)
- 声 - 岸野一彦→山寺宏一→山崎たくみ→小野英昭→稲葉実
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第19話「アンパンマンともぐりん」
- アンパンマンの町を守っている犬の警察官。
- レアチーズ
- 声 - 冨永みーな
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第337話A「チーズとレアチーズちゃん」
- めいけんチーズが一目惚れをしたマルチーズ(または、コッカー・スパニエル系の白い犬[133])で、ウサ子の愛犬。チーズとは相思相愛の仲で、彼と同じように「アンアーン!」と鳴き、言葉を話す事はないが二足で歩いたり物を持ち運んだりする事ができる。病気にかかったウサ子の看病や、ぐずったあかちゃんまんをあやす事もできる。お菓子作りは得意ではないが、チーズの為にパンやクッキーを作って来たりする事もある。
- でかこ母さん(でかこかあさん)
- 声 - 島本須美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第421話A「アンパンマンとでかこ母さん」
- ちびぞうくんの母親のゾウ。ピンク色の服。とても大柄で息子のちびぞうくん以上に鼻の力や鼻息が強く、正義感もある。普段は優しいが怒ると非常に怖い。たとえ他所の子供であっても悪い行いをしていれば厳しく叱る肝っ玉母さんであり、ちびぞうくんの他多くの子供達にも慕われている。ばいきんまんにとっては苦手な人物の1人だが、ばいきんまんの変装を見抜きつつもお手伝いをさせたり、彼を甘えさせてあげたりと、母親らしい包容力も持ち合わせている。
- でかぞう
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第567話A「クリームパンダとやみるんるん」
- ちびぞうくんの父親のゾウ。妻のでかこ母さんと比べると出番が少ない。でかこ母さんと同様体がとても大きい[134]。
- 犬の郵便屋さん(いぬのゆうびんやさん)
- 声 - 茶風林→山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第99話B「アンパンマンとびっくりビクちゃん」
- 体力不足が悩みだが、元気に働いているベテランの犬の郵便屋。
- やぎ先生(やぎせんせい)
- 声 - 西川幾雄
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第101話B「アンパンマンとわたあめじいさん」
- ヤギの医者で頑張り屋。かぜこんこんと顔を合わせた事がある。
- ヤギおじさん
- 声 - 北村弘一→園部啓一→横尾博之→山寺宏一→坂熊孝彦→鈴木琢磨、中博史(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第104話B「アンパンマンとかぜこぞう」
- 風車小屋で粉を挽いているヤギの小父。ジャムおじさんに自分の挽いた小麦粉を分けている。「ヤギじいさん」と呼ばれる事もある。朝焼け高原のヤギじいさんは黄金の小麦を1人で作っている。
- メエおじさん
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- 町はずれの森に一人で生活しているヤギの小父。しょくぱんまんからパンを届けてもらっている。ばいきんまんとかびるんるんに脅かされるも、大声を出してパン工場にいるアンパンマンとカレーパンマンに助けを求めたことがある。時々語尾に「メエ」を付けて話す。
- ロバおじいさん
- 声 - 北村弘一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話B「アンパンマンとかぜこんこん」
- 風車小屋に住んでいるロバのおじいさん。ヤギおじさんと同様、ジャムおじさんに自分の挽いた小麦粉を分けている。かぜこんこんの寒風で風邪を引いてしまったが、かぜこんこんが悪さをしなくなったのでまた元気になった。
- やぎおばさん
- 声 - 京田尚子→滝沢ロコ→好村俊子→まるたまり→坂本千夏→佐久間レイ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第4話A「アンパンマンとらくがきこぞう」
- ヤギの小母。作ったばかりの料理をよくばいきんまんに盗まれる。パンの配達先として登場する事が多い。
- やぎ画伯(やぎがはく)
- 声 - 北村弘一→大木民夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話A「アンパンマンとぶたまんまん」
- いつも素敵な絵を描いている町のヤギの芸術家。温泉に入りながらその情景をスケッチする程に絵が好き。ドキンちゃんに絵を届けようとしたばいきんまんにさらわれた事がある。
- ヤギオ
- 声 - 白鳥由里、青山桐子(OVA・勇気りんりん! おゆうぎしようね)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第557話B「だいすき!アンパンマン」
- ヤギおじさんの孫でヤギの少年。祖父とは離れた場所で暮らしており、彼が住んでいる場所に行くまでアンパンマンの存在を知らなかった。その為、アンパンマンに変装したばいきんまんに騙されてしまい本物のアンパンマンを悪者と思い込み嫌ってしまうが、ばいきんまんが現れた事で事実を理解し、騒動後に一連の出来事を謝罪しアンパンマンと友達になった。OVA「勇気りんりん! おゆうぎしようね」では、「おうたとてあそび山」へ無事に辿り着くか心配していたが、皆と「サンサンたいそう」を踊った事で自信が付いた。
- やぎ奥さん(やぎおくさん)
- 声 - 原えりこ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第307話A「ばいきんまんとシャボンダマン」
- やぎの果物屋さん(やぎのくだものやさん)
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第312話B「アンパンマンとペロペロこぞう」
- ヤギの果物屋。
- ブルおじさん
- 声 - 島香裕→緒方賢一→加藤正之→茶風林→稲葉実
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第4話A「アンパンマンとらくがきこぞう」
- ブルドッグの小父。怖い顔をしていて怒ると大声で吠えるが、心は優しい。
- うさぎおじさん
- 声 - 横尾博之
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第546話A「アンパンマンとキャンディ姫」
- ウサギの小父。ウサ子が彼の家にいた事があるが、関係性は不明。
- こまどり姉妹(こまどりしまい)
- Aの声 - 鷹森淑乃
- Bの声 - ならはしみき
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第7話A「アンパンマンとぶたまんまん」
- コマドリの2人娘。いろんな情報を連絡をする町のお知らせ係。
- カバオくんのお母さん
- 声 - 柳沢三千代→片岡富枝→坂本千夏→宮川美保、滝沢ロコ(映画・ゆうれい船をやっつけろ!!)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第3話A「アンパンマンとはみがきまん」
- カバオくんの母親。口紅を塗っている。
- カバオくんのお父さん
- 声 - 茶風林→山寺宏一、大塚明夫(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第148話B「くものもくちゃんとかいじゅうクモラ」
- カバオくんの父親。ひげをよく整えている。
- ピョン吉のお母さん
- 性別 - 女
- ピョン吉のお父さん
- 性別 - 男
- ウサ子のお母さん
- 性別 - 女
- ウサ子のお父さん
- 性別 - 男
- クマ太のお母さん
- 声 - 巴青子→坂本千夏→佐久間レイ→宮川美保→坂本千夏、平野綾(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第14話A「アンパンマンとみえないまん」
- クマの母親。
- クマ太のお父さん
- 声 - 石田彰→横尾博之
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第123話B「アンパンマンとナプキンさん」
- クマおじさん
- 声 - 山寺宏一→銀河万丈→茶風林→布目貞雄→小野大輔→内匠靖明→山寺宏一
- 性別 - 男
- クマの小父。TV第62話B「アンパンマンとカルイシマン」ではトラックの運転手であり、「クマキチくんのお父さん」と呼ばれていた。アンパンマンを誘き出すためにばいきんまんにいじめられることがある。
- クマおばさん
- 声 - 波岡晶子
- 性別 - 女
- ネコのお母さん
- 声 - 萩原えみこ、夏樹リオ(映画・コキンちゃんとあおいなみだ)
- 性別 - 女
- ブタおじさん
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男
- ワニおじさん
- 声 - 戸谷公次
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第9話A「アンパンマンとそっくりぱん」
- ワニの小父。家が火事になったところをアンパンマンに変装したばいきんまんにヘドロを掛けられてしまう。
小学校の人々
カバオくん、ピョン吉、ウサ子を初めとする20名くらいの小学校の生徒達。担任はみみせんせい。転校生としてちびぞうくんが途中から加わる。学校で授業や活動を行っている時や野外で遊んでいる時によくばいきんまん達に襲われてしまう事が多く、その度にアンパンマン達に頼る事が多いが彼らがピンチの時は協力して助ける事も多い。現在はカバオくん、ピョン吉、ウサ子、ちびぞうくんの4人1組でいる事が多く、アンパンマンやばいきんまん、ゲストキャラクター等と接する事も多い。
- みみせんせい
- 声 - 滝沢ロコ→増山江威子→滝沢ロコ→中野聖子→佐久間レイ→滝沢ロコ、永堀美穂(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- ウサギの女教師。水色の服にグレーのズボン。放映初期は正式な名前がなく「やぎ先生」と呼ばれていたが後に人気が出て登場回数が増した為、やなせ自身が「みみせんせい」と名づけ、絵本『アンパンマンとみみせんせい』から正式採用されている[135]。性格は明るく優しいが、ばいきんまんのような悪戯者には厳しい(ただし、言われた通りにした際にご褒美をあげたり、ピンチになった時は助けたり、ばいきんまんの安否を心配したり、仲間に誘ったりする等、教師らしい達観した一面もある)為、ばいきんまんから苦手意識を持たれるキャラクターとして登場することもある。また、彼を一喝して戦いを一時止めさせる事もある。『ばいきんまんとみみせんせい』では、お見舞いの品のパンを持ったみみせんせいは、空腹のばいきんまんにはじめは頑なにパンを譲らなかったが、終いには譲っている。ロミオとジュリエットを下敷きにした演劇用の脚本を手掛ける等、シナリオライティングの才能もある[136]。やなせは、滝沢の「みなさーん」という声がセックスアピールがあってとても好きだと語っている[137]。
- カバオくん
- 声 - 柳沢三千代→山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話A「アンパンマンとはみがきまん」
- カバの少年。オレンジ色の服にグレーまたは紺色のズボンを着用する。食いしん坊で、よくアンパンマンの顔やジャムおじさん達が焼いたパンや、ゲストキャラクターが作った料理を食べる事が多い。カバであるにも関わらずカナヅチである。TVアニメ初期は名前がなく「こどもA」等と呼ばれていたり、顔の色が肌色や青色だった事もある。慌て者でギャグメーカーとしての役割を担う事も多く、文学的でませた言葉遣いをする時もある。ピョン吉と一緒にチョコレート島で女の子だけのチョコレートパーティに参加する為に女装をした事がある。愛用のランドセルの色は黄金色。ニガウリマンに憧れて「カバウリマン」に扮し、正義の流れ者になろうとした事があるが、一人旅の恐ろしさと「ジャムおじさんのパンが食べられなくなる」との理由で結局は断念した[138]。現在の4人組の中では出番が多く1人で登場したり他の生徒と登場する事もあるが、初登場はピョン吉やウサ子より遅い。また、古株だがサブタイトルに彼の名前が載ったのは前述の話を含め僅か2話だけである。
- ピョン吉(ピョンきち)
- 声 - 佐久間レイ→冨永みーな→永掘美穂→鶴ひろみ→原えりこ→江森浩子→鈴木富子→原えりこ、中山さら(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第2話A「アンパンマンとばいきんまん」
- ウサギの少年。薄緑の服にグレーのズボン。現在の4人組の中では運動神経が良く、足が速い。カバオくんとは張り合う事も多いが、彼の発言にツッコミを入れたりと基本的に仲良し。勇気も持ち合わせており、カバオくん達と一緒に協力してアンパンマン達を助ける事も多い。カバオくんやちびぞうくんをよく呼び捨てにする。現在は緑色の服を着ているが時期と話によってはオーバーオールを着ている事も多かった。弟がいる[139]。TVアニメ初期では茶色い毛で描かれた事があり、ウサおの姿で「ピョン吉」や「ピョンすけ」と呼び名が異なったり語尾に「ピョン」を付けて話したりする事もあった。
- ウサ子(ウサこ)
- 声 - 水谷優子→佐久間レイ→松井菜桜子→中村ひろみ、横田みはる(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第2話A「アンパンマンとばいきんまん」
- ウサギの少女。ピンク色の服に白いズボン。現在の4人組の中では面倒見が良く、お菓子作りが得意でクッキー等を作ってカバオくん達と一緒に食べている。絵画や一輪車も得意。レアチーズの飼い主でもあり、彼女が登場する話では一緒に登場する事も多い。なお、基本的に脇役でありながら「サンサンたいそう」の1番の歌詞に登場している。彼女の一言が事件を解決する手掛かりになる事もある[140]。
- ちびぞうくん
- 声 - 坂本千夏
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第422話A「アンパンマンとちびぞうくん」
- 1997年初登場。赤い服に茶色のズボン。小学校に転校してきたゾウの少年。母親にでかこ母さん、父親にでかぞうがいる。語尾に「〜だゾウ」とつけて話す。長い鼻は力が強く突風のような鼻息も起こせる為、ばいきんまんに一泡吹かせたりと初登場からしばらくは現在の4人組の中ではそれなりに活躍していた。カバオくんとは特に仲が良く、2人で行動している事も多い。小学校の生徒の中ではサブタイトルに載る事が多い。
- ウサお
- 声 - 中村ひろみ→山寺宏一→原えりこ→篠原恵美、亀井芳子(OVA・いっしょにてあそび)、高田由美(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第2話A「アンパンマンとばいきんまん」
- ウサギの少年。水色のベスト。ピョン吉と雰囲気が似ているが肌の色(ピョン吉より薄い)服装が違う。TVアニメ初期はピョン吉とウサ子と3人1組でいる事が多かった。
- クマ太(クマた)
- 声 - 塩沢兼人→山寺宏一→後藤由記子→野崎美子→片岡富枝→松本吉朗→荒木香恵→横尾博之→野崎美子→菊池志穂→藤崎聖→福島おりね→坂本千夏→瑚海みどり→風間リチャ.→宮川美保→牧口真幸→坂熊孝彦(映画第22作目・ブラックノーズと魔法の歌)→沢城みゆき→土門美加→門松涼→土谷麻貴→浪川大輔→茅野愛衣→坂熊孝彦→かないみか→深見梨加→越川詩織→鈴木琢磨→佐藤亜美菜→久保ユリカ、滝沢ロコ(代役)、青山桐子(OVA・いっしょにてあそび)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- クマの少年。山吹色の服にグレーのズボン。性格はのんびりしている。小学校の生徒の中ではカバオくん達4人組に次いで登場する事が多い。
- ネコ美(ネコみ)
- 声 - こおろぎさとみ→かないみか→松下美由紀→小島悠理→兼子由利子→柳沢美千代→長沢美樹→高山みなみ→原えりこ→萩原えみこ→小橋知子→生天目仁美→河原木志穂(映画・つきことしらたま)→寒川ほのか→中村知子→田上由希子→長嶋はるか→古川小百合→菅谷弥生→山口繭→相本結香→本美奈子→木下鈴奈→宮本佳那子→伊瀬茉莉也→中島沙樹→真原彩→川澄綾子→荒川美穂→佐久間レイ→菅谷弥生→越川詩織→潘めぐみ→水原薫→越川詩織→島本須美→佐久間レイ→島本須美→平野綾→小原莉子→安野希世乃→大久保ちか→工藤晴香→北川里奈→越川詩織→芹澤優→尾崎未來→高柳知葉→長嶋はるか→佐武宇綺→松井暁波→佐武宇綺、中村ひろみ(代役)、本間ゆかり(OVA・アンパンマンとはじめよう!シリーズ)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- ネコの少女。赤紫の服にグレーのズボン。性格は優しいが泣き虫な一面もある。小学校の生徒の中ではカバオくん達4人組に次いで登場する事が多い。
- モン吉(モンきち)
- 声 - 山寺宏一→鶴ひろみ→武政弘子→木村まどか→岡村明美→川田妙子→諏訪彩花→渡辺菜生子、まるたまり(OVA・いっしょにてあそび)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- サルの少年。朱色の服にグレーのズボン。
- キイ子(キイこ)
- 声 - 兼子由利子→菊池志穂→高野美樹→笹井千恵子→北斗利佳→松井菜桜子→宮川美保→坂本千夏→水上さや香→藤村歩→荒内侑希→坂本千夏→浪岡晶子→桐山智花、松岡由貴(OVA・いっしょにてあそび)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第15話A「アンパンマンとみずうみひめ」
- サルの少女。ピンク色の服に青いズボン。
- ブタお
- 声 - 山寺宏一→坂本千夏→柳沢三千代→佐久間レイ→大谷育江→田野恵→かないみか→山寺宏一→佐久間レイ→坂本千夏、桜井敏治(OVA・勇気りんりん! おゆうぎしようね)、佐藤ゆうこ(OVA・いっしょにてあそび)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話B「アンパンマンとしょくぱんまん」
- ブタの少年。緑のベストに白衣ズボン。TVアニメ初期は、現在のカバオくんのようなキャラだった。食いしん坊で、昼食の食パンを10個食べようとして笑わせた事もある。
- コン太(コンた)
- 声 - 山寺宏一→渡辺久美子→内藤玲→橘田いずみ→持月玲依→潘めぐみ→佐久間レイ、岸尾大輔(OVA・勇気りんりん! おゆうぎしようね)、中村千絵(OVA・いっしょにてあそび)、宮川美保(映画・ブラックノーズと魔法の歌)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話B「アンパンマンとかぜこんこん」
- キツネの少年。ピンク色の服に紫のズボン。TVアニメ初期は「こんぎつねのコン太」という名前だった。語尾に「コン」を付けて話す事もある。
- コン子(コンこ)
- 声 - 小林沙苗、佐久間レイ(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第635話「ロールパンナとしょくぱんまん」
- キツネの少女。
- アライグマくん
- 声 - 野崎美子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話B「アンパンマンとかぜこんこん」
- アライグマの少年。
- メーコ
- 声 - 安済知佳
- 性別 - 女 / 初登場回 - 映画「いのちの星のドーリィ」、TV第1149話B「バタコさんとショウガナイさん」(TVデビュー)
- ヒツジの少女。
- 校長先生
- 声 - 山寺宏一→増岡弘→田原アルノ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第11話B「アンパンマンとイタイノトンデケダケ」
- クマの校長先生。ばいきんまんに襲われたジャムおじさんが彼に変装した事がある。映画には「キラキラ星の涙」で一度だけ登場したがセリフはなかった。
天空の住人
国の住人
異世界の住人
島の住人
谷の住人
地下の住人
海底の住人
城の住人
- アリンコ城については、#アリンコの国の住人を参照。
- 大トロ城については、#おすしの国の住人を参照。
- オーロラ城については、#氷の国の住人を参照。
- おもちゃ城については、#おもちゃの天国の住人を参照。
- 雲の城については、#天空の住人を参照。
- サンドイッチ城については、#サンドイッチ島の住人を参照。
- すきやき城については、#スキヤキの里の住人を参照。
