コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

櫻井英樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桜井英樹から転送)
櫻井 英樹さくらい ひでき
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真
人物情報
生誕 (1931-05-16) 1931年5月16日
日本の旗 日本奈良県
死没 (2024-07-17) 2024年7月17日(93歳没)
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学理学部化学科
学問
研究分野 有機化学
研究機関 東北大学理学部
称号 文化功労者
テンプレートを表示

櫻井 英樹(さくらい ひでき、1931年5月16日[1][2] - 2024年7月17日[要出典])は、日本有機化学者。専門は有機合成化学有機ケイ素化学細見・櫻井反応の開発者として著名である[3]学位は、理学博士[1][4]東北大学名誉教授[3]文化功労者[2][3]日本学士院賞恩賜賞受賞者[2][3]東北大学理学部[1]日本化学会会長[3][5]日本学術会議会員[1][4]などを歴任。

経歴

[編集]

奈良県出身[2]。現在の鹿児島県立甲南高等学校(旧制鹿児島県立第二鹿児島中学校)を経て[6]1953年東京大学理学部化学科を卒業[1][4]1958年東京大学化学科博士課程を修了し[3]、理学博士取得[7]

大阪市立大学理工学部助手、ハーバード大学博士研究員京都大学工学部助教授を経て[1][4]1969年東北大学理学部教授に就任[1][2][4]。東北大学教授職の間、理学部付属化学機器分析センター、理学部付属有機ケイ素材料化学実験施設長、東北大学評議員を務め、1990年4月から1993年3月まで東北大学理学部長[1]1989年4月から1991年3月まで岡崎国立共同研究機構分子科学研究所教授を併任、1993年9月から九州大学基礎有機化学研究センター教授を併任[1]1991年3月から2000年7月まで日本学術会議会員(第15、16、17期)を務める[1][4]

東北大学退官後[2]1995年から東京理科大学理工学部教授[4]1996年日本化学会会長に就任[4][3][5]。その他日本化学会理事、日本合成化学協会理事、国際有機ケイ素化学会議組織委員長、財団法人みやぎ産業振興機構理事長などを歴任[3]

受賞歴

[編集]

栄典

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「櫻井英樹教授著作目録」(東北大学記念資料室、1995年) - 東北大学史料館「著作目録(櫻井英樹)」第559号、東北大学史料館、1995年3月、NAID 1200063146572022年2月28日閲覧 
  2. ^ a b c d e f g h 『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』(講談社、2015年)「桜井英樹」(コトバンク版)”. 2021年9月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 令和元年度特別賞(有機化学協会)”. 2021年9月9日閲覧。 - 有機合成化学特別賞 - 有機合成化学協会
  4. ^ a b c d e f g h 第15回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会 編『現代の匠が創る未来物質』(クバプロ、2001年)講演者紹介
  5. ^ a b 歴代会長 - 公益社団法人日本化学会”. 2021年9月9日閲覧。
  6. ^ 猪熊建夫『伝統高校100西日本篇』(武久出版、2019年11月)360頁
  7. ^ CiNii博士論文「一、一-ジフェニルエチレンの自動酸化の研究」(桜井英樹)”. 2021年9月9日閲覧。
  8. ^ 各賞歴代受賞者一覧 - 公益社団法人日本化学会”. 2021年9月9日閲覧。
  9. ^ 『官報』第1297号、令和6年9月2日
先代
山本明夫
日本化学会会長
1996年
次代
園田昇