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恩賜賞 (日本学士院)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恩賜賞
受賞者に与えられる
『御紋付銀花瓶』
受賞対象日本学士院賞の中から
学術上最も優れた論文
著書、その他の研究業績
会場日本学士院会館
日本の旗 日本
主催帝国学士院→)
日本学士院
報酬0円
初回1911年
最新回2024年
最新受賞者菊地重仁
小原一成
公式サイト授賞 | 日本学士院

恩賜賞(おんししょう、英語: Imperial Prize)は、日本学士院である。

概要

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日本学士院は学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対する授賞事業を行っている(日本学士院法第8条1項1号)。日本学士院による賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞である。恩賜賞は日本学士院による賞の中でも特に権威あるもので、本来は日本学士院賞(帝国学士院賞)とは別個の賞であったが、1970年からは毎年9件以内授賞される日本学士院賞の中から特に優れた各部1件乃至2件以内に皇室の下賜金で授賞されるものとなっている。

1911年帝国学士院により創設された。1947年までは帝国学士院の賞であり、1948年より日本学士院の賞となった。

芸術の分野における 日本芸術院恩賜賞 、技術(発明)の分野における 恩賜発明賞に対し、学術の分野における 日本学士院恩賜賞。

1949年昭和天皇が授賞式に行幸し、以来、天皇が授賞式に臨席するのが慣例となった。1990年明仁天皇美智子皇后が授賞式に行幸啓し、以来、天皇と皇后が授賞式に臨席するのが慣例となった。

名称

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英語での名称は「Imperial Prize」[1]である。

恩賜賞および日本学士院賞授賞式(2019年6月17日、日本学士院会館にて)
恩賜賞および日本学士院賞授賞式。今上天皇(奥左)、雅子皇后(奥右)臨席の下で日本学士院院長鹽野宏(手前右)が東京大学大学院工学系研究科教授藤田誠(手前左)に恩賜賞と日本学士院賞を授与している(2019年6月17日、日本学士院会館にて)