- つみきの城については、#つみきの国の住人を参照。
- ドレミファ城については、#ドレミファ島の住人を参照。
- パズル城については、#パズル島の住人を参照。
- ストローこうもりについては、#その他の敵キャラクターを参照。
- ゴミラ
- 声 - 高乃麗、速見圭(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第50話「アンパンマンとゴミラ」
- ごみが大好物の怪獣の子。見た目はカモノハシに似ている。古城にあるトランクの中に一人で住んでいる。寂しがり屋で気は優しい。ばいきんまんが作った薬『スーパーカビハート』によってごみを食べると巨大化してしまう体質にされてしまった。初登場時はばいきんまんに操られ町を荒らしてしまうが、アンパンマン達とおそうじまんが元の正気に戻してあげた。ラストシーンで迷惑をかけないよう海底に移り住むが、再登場時でもばいきんまんにさらに利用されてしまった後、ジャムおじさんが抽出した勇気の花のエキスによって巨大化を制御できるようになり、町の人達とも和解した。その後は、迷惑をかけないように元の住居へと戻った。普段はばいきんまんは勿論ドキンちゃんも敵視しているが、TV第823話B「ドキンちゃんとゴミラ」では、彼女とは仲良しという設定で登場した。映画「ゴミラの星」では主役となった。
- とんかつ姫
- 声 - 水谷優子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第374話A「カレーパンマンととんかつひめ」
- とんかつ城のわがままなお姫様。頭の上の皿にとんかつを乗せていて、その他は人間の外見をしている。世の中のことを勉強する為にとんかつ城からやってきた。頭の皿のとんかつが無くなると力が出なくなる。
- しずくぼうや
- 声 - 松本美和(A)、原えりこ(B)、滝沢ロコ(C)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第411話A「アンパンマンとみずのしろ」
- みずのしろに住んでいる滴の少年。雨が降るとみずのしろの雨漏りで出来た水たまりからたくさんの仲間達と共に地上に現れる。水に溶け込んで移動したり仲間達が合体をして巨大な滴になって攻撃する事ができる。みずうみの国の水の子と外見や性質が似ているが関係性はない。
- マーガレット姫
- 声 - 根谷美智子、半場友恵(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第587話B「アンパンマンとマーガレット姫」
- 頭にマーガレットの花を乗せたお姫様。マーガレット城に住んでいて、マーガレットの花を育てている。強気で生意気に見えるが、本当は寂しがり屋で優しい子。第594話A「マーガレット姫と黒バラ女王」では高所恐怖症である事が判明した。植物と意思疎通を取る事ができ、花を操る不思議な力を持っている。流した涙は花びらの形に変わる。初めてアンパンマンと出会ってから優しく接してくれた彼に淡い想いを寄せている。クリームパンダと初めて会った時はアンパンマンと違って頼りない彼を信用していなかったが、諦めずにばいきんまんと戦う姿を見て彼を認めるようになった。
- アルミ伯爵
- 声 - 納谷六朗
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第715話A「アンパンマンとアルミはくしゃく」
- アルミの城に住むユニークで紳士的な伯爵。口癖は「アルミ〜」。体がアルミで出来ている為とても軽く強風で飛ばされやすいが逆に言えば身のこなしが軽い為、バイキンメカによる猛攻撃も難なく回避する事ができる。非常に物腰が柔らかい為、ばいきんまんやドキンちゃんも思わずお淑やかになってしまう。美味しいアルミ料理(アルミホイルを使って調理したもの)を振る舞い、ダンスや手品でもてなす。持っているステッキでアルミ箔を自在に操る事ができる。食べ物をご馳走になる時は、サンドイッチのような手掴みが一般的なものでもフォークとナイフを用いて上品に食べ、見た目から味まで丁寧に感想を述べる。
- ショコラおばさん
- 声 - 田中敦子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第974話B「ドキンちゃんとショコラおばさん」
- 人間の外見をした夫人。チョコレート菓子をご馳走したり作り方を教えたりしてくれる。
- マリナ姫
- 声 - 渡辺満里奈
- 性別 - 女
- 『おしゃれカンケイ』に戸田恵子がゲスト出演した際に作られた、番組オリジナルのアンパンマンに登場したお姫様。
- じいや
- 声 - 古舘伊知郎
- 性別 - 男
- マリナ姫の家来。『おしゃれカンケイ』に戸田恵子がゲスト出演した際に作られた、番組オリジナルのアンパンマンに登場。
カステラ城の住人
- カステラ姫
- 声 - 宮村優子→河内麻友子→佐藤麻子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- カステラ城のお姫様。頭にカステラを乗せている事以外は人間の外見をしている。
- カステラ男爵
- 声 - 安西正弘→中村秀利→相沢まさき
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第287話A「かつぶしまんとカステラ男爵」
- 顔がカステラになっている男爵。カステラの味と剣術が自慢。バラの花びらを操る事も出来る。語尾に「テラ」を付けて話す。カステラ城の住人が心を込めて作ったカステラを町へ振舞いにやって来る。カステラ姫に対する忠誠心は強く、彼女に変装したドキンちゃんにアンパンマンと勝負するよう命令された際にも、不本意ながら従っていた。彼と決闘した相手にはかつぶしまんがいる。
- カステラぼうや
- 声 - 横山智佐
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第689話A「クリームパンダとカステラぼうや」
- 強気なカステラの少年。カステラ作りを修行している。カステラ男爵と同様、語尾に「テラ」を付けて話す。当初は上手にカステラを作る事ができなかったが、現在では上達している。
- カステラ城のコック長
- 声 - 鈴木勝美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- コック助手と一緒に美味しいカステラを作っているコック長。
- カステラ城のコック助手
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- カステラ城のコック長と共に美味しいカステラを作っている。仲間が何人もいる。
- カステラ城の侍女
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- カステラ姫の家来達。身の回りの世話をしている。
- カステラ城の従者
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- カステラ姫の家来。
- カステラ城の兵士
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第488話「アンパンマンとカステラの城」
- カステラ城を集団で守っている勇敢な兵士。
サラダ城の住人
- サラダ姫
- 声 - 沢城みゆき
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第723話A「アンパンマンとサラダ姫」
- 見た目は人間に近いサラダ城のお姫様。美味しいサラダ作りを毎日勉強しているが、それに厭きた場合は茶色の帽子と銃士の衣装で「サラダ王子(サラダおうじ)」に変装し、城を抜け出す事が多い。サラダ王子に変装した時は勇ましく、武器のトングで悪者と戦う。野菜はサラダのように新鮮な状態で食べるのが一番美味しいと考えており、野菜を煮込んだカレーを軽蔑した事でカレーパンマンとは初対面時に言い合いになっていたが、最後はお互いの料理の味を認め合うようになった。しょくぱんまんとは気が合い、サラダサンドを一緒に作ったことがある。彼女と同じく変装繋がりのナガネギマンとは、ばいきんまんに騙されて戦いになったが、誤解が解けた後はナガネギマンと共闘した事がある。
- ビネガー
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第723話A「アンパンマンとサラダ姫」
- サラダ姫の愛馬。サラダ姫が指笛で呼ぶとやってくる。
- クレソンじいや
- 声 - 辻親八→後藤哲夫、山寺宏一(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第723話A「アンパンマンとサラダ姫」
- サラダ姫の執事。オレンジ色のボウを首に巻いている。口うるさいがまじめな性格。サラダ姫が立派に育つよう、毎日勉強を教えたりサラダを食べさせたりしているが彼女には辟易されている。隙を突かれてはこっそりと城を抜け出すサラダ姫には手を焼いている。
春の城の住人
- ケム姫
- 声 - 小山ゆかり
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第122話B「アンパンマンとはるのしろ」
- 春の城のお姫様で春の使者。バラの杖の魔法で春を呼ぶのが仕事。普段はイモムシの姿をしているが、王冠を被ると綺麗な蝶・春の女王に変身をする。ばいきんまん達に捕らわれてしまったが、アンパンマン達とポポの活躍で無事に助け出された。
- ポポ
- 声 - 横田みはる
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第122話B「アンパンマンとはるのしろ」
- ケム姫のお世話係。姫を守って春を呼ぶ仕事をしている。ばいきんまんにさらわれるケム姫を助けようとするが振り払われてしまい、倒れていたところをアンパンマンに発見される。その後、アンパンマン達と協力してケム姫を助け出した。
マロン城の住人
- マロンくん
- 声 - 三石琴乃
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第309話B「アンパンマンとマロンくん」
- 顔が栗の形をした調理師の少年。パーティーで栗を使った美味しいお菓子を御馳走してくれる。
- マロン兵士
- 声 - 村上はるみ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第309話B「アンパンマンとマロンくん」
- 栗の毬の兜を被った兵士。マロン城を集団で守っている。普段はマロンくんの手伝いをしている。
- 栗のコックさん
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第309話B「アンパンマンとマロンくん」
- マロン城の調理師。集団で栗のお菓子を作っている。
モンブラン城の住人
- マロン姫
- 声 - 神田和佳→有島モユ→悠木碧
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第149話A「アンパンマンとマロン姫」
- モンブラン城のお姫様。甘やかされて育ったので少々わがまま。モンブラン作りの練習を面倒臭がっているが、実際の腕は確かなようでその味はモンブラン王も認める程。オウムのクリとはとても仲良し。
- クリ
- 声 - 三ツ矢雄二→豊嶋真千子
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第149話A「アンパンマンとマロン姫」
- マロン姫が友達のように仲良くしているペットのオウム。とても賢く、マロン姫がピンチになると自らアンパンマン達の助けを呼んだりばいきんまんの妨害をしたりする。
- モンブラン王
- 声 - 山寺宏一→大塚明夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第149話A「アンパンマンとマロン姫」
- モンブラン城の王様。マロンを使ったお菓子や料理を御馳走してくれる。わがままなマロン姫に手を焼いているが、彼女の作るモンブランの味については称賛を送っている。
- モンブラン城の大臣
- 声 - 山口健→川津泰彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第149話A「アンパンマンとマロン姫」
- マロン姫の世話係。マロン姫にモンブランの作りの練習をさせようとするが、城を抜け出されてしまう。
- モンブラン城のコック
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第822話A「しょくぱんまんとマロン姫」
- モンブラン城で美味しいモンブランケーキを作っている調理師たち。
- モンブラン城の兵士
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第149話A「アンパンマンとマロン姫」
- モンブラン城を集団で守っている兵士。持っている槍とイガイガ弾を打ち出す大砲が武器。
寺の住人
- たくわん寺については、#山の住人を参照。
- くさもち和尚
- 声 - 上田敏也
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第315話A「アンパンマンと草もちおしょう」
- 顔が草餅になっている、くさもち寺の和尚。美味しい草餅をご馳走したり作り方を教えたりしてくれる。草の種類にも詳しい。
- そうめん和尚
- 声 - 北村弘一→丸山詠二→相沢まさき(丸山の病気療養後→没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第343話B「アンパンマンとそうめんおしょう」
- 外見が人間に近いそうめん寺の和尚。素麺を作るのが趣味という事から、みんなから「そうめん和尚」と呼ばれるようになる。みんなに流し素麺を御馳走してくれる。寺で熟成させた秘伝の素麺を作っている。気合いを入れて眉を伸ばし、敵と対峙する時もある。
- てんぷら和尚
- 声 - 伊井篤史→伊藤栄次→池田勝
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第404話B「てんどんまんとてんぷらおしょう」
- てんぷら寺の和尚。揚げたての美味しい天ぷらをご馳走してくれる。初登場時はてんどんまんが美味しい天ぷら作りを習おうと彼に弟子入りを志願したが当の本人は最初は坊主になる為と勘違いしてしまい、カツドンマンとかまめしどんも巻き込んで雑用をさせていた。
- いしうす和尚
- 声 - 宝亀克寿
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第519話A「アンパンマンといしうす和尚」
- 顔が石臼になっている和尚。何でも石で出来ているいしうす寺に住んでいる。頭で何でも挽いて粉にしてくれ、体を収納して頭で転がって移動する事もできる。
- けんちん和尚
- 声 - 塚田正昭
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第526話A「アンパンマンとけんちん和尚」
- けんちん寺の和尚。美味しいけんちん汁を御馳走してくれる。『けんちん寺拳法』が得意技で、自身も滑りのある体質で掴まれたり踏まれていたりしても難なく抜け出す事ができる。さといもちゃんは彼のお手伝いをする事が多い。
- だいふく和尚
- 声 - 藤本譲
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第606話B「ばいきんまんとだいふく和尚」
- だいふく寺の和尚。寺に来た客に気前よく大量の大福をご馳走してくれる。ばいきんまん達にも分け隔てなく接する数少ない人物。「粘りが肝心」が口癖で大量の大福は全て1人で作っている。非常にマイペースで普段は寺の縁側で昼寝ばかりしており、一見怠け者に見えるが実際は働き者で寺を訪れた人の為に裏でこっそり大福を作って用意してある。
- いちごだいふくちゃん
- 声 - 上坂すみれ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第1354話A「アンパンマンといちごだいふくちゃん」
- かんぴょう和尚
- 声 - 大木民夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第756話A「アンパンマンとかんぴょう和尚」
- 顔がユウガオの形をしている、かんぴょう寺の和尚。「か〜んかんかん」と笑う。かんぴょう作りが得意で、美味しいかんぴょう料理を御馳走してくれる。かんぴょうを伸ばして操り、敵を捕まえることもできる。
こんにゃく寺の住人
- こんにゃく和尚
- 声 - 藤本譲
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第64話B「アンパンマンとコンニャクおしょう」
- こんにゃく寺の和尚。おでんの日に美味しいおでんを作ってくれる。顔のこんにゃくは弾力があり、落下して彼にぶつかった人の衝撃を和らげる。
- コンニャク小坊主
- 声 - 斉藤千恵子(赤)、関川真佐美(茶色)、鶴ひろみ(黒)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第64話B「アンパンマンとコンニャクおしょう」
- こんにゃく寺で修行をしているこんにゃくの3人組。
- たらのめタラちゃん
- 声 - 大塚智子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第308話A「アンパンマンとたらのめタラちゃん」
- こんにゃく和尚の弟子で、お世辞が得意なタラの芽の少年。調子に乗ってばかりなので、いつもこんにゃく和尚に叱られてしまう。
にんにく寺の住人
- にんにく和尚
- 声 - 村松康雄→山寺宏一→藤本譲
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第117話A「アンパンマンとニンニクおしょう」
- にんにく寺の和尚。隠し味のニンニクを伝えようとしている。慌てん坊なにんにくこぞうに手を焼いており、いつも一喝している。にんにくこぞうにパン工場へニンニクを届けさせるが大抵はニンニクの壺を忘れて行ってしまい、結局は自身が届けに行く事がある。彼のニンニクを生で食べると頭頂部から蒸気が噴き出し「ニンニクパワー」がみなぎる。初登場時でどんぶりまんトリオにおいしさを伝授していたが、『カツドンマンとにんにくこぞう』ではお互いに存在を忘れ、初対面のごとく自己紹介をしていた。
- にんにくこぞう
- 声 - 江森浩子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第233話B「アンパンマンとニンニクこぞう」
- にんにく寺で修行中の小坊主。「お寺の修行は辛いけど、修行を積めば和尚さ~ん♪」と歌いながら登場する。元気は良いが慌てん坊なのが玉にきずで、にんにく和尚に一喝されるのが日常茶飯事。走るのに夢中になってよく周りが見えなくなってしまう。パン工場へニンニクを届けるよう和尚にお使いを頼まれるが、大抵はニンニクの壺を持ち忘れたり、届ける先を間違えたりしてしまう事が多い。
森の住人
- オオカビさんについては「#その他の敵キャラクター」の節を参照。
- こざるたち
- 声 - 鷹森淑乃→大谷育江(A)、ならはしみき→鶴ひろみ(B)、佐久間レイ(C)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話A「アンパンマンとぶたまんまん」
- ゴリラマンの子供の三つ子。集めた木の実をぶたまんまんに盗られて泣いていたところをアンパンマンに助けてもらう。
- ゴリラマン
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第7話A「アンパンマンとぶたまんまん」
- こざるたちの父親のゴリラ。服を着ている事もあれば、ズボンを穿いて上半身裸のまま、全裸の時もある。ぶたまんまんの片足を片手で持ち上げる程、体は非常に大きい。かぜこんこんやらくがきこぞう同様にばいきんまんに利用されて悪事をしたり、空腹の為に小さな象を食べようとした事もあるが、最後はアンパンマン達と和解した。基本、唸るだけでほとんど話さない。集合シーンでは、こざる3匹とバイキングゴリラのペアで描かれることもあった。
- ピリマちゃん
- 声 - 林原めぐみ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第11話B「アンパンマンとぴいちくもり」
- ぴいちく森に住んでいるメスの鳥。音楽会で美しい歌声を聞かせてくれる。
- ポン太(ポンた)
- 声 - 関俊彦→野崎美子→佐久間レイ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第20話A「アンパンマンとおばけのもり」
