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奥出雲町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

奥出雲町(おくいずもちょう)は、島根県の東部、仁多郡

おくいずもちょう ウィキデータを編集
奥出雲町
奥出雲町旗 奥出雲町章
奥出雲町旗
2005年平成17年)
11月21日制定
奥出雲町章
2005年(平成17年)
11月21日制定
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 島根県
仁多郡
市町村コード 32343-8
法人番号 9000020323438 ウィキデータを編集
面積 368.01km2
総人口 10,769[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 29.3人/km2
隣接自治体 安来市雲南市
広島県庄原市
鳥取県日野郡日南町
町の木 もみじ
(2006年6月20日制定)
町の花 石楠花
(2006年6月20日制定)
奥出雲町役場
町長 糸原保
所在地 699-1592
島根県仁多郡奥出雲町三成358番地1
北緯35度11分50秒 東経133度00分08秒 / 北緯35.19733度 東経133.00231度 / 35.19733; 133.00231座標: 北緯35度11分50秒 東経133度00分08秒 / 北緯35.19733度 東経133.00231度 / 35.19733; 133.00231
地図
役場庁舎位置

外部リンク 公式ウェブサイト

奥出雲町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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奥出雲おろちループ

地理

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島根県の東部の山間地域に位置し、中国山地の準平原面にあたる200m~400mの起伏の緩やかな山地が多いものの、横田・馬木・亀嵩・阿井などには広い盆地が発達している。急峻な山地は県境付近と雲南市との境周辺に限られ、また町全体が豪雪地帯となっている。

一級河川である斐伊川の源流部にあたり、その支流として室原川、亀嵩川、大馬木川、三沢川、八代川、阿井川などがある。主な山は南部地域に出雲地域の最高峰でもある猿政山(1267m)があり、その他船通山(1142m)、吾妻山(1238m)、鯛ノ巣山(1026m)などがある。広島・島根県境付近では江の川水系と斐伊川水系の間に顕著な河川争奪地形が見られ、斐伊川水系側に急峻な地形が発達している(典型例:三井野原・平家平、上阿井王貫峠)。このエリアは、豊かな自然に恵まれていることから比婆道後帝釈国定公園に指定されている。

町域の大部分は中生代白亜紀最末期から新生代第三紀の花崗岩をはじめとする深成岩体からなり、一部に白亜紀後期および第三紀の火山岩があり、わずかに中期中新世の堆積岩、第四紀の玄武岩などが露出する。深成岩類の多くは深部風化のため真砂化しており、これより産する砂鉄を利用したたたら製鉄が盛んに行われた。

地区

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仁多町
  • 布勢地区
    • 佐白
    • 八代
      • 西部
      • 中村
      • 八代本町
    • 馬馳
      • 馬馳上
      • 馬馳下
    • 上三所
  • 三沢地区
    • 鴨倉
      • 下鴨倉
    • 三沢
      • 原田
      • 布屋
    • 河内
  • 三成地区
    • 三成
      • 矢谷
      • 朝日町
      • 宮の町
      • 湯の原
      • 上三成下
      • 上三成中
      • 上三成上
      • 美女原
      • 宇根
    • 三所
      • 里田
      • 角木
    • 高尾
  • 亀嵩地区
    • 高田
    • 亀嵩
  • 阿井地区
    • 下阿井
    • 上阿井
      • 上阿井平
      • 上阿井内谷
横田町
  • 横田地区
    • 横田
      • 大市
    • 稲原
    • 中村
  • 鳥上地区
    • 大呂
    • 竹崎
  • 八川地区
    • 下横田
    • 大谷
    • 八川
      • 本郷
      • 三井野
  • 馬木地区
    • 大馬木
    • 小馬木

