「逆転裁判」の版間の差分
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* 逆転裁判5 オリジナル・サウンドトラック(2013年9月25日発売) |
* 逆転裁判5 オリジナル・サウンドトラック(2013年9月25日発売) |
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逆転裁判シリーズのサウンドトラックは[[たのみこむ]]のリクエストによって商品化された<ref>[http://web.archive.org/web/20091230043444/http://www.tanomi.com/saiban/index.html 参考](2009年12月30日時点の[[インターネット |
逆転裁判シリーズのサウンドトラックは[[たのみこむ]]のリクエストによって商品化された<ref>[http://web.archive.org/web/20091230043444/http://www.tanomi.com/saiban/index.html 参考](2009年12月30日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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2017年9月4日 (月) 14:08時点における版
逆転裁判 | |
---|---|
ジャンル | 法廷バトル |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
主な製作者 |
巧舟 稲葉敦志 稲船敬二 スエカネクミコ 岩元辰郎 |
1作目 |
逆転裁判 (2001年10月12日) |
最新作 |
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟- (2017年8月3日) |
スピンオフ作品 |
『逆転検事』シリーズ レイトン教授VS逆転裁判 |
公式サイト | 『逆転裁判』シリーズ公式サイト |
『逆転裁判』(ぎゃくてんさいばん)は、カプコンの法廷バトルアドベンチャーゲーム及びシリーズ名。また、同作品に関連した漫画、映画、小説、舞台なども指す。通称『逆裁』[1]。スピンオフ作品『逆転検事』シリーズについては当該項目を参照。テレビアニメ版については『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』を参照。
概要
本作品は「法廷バトル」と呼ばれるジャンルを生み出したゲームである。プレイヤーは主人公の弁護士を操作し、無実の罪に問われている被告人を裁判で無罪にすることがゲームの目的。弁護する事件は主に殺人事件となっている。
ゲームは移動と会話を繰り返して、次の裁判で勝つために情報や証拠品を集める「探偵パート」と、そこで得た証拠を武器に、依頼人である被告人の弁護を行う「法廷パート」に分かれている。法廷パートでは、自分の手元にある入手した情報や証拠品、または検察側から提出された証拠品とつきあわせつつ、証人達の証言を聞き、「尋問」で証言内容と事実とに食い違う部分、つまり「ムジュン(矛盾)」を探し追及するのが、本シリーズの原則となっている。また、多くのムジュン点を暴いていくことで事件の「真相」を徐々に明らかにしていき、依頼人の無罪を立証するのが最大の目的である。序盤では倒叙ミステリーである事が多い。
ゲーム内の裁判制度は現実の日本のものとは大きく異なる。例えば、本作特有の裁判のシステム「序審法廷制度」が最たるものだが、他にも異なる点がある。ゲーム中、裁判長の手にある木槌は実際の日本の法廷では使われておらず、「異議あり!」の発言も、証人に向かって叫ぶのではなく、弁護士・検事が互いの質問・尋問に対して判事に申し立てるものである。しかし、本作のように弁護人や検事でない人物が法廷に立つことは、簡易/家庭/地方裁判所で「特別弁護人」として実際に認められている。なお劇中の年代設定は『1』時点で2016年であることが証拠品などから推測でき、漫画版でも本作がフィクションである旨の注意書きに「本作の法律制度は裁判の短期化を図った近未来の制度という設定で、実際のものとは異なる」旨が合わせて書かれている。
2017年6月30日時点での、国内外におけるシリーズ累計販売本数は640万本(逆転検事シリーズ含む)[2]。
ゲームシステム
ゲームは複数の独立したエピソードで構成されており、各エピソードは主に「探偵パート」と「法廷パート」の2種類の章で構成されている。プレイヤーは両方のパートを交互に進行させて、事件の真相を明らかにしていく。1つのエピソードをクリアすると、次のエピソードをプレイできるようになる。
探偵パート
様々な人物から情報を手に入れたり、事件現場を調査して証拠品を集めるなどの行動を繰り返し、次の裁判に必要な手がかりを集めることが目的のパート。必要となる全ての証拠品及び情報を得ると次の法廷パートへ進むようになり、「探偵パートで調べ忘れをした為に法廷パートのクリアが不可能になる」という、いわゆる「手詰まり」の状態は発生しないようになっている。
- 調べる
- カーソルを動かし選択したものを調べるコマンド。事件に関係ないものでも調べることができ、調べたものに応じてその場にいる人物の会話を聞けることがある。調べて証拠品を法廷記録にファイルした場所を再び調べるとキャラクターの会話が変化することがある。カーソルはGBA版では手の形で、調べられるものを示すと人差し指が動く。DS版では十字と四角の形で、調べられるものを示すと画面の右下斜めに「調べる」パネルが表示される。場所によっては画面が分割されている場合もあり、視点を動かすことで調べる範囲が広がる。『5』以降は視点移動が立体的に行えるようになったが、『5』では殺人現場等の一部の場所でのみ「調べる」が可能で『5』以降一度調べた場所は「話す」同様赤いチェックマークが付くようになった。
- 『1』-『4』の探偵パートでは最初の項目だったが、『5』以降2番目の項目になった。iOS版『4』も『5』以降2番目の項目になった。ただし『大逆転裁判』では最初の項目のまま。
- 移動する
- 別の場所に移動するコマンド。移動できる範囲はストーリーの進行に応じて増えていく。ある場所に一度移動しないと目的地にたどり着けない場合も多い。エピソードごとに移動できる場所は決まっており、1つのエピソードの間で行ける範囲は限られている。
- 『1』-『4』の探偵パートでは2番目の項目だったが、『5』以降3番目の項目になった。iOS版『4』も『5』以降3番目の項目になった。ただし『大逆転裁判』では2番目の項目のまま。
- 話す
- 目の前の人物と会話し、事件の情報を集められるコマンド。一度話した話には赤いチェックマークが付き、証拠品を「つきつける」ことで新しい話題が追加される場合がある。事務所等で助手の『3』の真宵と春美と『4』のみぬきと『5』の操作していないプレイヤーキャラクター等と会話した場合に選べる話題は「相談する」「気づいたこと」の2項目の場合が多い。
- 『1』-『4』の探偵パートでは3番目の項目だったが、『5』以降最初の項目になった。iOS版『4』も『5』以降最初の項目になった。ただし『大逆転裁判』では3番目の項目のまま。
- つきつける
- 持っている証拠品を近くにいる人物につきつけるコマンド。つきつけることで新たな情報を得られたり、会話できる話題が増えることがある。中には事件と全く関係ない掛け合いが発生する場合もある。全ての証拠品に個別の会話があるわけではなく、つきつける人物にもよるが、多くの証拠品は「特に話せることがない」という内容の汎用会話が用意されている。『2』『3』のみ「人物ファイル」をつきつけることが可能で、つきつけた人物についての話を聞ける。
- カガク捜査
- 『蘇る』『4』『5』『6』『検事2』に登場。DS、3DSのタッチスクリーンを利用したシステム。主に探偵パートで行うが、法廷パートで発生することもある。なお、タッチペンが存在しない携帯アプリ版『蘇る』では操作は簡略化されている(3Dで変更できる視点が決まっている、指紋採取で粉をまいて吹き飛ばすまで等の一連の操作が自動で行われる)。
- 3D証拠品
- 証拠品が3Dで表示され、X軸回し・Y軸回し・拡大縮小の操作で、色々な角度から証拠品を調べることができる。
- ルミノール試薬
- 血痕に反応する薬品を証拠品ファイルで「ふきつける」を選ぶことによって使用する。DS、3DSの下画面にタッチをして血痕がある場所に薬品を吹きつけると、その場所が青白く光る。『蘇る』第5話、『4』第3話、『5』特別編、『6』第3話・第5話、『検事2』第4話で使用する。
- 指紋検出
- タッチペンの操作で、指紋が残っていそうな所に採取粉を置き、マイクに息を吹きかけて「吹き飛ばす」ことによって指紋を検出し、その指紋と一致する人物を調べる捜査。iPhone/iPod touch版では、マイクに息を吹きかける代わりにフリック操作で払う形に変更されている。『蘇る』第5話、『4』第2話、『6』第2話・第5話、『検事2』第5話で登場。
- 足跡検出
- 『4』第2話で登場。足跡にタッチペンで石膏をまんべんなく流し込み、ドライヤーで乾かした後にインクを付けて足跡をとる。その後、指紋と同様に足跡が一致する人物を調べる。
- 毒物検出
- 『4』第4話に登場。上記の「ルミノール試薬」と同じ操作で、毒物が残っている場所がないか調査する。
- X線解析装置
- 『4』第4話に登場。X線を使って物体を透過して調べる。断面を見ながら反応するポイントを探し、反応した場所をタッチペンでこすって固定した後、調べたい部分を再び探す。これを繰り返すことで、封筒の中身や絵の下絵を調べることができる。
- サイコ・ロック(心理錠)
- 『2』から登場。霊力のこもった「勾玉」を相手につきつけると、その人が隠している「秘密にしておきたいこと」が「サイコ・ロック」と呼ばれる赤い錠と鎖という形で、目に見えるシステム。サイコ・ロックは基本的に、その時「勾玉」を持っている人間にしか見えない。「赤い錠の数」が隠しておきたい気持ちの強さを意味し、錠の数が多いほどその秘密を聞き出すのは困難となる。
- 「勾玉」をつきつけると(『4』以降は「話す」コマンドの画面に「勾玉」アイコンが表示され、それにタッチすると)尋問が開始され、相手との尋問中に正しい証拠品または人物データを提示していく。正解だと錠が壊せるが、不正解だとペナルティを受けてゲージが減る。ただし、解除中にゲージが全てなくなるとほんのわずかに回復する為ゲームオーバーにはならず、何度でも挑戦は可能。また、『5』以降は失敗してもゲージは減らなくなった。全ての錠を破壊すると「解除成功」となり、ゲージが最大の半分回復、相手が隠していた情報を聞けるようになる。
- 錠の色は基本的に赤色だが、『4』『5』では黒いサイコ・ロックが登場する。『5』で春美の解説によると、自らの意志で心を閉ざす場合は、錠は赤色になるが、心の深い部分と密接に繋がって無意識に出されるものは黒くなるとのことで、無理に解除しようとすると心を破壊してしまう可能性があるという。この為に黒いサイコ・ロックは『4』『5』共に通常の方法で解除することはできない。御剣は、サイコ・ロックを「さいころ錠」と名前を誤解して呼んでいる。また『検事』シリーズでは矢張との会話でこれを思わせる台詞がある。
- 電波・金属探知
- 『2』『3』に登場。『1』にも金属探知機は登場するが、所持した状態で特定の場所へ行くと、イベントが発生するだけのもので後述するような操作は行わない。「電波」もしくは「金属」の反応がある場所にカーソルを重ねると、「ピー」という音がなり、カーソルが赤色に変化(DS版では「CHECK」の文字が点灯し)、その場所やものを調べることができる。「電波探知器」や「金属探知機」は電波発生源や金属のある場所には全て反応するが、目的外の場所やものを調べてもペナルティは発生しない。『検事2』では糸鋸の七つ道具の1つとして「金属探知機」が登場して金属探知機を持った糸鋸を操作する。画面左上にあるメーターが激しく揺れる場所に移動して上記と同じように調べ、目的の証拠品を発見すると調査成功となる。
- みぬく
- 『5』『6』に登場。内容は『4』とほぼ同様で、どちらの作品も主に探偵パートで使用する。詳細は法廷パートの解説を参考。
- 探偵メモ
- 『5』『6』の探偵パートで登場。探偵パート中の「法廷記録」内に表示され、事件の概要や現在までにとった行動、次の目標などを確認できる。
法廷パート
「探偵パート」で得た証拠品や情報をもとに証人の証言の「ウソ」や「ムジュン」を「尋問」で暴き、被告人を弁護するパート。「尋問」では、証言を十字ボタンの左右で切り替え、主に「ゆさぶる」「つきつける」の2つのコマンドを使用して証人を追い詰め、事件の真相を暴いていく。証人の「証言」にはウソやカン違いが含まれていることがあり、プレイヤーは「尋問」で証言のムジュンや真実を暴いていくことが、基本の流れとなる。審理が翌日に延びた場合は次の「探偵パート」が始まり、被告人の無罪判決を勝ち取った場合はそのエピソードはクリアとなる。なお、尋問中のBGMは、作品ごとに2種類(「尋問〜モデラート」・「尋問〜アレグロ」)用意されている。
- ゆさぶる
- 選択している「証言」に突っ込みを入れ、よりくわしく情報を聞き出すコマンド。基本的に無制限で使用でき、ゆさぶることで新たな証言が引き出せたり、証言の内容が変化することもある。なお、一部作品では、無駄な「ゆさぶる」を行うとペナルティを受ける尋問もあるが、その場合は尋問の事前に裁判長から警告される。
- つきつける
- 選択している証言と、法廷記録内の証拠品のデータにムジュンがある場合、そのムジュンの根拠となる証拠品をつきつけられるコマンド。『2』『3』では、証拠品の他に「人物データ」もつきつけることができる。ムジュンを正しく指摘できると審理が進行するが、指摘する証言や提示すべき証拠品を間違えた場合はペナルティを受け、尋問に戻る。
- みぬく
- 『4』から登場。「腕輪」アイコンが反応している「尋問」中に使用でき、「腕輪」アイコンを選ぶと証人の「しぐさ」を探す画面に切り替わる。この画面では証人の喋るスピードが通常より遅くなり、証人がウソや隠し事をしている証言を話す時に、証人の体のどこかに「しぐさ」が現れることがある。「しぐさ」を指摘すると、証言の弱点をついて、より強くゆさぶりをかけることが可能。
- 「しぐさ」は見逃しても何度でも探すことができ、成功すると証人から新たな証言を引き出すことができる。なお、「しぐさ」の指摘については間違えてもペナルティは発生しないが、「しぐさ」をみぬいた直後に証拠品をつきつける場面になった場合は、つきつける証拠品を間違えるとペナルティを受ける。
- ココロスコープ
- 『5』から登場。画面に表示される証言と、四隅に配置された「喜」「怒」「哀」「楽」の感情の反応を示すアイコンを見比べ、証言の内容にムジュンした反応をしている「感情」を指摘して新たな情報を引き出していく。また、証人の感情が「暴走」する場合もあり、その場合は「暴走の原因」となるものを指摘し、証人の混乱を解かなければならない。いずれの場合も、成功すると証人から新たな証言を聞き出せるようになる。
- カンガエルート
- 『5』から登場。法廷パートの終盤で発生し、画面に表示される選択肢の中から正しいものを選んでいき、事件の真相を導き出す。失敗してもペナルティは発生しない。
- 相談する
- 『5』から登場。1つの尋問で「つきつける」を続けて数回以上失敗すると利用できるようになり、パートナーから怪しい証言についてのヒントを教えてもらえる。
- ペナルティ
- 法廷パートで「つきつける」を失敗したり、選択肢を選び間違えたりすると、画面右上に表示されているアイコンまたはゲージが減っていく。これが全てなくなると被告人は有罪判決を受け、ゲームオーバーとなる。
- 『1』『蘇る』『6』『大逆転』では、画面の右上に青色の「!」アイコンが5つ表示され、ペナルティを受けると通常は1つずつアイコンが減少する。『2』~『5』では緑色のゲージが表示され、ペナルティを受けるとゲージが減少する。アイコンやゲージの減少量は場面によって異なる場合があり、選択を誤るとアイコンやゲージが全てなくなり即有罪判決を受ける場合もある。なお、選択を間違えるとペナルティが発生する場面では、事前に画面の右上に予告が表示される(予告が表示されない場面では、選択を間違えてもペナルティは発生しない)。
- 『1』『蘇る』では話中の特定の区切り(パート)を通過する際にアイコンが全回復するのに対し、『2』以降は1日の法廷パートを全てクリアしない限りゲージは回復しない。『2』『3』『4』ではサイコ・ロックの解除に成功すると、ゲージの最大値の半分だけ回復する。
- なお、上記の「ゆさぶる」「つきつける」などを行うと、弁護人の考え・方針を問われる設問が発生する場合もある。設問の形式は様々で、選択肢の中から正しいものを選ぶ形式、証拠品・人物提示、資料図示、動画図示などがある。
- といつめる
- 『レイトン教授VS逆転裁判』、『大逆転』に登場。証人が複数いる「群衆尋問」の際、他の証人が証言している内容について意見を聞くことができる。意見がある場合はアイコンが表示され、何かを考え込むような反応をするが、反応がなくても「といつめる」ことは可能。
- 最終弁論
- 『大逆転』で登場。有罪の評決を下した陪審員に対して弁護側に弁論の機会が与えられる救済制度のこと。陪審員それぞれが「主張(有罪とした理由)」を発言し、それに対して、弁護士がその「主張」を検討、つまり、「主張」どうしのムジュンを見つけ出し評決の再検討をさせることが目的。最終弁論の際は、弁護士は証言台へ移動し弁論をおこなう。4人以上の評決を無罪に変えることができると、審理が再開される。
- 御魂の託宣(みたまのたくせん)
- 『6』で登場。クライン王国の法廷パートで発生する。姫巫女のレイファが事件の被害者の御魂に呼びかけ、被害者が「死ぬ直前の記憶」を法廷の水鏡(みずかがみ)に映像として映し出すシステム。その映像をもとに、被害者が死に至るまでの様子をレイファが代弁する。これを「託宣(たくせん)」という。クライン王国の法廷では、この儀式で得られる情報が有力なものとして扱われる。
- プレイヤーは「死者の記憶」とレイファの「託宣」とのあいだにムジュンが生じていないか検証して死者の記憶に映る「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「痛覚」の5つの感覚から、託宣とムジュンした感覚を指摘しなければならない。ムジュンの指摘に成功すると「託宣」の内容が正しいものに更新されていくが、正しくない指摘をするとペナルティを受ける。
シリーズ一覧
2001 | 逆転裁判 |
---|---|
2002 | 逆転裁判2 |
2003 | |
2004 | 逆転裁判3 |
2005 | 逆転裁判 蘇る逆転 |
2006 | |
2007 | 逆転裁判4 |
2008 | |
2009 | 逆転検事 |
2010 | |
2011 | 逆転検事2 |
2012 | レイトン教授VS逆転裁判 |
2013 | 逆転裁判5 |
2014 | 逆転裁判123 成歩堂セレクション |
2015 | 大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- |
2016 | 逆転裁判6 |
2017 | 大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟- |
ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS等で発売されている。『4』以前のシリーズ作品のディレクターとシナリオは全編を通して巧舟が担当している。以下は、特に説明のない限り全て日本国内向けに発売されたバージョンについての情報。
- 逆転裁判シリーズ
- 逆転裁判(GBA 2001年10月12日発売)
- 逆転裁判2(GBA 2002年10月18日発売、DS 2006年10月26日発売、Wiiウェア 2010年1月26日配信)
- 逆転裁判3(GBA 2004年1月23日発売、DS 2007年8月23日発売、Wiiウェア 2010年2月23日配信 パソコンソフト)
- 逆転裁判4(DS 2007年4月12日発売、3DS 2017年11月22日発売) - 『3』までの主人公成歩堂龍一に代わり、新キャラクターの王泥喜法介が主人公になっている。
- 逆転裁判5(3DS 2013年7月25日発売) - 主人公は弁護士として再出発する成歩堂龍一。
- 逆転裁判6(3DS 2016年6月9日発売)