- タヌキの少年。何にでも変身する事ができる。もともと普通の森に住んでいたが、お化けに変身して悪戯をしたりボールを集めたりしていた事でカバオくん達からお化けの森と噂されていた。その行動は、野球が下手なせいでカバオくん達から仲間外れにされていた為であり、本当はカバオくん達と一緒に遊びたかっただけである。その後、カバオくん達と和解した。
- ふくろうおじさん
- 声 - 松岡文雄
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第23話A「アンパンマンとあくびどり」
- フクロウの小父。普段は眠っているが、ジャムおじさんに匹敵する程の博識である。
- どんくりぼうや
- 声 - 原えりこ→佐久間レイ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第28話B「アンパンマンとどじょうおじさん」
- ドングリの少年。どじょうおじさんの事を慕っている。仲間が何人かいる。
- どんくり兄弟
- 声 - 鶴ひろみ(兄)、林原めぐみ(末っ子)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第256話B「アンパンマンとどんくりコロちゃん」
- どんぐりぼうやの仲間達。どんぐりコロちゃんの下でダンスを習っている。
- 妖精バック
- 声 - 原えりこ→一龍斎貞友
- 性別 - 男
- 初登場回 - TV第61話B「アンパンマンとようせいバックちゃん」
- 自分の思っている事と反対の事を言ってしまう森の妖精。外見は小柄なミノタウロスのような姿をしている。例えば、お腹が空いている時は「お腹いっぱい」と言い、ピンチの時は「助けて欲しくない」と言う。その為、初対面の人は必ず戸惑う。歌っている歌の詞や「いただきます」等の挨拶は何故か反対にならない。無邪気で人懐っこく、根は優しい性格。また、お世辞なども反対言葉である。初登場時はばいきんまんに騙されて悪事を働いてしまう事もあった。その騒動の後に、素直に反対の事を言わなかった事もあったが、すぐまた反対の事を言うようになった。
- そっくりおばけ
- 声 - 原えりこ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第116話B「アンパンマンとそっくりおばけ」
- 本物とそっくりに変身できるお化けの子。森の中の古い洋館に住み、そこへ来た人を脅かして楽しむが一方で悪事は大嫌い。ばいきんまんに変身した時は彼の尻拭いをしていた。
- はちみつぼうや
- 声 - 原えりこ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第143話B「アンパンマンとストローこうもり」
- 蜜蜂の少年。蜜蜂達と一緒に蜂蜜を守っている。外見や剣を持っているところも含め、カレンの森のハニーと似ている。
- コング
- 声 - 加藤治
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第157話A「トマトちゃんと怪力コング」
- 力持ちのゴリラの大男。周りから怖がられているが、本当は寂しがり屋で気は優しい。
- ハッパちゃん
- 声 - 亀井芳子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第169話A「アンパンマンとハッパちゃん」
- 小さな葉の妖精の少女。春はクローバーの葉、秋はイチョウの葉に乗って飛んできて、持っている花の杖で森の葉に季節を教えている。カレーパンマンと仲が良い。
- つくしくん
- 声 - こおろぎさとみ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第170話A「アンパンマンとすいこみどり」
- つくしの少年。巨大なつくしが何本も生えているつくしの森を管理している。つくしの森に山菜を摘みに来る人を案内してあげる。
- マゴマジョ
- 声 - 本多知恵子→川澄綾子(本多没後)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第249話A「ばいきんまんと魔法のホウキ」
- 魔法の修行をしている魔女の孫の少女。外見は人間に近い。心を持っている魔法の箒に乗ると空を飛べる。魔法がまだうまく使えなくてよくいじけてしまうが、一緒に共演するゲストや祖母に励まされてから自信を取り戻す事が多い。いたずら好きでお調子者の魔法の箒を叱ったり、あかちゃんまんをあやしたりとしっかりしたところもある。
- どんくりコロちゃん
- 声 - 平松晶子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第256話B「アンパンマンとどんくりコロちゃん」
- どんぐりぼうや達に踊りを教えている少女。外見は人間に近い。
- らんぼうや
- 声 - 真山亜子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第266話B「アンパンマンとらんぼうや」
- ケンタウロスがライオンの髪を生やしたようなじゃじゃ馬の少年。名前の通り乱暴な性格だが、優しい一面を見せる事もある。世界一足が速いと自慢しており、その速さはピクルスとも互角に渡り合う程である。
- クルルン
- 声 - 松倉羽鶴
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第321話「アンパンマンとふしぎなクルルン」
- ある日、山で吹雪の中で倒れていたところをアンパンマンに発見されてパン工場に運ばれた記憶喪失の少女。髪型を見たジャムおじさんから「クルルン」と名付けられた。アンパンマンとはお互いに不思議な縁を感じていたが、その正体は勇気の花の妖精である。もともとは勇気の花そのものだったが広い世界を見たいと願っているうちに人間の姿になり、辺りの勇気の花は全て消えてしまう。勇気の花のエキスがないアンパンマンがばいきんまん達に襲われている最中に全てを思い出し、彼を助ける為に本来の姿である勇気の花へと戻り彼女は消えてしまった。結果、アンパンマンは勇気の花のエキス入りの新しい顔に替えてばいきんまん達をやっつける事ができたが、ジャムおじさん達から一連の流れを聞いて落ち込むが同時に彼女はいつも一緒と聞いて元気を取り戻した。
- シャンピニオン王子
- 声 - 日高のり子→田中真弓
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第352話A「アンパンマンとキノコの森」
- きのこの森の王子。頭がキノコでそれ以外は人間の外見をしている。キノコの粉を武器に、きのこの森を守っている。ニックネームは「ピニ」。
- ミノムシくん
- 声 - 松本美和
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第356話B「アンパンマンとミノムシくん」
- 蓑虫の少年。頭の角から糸を出して簔を作ったり木から木へ移動したり悪者を捕らえたり等いろんな活用法がある。ばいきんまんに騙されてアンパンマンを捕らえるが騒動後、和解した。
- シチューおばさん
- 声 - 吉田理保子→野沢雅子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第358話A「ばいきんまんとシチューおばさん」
- 心まで温まる美味しいシチューを作ってくれる小母。優しくて頼りになる性格で、初登場時に風邪を引いたドキンちゃんの為にばいきんまんにバイキン城に連れて来られるが、事情を理解した事で彼らにも分け隔てなく接していた。それ以降ばいきんまん達にとって希少な友好関係になり、彼女の前ではアンパンマン達がいても悪事を働く事はしない。丘の向こうの森の奥にあるシチュー用の鍋の形の家に住んでいる。
- あんずちゃん
- 声 - 仲尾あづさ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第415話B「メロンパンナとあんずちゃん」
- あんずの森に住んでいるアンズの少女。美味しいアンズジャムを作ってくれるが自分に自信が持てない性格で失敗する事も多かったが、ばいきんまん達との騒動をきっかけにそれを克服した。
- クルミちゃん
- 声 - 長沢美樹→山田美穂→遠藤綾
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第442話B「カレーパンマンとクルミちゃん」
- クルミの森に住んでいる頭にクルミの殻を被せた小さな妖精の少女。人見知りが激しいが、仲良くなった相手にはクルミの実をプレゼントする。カレーパンマンも彼女の親友となり、クルミをもらった。
- すずらん姫
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第515話B「ちびぞうくんとすずらん姫」
- 森の奥のすずらんの園に住んでいる小さなお姫様。夜が更けるとスズランの花を咲かせにやって来る。彼女の咲かせるスズランは風に靡くと鈴の音を鳴らす。頭の光を強めて相手の目を眩ます事ができる。非常にか弱く彼女に異変が起きると咲かせたスズランも同時に元気がなくなってしまう。また、彼女がピンチになるとスズランの花が彼女のもとへ飛んで行きアンパンマン達を誘導する。ハロウィンマンと同じく声に出して喋る事はないが表情や鈴の音でいろんな事を伝える。
- ビクビクちゃん
- 声 - 七緒はるひ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第579話A「よわむしおばけのビクビクちゃん」
- 臆病で弱虫なお化けの子。暗がりの森の中にある古い洋館に住んでいる。怖がらせるお化けになるのが夢だったが、愛されるお化けになる事にした。些細な事ですぐ怖がるが、彼自身もお化けであるが故に初対面の者に怖がられてしまう事がある。強くてかっこいい者に憧れている。度々ばいきんまんに悪戯で怖がらせられるが勇気を出して立ち向かう事もある。物怖じしない気持ちが強くなると体を巨大化させる事ができる。
- チェロヒキーさん
- 声 - 小林修→田中秀幸(小林没後)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第591話B「ばいきんまんとチェロヒキーさん」
- 森の中のログハウスでチェロを弾きながら暮らす音楽家。目が8分音符の形になっている。過去の失敗が原因で自分の演奏に自信をなくしていた。成り行きで知り合ったばいきんまんの協力でそれを克服し、一緒にコンサートを開いた。その為、ばいきんまんを敵視しない数少ない人物の1人となっており、彼の事を君付けで呼んでいる。話によっては彼を友達として接している時がある。彼の美しい調べはロールパンナの良い心をも強調させる。
- 2011年に小林が死去して以降しばらく出番がなかったが、2016年に田中が演じて再び登場した。
- もっきんまん
- 声 - 佐々木望→松風雅也
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第604話A「アンパンマンともっきんまん」
- 体が木琴である木の男性。木琴の演奏には誰にも負けない自信を持っている。木琴の森に住んでいる。
- ちびおおかみ
- 声 - かないみか
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第627話B「アンパンマンとオオカミおばけ」
- 恥ずかしがり屋なオオカミの少年。オオカミ森に住んでいる。満月やばいきんまんとドキンちゃんが作った丸い物を見てしまうと巨大なオオカミおばけに変身して悪さをする。満月を見ないようにアイマスクを着けており、立ち寄った彼と同じく善悪の心を持つロールパンナが手にリボンを結び、そばにいた事もあった。オオカミおばけを変身させるため、ばいきんまんにアイマスクを取られたり、丸い物を見せられて変身するというパターンが非常に多い。尻尾を長く伸ばす事ができる。ただし、ばいきんまんとドキンちゃんが作った丸い物を壊すと元に戻る。
- 妖精ミズリン
- 声 - 豊嶋真千子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第657話A「メロンパンナと妖精ミズリン」
- 水芭蕉の妖精。森に咲く水芭蕉を大切に育てている。周りに霧を発生させたり霧の力を使って汚れを落としたりする事ができる。悲しい気持ちになると周囲に霧が立ち込め、気温も著しく下がってしまう。
- 水芭蕉の精
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第657話A「メロンパンナと妖精ミズリン」
- ミズリンと共に水芭蕉を守っている小さな妖精達。ミズリンの力によって放たれ、彼女の手助けをする。竜巻を発生させたり汚れを落としたりする事ができる。
- ドクダミ夫人
- 声 - 片岡富枝
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第690話A「アンパンマンとドクダミ夫人」
- ドクダミの森で体に良いドクダミを育てている夫人。森を訪れた人にドクダミ茶を飲ませてくれたり、怪我を負った人をドクダミで治療してくれたりする。ドクダミの花を舞い上がらせ、自在に操る事ができる。怖そうに見えるが、本当は心優しい性格。初登場時はその怪しげな雰囲気からカバオくん達からは恐ろしい魔女がいると恐れられていたが、ばいきんまんとの騒動をきっかけに彼らと仲良くなった。賑やかなのが苦手だが、カバオくん達が歌ったりする分にはある程度の許容はしている。
- ふきのとうくん
- 声 - 三石琴乃、川上とも子(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第786話A「アンパンマンとふきのとうくん」
- ふきのとうの少年。毎年春が来るまで眠っているが、春が訪れる前に目を覚まし、まだ雪の残る外に飛び出したせいで寒い思いをしてしまう慌て者な所がある。心が温かくなると周りの気温が上がり、逆に心が冷たくなると周りの気温が下がる。温かい心が強くなると頭の花から柔らかい光が放たれ、周りの雪を溶かし緑を芽吹かせる。
- パジャマン
- 声 - 潘恵子→川澄綾子→潘恵子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第795話B「アンパンマンとパジャマン」
- パジャマンの森に住んでいて、夜に現われては寝ている人(もしくは寝ようとしている人)に魔法でパジャマとナイトキャップをあげている(あげる対象は原則子供に限定されるが、頼めば大人であっても貰う事ができる)。そのパジャマには、例えばカバオくんならKの文字が、ちびぞうくんならTの文字のようにキャラクターのイニシャルにちなんだアルファベットが描かれたデザインになっている[141]。彼のパジャマや手から放たれる光には眠気を誘う効果がある。目はナイトキャップで隠れている。「パジャ」としか喋べる事ができず、人々が朝起きる頃に眠りにつく。普段は眠っている時はなかなか起きず、ばいきんまんの騒音攻撃に対しても熟睡している。ドキンちゃんがパジャマンのパジャマを欲しがっているのを察してばいきんまん達にも躊躇う事なくパジャマをあげる等、彼らの事はあまり敵視していない。
- カスタネットくん
- 声 - 安済知佳→越川詩織
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1177話A「みみせんせいとカスタネットくん」
- 頭がカスタネットの少年。カスタネットの森に住んでいる。最初はカバオくん達と演奏の息が合わなくて拗ねてしまったが、みみせんせいに励まされてみんなと一緒に演奏する楽しみを再確認した。頭のカスタネットで逆さになって跳ねながら移動する。
- ぎんなんぼうや
- 声 - 大本眞基子(A)、根谷美智子(B)、長沢美樹(C)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1192話A「ちゃわんむしまろとぎんなんぼうや」
- イチョウの森を守っている小さな銀杏の三つ子。イチョウの葉を飛ばして踊る『イチョウの舞』を披露している。イチョウの葉に乗ると空を飛べる。ちゃわんむしまろは彼らからよく銀杏を貰いに来る。
カレンの森の住人
- カレン
- 声 - 水谷優子→佐久間レイ→かないみか→横田みはる(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)→笠原留美→長沢美樹、原えりこ(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第32話B「アンパンマンとカレンのもり」
- 蝶の少女。ドキンちゃんと仲がいい。顔は人間である。同じ外見の別個体が複数いる。
- ハニー
- 声 - 島本須美→松岡洋子→高田由美→渡辺美佐→佐々木望
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第32話B「アンパンマンとカレンのもり」
- 蜜蜂の少年。持っている剣や蜂達と一緒に友達のカレンを守っている。カレンと同じく顔は人間で同じ外見の別個体が複数いる。
- ツボミちゃん
- 声 - こおろぎさとみ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第327話B「ばいきんまんとツボミちゃん」
- 蕾の幼女。カレンの森の花を配っている。人懐っこくて、ばいきんまんと仲がいい。顔は人間である。
サトウカエデの森の住人
- ホットケーキマン
- 声 - 速見圭→城雅子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第371話A「ホットケーキマンとシロップちゃん」
- 顔がホットケーキの少年。美味しいホットケーキをご馳走してくれる。山吹色の服。怒ると頭のバターが溶ける。溶けたバターを相手にかけ、手を滑らせたり視界を遮ったりする事ができる。
- シロップちゃん
- 声 - 豊島まさみ→里郁美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第371話A「ホットケーキマンとシロップちゃん」
- 顔がメープルシロップ用のピッチャーになっている小さな少女。メープルシロップの元であるサトウカエデの木の世話をしている。ピンク色の服。ホットケーキマンの友達。
しあわせの木の住人
- リィ
- 声 - 吉田美保
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第102話B「アンパンマンとしあわせの木」
- リスの少女。祖父と子供達と生活していたがばいきんまん達にしあわせの木を占領され、アンパンマンに助けを求めた。
- リィのおじいさん
- 声 - 辻村真人
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第102話B「アンパンマンとしあわせの木」
- リィの祖父のリス。リィとリスの子供達としあわせの木で生活している。しあわせの木の事について何でも知っている。
- 叶え星の妖精
- 声 - 中村ひろみ(A)、原えりこ(B)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第102話B「アンパンマンとしあわせの木」
- しあわせの木の願い事を叶える為に夜中にやってくる小さな妖精。大勢の仲間達がいる。外見はどちらかと言うと天使に近い。
ジャングルの住人
- タータン
- 声 - 菅谷政子→白鳥由里→折笠富美子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第34話「アンパンマンとタータン」
- ジャングルの平和を守っているとても強い少年。外見は人間に近い。動物と仲良し。元ネタは「ターザン」から。
- トント
- 声 - 小野寺啓子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第34話「アンパンマンとタータン」
- タータンと仲良しのオスの子象。こぞうのジャンボに似ている。
- カエルリュウ
- 声 - 津久井教生→三ツ矢雄二
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第34話「アンパンマンとタータン」
- カエルと首長竜を合わせたような怪物。巨大な為にホラーマンにアンコラではないかと思われた。体の色は紫色の時と緑色の時がある。ジャングルにある魔の山の滝壺に住んでいる。長い舌が武器。初登場時は悪役であり、滝壺に落ちた者を食い荒らす。ばいきんまん達に捕まったアンパンマン達を食べようとしたが、タータンと仲間のゾウ達に退治されてから改心して大人しくなった。映画『つみき城のひみつ』では、緑色の姿で再び悪役として登場する。ただし、カレーパンマンにケロゴンと呼ばれる。
竹林の住人
- タケトンボマン
- 声 - 中嶋聡彦→太田真一郎
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第282話A「アンパンマンとタケトンボマン」
