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小倉進平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小倉 進平
人物情報
生誕 (1882-06-04) 1882年6月4日
日本の旗 日本 宮城県仙台市
死没 1944年2月8日(1944-02-08)(61歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 言語学(日本語朝鮮語)
研究機関 京城帝国大学
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小倉 進平(おぐら しんぺい、1882年明治15年〉6月4日 - 1944年昭和19年〉2月8日)は、日本言語学者朝鮮語研究、日本語研究。日本語研究にも多くの業績があるが、特に朝鮮語研究においてその後の研究の礎を築いた。

経歴

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東京帝国大学言語学科(1905年)。
前列右から小倉進平伊波普猷、神田城太郎。中列右から保科孝一八杉貞利上田万年藤岡勝二新村出。後列右から橋本進吉、徳沢(徳沢健三?)、後藤朝太郎金田一京助
伊波普猷生誕百年記念会編『伊波普猷 : 1876-1947 生誕百年記念アルバム』1976年、19頁。

1882年、宮城県仙台市生まれ。父は実業家歌人小倉茗園。1903年、東京帝国大学に入学し言語学専攻卒業論文は「平安朝の音韻」。その後上田萬年の下で国語学研究室助手1911年朝鮮総督府勤務。1924~1926年にはヨーロッパおよびアメリカに留学。1926年、京城帝国大学教授。1933~1943年、東京帝国大学言語学科主任教授。

主要な業績として1920年『朝鮮語学史』(刀江書院)がある。朝鮮古文献を整理し、その語学的活動の歴史を体系化した。研究分野は古代語・文法史・方言など多岐にわたり、特に郷歌の全面解読により、新羅歌謡の全容を明らかにした功績は大きい。ライフワークであった方言研究は、遺著『朝鮮語方言の研究(上・下)』(岩波書店、1944年)に結実された。

受賞・栄典

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家族・親族

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著作

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単著

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著作集

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  • 『小倉進平博士著作集』 1巻、京都大学国文学会、1974年10月。 NCID BN08366169全国書誌番号:75026532 
    • 収録:郷歌及び吏読の研究
  • 『小倉進平博士著作集』 2巻、京都大学国文学会、1975年5月。 NCID BN08366635全国書誌番号:75026533 
    • 収録:郷歌の形式に就き土田杏村氏に答ふ, 再び郷歌の形式に就き土田杏村氏に答ふ, 郷歌・吏読の問題を繞りて, 日本紀における外来語研究, 「朝鮮館訳語」語釈, A Corean vocabulary, 西洋人によつて蒐集せられた早い時代の朝鮮語彙, 猿といふ言葉, 「在城」及び「居世干」名義考, 「本草綱目啓蒙」に引用せられたる朝鮮動植鉱物名, 「郷薬採取月令」及び「郷薬集成方」に現はれた朝鮮語動植鉱物名解釈補遺, 稲と菩薩, 朝鮮語における謙譲法・尊敬法の助動詞
  • 『小倉進平博士著作集』 3巻、京都大学国文学会、1975年5月。 NCID BN08366781全国書誌番号:75026534 
    • 収録:国語及朝鮮語発音概説, 朝鮮語のtoin-siot, 朝鮮語母音の記号表記法に就いて, 諺文のローマ字表記法, 朝鮮語「タ」、「チャ」行音中の変相, 朝鮮語の喉頭破裂音, 国語ザ行音の頭音, 南部朝鮮の方言, The outline of the Korean dialects
  • 『小倉進平博士著作集』 4巻、京都大学国文学会、1975年5月。 NCID BN0836684X全国書誌番号:75026535 
    • 収録:国語及朝鮮語のため, 朝鮮語と日本語, 朝鮮語の系統, 朝鮮語における外来語, 欧米人の朝鮮語研究の資料となつた和漢書, 朝鮮の真言集, 三韻通考と増補三韻通考に就いて, 朝鮮における韻書と玉篇との関係, 仙台方言音韻考, 故小倉進平先生と朝鮮語学(河野六郎)

参考文献

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脚注

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外部リンク

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