- 逆転検事シリーズ - 検事・御剣怜侍を主人公とするスピンオフ作品。
- レイトン教授VS逆転裁判(3DS 2012年11月29日発売) - レイトン教授シリーズ(レベルファイブ)とのコラボレーション作品。
- 大逆転裁判シリーズ - 成歩堂龍一の先祖・成歩堂龍ノ介を主人公とする作品。
Wiiウェア版はWiiリモコンの加速度センサーによる操作に、スマートフォン版はタッチパネルによるフリック操作に対応。
逆転裁判シリーズ
逆転裁判
ジャンル | 法廷バトル |
---|---|
対応機種 |
ゲームボーイアドバンス[GBA] Wii Uバーチャルコンソール[VC] |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア | GBAROM |
発売日 |
[GBA]2001年10月12日 [Wii U・VC]2015年11月4日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 | 207,859本(ベスト版含む)[3] |
シリーズ第1作目。『逆転裁判1』とも表記される[4]。全4話で構成されている。当初は続編が発売される予定はなかった。ゲームの基本システムはこの時点でほぼ完成されており、以降のシリーズでも大きな変更はされていない。メインキャラクターデザインは末包久美子、BGMは杉森雅和。
- 第1話:はじめての逆転
- アパートで殺人事件が発生し、被害者の恋人で成歩堂の小学校以来の親友・矢張政志が逮捕された。「綾里法律事務所」所属の新米弁護士・成歩堂龍一は矢張の無実を信じ、初の弁護を引き受けることを決意する。
- 第2話:逆転姉妹
- 綾里法律事務所で、成歩堂の師匠・綾里千尋が何者かに撲殺された。その犯人として、第一発見者であり、被害者の妹で修行中の「霊媒師」である綾里真宵が逮捕される。留置所を訪れ、彼女が犯人ではないと確信した成歩堂は弁護を引き受け、事件を調査するが、彼の前に大きな壁が立ちはだかる。
- 開発中はこのエピソードが第1話の予定だったが、プレイヤーが初めて遊ぶことになる第1話は法廷パートのチュートリアル的なエピソードに変更することとなり、このエピソードは第2話に変更された[5]。
- 第3話:逆転のトノサマン
- 人気特撮番組のヒーロー「トノサマン」が、怪人「アクダイカーン」を本当に倒すという事件が発生。「トノサマン」ファンの真宵に引っ張られ、成歩堂は留置所にいるトノサマンの役者・荷星三郎を訪ねるが、事件は二転三転する。
- 第4話:逆転、そしてサヨナラ
- ひょうたん湖公園で、殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたのは、成歩堂のライバルであり旧友でもある天才検事・御剣怜侍だった。成歩堂は御剣を弁護するため留置所へ向かうが、御剣は成歩堂の弁護を一向に受けようとしない。調査を進めるうちに、15年前の「DL6号事件」との関連性が浮き彫りになり、過去の確執と真相が明らかになり始める。
逆転裁判 蘇る逆転
ジャンル | 法廷バトル |
---|---|
対応機種 |
ニンテンドーDS Wii(Wiiウェア) iアプリ EZアプリ S!アプリ iPhone/iPod touch Android(auスマートパス) |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
DSカード ダウンロード |
発売日 |
[DS]2005年9月15日 [iアプリ]2006年 [EZアプリ・S!アプリ]2007年 [Wiiウェア]2009年12月15日 [iPhone]2009年12月21日 [auスマートパス]2012年10月1日 |
対象年齢 |
[DS]CERO:12才以上対象 PEGI:7 |
売上本数 | 584,013本(ベスト版含む)[3] |
GBA版『1』のニンテンドーDSへの移植にあたり、『1』と『2』の間の時期に新エピソードを1話追加した作品。元は『逆転裁判』の海外進出の為に開発されたもの[6]で、日本版でも設定を切り替えて英語版がプレイ可能。なお、英語版では物語に大きな変更はないが、場所の設定は日本からアメリカのロサンゼルスに変更されている。またGBA版と対照的に画面がズームアウトされ、キャラクターと背景が見えやすくなり、法廷記録の証拠品ファイルと人物ファイルの説明や台詞が表示される画面の大きさにも違いがある。この事から『蘇る逆転』は海外における『1』に相当する。
『蘇る』第1話-第4話のシナリオは基本的にGBA版と同一であるが、『蘇る』第1話のタイトルは「初めての逆転」から「はじめての逆転」とひらがな表記に変更され、一部のセリフや人物の動作、BGMが入るタイミングなどの演出が変更されている。『蘇る』第1話の山野星雄の年齢設定も変更された。本作から物語クリア後に『蘇る』第1話-第4話の物語公式アートが表示されるようになったが、『蘇る』第5話のみ物語公式アートが存在しない。
DSの機能を活かして、法廷記録が下画面での1ページあたり8個の表示に変更され素早く選択できるようになっていたり、マイクを使った音声入力で「異議あり!」「待った!」「くらえ!」が可能だったりと、ユーザーインターフェースに改良がなされている。また、追加された新エピソードでは、ニンテンドーDSの機能を活かした3D証拠品や指紋検出といった「カガク捜査」が導入されている。
第5話の新規登場人物デザイン及びパッケージイラストは塗和也が担当。新規BGMは木村明美が担当。1 - 4話のBGMは『1』と同一であるが、ハードの変化により音質に若干の違いが生じている。また『1』のエンディングBGM(逆転裁判・終幕)は諸事情により未完成のBGMを用いていた為、リメイクに際して修正されている[7]。
Wiiウェア版は4話まで収録され、第5話は『2』『3』配信後の2010年3月16日より有料の追加コンテンツとして配信。Wiiウェア版ではWiiリモコンを活用した操作が可能で、証人をゆさぶる場合はリモコンを縦に振る、証拠をつきつける場合はリモコンを突き出すことで操作ができる(ボタン入力でも操作可能)。
iPhone版の2話以降は有料の追加コンテンツとして配信される(3話以降は2010年1月配信)。
- 第5話:蘇る逆転
- ひょうたん湖での殺人事件(『1』第4話の事件)から2カ月。あの事件以来、成歩堂も御剣も法廷に立っていなかった。そんなある日、成歩堂の元に一人の少女が「姉を助けて欲しい」と事務所に駆け込んでくる。彼女の姿が、事務所を去った真宵と重なって見えた成歩堂は依頼を引き受ける。依頼された事件は、検察局の駐車場で捜査官が刺殺されたというもの。しかし、その殺人事件と「同日・同時刻」に「同じ捜査官」が警察局でも殺害され、「別の人間が逮捕される」という奇妙な事件が起こっていた。このエピソードでは、バッドエンドが存在する。
逆転裁判2
ジャンル | 法廷バトル |
---|---|
対応機種 |
ゲームボーイアドバンス ニンテンドーDS Wii(Wiiウェア) Wii Uバーチャルコンソール[VC] iアプリ EZアプリ S!アプリ Android(auスマートパス) |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
[GBA]GBAROM [DS]DSカード ダウンロード |
発売日 |
[GBA]2002年10月18日 [iアプリ・S!アプリ]2005年 [EZアプリ]2006年 [DS]2006年10月26日 [Wiiウェア]2010年1月26日 [auスマートパス]2012年11月1日 [Wii U・VC]2015年12月2日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 | 652,324本(GBA・DS合計、ベスト版含む)[3] |
前述の通り、もともと続編を作る予定はなかったが、『1』を気に入ったプロデューサーが続編の制作を決めた[8]。当初は全5話を予定していたが[9]、ロムカートリッジの容量不足からエピソードが1話削られた[10]。また、GBA版では全話を通して誤植が見られる(DS版ではほとんど修正されている)。基本的なゲームシステムは前作と同様だが、以下のような変更点がある。
- 『1』では「つきつける」コマンドの対象は証拠品ファイルのデータのみだったが、今作から「人物データ」もつきつけられるようになった。
- 法廷パートの尋問時に、十字ボタンで証人の証言を先へ送ろうとした時、「うっかりキーを押し過ぎてループさせてしまう」というミス(スキップができない成歩堂のセリフが入った後、証言内容の先頭に戻ってしまう)が『1』ではよく発生したが、『2』でこれに対して防止措置がとられた。
- 法廷パートで間違ったタイミングや証拠で異議を唱えた場合、『1』では1回の裁判につき4回のペナルティまで許される「回数制」だったが、本作から「ゲージ」に変更された。
- 本作から、探偵パートで「サイコ・ロック」が導入された。
- 前作のゲームオーバー時の演出は法廷の扉が閉まる演出に「敗訴」の文字が表示されていたが、本作以降は文字の表示がされなくなった(『蘇る』も、本作と同様の演出に変更されている)。
ニンテンドーDS版が2006年10月に発売されたが、『逆転』第1話 - 『蘇る』第4話に加えられた変更と同様、タッチペン対応の証拠品リストやマイクでの音声認識機能と英語版の追加はあるものの、新エピソードやその他の追加要素は特にない。ただし、『蘇る逆転』の追加による一部設定の変更や、「看護婦」表記を「看護師」に変更するなどのテキストの変更はされている。『蘇る』同様物語クリア後に公式アートが表示されるが、物語公式アートでなくキャラクターが表示される様になっている。なお、DSにGBA版とDS版を同時に差し込むことで、最初から全てのエピソードを遊べるようになる。
ディレクターの巧は『2』の難易度の高さを「個人的に大きな反省点」として挙げている[11]。TVCMでは、小雪と相島一之が出演、法廷シーンを再現した。キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は木村明美。
- 第1話:失われた逆転
- 公園で、婦人警官が恋人の男性警官を殺害した容疑で起訴された。弁護を引き受けた成歩堂だったが、開廷直前に何者かに殴られ記憶喪失になってしまう。自分が弁護士であることも思い出せないまま、成歩堂は法廷に立つこととなる。
- 第2話:再会、そして逆転
- 医療ミスで14人もの死者を出した「霧崎医院」の院長・霧崎哲郎が、自らの潔白を真宵の霊媒で証明する為、「成歩堂法律事務所」を訪れた。成歩堂は霧崎医師と共に真宵のいる倉院の里を訪れるが、霊媒中に霧崎が殺害されてしまう。容疑者である真宵を救う為、成歩堂は再び真宵の弁護を引き受ける。審理が進むにつれ、事件発生にまつわる驚くべき事実が明らかになる。
- 『1』では話順と時間の進行が一致していたが、『2』以降は必ずしもそうではなく、この事件は第1話の2カ月前の出来事を回想している設定。
- 第3話:逆転サーカス
- 有名なサーカス団「タチミサーカス」の公演を観に来た成歩堂たち。その翌日、同サーカスの団長が殺害され、所属する大スターの天才マジシャン「マックス」こと、マキシミリアン・ギャラクティカが殺人容疑で逮捕された。成歩堂は、マックスの大ファンである真宵に引きずられ、留置所を訪れる。
- 第4話:さらば、逆転
- 「大江戸戦士トノサマン・丙(へい)!」の主役で大スターの王都楼真悟が、ライバル俳優の殺人容疑で逮捕された。その直後、真宵が営利誘拐され、成歩堂は殺し屋を名乗る誘拐犯から、王都楼の弁護と「無罪判決」の要求を依頼される。裁判が進むにつれ、恐ろしい事実が浮かびあがり、成歩堂は弁護士としての「究極の選択」を迫られることになる。このエピソードでは、『逆転裁判』シリーズで初めてバッドエンドが登場する。
逆転裁判3
ジャンル | 法廷バトル |
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対応機種 |
ゲームボーイアドバンス ニンテンドーDS Wii(Wiiウェア)Wii Uバーチャルコンソール[VC] iアプリ EZアプリ S!アプリ Android(auスマートパスパソコンソフト) |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
[GBA]GBAROM [DS]DSカード ダウンロード |
発売日 |
[GBA]2004年1月23日 [DS]2007年8月23日 [Wiiウェア]2010年2月23日 [auスマートパス]2012年12月3日 [Wii U・VC]2016年3月2日 |
対象年齢 |
[GBA]CERO:12才以上対象 [DS]CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 | 569,963本(GBA・DS合計、ベスト版含む)[3] |
成歩堂の師匠・綾里千尋の新人時代が描かれる作品。本作では、前作にも増して「霊媒」の扱いが大きくなり、ある事件の中核にも直接関わっている。また本作の第2話・第3話・第5話は、『2』の半年後という設定。
ゲームシステムは前作から大きな変更はないが、『2』では探偵パートでのみだった「一度クリアしたエピソードのメッセージスキップ」が法廷パートでも可能となった。一回の失敗でゲームオーバーになる場面も減らされており、システム面が改善されている。
なお、このゲームは2004年1月25日 - 1月29日及び1月31日 - 2月5日に東京駅と新大阪駅構内で東海道新幹線利用者向けに午前10時から深夜24時にかけてゲームボーイアドバンスSPと共にソフトを無料で貸し出しするという鉄道サービスとしては世界で初めての試みも行われた。このサービスのキャッチコピーは「新大阪に着くまでに犯人を見つけ出せるか!?」であった。
2007年8月23日にはDS版が発売(GBA版とDS版の違いは『2』に準ずる)。これにより、1 - 4までの全ての作品がDSに揃った。キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は岩垂徳行。
- 第1話:思い出の逆転
- 成歩堂の師匠・綾里千尋が主人公の、新人弁護士時代のエピソード。初めての裁判で深く傷ついた千尋が、1年ぶりに弁護を引き受けた依頼人は、自身の恋人の、元・恋人の殺害容疑をかけられた大学生、成歩堂龍一だった。
- 第2話:盗まれた逆転
- 「倉院の里・秘宝展」で展示する予定だった秘宝「倉院の壺」が、「怪人☆仮面マスク」に盗まれた。成歩堂たちは壺を取り戻す為に調査を開始するが、名探偵や謎の検事の登場で、事件は思わぬ方向へ進んで行く。
- 第3話:逆転のレシピ
- 正月明けの成歩堂法律事務所に、糸鋸がやってきた。彼によると、“成歩堂”の雑な弁護のせいで「あるウエイトレス」に有罪判決が下されたという。全く身に覚えのない成歩堂は自分の「ニセモノ」がいると考え調査を開始するが、ひと癖もふた癖もある証人ばかりが登場する。
- このエピソードは、『2』の第4話として用意されていたもの[12]。
- 第4話:始まりの逆転
- 新米弁護士・綾里千尋が主人公の、彼女の初審理となるエピソード。今から6年前、誘拐殺人の死刑囚が脱獄し、その死刑判決を決定付けた警察官を殺害したとして再逮捕された。そしてもう一人、検事局始まって以来の天才検事の初審理でもあった。このエピソードは、成歩堂が過去の記録を調べているという一種の回想形式で描かれており(現実での時系列は、第5話の途中)、成歩堂は法廷中には全く関与していない。
- 第5話:華麗なる逆転
- 成歩堂は、真宵と春美から霊力を鍛える為に霊場へ保護者として同行してほしいと頼まれる。あまり乗り気ではなかった成歩堂だが、その霊場を特集した雑誌の写真に、かつてある事件で有罪となったはずの「ある人物」の姿があった。真相を確かめる為、成歩堂は真宵たちとともに霊場を管理している寺「葉桜院」に向かった。
逆転裁判123 成歩堂セレクション
ジャンル | 法廷バトル |
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対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
3DSカード ダウンロード |
発売日 | 2014年4月17日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 | 37,477本[13] |
DS版『蘇る』『2』『3』の3作品を1本に纏め、ニンテンドー3DS用に移植された作品。画面レイアウトや操作方法はいずれもDS版に準じているが、グラフィックやテキストは高解像度になり、上画面は立体視機能に対応。3作品共に英語版も収録。また、DS版『蘇る』『2』『3』はGBA版と対照的に画面がズームアウトされ、キャラクターと背景が見やすくなっていたが、この作品ではGBA版同様画面がズームアップに戻され、物語クリア後に全てのメッセージが早送り可能だったが、この作品では最初から全てのメッセージが早送り可能になっている。
逆転裁判4
ジャンル | 法廷バトル |
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対応機種 |
ニンテンドーDS iアプリ EZアプリ iOS Android ニンテンドー3DS |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
[DS]DSカード [3DS]3DSカード ダウンロード |
発売日 |
[DS]2007年4月12日 [iアプリ・EZアプリ]2009年 [iOS]2016年11月25日 [Android]2016年12月6日 [3DS]2017年11月22日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象)(通常版) CERO:B(12才以上対象)(限定版) |
売上本数 | [DS]625,990本(ベスト版含む)[3] |
「新章開廷!!」をコンセプトとし、『3』第5話の7年後が舞台の作品。新人弁護士の王泥喜法介が主人公。『蘇る逆転』に登場した「カガク捜査」、ポリゴンの証拠品などのシステムが全編に組み込まれ、本作から「みぬく」システムが、法廷パートで登場。また、探偵パート・法廷パートで「人物ファイル」をいつでもつきつけること、『蘇る逆転』ではいつでも可能だった「カガク捜査」ができなくなり、いずれも必要な場面でのみ行えるようになった。
当初は登場人物を一新させる予定だったが、製作総指揮の稲船敬二の意見により前作までの登場人物である成歩堂龍一が登場することになった[14]。旧作の亜内や裁判長、回想シーンのみで糸鋸が再登場し、『蘇る逆転』と『2』に登場した人物が再登場している。「霊媒」を除いた前作までに登場していた用語も引き続き登場。
テレビCMや広告などには、イメージキャラクターとして、丸山和也が出演した。広告キャッチフレーズは「嘘を暴く快感。」。初回限定版には『逆転裁判事典』と銘打ったこれまで発売されたシリーズのあらゆるデータを収録したソフトがもう一本付属していた。
なお、カプコンのオンライン販売サイトであるe-CAPCOMにて限定版の予約開始の際に、サーバーの許容範囲を遥かに超えるアクセスが殺到し、トップページ含むサイト内全てのアクセスが不能となり、翌日カプコンが陳謝する事態となった。
メインキャラクターデザインは塗和也が担当。BGM担当は堀山俊彦、奥河秀樹、木村明美。
2016年11月にiOS版が、12月にAndroid版が配信された。映像が高画質になり、タッチパネルとセーブ画面が『5』同様になり、『5』から導入されたオプションが追加された。
2017年11月にニンテンドー3DS版が発売予定。立体視への対応や画質・操作性の向上のほか、英語版も同時収録している。
- 第1話:逆転の切札
- ロシア料理レストラン「ボルハチ」でポーカーの最中に殺人事件が起こり、王泥喜の師匠・牙琉霧人の親友で「ピアニスト」の成歩堂龍一が逮捕された。その成歩堂からの指名で弁護を引き受けた王泥喜は、初めて法廷に立つ。
- 第2話:逆転連鎖の街角
- 王泥喜は成歩堂に呼び出され、事務所の仕事をなし崩しに押し付けられる。事務所のメンバーのみぬきと共に依頼をこなしていくうちに、王泥喜はある人物から、近所の公園で起きた殺人事件の弁護を依頼される。
- 第3話:逆転のセレナード
- 異国の人気歌手・ラミロアのマネージャーが牙琉響也率いるバンド「ガリューウエーブ」の歌詞になぞって射殺された。容疑者になった異国のピアニストを言葉が通じない状況で王泥喜は弁護することになる。