歴代受賞者

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回数 授賞式開催日 受賞者 学位 研究題目
第1回 1911年7月5日 木村栄 理学博士 地軸変動の研究特に(Z)項の発見
第2回 1912年5月12日 有賀長雄 法学博士
文学博士
仏文日清戦役国際法論及仏文日露陸戦国際法論
富士川游   日本医学史
平瀬作五郎 公孫樹の精虫の発見
池野成一郎 理学博士 蘇鉄の精虫の発見
第3回 1913年7月5日 村岡良弼 続日本後紀纂詁
上坂熊勝 医学博士 脳神経起首の研究
第4回 1914年7月5日 田原淳 医学博士 哺乳動物の心臓に於ける刺戟伝導筋系統の研究
第5回 1915年7月5日 野口英世 医学博士
理学博士
スピロヘータパリーダの研究
第6回 1916年7月2日 大矢透 仮名に関する研究
林泰輔 文学博士 周公と其時代
稲田龍吉 医学博士 黄疸出血性スピロヘーテ病に関する研究
井戸泰
第7回 1917年7月1日 佐佐木信綱 文学博士 日本歌学史及和歌史の研究
寺田寅彦 理学博士 ラウエ映画の実験方法及其説明に関する研究
第8回 1918年5月12日 和田英松   宸記集及皇室御撰解題
木村泰賢 印度六派哲学
柴田桂太 理学博士 植物界に於けるフラヴォン体の研究
第9回 1919年5月25日 石原純 理学博士 相対性原理万有引力論及び量子論の研究
第10回 1920年5月30日 三浦周行 文学博士 法制史之研究
辻本満丸 工学博士 脂油の研究
第11回 1921年5月22日 辻善之助 文学博士 日本仏教史之研究
布施現之助 医学博士 脳の解剖的研究
第12回 1922年5月21日 高嶺俊夫 理学博士 スタルク効果の共同研究
吉田卯三郎 理学博士
第13回 1923年5月27日 徳富猪一郎   近世日本国民史
柿村重松 本朝文粋註釈
朝比奈泰彦 薬学博士 漢薬成分の化学的研究
木下季吉 理学博士 放射線に関する研究
第14回 1924年6月8日 八代国治 文学博士 長慶天皇御即位の研究
佐々木隆興 医学博士 蛋白質及び之を構成するアミノ酸の細菌に因る分解とアミノ酸の合成に関する研究
第15回 1925年5月31日 矢吹慶輝 文学博士 三階教の研究
物部長穂 工学博士 構造物の振動殊に其の耐震性の研究
第16回 1926年5月16日 沼田頼輔 日本紋章学
小沢儀明 理学博士 中国地方の古生層並に中生層の層位学上の研究
第17回 1927年5月20日 加藤繁 文学博士 唐宋時代に於ける金銀の研究(但し其の貨幣的機能を中心として)
柴田雄次 理学博士 金属錯塩の分光化学的研究
第18回 1928年4月14日 神戸正雄 法学博士 租税研究
掛谷宗一 理学博士 連立積分方程式及び之に関連せる函数論的研究
第19回 1929年4月26日 志田順 理学博士 地球及地殻の剛性並に地震動に関する研究
第20回 1930年5月30日 足立文太郎 医学博士 日本人の動脈系統
第21回 1931年5月14日 妹沢克惟 工学博士 地震波の生成伝播其他に関する理論的研究
第22回 1932年5月10日 金田一京助 アイヌ叙事詩 ユーカラの研究
和達清夫 理学博士 深処に発生する地震に関する研究
第23回 1933年5月11日 辻二郎 工学博士 光弾性の研究
鈴木文助 農学博士 脂肪酸及之を含有する生物体成分の研究
第24回 1934年5月11日 仁井田陞 唐令拾遺
坪井誠太郎 理学博士 火成岩の成因に関する研究
第25回 1935年5月31日 小倉進平 文学博士 郷歌及び吏読の研究
花山信勝   聖徳太子御製 法華義疏の研究
第26回 1936年6月1日 小川尚義 原語による台湾高砂族伝説集
佐々木隆興 医学博士 o-Amidoazotoluolの経口的投与による肝臓癌成生の実験的研究
吉田富三
第27回 1937年5月13日 堀場信吉 理学博士 化学反応速度の熱解析
丹羽保次郎 工学博士 写真電送装置に関する研究
第28回 1938年5月13日 受賞者なし
第29回 1939年5月11日 石川謙 石門心学史之研究
呉建 医学博士 脊髄副交感神経に関する研究
第30回 1940年5月30日 能勢朝次 能楽源流考
湯川秀樹 理学博士 素粒子間の相互作用に関する理論的研究並に宇宙線中の新粒子Mesotronの存在に対する予言
堀内寿郎 理学博士 化学反応速度論の理論及実験的研究
第31回 1941年5月13日 松本栄一 文学博士 燉煌画の研究 図像篇
岡部金治郎 工学博士 磁電管に関する研究
久野寧 医学博士 人体発汗の研究
第32回 1942年5月13日 宇野円空 文学博士 マライシヤに於ける稲米儀礼
第33回 1943年5月13日 信夫淳平 法学博士 戦時国際法講義
古畑種基 医学博士 血液型の研究
木原均 理学博士 小麦の細胞遺伝学的研究
第34回 1944年5月10日 緒方知三郎 医学博士 唾液腺の内分泌に関する研究
第35回 1945年6月12日 三島徳七 工学博士 特殊鋼殊にM.K.磁石鋼の研究
船田享二 法学博士 羅馬法
奥野高広 皇室御経済史の研究
第36回 1946年6月13日 増本量 理学博士 異常特性を有する鉄合金の研究
第37回 1947年5月13日 松村武雄 文学博士 神話学原論析
第38回 1948年6月11日 家永三郎 上代倭絵年表 上代倭絵全史
第39回 1949年6月15日 後藤格次 農学博士 シノメニンに関する研究