- ロケットのような頭に竹とんぼが付いた男性。竹とんぼ作りが得意で、子供達に竹とんぼの楽しさを広めている。頭の上の竹とんぼでヘリコプターのように空を飛べる。竹とんぼ以外に竹で玩具や遊具も作れる。
- たけのこぼうや
- 声 - 篠原あけみ→植田佳奈
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第282話A「アンパンマンとタケトンボマン」
- 竹林を守っているタケノコの少年。タケトンボマンの友達。竹と会話したり、いろんな竹細工を作ったりする事が出来る。また、その他にも複数の仲間(声 - 三ツ矢雄二、坂本千夏、平野綾、他)がいる。
- おことちゃん
- 声 - 天野由梨→笹井千恵子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第546話B「アンパンマンとおことちゃん」
- 琴の名人である和服姿の少女。外見は人間に近い。彼女の琴の演奏は、ばいきんまんも含めて誰もが聞き入ってしまう程に美しい。皆にタケノコご飯をご馳走してくれる。一緒に共演したほとんどの男性ゲストキャラは、彼女を見ると顔を赤らめる。
- やつはしさん
- 声 - 山像かおり
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第699話A「しょくぱんまんとやつはしさん」
- 和服姿の八橋の女性。美味しい八橋を食べてもらう為に茶店を出している。性格は優しくて上品で、ばいきんまんの名前を思わず「ばっちいお名前」と発言し、彼を逆ギレさせた。
つばきの森の住人
- つばき姫
- 声 - 久川綾→雪野五月
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第131話「つばき姫とこどもまつり」
- 頭にツバキの花を乗せた、つばきの森のお姫様。歌が上手。みんなが仲良く暮らす事を願っている。ツバキの花が咲く頃、『子供祭り』で子供達に歌を聞かせてくれる。
- かしわもちまん
- 初登場回 - TV第29話B「アンパンマンとクリームパンマン」
- 顔が柏餅の三つ子の兄弟。こどもの日に美味しい柏餅を食べさせてくれる。剣道が得意。初登場時は「かしわもちくん達」と呼ばれていて仲が悪い兄弟だったが、クリームパンマン(アンパンマン)を助けてから仲が良くなった。現在でも喧嘩する事も多いが、いざとなった時のコンビネーションは抜群である。話によっては、特定のキャラにスポットが当たる事も多い。TV第131話ではつばきの森の案内役をしており、カシワの葉に乗って移動していた。現在は端午の節句の時期に合わせて登場する事が多い。
- かぜまる
- 声 - 堀越真己→横山智佐→潘恵子→佐久間レイ→潘めぐみ
- 性別 - 男
- 長男のかしわもちまん。白い顔をしている。柏餅作りでは、餅を捏ねる係。よく喧嘩をするくもまるときりまるをたしなめる事が多い。また、自身もくもまると悶着を起こし、きりまるを困らせる事がある。長男故に責任感が強く、弟のくもまるときりまるをまとめている。
- くもまる
- 声 - 吉田美保→亀井芳子→吉田美保→かないみか→嶋方淳子、中村ひろみ(代役)
- 性別 - 男
- 次男のかしわもちまん。桃色の顔をしている。柏餅作りでは、餅の中にあんこを入れる係。強気な性格で、弱気なきりまるにきつい態度で接する為よく喧嘩をする。生真面目でせっかちな所もある。かしわもちまんの話の騒動の発端は主に彼が担う事も少なくない。
- きりまる
- 声 - 久梨原れな→安藤ありさ→嶋方淳子→かないみか、本多知恵子(代役)
- 性別 - 男
- 末っ子のかしわもちまん。緑色の顔をしている。柏餅作りでは、柏餅にカシワの葉を包む係。弱気な性格で、強気なくもまるとはよく喧嘩になる。かしわもちまんの中では一緒に共演するゲストとの絡みが多い。
- さくらもちねえさん
- 声 - 鈴鹿千春→土井美加
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第230話A「アンパンマンとさくらもちねえさん」
- 春に美味しい桜餅を作って配ってくれる女性。気の強い性格でばいきんまんを「坊や」と呼び、子供扱いしている。実際に1人でばいきんまんを倒してしまう程に強い。日傘と鳥黐を武器にしている。日傘は刀のように何でも切り刻み、一振りするだけでつむじ風を起こす事ができる。共演した際に、かしわもちまん達に始めから「姉さん」と慕われていた。
てんぐの森の住人
- こてん
- 声 - 松本梨香→冨永みーな→松本梨香→小林由美子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第263話B「アンパンマンとてんぐぼうや」
- 悪戯好きな天狗の少年。てんぐの森を守りながら立派な天狗になる為に修行をしている。「てんてこまいですってんてん」と唱える事で、手に持っている葉団扇の能力で風を自由に吹かせたり、相手の鼻を伸ばしたりする事が出来る。また、彼が持っている簔は姿を透明にする力がある。
- だいてん
- 声 - 山寺宏一→立木文彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第279話A「こむすびまんとてんぐぼうや」
- こてんの父親の巨大な天狗。息子のこてんを一人前にしようと厳しく鍛えている。普段はてんぐの森の見回りをしている。こてんと同様、手に持っている葉団扇の能力を使う事ができ、呪文は「だいてんてんのすってんてん」。
もりそば森の住人
- おこんちゃん
- 声 - 原えりこ→宮内あい
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第429話A「おむすびまんとアングリラ」
- キツネの少女。もりそば森にあるもりそば村で美味しいきつねそばを作っている。化ける事ができる。
- こん太郎(こんたろう)
- 声 - 中村ひろみ→山寺宏一→長沢美樹→進藤サキ→徳本恭敏
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第429話A「おむすびまんとアングリラ」
- もりそば森のもりそば村に住むキツネの少年。アングリラを倒す為のこんにゃく玉を持っている。
山の住人
- アンコラ、コアンコラについては「#その他の友人」の節を参照。
- かきくけこちゃん
- 声 - 堀越真己→東美江、足立友(OVA・ひらがなであそぼう)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第105話B「アンパンマンとかきくけこちゃん」
- とんがり山に住んでいる柿の少女。みんなに美味しい柿を食べてもらう為、柿を大切に育てている。初登場時は自分が育てた柿が実は渋柿だった事を知らなかったが、ばいきんまんとの騒動の後、ジャムおじさん達の協力で自分の渋柿が甘くて美味しい柿になった。
- カレーナ
- 声 - 横田みはる
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第136話A「かいじゅうアンコラとカレーナ」
- アンコラの友達の巨大な怪獣の少女。体色は黄色。カレーパンが大好きで甘い物は苦手。
- お茶漬けサクサクさん
- 声 - 龍田直樹→仲野裕
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第139話B「アンパンマンとお茶づけサクサクさん」
- お茶漬け山の民家に住んでいる穏やかなおじいさん。畑で育てた野菜を町の人々に配ったり、美味しいお茶漬けを御馳走してくれる。初登場時はばいきんまん達に野菜畑を荒らされてしまったが、空腹で行き倒れになった彼を介抱しお茶漬けをご馳走する等、現在ではばいきんまんにも分け隔てなく接している。
- クリスケさん
- 声 - 塩屋翼→塩屋浩三
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第155話B「アンパンマンとクリスケさん」
- 顔が栗の小父。栗の木山の持ち主で栗料理の名人。栗の木山を守っている。余所者の栗拾いを禁止させていたが、アンパンマンに助けられてからは栗拾いを許可してくれた。
- しかくおに
- 声 - 千田光男
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第162話B「アンパンマンとしかくおに」
- 四角い顔をした鬼。しかく山に住んでいる。丸い物が大の苦手であり、金棒で叩くと何でも四角になる。当初はアンパンマンの丸い顔も嫌っていたが、現在では克服している。丸い物全般が平気になれるよう日夜山奥でトレーニングしている。
- りんりん
- 声 - 池本小百合
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第163話「ふしぎなふしぎなジングルベル」
- 外見が人間に近く、頭の帽子に鈴を付けた少年。ジングル山にある金色と銀色の二つの鈴がなる木を守っている。りんりん谷のりんりんとは無関係。
- おんせんくん
- 声 - 桜井敏治→松本保典→原えりこ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第187話A「アンパンマンとおんせんくん」
- 頭に温泉マークを乗せた少年。温泉作りを頑張っている。頭の温泉マークが取れると記憶喪失になる。立派なおんせんまんを目指しているが、初登場時からジャムおじさんやかまめしどんから「おんせんまん」とも呼ばれていた。
- おんせんじいさん
- 声 - 茶風林
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第187話A「アンパンマンとおんせんくん」
- おんせんくんの祖父。孫が立派なおんせんまんになれるように応援している。
- おんせん母さん
- 声 - 滝沢ロコ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第187話A「アンパンマンとおんせんくん」
- おんせんくんの母親。息子が立派なおんせんまんになれるように応援している。
- しぶがきじいさん
- 声 - 辻村真人→大竹宏、山寺宏一(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第210話B「メロンパンナとシブガキじいさん」
- 柿山の民家に住む渋柿のおじいさん。少し頑固で怒りっぽいが、曲がった事が大嫌いな優しい人。自分の柿畑で育てた渋柿の実で美味しい干し柿を作っている。
- ケーキくん
- 声 - 伊藤美紀→永澤菜教→冨永みーな→丹下桜→冨永みーな
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第213話「とどけ!みんなのクリスマスケーキ」
- ケーキ山に住んでいるパティシエ。弟達と一緒にケーキを作り、毎年クリスマスにはクリスマスケーキを配ったりケーキ作り教室を開講したりしている。
- さんかくまん
- 声 - 飛田展男
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第214話B「アンパンマンとさんかくまん」
- 顔が三角の男性。さんかく山に住んでいる。三角槍という槍で何でも三角にしてしまうが三角槍が壊れると元に戻る。丸い物は苦手。
- さび太郎(さびたろう)
- 声 - 篠原恵美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第217話B「アンパンマンとおさびし山のさびたろう」
- おさびし山に住んでいて、歌を歌うのが好きな少年。しかし、彼の歌を聞くと悲しくなって泣き出してしまう[96]。その理由は、山に独りぼっちで住んでいたために悲しい声になったが、和解した後はカバオくん達と楽しく歌うことが出来た。見た目は人間に近い。一人称は「オイラ」ばいきんまん達を含め「さび太郎君」と君付けで呼んでいる。
- たけのこちゃん
- 声 - 柴田由美子→伊藤美紀
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第231話A「かまめしどんとたけのこちゃん」
- タケノコの少女。かまめしどんとは仲良しで、彼と一緒に美味しいタケノコ料理をみんなに御馳走してくれる。たけのこ山の竹林を守っており、竹を操る能力を持っている。
- ほしがきおじさん
- 声 - 上田敏也
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第259話A「ほしがきおじさんとかきくけこちゃん」
- 干し柿の小父。山奥にある自分の家に生えている柿の木から美味しい干し柿を作っている。かきくけこちゃんは彼の事を慕っており、一緒に干し柿作りを手伝っている。
- 幻のこいのぼり
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第328話「およげ!こいのぼり」
- 山奥に住む巨大な金色のこいのぼり。こどもの日に願いを1つだけ叶えてくれる力を持っている。
- ほおずきちゃん
- 声 - 宮村優子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第382話B「アンパンマンとほおずきちゃん」
- 頭が鬼灯の形の少女。夕焼け山の畑で育てた鬼灯を配り、遊び方を教えてくれる。
- もくもく仙人
- 声 - 池田勝→仲野裕
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第402話A「アンパンマンとまほうのもくば」
- 木の仙人。空を飛ぶ魔法の木馬に乗り、山と森の平和を守っている。子供達に山や森の植物の大切さを教えている。
- 魔法の木馬
- 声 - 永野広一→梁田清之→布目貞雄→坂本千夏→永野広一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第402話A「アンパンマンとまほうのもくば」
- もくもく仙人の愛馬である木馬。右の耳を押すと体が大きくなり、左の耳を押すと小さくなる。後ろ蹴りはバイキンメカを遠くへ飛ばすほど強力。鼻息を枯れ木や弱った草花に吹き掛けるとたちまち元気になる。ばいきんまんに悪用された事もある。
- はみがき山
- 声 - 鈴木琢磨
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第410話B「アンパンマンとはみがきやま」
- 山に顔が付いたような山の巨人。頭の峰の白い雪ははみがきまんの中身の元・歯磨き粉で出来ている。白い歯は黴菌を寄せ付けない。
- トースターマン
- 声 - 関俊彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第425話B「しょくぱんまんとトースターマン」
- 顔がトースターの男性。しょくぱんまんの故郷・トースター山に住んでいる。食パンの美味しい食べ方を広めている。最高級の食パンしかトーストしない主義で、バターやジャム、トーストを乗せる為の皿にまで拘りを持っている。学校給食として配られたしょくぱんまんの食パンを先入観で馬鹿にしていたが、ばいきんまんが盗んで来たものを食べた時に「最高級の味」と絶賛した事で彼の食パンを認めるようになった。顔を真っ赤にして高熱を出す事ができ、水に濡れたアンパンマンの顔も二度焼きする事ができる。
- たくわん和尚(たくわんおしょう)
- 声 - 茶風林→池田勝
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第442話A「アンパンマンとたくわん和尚」
- つけもの山にあるたくわん寺の和尚。秘伝の沢庵を漬けている。のんびりした性格で優しい。おしんこちゃんと仲が良い。どんぶりまんトリオに丼物をもっと美味しくする秘密を教えた。
- チンゲンサイ
- 声 - 上田敏也→田中完
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第481話B「ばいきんまんとチンゲンサイ」
- 顔がチンゲンサイである、ジャムおじさんの友人の老人。畑仕事をしているが、動きが素早くかなりの腕前である。彼の隙を突く事ができれば一人前として認められる。
- コカブ
- 声 - 永澤菜教→中村ひろみ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第481話B「ばいきんまんとチンゲンサイ」
- チンゲンサイの弟子。野菜作りを手伝いながら強くなる為の修行中。野菜作りに関しては人一倍自信があるが、チンゲンサイからは「まだまだ修行が足りない」と窘められている。
- ウーロンさん
- 声 - 北村弘一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第508話B「アンパンマンとウーロンさん」
- 外見は人間に近い頭に急須を乗せた老人。頭の急須でお湯を沸かして、烏龍茶を入れてくれる。達観した性格でうろうろと散歩をするのが趣味。飄々とした動きでばいきんまんを軽くあしらう程の実力者だが、頭の急須の烏龍茶がなくなると力が出なくなってしまう。
- ドライヤーじいさん
- 声 - 大木民夫
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第510話B「アンパンマンとドライヤーじいさん」
- 山の平和を守っているドライヤーの小父。頑固に見えるが本当は優しい性格。鼻のドライヤーから吹き出す熱風で冷えきった体を暖めてくれる。
- おしんこちゃん
- 声 - 渡辺菜生子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第513話B「ばいきんまんとおしんこちゃん」
- おしんこを漬けるのが上手な働き者の少女。見た目は人間に近い。お茶漬けサクサクさんとは仲良し。ばいきんまんを敵視しない為、ばいきんまんに苦手とされている。
- 妖精リーフ
- 声 - 榎本温子→坂本真綾
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第589話B「メロンパンナと妖精リーフ」
- 山を守っている小さな妖精の少女。髪型が落ち葉で紅葉の服を着ているのが特徴。落ち葉に乗ると空を飛べる。山の木の葉が全て落ちると、次の山に移動する[129]。
- ざくろおばさん
- 声 - 寺内よりえ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第628話B「ばいきんまんとざくろおばさん」
- 顔がザクロの小母。美味しいザクロの実やジュース、ジャムを御馳走してくれる。山の遊びや生活の知恵も教えてくれる。
- チーズフォンデュさん
- 声 - 麻生美代子→谷育子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第686話B「アンパンマンとチーズフォンデュさん」
- 美味しいチーズフォンデュを御馳走してくれる小母。山の高原の山小屋に住んでいる。優しい人柄でばいきんまん達にもご馳走してくれる。アルプホルンを上手に吹ける。しょくぱんまんとは気が合う関係。
- わらびちゃん
- 声 - 田中理恵
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第701話A「わらびちゃんとぜんまいちゃん」
- 頭がワラビの少女。ぜんまいちゃんと一緒に山を守っている。二人で荒れ果てた山を元に戻す事も出来る。
- ぜんまいちゃん
- 声 - 鈴木紀子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第701話A「わらびちゃんとぜんまいちゃん」
- 頭がゼンマイの少女。わらびちゃんと二人で山を守っている。頭のゼンマイで敵を巻きつける。
あめふり山の住人
- あめふりアメちゃん
- 声 - 松本伊代(映画・虹のピラミッド)→寺田はるひ→豊嶋真千子
- 性別 - 女 / 初登場回 - 映画第9作目「虹のピラミッド」、TV第622話A「アンパンマンとあめふりアメちゃん」(TVデビュー)
- あめふりおにの孫娘の子鬼。顔が人間。祖父と一緒にあめふりマシンで雨を降らせるのが仕事。短気で負けず嫌いな性格で、マシンが故障すると「オンボロ」と呼んだり八つ当たりしたりする。
- あめふりおに
- 声 - 加藤正之→玄田哲章(映画・虹のピラミッド)→宝亀克寿
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第102話A「アンパンマンとあめふりおに」
- 雨が降らなくて困った時、あめふりマシンで雨を降らせてくれる心の優しい鬼。孫娘のあめふりアメちゃんにはいつも困らされている。初登場の時点でばいきんまんとはお互い存在を知っていた。初登場時は九州弁で話していたが、「虹のピラミッド」以降は標準語になっている。
いがぐり山の住人
- クリちゃん
- 声 - 小林優子→かないみか→佐久間レイ→滝沢ロコ→長沢美樹