- 第4話:逆転を継ぐ者
- 成歩堂からの依頼で、「裁判員制度」のシミュレーション裁判の被告人を王泥喜が弁護することになる。現場の調査に行くと、面識がないはずの被害者と王泥喜に、意外な繋がりが判明する。エピソードの後半で、7年前に成歩堂が弁護士の資格を剥奪された法廷が描かれ、成歩堂を操作して7年前と現代で事件を調査する「メイスンシステム[16]」のパートが登場。また、このエピソードでは、プレイヤーの選択次第でバッドエンドとなる場面がある。
逆転裁判5
ジャンル | 法廷バトル |
---|---|
対応機種 |
ニンテンドー3DS iOS |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア |
3DSカード ダウンロード |
発売日 |
2013年7月25日 [iOS]2014年7月9日 |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
売上本数 | 38.9万本[17] |
シリーズ第5作目。2007年5月22日に発売の予定のあることが発表され[18]、2012年1月29日に製作開始が発表された[19]。2013年7月25日発売。本作より対応機種がニンテンドー3DSになり、グラフィックが2Dから3Dに一新。また、アニメパートが導入されており、制作は『レイトン教授VS逆転裁判』でアニメパートの制作を担当したボンズが担当。更に有料のダウンロードコンテンツとして主要登場人物のコスチュームやおまけモードの『クイズ逆転推理』、追加シナリオなどが配信されている。また、本作の発売を記念し、京浜急行電鉄とのコラボレーションイベントのミステリーラリーが実施された。
本作からシナリオの制作は複数人体制となり、ディレクターの山﨑剛がシナリオの総括を担当。巧舟は関与していない。メインキャラクターデザインは布施拓郎が担当。BGMは岩垂徳行が担当。アニメーションのキャラクターデザイン及び総作画監督は伊藤嘉之が担当。
本作は『4』の1年後が舞台で、主人公はある理由で弁護士に復帰することとなった成歩堂龍一。また、『4』で登場した王泥喜法介やみぬきも引き続き登場。成歩堂龍一、王泥喜法介、新ヒロインで新人弁護士の希月心音がそれぞれ主役となるエピソードが収録され、本作からこの3人を中心にストーリーが展開する。ストーリー進行時間は第2話→特別編→第3話→第4話前半→第1話→第4話後半→第5話の順。
- 第1話:逆転のカウントダウン
- 王泥喜が弁護を担当していた地方裁判所第4法廷で、証拠品として提出される予定だった爆弾が爆発してしまう。その被告人として、希月心音の幼馴染、森澄しのぶが逮捕された。成歩堂と心音は、怪我をして法廷に立てなくなった王泥喜の代わりに法廷に立つ。
- 第2話:逆転の百鬼夜行
- 成歩堂から頼みたい仕事があると呼び出された王泥喜の任務は、成歩堂みぬきのつきそいで「九尾村(きゅうびむら)」のパーティへ行くことだった。「九尾村」は隣の「天魔市」との合併の話が進んでおり、その反対運動の中心として「グレート九尾」が活躍しており、妖怪ブームも手伝って九尾村は人気の観光スポットとなっていた。王泥喜たちが村を巡っている間、九尾村の村長が刺殺される事件が発生。逮捕されたのは、みぬきの友人の父であり、天魔市の市長・天馬出右衛門だった。
- 第3話:逆転学園
- 「私立テミス法律学園」は、優秀な三曹を輩出する学園として著名である。その学園祭で、成歩堂は弁護側の講師として呼ばれていた。待合室で待機していた成歩堂と心音は、ものが壊れる音を聞き、中央ステージに駆けつけたところ、法律学園の教師の他殺体を発見。学園の生徒の森澄しのぶが殺人容疑で逮捕され、彼女を救うべく心音が初めての弁護を買って出る。調査を進めるうちに、法律学園の「法の暗黒時代」への関与が明らかになっていく。
- 第4話:星になった逆転
- 第1話以前の出来事で、本作のプロローグとなる法廷爆破事件を描くエピソード。星成太陽による「HAT-1号」の奇跡の生還から7年後。「HAT-2号」に、王泥喜の親友・葵大地と星成が搭乗することになった。しかし、発射直前にHAT-2号と「大河原宇宙センター」が爆破する事故が発生。HAT-2号から命からがら抜け出す際に、葵は何者かに刺殺されてしまった。その殺人容疑者として逮捕されてしまった星成の弁護を決意した王泥喜は裁判に挑むも、証拠品として提出される予定の爆弾がカウントダウンを始めた。
- 第5話:未来への逆転
- 失踪した王泥喜に代わって星成の無罪を証明した成歩堂と心音だったが、その決定的となった証拠のせいで、今度は心音が逮捕されてしまう。一方その頃、大河原宇宙センターでは、ロボットたちが立て籠もり事件を起こし、「7年前に起こった『UR-1号事件』で有罪となった夕神迅の再審理」を要求。急遽の開廷により、法廷が足りない状況にあったが、成歩堂の提案で爆破された第4法廷で審理を行うこととなった。葵大地殺害事件、8年前の成歩堂の証拠品捏造事件、7年前の夕神迅が起こしたUR-1号事件によってもたらされた法の暗黒時代への終止符が打たれる。このエピソードでは、ある場面で「心証ゲージ」を0にすると発生するバッドエンドが2種類存在する。
- 特別編:逆転の帰還
- 有料のダウンロードコンテンツで配信されている、8年ぶりに弁護士に復帰した成歩堂の初弁護を描く追加エピソード。シャチの海賊ショーで人気の「荒船水族館」の館長が亡くなった。シャチのトレーナーから弁護を依頼された成歩堂は水族館に赴くが、そこで待っていたのはシャチの「エル」。トレーナーの依頼は、前代未聞の「シャチの弁護」であった。館長の死は「事故」として処理されようとしていたが、成歩堂達はエルを殺処分から救う為に事件性を証明し裁判に挑む。このエピソードでは、バッドエンドが存在する。
コラボレーションイベント
2013年7月にThanks Lab・DxL CREATION・Planet Kids Entertainment主催の体感型推理ゲーム『逆転裁判 逆転への挑戦 in ジョイポリス』が東京ジョイポリスにて約2ヶ月弱の間に全13日間実施された。本イベントはPKシアターとのコラボレーションによるもので逆転裁判5の発売を記念したイベントである。好評により追加公演され、2013年9月より約1週間半の間に全6日間実施された。
同イベントは逆転裁判123 成歩堂セレクションの発売を記念して、またも東京ジョイポリスで2014年4月に『逆転裁判 再演 逆転への挑戦inジョイポリス~』として約1ヶ月の間に全8日間実施。主催はThanks Labが抜け、ポリゴンマジックが加わった。制作はPKシアターのままである。
初演・再演ともに好評だったことから、再び東京ジョイポリスで2014年10月に『逆転裁判 逆転への挑戦2 in ジョイポリス』として約1ヶ月の間に全9日間実施された。主催と制作は『再演』と変わりない。
逆転裁判6
ジャンル | 法廷バトル |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人 |
メディア | 3DSカード |
発売日 | 2016年6月9日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 | 25万8757本(2016年8月)[20] |
シリーズ第6作目。2015年9月1日に発売決定の旨が発表された[21]。対応機種はニンテンドー3DS。本作では、成歩堂龍一と王泥喜法介が「W(ダブル)主人公」として登場[22]し、架空の異国「クライン王国」がストーリーの主な舞台となる。クライン王国では成歩堂が、日本では王泥喜が主人公となり、2つの国で起こる事件が交錯し物語が展開される。2016年3月6日、『3』以来登場していなかった、綾里真宵が再登場することが発表された[23]。アニメパートの制作は前作のボンズに変わりテレビアニメ版と同じA-1 Picturesが担当している[24]。
- 第1話:逆転の異邦人
- クライン王国で修行中の綾里真宵を迎えにいくため、クライン王国にやってきた成歩堂は、その途中、ツアーガイドの少年ボクト・ツアーニと知り合い、2人で姫巫女・レイファによる「奉納の舞」が行われる「ジーイン寺院」を訪れた。しかし、その直後、国家反逆罪の容疑でボクトが警察に連行されてしまう。事情もわからぬまま成歩堂は「クライン大法廷」に向かうと、そこでは弁護士が不在の、日本では考えられない裁判が行われていた。事態を目の当たりにした成歩堂は思わず弁護席に立ち、ボクトの弁護を開始する。
- 第2話:逆転マジックショー
- 日本の「トロンプ・シアター」で、みぬきの念願だった「或真敷一座」の復活をかけたマジックショーのリハーサル中、何もないはずの場所から共演者の「Mr.メンヨー」が遺体となって現れ、舞台に設置していた大型のセットが落下する事故も発生。一連の責任を問われたみぬきが逮捕されてしまう。さらに、「成歩堂なんでも事務所」は、みぬきがマジックを失敗した損害賠償として3億円もの大金をテレビ局から要求されてしまう。王泥喜と心音は、みぬきと事務所を守るため法廷に立つ。
- 第3話:逆転の儀式
- クライン王国で2年間修業をしてきた真宵は、帰国前に最後の修行となる「水清めの儀」に挑む。だが、儀式の最中に祭司が殺害される事件が発生。殺害現場は一般人が立ち入れない「聖域」と呼ばれる場所で、その場に居合わせていたのは被害者の祭司と、真宵の2人だけだった。再会を喜ぶのもつかの間、成歩堂は真宵の無罪を訴えるため、再びクライン王国の法廷に立つ。
- 第4話:逆転寄席
- クライン王国に滞在中の成歩堂に加え、王泥喜も不在の中、心音は夕神に裁判所へ呼び出され、落語家・旋風亭獏風殺害事件の被告人・内舘すするの弁護を依頼される。しかし、内舘は自暴自棄になって酒に酔っており、開廷直前に倒れてしまう。事件の概要すら理解する時間もなく、被告人不在の不利な状況で“半人前”と罵られながら、心音は一人で法廷に立つ。このエピソードでは、夕神がパートナーとして心音の横に立つ。
- 第5話:逆転の大革命
- 事務所で待機する王泥喜の前に、クライン王国の革命組織「反逆の龍」のリーダー、ドゥルク・サードマディが姿を現す。ドゥルクは、実は王泥喜の育ての親であり、ふたりは久々の再会となった。ドゥルクは、考古学者・佐奈樹文明から譲り受ける約束をしていた、クライン王国の国宝「始祖の宝玉」を受け取るため、弁護士として立ち会ってほしいと依頼し、王泥喜たちは「倉院の里」に向かう。しかし、佐奈樹は前日に事故で死亡しており、始祖の宝玉は彼の手によりどこかに隠されていた。王泥喜たちは命からがら宝玉を探し当てるが、その直後、政治家(候補)・清木まさはるが「倉院の里に伝わる秘宝で、1年前に清木家の蔵から佐奈樹に盗まれたものだ」として返還を求めて来た。清木の顧問弁護士として現れた成歩堂と秘宝の権利をかけ、王泥喜は成歩堂と「民事裁判」で争うこととなる。しかし、これはクライン王国を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。このエピソードでは、ある場面で「心証アイコン」を0にすると発生するバッドエンドが4種類存在する。
- 特別編:時を越える逆転
- 有料のダウンロードコンテンツとして配信されている、本編の後日談となる追加エピソード。第5話の事件解決から数か月後、「成歩堂なんでも事務所」に幼馴染の矢張が、花嫁姿をした大津部雫をつれてやってきた。雫は、同僚を殺害した容疑をかけられているという。しかし、雫は「タイムトラベルをして過去に戻ってきただけ」と殺人事件への関与を否定。現実では考えられない事象に悩む成歩堂だったが、矢張の懇願で彼女の弁護を引き受けることとなった。そして、その裁判に立ちはだかるのは、かつて法廷で共に争った検事局長の御剣だった。
- 遊べる!逆転劇場 成歩堂龍一編、遊べる!逆転劇場 王泥喜法介編
- 数量限定特典として封入されたダウンロード番号をゲーム内で入力し、ダウンロードすると遊べるようになる2種類の追加エピソード。本編とは関与しないショートストーリーで、本編と同様に調査や尋問が可能。
コラボレーションイベント (6)
本作の発売を記念し、京浜急行電鉄(京急)・名古屋鉄道(名鉄)・京阪電気鉄道(京阪)との共同コラボレーションで『逆転裁判6ミステリーラリー〜友好の証〜』を実施している。実施期間は、京急が本作発売日から7月31日、名鉄は本作発売日から9月30日、京阪は本作発売日から7月22日までと、期間が異なっている[25][26][27]。
逆転検事シリーズ
- 逆転検事
- NEW逆転 NOT裁判をコンセプトにした、逆転裁判シリーズ初のスピンオフ作品。
- 逆転裁判シリーズのキャラクター・御剣怜侍が主人公で、法廷パートはないが、「ゆさぶる」「つきつける」を用いた、対決パートによる尋問は存在する。システムも、ゲージや吹き出しに入ったボイス付きのセリフなどはシリーズのものを踏襲しているが、探偵パートは捜査パートと名を変え、御剣を第三者の視点で操作する形となっている。時系列は『3』の約1カ月後(『3』の第5話の日付と本作の第1話の日付から)。
- 本作のシナリオ担当・ディレクターは『蘇る』と『4』の企画及び一部テキストを担当した山崎剛で、逆転裁判シリーズでシナリオを担当していた巧舟は本作には関与していない。キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は岩垂徳行。
- 逆転検事2
- 『逆転検事』の続編。今回、御剣は検事を続投するか父親に倣って弁護士になるか、自分自身の生き方について、大きな選択を迫られることになる。前作のシステムを踏襲しつつ新たに「ロジックチェス」が追加された。
レイトン教授VS逆転裁判
レベルファイブのレイトン教授シリーズとのシリーズ初のコラボレーション作品。「今度のナゾはムジュンに満ちている」がコンセプト。
逆転裁判側の主人公は成歩堂龍一が務める。これまでの逆転裁判と異なり、中世風の異世界「ラビリンス・シティ」が舞台となっており、成歩堂と同じく異世界へ飛ばされたレイトン教授と共に魔女裁判の謎に挑む。
大逆転裁判シリーズ
大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-
ジャンル | 大法廷バトル |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | カプコン |
メディア | 3DSカード |
発売日 | 2015年7月9日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 | 191,237本[28] |
成歩堂龍一の先祖・成歩堂龍ノ介を主人公として、法の黎明期である19世紀末(明治時代)の法廷を描く作品。2014年2月14日に公開された『Nintendo Direct』において『逆転裁判 新プロジェクト』として発表[29]。同年4月23日にタイトルが発表された[30]。
裁判制度の最先端であった倫敦(ロンドン)が主要舞台であり、アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズシリーズ』の登場人物が、本作の世界では実在の人物として複数登場する。ロンドンの大法廷では陪審員制を用いた、有罪か無罪を判別する陪審員との駆け引きも行われる。またペナルティがゲージ制から『蘇る』同様回数制に戻っている。他にも複数の証人を尋問したり問い詰めるなど、一部『レイトン教授VS逆転裁判』のシステムを継承している。さらにこれまでの『逆転裁判』シリーズのキャラクターは2Dと3Dで決まった動きをしていたが、本作では全てのキャラクターが自由に動くようになる。『逆転裁判』シリーズでは珍しく『検事』シリーズ同様法廷パートが無く現場が舞台で探偵パートのみの物語が存在する。
- 第1話:大いなる旅立ちの冒險
- 西洋レストラン「ラ・クワントス」で起きた英国人殺人事件その事件の容疑者は主人公である成歩堂龍之介。被害者のそばにいたのは成歩堂だけだと複数の証人が証言している。絶体絶命の状況の中、親友であり弁護士の亜双義の力を借りながら少しずつ真実に近づいていく。
- 第2話:友とまだらの紐の冒險
- 大英帝国に向かう蒸気船の中で起きた殺人事件。またもや容疑者にされてしまう成歩堂だったが、そこで出会ったシャーロックホームズの力を借りながら真相に近づいていく。
- この話からホームズとの共同推理が登場。ホームズの迷推理はまさに天才的で、結論はピタリとあっているのだがそこに至るまでの推理で急に真実からそれていってしまう。そのそれた推理を正しい方向に戻すのが共同推理の目的である。
- 第3話:疾走する密室の冒險
- 大英帝国に着いた成歩堂に早速弁護の依頼がくる。その裁判はこのまま行くと弁護士不在のまま開廷してしまうらしい。首席判事のヴォルテックスによると、簡単な裁判なのでまず負けないとのこと。その弁護をうけるために中央刑事裁判所オールドベイリーに向かう成歩堂だったが、待っていたのは波乱の法廷劇だった。
- 第4話:吾輩と霧の夜の冒險
- 第3話の事件の翌日、新たな事件の依頼がヴォルテックスから下される。その被告人とは、倫敦に留学している夏目漱石だった。路上で女性が刺されたという事件だが、漱石本人も現場には自分と被害者の二人しかいなかったと証言している。
- 第5話:語られない物語の冒險
- ホームズと顔馴染みの質屋が殺害された。容疑者は第3話で証人として出廷したスリ・ジーナであった。さらに、寿沙都の父親が病気で倒れたため、急遽寿沙都のみ日本へ帰国することになる。
コラボレーションイベント(大逆転裁判)
2015年6月にSCRAP主催の体感型謎解きイベントであるリアル脱出ゲームとのコラボレーション第1弾『倫敦大法廷殺人事件』が東京原宿にある常設スタジオ「原宿ヒミツキチオブスクラップ」にて約2ヶ月弱、名古屋矢場町にある常設スタジオ「名古屋ヒミツキチオブスクラップ」と大阪心斎橋にある常設スタジオ「大阪ヒミツキチオブスクラップ」にて約1カ月弱のロングランで開催された。3大都市での開催期間中に全国29都市を巡回した。同年9月には第2弾『容疑者夏目漱石失踪事件〜吾輩は無罪である〜』が博物館明治村で約2ヶ月弱のロングランで開催された。参加者は『倫敦大法廷殺人事件』では被告人である成歩堂龍ノ介の弁護士として不可解な殺人事件の裁判の弁護を引き受けながら様々な謎を駆使しつつ、1時間以内に無罪判決を勝ち取ることがクリア条件[31]。『容疑者夏目漱石失踪事件』では被告人である夏目漱石の弁護士として殺人および失踪事件の弁護を引き受けながら様々な謎を駆使しつつ、各々のペースで無罪判決を勝ち取ることがクリア条件。『倫敦大法廷殺人事件』では前売り券購入者で、当日会場でオリジナル『異議あり』団扇を全員にプレゼントした。
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
ジャンル | 大法廷バトル |
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対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | カプコン |
メディア | 3DSカード |
発売日 | 2017年8月3日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
2016年9月17日開催の東京ゲームショウ2016で制作が発表された[32]。
- 第1話:弁護少女の覚醒と覚悟
- 浜辺に建つ小屋の中で英国淑女が殺害された。小屋の中には被害者と被告人の2人のみでそれを複数の証人が目撃していた。絶体絶命の被告人を救うため成歩堂龍ノ介のいとこである成歩堂龍太郎が大審院の法廷に立つ。
- 第2話:吾輩と霧の夜の回想
- ビリジアン・グリーン刺傷事件から一夜明けまたしても漱石は逮捕されてしまう。容疑は同下宿に住むウィリアム・ペテンシーの殺害未遂。龍ノ介は再び無罪を勝ち取るべく漱石の弁護をする。
- 第3話:未来科学と亡霊の帰還
- 倫敦万国博覧会で行われた科学実験のさなか紳士が命を落としてしまう。容疑者として逮捕されたのはその装置を作った科学者で不幸な事故だったと殺人を否定博士の名誉と装置の機密を守るため龍ノ介は法廷に立つ。
- 第4話:ねじれた男と最後の挨拶
- アパートメントでトバイアス・グレグソンの死体が発見され容疑者としてバンジークス検事が逮捕された。無罪となった被告人が非業の死を遂げる検事の裁判とあって裁判は完全非公開陪審員不在の極秘裁判で行われることになった。バンジークス卿の無罪を立証するために龍ノ介は法廷に立つ。
- 第5話:成歩堂龍ノ介の覺悟