第40回 1950年5月11日 坂田昌一 理学博士 中間子理論
第41回 1951年5月15日 外山修之 工学博士 油脂殊に海産動物油に関する研究
第42回 1952年5月13日 水野清一   雲岡石窟に関する研究
長広敏雄
第43回 1953年5月12日 吉田富三 医学博士 吉田肉腫の病理学的研究
第44回 1954年5月12日 田村実造 文学博士 慶陵
小林行雄
第45回 1955年5月12日 藤田良雄 理学博士 低温度星の分光学的研究
第46回 1956年5月14日 志方益三 農学博士 ポーラログラフィーの研究
舘勇 農学博士
第47回 1957年5月14日 中村元 文学博士 初期ヴェーダーンタ哲学史
第48回 1958年5月12日 新関良三 文学博士 ギリシャ・ローマ演劇史
第49回 1959年6月2日 今井功 理学博士 航空力学への寄与
第50回 1960年5月18日 高田修   醍醐寺五重塔の壁画
伊東卓治
山崎一雄 農学博士
上野アキ  
柳沢孝
宮次男
第51回 1961年5月12日 冲中重雄 医学博士 自律神経に関する研究
第52回 1962年5月11日 笹淵友一 文学博士 近代日本文学における浪漫主義の研究
第53回 1963年5月10日 永宮健夫 理学博士 反強磁性体の理論的研究
第54回 1964年5月8日 武藤清 工学博士 耐震構造に関する研究
第55回 1965年5月18日 小島憲之 文学博士 上代日本文学と中国文学
第56回 1966年5月25日 前田恵学 文学博士 原始仏教聖典の成立史研究
第57回 1967年5月23日 吉田耕作 理学博士 近代解析の研究
第58回 1968年5月30日 西田龍雄 文学博士 西夏語の研究
第59回 1969年6月9日 久保亮五 理学博士 非可逆過程の統計力学における線型応答理論
第60回 1970年5月18日 中村栄孝 文学博士 日鮮関係史の研究
岡村誠三 工学博士 放射線重合に関する研究
第61回 1971年5月27日 宮本又次 経済学博士 小野組の研究
林忠四郎 理学博士 核反応恒星の進化に関する研究
第62回 1972年5月27日 松下忠 文学博士 江戸時代の詩風詩論―明清の詩論とその摂取
江橋節郎 医学博士 筋の収縮及び弛緩の機構に関する研究
第63回 1973年6月1日 竹島卓一 工学博士 営造法式の研究
近藤淳 理学博士 極低温における稀薄磁性合金の電気抵抗の極小に関する研究
第64回 1974年6月10日 三上次男 文学博士 史研究
石坂公成 医学博士 免疫グロブリンEの発見とレアギン型アレルギーの機序に関する研究
第65回 1975年6月2日 高崎直道 文学博士 如来蔵思想の形成
小田稔 理学博士 すだれコリメータの発明とX線天文学への寄与
第66回 1976年6月7日 杉村隆 医学博士 胃癌発生に関する実験的研究
第67回 1977年6月13日 高橋信次 医学博士 X線による生体病理解剖の研究
第68回 1978年6月14日 伊藤清 理学博士 確率微分方程式の研究
第69回 1979年6月11日 古在由秀 理学博士 土星衛星人工衛星及び小惑星の運動の研究
第70回 1980年6月11日 岡田善雄 医学博士 細胞融合現象の解析と細胞工学的応用
第71回 1981年6月10日 長野泰一 医学博士 インターフェロンの研究
第72回 1982年6月14日 原亨吉 ドクトゥール・ド・
トロワジェーム・シクル・
アン・ロジック
パスカルの数学的業績(仏文“L'ŒUVRE MATHEMATIQUE DE PASCAL”)
角谷静夫 理学博士 函数解析の研究
第73回 1983年6月13日 向山光昭 理学博士 有機合成化学の新手法開拓と生体関連物質の合成
第74回 1984年6月11日 仲宗根政善 文学博士 沖縄今帰仁方言辞典―今帰仁方言の研究・語彙篇―
田村学造 農学博士 火落酸の発見並びにイソプレノイドの関与する複合糖質の生合成阻害に関する研究
第75回 1985年6月10日 佐藤了 理学博士 ミクロソームの複合酸素添加酵素系に関する研究
第76回 1986年6月9日 伊藤正男 医学博士 小脳の神経機構と運動学習の機序
第77回 1987年6月8日 福山敏男 工学博士 寺院建築の研究・神社建築の研究(福山敏男著作集 1〜4)
山崎敏光 理学博士 中間子物理の実験的研究
第78回 1988年6月13日 西村暹 理学博士 核酸塩基修飾に関する有機化学・生化学的研究
第79回 1989年6月12日 佐伯富 文学博士 中国塩政史の研究
日沼頼夫 医学博士 成人T細胞白血病のウイルス病因に関する研究
第80回 1990年6月11日 中西香爾 理学博士 機能性天然有機化合物の構造および生体内機能発現に関する研究
第81回 1991年6月10日 小林芳規 文学博士 角筆文献の国語学的研究
外村彰 工学博士 電子線ホログラフィの開発とAB効果の実証
第82回 1992年6月8日 都築忠七 ドクター・オブ・
フィロソフィー
19世紀後半のイギリス社会主義思想および運動の研究
岸本忠三 医学博士 インターロイキン6(IL-6)に関する研究
第83回 1993年6月7日 田仲一成 文学博士 中国祭祀演劇に関する研究
田中靖郎 理学博士 X線天体の相対論的特性
第84回 1994年6月6日 熊田誠 工学博士 有機ケイ素化学に関する研究(共同研究)
桜井英樹 理学博士
第85回 1995年6月12日 三根谷徹 文学博士 中古漢語と越南漢字音
