斎藤通紀
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斎藤 通紀(さいとう みちのり、1970年6月2日 - )は、日本の生命科学者。京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点長、同教授。 兵庫県尼崎市出身[1]。専門は細胞生物学・発生生物学[1]。
マウスの生殖細胞の発生機構を解明し、試験管内(in vitro)での再構成を実現した。[2]
2016年には米科学誌サイエンスが優れた業績10件を選ぶ「今年のブレークスルー」に、九州大学の林克彦教授と共に選出された。[3]
経歴
[編集]- 1986年 灘中学校卒業[4]
- 1989年 灘高等学校卒業[4]
- 1995年 京都大学医学部医学科卒業[5]
- 1999年 京都大学大学院医学研究科博士課程修了[5]
- 2003年 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター チームリーダー
- 2009年 京都大学大学院医学研究科 生体構造医学講座 機能微細形態学 教授
- 2011年(独)科学技術振興機構ERATO研究総括(斎藤全能性エピゲノムプロジェクト) 京都大学物質-細胞統合システム拠点連携主任研究者、京都大学iPS細胞研究所研究員
- 2018年 京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi) 拠点長を兼任
受賞歴
[編集]- 2009年 - 文部科学大臣表彰若手科学者賞
- 2013年 - 大阪科学賞、日本学術振興会賞
- 2016年 - 武田医学賞
- 2018年 - 持田記念学術賞
- 2019年 - 朝日賞[6]、上原賞
- 2020年 - 日本学士院賞・恩賜賞
- 2020年 - The 2020 ISSCR Momentum Awards[7]
- 2024年 - 慶應医学賞
脚注
[編集]- ^ a b 日本学士院賞授賞の決定について
- ^ “ES細胞やiPS細胞から精子を作り、マウスを誕生させた理由 (斎藤 通紀) | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio”. www.natureasia.com. 2023年4月7日閲覧。
- ^ “米誌「サイエンス」、16年の優れた業績に日本発の成果2件”. 日本経済新聞 (2016年12月25日). 2022年11月1日閲覧。
- ^ a b “第16回 | この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 | 中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室”. www.terumozaidan.or.jp. 2023年1月31日閲覧。
- ^ a b 2019 年度上原賞・各種助成金受賞者決定のお知らせ(cc部)
- ^ “多和田葉子さんら4氏に朝日賞 特別賞は田沼武能さんに”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2020年1月1日) 2023年1月7日閲覧。
- ^ “Awards” (英語). International Society for Stem Cell Research. 2022年11月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 教授 斎藤通紀京都大学大学院医学研究科・医学部