女子美術大学短期大学部
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女子美術大学短期大学部 | |
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大学設置/創立 | 1950年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人女子美術大学 |
本部所在地 | 東京都杉並区和田1-49-8 |
学部 | 造形学科 |
研究科 | 造形専攻 |
ウェブサイト | https://www.joshibi.ac.jp/department/juniorcollege |
女子美術大学短期大学部(じょしびじゅつだいがくたんきだいがくぶ、英語: Joshibi University of Art and Design Junior College)は、東京都杉並区和田1-49-8に本部を置く日本の私立大学。1950年創立、1950年大学設置。大学の略称は女子美。
概観
[編集]大学全体
[編集]1900年創立の私立女子美術学校に起源を持ち1950年に設置された。1990年代までは一学年の定員が600名を超えていたが、芸術学部の学科再編に伴い定員数は減少している。2009年の一学年定員は造形学科180名、専攻科50名。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 女子美術大学短期大学部における建学の精神は、「芸術による女性の自立」、「女性の社会的地位の向上」、「専門の技術家・美術教師の養成」となっている。
教育および研究
[編集]- 造形学科に「美術コース」「デザインコース」と「専攻科」(1年制)が設置されている。「デザインコース」は「情報デザイン Coto Design」と「創造デザイン Mono Design」に分かれる。
学風および特色
[編集]- 女子美術大学短期大学部は日本最古の美術系短大の一つである。
- 大学と類似した学科が設置されている関係上、短大卒業後その大学へ編入学する学生も多い。
- 2002年、グッドデザイン賞建築・環境デザイン部門/建築デザイン受賞(受賞対象名:女子美術大学正門再編成(杉並校舎正門))
沿革
[編集]- 1950年 女子美術大学短期大学部として開学。服装科を置く。初代短期大学部校長に佐藤達次郎が就任。
- 1953年 1年制の服装別科を設置[1]
- 1955年 服飾科を服飾コースと図工コースに再編
- 1957年 図工科を新設
- 1960年 学科名を変更
- 服飾科→服飾美術科
- 図工科→造形美術科
- 1962年 女子美術大学短期大学部から女子美術短期大学へ改称
- 1963年 学科名を再改称して短期大学に服飾科、造形科、専攻科を新設
- 1980年 創立80周年記念式典
- 1993年 造形科が専攻分離される
- 1996年 杉並校舎にガレリア ニケを開設
- 1997年 「研究支援委員会」を設置[2]
- 2000年 創立100周年記念式典
- 2001年 女子美術大学短期大学部と再改称。造形科を造形学科に改称し、造形科専攻毎の学生募集も停止。400人から250人に入学定員を変更[3]
- 2002年 服飾科を廃止
- 2003年 別科造形専修を別科現代造形専修に改称、「女子美術大学研究所」を設置[2]
- 2007年 短期大学部別科現代造形専修を別科基礎造形専修に改称[4]
- 2009年 短期大学部別科基礎造形専修の募集を停止[5][6]
- 2010年 短期大学部造形学科を美術コース(平面・立体)・デザインコース(情報デザイン・創造デザイン)に改組し[5]、造形学科の入学定員を250人から180人に縮小[3]。創立110周年記念式典[5]
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 東京都杉並区和田1-49-8
象徴
[編集]- 女子美術大学短期大学部のカレッジマークには、その中央部に大学名の一部である「美」の文字がある。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 造形学科
過去の学科体制
[編集]専攻科
[編集]- 造形専攻:大学評価・学位授与機構認定
かつて設けられていた課程
[編集]- 服飾専攻
別科
[編集]- なし
かつて設けられていた別科
- 基礎造形専修
取得資格について
[編集]附属機関
[編集]- 図書館
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]大学関係者と組織
[編集]大学関係者一覧
[編集]大学関係者
[編集]著名な出身者
[編集]美術家
[編集]アートディレクター
[編集]デザイナー
[編集]イラストレーター
[編集]カリグラファー
[編集]- 倉田芳琳(商業書道家)
映像作家
[編集]漫画家
[編集]俳優
[編集]タレント
[編集]その他
[編集]- 川奈まり子(グラフィックデザイン科)
- 来生えつこ(作詞家・小説家)
- 大御堂美唆(インテリアスタイリスト、インテリアコーディネーター、造形科)
- 久米直子(1980年モスクワ・1984年ロサンゼルスオリンピック日本代表)
- 港家小そめ(チンドン屋・浪曲師)
施設
[編集]杉並キャンパス
[編集]- 東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅・新中野駅下車、徒歩8分。キャンパス内広場にはニケ像・ヴィーナス像がある。女子美術大学付属高等学校・中学校も同じキャンパス内に所在する。
学生寮
[編集]- 「和田寮」(1961年(昭和36年)開寮、鉄筋コンクリート構造地下1階、地上4階、定員122名)と、「高円寺寮」(1966年(昭和41年)開寮、鉄筋コンクリート構造地上7階、定員244名)を併設した。「和田寮」には芸術学部生と短期大学部生、「高円寺寮」には短期大学部生が入寮した。「和田寮」は杉並校地隣に所在したが、2007年からの杉並キャンパス整備事業の一環として2009年3月に閉寮し、2010年10月に跡地に体育館が落成した[7]。
対外関係
[編集]他大学との協定
[編集]台湾
[編集]イギリス
[編集]フィンランド
[編集]オーストラリア
[編集]日本
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]- 造形科および造形学科:イトキン・オンワード樫山・エポック社・伊勢丹・阪急百貨店・コナミ・イトーヨーカ堂・サンウェーブ工業・京セラ・西川産業・みずほ銀行などの一般企業ほか、教職に就く人もみられる。
- 服飾科:髙島屋・東洋紡績・レナウン・カプコン・富士通ほか。
編入学・進学実績
[編集]- 系列の女子美術大学へ編入学する学生が多い。
脚注
[編集]- ^ “01-1学校法人一覧”. 文部科学省. p. 123. 2021年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月9日閲覧。
- ^ a b “学校法人女子美術大学 女子美術大学短期大学部 機関別評価結果”. 一般財団法人大学・短期大学基準協会. p. 7. 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b “令和2年度全国短期大学一覧”. 文部科学省. p. 67. 2021年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月9日閲覧。
- ^ “短期大学名等の変更届出一覧”. 文部科学省 (2009年). 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b c “沿革”. 女子美術大学・女子美術大学短期大学部. 2021年9月9日閲覧。
- ^ “自己点検・評価報告書”. 文部科学省. p. 3. 2021年9月9日閲覧。
- ^ 女子美術大学略史より
参考文献
[編集]- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『全国私立大學・短期大學入学案内』(昭和27年度用:日本私立大學協會 日本私立短期大學協會共編)
- 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(文部省大学学術局編)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『女子美術大学・女子美術短期大学』:入学案内小冊子