- まだまだ続く完全非公開陪審員不在の極秘裁判。『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』で残っていた謎がすべて解き明かされる。
コラボレーションイベント(大逆転裁判2)
2017年9月からSCRAP主催の体感型謎解きイベントリアル脱出ゲームとのコラボレーション『リアル脱出ゲーム×大逆転裁判2〜「容疑者」夏目漱石最後の事件〜』が博物館明治村にて約3ヶ月のロングランで開催されることが決定した。参加者はある事件の容疑を懸けられた夏目漱石の取り調べを担当する刑事となって様々な謎を駆使して、各々のペースで無実を獲得(脱出)することがクリア条件。
携帯電話
- カプコンのケータイサイトでは携帯電話用アプリとして、『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』『逆転裁判4』(『4』はドコモ、auのみ)が配信されている
- ドコモ、auのみではあるが『逆転裁判ポーカー』『クイズ逆転裁判』『昇進テスト』といったオリジナル作品も配信されている。
スマートフォン(iOS/Android)
- 逆転裁判 蘇る逆転(iOSのみ。『123HD』の配信に伴い終了)
- 逆転裁判123HD 〜成歩堂 龍一編〜 - 『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』をまとめ、映像を高画質にしたもの。3DS版同様最初から全てのメッセージが早送り可能。auスマートパス会員のみではあるが、『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』がそれぞれ単体で配信されている。
- 逆転裁判4 - 映像を高画質にしたもの。タッチパネルとセーブ画面が『5』以降のものになり、『5』以降導入されたオプションが追加された。
- 逆転裁判5 - ムービーが字幕付になっている。物語クリア後に画面右下に「おわり」と表示される際に物語公式イラストが表示された状態で画面右下に「おわり」と表示される。(iOSのみ)
その他
- 単純なflashゲーム(ケータイカプコン配信)
- 逆転花札
- 逆転パズル いれかえる逆転
- 逆転裁判ポーカー
- 昇進テスト、クイズ逆転裁判
登場人物
[ ]内はゲーム中に表示される名称。キャラクターのネーミングの由来について言及されている場合は、全て開発上の命名の由来を意味するものであり、劇中での設定ではない。
成歩堂 龍一編
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
- 主人公。おもに刑事事件を扱う弁護士で、「成歩堂法律事務所」の所長。ギザギザした髪型と青いスーツが特徴。矢張政志と検事の御剣怜侍とは小学校時代からの親友で幼馴染。正義感が強くお人よし。大学時代に無実の殺人容疑で逮捕されたことがあるが、綾里千尋の弁護で無罪となった(『3』第1話より)。千尋から受け継いだ「発想の逆転」と「依頼人の無実を信じ通す心」が最大の武器である。
- 綾里 千尋(あやさと ちひろ)[チヒロ]
- もう1人の主人公[33]。成歩堂の師匠にあたる凄腕の弁護士。『1』第2話にて撲殺されてしまう。霊媒師として育てられたが、母が失踪した後に弁護士になって「星影法律事務所」に勤め、さらにその後独立して「綾里法律事務所」を開いた。死後も、真宵や春美の霊媒で度々登場し、成歩堂たちに協力する。
- 綾里 真宵(あやさと まよい)[マヨイ]
- 綾里千尋の10歳年下の妹で、倉院流霊媒道の霊媒師(『1』では“修行中の”と自分で付け足していた)。『1』第2話にて千尋殺害の容疑者として逮捕され、成歩堂と出会う。成歩堂の弁護によって無罪となって以降は、成歩堂と行動を共にしている。『2』では修行が成功し、晴れて一人前の霊媒師となった。「大江戸戦士トノサマン」シリーズの大ファン。従妹である綾里春美とは仲が良く、彼女の実力を認めている。好物はみそラーメン。
- 綾里 春美(あやさと はるみ)[ハルミ]
- 『2』から登場。千尋・真宵の従妹にあたる礼儀正しい少女で、古風な口調で話す。真宵を姉のように慕っており「真宵さま」と呼ぶ。「分家」の娘でありながら、真宵の「勾玉」に霊力を込め、「サイコ・ロック」を見る力を与えられるほどの霊力を有している。ただし、作中では、春美が千尋を霊媒中に、真宵によって千尋をジャックされる場面が描かれており、真の実力では真宵に一歩及ばないようである。箱入り娘で里の外のことをあまり知らないため、男女の仲に敏感な面があり、成歩堂を真宵の「運命の人」だと思い込んでいる。図画工作は壊滅的に苦手。真宵・千尋からは「はみちゃん」と呼ばれる。後の『5』『6』でも登場。
- 矢張 政志(やはり まさし)[ヤハリ]
- 成歩堂の最初の依頼人。「事件のカゲにヤッパリ矢張」と言われるほどのトラブルメーカーであり、成歩堂の親友。色々な女性とつきあうが、上手くいったためしがない。『1』ではマンジュウ売り、『3』第2話では警備員など職を転々としていたが、しだいに芸術方面の能力を見出だし、『3』第5話では絵本作家・天流斎エリス(てんりゅうさい エリス)に弟子入りして「天流斎マシス」を名乗っている。絵は特に似顔絵が得意。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)[ミツルギ]
- 天才検事。国内最年少の20歳で検事になる。その後5年間、有罪判決を得るためなら手段を選ばないやり方で無敗を誇っていたが、親友の成歩堂との再会し、彼との法廷での戦いを経て、その考えを徐々に改めていく。赤いスーツとフリルタイが特徴。小学生のころは弁護士である父の影響を受け弁護士を志していたが、父が殺害された「DL6号事件」を境にして犯罪者を憎むようになり、検事となった。また、その時のトラウマで地震を苦手とする。劇中では「欠点のないカンペキな男」と表現されているが、前述の地震の他、人付き合い、折紙、世間話など、身近なもので苦手なことが多い。成歩堂の代わりに特別弁護人として弁護人席に立ったことがある。『逆転検事』シリーズでは主人公として登場。
- 狩魔 冥(かるま めい)[メイ][カルマ]
- 『2』『3』に登場。『1』に登場した狩魔豪の娘。アメリカで育ち、13歳の時に検事となった。『2』では成歩堂に対しあからさまな敵意を向けており、成歩堂から有罪判決を得ることに執念を燃やしていた。父親同様「カンペキな立証」に強くこだわり、証拠の隠滅や証言の操作を主戦法とする。『3』でも「カンペキな立証」をモットーとするが、考えを改めたらしく『2』で見られたような不正は一切行っていない。常にムチを携えており、何者に対しても一撃を与える。他人をフルネームで呼ぶ癖があるが、自分自身が他人からフルネームで呼ばれることは嫌っている。『逆転検事』シリーズにも登場。
- ゴドー[ゴドー]
- 『3』に登場。白髪と赤く発光するバイザーが入った仮面が特徴の検事。ハードボイルドな性格で、独特のわかりにくい比喩を多用する。本名、素顔、年齢、経歴などが一切不明の謎の人物で、なぜか成歩堂に対し敵対的な態度を見せ、彼を「まるほどう」と呼ぶ。有罪判決を得ることよりも「真実を暴く」ことを最大の目的としており、非合法な手段を使わずに正々堂々と立証を行う。コーヒーが大好物で審理中にもしばしば飲んでおり、その際に飲んでよい量は17杯までと決めている。理由は様々だが、 時折コーヒーが入ったままのカップを成歩堂に投げつけることもある。ゲーム内の音声は神谷英樹が担当。
- 糸鋸 圭介(いとのこぎり けいすけ)[イトノコ]
- いかつい風貌と完璧に程遠い頭脳を持つ刑事。26歳で刑事課に配属。殺人の初動捜査を担当しており、通称「イトノコ刑事」。気は強くないが、部下には威厳のある話し方をする。御剣のことを「尊敬できる上司」として厚く信頼している。常に着用しているコートは、最初はベージュ色だったが、時間が経つにつれ段々と色あせていき、緑色とカーキ色を混ぜたような色になった。失敗をよくするため、過去に何度も減給されている。ソーメンが主食らしい。無精髭を生やしているので、狩魔冥や春美から散々な呼び方をされる。見た目に反して機械には強く(ただしパソコンは苦手)、成歩堂の調査を助けることもある。
- 亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
- 『逆転裁判』シリーズの第1話で登場する検事で、成歩堂が最初に対峙した検事。髪型が『1』と『2』を除いて毎作変化しており、時系列上もっとも古い話である『3』第1話では“新人つぶし”の異名を持つリーゼント頭の敏腕検事だったが、その法廷で綾里千尋に敗北したショックで、面影がすっかりなくなった。
- 裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ](「1」では[サイバンカン])
- つるりとした頭と髭が特徴の地方裁判所の裁判長。名前と年齢は不明(『2』で裁判長の名刺が登場するが、成歩堂いわく名前が達筆すぎて読めないとのこと)。本編では屈指のボケをかます人物。弁護士・検事の意見に左右されやすく、すぐに判決を下そうとすることから「移り気で浮気な裁判長」と言われている。ただし、人情味溢れる性格の持ち主でもあり、彼が担当した裁判は結果的に良い方向に収束するらしく、「不思議で不気味な裁判長」とも言われている。「コンピュータ」すら知らないほど、機械関係の横文字に弱い。木槌に思い入れを持っているようである。弟がおり、彼も裁判官を務めている。カタカナ表記が「サイバンチョウ」でなく「サイバンチョ」なのはGBA版のゲームシステムでは名前表示に6文字制限があったためだが、制限がなくなったDS版以降も、そのまま慣例となっている[34]。
成歩堂 龍一・王泥喜 法介・希月 心音編
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
- かつては凄腕の弁護士だったが、『4』時点の7年前(『3』第5話の約2カ月後)に担当したある事件の裁判で重大な失敗を犯し、法曹界から追放された。以降、ロシア料理店「ボルハチ」でピアニスト兼無敗のポーカー勝負師としての裏の顔を持つ傍ら、御剣の計らいで司法の仕事の手助けもしていた。弁護士の資格を剥奪されてから、「ピアノを弾けないピアニスト」と名乗っている。『4』では旧作と比べ雰囲気が変わっており、皮肉屋的な言動が多く謎めいた行動を取るため、王泥喜から苦手意識を持たれているが、根本的な性格は変わっていない。義娘のみぬきには非常に甘く、お小遣い15年分の前借りを許したりしている。『4』第1話の被告人として王泥喜に弁護を依頼した。みぬきのお手製の「PaPa」と書かれた青いニット帽子をかぶっている。『4』の出来事の後、『5』である人物との約束を果たすため、再び司法試験を受け合格し、弁護士に復帰した。
- 王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)[オドロキ]
- 『4』から登場する、熱い性格の新米弁護士。赤いスーツと上に角のようにとがらせた前髪が特徴。「牙琉法律事務所」に所属していたが、ある事件の解決後、成歩堂の事務所で働くこととなった。証人のしぐさをみぬき、ウソや隠し事を見破る能力を持つ。常に左腕に「腕輪」をはめているが、それが前述の力と関係する特別なものとは知らなかった。成歩堂と同様に高所恐怖症で運動神経が無い。発声練習を頻繁に行っているため声が大きく、そのせいで喉を痛めたり近所から苦情を受けたりしている。牙琉響也からは「おデコくん」と呼ばれている。
- 希月 心音(きづき ここね) [ココネ]
- 『5』から登場する、勝ち気な新人弁護士。アメリカの大学で心理学を勉強し、18歳で弁護士資格を取得。オレンジジュースが好物。当時、弁護士資格を失いながらも司法の仕事を手伝う目的の為に渡米していた成歩堂と、ある事件をきっかけに出会ったことで成歩堂に憧れ、「成歩堂なんでも事務所」に就職して王泥喜の後輩となる。学んだ心理学と自身の持つ特別な聴力、そして母親から受け継いだ「モニ太(もにた)」を活かし、心に「ノイズ」が混じっている証人をカウンセリングするシステム「ココロスコープ」を駆使して、証言を引き出す。
- 成歩堂 みぬき(なるほどう みぬき)[ミヌキ]
- 『4』から登場する、成歩堂の養子。成歩堂のことを「パパ」と呼ぶ。『4』では、中学生でありながらマジシャンとして活動しており、「ビビルバー」でマジックを行い収入を得ている。「成歩堂芸能事務所」(後に「成歩堂なんでも事務所」に改称)の所長であり、彼女がほとんど生計を立てている。人生の最期は「脱出マジック中に行方不明」になると決めているらしい。得意芸は「ぼうしクン」と「マジック・パンツ(マジック用のパンツから様々なものを取り出す芸)」。とことん明るい性格。王泥喜と同様に相手のしぐさをみぬく能力を持っており、王泥喜にもその能力があることに気づき、能力覚醒の手助けをする。
- 牙琉 霧人(がりゅう きりひと)[ガリュウ][キリヒト]
- 『4』で登場。凄腕弁護士。王泥喜の師匠。法曹界で最もクールな弁護士とも呼ばれている。成歩堂とは7年前からの親友。落ち着いた振る舞いをしており、王泥喜に助言をしてくれる。非常に几帳面な性格をしている。
- 牙琉 響也(がりゅう きょうや)[ガリュウ][キョウヤ]
- 『4』から登場する検事。王泥喜の師匠である牙琉霧人に風貌がよく似た弟。「私立テミス法律学園」で学んだ後、アメリカで検事になり、17歳で初めて法廷に立つ。検事でありながら、ロックバンド「ガリューウエーブ」のボーカル・ギター担当のリーダーであり、女性からも人気が高い。法律学園時代に出会った恩師の影響で、真実を知ることを第一に考えているため、勝ち負けにはこだわらず、王泥喜の手助けをすることもある。普段はクールで大人びているが、愚痴をこぼすこともある。見かけによらずとても真面目な性格で、成歩堂が弁護士資格を剥奪された事件の担当検事であった。
- 宝月 茜(ほうづき あかね)[アカネ]
- 『4』『6』で登場する、初動捜査担当の刑事。『蘇る』第5話で成歩堂の助手を務めたことから、成歩堂とは面識がある。『蘇る』第5話の事件後から9年間、アメリカで科学捜査について学び、帰国して科学捜査官の試験を受けたが落ちてしまい、刑事課に配属された。『4』では不機嫌で不貞腐れた様子でいることが多く、黙々とかりんとうを食べ続け、ストレスを発散しようとしている。『4』では自称科学捜査官を名乗り、科学捜査と称し通信販売で買ってきた私物の道具を使って、色々な実験を行っている。『6』では無事試験に合格し、彼女の念願だった科学捜査官として登場。王泥喜や成歩堂に調査の協力をする。『5』では登場しない。
- 夕神 迅(ゆうがみ じん)[ユガミ]
- 『5』から登場する検事。検事局長となった御剣の計らいで、囚人でありながら、手錠を掛けたまま現役検事として法廷に立っている。本来の髪の毛の色は黒髪だが、長い間刑務所で服役していたストレスの影響で髪の毛の右半分が白髪になっている。服装もそれに合わせて白黒で愛用している様子。心理操作で被告人や証人、果ては裁判長の心証を操作し、有罪判決を勝ち取ろうとしている。その名前やムジュンした肩書き、法廷で異端児と言える行動や、殺人を犯した罪で有罪判決を受けた経歴から「法曹界のユガミ」、通称“ユガミ検事”と呼ばれている。法廷には彼の相棒である鷹の「ギン」が住み着いており、無駄な足掻きを見せる相手へ嗾けたり、証拠品を運ばせたりする。異議を唱える際は「異議あり!」の他に「黙りなァ!」と叫び、身に付けた居合いの技で相手を牽制する。
- 番 轟三(ばん ごうぞう)[バン]
- 『5』で登場。正義に熱く「ジャスティス」を合言葉に捜査に勤しむ、初動捜査担当の刑事。希月から「情報がないから困る」と言うと「困る人を助けるのが正義だ」と捜査情報を流す等、とにかく正義にうるさい。ねじまがった夕神の性格を矯正することにも、躍起になっている。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)[ミツルギ]
- 成歩堂と何度も法廷で戦ったことがある、成歩堂の親友。その友情は厚く、成歩堂が法曹界を追放された後も力を尽くし、仕事を回すなどできる限りのサポートをしていた。『5』の1年前に検事局長に就任。囚人となった夕神迅を特別に法廷に立たせている。「被告人を徹底的に追及するのが私のルール」と公言している。
- 綾里 春美(あやさと はるみ)[ハルミ]
- 成歩堂と深い縁のある千尋、真宵の従妹にあたる霊媒師のタマゴ。『5』で再登場し、『3』から8年が経ったことで身長も伸び、より家庭的になっている。成歩堂とは真宵共々『3』以降からも付き合いは続いていた。
- 亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
- 『4』第1話を担当する検事。かなりのベテランだが、なぜか貫禄がない。本人によると、検事になって7年間は無敗だったらしい。「禿げたから伸ばした」というコンセプトにより、異様な髪型になっている。
- 亜内 文武(あうち ふみたけ) [アウチ]
- 亜内武文の弟で、検事。『5』『6』の第1話で登場。性格は『3』第1話の頃の兄と同じで、事件の真実よりも自身の検事の名誉の為に戦う。兄と同じく貫禄を感じさせないが、声は高くなく、髪もフサフサ。兄を打ち負かした成歩堂を敵視し、彼が兄のライバルだと誤解している面倒臭い人物でもある。
- レイファ・パドマ・クライン [レイファ]
- 『6』で登場する、クライン王国の姫巫女。法務大臣インガの娘。裁判で霊媒の力によって死者の言葉を代弁する「御魂の託宣」を行う能力を持つ。厳格な性格。一人称は「ワラワ」で、古風な口調が特徴。
- ナユタ・サードマディ [ナユタ]
- 『6』で登場する、クライン王国出身の僧侶。国際検事の資格を持ち、世界中を飛び回り数々の難事件を解決している。「裁判は被害者の魂を弔う儀式であり、罪人を裁くことが魂の救済となる」「弁護士は魂の救済を阻む者である」という持論を持つ。穏やかで礼儀正しい性格だが、犯罪者と弁護士にはその性格はそのままに、容赦のない一面を持つ。背中の羽衣が特徴的。
- 綾里 真宵[マヨイ]
- 『6』で再登場。本編で直接登場するのは『3』以来。クライン王国で綾里家の家元になるための修行をしている。年齢は生前の姉・千尋を越して28歳となったが、みそラーメンや「トノサマン」が好きなのは相変わらずで、性格もあまり変わっていない。『5』では、成歩堂を励ますため、彼に手紙を送った。
- 裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ]
- 旧シリーズと同一人物であり、容姿に変化はない。孫が「ガリューウエーブ」のファンである。また、妻は赤いマニキュアを付けている。
成歩堂 龍ノ介編
- 成歩堂 龍ノ介(なるほどう りゅうのすけ)[ナルホド]
- 『大逆転裁判』の主人公で成歩堂龍一の先祖。勇盟大学2年生。『大逆転裁判』第1話で被告人となるが、亜双義の弁護で無罪となる。その後、『大逆転裁判』第2話で亜双義の誘いで英国へ向かう船に乗るが、亜双義が何者かに殺害されてしまった上に再び事件の容疑者となってしまう。しかし、無事に無実を証明し、自分が亜双義の代わりに弁護士になると決意。船内での40日間の勉強とヴォルテックスの認可により、弁護士資格を勝ち取る。
- 御琴羽 寿沙都(みことば すさと)[スサト]
- 『大逆転裁判』のヒロインで法務助士。勇盟大学医学部教授の娘。法廷に関する証拠集めや知識を備えたしっかり者。危機を感じた時は相手に「寿沙都投げ」をするなど、武道の心得もある。ホームズの物語が大好きで、英国から取り寄せている。
- 亜双義 一真(あそうぎ かずま)[アソウギ]
- 勇盟大学2年生。成歩堂の親友。赤いハチマキを風になびかせている。学生ながら弁護士資格を持ち、司法留学生として英国へ留学することが決まっていた。しかし、『大逆転裁判』第2話で留学に向かう船の中で何者かに殺害されてしまう。
- シャーロック・ホームズ[ホームズ]
- 英国では知らぬ者はいない名探偵。性格は気分屋で、自らの推理が外れてもどこ吹く風で笑っている。また、捜査に関するアイテムを自らの手で発明している。
- アイリス・ワトソン[アイリス]
- ホームズの下宿に居候している10歳の少女。医学博士号を受賞している。さらにホームズの解決した事件を自分の脚色の元、娯楽小説として雑誌に連載している。
- バロック・バンジークス[バンジークス]
- 『大逆転裁判』のライバル検事で英国の検事。彼の法廷の被告人は、例え無罪になったとしても何らかの形で罰を受けることから、「死神」という異名を持つ。法廷でワインを飲むが、興奮するとグラスを壁に叩きつけたり、ボトルを傍聴席に投げ入れたりする。
用語
裁判
- 異議あり!(いぎあり!)