気候

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横田(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 16.1
(61)
21.0
(69.8)
24.2
(75.6)
30.5
(86.9)
32.7
(90.9)
33.8
(92.8)
35.6
(96.1)
36.3
(97.3)
35.7
(96.3)
30.3
(86.5)
26.4
(79.5)
21.4
(70.5)
36.3
(97.3)
平均最高気温 °C°F 4.9
(40.8)
6.2
(43.2)
11.0
(51.8)
17.6
(63.7)
22.7
(72.9)
25.7
(78.3)
29.0
(84.2)
30.3
(86.5)
25.6
(78.1)
20.1
(68.2)
14.3
(57.7)
7.8
(46)
17.9
(64.2)
日平均気温 °C°F 0.7
(33.3)
1.4
(34.5)
5.0
(41)
10.7
(51.3)
16.1
(61)
20.0
(68)
23.9
(75)
24.6
(76.3)
20.2
(68.4)
14.0
(57.2)
8.4
(47.1)
3.1
(37.6)
12.3
(54.1)
平均最低気温 °C°F −2.9
(26.8)
−3.0
(26.6)
−0.5
(31.1)
3.9
(39)
9.7
(49.5)
15.0
(59)
19.8
(67.6)
20.2
(68.4)
15.8
(60.4)
8.8
(47.8)
3.3
(37.9)
−0.8
(30.6)
7.4
(45.3)
最低気温記録 °C°F −12.2
(10)
−13.1
(8.4)
−10.6
(12.9)
−5.2
(22.6)
−1.6
(29.1)
4.7
(40.5)
7.5
(45.5)
11.4
(52.5)
2.5
(36.5)
−0.7
(30.7)
−4.5
(23.9)
−11.5
(11.3)
−13.1
(8.4)
降水量 mm (inch) 143.1
(5.634)
114.4
(4.504)
129.5
(5.098)
106.4
(4.189)
114.2
(4.496)
178.0
(7.008)
237.3
(9.343)
154.0
(6.063)
210.7
(8.295)
131.1
(5.161)
96.1
(3.783)
139.7
(5.5)
1,754.6
(69.079)
降雪量 cm (inch) 155
(61)
128
(50.4)
34
(13.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
3
(1.2)
86
(33.9)
401
(157.9)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 18.6 15.4 14.9 11.0 10.2 12.2 13.6 10.9 12.1 10.4 12.5 17.7 159.6
平均月間日照時間 52.8 68.4 132.4 180.5 201.8 149.0 152.5 182.2 130.6 135.4 100.6 63.6 1,549.8
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]

隣接する自治体

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島根県
鳥取県
広島県

歴史

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経済

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産業

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本社を置く主要企業

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工場・事業所を置く主要企業

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地域

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人口

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奥出雲町と全国の年齢別人口分布(2005年) 奥出雲町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 奥出雲町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
奥出雲町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 20,878人
1975年(昭和50年) 19,398人
1980年(昭和55年) 19,057人
1985年(昭和60年) 18,706人
1990年(平成2年) 18,100人
1995年(平成7年) 17,426人
2000年(平成12年) 16,689人
2005年(平成17年) 15,812人
2010年(平成22年) 14,456人
2015年(平成27年) 13,063人
2020年(令和2年) 11,849人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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小学校

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 すべて奥出雲町立である

中学校

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 すべて奥出雲町立である

高等学校

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専門学校

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交通

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出雲三成駅

鉄道

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西日本旅客鉄道(JR西日本)

道路

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高速道路

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  • 町内に高速道路施設はない。主な最寄りICは次の通り。

一般国道

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県道・その他

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  • 大仁広域農道
  • 緑資源機構林道日野・金城線

道の駅

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バス

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  • 奥出雲交通 - 町内は大人200円・小児100円均一。同社は奥出雲町が96%、一畑電気鉄道が4%を出資している第三セクターのバス事業者。
    • 元々は一畑電気鉄道(現在は分社化され路線バスは一畑バスとして運行)三成営業所の廃止に伴い、仁多町(当時)が96%、一畑電気鉄道が4%を出資して第三セクターの新会社・仁多交通を設立し、1996年5月1日に旧仁多町で運行を開始。同時に、同じ三成営業所が担当していた旧横田町は日ノ丸自動車(日ノ丸バス)が引き継いだ。
    • その後、合併により奥出雲町となったことに伴い、効率化のためバス路線の一元化を図ることになった。一元化は2005年10月1日に実施され、仁多交通は奥出雲交通に改称し日ノ丸自動車(日ノ丸バス)が運行していた旧横田町の路線はすべて奥出雲交通へ移管され、旧横田町内の運賃も旧仁多町の運賃に統一するため大人150円・小児80円均一から大人200円・小児100円均一へ値上げされた。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・スポーツ

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国の天然記念物

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重要文化的景観

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2014年、町域全体に分布する製鉄場跡と棚田が「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」の名称で重要文化的景観として選定されている。奥出雲の棚田は、製鉄に必要な砂鉄木炭を確保するためを切り崩し、その跡地地形を棚田に転用した二次産業工業)から一次産業農業)への変遷を物語るものである。稲原・追谷・山県・小万歳・旭・大谷・雨川・真地・福頼(中丁と蔵屋の一部を含む)の各集落からなる。農林水産省 つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~ にも認定されている(追谷、大原新田、いわけ)。

日本遺産

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2016年、日本遺産の「出雲國たたら風土記 ~鉄づくり千年が生んだ物語~」として安来市雲南市とともに認定された。

名物・特産品

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出身人物

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奥出雲町を舞台とした作品

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小説
映画
  • 砂の器(1974年)
  • たたら(2022年)
テレビドラマ

関連項目

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脚注

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  1. ^ 横田 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年11月26日閲覧。
  2. ^ 未来へ伝えたい山陰の遺産、山陰中央新報2008年10月20日

外部リンク

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