1869年
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(明治2年から転送)
千年紀: | 2千年紀 |
---|---|
世紀: | 18世紀 - 19世紀 - 20世紀 |
十年紀: | 1840年代 1850年代 1860年代 1870年代 1880年代 |
年: | 1866年 1867年 1868年 1869年 1870年 1871年 1872年 |
1869年(1869 ねん)は、西暦(グレゴリオ暦)による、金曜日から始まる平年。
他の紀年法
[編集]- 干支:己巳
- 日本(天保暦)
- 清:同治7年11月19日 - 同治8年11月29日
- 朝鮮
- 阮朝(ベトナム):嗣徳21年11月19日 - 嗣徳22年11月29日
- 仏滅紀元:2411年 - 2412年
- イスラム暦:1285年9月17日 - 1286年9月27日
- ユダヤ暦:5629年4月18日 - 5630年4月27日
- 修正ユリウス日(MJD):3698 - 4062
- リリウス日(LD):104539 - 104903
※皇紀は、太陽暦採用と共に1873年に施行された。
※檀紀は、大韓民国で1948年9月25日に法的根拠を与えられたが、1961年年号廃止の法令の制定に伴い、1962年1月1日からは公式な場での使用禁止。
カレンダー
[編集]できごと
[編集]1月
[編集]2月
[編集]- 2月11日(明治2年1月1日) - 観音埼燈台(日本初の西洋式灯台)が初点灯。
- 2月19日(明治2年1月9日) - 蝦夷松前藩、第14代藩主松前修広が襲封。
- 2月23日(明治2年1月13日) - 日本で、小菅県が設置される。
- 2月26日 - アメリカ合衆国で憲法修正第15条が提案される(批准・成立は1870年)。
3月
[編集]- 3月4日 - ユリシーズ・グラントが第18代アメリカ合衆国大統領に就任。
- 3月6日 - ドミトリ・メンデレーエフが元素の周期律表を発表。
- 3月6日(明治2年1月24日) - 日本で歌会始が復興。
- 3月19日(明治2年2月7日) - 日本で公議所が開所。
- 3月20日(明治2年2月8日) - 日本で、新聞紙の刊行が許可される。
- 3月21日(明治2年2月9日) - 日本で、品川県が設置される。
- 3月24日(明治2年2月12日) - 日本で金座・銀座が廃止される。
- 3月25日(明治2年2月13日) - 日本の東京府で朱引内市街地(開墾禁止)と朱引外郷村(開墾奨励)が設定される。
4月
[編集]- 4月8日 - アメリカ自然史博物館、設立。
- 4月13日 - ジョージ・ウェスティングハウスが空気ブレーキの米国における特許を取得。
- 4月18日(明治2年3月7日) - 日本にて
- 4月26日(明治2年3月15日) - 日本で、天文方および浅草・九段の天文台が廃止される。
5月
[編集]- 5月9日(明治2年3月28日) - 東京奠都 :明治天皇が東京に到着。
- 5月10日 - アメリカ合衆国で最初の大陸横断鉄道が開通。
- 5月20日(明治2年4月9日) - 日本で箱館湾海戦が勃発 :戊辰戦争の一局面。
6月
[編集]7月
[編集]- 7月1日(明治2年5月22日) - 日本で、弾正台が設置される。
- 7月3日(明治2年5月24日) - 日本で、為替会社が設立される。
- 7月15日 - イポリット・メージュ=ムーリエがマーガリンのフランスにおける特許を取得。
- 7月25日(明治2年6月17日) - 日本で、版籍奉還が成る。同日、華族制度が発足。
- 7月30日(明治2年6月22日) - 日本で海軍操錬所(海軍兵学校の前身)が設立される。
8月
[編集]- 8月6日(明治2年6月29日) - 日本で、戊辰戦争の官軍側戦死者を祀る神社として、東京招魂社(のちの靖国神社)が創建される。
- 8月15日(明治2年7月8日) - 日本にて
- 8月29日(明治2年7月22日) - エディンバラ公アルフレッド王子が来日(外国王族の初来日)。
9月
[編集]- 9月5日 - バイエルン王国でノイシュヴァンシュタイン城が起工。
- 9月11日 - ナショナル・ウォレス・モニュメントが完成。
- 9月20日(明治2年8月15日) - 蝦夷地を北海道と改称し、11国86郡を設置。
