陸上自衛隊中央輸送隊
表示
(中央輸送業務隊から転送)
陸上自衛隊中央輸送隊 | |
---|---|
創設 |
1983年(昭和58年)3月24日 (陸上自衛隊中央輸送業務隊) |
廃止 | 2018年(平成30年)3月26日 |
再編成 |
2018年(平成30年)3月27日 (陸上自衛隊中央輸送隊) |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 輸送科、会計科 |
所在地 | 神奈川県 横浜市 保土ケ谷区 |
編成地 | 横浜 |
上級単位 | 防衛大臣直轄 |
担当地域 | 日本全国 |
陸上自衛隊中央輸送隊(りくじょうじえいたいちゅうおうゆそうたい、JGSDF Central Transportation Command)は、陸上自衛隊の防衛大臣直轄の輸送科部隊である。本部は、神奈川県横浜市保土ケ谷区の横浜駐屯地。
任務
[編集]陸上自衛隊の部隊及び装備品等の2個方面区以上にわたる輸送、日本と外国との間の輸送、京浜港等(京浜港、東京国際空港と成田国際空港含む)における有償援助による調達に係る装備品等及び供与品の受取り等の業務及びこれらに関わる調査及び研究を任務とする。
沿革
[編集]陸上自衛隊中央輸送業務隊
- 1983年(昭和58年)3月24日:京浜港湾処理隊、青函地区輸送連絡隊、第391会計隊が編合・改編して陸上自衛隊中央輸送業務隊が発足。
- 1996年(平成 8年)3月29日:移動支援隊を新編。
- 2006年(平成18年)3月27日:
- 京浜地区隊、青函地区隊を廃止するとともに輸送処理隊を新編。移動支援隊を3隊に分割。
- 青函地区隊の廃止に伴い、第3移動支援隊を函館駐屯地に新編。
- 2008年(平成20年)3月26日:第3移動支援隊が函館駐屯地から横浜駐屯地へ移駐。
- 2015年(平成27年)3月26日:第4移動支援隊、第5移動支援隊を新編。
- 2018年(平成30年)3月26日:陸上自衛隊中央輸送業務隊が廃止。
陸上自衛隊中央輸送隊
- 2018年(平成30年)3月27日:陸上自衛隊中央輸送隊が横浜駐屯地において編成完結。
- 第1~第5移動支援隊を第1~第5国際輸送支援隊に改編。
- 各方面後方支援隊隷下の方面輸送隊輸送業務隊を隷下に編合して方面分遣隊として再編成。
- 北部方面輸送隊第101輸送業務隊(真駒内駐屯地)を第1方面分遣隊に改編。
- 東北方面輸送隊第105輸送業務隊(霞目駐屯地)を第2方面分遣隊に改編。
- 東部方面輸送隊第102輸送業務隊(朝霞駐屯地)を第3方面分遣隊に改編。
- 中部方面輸送隊第104輸送業務隊(桂駐屯地)を第4方面分遣隊に改編。
- 西部方面輸送隊第103輸送業務隊(健軍駐屯地)を第5方面分遣隊に改編。
部隊編成
[編集]特記がないものは横浜駐屯地に所在している。
- 中央輸送隊本部
- 総務科
- 企画科
- 運用科
- 管理科
- 会計科
- 輸送処理隊(横浜ノース・ドック)
- 第1国際輸送支援隊
- 第2国際輸送支援隊
- 第3国際輸送支援隊
- 第4国際輸送支援隊
- 第5国際輸送支援隊
- 第1方面分遣隊
- 第2方面分遣隊
- 第3方面分遣隊
- 第4方面分遣隊
- 第5方面分遣隊
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
---|---|---|---|---|
陸上自衛隊中央輸送隊長 兼 横浜駐屯地司令 |
1等陸佐 | 山田浩一 | 2023年 | 3月13日陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 輸送室長 |
副隊長 | 2等陸佐 | 吉岡充 | 2022年 | 8月 1日陸上自衛隊輸送学校総務課長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
陸上自衛隊中央輸送業務隊長 | |||||
1 | 湯田次男 | 1983年 | 3月24日 - 1984年 3月15日早稲田大学 | 京浜港湾処理隊長 | 東北方面総監部監察官 |
2 | 田中英二 | 1984年 | 3月16日 - 1986年 3月31日中央大学 | 陸上自衛隊輸送学校副校長 兼 企画室長 |
退職(陸将補昇任) |
3 | 原口清澄 | 1986年 | 4月 1日 - 1987年 7月31日防大2期 | 陸上自衛隊中央輸送業務隊勤務 | 陸上自衛隊輸送学校副校長 兼 企画室長 |
4 | 坂本龍起 | 1987年 | 8月 1日 - 1989年 3月31日防大3期 | 陸上幕僚監部装備部輸送課長 | 陸上自衛隊輸送学校副校長 兼 企画室長 |