深尾良夫 理学博士 マントル ダイナミクスに関する地震学的研究
第86回 1996年6月10日 本庶佑 医学博士 抗体クラススイッチ制御に関する研究
第87回 1997年7月7日 中西重忠 医学博士 神経伝達の分子メカニズムに関する研究
第88回 1998年6月22日 柳田敏雄 工学博士 生物運動の分子機械の直接操作と観測
第89回 1999年6月14日 夫馬進 博士(文学) 中国善会善堂史研究
岸義人 理学博士 海洋天然化合物の有機化学的研究
第90回 2000年6月12日 佐藤次高 文学博士 State and Rural Society in Medieval Islam: Sultans, Muqta‘s and Fallāhūn
長田重一 理学博士 アポトーシスの分子機構の研究
第91回 2001年6月11日 林文夫 Ph.D. Understanding Saving: Evidence from the United States and Japan
浅島誠 理学博士 初期発生における形態形成の基礎的研究
第92回 2002年6月10日 藤本隆宏 D.B.A. The Evolution of a Manufacturing System at Toyota
飯島澄男 理学博士 高分解能電子顕微鏡の開発とカーボンナノチューブの発見
第93回 2003年6月9日 柳田充弘 理学博士 細胞周期の制御と染色体分配の機構
第94回 2004年6月14日 須磨千頴 賀茂別雷神社境内諸郷の復元的研究
安元健 農学博士 海洋生物毒の化学とそれらの毒物の海洋生態系における動態解析
第95回 2005年6月13日 加藤和也 理学博士 数論幾何学の研究
第96回 2006年7月3日 成宮周 医学博士 プロスタグランジン受容体の研究
第97回 2007年6月11日 秀村選三 経済学博士 幕末薩摩藩の農業と社会―大隅国高山郷士守屋家をめぐって―
審良靜男 医学博士 自然免疫による病原体認識とシグナル伝達
第98回 2008年6月9日 諸熊奎治 工学博士 分子の構造・機能・反応設計に関する理論的研究
第99回 2009年6月1日 村上哲見 文学博士 宋詞に関する研究
江口徹 理学博士 数理物理学的な手法による素粒子論の研究
第100回 2010年6月21日 表章 文学博士 能楽史の研究
山中伸弥 医学博士 人工多能性幹細胞(iPS 細胞)の研究樹立
第101回 2011年6月20日 佐竹明 神学博士 ヨハネの黙示録」に関する研究
宮田秀明 工学博士 船舶の非線形造波に関する研究
第102回 2012年6月4日 吉川一義 文学博士 「Proust et l'art pictural」(『プルーストと絵画芸術』)
難波啓一 工学博士 生体超分子の立体構造と機能の解明
第103回 2013年6月17日 松浦純 文学修士 「Martin Luther: Erfurter Annotationen 1509-1510/11」(『マルティン・ルター:エルフルト期注記集 1509-1510/11』)
十倉好紀 工学博士 強相関電子材料の物性研究
第104回 2014年7月7日 赤﨑勇 工学博士 高品質GaN系窒化物半導体単結晶の創製とp–n接合青色発光デバイスの発明
第105回 2015年6月1日 細野秀雄 工学博士 無機電子機能物質の創製と応用に関する研究
第106回 2016年6月27日 森和俊 薬学博士 小胞体ストレス応答の発見と解明
第107回 2017年6月12日 長谷川昭 理学博士 沈み込み帯のテクトニクスに関する地震学的研究
第108回 2018年6月25日 松村剛 パリ第4大学博士
(フランス語学)
「Dictionnaire du français médiéval」(『中世フランス語辞典』)
豊島近 理学博士 原子構造に基づくイオンポンプ作動機構の解明
第109回 2019年6月17日 藤田誠 工学博士 結晶スポンジ法—X線構造解析の革新と分子科学技術への展開
第110回 2021年6月21日 斎藤通紀 医学博士 生殖細胞の発生機構の解明とその試験管内再構成
第111回 藤本幸夫 文学博士 日本現存朝鮮本研究 史部
石井志保子 理学博士 特異点に関する多角的研究
第112回 2022年6月27日 河西春郎 医学博士 大脳シナプスの形態可塑性法則の発見
第113回 2023年6月12日 原昌宏 QRコード・システムの開発とその世界的普及への貢献
第114回 2024年7月8日 菊地重仁 Ph. D 『カロリング朝時代の支配、委任、コミュニケーション ミッシ・ドミニキ(751-888年)の研究』
小原一成 理学博士 プレート境界における深部低周波微動の発見とスロー地震学への発展

脚注

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  1. ^ "The Imperial Prize, Japan Academy Prize, Duke of Edinburgh Prize", Award of Prizes | The Japan Academy, Japan Academy.

関連項目

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外部リンク

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