- 9月22日 - リヒャルト・ワーグナーの歌劇「ラインの黄金」の初演(ドイツ、ミュンヘン)。
- 9月24日 - アメリカ合衆国で金融危機「暗黒の金曜日 (1869年)」が発生。
10月
[編集]- 10月1日 - オーストリア=ハンガリー帝国で世界初の絵はがきが発行される。
- 10月16日 - イギリスでガートン・カレッジが創設される(イギリス初の全寮制女子カレッジ)。
- 10月22日(明治2年9月18日) - 日本の築地に海軍操練習所(海軍兵学校の前身)が設置される。
- 10月27日(明治2年9月23日) - 日本にて
11月
[編集]- 11月4日 - 雑誌『ネイチャー』の創刊。
- 11月7日 - 世界初の自転車ロードレースがパリ〜ルーアン間で開催される。
- 11月17日 - スエズ運河、開通。
- 11月22日 - イギリスのダンバートンで帆船「カティーサーク」が進水。
- 11月27日(明治2年10月24日) - 日本で、皇后が東京に到着。cf. 東京奠都。
12月
[編集]- 12月1日 - ルパート・ランドがハドソン湾会社から自治領カナダに譲渡。
- 12月8日 - 第1バチカン公会議、開催(- 1870年)。
- 12月25日(明治2年11月23日) - 日本で公衆電報の取り扱いが開始される(東京 - 横浜間)。
日付不詳
[編集]- 日本で関所が廃止される。
- 日本で、京橋の凮月堂がパンの販売を始める。
- ハインリヒ・フォン・シーボルトが来日。
- ドミトリ・メンデレーエフが、元素の周期律表を作成。
- フリードリッヒ・ミーシェルが細胞核中に核酸を発見してヌクレインと命名した。
誕生
[編集]- 1月3日(明治元年11月21日) - 梅若万三郎(初世)、観世流能楽師(- 1946年)
- 1月6日(明治元年11月24日)- 高野房太郎、労働運動家(+ 1904年)
- 1月9日 - リヒャルト・アベッグ、化学者(- 1910年)
- 1月10日(明治元年11月28日) - 月亭小文都、落語家(- 1902年)
- 1月20日 - フレデリック・マサイアス・アレクサンダー、俳優(- 1955年)
- 1月24日(明治元年12月12日) - 白川義則、陸軍軍人(+ 1932年)
- 1月31日 - アンリ・カルトン・ドゥ・ヴィアール、ベルギーの首相(- 1951年)
- 2月3日(明治元年12月22日) - 各務鎌吉、実業家(+ 1939年)
- 2月11日 - エルゼ・ラスカー=シューラー、詩人(- 1945年)
- 2月14日 - チャールズ・ウィルソン、物理学者(- 1959年)
- 2月22日(明治2年1月12日) - 岡田三郎助、画家(- 1939年)
- 2月26日 - ナデジダ・クルプスカヤ、ロシア革命指導者レーニンの妻(- 1939年)
- 3月3日 - ヘンリー・ウッド、指揮者(- 1944年)
- 3月6日(明治2年1月24日) - 大町桂月、詩人・随筆家(- 1925年)
- 3月7日 - バーサ・タウンゼント、テニス選手(- 1909年)
- 3月14日 - アルジャーノン・ブラックウッド、ホラー小説家(- 1951年)
- 3月16日 - ウィリー・ブルメスター、ヴァイオリニスト(- 1933年)
- 3月18日 - ネヴィル・チェンバレン、イギリスの首相(- 1940年)
- 3月18日(明治2年2月25日) - 2代目 談洲楼燕枝、落語家(- 1935年)
- 3月29日 - エドウィン・ラッチェンス、建築家(- 1944年)
- 3月30日 - エミリオ・アギナルド、フィリピン初代大統領(- 1964年)
- 4月2日 - ヒューイー・ジェニングス、メジャーリーガー(+ 1928年)
- 4月5日 - アルベール・ルーセル、作曲家(- 1937年)
- 4月9日 - エリ・カルタン、数学者(- 1951年)
- 4月16日(明治2年3月5日)- 川上眉山、小説家(+ 1908年)
- 4月21日 - フィリップ・フルトヴェングラー、数学者(- 1940年)
- 4月30日 - ハンス・ペルツィヒ、建築家(- 1936年)
- 4月30日 - フィリップ・ド・ラースロー、画家(- 1937年)
- 5月5日 - ハンス・プフィッツナー、作曲家(- 1949年)
- 5月6日(明治2年3月25日) - 井上準之助、日本銀行総裁(- 1932年)
