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2017年7月29日 (土) 00:12時点における版
函館駐屯地 | |
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位置 | |
所在地 | 北海道函館市広野町6-18 |
座標 | 北緯41度46分47秒 東経140度46分07秒 / 北緯41.77972度 東経140.76861度座標: 北緯41度46分47秒 東経140度46分07秒 / 北緯41.77972度 東経140.76861度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 第28普通科連隊長 |
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開設年 | 1950年 |
函館駐屯地(はこだてちゅうとんち、JGSDF Camp Hakodate)は、北海道函館市広野町6-18に所在し、第28普通科連隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。北海道最南端の駐屯地にして、北海道南部の陸上交通の結節・終着点であり、国際海峡(特定海域)である津軽海峡を眼前に望む国家防衛の要衝である。
冷戦期の1976年にはソ連から亡命してきたMiG-25戦闘機が函館空港に強行着陸するベレンコ中尉亡命事件が発生し、ソ連特殊部隊(スペツナズ)の奪還作戦に備えて極秘裏に出動体制を整えていたとの説がある。
最寄の演習場は、駒ケ岳演習場(茅部郡鹿部町)。駐屯地司令は、第28普通科連隊長が兼務。
沿革
- 1950年(昭和25年)10月:旧陸軍砲兵練兵所跡に函館駐屯地創設。第2連隊第3大隊が東千歳駐屯地で編成され函館駐屯地に移駐(後に第2連隊第3大隊から第4連隊第3大隊に改称)。
- 1951年(昭和26年)8月:第200仮会計隊第3分遣隊発足(現在の第332会計隊)
- 1952年(昭和27年)10月:警察予備隊を保安隊に改称 北部方面隊創設。駐屯地管理隊編成(現在の函館駐屯地業務隊)。11月:北部方面通信所函館支所編成完結(現在の第311基地通信中隊函館派遣隊)。12月:臨時青函地区輸送連絡部函館支部設置(後の中央輸送業務隊青函地区隊函館派遣隊)
- 1953年(昭和28年)3月:第400警務大隊第2警務中隊函館派遣隊設置(後に第101地区警務隊函館派遣隊)。10月:第4連隊第3大隊主力は釧路駐屯地に移駐。
- 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊へ移管[1]。
- 1954年(昭和29年)7月:自衛隊発足。第2新隊員教育隊の編成完結。
- 1959年(昭和34年)8月13日:第2新隊員教育隊を廃止、第101教育大隊へと改編。
- 1962年(昭和37年)1月:第28普通科連隊、滝川駐屯地で編成完結。6月:第28普通科連隊主力函館に到着。第101教育大隊は真駒内駐屯地に移駐。
- 1964年(昭和39年)3月:第311地区施設隊が高田駐屯地から移駐(後に第343施設中隊に改編)。
- 1971年(昭和46年)7月:東亜国内航空「ばんだい号」が横津岳に墜落、災害出動。
- 1976年(昭和51年)9月:MiG-25が函館空港に強行着陸する(ベレンコ中尉亡命事件)。
- 1993年(平成5年)7月:北海道南西沖地震、奥尻島に災害出動。
- 1996年(平成8年)3月:第11師団の改編に伴い、第28普通科連隊第4中隊と第343施設中隊が倶知安駐屯地に移駐。
- 2006年(平成18年)3月:中央輸送業務隊青函地区隊の廃止に伴い、第3移動支援隊を新編。
- 2008年(平成20年)3月26日:第11師団の旅団化に伴う駐屯部隊改編及び移駐。中央輸送業務隊第3移動支援隊が横浜駐屯地へ移駐。第101地区警務隊函館派遣隊を第120地区警務隊函館派遣隊に改編。
駐屯部隊
第11旅団隷下部隊
北部方面総監直轄部隊
防衛大臣直轄部隊
- 警務隊
- 北部方面警務隊
- 第120地区警務隊
- 函館派遣隊
- 第120地区警務隊
- 北部方面警務隊
- 自衛隊函館地方協力本部 - (函館駐屯地の隣接地である函館市広野町6-25に所在しており、地本用車両は駐屯地内にある)
- 函館地区隊
最寄の幹線交通
- 高速道路:
- 一般道:国道5号、国道227号、国道278号、北海道道63号函館空港線、北海道道83号函館南茅部線、北海道道100号函館上磯線
- 鉄道:JR北海道函館本線 函館駅
- 港湾:函館港、(重要港湾)、江差港、(地方港湾)
- 飛行場:函館空港、鹿部飛行場、八雲飛行場
重要施設
- 知内発電所(出力70.0万kW。石油、オリマルジョン)(上磯郡知内町)
- コスモ石油 函館物流基地(北斗市)
- 太平洋セメント 上磯工場(北斗市)
- 松前警備所(松前郡松前町)
- 奥尻空港(奥尻郡奥尻町)
- 東京航空局 函館航空路監視レーダー事務所(函館市)
- 青函トンネル
脚注
- ^ “自衛隊法施行令(昭和29年6月30日政令第179号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2016年6月19日閲覧。