- 本作の代名詞ともいえるセリフ。ほとんどの場合、法廷パートにて登場する。通常の台詞と違い、ギザギザの吹き出しが出てきてその中に赤い文字で表現される。GBA版では縦書きで発言者寄りもしくは中央に表示されるが、DS版は横書きに画面いっぱいで表示され、他言語と吹き出しの大きさが同じになっている。『4』までは弁護士と検事の場合のみスタッフの声が当てられ、『検事』『レイトン教授VS逆転裁判』では弁護士と検事ではない人にも当てられるようになった。音声が当てられていない人物が発言する時は効果音と共に吹き出しが表示される。『5』『レイトン教授VS逆転裁判』ではスタッフではなくそれぞれのキャラクターの声を担当した声優・俳優の声が当てられている。各作品の最後はこの言葉で締めくくられ、そのままスタッフロールに入る。
- 法廷パートでは「ゆさぶる」際に「待った!」という語も同様の表現方法で使われ、証拠品を示す際やDS版以降から問題のあるポイントを示す際に「くらえ!」という語が使われる。『4』では「みぬく」際に「そこだ!」。『5』ではココロスコープで、『レイトン教授VS逆転裁判』では場所を示す際に「ここだ!」が使われ、夕神の音声として「異議あり!」の他に「黙りなァ!」がある。『6』ではレイファの音声として「ひかえよ!」。ナユタの音声として「異議あり!」の他に相手を悟らせたい時[35]にクライン語で「サトラ!」。『6』第5話で検察官としてクライン大法廷に立つクライン王国女王ガランの音声として「異議あり!」の他に「ひれ伏せ!」がある。『検事』では「推理」時に、『レイトン教授VS逆転裁判』ではレイトン教授が証拠品を示す際に「これだ!」、狼の音声として「アマいな!」、『検事2』では水鏡の音声として「却下!」がある。『レイトン教授VS逆転裁判』の裁判パートでは「といつめる」時に「ちょっと!」、アドベンチャーパートではパン屋で働いていた成歩堂が一度だけ「いらっしゃいませ!」と言う。
- 地方裁判所
- 「法廷パート」で裁判が行われる裁判所。東京都にある。DL6号事件(『蘇る』)、神乃木荘龍弁護士殺害事件(『3』第1話)、『検事』第4話・『5』第1話にて殺人現場となった。法廷は複数存在し、「第○法廷」のように番号で振られている。劇中の裁判は全て単独の裁判官で行われ、『4』の裁判員制度を除き合議制の裁判は行われない。
- 法廷内は証言台、被告人席、弁護人席、検事席、裁判長席、傍聴席があり、裁判長席と傍聴席は特に高い位置に作られ、傍聴席は弁護人席と検事席の後ろにあり、法廷の左右に設置され、裁判長席と同じ高さにある。『5』では証言台の後ろにも傍聴席が法廷の左右に設置される。また、弁護人席と検事席の後ろにある傍聴席は横一列に座るように設置され、証言台の後ろの傍聴席は階段型で設置されている。被告席に相当するものは見当たらず(漫画版では弁護人席の左隣に被告席がある)、劇中では証言や判決の際に証言台に出てくる以外はほとんど被告人の姿は映されないが、『2』第1話・『4』第1話・『5』第5話では被告人が弁護人席に立つことがある。背が低い人が証言台に立つ際は、踏み台代わりに控え室に置いてある木箱のみかん箱が用意される。法廷の扉は7つあり、証言台の後ろ、証言台の右側と左側、裁判長席の右側と左側、弁護席と検事席の後ろの傍聴席に1つずつある。弁護士と検事は証言台の後ろの扉から入廷し、『検事』第4話で裁判長は裁判長席の右側の扉から入廷することが明らかになった。なお、作品ごとに裁判長席の柱や入り口の旗などの細かい装飾が変更されている。
- 作中では現実の裁判所同様、本来は法廷内へのカメラの持ち込み(『蘇る』第3話・『4』第1話・『5』第3話)、鞭を持ち込んで人を叩く(『2』『3』第5話の狩魔冥)、飲食(『3』のゴドー)、動物持ち込み(『5』の夕神)、上記の被告人が弁護人席に立つこと等が禁止されている旨の発言があるが、いずれも特例扱いが認められており、事実上これらのルールは形骸化されている。
- 実写映画版では小法廷は現実のものとほぼ同じ質素な作りで、大法廷は傍聴席が証言台の背後に用意され、被告席も弁護人席の近くにあるなど現実の法廷に近い構造になっているが、装飾はゲーム版同様、豪華で更に証拠品などのデータを表示・分析する立体映像装置が天井からせり出してくる。劇中ではその映像を成歩堂が証人に投げつけたり(当然映像なのですり抜け、証人を少し通り過ぎた位置で止まる)、投げつけられた映像を検事が手をかざして止めたりするなど、バトル漫画や特撮ドラマの戦闘描写のような演出がされている。15年前の法廷もわずかに登場するが、こちらはブラウン管のディスプレイが天井から現れ、立体映像装置は出てこない。
- 高等裁判所
- 地方裁判所の序審裁判で有罪判決を受けた被告人は、1か月以内に高等裁判所で「通常の裁判」(現在の日本における普通の裁判)を受けることになっており、量刑が決定される(『1』第4話)。
- 判決
- 普通語とほぼ同義。プレイヤーは弁護側である為、本作では被告人を無罪にすることが目的となる。法廷パートで、ペナルティを受け続けることにより、被告人に有罪判決が下され、ゲームオーバーとなる。
組織・捜査機関など
- 弁護士
- 現実の制度とほぼ同様の存在。『1』の取扱説明書では、成歩堂は刑事事件専門であるとされており、民事事件については劇中で語られない。所属は各地の弁護士協会だが、成歩堂曰く「弁護士は検事などと違ってまとまりがない」とのこと。資格の取得には年齢の下限が存在する(『5』で王泥喜は18歳の心音が資格を有していることについて言及しているため、19歳以下は取得不能)が、現実と異なり、海外で資格を有すれば未成年でも日本で弁護士として活動可能である。現場での捜査権限は有しておらず、成歩堂たちは劇中で捜査を制限され、周囲の助力で現場を調べるという展開になることが多い。
- 弁護士にはそれぞれにバッジが配られ、これが身分証明の代わりとなる(通常の身分証があるのかは不明)。バッジはねじ止め式で、裏には所属する弁護士協会と会員ナンバーが刻まれているため、通常なら偽物が出現することはありえないが、『3』第3話ではあまりにも稚拙な偽物に裁判所の面々がだまされており、さらに『3』第5話では成歩堂から弁護士バッジを借りた御剣が弁護人席に立っている(劇中では「特別弁護人として」という説明がある)など、身分確認は徹底されておらず、成歩堂と御剣双方からこの国の司法制度について疑問を投げられている。バッジの材質は銀で金メッキが施されており、成歩堂のものは『蘇る』時点でメッキがややはがれているものの、硫化物による腐食はない。バッジの模様は現実同様、向日葵に天秤をあしらった模様だが、成歩堂は「一見して意味が分からない」と発言している。
- 劇中では収入について明確に言及されてはいないが、成歩堂は収入が不安定で金銭面での苦労をしている描写が時折はさまれる一方、星影宇宙ノ介や牙琉霧人のように高級な物品を扱う者も多く、人物ごとに差がある。千尋の収入については「小さな事務所だけど、結構儲かっていた」とされている。
- 検察官
- 物語では主に「検事」と呼ばれる。現実と違い、所属する官公庁が「検事局」(長は検事局長)になっており、警察とは直接の上司という関係になっている。そのため現場の刑事の失態などについて担当検事が減給処分を下すという展開も多く、「来月の給与査定を楽しみにしておくことだ」というセリフがシリーズの定番となっている。しかし警察局長が御剣以上の権限を持っていると思われる描写もあり、警察との詳細な関係は不明。人事によっては警察局の捜査官から検事になったり、弁護士から検事になるという例もある。検事局においては年ごとに最も優秀な検事に贈られる賞として「検事・オブ・ザ・イヤー」がある。『1』時点では20歳で就任した御剣が日本で最年少の検事だったが、『2』以降の作品では狩魔冥(『2』当時18歳)、牙琉響也(就任当時17歳)、一柳弓彦(就任当時17歳)のようにそれより若い検事が就任している(ただし、冥と響也についてはアメリカで検事資格を取得したことが示されている)。海外の検事が活動するほか、御剣も海外出張を行っており、海外の司法機関との結びつきは強い。定年については不明だが、『1』時点で65歳の狩魔豪は現役で活動している。
- 現実同様、検事には秋霜烈日のバッジが配布されているが、劇中では弁護士と異なりほとんどの人物がつけていない。これについて巧は「この作品の法制度などはフィクションである」「あの世界ではバッジをつけないのがオシャレ」と解説している[36]。御剣については『検事』シリーズでポケットに入れて持ち歩いていることが判明している。
- 収入についてははっきりした記述はないが、『蘇る』第5話では御剣についてかなり高給であることが示されている。
- 裁判官
- 正式名称「裁判官」で現実同様裁判では「裁判長」と呼ばれる。ほぼ現実の制度と同様の扱いであるが、劇中では就任している人物が少なく、また法廷パート以外での出番も少ないことから具体的な制度や人事などについては不明である。『4』では司法長官に対して裁判長が取り入ろうとしている。裁判官のバッジも劇中には登場しない。
- なお、本作の法曹三者について、司法試験合格後就任までの過程については判明しておらず、司法修習などの制度が存在するのかは不明。
- 警察
- 本作の警察は警視庁の管轄であることが劇中で示唆されている。糸鋸は所轄署の刑事課に所属する刑事であり、検事の部下という位置づけにされている。所轄署の上位機関として警察局がある。職員にはIDカードが配布されており、警察局の一部の設備を利用するにはIDカードが必要となる。定年は60歳(『検事』第5話)。
- 現場の初動捜査のほとんどは所轄署の刑事が担当する。『蘇る』では通報から約3分で現場に到着しており、非常に行動が速い。しかし序審法廷制度で逮捕された翌日にすぐ裁判が開廷される事が多く裁判まで捜査に十分な期間が設けられることがなく迅速に容疑者を逮捕する為に現場における証拠の見落としや勘違いなども多く、結果として誤認逮捕の件数も非常に多くなってしまっている。この為にストーリーでは「無能」扱いをされることが多いが、必ずしも警察全員が無能な訳でなく、糸鋸と番は無能だが、茜と馬堂は有能である。刑事は検事から減給などの処分を受けることも多い。なお巧は『4』の開発の際、裁判員制度を取り入れるため足を運んだ法務省で「警察はこんな杜撰な捜査をしない」と指摘されたというエピソードを明かしている[37]。
アイテム
- 勾玉(まがたま)
- 成歩堂が所持する綾里家に伝わる勾玉。元々は真宵が所持していたもので、『2』第2話から成歩堂が真宵から借りて使用している。そのままではただの石だが、『2』第2話で春美が霊力を込めたことで、相手が隠し事をしていることを表す「サイコ・ロック」を見ることができる重要なアイテムとなった。『3』では糸鋸にキャンディーと間違われて食べられたり、『3』第3話では何者かに盗まれたりもした。そして、『3』第5話の事件で成歩堂が御剣に一時的に弁護士バッジと共に貸したこともある。しかし、『3』第5話の事件後、正式に真宵から貰った模様[38]。『2』『3』では証拠品扱いだったが、『4』『5』では証拠品扱いではなく、タッチパネルまたはXボタンで使用することになる。サイコ・ロックが発動している人物に勾玉を「つきつける」際に法廷で証拠品を示す時同様「くらえ!」と叫ぶ。
- 基本的には勾玉を所持していなければサイコ・ロックが見えないが、勾玉が少し離れた場所にあれば持ち主はサイコ・ロックを見ることができる。ただし、勾玉の持ち主が話し相手とある程度距離が近くなければサイコ・ロックは見えず、証人や検事側と一定の距離がある法廷では、サイコ・ロックは通常見えない(『5』で例外あり)。
- また、使用者である成歩堂や御剣には霊力がなく、サイコ・ロックを見るためには勾玉に込められている霊力を消費する必要があり、『5』特別編では霊力が尽きたために光らなくなり、サイコ・ロックが見えなくなってしまったが、すぐに春美に霊力を込めて貰い再び光り出した。
- 腕輪(うでわ)
- 王泥喜が常に左腕に付けている物。ゲーム内では、腕輪が反応している時のみ「みぬく」を使用することができる。腕輪は特殊な金属でできており、人の体温に合わせて伸び縮みする為、常に自分の腕とぴったり合うサイズとなっている。そのため、王泥喜が証人の緊張を察知して自身の筋肉に力が入ると、腕輪が腕を締め付ける為、「いつみぬけばよいか」がわかる。
- モニ太(モニた)
- 心音が常に首にぶら下げている感情を読み取る機械。主に心音が法廷でカウンセリングとして「ココロスコープ」という能力を使用するために使う。これに自分が読み取った感情を入力し、嘘をついた証人から「ノイズ」を読み取り、相手の言葉の中でムジュンしている感情を指摘し、情報を引き出すことができる。また感情が暴走した相手にも、その原因を指摘することで鎮めることができる。他にも空中で画面を出すこともでき、成歩堂と王泥喜と会話して考え事をする際や心音が事件概要を説明する際に使用することがある。
- ただし、心音自身の感情も読み取られるために、時折隠そうとしていた本音をモニ太が勝手にしゃべってしまったり、モニ太に表示された感情の色で隠している感情をばらしてしまうことがある。
事件
- DL6号事件(ディーエルろくごうじけん)
- 『1』第2話(『蘇る』第2話)から登場。『1』第1話-第4話(『蘇る』第1話-第4話)の時期から15年前の2001年12月28日に発生した殺人事件。15年間未解決のまま『1』第4話(『蘇る』第4話)で時効を迎えようとしていた。
- 地方裁判所を襲った激しい地震で、地方裁判所が停電になり、エレベータの中で御剣怜侍の父・御剣信弁護士とその息子・御剣怜侍、法廷係官・灰根高太郎の計3名が5時間も閉じ込められ、酸欠状態に陥っていた最中、御剣信が何者かに射殺された。この事件は当時は有名で、警察も徹底的に捜査したが、手がかりは何も得られなかった。そこで、警察は極秘裏に綾里舞子の霊媒で御剣信を呼び、犯人が灰根高太郎だと判明、警察は彼を逮捕した。ところが、灰根はDL6号事件の担当弁護士・生倉雪夫の弁護を受け、無罪となった。このことで綾里舞子は警察から厳しく糾弾され、娘の綾里千尋・綾里真宵を置いて失踪してしまった。また、警察が捜査に行き詰った結果霊媒に頼ったことが何者かによって世間に公表され、警察は致命的な恥をさらしたことで笑いものになり、警察は誰がこのことを漏えいしたかを裏で捜査した。
- 『1』第4話までの時点では未解決となっていたが、同話で成歩堂の活躍によって真相が明らかになり、真犯人が逮捕されて事件は解決した。しかし、この事件はシリーズの主要人物達のその後を大きく狂わせており、事件が解決した後も事件の影響は物語に暗い影を落としている。
- 映画版では事件の発生した年が1997年に、事件現場が裁判所の証拠品倉庫に変更されている。DVDのオーディオコメンタリーで巧は「エレベーターで窒息するはずがない」と指摘され、映画版では内容を変更したと述べている。
- 名前の由来は巧舟の好きなミステリー作家・泡坂妻夫のデビュー作『DL2号機事件』[要出典]。
- SL9号事件(エスエルきゅうごうじけん)
- 『蘇る』第5話で登場。『蘇る』第5話から2年前の2015年2月21日に発生した連続殺人事件。DL6号事件と対照的にこちらは解決事件となっている。
- 担当捜査官は、罪門恭介、市ノ谷響華、多田敷道夫。担当検事は、罪門直斗。
- 犯人は、青影丈というごく普通のサラリーマンだった。しかし、決定的な証拠品もなく、動機も全て推測だったため、警察は彼を逮捕できず、焦りを感じていた。だが、彼が最後に罪門恭介の弟・罪門直斗を殺害したことで決定的な証拠品を残し逮捕され、死刑判決を受けて、事件は解決した。しかし罪門恭介は弟の死を不審に思い単独で執念深くこの事件を調査していたが、『蘇る』第5話で事件発生からちょうど2年が経過して申し送りを迎え、追跡捜査ができなくなってしまった。罪門直斗が死亡した後、後任として御剣が担当検事となり、事件解決後に御剣の黒い噂を作るきっかけとなった事件でもある。事件解決後に罪門恭介は、巡査に降格され、市ノ谷響華は検事に解雇届けを出され、多田敷道夫のみ咎めがなかった。
- UR-1号事件(ユウアールいちごうじけん)
- 『5』第5話で登場。『5』から7年前の2020年に発生した殺人事件。大河原宇宙センターのロボット研究室で、心理学者で希月心音の母、希月真理が殺害される。容疑者は被害者の弟子で検事の夕神迅。夕神の自供と決定的な2つの証拠品から、異例の短期間で有罪判決が下る。この事件は有罪となった者が検事であり、成歩堂の証拠品捏造事件の後に起こった出来事であった為に人々の法曹界への強い不信を煽り、『法の暗黒時代』が幕を開けるきっかけとなる。
法律
- 序審法廷制度(じょしんほうていせいど)
- 『1』第2話から登場。逆転裁判の世界において、刑事事件の審理は、まず起訴された容疑者が有罪か無罪かのみを最長3日以内で審理する「序審」と、有罪が確定した後に被告の量刑などを審理する「本審」とに分かれている。序審法廷制度はその制度の名称。増加する犯罪に対し、迅速に処理できるように制定された。ゲーム中で主人公が参加するのは全てこの序審法廷である。成歩堂は、この制度のことを「簡単にいうと最近、犯罪が多いから、ぱぱっと片付けちゃおうという制度」と説明しており、『4』で成歩堂はこの制度に対し疑問を投げかけている。なお、映画版では「序審裁判」という名称になっている。
- 『1』では制度の開始時期について「2、3年前」という成歩堂の発言があるが、『3』『検事』では御剣のデビュー時である2012年(『1』の4年前)には既にこの制度が開始している。
- 裁判員制度(さいばんいんせいど)
- 『4』で登場する新しい裁判システム。その内容は、裁判員と呼ばれる人達が裁判の様子(加えて、それ以前の調査の様子)を別室で視聴し、有罪・無罪の判断を下すというもの。成歩堂が案内役を務める。ゲーム付属の取り扱い説明書に“本当の”裁判員制度の解説があったり、法務省のサイトのURLを記載したりするなど、プレイヤーに対して裁判員制度の見識を広めようとする製作者側の意図も見受けられる。なお、実際の制度はゲーム中のものとは大きく異なる。
- 陪審制(ばいしんせい)
- 『大逆転裁判』で登場。これまでは裁判官・弁護士・検事のみで審理を行っていたが、そこに無作為に選ばれた市民6人が入り審理を見守る。そして6人の陪審員がそれぞれ自分の中で結論が出たときに炎弾を有罪なら黒、無罪なら白の天秤に打ち込む(評決)。6人の陪審員の評決が全員有罪もしくは無罪に集まると、たとえ証人尋問の途中であってもその時点で審理は中断され裁判官から判決が言い渡される。
- ただしこれによって陪審員の評決が有罪に固まった場合、弁護側は判決を言い渡される前に「最終弁論」の権利を主張することができ、この最終弁論によって陪審員の評決を過半数覆すことが出来れば審理を続行することができる。しかし作中においてこの最終弁論が有効だったケースは少なく、そのため『大逆転裁判』開始時にはほぼ無意味も同然の権利となっていた。
学校
- 勇盟大学(ゆうめいだいがく)
- 『3』『4』に登場した大学。成歩堂龍一の母校。『3』の美柳ちなみ、呑田菊三、『4』の河津京作が在学している。劇中では芸術学部、薬学部、文学部、理工学部の存在が判明している。『3』第1話では事件現場となった。『大逆転裁判』で明治時代から創設されていた事が判明し、成歩堂龍一の先祖・成歩堂龍ノ介と龍ノ介の親友・亜双義一真の母校でもあった。
- 私立テミス法律学園(しりつテミスほうりつがくえん)
- 『5』に登場した学校。教育課程は基本的に通常の高校と同じ(15歳以上で入学、3年間就学)だが、法曹三者を育成するための専門課程があり、希望した進路に応じて弁護士クラス・検事クラス・裁判官クラスに分けられている。制服の色もクラスによって異なる。模擬裁判を行うための裁判所を模した教室など、設備は整っており、王泥喜は「オレが通っていた学校とは大違いだ」と言っている。また実務についている法曹関係者を講師として呼ぶこともあり、劇中では響也と成歩堂が呼ばれている(成歩堂は「異議あり!」の指の角度などを教えていた)。響也と『検事2』に登場した一柳弓彦はこの学校の卒業生であり、同期である。
国家
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- 日本(にほん)
- 全シリーズに登場した国家。
- ボルジニア共和国(ボルジニアきょうわこく)
- 『4』第3話に登場する歌姫・ラミロアがやってきた国で『検事』第2話に登場するジンク・ホワイト2世の出身国でもある。『検事』において北欧にある小国であることが明かされた。「ボルジニアの布」「ボルジニアのマユ」という特産品がある。
- 劇中では言葉が通じないということを表現するため、象形文字のようなもので描かれている。巧舟自身が製作した『ディノクライシス』の舞台でもある。
- 英国(えいこく)
- 『大逆転裁判』に登場した国家。