- 5月18日 - ループレヒト、バイエルン王国の最後の王太子(- 1955年)
- 5月20日 - ジョシュア・ピム、テニス選手(- 1942年)
- 5月30日 - ジュリオ・ドゥーエ、イタリアの軍人・軍事学者(- 1930年)
- 6月3日 - 野口孫市、建築家(- 1915年)
- 6月12日(明治2年5月3日) - 岩元禎、哲学者(- 1941年)
- 6月26日 - ジョン・スミス・フレット、地質学者(- 1947年)
- 6月27日 - エマ・ゴールドマン、アナキスト・フェミニスト(- 1940年)
- 7月2日 - リアーヌ・ド・プジー、ダンサー(- 1950年)
- 7月10日(明治2年6月2日) - 大橋乙羽、小説家・編集者(- 1901年)
- 7月11日(明治2年6月3日) - 松平容大、斗南藩主(- 1910年)
- 7月12日(明治2年6月4日) - 久原房之助、実業家(- 1965年)
- 7月18日 - エミリエンヌ・ダランソン、女優・ダンサー(- 1946年)
- 7月24日(明治2年6月16日) - 東儀鉄笛、作曲家・男優(- 1925年)
- 7月25日(明治2年6月17日) - 2代目 島津源蔵、発明家(- 1951年)
- 7月25日(明治2年6月17日) - 藤原銀次郎、実業家・政治家(+ 1960年)
- 8月13日 - トニー・ガルニエ、都市計画家・建築家(- 1948年)
- 8月14日 - アルマス・ヤルネフェルト、指揮者・作曲家(- 1958年)
- 8月24日 - ルイ・フィリップ・ロベール、オルレアン公(- 1926年)
- 8月27日 - カール・ハウスホーファー、地政学者(- 1946年)
- 9月14日 - キッド・ニコルズ、野球選手(メジャーリーグベースボール)(- 1953年)
- 9月17日 - クリスティアン・ランゲ、列国議会同盟事務局長(- 1938年)
- 9月17日(明治2年8月2日)- 江見水蔭、小説家(- 1934年)
- 9月23日 - メアリー・マローン、世界初のチフス菌の健康保菌者(- 1938年)
- 9月25日 - ルドルフ・オットー、哲学者(- 1937年)
- 9月28日 - エレン・ハンセル、テニス選手(- 1937年)
- 10月2日 - マハトマ・ガンディー、インドの政治指導者(- 1948年)
- 10月12日(明治2年9月8日) - 木下尚江、社会主義運動家・作家(+ 1937年)
- 10月12日 - マラカイ・キットリッジ、メジャーリーガー(+ 1928年)
- 10月14日 - アリス・ケッペル、イギリス王エドワード7世の愛妾(- 1947年)
- 10月17日 - ロバート・ウッドワース、アメリカの心理学者(- 1962年)
- 10月18日 - ヨハンネス・リンナンコスキ、フィンランドの小説家(- 1913年)
- 11月8日 - フェリックス・ハウスドルフ、数学者(- 1942年)
- 11月10日 - レオン・ブランシュヴィック、思想家(- 1944年)
- 11月11日 - ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世、イタリア王(- 1947年)
- 11月11日 - ガエタノ・ブレーシ、イタリア王ウンベルト1世の暗殺者(- 1901年)
- 11月13日(明治2年10月10日)- 池貝庄太郎、発明家・実業家(池貝創業者)(- 1934年)
- 11月15日 - ワシーリィ・バルトリド、歴史学者(- 1930年)
- 11月20日(明治2年10月17日) - 岩崎卓爾、民俗学者・気象観測技術者(- 1937年)
- 11月20日 - クラーク・グリフィス、メジャーリーガー(+ 1955年)
- 11月22日 - アンドレ・ジッド、小説家(- 1951年)
- 11月24日 - アントニオ・オスカル・カルモナ、ポルトガル大統領(- 1951年)
- 11月26日 - モード、ノルウェー王ホーコン7世の王妃(- 1938年)
- 11月30日 - ニルス・グスタフ・ダレーン、技術者(- 1937年)
- 11月30日 - コンスタンチン・ソモフ、画家(- 1939年)
- 12月5日(明治2年11月3日) - 森下博、実業家、森下仁丹創業者(+ 1943年)
- 12月10日(明治2年11月8日)- 馬場孤蝶、英文学者・評論家(+ 1940年)
