将棋のタイトル在位者一覧
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(将棋のタイトル在位者一覧 (2015年-)から転送)
将棋のタイトル在位者一覧(しょうぎのタイトルざいいしゃいちらん)は、将棋の棋戦タイトル在位者の一覧であり、1937年度(昭和12年度)に実力名人制が発足してから現在までのタイトル在位者を網羅する。
タイトル在位期間は次期タイトル戦の番勝負終了までとなる。
一覧
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2015年(叡王戦開始) - 現在
[編集]開催 年度 |
名人戦 4-6月 |
叡王戦 4-6月 |
棋聖戦 6-7月 |
王位戦 7-9月 |
王座戦 9-10月 |
竜王戦 10-12月 |
王将戦 1-3月 |
棋王戦 2-3月 |
備 考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名人 | 叡王 | 棋聖 | 王位 | 王座 | 竜王 | 王将 | 棋王 | ||
2024 (令6) |
第82期 藤井聡太全冠 |
第9期 伊藤匠初 |
第95期 藤井聡太永 |
第65期 藤井聡太永 |
第72期 藤井聡太 |
第37期 藤井聡太 |
第74期 藤井(聡)か 永瀬 |
第50期 藤井(聡)か 増田(康) |
藤井 ・初失冠、八冠独占終了(叡王戦)[1] ・永世棋聖少(最年少永世称号)/永世王位少 |
2023 (令5) |
藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太全冠 | 藤井聡太全冠 | 藤井聡太全冠 | 藤井聡太全冠 | 藤井 七冠少/竜王・名人少(5人目)/八冠独占初[2] 渡辺 19年ぶり無冠 |
2022 (令4) |
渡辺明 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 永瀬拓矢 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 谷川 十七世名人襲位[3] 藤井 六冠少[4] |
2021 (令3) |
渡辺明 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 永瀬拓矢 | 藤井聡太 | 藤井聡太 | 渡辺明 | 藤井 タイトル防衛少/三冠少/四冠少/五冠少 |
2020 (令2) |
渡辺明 | 豊島将之 | 藤井聡太初 | 藤井聡太 | 永瀬拓矢 | 豊島将之 | 渡辺明 | 渡辺明 | 名人戦と叡王戦が開催遅れ(6月から) 藤井 タイトル獲得少(17歳11か月)/二冠少 |
2019 (令元) |
豊島将之 | 永瀬拓矢初 | 渡辺明 | 木村一基初 | 永瀬拓矢 | 豊島将之 | 渡辺明 | 渡辺明 | 木村 初タイトル獲得長(46歳) 豊島 竜王・名人(4人目) |
2018 (平30) |
佐藤天彦 | 第3期 高見泰地初 |
豊島将之初 | 豊島将之 | 斎藤慎太郎初 | 広瀬章人 | 渡辺明 | 渡辺明 | 叡王戦がタイトル戦に昇格 8タイトルを8人が分け合う(棋聖戦終了時点) 羽生 27年9か月ぶりの無冠 |
2017 (平29) |
佐藤天彦 | - | 羽生善治 | 菅井竜也初 | 中村太地初 | 羽生善治永 | 久保利明 | 渡辺明 | 羽生 タイトル通算99期/永世七冠初 |
2016 (平28) |
佐藤天彦初 | (第2期) (佐藤天彦) |
羽生善治 | 羽生善治 | 羽生善治 | 渡辺明 | 久保利明 | 渡辺明永 | 竜王戦挑戦者変更 |
2015 (平27) |
第73期 羽生善治 |
(第1期) (山崎隆之) |
第86期 羽生善治 |
第56期 羽生善治 |
第63期 羽生善治 |
第28期 渡辺明 |
第65期 郷田真隆 |
第41期 渡辺明 |
叡王戦創設(一般棋戦) |
開催 年度 |
名人 | 叡王 | 棋聖 | 王位 | 王座 | 竜王 | 王将 | 棋王 | 備 考 |
名人戦 4-6月 |
叡王戦 4-6月 |
棋聖戦 6-7月 |
