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出世名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出世名(しゅっせめい)とは大相撲において特定の相撲部屋(稀に一門)に所属する力士の中で特に番付が高い力士、あるいは優勝等大きな功績を残した力士にのみ襲名を許される特別な四股名である。かつて部屋から育った横綱大関、あるいは関脇以下でも幕内最高優勝を経験する等名力士と呼ばれた者、歴史ある部屋では歴代の師匠の四股名が主に該当する。特に一時代を築いた横綱や部屋の開祖あるいは中興の祖と呼ばれる親方の名前はその部屋の出世名の筆頭とされることも多い。番付や実績では若干不足と思われる力士であっても所属部屋や年寄名跡の後継者と決定したことにより襲名される例もある。

平成以降は返上や襲名辞退が多くなり、さらに同10年代以降は新興部屋の増加とそれに伴う伝統部屋の衰退もあり、血縁関係による襲名を除けばこうした四股名を名乗る力士はほぼ皆無となっている。

また行司においても出世名は存在し、主に歴代立行司が前名として名乗ったもの、あるいは立行司名に次ぐような地位と歴史ある名跡が該当する。こちらの詳細は行司の項目を参照。

出世名の例

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原則として歴代襲名者の最高位が小結以上のものを記載する(一部例外有)。原則として複数が幕内に昇進したもののみとするが、所属部屋で出世名とされていることが明確な場合は1人しかいなくても記載する。血縁関係者以外に襲名されていないものは除く。四股名の後ろはかつて名乗った力士が到達した地位で最高のものを記載。後により上位の出世名を襲名した者はそちらにのみ記載。横綱にのみ襲名を許される思われるものは最高位を記さず四股名を太字で記載する。

現存する部屋

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現存しない部屋

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過去の出世名

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大坂相撲の出世名

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東西合併前の大坂相撲にも出世名は存在した。その多くは現在は継承されていない。番付は基本的に大坂相撲時代のものとする。

関連項目

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脚注

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