相浦駐屯地
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相浦駐屯地 | |
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相浦駐屯地庁舎 | |
位置 | |
所在地 | 長崎県佐世保市大潟町678 |
座標 | 北緯33度10分27秒 東経129度39分28秒 / 北緯33.17417度 東経129.65778度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 水陸機動団長 兼務 |
主要部隊 |
水陸機動団本部 第1水陸機動連隊 第2水陸機動連隊 ほか |
面積 | 927,161 平方メートル |
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開設年 |
1941年(旧海軍) 1955年(陸上自衛隊) |
相浦駐屯地 崎辺分屯地 | |
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陸上自衛隊崎辺分屯地正門 | |
位置 | |
所在地 | 長崎県佐世保市崎辺町11番2 |
概要 | |
駐屯地司令 | 水陸機動団戦闘上陸大隊長 兼務 |
主要部隊 | 水陸機動団戦闘上陸大隊ほか |
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開設年 | 2019年3月26日 |
相浦駐屯地(あいのうらちゅうとんち、JGSDF Camp Ainoura)とは、長崎県佐世保市大潟町678に所在する水陸機動団等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。
概要
[編集]佐世保市西部の海岸地区にあり、海上自衛隊佐世保基地・アメリカ海軍佐世保基地まで約5kmの位置にある。駐屯地司令は、水陸機動団長が兼務(2018年3月26日までは西部方面混成団長)[1]。海自佐世保地方隊崎辺地区に開設された崎辺分屯地については、相浦駐屯地に隷属するため本項でまとめて取り扱う。
沿革
[編集]現在駐屯地がある場所は江戸時代中期に相浦川河口の干潟を干拓し、新田として開発した場所であった。
大日本帝国海軍
アメリカ軍
陸上自衛隊
- 1955年(昭和30年)8月:アメリカ軍より返還される。
陸上自衛隊相浦駐屯地
- 1956年(昭和31年)1月12日:第5陸曹教育隊が福岡駐屯地から移駐。
- 1959年(昭和34年)8月13日:第8新隊員教育隊が第2教育連隊に改編。
- 1963年(昭和38年)8月1日:第5陸曹教育隊が大村駐屯地へ移駐。
- 1969年(昭和44年)8月1日:部隊移駐及び新・改編
- 1974年(昭和49年)1月24日:第5陸曹教育隊が大村駐屯地から移駐。
- 2000年(平成12年)8月31日:西部方面普通科連隊の設置が発表される。
- 2002年(平成14年)3月27日:西部方面普通科連隊が編成完結。
- 2003年(平成15年)3月27日:第301普通科直接支援隊(西部方面普通科連隊を支援)を新編。
- 2004年(平成16年)3月30日:車両教育隊を第118教育大隊に編入。
- 2013年(平成25年)3月26日:第3教育団が西部方面混成団に改編。
- 2015年(平成27年)3月26日:西部方面会計隊の改編に伴い、第395会計隊が廃止され、第363会計隊相浦派遣隊が配置される。
- 2016年(平成28年)3月:部隊新・改編及び移駐
- 2017年(平成29年)3月26日:部隊新・改編及び移駐
- 水陸機動団新編準備室が水陸機動準備隊に拡大改編のうえ、西部方面隊直轄として編成完結。
- 第118教育大隊が久留米駐屯地に移駐。
- 2018年(平成30年)3月27日:部隊新・改編及び移駐
- 2019年(平成31年)3月26日:崎辺分屯地開設により、戦闘上陸大隊・水陸機動教育隊の一部が崎辺分屯地に移駐。
- 2021年(令和3年)4月11日:アメリカ軍、オーストラリア軍、フランス軍との離島防衛共同訓練「アーク21」開始[4]。
- 2022年(令和4年)3月17日:第101電子戦隊の一部を配備[5]。
相浦駐屯地駐屯部隊
[編集]陸上総隊直轄部隊
[編集]西部方面隊隷下部隊・機関
[編集]- 西部方面システム通信群
- 第102基地システム通信大隊
- 第321基地通信中隊
- 相浦派遣隊
- 第321基地通信中隊
- 第102基地システム通信大隊
- 西部方面会計隊
- 第363会計隊
- 相浦駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
[編集]共同の機関
[編集]- 自衛隊長崎地方協力本部
- 佐世保援護センター
崎辺分屯地駐屯部隊
[編集]相浦駐屯地隷属の分屯地として2019年3月26日に開庁(海上自衛隊佐世保基地崎辺地区に隣接)。水陸両用車の操縦訓練場、浸水がないか確認する「入水点検槽」がある。駐屯部隊は施設建設が遅れたために[7]2018年2月の開設に間に合わず、水陸機動団編成完結から分屯地開庁までの間相浦駐屯地に暫定配備されていた。基地通信及び分屯地管理業務は相浦駐屯地の基地通信中隊派遣隊及び相浦駐屯地業務隊の一部が分派されている。
陸上総隊直轄部隊
[編集]- 水陸機動団(一部)
- 水陸機動団戦闘上陸大隊(主力)
- 戦闘上陸大隊本部
- 本部管理中隊
- 第1戦闘上陸中隊
- 後方支援大隊(一部)
- 戦闘上陸直接支援小隊
- 通信中隊(一部)
- 崎辺派遣隊
- 水陸機動教育隊(一部)
- 第2教育科
- 水陸機動団戦闘上陸大隊(主力)
西部方面隊直轄部隊
[編集]- 西部方面システム通信群
- 第102基地システム通信大隊
- 第321基地通信中隊(一部)
- 崎辺派遣隊
- 第321基地通信中隊(一部)
- 第102基地システム通信大隊
- 相浦駐屯地業務隊
- 崎辺派遣隊
防衛大臣直轄部隊
[編集]- 警務隊
- 西部方面警務隊
- 第134地区警務隊
- 崎辺派遣隊
- 第134地区警務隊
- 西部方面警務隊
最寄の幹線交通
[編集]- 高速道路:西九州自動車道相浦中里IC
- 一般道:国道35号、国道204号、国道498号、長崎県道11号佐世保日野松浦線、長崎県道139号佐世保鹿町線、長崎県道149号俵ヶ浦日野線
- 鉄道:JR九州佐世保駅、松浦鉄道大学駅
- 港湾:佐世保港、長崎港(重要港湾)
- 飛行場:長崎空港(第二種空港)
周辺の重要施設
[編集]脚注
[編集]- ^ 防衛省人事発令(1佐職、2018年3月27日付)2018年3月30日閲覧
- ^ “自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和30年政令第281号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ (1955年10月14日). 2017年7月18日閲覧。
- ^ 「水陸機動団新設へ 陸自相浦駐屯地に中澤新司令が着任 長崎」産経ニュース(2017年3月24日)2017年4月6日閲覧
- ^ 「日米仏豪が離島防衛訓練 相浦で開始 中国けん制、東シナ海に11隻」西日本新聞me(2021年5月12日)同日閲覧※本文は会員のみ公開
- ^ “陸自の電磁波戦部隊、佐世保・相浦駐屯地に来年度配備へ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年9月12日閲覧。
- ^ [1]
- ^ 「水陸機動団、両用車部隊を相浦へ 来春、分屯地整備遅れ暫定配備 佐世保『毎日新聞』朝刊2017年9月15日(長崎県版)2021年5月12日閲覧