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第208話A「アンパンマンとクリ・キン・トン」
- 三つ子の少年。毬栗の帽子からトゲを飛ばす『トゲアラシ』が攻撃技。
- キンちゃん
- 声 - 坂本千夏、中村ひろみ(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第208話A「アンパンマンとクリ・キン・トン」
- 三つ子の少年。3人の中ではジャンプ力が凄い。
- トンちゃん
- 声 - 潘恵子→原えりこ→木下鈴奈→佐久間レイ→原えりこ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第208話A「アンパンマンとクリ・キン・トン」
- 三つ子の中で1番力持ちの少女。美味しい栗きんとんを作ってくれる。
火山の住人
- ひのたまこぞうについては「#頼りになる味方」の節を参照。
- はいおにについては「#その他の敵キャラクター」の節を参照。
- ひのたまこぞうのお母さん
- 声 - 中野聖子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第5話A「アンパンマンとひのたまこぞう」
- ひのたまこぞうの母親で、火の玉の巨人。息子のひのたまこぞうに対して少し口やかましいが、それは彼を心配しているからである。
- カルイシマン
- 声 - 関俊彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第62話B「アンパンマンとカルイシマン」
- 噴火した火山から誕生した軽石の大男。口から熱い蒸気を吹き出し、力持ちで空も飛べるが巨体の割に軽く冷たい水には弱い。ばいきんまんに捕らえられて操られてしまうが、うっかり崖から足を滑らせて操るアンテナが外れて元に戻ってアンパンマンを助けた後、アンパンマンと協力してばいきんまんをやっつけた後にジャムおじさんに直してもらった。
峠の住人
- タンゴ
- 声 - 堀川亮→小野坂昌也
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第59話A「アンパンマンとダンゴのタンゴ」
- 団子職人の少年。ダンスも得意で名前の通り、タンゴを踊る。タンゴの音楽を聴くと勝手に踊りだしてしまう。初登場時は町でダンス教室を開く為、自分の母親の団子屋を継ぐのを嫌がって家出をしたが、母親の団子を食べて元気が溢れ、ダンスコンクールに優勝してダンス教室を開くのをやめて団子屋を継ぐ事を決めた。彼曰く、タンゴを踊りながら団子を作るのが一番性に合っているらしく、現在でも度々タンゴを踊って仕事をさぼっている為、母親にもその事を知られてしまっている。しかし、団子を作っている最中ばいきんまんに妨害されても全く気付かない程に団子作りに対する熱意は本物である。
- 団子屋さん
- 声 - 浅井淑子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第59話A「アンパンマンとダンゴのタンゴ」
- 団子屋を営んでいるタンゴの母親。団子屋を継ぐのを嫌がって家出した息子のタンゴが心配で泣いていたが、自分が作った団子がきっかけでタンゴがダンス教室を開くのをやめて団子屋を継ぐ事を決めた事に喜んだ。
- ロバじいさん
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第198話B「こむすびまんとブラックおむすびまん」
- ロバの老人。峠で孫のロバコと一緒に茶屋を営んでいる。
- ロバコさん
- 声 - 篠原恵美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第198話B「こむすびまんとブラックおむすびまん」
- ロバじいさんの孫のロバの女性で、峠の茶屋の看板娘。
- おしるこちゃん
- 声 - 潘恵子→中山さら→笹井千恵子、中村ひろみ(代役)
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第208話B「アンパンマンとおしるこちゃん」
- 顔がおしるこ用の蓋付きの汁椀になっている少女。美味しいおしるこを食べてもらう為、おしるこ屋になった。店はどんぶりまんトリオに作ってもらったので彼らとは仲が良く、特にかまめしどんからは好意を持たれている。
- かまあげうどんさん
- 声 - 南央美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第403話B「かつぶしまんとかまあげうどんさん」
- 顔がうどん用の桶になっている、うどん屋の少女。美味しい釜揚げうどんを御馳走してくれる。初登場時は、うどんの麺は申し分ないが肝心のめんつゆの味がうどんと調和せず彼女の店に訪れる客がいなく寂れていたが、彼女の店に立ち寄ったかつぶしまんが自身の鰹節でめんつゆを作り、アンパンマン達が店を建て直した事で再び彼女のうどん屋は繁盛した。
トナカイ山の住人
- チャッピー
- 声 - 川澄綾子
- 性別 - 男 / 初登場回 - 2010年TVスペシャル「赤鼻チャッピー 勇気のクリスマス」
- トナカイ山の学校の生徒で、大きな赤い鼻の小さなトナカイの子。恥ずかしがり屋で空中は駆けるのはまだ上手くないが、星座には詳しい。照れると鼻が更に赤くなり、勇気と力が湧くと輝く。アンパンマン達の励ましで自由に飛べるようになった。
- トナカイ先生
- 声 - 鈴木琢磨
- 性別 - 男 / 初登場回 - 2010年TVスペシャル「赤鼻チャッピー 勇気のクリスマス」
- トナカイ山の学校の先生。生徒達をルドフルのような立派なトナカイに育てる為に星座の知識や空を駆ける技術を教えている。
- トナカイの子たち
- 声 - 冨永みーな(A)、佐久間レイ(B)、坂本千夏(C)
- 性別 - 男(2人)、女(1人) / 初登場回 - 2010年TVスペシャル「赤鼻チャッピー 勇気のクリスマス」
- トナカイ山の学校の生徒達。立派なトナカイになる為に勉強中。後輩のチャッピーを見守っている。
ナンデスの山の住人
- ケーナちゃん
- 声 - 豊嶋真千子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第609話B「アンパンマンとケーナちゃん」
- 外見は人間に近く、肌は褐色で民族服を着ている少女。ケーナという笛を持っており、小鳥達と仲が良い。コンドルさんと友達になる事を目標にしていたが、ばいきんまん達との騒動をきっかけにコンドルさんと友達になった。
- コンドルさん
- 声 - 河相智哉
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第609話B「アンパンマンとケーナちゃん」
- ナンデスの山の奥に住んでいる巨大なコンドル。宝物を守っておりそれを狙う者には容赦しない。宝物を狙うばいきんまん達に捕らわれてしまうが、アンパンマン達とケーナちゃんに助けられた事で心を開き、自身が守っていた宝物を彼らに見せながら飛び去って行った。
山の分教場の関係者
- ケシゴム先生
- 声 - 吉田理保子→高田由美→井上喜久子→山像かおり→中村ひろみ→島本須美→西原久美子→佐久間レイ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第66話A「アンパンマンとエンピツぼうや」
- 優しい女性教師。顔は消しゴムになっており、落書き等を消す事もできる。えんぴつぼうやの落書きの責任を取り、自分の顔を使って学校中の落書きを消した。使い続けると顔が小さくなるが、パン工場で元に戻してもらうことができる。
- えんぴつぼうや
- 声 - 山本百合子→小島幸子→宮川美保→菅谷弥生→越川詩織→高柳知葉
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第66話A「アンパンマンとエンピツぼうや」
- 鉛筆の少年で、3人の生徒の1人。勉強が苦手な上に悪戯好きで、いつもケシゴム先生を困らせている。頭の鉛筆の芯は本物である。初登場時はケシゴム先生が自分を嫌っているという嘘をばいきんまんに吹き込まれ、激昂して学校中に落書きをするなど暴れ回ったが、その騒動の後、和解した。
- ノートくん
- 声 - 佐久間レイ→亀井芳子→伊藤龍→進藤サキ→かないみか→坂本千夏→早見沙織→佐久間レイ→伊瀬茉莉也→西原久美子→前田玲奈
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第66話A「アンパンマンとエンピツぼうや」
- ノートの少年で、3人の生徒の1人。えんぴつぼうやとは喧嘩もするが、仲が良い。
- スケールちゃん
- 声 - 伊藤美紀→横山智佐→和田みちる→田中理恵→福圓美里→佐久間レイ→沖佳苗
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第66話A「アンパンマンとエンピツぼうや」
- 三角定規の少女で、3人の生徒の1人。えんぴつぼうやとノートくんの友達。
その他の舞台の住人
キャットタウンの住人
- 早撃ちジョー
- 声 - 伊倉一恵→堀内賢雄
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第267話A「アンパンマンと夕日のキャットマン」
- 猫のガンマン。ただし、武器は銃ではなく、魚の骨。キャットタウンの生まれで、修行の旅をしている。
- ジョディ
- 声 - 椎名へきる
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第267話A「アンパンマンと夕日のキャットマン」
- 猫の少女で、早撃ちジョーの妹。修行中の兄をいつも心配している。
キャンプ場の住人
- ランプくん
- 声 - 佐藤智恵
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第238話A「ランプくんとこおりおに」
- ランプの少年で、キャンプ場の管理人。電気が無くても明るいのが自慢。
- はんごうくん
- 声 - 桜井敏治
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第342話B「アンパンマンとはんごうくん」
- 飯盒の少年で、キャンプ場の管理人。キャンプのことなら何でも知っている。
砂漠の住人
- すなおとこ、すなのしろ、砂の魔王については「#その他の敵キャラクター」の節を参照。
- ラクダット
- 声 - 川島千代子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第33話A「アンパンマンとピラミッドののろい」
- ラクダの少年。砂漠のピラミッドを守っている。泣き虫だったが、アンパンマンがピンチの時に勇気を出した。
- ラクダディー
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第33話A「アンパンマンとピラミッドののろい」
- ラクダットの父親。砂漠のピラミッドを守っている。
- ラクマミー
- 声 - 島本須美
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第33話A「アンパンマンとピラミッドののろい」
- ラクダットの母親。砂漠のピラミッドを守っている。
- ナンドバット
- 声 - 小原乃梨子、山田栄子(代役)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第121話「アンパンマンとナンドバット」
- 見た目は人間に近いアラブ人の少年。服装とターバンがレインボー王子に似ている。「マジカルミラクルダバダバダー」と呪文を唱える事で、『聖なるオルゴール』の音色の能力で雨を降らす事ができ、空飛ぶじゅうたんに乗って移動する。初登場時は砂漠化した故郷を救う為に、『聖なるオルゴール』を探していた。現在は砂漠にオアシスを作り、水と緑に恵まれた地に変える活動を続けている。乾燥帯に暮らしている為か、ばいきんまんが砂漠を氷の大地に変えようとした時まで雪の事を知らなかった。元ネタは「シンドバッド」から。
- ミイラ
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第314話「砂の魔王と虹のピラミッド」
- 砂の魔王を目覚めさせないように虹のピラミッドを集団で守っている番人。
- スフィンクス
- 声 - 中嶋聡彦
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第314話「砂の魔王と虹のピラミッド」
- 砂の魔王を封印する能力を持っている巨大な聖獣。王家の谷に住んでいて、訪れた人になぞなぞを出す。
- バオバブおじさん
- 声 - 藤本譲
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第482話B「アンパンマンとバオバブおじさん」
- 南の砂漠に千年間も住んでいるバオバブの小父。旅人を自身に寄り添わせ夢へ誘い疲れを癒してくれる。土がないと根を張る事ができないが、本気を出すと巨大化し散った葉が再生し床を貫く程の力を出せる。
西部の住人
- ハンバーガーキッド、ピクルス、やきそばパンマン、やきそばかすちゃん、ホワイトソースについては「#頼りになる味方」の節を参照。
- ナキウサギ
- 声 - 深雪さなえ→菅原祥子→宮内あい→荒川美穂→佐藤奏美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」
- ハッピー牧場の息子。毎朝ミルクを各地に配達している。
- ナキウサギのお母さん
- 声 - 島本須美→岡本ナミ
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」
- 息子と一緒にハッピー牧場で働いて暮らしている母親。
- ポテト保安官
- 声 - 佐藤正治→山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第76話A「アンパンマンとそらとぶピクルス」
- ジャガイモの保安官。西部の町の平和を守っている。ばいきんまん達に捕らわれてしまい、さらにアンパンマンとハンバーガーキッドも一緒に捕らわれてしまったが、ポテトンとピクルスの活躍で助けられ、彼が務める西部の町は守られた。
- ポテトン
- 声 - 佐々木優子→慶長佑香
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第76話A「アンパンマンとそらとぶピクルス」
- ポテト保安官の息子。まだ小さいが、父親と同じく勇気がある。ばいきんまん達にアンパンマン、ハンバーガーキッド、ポテト保安官が捕らわれた時はピクルスと一緒に3人を助ける活躍をした。初登場時は危うく鳥の餌にされかけていた。
- コロッケキッド
- 声 - 田中真弓
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第237話B「ハンバーガーキッドとコロッケキッド」
- カウボーイ姿のコロッケの少年。ハンバーガーキッドに憧れている。それ故か、彼と同じく投げ縄を使用する。まだ半人前だが、立派なカウボーイになる為に修行をしたり、みんなにコロッケバーガーを振る舞ってあげたりしている。愛馬はケチャップ。
- ケチャップ
- 声 - 中村ひろみ
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第651話A「アンパンマンとコロッケキッド」
- コロッケキッドの愛馬。
- サボテンマン
- 声 - 宇垣秀成→内田直哉
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第270話B「ハンバーガーキッドとサボテンマン」
- 西部の荒野を守っているサボテンの大男。口から出すトゲが武器[96]。身体の中に水を溜めこんでおり、旅人に水を与える。近年[いつ?]の作品ではやきそばパンマンと共演する事が多い。乾燥には強いようでお腹が空いて困っていた時に、ジャムおじさんからパンを貰ったが水無しで食べていた。映画「やきそばパンマンとブラックサボテンマン」では、ばいきんまんの作戦でブラックちくりんに刺されてしまい、ブラックサボテンマンになってしまったが、メロンパンナのメロンジュースで元に戻った。
- ホーレンソウチーフ
- 声 - 一龍斎貞友→川﨑芽衣子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第297話「こむすびまんとバイキン強盗団」
- 頭がホウレンソウであり、ホウレンソウを育てている少年。様々なサバイバル術に長けている。助詞をあまり使わずに話す。ブーメランの腕は一流で、愛馬のソテーと共に暮らしている。
- ソテー
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第297話「こむすびまんとバイキン強盗団」
- ホーレンソウチーフの愛馬。ホーレンソウチーフと同じく頭がホウレンソウになっている。
- 小鳥さん
- 声 - 島本須美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第297話「こむすびまんとバイキン強盗団」
- タカ
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第297話「こむすびまんとバイキン強盗団」
- マーモット
- 声 - 佐久間レイ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第297話「こむすびまんとバイキン強盗団」
- クマ市長
- 声 - 稲川淳二(映画・やきそばパンマンとバイキン西部劇 - アンパンマンとたのしい仲間たち)→松尾銀三→相沢まさき
- 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第11作同時上映「やきそばパンマンとバイキン西部劇 - アンパンマンとたのしい仲間たち(Bパート)」、TV第576話A「ハンバーガーキッドとカップラーメンマン」(TVデビュー)
- 町の町長を務めている熊の小父。やきそばパンマンと同様、ダンスは苦手。TV第1042話B「ハンバーガーキッドとマダム・ナン」では、ナンがどのような料理かを知らなかった。
- クマ市長夫人
- 声 - 坂本千夏
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第576話A「ハンバーガーキッドとカップラーメンマン」
- クマ市長の妻。
- クマ市長の男の子
- 声 - かないみか→横山智佐
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第576話A「ハンバーガーキッドとカップラーメンマン」
- クマ市長とクマ市長夫人の息子。
- クマ市長の女の子
- 声 - 長沢美樹
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第576話A「ハンバーガーキッドとカップラーメンマン」
- クマ市長とクマ市長夫人の娘。
- 西部の子供たち
- 声 - 相橋愛子(A)、樹元オリエ(B)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第949話A「やきそばパンマンとソース」
- パンチョ
- 声 - 沢城みゆき
- 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第1163話B「コキンちゃんとハンバーガーキッド」
- ハンバーガーキッドの愛馬ピクルスの友達の子馬。西部にやってきてパトロールしたいコキンちゃんの為にハンバーガーキッドから与えられた。
ドーナツハウスの住人
- ドーナツマン
- 声 - 秋元羊介→青野武→堀内賢雄
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第46話B「アンパンマンとドーナツマン」
- ドーナツの男性。頭からドーナツを飛ばして攻撃するが、体のドーナツが減ると力が出なくなってしまう。初登場時は自分が世界一強い正義の味方だと威張っていて、自分がやった良い事をメモをしていた。ばいきんまんに騙されてアンパンマンに攻撃したが、その後、ドキンちゃんに体の一部を取られ、用済みにされた後、アンパンマン達に助けてもらったことで本当の正義を学んだ。現在はドーナツハウスで美味しいドーナツを売っている。
- ベビードーナツ
- 声 - 松本梨香
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第126話B「赤ちゃんまんとベビードーナツ」
- ドーナツマンの息子。まだ小さな赤ちゃんで言葉はほとんど話せないが力は強い。父親と同様、頭からドーナツを飛ばして攻撃する。ドーナツ作りを率先して手伝おうとするがドーナツマンに止められている。
虹の岬の住人
- とうだいまん