5 | 小橋正美 | 1989年 | 4月 1日 - 1991年 7月31日防大3期 | 陸上幕僚監部監理部法務課長 | 退職(陸将補昇任) |
6 | 白石桂一 | 1991年 | 8月 1日 - 1993年 7月31日防大5期 | 北部方面輸送隊長 | 退職(陸将補昇任) |
7 | 田中丸正治 | 1993年 | 8月 1日 - 1995年 3月31日防大10期 | 陸上自衛隊輸送学校教育部長 | 北部方面総監部監察官 |
8 | 深津俊 | 1995年 | 4月 1日 - 1998年 6月30日防大11期 | 中部方面総監部装備部長 | 陸上自衛隊輸送学校長 |
9 | 小澤正 | 1998年 | 7月 1日 - 2000年 7月31日防大13期 | 自衛隊栃木地方連絡部長 | 退職(陸将補昇任) |
10 | 蜂須賀守 | 2000年 | 8月 1日 - 2003年 7月31日防大14期 | 陸上自衛隊幹部学校主任研究開発官 | 退職(陸将補昇任) |
11 | 梅原泰 | 2003年 | 8月 1日 - 2005年 3月31日防大16期 | 陸上自衛隊輸送学校副校長 兼 企画室長 |
退職(陸将補昇任) |
12 | 伊丹俊二 | 2005年 | 4月 1日 - 2007年12月 2日防大18期 | 陸上自衛隊輸送学校副校長 兼 企画室長 |
退職(陸将補昇任) |
13 | 田上安男 | 2007年12月 | 3日 - 2009年 7月31日防大22期 | 統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
陸上自衛隊東北補給処副処長 |
14 | 馬場邦夫[3] | 2009年 | 8月 1日 - 2011年 4月26日防大29期 | 東北方面後方支援隊 東北方面輸送隊長 |
北部方面総監部情報部長 |
15 | 増田潤一 | 2011年 | 4月27日 - 2012年 7月25日防大26期 | 東部方面総監部装備部長 | 陸上自衛隊輸送学校長 (陸将補昇任) |
16 | 加治屋裕一[4] | 2012年 | 7月26日 - 2014年12月18日防大29期 | 統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
東北方面総監部装備部長 |
17 | 壇雅昭 | 2014年12月19日 - 2017年11月30日 | 防大32期 | 東部方面後方支援隊 東部方面輸送隊長 |
自衛隊情報保全隊情報保全官 |
18 | 岡田俊和 | 2017年12月 | 1日 - 2018年 3月26日防大32期 | 統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
陸上自衛隊中央輸送隊長 兼 横浜駐屯地司令 |
陸上自衛隊中央輸送隊長 | |||||
1 | 岡田俊和 | 2018年 | 3月27日 - 2019年 3月31日防大32期 | 陸上自衛隊中央輸送業務隊長 兼 横浜駐屯地司令 |
陸上自衛隊北海道補給処長 兼 島松駐屯地司令 (陸将補昇任) |
2 | 大場昭彦 | 2019年 | 4月 1日 - 2020年 7月31日防大38期 | 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 輸送室長 |
統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
3 | 黒田耕太郎 | 2020年 | 8月 1日 - 2021年 9月29日防大34期 | 統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
陸上自衛隊輸送学校長 (陸将補昇任) |
4 | 小澤和之 | 2021年 | 9月30日 - 2023年 3月12日成城大学 | 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 輸送室長 |
統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 |
5 | 山田浩一 | 2023年 | 3月13日 -防大41期 | 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 輸送室長 |
主要装備
[編集]脚注
[編集]- ^ 北部後方支援隊北部方面輸送隊令和4年度活動
- ^ “所在部隊紹介”. 春日井駐屯地公式HP. 2020年2月24日閲覧。
- ^ ドイツ連邦軍指揮幕僚大学校卒
- ^ 自衛隊イラク派遣において陸上自衛隊部隊のサマワ宿営地からの撤収業務を担当