- クライン王国(クラインおうこく)
- 『6』に登場した国家。
その他
- 倉院流霊媒道(くらいんりゅうれいばいどう)
- 『1』『2』『3』に登場しており、非常に霊力の強い家系である綾里家(霊力を有するのは女性のみ)に伝わる“本物の”霊媒術。始祖は綾里供子。他の流派も存在する(『2』の春美の発言から)。『4』では登場していない。名前はクラインの壺からとられたもので、作中では「倉院の壺」と呼ばれる品が度々証拠品として登場する。
- 倉院流霊媒道の特徴
- 霊媒の最中、霊媒師自身の意識は完全に途絶え、何も知覚できない状態となり、霊媒を終えた後もその間のことはまったく記憶に残らない。そのため霊媒師自身が霊と意思の疎通をとることはできない。霊媒中は肉体にも変化が起こり、容姿は霊媒対象と同じものに変わり、生前の人格そのままに振る舞う。ホクロなどごく小さな特徴まで再現され、霊媒師本人の外見的特徴はせいぜい装束と毛髪のスタイルくらいにしか残らない。
- 霊媒をするかどうかの主導権は完全に霊媒師側にあり、霊の方から勝手に身体に入り込むことはできない。だが霊媒師が未熟だった場合、霊媒には成功してもその霊を制御しきれなくなる場合がある。
- チャーリー
- 成歩堂の事務所に置かれている観葉植物。初登場は『1』第2話からで名前が判明したのは『1』第3話から。種類は「コルディリネ・ストリクター」。事務所が千尋のものだった頃から置かれていた。成歩堂によると、「事務所のマスコットキャラクター」。真宵や春美に水を過剰にやられたり、茜の特製化学肥料で妙に黄色くなったりと、散々な目に遭っている。前述したように、成歩堂が来る以前から事務所にあるので、みぬきからは「センパイ」と呼ばれている。
- ホテル・バンドー
- 成歩堂法律事務所の向かいにあるホテルの名前。『1』では「板東ホテル」という名称で小さなビジネスホテルだったが、ある事件以来有名になり「ホテル・バンドー」という名のホテルになり、徐々に大型化していった。『2』には同系列の「ホテル・バンドー・インペリアル」が登場し『3』では街の一角に「バンドーランド」を建設しており、『検事』ではそれが舞台となった。
- 宿泊料金は「ホテル・バンドー」(板東ホテル)が一泊につきシングル6000円、ツイン11000円。「ホテル・バンドー・インペリアル」は一部屋に二名まで宿泊可能で40000円。来賓用のロイヤルスイートは10万円以上になる[39]。
- 「大江戸戦士トノサマン」シリーズ(おおえどせんし-)
- 『1』第2話から登場。子供向けの人気番組。真宵や10歳前後くらいのヤング、さらに御剣までもが夢中になっている特撮ヒーロー番組で、「大江戸戦士トノサマン」「小江戸剣士ヒメサマン」は毎週金曜日[40]夕方5時に放送していたが、「大江戸戦士トノサマン・丙!」から毎週日曜日朝8時に放送が変更された。英都撮影所で製作されている。「大江戸戦士トノサマン」のストーリーは、ネオ・エドシティを舞台に悪の宿敵アクダイカーンと死闘を繰り広げるというもの。ネオ・エドシティにはネオ・フジヤマも存在する。もう1つの子供向けの番組「忍者ナンジャ」とはライバル関係。ストーリーについては登場人物の口からある程度が語られるのみだが、ゲームの中の世界ではライバル番組を押しのけ絶大な人気を誇っている。成歩堂の携帯の着メロもトノサマンのテーマである。御剣も隠れファンの一人(詳細は御剣怜侍を参照)。
- 2016年度上半期に始まった「大江戸戦士トノサマン」が、怪人アクダイカーン役の俳優・衣袋武志が殺害された為に突然の打ち切りになってしまったが、ファンの期待に応える為に2016年度下半期の「小江戸剣士ヒメサマン」が制作、そして2017年度の「大江戸戦士トノサマン」の続編「大江戸戦士トノサマン・丙(へい)!」、2018年度には、トノサマンがヒメサマンと結ばれ、間にはワカサマンという子供ができるストーリー(大江戸亭主トノサマンOTTO)に繋がる。2025年の『4』の時点でもシリーズは続いており、「電動伝道師サマンサマン」に続く最新シリーズのタイトルは「ボージャク武人ナニサマン」である。
- また、サウンドトラックでは「トノサマンのテーマ」に歌詞が用意されており、ゲーム中では『検事』で子供が口ずさんでいる。2012年の「逆転裁判10周年 特別法廷」では水木一郎がステージ上で歌った。
- 忍者ナンジャ(にんじゃ-)
- 『2』第4話から登場。子供向けの人気番組。舞台は室町時代。忍者としては駄目なナンジャには、美しい声という素晴らしい武器が。真っ赤なギターを片手に室町時代の芸能界に殴り込み、スターダムに伸し上がるサクセス物語。『2』の荷星の発言によると、元は映画のリメイク作品としての企画だった(『1』第3話で英都撮影所内にポスターが貼られている映画「武士節」が同様のストーリーである)。光映撮影所で製作されており、「大江戸戦士トノサマン」シリーズとはライバル関係で、いつもトノサマンに負けている子供向け番組だが、「全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー」で惜しくもグランプリを逃してしまうほどの人気である。放送は「大江戸戦士トノサマン・丙!」からの放送時間と同様毎週日曜日朝8時に放送されている。持ち歌は「抜け忍ララバイ」。
- ところが、2017年の事件で出演の藤見野イサオを失い、番組は打ち切られた[41]。しかし、『検事』第5話で2019年3月14日に『大江戸戦士トノサマン・OTTO』と共に舞台形式のショーが上映された。美雲は「忍者ナンジャ」のファン。
- オニャンコポン
- 『2』第4話から登場。ヒーロー番組であるが、『検事2』での茜の発言によると「放送時間も制作会社も謎」というミステリアスな番組らしい(御剣は「製作会社がつぶれただけ」と考えている)。『検事2』で猿代草太がきているシャツに描かれているのもオニャンコポンである。時の支配者ズルワーンを相手に戦う謎のエスニック・ヒーロー。「全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー」にノミネートされており、コアな人気があるが、『5』では『クイズ逆転推理』にて成歩堂が「今時オニャンコポンの人気じゃTV出演は無理だろう」と発言しており、人気は落ちてしまった模様。なお、『オニャンコポン』はガーナのアシャンティ人に伝わる神であり、『ズルワーン』はズルワーン教における創造神・時間の神の名前。
- 脚立(きゃたつ)
- シリーズ各作品に必ず1回は登場し、ハシゴとの違いがしばしば議論される。成歩堂編では真宵や茜、糸鋸などが脚立のことを「ハシゴ」と呼び、成歩堂に正されるが「同じようなもの」「もっとホンシツを見よう」と返されるというもの。
- 『4』では、逆に主人公である王泥喜が「もっとホンシツを見よう」という立場になっている。更に『4』では王泥喜に「面倒だから、まとめて『キャシゴ』と呼ぼう」と言われてしまった。『検事』では「ハシゴ」が登場する。
- 『検事』では、御剣怜侍が「ハシゴ」、美雲が「脚立」と言い、『検事2』では、馬堂が「ハシゴ」、御剣信が「脚立」と言う。
- また、『2』『3』では暖炉と竈の違いについて似たような会話が展開される。
- 更に『大逆転裁判』ではシャベルとショベル、スコップについての会話が展開される。
- タイホくん
- 警察のマスコットキャラクター。モデルは現実の警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」。『1』第4話からの警察署・刑事課の背景の人形で登場。刑事課の課長が考えたキャラクターであり、『1』では刑事課のマスコットに留まっていたが、『2』では所轄署の、『3』では警察そのもののマスコットになり、新しい仲間「タイホちゃん」も加わった。「タイホくん」と「タイホちゃん」が結婚する時は、互いに手錠を掛ける。『蘇る』第5話では課長の命令で糸鋸の手で「ダンシングタイホくん」という動くベニヤ板製のロボットが作られ、『逆転裁判』シリーズでキャラクターの仲間入りを果たす。また『蘇る』第5話では事件に強く関わり、成歩堂達に散々迷惑をかけた。タイホくんに関して、真宵や春美は「カワイイ」と賞賛しているものの、御剣は「カイブツ」「うごめくベニヤ板」と表現している為、かなり評価が分かれているようである。
- 『2』第1話・『検事』第1話で須々木マコがタイホくんの服を着ており、バンドーランドのマスコットキャラクターにもなっていた。7年後の世界の『4』では、ガリューウエーブのマスコットキャラクターとして人気を博していて、Tシャツ、ギター化、着ぐるみ化などされ、「レッドタイホ」などの亜種も登場した。『検事』第3話で「プロトタイホくん」「ワルホくん」が新たに加わり、「タイホくん」「タイホちゃん」「プロトタイホくん」「ワルホくん」がキグルミで登場した。『レイトン教授VS逆転裁判』にも「ミスター・タイホ」が登場。
- ベントーランド
- 『蘇る』第5話から登場した弁当屋。普通でまともな弁当を売るが、中には個性的で食べられない弁当も売る。『検事』第2話では羽咲空港でベントーランドの販売員が登場している。
- ガリューウエーブ
- 牙琉響也がリーダー&ボーカル&ギターを務める大人気ロックバンド。メンバーの5人全員が警察関係者で、デビュー曲「恋の禁固刑・13年」をはじめ、発表した曲は全てミリオンセラーになっている。作中で判明しているメンバーは響也と眉月大庵のみ。結成した理由は響也によると「女の子に振り向いてもらいたいから」。『検事』第3話ではマークのみ登場する。現在はとある理由により解散している。
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- 逆転裁判4 ガリューウエーブ ペンダント(2007年11月8日発売)
- 逆転裁判4 成歩堂のニット帽(2008年3月5日発売)
- 逆転裁判4 携帯ストラップ サイコ・ロック
- オーケストラコンサート
- オーケストラコンサート記念タンブラー(2008年4月20日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 描き下ろし図書カード(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 額装グラフィックアート(2008年9月23日発売)完全受注限定生産
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサートオフィシャルパンフレット(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート オフィシャルDVDブック(2008年10月14日発売)
- イベント・初回特典
- 王泥喜ヘッドホン (逆転裁判4初回特典)
- 成歩堂/真宵カンバッジ(逆転裁判/逆転検事 ラバーストラップコレクション Vol.1アニメイト初回特典)
書籍
- 逆転裁判コミックアンソロジー(2002年7月27日発売)
- 逆転裁判 I&II アンソロジーKINGDOM(2003年8月12日発売)
- 逆転裁判 I&II 4コマKINGDOM(2003年9月27日発売)
- 逆転裁判3 4コマKINGDOM(2004年3月27日発売)
- 逆転裁判 ファンブック(2005年8月発売)
- 逆転裁判 ファンブック 〜なるほど逆転裁判!〜(2006年3月31日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック(2006年6月30日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 成歩堂 編(2006年3月28日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 御剣 編(2006年3月28日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 成歩堂 編(2)(2006年9月29日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 御剣 編(2)(2006年9月29日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.2 (2006年10月27日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.3(2007年4月12日発売)
- 逆転裁判4 アンソロジーコミック(2007年8月1日発売)
- 逆転裁判アンソロジーコミック プレイバック!成歩堂(2007年9月1日発売)
- 逆転裁判キャラクターズ 4コマKINGDOM(2007年10月12日発売)
- 逆転法廷-裁判員攻略読本-(2009年5月21日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック成歩堂編【新装版】(2010年3月25日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック御剣編【新装版】(2010年3月25日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全(2012年1月13日発売)
- やさしいピアノ・ソロ 逆転裁判 ベストセレクション(2013年3月28日発売)
攻略本
- 逆転裁判 真相解明マニュアル(2001年11月15日発売)
- 逆転裁判2 真相解明マニュアル(2002年12月12日発売)
- 逆転裁判3 真相解明マニュアル(2004年3月4日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 真相解明マニュアル(2005年11月4日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 オフィシャルコンプリートガイド(2006年6月15日発売)
- 逆転裁判2 オフィシャルコンプリートガイド(2006年10月26日発売)
- 逆転裁判3 オフィシャルコンプリートガイド(2007年8月23日発売)
- 逆転裁判4 公式ガイドブック(2007年6月16日発売)
パチンコ
- CR逆転裁判(2016年、平和)
メディア展開
漫画
Template:漫画 は 廃止されました |
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『別冊ヤングマガジン』(講談社)にて、2006年8月11日発売の17号から連載開始。また、『週刊ヤングマガジン』(同)にも2007年3月26日発売の17号から2007年4月23日発売の21号まで短期連載されていた。全5巻。更に、2009年4月13日発売の『週刊ヤングマガジン』20号から御剣怜侍を主人公にした『逆転検事』が連載開始した。こちらは全4巻。
時系列的には『3』以降の物語であるが、具体的に何年後とは設定されておらず、成歩堂や真宵ら主要登場人物の年齢も不明扱いにされている。基本的にオリジナルの登場人物たちによるオリジナルの事件が展開されるが、ゲーム本編のキャラクターも多数登場する。
成歩堂らが「異議あり!」と叫ぶそのフキダシの形と字体、ここぞという局面での顔のアップなど、ゲーム画面で使われている演出の多くがそのままの形で持ち込まれている。『検事』では第一話で一回だけ「これだ!」の演出がゲームと同じものが使用された。
逆転裁判
- 第1話:風と共に逆転(全1話、『別冊ヤングマガジン』2006年17号)
- 恋人の不倫相手を殺害した容疑をかけられてしまった矢張を、成歩堂と真宵が弁護する。
- ほぼ法廷パートにあたる部分から構成されており、担当検事も亜内検事であるなど、ゲーム版の第1話を踏襲したスタイルになっている。
- 第2話:逆転の死刑台(全4話、『別冊ヤングマガジン』2006年18号 - 2007年21号)
- 会社員の自殺を巡り、大会社の社長から弁護を依頼される成歩堂。しかしその夜、社長が何者かに殺害されてしまう。容疑者として逮捕されたのは殺害時刻にアリバイのない社長の弟。しかし容疑者が自身のコレクションであるクモたちを燃やすわけがないと思った成歩堂は彼の弁護を担当する。
- 探偵パートにあたる部分が第1話に比べて増えている。
- 担当検事は本話が初登場の御剣。また、糸鋸刑事やわずかだが『蘇る逆転』の原灰ススムも登場している。
- 第3話:逆転のショータイム(全5話、『週刊ヤングマガジン』2007年17号 - 21号)
- 真宵と一緒に「キラリン★ショー」を見に遊園地に来た成歩堂だったが、ショーの最中に出演者の一人が刺殺される。状況から司会者の女性が逮捕されるが、成歩堂は弁護を決意。
- 今回も前話同様担当検事は御剣。また、ゲーム版のキャラクターである大場カオルも警備員として登場。
- 第4話:逆転の預言書(全3話、『別冊ヤングマガジン』2007年22号 - 24号)
- 高菱屋の占いコーナーを訪れた成歩堂と真宵。しかし占いの最中に殺人事件が起こり、死に神に体を乗っ取られると占われた女性が、死体と共に密室の中にいた。そして彼女の手には死に神からのメッセージカードが握られていた。成歩堂はその女性を弁護することになる。
- 今回の担当検事は今回が漫画版初登場の狩魔冥。今回の狩魔は第1話で成歩堂のことをフルネームではなく苗字だけで呼んでいる(2話ではフルネームで呼んでいる)。また、エンディングシーンのみであるが御剣も登場する。
- 成歩堂が将来ピアニストに転職すると占われる、やたぶき屋のみそラーメンが出てくるなど、『4』との繋がりを匂わせる場面がある。
- 第5話:天国からの逆転(全2話、『別冊ヤングマガジン』2007年25号 - 2008年26号)
- 春美が拾った迷子の子猫が、天下そばという食品会社の会長の飼い猫だと推理した成歩堂たちは、子猫を返しにいくことに。しかし、その会長は自宅で変死していた。その容疑者として、会長に暴力を振るわれていた娘が逮捕された。しかし、その娘の証言によると「死んだ母親が天国から帰ってきて、私を助けるために父親を殺した」という。
- 今回の担当検事は御剣。また、わずかだが原灰ススムが登場する。また、今回の事件はこれまでのケースと違う結末が特徴。
- 第6話:逆転食いしん坊(全2話、『別冊ヤングマガジン』2008年27号 - 28号)
- 成歩堂が真宵や春美と一緒に見ていたテレビ番組「食いしん坊キング」の生放送中に、大食いチャンピオンのジャスティス正義が毒殺されてしまう。翌日、その番組の司会者が容疑者として逮捕されてしまった。番組ディレクターから、その司会者の弁護を頼まれた成歩堂。しかし、ディレクターや他の出演者たちは、事件に関わる何らかの秘密を隠している様子。
- 今回の担当検事は、第1話以来の登場となる亜内検事。大食い番組ということで、やたぶき屋が再登場し、『3』の本度坊薫がわずかに登場している。
- 第7話:逆転力vs神通力(全2話、『別冊ヤングマガジン』2008年29号 - 30号)
- 第4話で知り合った柊カエデが、怪しげな新興宗教「大天狗会」にはまってしまった。不安になった成歩堂と真宵が本部「奇跡ノ塔」を訪れるが、そこで殺人事件が発生。再び逮捕されたカエデを救うべく、成歩堂は弁護を決意する。
- 今回の担当検事は狩魔冥。
単行本
- ISBN 978-4-06-361548-7(2007年4月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361564-7(2007年6月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361628-6(2007年12月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361697-2(2008年7月4日発売)
- ISBN 978-4-06-361741-2(2008年12月5日発売)
- 天才検事・御剣編(廉価版) ISBN 978-4-06-374987-8(2012年1月4日発売)
- 女検事・狩魔冥編(廉価版) ISBN 978-4-06-375003-4(2012年2月8日発売)
小説
角川つばさ文庫
小学上級以上向けのオリジナルストーリー。作:高瀬美恵、挿絵:菊野郎。
- 逆転裁判 逆転アイドル ISBN 978-4-04-631603-5(2016年06月15日発売)
- あらすじ
- みぬきのショッピングモールでのイベントにやってきた成歩堂たち。そんな中、みぬきと共にイベントで共演していたお笑いアーティストの「直滑降ナダレ」が控え室で殺害された。逮捕されたのは同じく共演者で人気アイドルの「百ヶ谷スモモ」。どう考えても犯人はスモモ以外に考えられない中、みぬきの懇願もあり弁護を引き受けた成歩堂。しかしスモモは頑なに口を閉ざし、真実を一切語ろうとしない。さらに、対する検事は元死刑囚である夕神迅だった…