王位戦 7-9月 |
王座戦 9-10月 |
竜王戦 10-12月 |
王将戦 1-3月 |
棋王戦 2-3月 |
1988年(竜王戦開始) - 2014年
[編集]1962年(十段・棋聖戦開始) - 1987年
[編集]1937年(名人戦開始) - 1961年
[編集]開催 年度 |
名人戦 4-6月 |
王位戦 7-9月 |
王座戦 9-10月 |
九段戦 10-12月 |
王将戦 1-3月 |
備 考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
名人 | 王位 | (王座) | 九段 | 王将 | |||
1961 (昭36) |
第20期 大山康晴 |
第2期 大山康晴 |
(第9回) (本間爽悦) |
第12期 大山康晴 |
第11期 大山康晴 |
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1960 (昭35) |
大山康晴 | 第1期 大山康晴 |
(丸田祐三) | 大山康晴永[注 8] | 大山康晴 | 王位戦(早指し王位決定戦)がタイトル戦に昇格 大山 四冠独占初 | |
1959 (昭34) |
大山康晴 | (第6回) (加藤一二三) |
(大山康晴) | 大山康晴 | 大山康晴 | 大山 三冠独占 | |
1958 (昭33) |
升田幸三終 | (灘蓮照) | (塚田正夫) | 大山康晴 | 大山康晴 | ||
1957 (昭32) |
升田幸三 | (大山康晴) | (松田茂行) | 升田幸三 | 大山康晴 | 升田 三冠独占初 | |
1956 (昭31) |
大山康晴永 | (大山康晴) | (小堀清一) | 第7期 升田幸三 |
升田幸三 | 全日本選手権戦が名人参加の九段戦に再編[注 9] | |
1955 (昭30) |
大山康晴 | (大山康晴) | (大山康晴) | 九段 | (選手権者) | 升田幸三 | |
第6期 塚田正夫終 |
(第8回) (大山康晴) | ||||||
1954 (昭29) |
大山康晴 | (第1回) (大山康晴) |
(大山康晴) | 塚田正夫永 | (塚田正夫) | 大山康晴 | 早指し王位決定戦創設(一般棋戦)[注 10] |
1953 (昭28) |
大山康晴 | - | (第1回) (大山康晴) |
塚田正夫 | (大山康晴) | 大山康晴 | 王座戦創設(一般棋戦) |
1952 (昭27) |
大山康晴 | - | - | 塚田正夫 | (塚田正夫) | 大山康晴 | 木村 十四世名人襲位 |
1951 (昭26) |
木村義雄終 | - | - | 大山康晴 | (大山康晴) | 第1期 升田幸三初 |
王将戦がタイトル戦に昇格 陣屋事件[注 11] |
1950 (昭25) |
木村義雄 | - | - | 第1期 大山康晴初 |
(大山康晴) | (第1回) (木村義雄) |
九段戦創設(全日本選手権戦内タイトル)[注 12] 王将戦創設(一般棋戦) |
1949 (昭24) |
木村義雄 | - | - | - | (萩原淳) | - | |
1948 (昭23) |
塚田正夫 | - | - | - | (第1回) (木村義雄) |
- | 全日本選手権戦創設 |
1947 (昭22) |
塚田正夫初 | - | - | - | - | 順位戦開始 名人戦が毎年開催に | |
1946 (昭21) |
木村義雄永[注 13] | - | - | - | - | ||
1945 (昭20) |
- | - | - | - | 名人戦が戦争で中止(特例で防衛扱い)[注 14] | ||
1944 (昭19) |
木村義雄 | - | - | - | - | 挑戦資格者が出ず木村名人防衛[注 15] | |
1943 (昭18) |
- | - | - | - | |||
1942 (昭17) |
木村義雄 | - | - | - | - | ||
1941 (昭16) |
- | - | - | - | |||
1940 (昭15) |
木村義雄 | - | - | - | - | ||
1939 (昭14) |