- 声 - 目黒裕一→辻谷耕史→島香裕→堀之紀
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第83話B「アンパンマンととうだいまん」
- 虹の岬で毎晩、海や空を光で照らして港の安全を守っている灯台の巨人。太陽の光をエネルギーにしている。建物でありながら手足が生えており歩く事ができるが、巨体故に周囲一帯に大きな地響きを伴う。また、歩き過ぎると光を照らすエネルギーが切れてしまう。初登場時、ばいきんまんに騙されてアンパンマンを襲うが、自身がピンチになった時に身を挺して彼に守られた事で騙された事に気付き、パン工場に運んだ。フランケンロボくんが登場してからはモブとしての登場が多い。このキャラクターはギネス世界記録1768体のキャラクターの中には入っていないが、これは「建物だから」という理由でギネスに却下された為[142]。
- フランケンロボくん
- 声 - TARAKO
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第375話「アンパンマンとフランケンロボくん」
- 雷の力で命を持った小さなロボットの子。元々はばいきんまんが作ったメカなので、ばいきんまんのことを「パパ」と呼んでいる。ばいきんまんの行動を何でも「自分と遊んでくれている」と思いこみ、非常に純粋な性格。寂しがり屋で、触ると何でも感電してしまうので友達が出来ないのが悩み。だがのちにカバ夫くん達と仲良くできた。会うとすぐに抱きついて感電させられるので作った本人であるくせにばいきんまんの苦手な人物の一人。フランケンロボくんが現れると、「なんでおまえがここに…」と動揺し、フランケンロボくんの持つ電流の力から逃れるために逃げる。今はとうだいまんの助手。時々、とうだいまんに休みをもらってはパパであるばいきんまんに会いに行こうとする。アンパンマンやジャムおじさんたちはフランケンロボくんがばいきんまんをパパと慕っていることを知っているが、ばいきんまんがアンパンマンたちにいつも悪さをしていることなどは伝えず、仲良く接している。ニガウリマンが弾くギターの音色を聞いて、「パパとは今別々に暮らしているけど、いつも遊んでくれるパパのために僕からギターを聞かせてあげたい」と願い出る。ニガウリマンは「小さいのに苦労しているなぁ」と感動して、フランケンロボくんのために木製のギターを作ってプレゼントする。フランケンロボくんが喜んでギターを弾くと、電流が伝わってかっこいいエレキギターのようになり、ニガウリマンもフランケンロボくんのギターのセンスを認めた。
- オニオンおに
- 声 - 安藤ありさ→長沢美樹→三瓶由布子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第55話B「アンパンマンとオニオン鬼」
- 顔がタマネギの形をした鬼の少年。持っている金棒は本当は木製。初登場時はいじめっ子だったが本当は泣き虫で寂しがり屋。孤立していたところをばいきんまんにそそのかされて彼が発明したゴロゴロタンクで町を荒らし回ったが、アンパンマンに助けられて反省して旅に出た。再登場時は正義の味方を目指していた事がある。ばいきんまんを警戒して接することもなく彼に騙されて悪事をすることもある。しかし終盤では、誤解が解けてアンパンマン達と仲直りする。現在は畑で育てたタマネギを町の人々に配っており、ある時はネギーおじさんとネギとタマネギを一緒に届けた事もある。また、ナガネギマンに助けてもらった事がある。カレーパンマンと仲がいい。
- やきいもまん
- 声 - 安達忍→坂東尚樹→西原久美子→菊地美香
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第153話A「アンパンマンとやきいもまん」
- サツマイモの少年。畑で育てたサツマイモで美味しい焼き芋を作ってくれる。本名は「スイートポテト・ジュニア」。初登場時は家の焼き芋屋を継ぐ為に父親から町で修行をするよう促されていたが、本人は未熟な事もあってあまり気が乗っていなかったが、様々な経験をして一人前の焼き芋屋になった。ばいきんまんに屋台を壊されてしまったが、ジャムおじさんに新しい屋台を作ってもらった。外見が全く異なるが弟にバロンヤッキーがおり、サツマイモの価値観で反りが合わなくよく喧嘩するが本当は弟想いである。
- モオさん
- 声 - 島田敏→世田一恵→増岡弘→花輪英司→新田英人→増岡弘→梁田清之→山寺宏一→坂熊孝彦→山寺宏一、長嶝高士(OVA・勇気りんりん! みんなの1にち)
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第158話B「アンパンマンとまきばのモオさん」
- 牧場で働き美味しい牛乳を配っている牛の男性。普段は優しいが、赤い物を見ると興奮する癖がある。
- まめおじさん
- 声 - 小島敏彦→山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第167話B「まめおじさんとアンコダマン」
- 畑で豆を作っている小父。ジャムおじさんもあんこを作るアズキを貰っている。
- チャツミちゃん
- 声 - 川田妙子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第285話A「アンパンマンとチャツミちゃん」
- 茶摘みを歌いながらチャノキの葉を摘む栽培が得意な少女。見た目は人間に近く、仲間がたくさんいる。摘みたての新茶を町に配っている。自身も新茶のような体質であり、ばいきんまんに煎じられた時は煎茶ができていた。太陽の光を浴びると元の体色に戻る。
- そらまめおばさん
- 声 - 吉田理保子→半場友恵
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第378話B「アンパンマンとそらまめおばさん」
- 空豆の小母。空豆を届けたり空豆料理を作ったりしてくれる。力むと頭からたくさんの空豆を出す事ができる。
- そらまめあかちゃん
- 声 - 多緒都
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第378話B「アンパンマンとそらまめおばさん」
- そらまめおばさんの三つ子の赤ちゃん。元気が良くて悪戯好き。食べ物と勘違いしたばいきんまんにさらわれてバイキン城に連れて来られるが、最初は友好的だったドキンちゃんがうんざりしてしまう程に彼らを終始翻弄させた。
- ブルーベリーちゃん
- 声 - 樋口智恵子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第926話B「アンパンマンとブルーベリーちゃん」
- 頭の上の皿にブルーベリーを乗せた明るい少女。農場でブルーベリーを栽培している。ブルーベリーを使った美味しいジャムを御馳走してくれる。アメリカ人のような口調で話す。
- ジャガじいさん
- 声 - 松山鷹志
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1187話A「アンパンマンとジャガじいさん」
- ジャガ農場に住んでいるジャガイモの小父。偏屈そうに見えるがジャガイモを大切に育てており、子供も大好きな優しい性格。語尾に「ジャガ」とつけて話す。
コケコッコ農場の住人
- たまごちゃん
- 声 - 佐々木るん→あきやまるな→並木のり子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第74話B「アンパンマンとたまごちゃん」
- 卵の少女。コケコッコ農場の卵をあちこちに配るのが仕事。
- おんどりさん
- 声 - 山寺宏一
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第74話B「アンパンマンとたまごちゃん」
- ニワトリの男性。コケコッコ農場で多くのニワトリを育てている。
- めんどりさん
- 声 - 斉藤千恵子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第74話B「アンパンマンとたまごちゃん」
- おんどりさんの妻。卵を大事に暖めていたが、ばいきんまんとドキンちゃんに連れて行かれてしまう(ドキンちゃんはヒヨコを自分で育てようとしていた)。アンパンマンとカツドンマンの活躍で無事にヒヨコは帰ってきた。
浜辺の住人
- スコップマン
- 声 - 山口奈々
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第138話A「すなおとことスコップマン」
- スコップの形をしている少年。じょうろくんとクマデちゃんと一緒に砂浜でいろんなサンドアートを作っている。
- クマデちゃん
- 声 - 浅野典子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第138話A「すなおとことスコップマン」
- 熊手の形をしている少女。スコップマンとじょうろくんと一緒に砂浜でいろんなサンドアートを作っている。
- じょうろくん
- 声 - 神代知衣
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第138話A「すなおとことスコップマン」
- じょうろの形をしている少年。スコップマンとクマデちゃんと一緒に砂浜でいろんなサンドアートを作っている。
- ウキワくん
- 声 - 山口勝平
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第291話B「アンパンマンとウキワくん」
- 海を監視している浮輪の少年。泳ぎ方を教えてくれる。体の中の空気が無いと力が出なくなる。
- はまぐりぼうや
- 声 - 滝沢ロコ
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第603話B「アンパンマンとはまぐりぼうや」
- 綺麗な浜辺を守っている蛤の少年。みんなに美味しい蛤料理を作ってくれたり、潮干狩りの仕方を教えてあげている。口から海水を吐いて攻撃する。
- ホットサンドちゃん
- 声 - 國府田マリ子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第718話A「アンパンマンとホットサンドちゃん」
- 顔はホットサンドでビキニのような服を着た少女。海に来た人に自分の店で美味しいホットサンドを御馳走してくれる。ホットサンドを素早く配る為にローラースケートを履いている。ドキンちゃんが彼女に変装した時は、顔は日焼けメイクでビキニのような服を着ていた。
- ロコモコシスターズ
- 初登場回 - TV第1184話A「アンパンマンとロコモコシスターズ」
- ロコモコビーチに住んでいる頭の中身がロコモコの双子の姉妹。美味しいロコモコ丼を御馳走してくれる。
- ロコちゃん
- 声 - 川澄綾子
- 性別 - 女
- ロコモコシスターズの姉。モコちゃんとの違いは目の色は紫色で頭に赤いハイビスカスを身に付けており前髪がギザギザで花柄の青いワンピースを着ている。語尾に「ロコ」をつけて話す。
- モコちゃん
- 声 - 能登麻美子
- 性別 - 女
- ロコモコシスターズの妹。ロコちゃんとの違いは目の色は青色で頭にピンク色のハイビスカスを身に付けており前髪が丸く花柄の白いワンピースを着ている。語尾に「モコ」をつけて話す。
港町の住人
- あかりさん
- 声 - 吉田理保子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第114話「光れ!ぼくらのクリスマスツリー」
- ほのおくんが住んでいる小さな港町にいる巨大な赤い灯台の女性。ほのおくんをいつも勇気付けてくれる、優しくて大切な友達。
- しろくまの村長
- 声 - 茶風林
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第114話「光れ! ぼくらのクリスマスツリー」
- シロクマの小父で小さな港町の指導者。
- ラッコのお母さん
- 声 - 速水圭
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第114話「光れ!ぼくらのクリスマスツリー」
- ラッコの男の子
- 声 - 高山ゆかり
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第114話「光れ!ぼくらのクリスマスツリー」
- ラッコの女の子
- 声 - 兼子由利子
- 性別 - 女 / 初登場回 - TV第114話「光れ!ぼくらのクリスマスツリー」
その他の登場キャラクター
原作・絵本版の登場キャラクター
この節では原作および絵本版にのみ登場するキャラクターについて記述する。
- ナゾパンマン
- 性別 - 男性 / 初登場回 - 絵本「アンパンマンのなぞなぞのくに4 - アンパンマンのゲームの本シリーズ」
- アンパンマンの偽者。両目の周りにクエスチョンマークが付いている。ばいきんまんが発明したもので、なぞなぞに答えられない者から食べ物を奪い取ってしまう。なぞなぞに正解されると消滅する。ばいきんまんの工場で大量生産されていたが、アンパンマンに設備を破壊され、残りの1体がジャムおじさんに作り直され、善人になった。
- ムシバラス
- 性別 - 男 / 初登場回 - 絵本「アンパンマンとムシバラス - フレーベル館の秀作絵本シリーズ」
- 黄色い虫歯菌のお化け。アニメのムシバキンマンのような立場である。牛のような顔をしており、手に三叉槍を持ち、仲間がたくさんいる。巨大化したばいきんまんを虫歯にして苦しめた。アンパンマンとハミガキマン(ばいきんまんとはみがきまんはこの絵本の中ではカタカナで表記されている)の活躍で全滅する。原作版の登場人物の中では、アンパンマンとばいきんまんの共通の敵とも言える。原作オリジナルのキャラだが、人気があり彼をモチーフにした人形やCMなどがある。
- ゴムまり子ちゃん
- 性別 - 女 / 初登場回 - 紙芝居「アンパンマンとツンツンどり」
- その名の通り顔がゴムまりでできた少女。ばいきんまんに騙されたツンツンどりがアンパンマンと間違えて突いてしまったことで、空気が漏れてしまった。その後、アンパンマンに助けてもらい、ジャムおじさんに新しい空気を入れてもらった。自分の過ちに気づいたツンツンどりは謝罪し、本人は少しも怒らず宥めた。
- アクビぼうや
- 性別 - 男 / 初登場回 - 絵本「アンパンマンとアクビぼうや - アンパンマンのおはなしるんるん6」
- あくびの国からやって来た男の子。あくびどりを模した帽子を被っており、背中から生えた羽で空を飛ぶ。ばいきんまんが拾った不思議な玉の中から現れ、起こしてくれたお礼としてばいきんまんの願いを一つだけ叶える。
映画キャラクター
OVA版の登場キャラクター
キャラクターの変身と変装
アンパンマン
ばいきんまん
ドキンちゃん
カレーパンマン
しょくぱんまん
クリームパンダ
- ゴールドクリームパンダ
- 初登場回 - TV第1294話B「クリームパンダといずみのせい」
- 不思議な泉に誤ってパンの入った籠を落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答えてしまった事で全身が金色になったクリームパンダ。胸のアルファベットがGマークになり、アンパンマン並みに力持ちになった。
- 小鳥クリームパンダ
- 初登場回 - TV第629話A「クリームパンダとまほうのぼうし」
- マゴマジョの魔法の帽子で小鳥の姿に変身したクリームパンダ。
- スーパークリームパンダ
- 初登場回 - TV第891話A「クリームパンダのふしぎなゆめ」
- あくびどりの見せた夢の中で最強になったクリームパンダ。胸のアルファベットもSマークになっている。
ホラーマン
- ゴールドホラーマン
- 初登場回 - TV第733話A「かがやけ!ゴールドホラーマン」
- 不思議な泉に誤ってホネブーメランを落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答えてしまった事で全身を金色にされてしまったホラーマン。金色のシルクハットとタキシードを身に纏い言動が普段の時よりキザになったが、戦闘力は普段の状態とあまり変わらない。
- さくらもちホラねえさん
- 初登場回 - TV第話1260話A「ホラーマンとさくらもちねえさん」
- アンパンマンとさくらもちねえさんに襲い掛かろうとするばいきんまんの前に現れる。事前にさくらもちねえさんから作り方を教わった桜餅をばいきんまんに食べさせ隙を作り、桜餅の葉で目眩ましをするといった活躍を見せる。
- さわやかホラーマン
- 初登場回 - TV第1034話B「ホラーマンとミントちゃん」
- ミントちゃんのミントティーを飲んでさわやかになったホラーマン。ミントちゃんとそっくりな格好をしている。幾度と無くバイキンログハウスを訪れては、室内をミントの力で綺麗にしたり周囲に花を飾ったりした為、ばいきんまんを何度も怒らせてしまう。
- しょくぱんホラーマン
- 初登場回 - TV第322話B「しょくぱんまんとホラーマン」
- しょくぱんまんが人気者だったので落ち込んだホラーマンをばいきんまんが変装させ、いたずら書きなど悪いことをしてしょくぱんまんの評判を落とそうとした。パン工場で悪さをした後、ホラーマンが逃げ出したためばいきんまんが「こうなったら自分でもっと評判を悪くしてやる」と言って変装するが、そこへ本物のしょくぱんまんが殴りかかった拍子に変装が取れてしまい、「偽物の正体はばいきんまんだったんだな!?」と疑われ、慌てて弁解するもいつも悪いことばかりするばいきんまんの話を聞くはずがなく「しょくパンチ」で吹っ飛ばされた(この際本人は「俺様、まだ何もしてないのに~!!」と言っている)。なおホラーマン本人は何とか逃げ切れ、そこへ現れたドキンちゃんが本物のしょくぱんまんにあげる予定だったケーキを食べて顔が汚れ、ドキンちゃんが顔を拭くと変装が取れてしまい、激怒した彼女に殴り飛ばされた。[143]
- 鉄骨ホラーマン(てっこつホラーマン)
- 初登場回 - TV第383話A「ばいきんまんとてっこつホラーマン」
- みんなの役に立ちたいと思いばいきんまんの鉄骨マシーンで強く大きくなったホラーマン。バイキンUFOとの接触により暴走してしまうが、メロンパンナのメロメロパンチを受け元に戻った。その後も何度か鉄骨ホラーマンにされているが、劇場版等ではいつの間にか鉄骨ホラーマンになるパターンが多い。アンパンマンの新しい顔を、砲丸投げのようにパン工場近くからジャストミートさせた事がある。
- ブラック鉄骨ホラーマン(ブラックてっこつホラーマン)
- 初登場回 - TV第1164話A「ブラックてっこつホラーマン」
- ブラック鉄骨マシーンに間違えて入って変身してしまったホラーマン。触った物をみんな黒く固めてしまう。パン工場の焼き窯を使えなくさせ、ばいきんまんと共にアンパンマンとしょくぱんまんを追い詰める。しかし、しょくぱんまんのマントを汚された事に激怒したドキンちゃんに強制的にマシーンの中へ入れられたため元の姿に戻る。同時に黒くされた物も全て復元された。
- ホラー王子(ホラーおうじ)
- 初登場回 - TV第972話B「ホラーマンとあくびどり」
- あくびどりの夢の中に登場した、王子様のホラーマン。「ホラーマジック」という魔法でばいきんまんを白馬やシロイルカ、シロワシ、バイキン絨毯に変身させ、しょくぱん黒騎士に攫われたドキン姫を救出に向かう。最後は荒地でしょくぱん黒騎士と一騎討ちし勝利するが、黒騎士からしょくぱん王子に戻った彼にドキン姫が一目惚れしてしまったり、しょくぱん王子の白馬に蹴り飛ばされたり等、悲惨な結末に終わった。
- TV第1003話A「ホラーマンとサラダ姫」では、強くて優しい王子様になりたいと思いサラダを食べて王子となったホラーマンとして登場。ドキンちゃんが「強くて優しいしょくぱんまん様みたいな王子様が理想」と語った為、サラダ王子(実はサラダ姫)を見習ってサラダを食べた。
- ホラー剣士(ホラーけんし)
- 初登場回 - TV第760話A「かつぶしまんとホラーマン」
- ホラー大王(ホラーだいおう)
- 初登場回 - TV第836話B「とべ!ばいきんまん」
- あくびどりの夢の中で巨大な大王の姿に変身したホラーマン。ドキンちゃんをさらい、「ドクロ山」でスーパーばいきんまんを待ち構える。杖から強力な光を放つ「ホラーフラッシュ」と「十字ホネブーメラン」を武器にアンパンマンとスーパーばいきんまんをピンチに追い込む。呪いが掛かってこの姿になったらしく、戦いに敗れると呪いが解けて元の姿に戻った。
- ホラー男爵(ホラーだんしゃく)
- 初登場回 - TV第532話A「アンパンマンとホラーだんしゃく」
- ホラーマンが別人格に憑依された姿で、髭を生やした西洋の騎士のような格好をしている。元々はホラーマンの先祖または親戚であり、夢の中でまったく怖がられることのない彼を叱責した後、肖像画がある古城へホラーマンを導く。宝箱の中にあった帽子を被った瞬間、ホラー男爵の人格になってしまった。骨の形をした剣で、人々の顔に髭の落書きをする。“バイキン伯爵”に変装したばいきんまんに騙されアンパンマンを襲うが、令嬢に変装したドキンちゃんに夢中になっているうちにばいきんまんの怒りを買い、彼から逃げているうちに帽子が脱げて元に戻った。その後、呆れ果てた真のホラー男爵により衣装は再び封印されている。