- 逆転裁判 逆転空港 ISBN 978-4-04-631678-3(2017年02月15日発売)
- あらすじ
IN★POCKET
『IN★POCKET』2007年6月号(2007年6月15日発売)より連載開始。2007年7月号(2007年7月13日発売)に第一話の後編が掲載され、同誌編集後記に「第二話は目下準備中」と告知されたものの、第二話以降は発表されていない。(2009年5月現在)
- 作:黒田研二
- 絵:前川かずお
- 監修:CAPCOM
- 第一話:逆転の架け橋(全2回、『IN★POCKET』2007年6月号 - 7月号)
- 法廷での勝利のお祝いに「やたぶき屋」でラーメンを食べている成歩堂と真宵に、店主矢田吹からお祝いとして豪華な具材入りの「特製ラーメン」をおごられる成歩堂。だが、その交換条件として常連客の女子大生カナエの弁護を依頼される。殺されたのは人気俳優大河内ヒカル。ヒカルの熱烈な追っかけをしており、殺害現場のホテルにまで宿泊していたカナエに容疑がかけられたという。「『やたぶき屋』のみそラーメン好きに悪い人はいない」という真宵に促され、成歩堂は弁護を引き受ける。
テレビドラマ
2007年のゴールデンウィーク期間中、本作の世界観を実写化したテレビドラマ『逆転裁判ミステリー劇場』が、日本テレビとごく一部の系列局で放送された。
内容は「尋問中に突然停電が発生し、電気が復旧すると証人が死亡していた。犯人は検事と弁護士のどちらか?」というもの。
放送初日の5月1日から、『逆転裁判4』公式ホームページ上にて解答編が配信されている。
宝塚歌劇
宝塚歌劇団によって以下の3作品が上演されている。いずれも鈴木圭が脚本と演出を担当し、宙組公演で初演している。
- 逆転裁判 -蘇る真実-(2009年2月初演、蘭寿とむ主演)
- 逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-(2009年8月初演、蘭寿とむ主演)
- 逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース(2013年1月初演、悠未ひろ主演)
舞台劇
逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜(2013年)
2013年7月31日から8月4日まで、六行会ホールで公演。斎藤栄作が脚本、スーパー・エキセントリック・シアターの大関真が演出を担当[43]。
- 成歩堂龍一 - 兼崎健太郎
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 荷星三郎 - 杉原勇武
- 芽多田内亨 - 富田翔
- 美惑埜香 - 護あさな
- 団勇矢 - 出口哲也
- 裏野力 - 粕谷佳五
- 華煮衝江里斗 - 吉田幸宏
- 三大寺夢子 - 石原あつ美
- 大場カオル - 久下恵美
- 日陰ツトム - 角野哲郎
- ミヤコ蛾々 - 兎本有紀
- 裁判長 - 井上浩
- バッファロー千種 - 祖父江桂子
- 劇団員 - 服部紗弥
逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜(2014年)
2014年4月9日から13日まで、草月ホールで公演。前回に引き続き斎藤栄作が脚本、スーパー・エキセントリック・シアターの大関真が演出を担当。前回から一部キャストが変更された。
- 成歩堂龍一 - 兼崎健太郎
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 荷星三郎 - 小笠原健
- 芽多田内亨 - 富田翔
- 美惑埜香 - 虎南有香
- 三大寺夢子 - 栞菜
- 華煮衝江里斗 - 寺山武志
- 裏野力 - 土井一海
- 団勇矢 - 出口哲也
- 大場カオル - 久下恵美
- 日陰ツトム - 角野哲郎
- 裁判長 - 井上浩
- バッファロー千種 - 祖父江桂子
- 劇団員 他 - 服部紗弥
- ミヤコ蛾々 - 隅田美保(アジアン)
逆転裁判2 〜さらば、逆転〜(2015年春)
2015年4月29日から5月10日まで、俳優座劇場で公演。『逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜』に続き斎藤栄作が脚本、大関真が演出を担当。
- 成歩堂龍一 - 渡辺大輔
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴 / 椎名ひかり(Wキャスト)
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 虎狼死家左右エ門 - 富田翔
- 狩魔冥 - 楠世蓮 / 藤嵜亜莉沙(Wキャスト)
- 華宮霧緒 - 石井美絵子
- 天野由利恵 - 小池唯
- 大場カオル - 久下恵美
- 綾里春美 - 漆原志優 / 髙野友那(Wキャスト)
- 藤見野イサオ - 加藤良輔
- 裁判長 - 外波山文明
- 王都楼真悟 - 太田基裕
逆転裁判2 〜さらば、逆転〜(2015年秋)
2015年10月31日から11月8日まで俳優座劇場で、11月21日から23日までABCホールで公演。前回に続き斎藤栄作が脚本、大関真が演出を担当。前回から一部キャストが変更された。
- 成歩堂龍一 - 渡辺大輔
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴 / 椎名ひかり(Wキャスト)
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 虎狼死家左右エ門 - 富田翔 / 宮下雄也 / 榊原徹士(Wキャスト)
- 狩魔冥 - 楠世蓮 / 藤嵜亜莉沙(Wキャスト)
- 藤見野イサオ - 石川シン
- 華宮霧緒 - 石井美絵子
- 天野由利恵 - 永吉明日香
- 大場カオル - 久下恵美
- 綾里春美 - 漆原志優 / 髙野友那(Wキャスト)
- 裁判長 - 外波山文明
- 王都楼真悟 - 廣瀬大介
外部リンク
映画
逆転裁判 | |
---|---|
監督 | 三池崇史 |
脚本 |
飯田武 大口幸子 |
出演者 | 成宮寛貴 |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 | ポルノグラフィティ「2012Spark」 |
撮影 | 岡雅一 |
編集 | 山下健治 |
製作会社 | 「逆転裁判」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2012年2月11日 |
上映時間 | 135分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5億4000万円[44] |
2012年2月11日に東宝系で公開の映画。監督は『一命』の三池崇史[45]、主演は『ドロップ』の成宮寛貴。2011年5月10日から6月下旬まで撮影が行われ、東映京都撮影所には大法廷のセットが建てられ、CG、VFXがふんだんに使われている[46]。
キャッチコピーは「偽りの真実を打ち砕け。」[47][48]。
全国275スクリーンで公開され、2012年2月11、12日の初日2日間で興収1億1,795万6,400円、動員8万5,382人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となった[49]。
物語構造について
ストーリーは、映画オリジナルの導入アバンとして「DL6号事件」での綾里家における降霊の場面を据えた上で、本編においては原作『1』の第1話「はじめての逆転」の法廷パート後半を導入とし、第2話「逆転姉妹」及び第4話「逆転、そしてサヨナラ」をメインストーリー軸の基として再構成している。また使用されなかったストーリーや未登場キャラクターは一部シーンへの流用や登場キャラクターがそれを匂わす行動をとるなど、いわゆる「小ネタ」的な使われ方をしている。基本的にシリアスなシナリオだが、原作同様ギャグシーンや漫才風の掛け合いも含まれており、人物のボケについて法廷内の人物が大きな音を立ててずっこけるなど一部ギャグシーンは強調されている。
映画あらすじ
20XX年。凶悪犯罪の増加に対応する為、日本政府は新たな司法システム『序審裁判』を導入した。これは、弁護士と検事の公開法廷における直接対決で、証拠と証拠をぶつけあいながら、3日以内に被告人の有罪・無罪のみを先行決定する制度である。
成歩堂龍一は25歳の新米弁護士。ある日、綾里法律事務所の所長で成歩堂の良き理解者でもあった上司の弁護士・綾里千尋が、「長年追いかけてきたある事件の新たな証拠を見つけた」というメッセージを残すが、その後千尋は殺害された。容疑者として逮捕されたのは、千尋の妹で見習い霊媒師の綾里真宵だった。彼女の弁護を引き受けた成歩堂は、無実を証明する為、かつての幼馴染でもあるエリート検事・御剣怜侍と対決し、見事無罪を勝ち取った。
その法廷の後、成歩堂の元に御剣が殺人容疑で逮捕されたという知らせが入る。成歩堂は御剣に弁護を名乗り出るが、御剣を起訴したのは彼の師匠で40年間無敗の経歴を誇る伝説の検事・狩魔豪だった。そして審理を重ねていくうちに、生前の千尋が調べていた15年前に地方裁判所で起きた「DL6号事件」が今回の殺人事件と深く関係していることを知る。
キャスト
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)
- 演 - 成宮寛貴(小学生時代:澁谷武尊)
- 新米弁護士。正義を信じる優しい情熱家[50]。
- 千尋が殺害された事件では真宵の弁護を、生倉弁護士殺人事件では幼馴染の御剣の弁護を引き受ける。
- 綾里 真宵(あやさと まよい)
- 演 - 桐谷美玲(幼少期:西口莉乙加)
- 霊媒師の卵で、千尋の妹。成歩堂の助手となる。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)
- 演 - 斎藤工(小学生時代:林遼威)
- 成歩堂のライバルの天才検事。成歩堂と矢張の幼馴染。生倉弁護士殺人事件の容疑者として逮捕される。
- 矢張 政志(やはり まさし)
- 演 - 中尾明慶(小学生時代:津波古太輝)
- 成歩堂と御剣の幼馴染のダメ男。成歩堂の最初の依頼人。本作では彼の作ったお手製の金属探知機が、物語で重要な役目を果たすことになる。
- 糸鋸 圭介(いとのこぎり けいすけ)
- 演: - 大東駿介
- 御剣に絶対の信頼を寄せる所轄署の刑事。語尾に「ッス!」を付ける。
- 大法廷・裁判長
- 演 - 柄本明
- ベテランの裁判官。
- 綾里 千尋(あやさと ちひろ)
- 演 - 檀れい(少女期:浜辺美波)
- 成歩堂の上司の弁護士。真宵の姉。ある事件の証拠を手に入れ裁判を起こそうとしていた矢先、事務所で何者かによって殺害される。
- 大沢木 ナツミ(おおさわぎ ナツミ)
- 演 - 谷村美月
- 事件の目撃者であるカメラマン。関西弁で話す。
- 御剣 信(みつるぎ しん)
- 演 - 平岳大
- 15年前のDL6号事件で射殺された被害者。職業は弁護士で、かつて法廷で狩魔と対峙した過去を持つ。怜侍の父親。
- 生倉 雪夫(なまくら ゆきお)
- 演 - 篠井英介
- DL6号事件の被告人の弁護士。ひょうたん湖で殺害される。
- 小中 大(こなか まさる)
- 演 - 鮎川誠
- フリーの雑誌記者で、千尋が殺害された事件の目撃者。興奮すると博多弁となり拡声器を持ち込み、ハウリングを起こすほどの大声で絶叫する。後に何者かに毒殺される。
- 綾里 舞子(あやさと まいこ)
- 演 - 余貴美子
- 霊媒師。真宵と千尋の母親。警察に依頼されたDL6号事件の犯人探しの霊媒に失敗し、2人を置いて失踪する。
- 狩魔 豪(かるま ごう)
- 演 - 石橋凌
- 40年間無敗の経歴を持つ伝説の検事で、御剣の上司。
- 灰根 高太郎(はいね こうたろう)
- 演 - 小日向文世
- DL6号事件の被告人で元法廷係官。
- 灰根 サユリ(はいね サユリ)
- 演 - 中村優子
- 灰根の妻で、旧姓は松下。DL6号事件が起きた後、世間からの痛烈なバッシングに耐え切れず、自殺してしまう。
- 亜内 武文(あうち たけふみ)
- 演 - 村杉蝉之介
- 成歩堂が初法廷で対峙した検事。
- 山野 星雄(やまの ほしお)
- 演 - 斎藤歩
- 成歩堂の初法廷での証人。
- 姫神 サクラ(ひめがみ サクラ)
- 演 - 蜷川みほ[51]
- トノサマン裁判で証言台に立つ。本作では被告人。
- 井外(いがい)
- 演 - 本村健太郎
- トノサマン裁判で御剣と対決した弁護士[52]。原作には登場しない、オリジナルキャラクター。
- 王都楼 真悟(おうとろう しんご)
- 演 - 阿部祐二[53]
- 忍者ナンジャ裁判で証言台に立つ。
- サユリさん
- 演 - キバちゃん[54]
- 灰根のペットのオウム。「DL6号事件を忘れるな」という意味深な言葉を話す。
- その他
- 波岡一喜、山口幸晴、本村力、窪田弘和、森永卓郎、オオヌキタクト、森圭介、辻岡義堂、五十嵐竜馬、川田裕美、吉田奈央、林マオ
スタッフ
- 監督:三池崇史
- 脚本:飯田武、大口幸子
- 音楽:遠藤浩二
- 製作指揮:宮崎洋
- 製作:菅沼直樹、市川南、徳丸敏弘、奥野敏聡、阿佐美弘恭、弘中謙、平井文宏、北川直樹
- エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
- プロデューサー:東山将之、畠山直人、坂美佐子、前田茂司
- ラインプロデューサー:今井朝幸、小松俊喜
- キャスティングプロデューサー:伊東雅子
- 撮影:岡雅一
- 照明:東田勇児
- 録音:中村淳
- 美術:林田裕至
- 装飾:坂本朗
- 編集:山下健治
- 音響効果:柴崎憲治
- 助監督:渡辺武
- 制作担当:堀岡健太
- 衣装デザイン:松本智恵子
- ヘアメイクディレクション:冨沢ノボル
- CGIディレクター:太田垣香織
- 美術プロデューサー:竹村寧人
- 配給:東宝
- 制作プロダクション:OLM
- 制作協力:楽映舎
- 撮影協力:東映京都撮影所
- 企画・製作幹事:NTV
- 製作:「逆転裁判」製作委員会(NTV、東宝、CAPCOM、OLM、D.N.ドリームパートナーズ、ytv、VAP、ソニー・ミュージックエンタテインメント、STV、MMT、SDT、CTV、HTV、FBS)
主題歌
- ポルノグラフィティ[55]「2012Spark」(作詞:新藤晴一、作曲:岡野昭仁、編曲:tasuku・Porno Graffitti、ストリングスアレンジ:tasuku・門脇大輔、レーベル:SME Records)
ロケ地
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
ソフト化
2012年8月22日発売。ブルーレイとDVDでリリース。発売・販売元はバップ。
- 逆転裁判(2枚組)
- ディスク1:本編ディスク
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(監督:三池崇史×ゲーム「逆転裁判」シリーズ監督:巧舟)
- 音声特典
- ディスク2:特典DVD
- メイキング・オブ・逆転裁判
- 映画「逆転裁判」イベント映像集
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- ゲーム「逆転裁判」シリーズ監督 巧舟撮り下ろしインタビュー
- ゲーム「逆転裁判」シリーズプロモーション映像集
- 封入特典
- オリジナルブックレット(24P)
- ディスク1:本編ディスク
原作との主な相違点
- 原作の『1』の時点で成歩堂と御剣の年齢は24歳だが、本作では25歳の設定になっている。また、2人の一人称は原作と同じだが、作中で「俺」と呟くシーンがある(映画ノベライズでは修正されている)。更に、狩魔の一人称も原作では「我輩」だったが、本作では「私」もしくは「俺」になっており、こちらは映画ノベライズでも修正されていない。
- 矢張は原作では職を転々とするフリーターだが、本作では職を転々としておらず、一貫してひょうたん湖公園にある売店のアルバイトをしている[56]。
- 事件解決の糸口となる金属探知機が原作では糸鋸刑事から借りたものだったが、本作では矢張の手作りとなっている。
- 狩魔は世間に不正を行わない正義の検事として知られており、成歩堂にも最初は友好的に接している。
- 御剣が弁護士という職業に嫌悪感を抱くようになった理由が、原作ではDL6号事件の裁判で容疑者の灰根を生倉が弁護して無罪にした為だったが、本作では尊敬していた父親が証拠品を隠蔽しようとしたと思い込んでいたという理由に変更されている。
- 本作に登場する小中大の職業は原作では株式会社コナカルチャーの社長だが、本作ではフリーの雑誌記者[57]。また、性格や容姿も原作と大きく異なる他、千尋の殺害容疑で逮捕されてから口封じの為に独房で何者かに毒殺される。
- 原作では灰根高太郎が松下サユリとは結婚しておらず、サユリは婚約者として資料に名前が登場するのみだが、本作では結婚していた設定になっている。ただしDL6号事件が発生した後にサユリが自殺したという設定に変更はない。
- DL6号事件が発生した現場は原作では地方裁判所のエレベーターだが、本作では証拠品倉庫になっている[58]。また、原作とは違い地震は発生していない為、御剣は地震恐怖症ではなくなっている。更に、原作での事件の発生した年は2001年だが、本作では1997年に変更されている[59]が、15年前に起きたという設定に変更はない。
- 第4話の重要な証拠品である弾丸は原作では抵抗した真宵が狩魔から奪い取ったものであるが、本作では考える人の置時計の中に入っている。
- 狩魔が撃たれた場所が右肩から左肩になっている。
- 全ての事件が解決した後、成歩堂が生倉の殺害を認めて逮捕された灰根の弁護を担当したいと語っている。
- 小学校時代に給食費を盗まれたのは原作では御剣だが、本作では寺田という男子児童に変更されている。
- DL6号事件の真犯人の動機が、原作と異なる。
- 原作の舞台となる町の明確な設定はされていないが、映画では「戸亜留(とある)市」という地名が設定されている(パトカーや駅名、新聞で確認できる)。
映画ノベライズ
映画版の脚本を基に構成されているが、一部シーンやセリフが変更されている。
逆転裁判 〜逆転への挑戦 in ジョイポリス〜
『逆転裁判 〜逆転への挑戦 in ジョイポリス〜』は、逆転裁判5の発売を記念してPKシアターとコラボした体験型推理脱出ゲーム。第一期は2013年7月27日(土) - 9月1日(日)。第二期は2014年4月19日 - 5月24日まで東京ジョイポリスで開催された。
外部リンク
逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜
好評だった『逆転裁判 〜逆転への挑戦 in ジョイポリス〜』を更にパワーアップさせたPKシアターとコラボした体験型推理脱出ゲーム。2014年10月4日(土)-11月9日(日)まで東京ジョイポリスで開催された。
ボイスドラマ 逆転裁判5〜逆転のアニマルサーカス!?〜
2013年8月22日から9月19日まで、毎週木曜日更新で音泉で配信された。『5』公式ホームページでも配信されている。全5話。2013年10月16日に全話とボーナストラックを収録したドラマCDとして発売。
時系列は『5』と同じで、主要人物は『5』と同一のキャストで出演する。ただし劇中の時期設定はされておらず、また一部『5』本編の内容と矛盾している部分があり、本編とはパラレルとなっている。
あらすじ
変わった動物が売りのサーカス「チラミサーカス」で、みぬきがマジックショーを行うことが決まった。みぬきが行うマジックは団長・タカサカが有する三毛猫・ミケランジェロを消失・再出現させるというものであった。変わった動物が売りのサーカスで普通の三毛猫ということについて王泥喜と心音は疑問を抱くが、成歩堂はミケランジェロはオスなのではないかと推測する。三毛猫のオスは非常に希少価値が高く、数億の値段がつくこともあるという成歩堂の解説に愕然とした王泥喜は、みぬきが失敗してミケランジェロを傷つけないかと心配する。
サーカス当日、みぬきは実際にマジックを行うが、ミケランジェロは現れなかった。そこにタカサカが現れ、みぬきをミケランジェロ窃盗犯として告発する。疑いを晴らすため成歩堂たちはマジックの種を明かすようみぬきを説得するが、実父との約束から自らマジックの種を明かすことはできないとするみぬきは、やってきた番刑事に対して自分がミケランジェロを盗んだと名乗り出た。成歩堂と王泥喜、そして心音はみぬきの疑いを晴らすため、マジシャンのルールに触れないよう自分たちで考えてトリックを明かすとみぬきに伝え、真相を知るべく捜査を始める。
Webラジオ
- 逆転裁判123 なるほどラジオ!