- | - | - | - | |||
1938 (昭13) |
第1期 木村義雄初 |
- | - | - | - | 以降名人戦隔年開催 (2年間かけて挑戦者を決定) | |
1937 (昭12) |
- | - | - | - | 名人戦創設、大差のため番勝負開催されず[注 16] | ||
開催 年度 |
名人 | 王位 | (王座) | 九段 | (選手権者) | 王将 | 備 考 |
名人戦 4-6月 |
王位戦 7-9月 |
王座戦 9-10月 |
九段戦/全日本選手権戦 10-12月 |
王将戦 1-3月 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1997年に永世王位の称号が制定され、遡って資格を獲得。
- ^ 共同通信社主催の最強者決定戦を一新させたもの。ただし、最強者決定戦は、名人に参加資格がないなど棋王戦とは大きく異なる棋戦である。
- ^ 1996年に名誉王座の称号が制定され、遡って資格を獲得。
- ^ 1988年に十段戦廃止(竜王戦創設)に伴って永世十段の規定が改められ、遡って資格を獲得。
- ^ 1997年に永世王位の称号が制定され、遡って資格を獲得。
- ^ 1973年に永世王将の称号が制定され、遡って資格を獲得。
- ^ 王位戦を主催していた産経新聞社が王位戦を新聞三社連合に任せて新設したもの。
- ^ 永世九段の規定を満たしたものの、当時はタイトルとしての永世九段と段位としての九段が同一視されており、既に段位として九段に昇段した後だったため、永世称号として扱われないこともある。
- ^ それまで、全日本選手権戦は九段戦(名人不参加)と名人九段戦という2つの棋戦を内包する特殊な棋戦であったが、名人九段戦を九段戦に統合して、全日本選手権戦は名人も参加する単一の九段戦となった。
- ^ 当時は産経新聞社主催。のちに新聞三社連合が参加してタイトル戦昇格。その後、産経新聞社が離脱して新聞三社連合のみの主催となった。
- ^ 陣屋事件を受けて、当初、当時の連盟会長であった渡辺東一ら理事会により升田の王将位獲得を認めず、第1期王将は空位となることが発表されたが、後に木村義雄の裁定によって升田のタイトル獲得が認められた。
- ^ 全日本選手権戦が、九段戦と名人九段戦という2つの棋戦を内包する特殊な棋戦に再編された。九段と名人が名人九段戦五番勝負を行い全日本選手権者を決めた。現在では、九段戦はタイトル戦、名人九段戦は一般棋戦扱い。詳細は、十段戦 (将棋)を参照。
- ^ 1949年に永世名人の称号が制定され、遡って資格を獲得。
- ^ 第5期名人戦は、1946年に番勝負を開催する予定だったが、戦争により1945年中に挑戦者決定戦が中止となったため、番勝負は開催されず木村の防衛扱いとなった。
- ^ 1943-1944年度にトーナメントを勝ち上がった4名が木村と名人挑戦予備手合を行うも、全て木村が勝利し挑戦資格者は出なかった。詳細は、名人戦 (将棋)#変遷を参照。
- ^ リーグ戦を行って名人候補2名を選出し、両者による番勝負を1938年に行う予定だったが、リーグ戦で1位の木村が2位の花田を大きく引き離したため、規定により番勝負を行うことなく木村を名人とすることが1937年に決まった。
出典
[編集]- ^ 日本放送協会 (2024年6月21日). “叡王戦 藤井八冠が伊藤匠七段に敗れる タイトル独占崩れ七冠に | NHK”. NHKニュース. 2024年6月21日閲覧。
- ^ “藤井聡太八冠が誕生、史上初の独占 将棋王座戦を制す”. 日本経済新聞 (2023年10月11日). 2023年10月11日閲覧。
- ^ “谷川浩司九段が永世名人(十七世名人)を襲位”. 日本将棋連盟. 2022年5月26日閲覧。
- ^ タイトル六冠は1996年以来27年ぶりの在位(羽生善治六冠の五冠後退時以来)、六冠の最年少記録は1994年以来29年ぶり(羽生善治五冠の名人獲得時以来)の更新。
- ^ “"中原 誠 永世十段・名誉王座"誕生へ”. 日本将棋連盟 (2007年8月29日). 2018年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。