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1944年度の将棋界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1944年度の将棋界(1944ねんどのしょうぎかい)では、1944年昭和19年)4月から1945年昭和20年)3月の将棋界に関する出来事について記述する。

できごと

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1944年月日不明

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1944年9月

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  • 第4期名人戦の第4回予備手合三番勝負は木村義雄名人の2連勝。坂口允彦八段は挑戦資格を獲得することができなかった。予備手合で勝ち越す棋士が現れなかったため、名人位は木村義雄名人が留位した[1][2][3]

1944年11月

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1944年秋

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  • 毎日新聞主催の「准名人獲得戦」という新棋戦が開始された。第4期名人戦の予備手合出場者4名[注 1]による四強戦が行われ、坂口允彦八段が優勝した[1]

1945年2月

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1945年3月

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  • 「准名人獲得戦」の三番勝負が行われ、木村義雄名人が坂口允彦八段に2勝1敗とした。坂口允彦八段は「九段准名人」の称号を逃した[1]

記録

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タイトル戦

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棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
名人戦 第4期名人 木村義雄 1942-1944年 挑戦資格を獲得する棋士現れず 4期連続(通算4期) [2][6]

昇段・引退

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昇段 棋士 昇段日
四段 原田泰夫 1944年 [7]
南口繁一 1944年 [8]
加藤博二 1944年 [9]
佐瀬勇次 1944年 [10]
松浦卓造 1944年 [11]
山川次彦 1944年 [12]
北村秀治郎 1944年 [13]
星田啓三 1944年 [14]
五段 花村元司 1944年 [15]
山本武雄 1944年 [16]
高柳敏夫 1944年 [17]
富沢幹雄 1944年 [18]
奥野基芳 1944年 [19]
六段 高島一岐代 1944年 [20]
小堀清一 1944年 [21]
北楯修哉 1944年 [22]
七段 松下力 1944年 [23]
大和久彪 1944年 [11]
八段 建部和歌夫 1944年 [11]

脚注

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注釈

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  1. ^ 萩原淳八段、大野源一八段、花田長太郎八段、坂口允彦八段

出典

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  1. ^ a b c d 日本将棋の歴史(24)|将棋の歴史”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  2. ^ a b c 田辺 2006, p. 11.
  3. ^ a b 加藤、原田、田辺 1999, p. 228.
  4. ^ 田辺 2006, p. 12.
  5. ^ 加藤、原田、田辺 1999, p. 229.
  6. ^ 名人戦・順位戦”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  7. ^ 原田泰夫|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  8. ^ 南口繁一|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  9. ^ 加藤博二|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  10. ^ 佐瀬勇次|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  11. ^ a b c 棋士紹介-物故棋士一覧-”. 日本将棋連盟. 2009年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月13日閲覧。
  12. ^ 山川次彦|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  13. ^ 北村秀治郎|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  14. ^ 星田啓三|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  15. ^ 花村元司|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  16. ^ 山本武雄|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  17. ^ 高柳敏夫|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  18. ^ 日本将棋連盟 1968, p. 286.
  19. ^ 日本将棋連盟 1968, p. 297.
  20. ^ 日本将棋連盟 1968, p. 296.
  21. ^ 小堀清一|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  22. ^ 北楯修哉|棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年12月13日閲覧。
  23. ^ 日本将棋連盟 1968, p. 284.

参考文献

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  • 田辺忠幸『将棋 八大棋戦秘話』河出書房新社、2006年2月16日。ISBN 4-309-26870-6 
  • 加藤治郎原田泰夫田辺忠幸『[証言]将棋昭和史』毎日コミュニケーションズ、1999年9月。ISBN 4-8399-0255-0 
  • 日本将棋連盟将棋年鑑 昭和43年版』1968年https://dl.ndl.go.jp/pid/12440486/1/