- 12月30日(明治2年11月28日)- 大砲万右エ門、大相撲第18代横綱(- 1918年)
- 12月31日 - アンリ・マティス、画家(- 1954年)
- 小山豊太郎-日本のテロリスト
死去
[編集]- 1月11日(明治元年11月29日) - 松前徳広、蝦夷松前藩第13代藩主(1844年 -)
- 2月15日(明治2年1月5日) - 横井小楠、儒学者・思想家(1809年 -)
- 2月28日 - アルフォンス・ド・ラマルティーヌ、作家(1790年 -)
- 3月3日 - ジェイムズ・ガスリー、第21代アメリカ合衆国財務長官(1792年 -)
- 3月8日 - エクトル・ベルリオーズ、作曲家(1803年 -)
- 3月12日 - エルンスト・ハーベルビアー、作曲家・ピアニスト(1813年 -)
- 3月24日 - アントワーヌ=アンリ・ジョミニ、軍事学者(1779年 -)
- 3月25日 - エドワード・ベイツ、第26代アメリカ合衆国司法長官(1793年 -)
- 3月31日 - アラン・カルデ、教育学者(1804年 -)
- 4月20日 - カール・レーヴェ、作曲家(1796年 -)
- 5月6日(明治2年3月25日) - 甲賀源吾、幕臣、回天丸艦長(1839年 -)
- 6月6日(明治2年4月26日) - 井上伝、久留米絣の創始者(* 1788年 -)
- 6月20日(明治2年5月11日) - 土方歳三、新選組副長(1835年 -)
- 6月26日(明治2年5月17日) - 伊庭八郎、幕臣(1844年 -)
- 7月18日 - ローラン・クレーク、教育者(1785年 -)
- 7月30日 - アイザック・トウシー、第20代アメリカ合衆国司法長官、第23代アメリカ合衆国海軍長官(1792年 -)
- 7月31日(明治2年6月23日) - 楢山佐渡、盛岡藩家老(1831年 -)
- 8月2日(明治2年6月25日) - 鳥居三十郎、村上藩家老(1841年 -)
- 9月6日 - ジョン・アーロン・ローリンズ、第29代アメリカ合衆国陸軍長官(1831年 -)
- 9月8日 - ウィリアム・フェッセンデン、第26代アメリカ合衆国財務長官(1806年 -)
- 9月10日 - ジョン・ベル、第16代アメリカ合衆国陸軍長官(1797年 -)
- 10月8日 - フランクリン・ピアース、第11代アメリカ合衆国大統領(1804年 -)
- 10月13日 - シャルル=オーギュスタン・サント=ブーヴ、文芸評論家(1804年 -)
- 10月23日 - ダービー伯爵エドワード・スミス=スタンリー、イギリスの首相(1799年 -)
- 10月31日 - チャールズ・アンダーソン・ウィックリフ、第14代アメリカ合衆国郵政長官(1788年 -)
- 11月11日 - ロバート・ウォーカー、第18代アメリカ合衆国財務長官(1801年 -)
- 11月12日 - エイモス・ケンドール、第11代アメリカ合衆国郵政長官(1789年 -)
- 11月12日 - ヨハン・フリードリヒ・オーファーベック、画家(1789年 -)
- 11月21日(明治2年10月18日) - 新見正興、江戸幕府外国奉行(1822年 -)
- 11月21日(明治2年10月18日) - 真田幸教、第9代松代藩主(1835年 -)
- 12月4日(明治2年11月2日) - 小谷田勝五郎、農家(1814年 -)
- 12月7日(明治2年11月5日) - 大村益次郎、兵学者(1824年 -)
- 12月23日 - ユリアン・フォンタナ、作曲家(1810年 -)
- 12月26日 - ジャン・ポアズイユ、物理学者(1797年 -)
フィクションのできごと
[編集]- ゲルスによる幽霊騒動がカーディフで起こる。9代目ドクターは故郷を失ったゲルスの拠り所とするために人間の死体を譲ろうとする。(ドラマ『ドクター・フー』)[1]
- ジャック・ハークネスがこの時代に到着する。時空操作機が故障したためこの時代で生きてゆく。(ドラマ『秘密情報部トーチウッド』)
- モノマキアが地上に落下する。(アニメ『BRIGADOON まりんとメラン』)
脚注
[編集]- ^ “ドクター・フー世界年表”. バップ. 2020年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。