- ホラー仙人(ホラーせんにん)
- 初登場回 - TV第1277話B「ばいきん仙人とホラーマン」
- ばいきん仙人の魔法で仙人の姿に変身させられたホラーマン。外見はばいきん仙人にそっくりで、杖や空を飛ぶ雲も備わっており魔法を使う事ができる。しかし、魔法を上手く使う事ができず、蒸し暑いバイキン城を涼しくしようとして城ごと氷漬けにしてしまったり、お腹を空かせたばいきんまんのためにスイカを出そうとして城中をスイカで溢れ返らせたりして、ばいきんまんを怒らせてしまう。その後、ばいきんまんがアンパンマンとチーズを襲おうとしていた所へ再び魔法を使い、バイキンUFOを風鈴の形に変えてしまった。
- ホラたま剣士(ホラたまけんし)
- 初登場回 - TV第1217話B「ホラーマンとしらたまさん」
- しらたまさんの演劇に出演していたホラーマンが、観客を襲おうとしたばいきんまんを倒す為に剣士に扮した姿。同じく剣士を演じていたしらたまさんと共にバイキンUFOのマジックハンドを破壊した。
かびるんるん
- 合体巨大かびるんるん
- 初登場回 - TV第190話A「アンパンマンとカビとり」
- 沢山のかびるんるんが合体した巨大なかびるんるん。体色は黄色。頭頂部にはバイキンUFOが固定されており、ばいきんまんが中でレバー操作を行っている事から、性質としてはバイキンメカに近い。岩石をも砕く凄まじいパンチ力を誇る上にアンパンチが通用しない。アンパンマンを追い詰めるが、カビとりのスプレー攻撃で片手や片足を消毒され、そのまま涙を浮かべながら湖の底へ沈んでしまった。
- チビブラックサンタ
- 初登場回 - 2003年TVスペシャル「ブラックサンタとすてきなプレゼント」
- バイキン茸のスプレーで変身したかびるんるん。プレゼントに隠れて、ご馳走を奪う。なお、かびるんるんの面影は一切残っていない。
- ねこるんるん
- 初登場回 - TV第1117話B「かつぶしまんとにんにくこぞう」
- ネコの顔をしているかびるんるん。かつぶしまんはネコが嫌いな為、ねこるんるんが登場した際は逃げ回っていた。通常のかびるんるん同様、集団で合体すると巨大化出来る。
- バイキンチーズ
- 声 - 萩原えみこ
- 初登場回 - TV第460話B「アンパンマンとバイキンチーズ」
- 犬の着ぐるみの中に集団で入り込み、めいけんチーズに変装したかびるんるん。斜視状態である事と鼻の色を除けば本物とそっくり。本物のチーズを落とし穴の中に閉じ込め、ばいきんまんと共にパン工場やアンパンマン号に様々な工作を行う。本物のチーズがモオさんに助け出された為、作戦は失敗した。その際、寝ているアンパンマンの布団を剥いだが、その下にまた布団があり、またその下に布団があるという怪現象を目撃した事がある。
- ビー玉かびるんるん
- 初登場回 - TV第665話A「かつぶしまんとびいだまん」
- びいだまんによってビー玉に変えられたかびるんるん。縦横無尽に素早く動いてかつぶしまんとびいだまん、さらにアンパンマン達を翻弄する。ビー玉かつぶしまんの体当たりでビー玉川に落とされ、元の姿に戻った。
- ひえるんるん
- 初登場回 - TV第994話B「だいすき!ばいきんパパ」
- アンパンマンをやっつける為にばいきんまんが開発した新型のかびるんるん。通常のかびるんるんをそのまま氷漬けにした姿をしている。強力な冷気でパン工場やアンパンマン号を凍らせパンを焼けなくしてしまうが、フランケンロボくんの凄まじい電気の力によって撃退されたため元に戻った。
- ピカルンルン
- 声 - 伊関由維
- 初登場回 - TV第569話B「ばいきんまんとピカルンルン」
- 金色のかびるんるん。ばいきんまんがかびるんるんの入っている鉄のくす玉を誤って不思議な泉に落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答えてしまった事で彼から貰った金色のくす玉から出てきた。かびるんるんとは逆に綺麗好き。
- リトルかびるんるん
- 初登場回 - TV第957話「アンパンマンとリトルばいきんまん」
- 「バイキンジャイアントマシーン」の実験で巨大化させるつもりが、逆にノミのように小さくなってしまったかびるんるん。同じく小さくなってしまったばいきんまんと共に悪戯を働き、メロンパンナとクリームパンダ、しょくぱんまんとカレーパンマンをそれぞれ仲間割れさせる。さらにパン工場に侵入し大混乱を起こした後、大勢でパン工場を占領して小麦粉を使えなくさせた。
- ジャイアントかびるんるん
- 初登場回 - TV第957話「アンパンマンとリトルばいきんまん」
- 一度小さくなったリトルかびるんるんが、「バイキンジャイアントマシーン」で巨大化した姿。同じく巨大化したばいきんまんと共にアンパンマン達を追い詰めるが、暴走したバイキンジャイアントマシーンの光線を浴びた事で全員が元の大きさに戻ってしまった。
どんぶりまんトリオ
どんぶりまんトリオは、器の中身を失った(ばいきんまんに食べられる等)際に、急場しのぎにゲストキャラクターに因む食品・飲み物を器に入れると、元気が回復すると同時に、そのゲストキャラの特殊能力を一時的に使えるようになる。また、人格やコスチュームも、そのゲストキャラと同一のものになる場合がある。
- どんぶりフラワープリンセス
- 初登場回 - TV第1361話B「どんぶりまんトリオとフラワー姫」
- ニセフラワー姫(ばいきんまん)とニセアネモネさん(ドキンちゃん)に中身を食べられ、頭の中にフラワー姫の花びらが入ったどんぶりまんトリオ。フラワー姫そっくりな姿と口調になり、杖で無数の花びらを操ることができる。
てんどんまん
- ちゃわんどんまん
- 初登場回 - TV第812話A「てんどんまんとちゃわんむしまろ」
- ばいきんまんに中身を食べられ、頭の中にちゃわんむしまろの茶碗蒸しが入ったてんどんまん。「どんぶり貴族」を名乗り、マイペースになる。
- てんぷらそばまん
- 初登場回 - TV第926話A「かつぶしまんとてんどんまん」
- ばいきんまんに中身を食べられ、頭の中にかつぶしまんの蕎麦が入ったてんどんまん。『お箸二刀流』が攻撃技。「てーんてんてんてん、てんぷらそば!!」と笑う。
カツドンマン
- カツドンナットーマン
- 初登場回 - TV第847話A「カツドンマンとナットーマン」
- ばいきんまんに中身を食べられ、ナットーマンの納豆を頭の中に詰めたカツドンマン。納豆だけに普段より粘り強く、声色も普段より頼もしさが表れている。腕力も格段に上がっておりバイキンUFOのハンマーを1人で受け止めていた。ナットーマンと同様語尾に「ナーット」をつけて話す。
- カツドンまろ
- 初登場回 - TV第1037話B「カツドンマンとマシュマロさん」
- ばいきんまんに中身を食べられ、マシュマロさんのレインボーマシュマロを頭の中に詰めたカツドンマン。平安貴族のような姿や口調になる。マシュマロさんのように「とても柔らかくてツルツルした体」になり、物理的拘束を受け付けなくなる(ばいきんまんのロボットの手に掴まれなくなる等)。身のこなしも軽やかになっている。性格もマイペースになり、マシュマロさんと共にマジックハンドの上で舞を踊りばいきんまんを困惑させた。
- ニンニクカツドンマン
- 初登場回 - TV第1139話A「カツドンマンとにんにくこぞう」
- ばいきんまんに中身を食べられ、にんにくこぞうのニンニクを頭の中に入れたカツドンマン。表情が普段より凛々しくなり、ニンニクパワーで脚力が上がる。
かまめしどん
- かまめしくん
- 初登場回 - TV第1353話B「かまめしどんとコネギくん」
- ばいきんまんに頭の釜飯を食べられたかまめしどんが、コネギくんのネギを頭に入れて復活した姿。目がコネギくんみたいになるが、大して強くはない。
- クリかまめしどん
- 初登場回 - TV第1002話B「かまめしどんとクリ・キン・トン」
- ばいきんまんに中身を食べられ、クリ・キン・トン三兄弟の作った栗ご飯を頭の中に入れてもらったかまめしどん。顔が金色に輝いている。クリちゃんの毬栗のトゲを飛ばす能力、キンちゃんのジャンプ力、トンちゃんの怪力を兼ね備えている。
- コチョウかまめしどん
- 初登場回 - TV第1105話A「かまめしどんとコチョウランさん」
- スーパーゴールドかまめしどん
- 初登場回 - TV第529話B「かがやけ!かまめしどん」
- 不思議な泉に誤ってしゃもじを落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答えてしまった事で全身を金色にされてしまったかまめしどん。タキシードの服を着ている。彼曰く「略して金かま〜!」と言っている。体を光らせて敵の目を眩ませたり、バイキンメカを焦がしたりする『スーパーゴールドかまめしフラッシュ』が得意技。TV第726話A「どんぶりまんトリオのたからもの」でも、本人の想像シーンで一瞬だけ登場している。
- 鉄火(てっか)のかまめしどん
- 初登場回 - TV第663話A「鉄火のマキちゃんとどんぶりまんトリオ」
- 鉄火のマキちゃんに鉄火巻の材料を頭の中に入れてもらい、鉄火丼風になったかまめしどん。凛々しくなり、口調がべらんめえ調になる。バイキンUFOと互角に戦い、マキちゃんとツープラトンを決めた。
- 鉄骨(てっこつ)かまめしどん
- 初登場回 - TV第954話B「アンパンマンと鉄骨かまめしどん」
- 鉄骨マシーンに誤って入ってしまったかまめしどん。巨大な鉄のしゃもじを持ち、筋肉もとても丈夫になった。性格も豪快になっており、至る所へ釜飯を与えに回っていた。巨大な鉄製の釜飯を町に投げたりする程の怪力を誇る。
- ピカピカ殿様かまめしどん
- 初登場回 - TV第995話A「うなどんまんとかまめしどん」
- うなどんまんに挑発されて最高級の食材を取り揃えた、顔が金色のかまめしどん。その名の通り殿様のような格好をしている。一人称に「余」を使い、語尾に「ぞよ」を付けて話す。金箔を散りばめたイセエビをはじめ、松茸やふかひれ等、天下一品の食材をふんだんに使った釜飯を町の住人達に振る舞う。しかし、「美味しいが、いつもの釜飯の方がいい」と評価されてしまう。本人は、最初はその評価に納得していなかったが、いつもの釜飯の方が喜んで食べて貰える事を理解したため、元の姿に戻った。
- ぶたかまどん
- 初登場回 - TV第1278話A「かまめしどんとぶたまんまん」
- ぶたまんまんの豚まんを頭の中に入れてもらい、ぶたまんまんよろしく豚鼻と出っ歯になったかまめしどん。いつもの蓋の代わりに、せいろの蓋がついている。口調も中華風になり、語尾に「ブヒ」を付けて話す。拘束されたアンパンマンを鼻息で救出し、ぶたまんまんとのツープラトンでバイキンUFOを吹き飛ばした。
たぬきおに
- コウモリたぬきおに
- 初登場回 - TV第460話A「アンパンマンとたぬきおに」
- 空を飛んで逃げる時に変身した姿。現在でも飛んで移動する際によく変身する。
- 巨大怪物たぬきおに
- 初登場回 - TV第460話A「アンパンマンとたぬきおに」
- 体が柔らかいのでアンパンチが効かない。バタコさんを助けたり仇を討ったりする時に変身する事が多い。
- あかちゃんたぬきおに
- 初登場回 - TV第1020話B「バタコさんとあかちゃんたぬきおに」
- バタコさんに近づく為に変身した姿。服や髪はあかちゃんまんの色違い。バタコさんに甘えようとしたがジャムおじさんやクリームパンダにあやされてしまった。子守唄を聴くと自然と眠くなってしまう。最後はばいきんまんに捕まったバタコさんを助ける為に巨大怪物たぬきおにに変身した為、やむを得ず正体をばらしてしまった。
- アンパンマンたぬきおに
- 初登場回 - TV第949話B「クリームパンダとたぬきおに」
- 本物のアンパンマンと共に「ダブルパンチ」をばいきんまんにお見舞いした。
- ジャムおじさんたぬきおに
- 初登場回 - TV第1205話B「バタコさんとたぬきおに」
- いなりずしのみことたぬきおに
- 初登場回 - TV第1205話B「たぬきおにといなりずしのみこと」
- バタコさんに稲荷寿司を食べさせて喜んで貰う為に変身した姿。
ゴミラ
- 鋼鉄(こうてつ)ゴミラ
- 初登場回 - TV第1076話「アンパンマンと鋼鉄ゴミラ」
- ばいきんまんが仕込んだ装置を、鉄の星から盗んできたクズ鉄と一緒に食べてしまった事で、鋼鉄の身体に変化してしまったゴミラ。ゴミラの意識はなく、ばいきんまんの命令でパン工場や街を荒らす。口からジャンクパーツを吐き出して攻撃する他、金属を食べるとパワーアップする。アンパンマンの機転で、ゴミラが元々育てていた花を見て自我を取り戻し、涙で身体全体が錆びついた事で元の姿に戻った。
- バイキンゴミラ
- 初登場回 - 2011年TVスペシャル「アンパンマンとゴミラの城のクリスマス」
- ばいきんまんが作った「バイキンの結晶」で増殖するゴミを食べて処理した事で、結晶の効果により凶暴化してしまったゴミラ。身体中に棘が生え、ばいきんまんのような体色になり角が生える。言葉を話さなくなり「ゴミラ〜!」と唸り声を上げる。ばいきんまんの命令に従い、アンパンマンや子供達の説得を聞き入れなくなる。口から吐き出すゴミに当たると何でもゴミまみれになってしまう。クリスマスパーティーを守ろうとするアンパンマン達を苦しめるが、ゴミラが拾った氷中花がみんなの想いで開花し、その花粉を浴びた事で元のゴミラに戻った。書籍によっては、最初に登場したバイキンメカのバイキンゴミラと区別する為に「ブラックゴミラ」と表記されている事もある。
その他
- オオカビ男
- 初登場回 - TV第243話B「アンパンマンとオオカビ男」
- 月の光で巨大な怪物に変身したオオカビさんの姿。カビを撒き散らし暴れまわる。月が雲で隠れると元のオオカビさんに戻る。
- オオカミおばけ
- 声 - 山寺宏一
- 初登場回 - TV第627話B「アンパンマンとオオカミおばけ」
- 満月や丸い物を見て、巨大な狼の怪物に変身したちびおおかみの姿。記憶や理性のほぼ全てを失い、ばいきんまんの言われるがままにアンパンマン達を襲ってしまうが、変身前に親しくなったキャラクターの声に反応する等をして、記憶を取り戻し元に戻る事がある。
- カバウリマン
- 初登場回 - TV第948話A「ニガウリマンとカバオくん」
- きつねどり
- 初登場回 - TV第429話A「おむすびまんとアングリラ」
- アンパンマンの危険を知らせるためにおこんちゃんが化けた鳥の姿。
- ゴールドコキンちゃん
- 初登場回 - TV第1168話B「コキンちゃんといずみのせい」
- 不思議の泉に誤ってUFOを落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答えてしまった事で自身のUFOと一緒に全身を金色にされてしまったコキンちゃん。UFOはスピードが増し、アクロバティックに舞いながら通った後が金色に輝く。コキンちゃん自身は涙の色と効果が変わり、涙がかかった人は面白くないのにニコニコしてしまうようになる。本人は最初はこの状況を楽しんでいたが自分の涙で相手が泣かない事に気づき、いずみのせいに頼んで元に戻してもらった。
- ゴールドフランケンロボくん
- 初登場回 - TV第1032話B「フランケンロボくんといずみのせい」
- 不思議な泉に誤ってばいきんまんの絵を落としてしまい、その際にいずみのせいの質問に正直に答え、さらに綺麗な方の絵を差し出されたがそれを拒んだ為、その代償として全身を金色にされてしまったフランケンロボくん。走る速度が格段に上がっており、故障したアンパンマン号に触れただけでたちまち直ったり大きな岩をパンチで粉々に砕いたり等、パワーアップしている。この性能を利用しようとしたばいきんまんがバイキン城まで連れて行きゴロンゴロを組み立てさせるが、電流が流れたショックで暴走してしまう。最後は酷い目に遭わされ激怒したばいきんまんに追い返された為(本人は彼が怒っていた理由を『自分の体がゴールドになったから』と勘違いしていた)、いずみのせいに元に戻して貰った。
- こんにゃくおじさん
- 声 - 藤本譲
- 初登場回 - TV第429話A「おむすびまんとアングリラ」
- こん太郎が化けた姿。ばいきんまんやアングリラを倒してくれる人を待っていた。
- バイキンおばけ花
- 初登場回 - TV第743話B「ナンドバットとバイキンおばけ花」
- ばいきんまんの発明により改造されたおばけ花。体色が黒である。口から黒い花粉を吐き出す。
- バイキンいわおとこ
- 初登場回 - TV第863話B「アンパンマンとバイキンいわおとこ」
- やみるんるんに取り付かれて凶悪化してしまったいわおとこ。体色は紫色。両目から石に変える光線を発射して暴れまわるが、ストーンマンのストーンパンチで元のいわおとこに戻る。
- バイキンケロゴン
- 初登場回 - TV第137話A「アンパンマンとみみせんせい」
- ばいきんまんがやみるんるんのエキスで作ったバイキン液で黒く染まって凶悪化したケロゴン。長い舌で何でも黒く汚してしまうが、最後はアンパンマン号のスーパーノーズシャワーで浄化されてクリームパンダたちと和解した。
- ビー玉かつぶしまん
- 初登場回 - TV第665話A「かつぶしまんとびいだまん」
- 「ビー玉の心はビー玉が一番わかる」として、ビー玉ばいきんまん達を成敗する為、びいだまんにビー玉に変えてもらったかつぶしまん。ばいきんまん達がやっつけられた後、元の姿に戻っていた。
- ブラックおむすびまん
-
- 1号
- 初登場回 - TV第198話B「こむすびまんとブラックおむすびまん」
- ばいきんまんが作った三度笠型のメカに操られたおむすびまん。ばいきんまんのラジコンの操作で動くが、最後はラジコンが壊れて元に戻る。
- 2号
- 初登場回 - TV第639話A「アンパンマンとブラックおむすびまん」
- ブラックちくりんに刺されて、顔が黒くなり、ばいきんまんの子分になってしまったおむすびまん。アンパンマンを倒そうとするが梅干しで元に戻る。
- ブラックサンタ
- 声 - 西村朋紘
- 初登場回 - 2003年TVペシャル「ブラックサンタとすてきなプレゼント」
- スノーラがバイキン茸のスプレーを浴びて巨大な怪物になってしまい、サンタクロースの格好をした姿。口で黒い吹雪を起こしたり、持っている大きな袋で何でも吸い込んだりする。
- ブラックちくりん
-
- 1号
- 声 - 若林直美
- 初登場回 - 映画第12作同時上映「やきそばパンマンとブラックサボテンマン」、TV第639話A「アンパンマンとブラックおむすびまん」(TVデビュー)
- ちくりんがバイキン草のエキスを浴びた状態。刺されるとブラックになり、悪い事をするようになる。
- 2号
- 初登場回 - TV第1056話A「アンパンマンとブラックニガウリマン」
- 1号の影から誕生したブラックちくりん。相手の影を刺して、その影と合体して偽者に変身する事が出来る。1号とは異なり目の下に隈が出来ている。その能力もコピーできるが、自分が何かの影に入ると元に戻ってしまう。
- ブラックニガウリマン
- 声 - 山寺宏一
- 初登場回 - TV第1056話A「アンパンマンとブラックニガウリマン」
- ブラックちくりん2号とニガウリマンの影が合体してできたニガウリマンの偽者。ニガウリマンより全体的に黒く表情が邪悪で「カゲカゲ」としか言わない。ニガウリマンと同じ攻撃技を持ち、影のギターから黒いニガウリ(水風船でできた偽物もある)と黒いニガウリジュースを出し、付着した物を黒く染めてしまう。ニガウリマンと互角の勝負を繰り広げるが、間違ってばいきんまんを攻撃した事で怒られた際、UFOの影に入ってしまった事で2号の姿に戻った。同時に、汚された建物や噴水の水も元通りになった。
- ホワイトちくりん
- 初登場回 - TV第1183話A「アンパンマンとブラックかつぶしまん」
- ばいきんまんがかつぶしまんに攻撃され、バイキンUFOが飛ばされた最中に煙まみれになった状態で彼を倒すヒントを掴み、ブラックちくりんに光を浴びせてできた影の中から生まれた白い色のちくりん。かつぶしまんの近くで光を発した後に影の中から生まれてブラックかつぶしまんに変身した。かつぶしまんとの激闘の末に彼の三日月剣法に敗れて元の姿に戻り、地面に潜って逃亡した。
- ブラックかつぶしまん
- 初登場回 - TV第1183話A「アンパンマンとブラックかつぶしまん」
- かつぶしまんの近くで光を発した後に影の中から生まれたホワイトちくりんが変身した姿。かつぶしまんより色が暗く、表情が邪悪で目に隈がある。かつぶし剣の先から汚れを放ち、光を発した後に影になって移動する事もできる。
- ブラックなだれおに
- 声 - 小林和矢
- 初登場回 - 2005年TVスペシャル「アンパンマンのジンジンジングルベル」
- 巨大化したなだれおにが雷の力でやみるんるんと合体して凶悪化してしまった姿。体色は黒。口から何でも凍らせる黒い吹雪を吐いて暴れ回り、アンパンマンの力を奪い、更にアンパンマン号を凍らせてしまうが、キャンドルちゃんの『クリスマスの炎』の能力で元のなだれおにに戻る。