- 2014年3月13日から4月10日まで、YouTube CapcomChannelと音泉にて配信された。隔週木曜日更新、全3回。パーソナリティは近藤孝行(成歩堂龍一 役)[60]。
- 大逆転裁判 -大逆転ラヂオ-
- 2015年5月19日から7月14日まで、YouTube CapcomChannelと音泉にて配信された。隔週火曜日更新、全5回。パーソナリティは久野美咲(アイリス・ワトソン 役)、小嶋慎太郎(プロデューサー)。
テレビアニメ
2016年4月2日から9月24日まで読売テレビ・日本テレビ系列にて放送。『逆転裁判』第1話から第4話、『逆転裁判2』第2話から第4話、アニメオリジナルエピソード1話を、全24話で描いている。
特別法廷
2005年以降、主に逆転シリーズの新作発表の際に東京ゲームショウ(TGS)やシリーズ公式イベント、動画サイトで公開されるプロモーション映像。
主要キャラクターが大した重罪にもならない裁判を行い、新作の宣伝を行いながらギャグ調で進める内容となっている。主要キャラクターはフルボイス(PV・『5』以降と同じ声優)で喋る。
このプロモーション映像の一部は該当作品の限定版付属のDVDにて視聴可能となっている。
逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート
2008年の4月と9月に開催されたオーケストラコンサートで内容は、ほぼ同じである。
逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA
2008年の4月に行われたオーケストラコンサートである。
会場では逆転裁判シリーズのグッズが販売された。イラスト展示コーナーには、デザイナーの岩元辰郎、塗和也による描き下ろし作品をはじめとした雑誌表紙用のイラストなどが飾られていた。
コンサートの前には『逆転検事』の制作発表会があり、プロデューサーの江城元秀、ディレクターの山崎剛、デザイナーの岩元が登壇した。
会場にはスクリーンが設置してあり、演奏に合わせてゲーム画面をつなぎ合わせて作られたムービー流され、10曲目は歴代のキャラクターたちが登場し、事件を振り返るというものであった。
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団で指揮は栗田博文が務めた。
- 公演名 「逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート」〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA〜
- 開催日 2008年4月20日(日)
- 開演時間 13時開演 *11時30分開場予定
- 会場 新宿文化センター
- 演奏 東京フィルハーモニー交響楽団
- 指揮者 栗田博文
- 編曲 岩垂徳行
- スペシャルゲスト 霜月はるか
- ゲスト指揮者 巧舟
演奏曲
- 1 王泥喜 法介 新章開廷
- 2 逆転裁判1 - 3 法廷組曲
- 3 芝九蔵 虎ノ助〜スウィンギン・ゼニトラ
- 4 ゴドー〜珈琲は闇色の薫り
- 5 大いなる復活〜御剣 怜侍
- 休廷
- 6 逆転裁判4 法廷組曲
- 7 悪漢組曲
- 8 恋するギターのセレナード
- 9 綾里 真宵〜逆転姉妹のテーマ
- 10 逆転裁判3 終幕
- アンコール
- 1 大江戸戦士トノサマン
- 2 成歩堂 龍一 〜異議あり!
逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサート
9月の公演では逆転裁判の舞台化の決定が発表され、成歩堂龍一役の蘭寿とむのビデオレターが上映された。この時、蘭寿とむは『逆転裁判ファンブック』のキャラクター診断テストに挑戦するが、御剣にあたってしまった。
- 公演名:「逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサート」
- 開催日:2008年9月23日(火・祝)
- 開演時間:昼公演 13時00分開演/12時00分開場予定
- 夜公演 17時30分開演/16時30分開場予定
- 会場:オーチャードホール
- 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
- 指揮者:栗田博文
- 編曲:岩垂徳行
- スペシャルゲスト:霜月はるか
演奏曲
- 1 王泥喜 法介 新章開廷
- 2 逆転裁判1 - 3 法廷組曲
- 3 芝九蔵 虎ノ助〜スウィンギン・ゼニトラ
- 4 ゴドー〜珈琲は闇色の薫り
- 5 大いなる復活〜御剣 怜侍
- 休廷
- 6 逆転裁判4 法廷組曲
- 7 悪漢組曲
- 8 恋するギターのセレナード
- 9 綾里 真宵〜逆転姉妹のテーマ
- 10 逆転裁判3 終幕
- 11 大江戸戦士トノサマン
- 12 成歩堂 龍一 〜異議あり!
アンコール
- 1 タイホくん行進曲
なお検査官組曲とタイホくん行進曲は逆転検事LIMITED EDITIONオーケストラミニアルバムに収録されている。
つくろう! 逆転裁判
『逆転裁判 配信版』で2008年3月11日から7月10日まで配信されていたFlashアプリケーション。『逆転裁判 配信版』の宣伝用として配信されていた為に、短期間で配信を終了した。
ゲーム中の法廷パートにあたる部分を、自らオリジナルで作り上げることができる。
2016年には逆転裁判6の発売を記念して4月27日から5月25日の期間限定で復活した。
その他のゲームとの関連
- 逆転裁判シリーズでは、他のカプコン作品ネタが使われることはほぼないが、唯一『4』には先述の象形文字や国に他作品を意識したものが織り込まれている。
- SNKとカプコンのキャラクターが一堂に会するニンテンドーDS用ソフト『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』には、成歩堂、御剣、狩魔冥、千尋がカードとして登場している。
- Wii用ソフト『WE LOVE GOLF!』では、一定の条件を満たすと様々なカプコンキャラクターのコスチュームを入手でき、その中には王泥喜のコスチュームがある。
- 巧舟がディレクターを務めたニンテンドーDS用ソフト『ゴーストトリック』では、主に小道具や人物の衣服などに逆転裁判シリーズを連想させるネタが様々な形で登場している。
- PS3、Xbox 360、PSVitaで発売された対戦型格闘ゲーム『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では、成歩堂がプレイヤーキャラクターとして登場。日本版の名前表記は「NARUHODO-KUN(ナルホドくん)」であり、日本語ボイスは鳥海浩輔が担当。真宵、ミサイル、裁判長(彼のみボイスあり)も攻撃・登場時の演出で登場する。
- ブラウザゲーム『鬼武者Soul』では、カプコンヒロインズとして真宵、狩魔冥、美雲が武将となって登場する。
- iOS・Android用ゲームアプリ『ストリートファイター×オールカプコン』の参戦タイトルに本シリーズがあり、多数のキャラクターが登場している。
- ニンテンドー3DS用ソフト『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では成歩堂と真宵がソロユニット、御剣がイベント専用キャラクターとして登場する。
- TCG『デュエルマスターズ』のブースター『超ブラック・ボックス・パック』に収録されているカード「終末の時計(ラグナロク)ザ・クロック」に成歩堂が描かれている。
- ニンテンドー3DS用ソフト『太鼓の達人 ドコドン!ミステリーアドベンチャー』に、作中で使用されている楽曲をメドレーアレンジしたがっきょく逆転123裁判メドレー収録されている。また、ストーリーモードにゲストキャラクター(仲間モンスター)として成歩堂が登場する。
脚注
- ^ 「東京おもちゃショー2016」モンハンや逆裁などのキャラクターグッズが展示されるカプコンブースの出展情報が公開2016年6月7日 Gamer
- ^ “シリーズソフトの累計販売本数”. カプコン. 2017年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e “電撃 - 【週間ソフト販売ランキング TOP50】首位は3DS『逆転裁判5』! 24.5万本を売り上げ月間ランキングもトップに(7月22日〜28日)”. 電撃オンライン (2013年8月1日). 2016年6月19日閲覧。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』87頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』55頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』130頁。
- ^ 『逆転裁判オフィシャルファンブック』12頁。
- ^ 『逆転裁判 オフィシャルファンブック』12頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』67頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』72頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』16頁。
- ^ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』95頁。
- ^ “【週間ソフト販売ランキング TOP50】PS3『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014 蒼き侍の挑戦』が1位を獲得!(5月19日~25日)”. 電撃オンライン (2014年5月29日). 2016年1月18日閲覧。
- ^ 『ゲーマガ 2007年10月号』110頁。
- ^ 『ゲーマガ 2007年10月号』112頁。
- ^ 名称はペリー・メイスンに由来する[15]。
- ^ “【週間ソフト販売ランキング TOP50】3DS『逆転裁判6』が19.1万本で1位を獲得(6月6日~12日)”. 電撃オンライン (2016年6月16日). 2016年6月19日閲覧。
- ^ “カプコン社長:年10%成長向け海外MA視野-人気作はシリーズ化”. Bloomberg (2007年5月22日). 2013年5月6日閲覧。
- ^ “『逆転裁判5』の制作決定も発表された『逆転』シリーズ10周年記念イベントをリポート”. ファミ通.com. (2012年1月29日) 2012年2月4日閲覧。
- ^ “ファミ通 販売本数ランキング TOP30”. ファミ通.com (2016年8月4日). 2016年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月25日閲覧。
- ^ “3DS『逆転裁判6』発表! 9月3日に情報公開、TGS2015にも出展”. inside (2015年9月1日). 2016年3月7日閲覧。
- ^ “『逆転裁判6』最新情報が公開 成歩堂と王泥喜のW主人公がふたつの舞台で活躍!!”. ファミ通.com (2015年10月15日). 2016年3月7日閲覧。
- ^ “『逆転裁判6』霊媒師マヨイちゃんこと“綾里真宵”の登場が明らかに! 新キャラクターの情報も”. ファミ通.com (2016年3月6日). 2016年3月7日閲覧。
- ^ “ストーリー - CAPCOM”. CAPCOM (2016年4月7日). 2016年4月9日閲覧。
- ^ CAPCOM×京阪×名鉄×京急「逆転裁判6ミステリーラリー〜友好の証〜」京急編!6/9~7/31開催! 京浜急行電鉄公式サイト
- ^ 逆転裁判6 ミステリーラリー 〜友好の証〜 名鉄編 名古屋鉄道公式サイト
- ^ 逆転裁判6ミステリーラリー〜友好の証〜 京阪編 京阪電気鉄道公式サイト
- ^ 『週刊ファミ通 2016年1月28日号』KADOKAWA、2016年、8頁。
- ^ 『逆転裁判』新プロジェクトが始動!ディレクターは巧舟氏!【Nintendo Direct】 ファミ通.com 2014年2月14日、2014年5月2日閲覧
- ^ 『逆転裁判』シリーズの新プロジェクトが明らかに! その名も『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』 ファミ通.com 2014年4月24日、2014年5月2日閲覧
- ^ SCRAPのリアル脱出ゲームサマーキャンペーン『謎夏2015』の一環として実施。
- ^ “『大逆転裁判2』の制作が決定! 来年1月には“逆転裁判 15周年 特別法廷”が開催【TGS2016】”. 電撃オンライン (2016年9月17日). 2016年9月25日閲覧。
- ^ 『逆転大全 2001-2016』93頁。
- ^ 「レイトン教授VS逆転裁判」で実現したレベルファイブとカプコンの看板タイトルコラボ。その裏側を「逆転裁判」パートを手がけた巧 舟ディレクターにズバリ聞いてみた(4gamer.net、2012年12月18日)
- ^ Nintendo DREAM vol.267/July.2016 14頁
- ^ 『逆転裁判ファンブック』P86。
- ^ 『逆転』ファン垂涎の思い出話がてんこ盛り! 最新作『逆転裁判5』も発表された“逆転裁判10周年特別法廷”レポート
- ^ 『5』第5話で成歩堂が「真宵ちゃんから貰った」と語っている
- ^ 『逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.2』より
- ^ 『逆転大全 2001-2016』301頁。
- ^ 『逆転大全 2001-2016』301頁。
- ^ 参考(2009年12月30日時点のアーカイブ)
- ^ “舞台「逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜」ゲネプロ鑑賞レポート。なるほどくんと御剣検事が舞台で繰り広げる法廷バトルとは - 4Gamer.net”. 4Gamer.net (2013年7月31日). 2013年8月12日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 210頁
- ^ “逆転裁判:人気ゲーム成宮寛貴&桐谷美玲で映画化 監督は三池崇史”. まんたんウェブ. 毎日新聞デジタル (2011年5月27日). 2011年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月27日閲覧。
- ^ “法廷ゲーム「逆転裁判」三池崇史×成宮寛貴で実写映画化!弁護士役初挑戦の成宮が、これまでにないスピーディーな法廷劇を展開!”. シネマトゥデイ. (2011年5月27日) 2013年11月13日閲覧。
- ^ allcinema (2012年2月8日). “映画 逆転裁判”. allcinema. Stingray. 2012年2月12日閲覧。
- ^ この他、「守るべき真実の為に、全ての嘘をひっくり返せ。」「異議あり!」といったフレーズがある。
- ^ “『ドラゴン・タトゥーの女』が初登場でトップ獲得!! 衝撃性に興味をひかれ若い世代も集客!”. シネマトゥデイ (2012年2月15日). 2012年2月16日閲覧。
- ^ 小島弥央 (2012年2月3日). “成宮寛貴、裁判制度に物申す!熱血弁護士を演じて「僕の中には正義も悪もある」”. シネマトゥデイ. WELVA CORP.. 2012年2月12日閲覧。
- ^ 蜷川みほ - ninamihoの日記 - (2012年2月12日). “映画『逆転裁判』公開!”. 2012年2月21日閲覧。
- ^ 演じる本村自身も弁護士である。
- ^ 2012年2月10日の『スッキリ!!』(日本テレビ)「スッキリエンタメ 略してスッタメ」で、阿部が出演したシーンのメイキングが放送された。
- ^ 逆転裁判公式パンフレット内・PRODUCTION NOTESより。
- ^ “ポルノグラフィティ、『逆転裁判』で3年2ヶ月ぶり映画主題歌”. オリコン. (2011年10月27日) 2011年10月28日閲覧。
- ^ 映画の中ではアルバイトとは説明されていないが、映画ノベライズではアルバイトと記載されている。
- ^ 映画公式サイトの人物紹介ページ・小中大より。
- ^ 映画公式サイト・ストーリー紹介ページより。
- ^ 映画予告映像で確認できる。
- ^ “「逆転裁判123 成歩堂セレクション」のラジオ番組がスタート!”. CAPCOM. 2014年8月19日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト
- 配信版
- 漫画版
- オーケストラコンサート
- 舞台版
- 映画版
- 逆転裁判
- ゲームボーイアドバンス用ソフト
- ニンテンドーDS用ソフト
- Windows用ゲームソフト
- 携帯電話アプリゲーム
- Wiiウェア
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- IPad用ゲームソフト
- Android用ゲームソフト
- ミステリゲーム
- カプコンのゲームソフト
- コンピュータゲームのシリーズ
- 2001年のコンピュータゲーム
- Wii U用バーチャルコンソール対応ソフト
- 弁護士を主人公とした作品
- 裁判を題材とした作品
- 漫画作品 き
- 週刊ヤングマガジンの漫画作品
- 月刊ヤングマガジン
- 2012年の映画
- 日本テレビ製作の映画
- 東宝製作の映画作品
- 読売テレビ製作の映画
- OLMの映画作品
- SMEJの映画作品
- 三池崇史の監督映画
- 櫻井武晴の脚本映画
- コンピュータゲームを原作とする映画作品
- 裁判を題材とした映画