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八杉貞利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八杉 貞利
明治39年(1906年)
人物情報
生誕 (1876-09-16) 1876年9月16日
日本の旗 日本東京都
死没 1966年2月26日(1966-02-26)(89歳没)
出身校 東京帝国大学
子供 八杉龍一(生物学史研究者)
学問
研究分野 言語学(ロシア語)・文学(ロシア文学)
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八杉 貞利(やすぎ さだとし、1876年9月16日 - 1966年2月26日)は、日本ロシア語学者

経歴

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東京帝国大学言語学科(1905年)。
前列右から小倉進平伊波普猷、神田城太郎。中列右から保科孝一八杉貞利上田万年藤岡勝二新村出。後列右から橋本進吉、徳沢(徳沢健三?)、後藤朝太郎金田一京助
伊波普猷生誕百年記念会編『伊波普猷 : 1876-1947 生誕百年記念アルバム』1976年、19頁。

1876年、東京府生まれ。1888年明治20年)8月、高等師範学校附属小学校高等科(現・筑波大学附属小学校)を卒業した。1894年(明治27年)に高等師範学校尋常中学科(現・筑波大学附属中学校・高等学校)卒業。第一高等学校を経て、東京帝国大学言語学科を卒業した。卒業後はロシア留学し、比較言語学スラブ比較文法を学んだ。

帰国後の1903年東京外国語学校教授となり、母校である東京帝国大学早稲田大学でも講師を務めた。言語学の研究者として研究を進めると同時に、米川正夫中村白葉昇曙夢木村彰一などのロシア文学者を育成した。

受賞・栄典

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家族・親族

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著書

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単著

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  • 『外国語教授法』(宝永館書店、1901年
  • 『詩宗プーシキン』(時代思潮社、1906年
  • 『露西亜及露西亜人』(冨山房、1914年
  • 『露西亜語学階梯』(大倉書店1916年
  • 『簡易日露会話』(大倉書店、1917年
  • 『露西亜語文法』(大倉書店、1922年
  • 『初等露西亜語文法』(大倉書店、1926年
  • 『自修新ロシヤ語』(太陽堂、1930年
  • 『かなつき日露会話』(大阪屋号書店、1932年
  • 『ロシヤ語発音五時間』(大学書林、1932年)
  • 『新集初等ロシア語讀本』(大倉書店、1932年)
  • 『露語発音講話』(橘書店、1934年
  • 『自修露西亜語文法・会話』(大阪屋号書店、1939年
  • 『新解ロシヤ語文法』(白揚社、1939年)
  • 『ロシヤ語発音学』(三省堂、1941年
  • 『露和辞典』(岩波書店、1947年
  • 『露語新読本』(白揚社、1947年)
  • 『基礎ロシヤ語』(大学書林、1948年
  • 『自修新ロシヤ語講話』(第一出版、1949年
  • 『八杉ロシヤ語教本』(第一出版、1961年
  • 『ろしや路 八杉貞利日記』(図書新聞社、1967年

共著

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  • 『新舊露西亞語會話の實例と練習』(太陽堂書店、1942年井上敬一共著
  • 『日露会話と作文の基礎』(白水社、1950年渡辺四郎共著
  • 『会話からはいるロシヤ語』(白水社、1953年)井上敬一共著
  • 『ロシヤ文法』(岩波書店、1953年)木村彰一共著
  • 『新県居雑記』(吾妻書房、1970年和久利誓一

翻訳

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  • 『露語発音解説』(トドロヰチ、丸善、1914年)
  • 『請願人』(サルトゥイコフ、新潮社、1924年)
  • 『智のための悲哀』(グリボイエードフ、三田書店、1924年)、のち改題「智慧の悲しみ」改造文庫
  • トルストイの思ひ出』(アレクサンドラ・トルスタヤ、深見尚行共訳、岩波書店、1930年、復刊1986年)
  • 『トルストイ全集 第20巻 日露戦争に就て』(深見尚行共訳、岩波書店、1931年)
  • 『新訳露和大辞典』(アレクサンドロフ、鈴木於菟平、松本圭亮共訳、大倉書店、1933年)

記念論集

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  • 『ロシヤ文化の研究 八杉先生還暦記念論文集』(岩波書店, 1939

脚注

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外部リンク

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