- ブラックピエロ
- 初登場回 - TV第240話「バイキンサーカスとブラックピエロ」
- 身体中に取り付かれたかびるんるんに心を汚されて、巨大な黒いピエロになってしまったピエロくん。手品でたいまつやハンマーを出して攻撃する。メロンパンナの渾身のメロメロパンチをきっかけにして、汚れた心から自分の心を取り戻して元に戻る。
- ブラックロールパンナ
- 初登場回 - 映画第7作目「ゆうれい船をやっつけろ!!」、TV第378話A「ロールパンナのふたつのこころ」(TVデビュー)
- 悪い心が強化した時のロールパンナ。体色が黒くなり、瞳の色が青から赤に変化する。同時に瞳のハイライトが消える。声質も低く図太い声になる。
- 劇場版ではドクター・ヒヤリにまごころ草の花粉を取り除かれた事、TVアニメでばいきんまんにバイキン草の力を増幅された事がきっかけとなり誕生した。ばいきんまんの命令でアンパンマン達と敵対することが多いが、必ずしもばいきんまんに従うわけではない。
- 性格は非常に好戦的。攻撃方法は良い心とほぼ同じだが、より攻撃性が高くなり、戦闘能力もアンパンマンを大きく凌ぐ。良い心とは別人格であるが、記憶は共有している。
- 通常はメロンパンナが現れる(または話しかける・メロンジュースをかける等する)ことで元に戻るが、良い心が抜き取られた場合はメロンパンナにも簡単には反応しなくなる。良い心を強調させたものを思い出させる事で、ブラックロールパンナを元に戻させる事も多い。彼女と一緒に共演するゲストキャラクターの呼びかけにも反応して元に戻る事もあり、映画第9作目「虹のピラミッド」では、ばいきんまんの説得によって良い心に戻った事がある。
- 2000年代から出番が減少していき、TV第998話B「しょくぱんまんとロールパンナ」から第1283話「メロンパンナとブラックロールパンナ」まで約6年間登場していなかった。
- マンモスタイヤ
- 初登場回 - TV第276話B「アンパンマンとタイヤくん」
- ばいきんまんに騙されて、暴れたくなる空気を入れられ巨大化してしまったタイヤくん。
分身キャラクター
- たんこぶまん
- 声 - 戸田恵子
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第8話A「アンパンマンとたんこぶまん」
- アンパンマンのたんこぶから誕生した瘤の精。顔がアンパンマン。集団で飛んでいって敵に体当たりして懲らしめる。役割が終わるとアンパンマンの頭に戻る。登場回数は少なく、近年[いつ?]では全く登場しない。また瘤ができても必ず登場するわけではない。
- 赤ばいきんまん(あかばいきんまん)
- 声 - 鈴木勝美
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第201話B「アンパンマンと3ばいばいきんまん」
- ばいきんまんが開発した、身体を増やす薬を飲んで白ばいきんまんと共に生まれた、赤い鼻のばいきんまん。気が早く、ケンカっぱやい。白ばいきんまんと共にアンパンマンを困惑させ、あと一歩のところまで追いつめたが、薬の効果が切れ一人に戻ってしまった。
- 白ばいきんまん(しろばいきんまん)
- 声 - 梁田清之
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第201話B「アンパンマンと3ばいばいきんまん」
- 身体を増やす薬で、赤ばいきんまんと共に生まれた、白い鼻のばいきんまん。のんき者でほとんど寝ている。赤ばいきんまんと共にアンパンマンを困惑させ、あと一歩のところまで追いつめたが、薬の効果が切れ、一人に戻る時の爆発でばいきんまんはバイキン城まで吹き飛ばされた。
- 鉄骨ホラーマンズ
- 初登場回 - TV第612話A「アンパンマンと鉄骨ホラーマンズ」
- 3倍マシーンの機能が付いた3台の鉄骨マシーンで誕生したキャラクター。正確には、鉄骨ホラーマンと3人合わせての呼称。
3倍マシーンで誕生したキャラクター
ばいきんまんの3倍マシーンで誕生したキャラクター。
- 3倍ドキンちゃん
- 初登場回 - TV第494話A「しょくぱんまんと3ばいドキンちゃん」
-
- 青ドキンちゃん
- 声 - 横山智佐
- 性別 - 女
- 青いドキンちゃん。男勝りでさっぱりした性格。体色は薄青。白い手袋。青緑のブーツ。
- 黄ドキンちゃん
- 声 - 兵藤まこ
- 性別 - 女
- 黄色いドキンちゃん。おしとやかだが抜け目が無い。体色は黄色。白い手袋。オレンジ色のブーツ。
- 3倍カレーパンマン
- 初登場回 - TV第661話A「アンパンマンと3ばいカレーパンマン」
-
- スーパー激辛カレーパンマン
- 声 - 坂本千夏
- 性別 - 男
- 怒りっぽいカレーパンマン。一人称は「オレさま」。その名の通り、彼の作るカレーは超激辛。カレーパンマンや超甘口カレーパンマンを「甘っちょろい」などと見下していたが、最後は3人で協力してばいきんまんと戦った。赤いマント。
- 超甘口カレーパンマン
- 声 - 冨永みーな
- 性別 - 男 / 初登場回 - TV第661話A「アンパンマンと3ばいカレーパンマン」
- 泣き虫なカレーパンマン。一人称は「ぼく」。瞳がうるうるしている。その名の通り、彼の作るカレーは甘口過ぎて子供達には不評だった。口調は丁寧で、カレーパンチを喰らったばいきんまんに同情するなど優しい性格。白いマント。
- 3倍しょくぱんまん
- 初登場回 - TV第841話B「ドキンちゃんと3ばいしょくぱんまん」
- 3倍ムシバキンマン
- 初登場回 - TV第892話A「はみがきまんと3ばいムシバキンマン」
-
- ムシバキンマンII
- 声 - 梅津秀行
- 性別 - 男
- 太い眉毛のある茶色いムシバキンマン。3人で協力しようとする姿勢がなく、1人ではみがきまんを倒そうとしていた。
- ムシバキンマンIII
- 声 - 鈴木琢磨
- 性別 - 男
- 赤紫色のムシバキンマン。正々堂々を好み1対1での戦いを望んでいた。他の2人と違って敬語口調。
- 3倍おばけパン
- 初登場回 - TV第1104話B「ばいきんまんと3ばいおばけパン」
-
- 怒りん坊おばけパン
- 声 - 川﨑芽衣子
- 性別 - 男
- 太い眉毛のあるおばけパン。怒りっぽくて乱暴者。
- 泣き虫おばけパン
- 声 - 慶長佑香
- 性別 - 女
- 瞳をうるうるさせたおばけパン。満腹になるまで泣き続ける。
脚注
- ^ それいけ!アンパンマンのエピソード一覧を参照。
- ^ a b c d e 『アンパンマン大図鑑』4頁。
- ^ a b 『アンパンマン大図鑑』90頁。
- ^ TV第1022話A『かつぶしまんとかぜこんこん』では、バタコさんとチーズに支えられながら石段を駆け上がっており、激しく息を切らしていた。
- ^ 『アンパンマン大研究』P84
- ^ 番組サイトに掲載されていた旧キャラクター紹介(インターネットアーカイブのキャッシュ)より。
- ^ TV第1009話B『ジャムおじさんの冒険』
- ^ TV第18話B『アンパンマンとやかんまん』、TV第78話A『アンパンマンとかいじゅうモカ』等。
- ^ 初期の頃は単に「おじさん」と呼ばれる事も多かった。ばいきんまんは、かつて呼び捨てていた時期もあったが、現在は「ジャムおじさん」と呼んでいる。
- ^ a b TV第250話『消えたジャムおじさん』
- ^ ただし、TV第21話A『アンパンマンとバイキンロボット』にて、パンを食べたがっていたばいきんまんに誘拐された際には「よい子にしかあげられない」と言い放ち、拒んでいた。
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』190頁。
- ^ TV第1話でジャムおじさんの自己紹介の後に、「私、孫のバタコ」と自己紹介をしている。
- ^ 『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でのやなせへのインタビューによれば「彼女はジャムおじさんの助手。それ以上でもそれ以下でもない」との事。また、やなせによるとアンパンマンの世界には明確な肉親関係・親戚関係はなく曖昧である(『アンパンマン大研究』85頁より)。公式ホームページでも、無関係で親子や肉親ではない事が語られている。
- ^ 番組サイトに掲載されていた旧キャラクター紹介(インターネット・アーカイブのキャッシュ)より。
- ^ アンパンマンの世界では誰もが年を取らず年齢不詳であるという設定もある。
- ^ 『アンパンマン大研究』p171
- ^ TVアニメにおいて誕生日のエピソード「バタコさんのたんじょうび」が1989年4月3日(関東地区)に放送された事に因む。
- ^ TV第1249話A『クリームパンダとわたあめじいさん』
- ^ 劇場版では2010年から、TVシリーズでは2013年頃から『バタコさん』表記に変わった。
- ^ アンパンマンの顔は、誰が投げても邪魔さえなれけば百発百中で入れ替える事ができるが、多彩な投法を使うのは彼女だけである。
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』223頁。
- ^ 『アンパンマン大研究』88頁
- ^ 数字の『1』を言うつもりで『ワン(one)!』と鳴いた事もある。
- ^ TVアニメ初期の頃は氷に触れた際に「ちめて〜」と呟いている。
- ^ 絵本版では語尾に「ワン」をつけて言葉を喋る作品がある。
- ^ TV第74話A『アンパンマンとブックマン』
- ^ TV第965話B『めいけんチーズをさがせ!』
- ^ TV第380話A『はしれ!チーズ』等。
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』5頁。
- ^ 『アンパンマン大研究』99頁、原作絵本「しょくぱんまん」。
- ^ a b 『アンパンマン大図鑑』6頁。
- ^ 公式ホームページでは『メロンジュースが切れると目が回って闘えなくなってしまう』と書かれていた。
- ^ TV第297話『こむすびまんとバイキン強盗団』、映画第12作目『やきそばパンマンとブラックサボテンマン』等。
- ^ TV第303話A『アンパンマンとくすだまん』
- ^ 映画第8作同時上映『ばいきんまんと3ばいパンチ』
- ^ 『ロールパンナと氷の女王』『おひなちゃんとバイキンひなまつり』など。
- ^ 効果時間は曖昧で、アンパンマンQ&Aによれば、「好きな人と会った時や美味しい物を食べた時に『メロメロ』になる時と同じ位」との事。
- ^ 一部のグッズや公式ホームページ等ではメロンパンナのみ「ちゃん」付けでロールパンナとクリームパンダが呼び捨てで表記されることがある。
- ^ 初期頃には「ちゃん」付けで呼ぶシーンもある。
- ^ 田埜哲文『ひみつのアッコちゃんのコンパクトはなぜ…』徳間書店、1993年、110-111頁。ISBN 4195551331
- ^ a b 『アンパンマン大図鑑』7頁。
- ^ 一部の話では毛が風に靡くシーンがある。
- ^ TVアニメ初登場時の300回スペシャルで着ぐるみ出演した時は女の子らしい口調であり、キャラクターソングの歌詞も女言葉が使われているが、本編中で女言葉を使う事はほとんどない。また、優しい心が強くなると丁寧口調になる事もある。
- ^ なお、誕生前にメロンパンナのメロンジュースも入れられた。
- ^ やなせたかし『アンパンマンにはないしょ』フレーベル館等。
- ^ ただし、アンパンマンは前述の経緯からロールパンナとの戦闘を拒否している為、普段はまともに戦おうとはしない。
- ^ ただし、初期にはジャムおじさんやカレーパンマンに呼び捨てされることが多かった。
- ^ やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997年、p.31
- ^ 『やなせ・たかしの世界』サンリオ、1996年、p.51
- ^ ロールパンナと同じく登場初期にはカレーパンマンに呼び捨てされることもある。
- ^ TV第878話A『クリームパンダとシュガーランド』等。
- ^ OVA『いっしょにてあそび』。この回ではアンパンマンにあがり症の設定が存在しない。
- ^ TV第495話A『パンダとこむすびまん』
- ^ TV第479話A『クリームパンダとちびぞうくん』
- ^ TV第1182話B『カレーパンマンとストーンマン』
- ^ TV第565話A『クリームパンダとかしわもちまん』TV第1100話B『クリームパンダとたいやきまん』
- ^ TV第1066話B『クリームパンダとドン・キ・ホタテ』
- ^ パン工場関連のパンのキャラクターはマントが破れてしまう話がいくつかあるが彼は特にマントが破れてしまう話が多い。
- ^ 映画第13作目『ゴミラの星』では普通に手でパンチをしていた他、映画第25作目『とばせ! 希望のハンカチ』ではしょくぱんまんとダブルパンチを披露した事もある。
- ^ アンパンマンQ&A
- ^ TV第341話B『ばいきんまんとてんどんまん』
- ^ 彼の持ち歌である『てんどんまん自慢歌』とは歌詞が異なる。
- ^ やなせたかし・戸田恵子『アンパンマンVSアンパンマン』、フレーベル館、2000年、p.132
- ^ 担当声優の山寺も宮城県塩竈市出身であるため、かまめしどんの口調にやりがいを持っている。『アンパンマン大研究』p171
- ^ 映画『キラキラ星の涙』、TV第40話『アンパンマンとどんぶりまんトリオ』、TV第46話A『アンパンマンと鉄火のマキちゃん』等。トリオがそろっていたにも関わらず、てんどんまんとカツドンマンのみ襲われ、かまめしどんは見逃される。
- ^ 共にTV第152話A『Tシャツくんとアンパンマン体操』より。
- ^ TV第1010話B『どんぶりまんトリオとあざみちゃん』
- ^ 絵本『アンパンマンとムシバラス』では、魔女の魔法の箒のように、歯ブラシに乗って空を飛んでいる。
- ^ アンパンマンQ&Aより
- ^ TV第1028話B『おむすびまんとでんでん一座』
- ^ TV第75話A『アンパンマンとおせんべまん』。
- ^ vap、2002年『それいけ!アンパンマン にんきものだいしゅうごう! キャラクターベスト15』(DVD,VHS)
- ^ 『アンパンマンVSアンパンマン』
- ^ TV第155話A『あかちゃんまんとかきくけこ』では、かきくけこちゃんに「妹」だと言われているが、あかちゃんまん本人が「女の子」だと言った事はない。また、TV第201話A『あかちゃんまんとメロンパンナちゃん』では、一人称で「僕」と言った事がある。アンパンマンQ&Aの性別に関する質問では「あかちゃんまんはあかちゃんです」と回答しており、性別については言及されていない。
- ^ TV第38話A『かえってきたあかちゃんまん』等
- ^ 映画『あかちゃんまんの大冒険』
- ^ 『アンパンマン伝説』p24
- ^ TV第332話A『ロールパンナと鉄火のマキちゃん』で、変わり巻きを食べたいドキンちゃんの為にばいきんまんにさらわれ、変わり巻きを作った後にバイキン城から脱出する為にドキンUFOを奪って逃亡中の彼女の一連の発言から。
- ^ vap、2002年『それいけ!アンパンマン にんきものだいしゅうごう! キャラクターベスト15』(DVD,VHS)
- ^ この気合い攻撃は同話でアンパンマンも使用した。
- ^ TV第737話A『かつぶしまんとらーめんてんし』
- ^ TV第1279話A『かつぶしまんとかみなりピカタン』
- ^ TV第632話A『かつぶしまんとジャスミンさん』
- ^ TV第879話A『ドリアン王女とニガウリマン』
- ^ TV第1035話A『コキンちゃんとニガウリマン』
- ^ TV第757話A『しらたまさんとニガウリマン』
- ^ 初登場時にアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、チーズは仮面マスクが外れたナガネギマンを見た事がある。最初に正体を知ったのはばいきんまんである。
- ^ やなせたかし『人生、90歳からおもしろい!』フレーベル館、2009年、p127
- ^ 映画『よみがえれ バナナ島』
- ^ a b 第1022話B『メロンパンナとプリンちゃん』
- ^ TV第1233話B『おくらちゃんとしろかぶくん』
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』234頁。
- ^ 初登場時は呼捨てられていたが、再登場以降はさん付けで呼ばれた。
- ^ かつてはおでんの季節に合わせて寒い時期にのみ活動していたが、近年では季節を問わず興行する事が多い。
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』83頁。
- ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161024-00000323-oric-ent
- ^ 『アンパンマン大図鑑』8頁。
- ^ 映画第26作目『りんごぼうやとみんなの願い』
- ^ TV第398話『アンパンマンと海賊ロブスター(前編)』、映画第21作同時上映『ばいきんまん vs バイキンマン!?』など
- ^ TV第760話A『かつぶしまんとホラーマン』
- ^ なかま | アンパンマンポータルサイト
- ^ TV第371話B『ドキンちゃんとホラーマン』
- ^ 映画『ルビーの願い』『とばせ! 希望のハンカチ』など
- ^ 『アンパンマン大研究』173頁。
- ^ やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997、p.31
- ^ アンパンマンQ&Aより
- ^ a b TV第240話『バイキンサーカスとブラックピエロ』
- ^ TV第500話『アンパンマンのひみつ』
- ^ TV第539話A『ばいきんまんとからくりランド』
- ^ 映画『人魚姫のなみだ』
- ^ 映画『キラキラ星の涙』など
- ^ a b c 『アンパンマン大図鑑』20頁。
- ^ TV第122話B『アンパンマンとはるのしろ』、映画『ぼくらはヒーロー - しょくぱんまんとにせしょくぱんまん号(Bパート)』など
- ^ TV第785話A『ロールパンナとフラワー姫』
- ^ かつては片仮名で「バイキン仙人(バイキンせんにん)」と表記される事が多かった。
- ^ ばいきんせんにん | なかまのしょうかい | アンパンマン
- ^ 角が1本であることときれい好きなところなどドキンちゃんと共通している所が多いが、祖父と孫娘の関係か赤の他人かは不明。
- ^ 歌詞がアンパンマンを褒め称える内容だったため。なお、ばいきんまんは「好きな曲だ」と言っていた。
- ^ 『アンパンマン大図鑑』10頁。
- ^ アンパンマンQ&Aでは妹分と明言されている。
- ^ TV第1016話A『カレーパンマンとコキンちゃん』
- ^ TV第987話B『コキンちゃんとおくらちゃん』
- ^ TV第1093話B『コキンちゃんとランプの巨人』TV第1109話B『コキンちゃんと雪まつり』など
- ^ TV第1222話B『コキンちゃんとでんでん一座』
- ^ 『アンパンマン大図鑑』82頁。
- ^ ラーメンはたぬきおにに「10年早い」と言われ、梅干しは食べてすぐ吐き出すもこむすびまんに打ち返されたぬきおにに食べさせてしまった。
- ^ 『アンパンマン大図鑑―公式キャラクターブック』32頁。
- ^ a b 『アンパンマン大図鑑』235頁。
- ^ 映画『ハピーの大冒険』では、野山にある洞窟に住んでいた。
- ^ 例外もあり、第1作『キラキラ星の涙』ではばいきんまんの歌の中で、ばいきんまんに風邪を引かせていた。第4作同時上映のBパート『カレーパンマンとSLマン』では謎の強盗団の一員として悪さをした。
- ^ TV第821話A『くらやみまんの逆襲』
- ^ 『アンパンマン大研究』90頁。
- ^ アンパンマンQ&A
- ^ やなせたかし/フレーベル館「アンパンマン伝説」
- ^ TVアニメ第556話『しょくぱん王子とてんどん姫』
- ^ やなせたかし『アンパンマンVSアンパンマン』2000年、フレーベル館、p.160
- ^ TVアニメ第948話A『ニガウリマンとカバオくん』
- ^ TV第75話B『アンパンマンとケンダマン』
- ^ TV第5話A『アンパンマンとひのたまこぞう』等
- ^ ただし、カレーパンマンのパジャマはお腹の顔マークが描かれていたり、コアンコラ、ストーンマン、びいたんに至っては無地のデザインになっていたり等の例外もある。
- ^ 2009年10月21日放送『スタジオパークからこんにちは』でのやなせのコメントより。
- ^ アニメ絵本版ではアンパンマンに叱られ、謝罪した。
参考文献
- やなせたかし、鈴木一義『アンパンマン大研究』フレーベル館、1998年6月。ISBN 4577018985。
- やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997年7月。ISBN 9784577018057。
- やなせたかし『アンパンマン大図鑑―公式キャラクターブック』フレーベル館、2013年6月。ISBN 978-4577041161。
関連項目
外部リンク
- なかまの紹介 - アンパンマンポータルサイト