ボンベルタ百貨店
表示
(ボンベルタから転送)
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒286-8521 千葉県成田市赤坂二丁目1番20号 |
設立 | 1990年6月29日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4040001043214 |
事業内容 | 百貨店 |
代表者 | 立石真辞 |
資本金 | 4億9500万円 |
純利益 |
▲3億9853万2000円 (2023年02月28日時点)[1] |
総資産 |
15億2940万2000円 (2023年02月28日時点)[1] |
従業員数 | 75 |
支店舗数 | 1 |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | イオン株式会社(100%)[2] |
外部リンク | https://www.bonbelta.co.jp/ |
特記事項:ボンベルタ成田を運営。2024年3月1日にイオンリテールに吸収合併。 |
ボンベルタは、かつて千葉県成田市でイオングループが運営していた百貨店型ショッピングセンター。日本ショッピングセンター協会に加盟していた。
概要
[編集]ボンベルタとは、ボン(Bon)は良いという意味のフランス語、ベルタ(Belta)は美しいと言う意味のイタリア語を組み合わせた合成語である。
ジャスコ株式会社(現・イオン株式会社)は1970年代から伊勢甚グループからの営業譲渡や橘百貨店の再建[3]などにより百貨店の運営に関わっていたが、1983年9月23日[4]にジャスコグループ直系の百貨店の1号店として「ボンベルタ上尾」(埼玉県上尾市)を開業。従前からジャスコグループが運営に携わっていた百貨店店舗も順次「ボンベルタ」の屋号を掲げるようになった。
ダイエーの「プランタン」、イトーヨーカ堂の「ロビンソン百貨店」、西友の「西武店」(現・LIVIN)等と並ぶ、大手スーパーが運営する百貨店ブランドの一つであった。
しかし、店舗の閉鎖や業態転換、イオングループとの提携解消などにより、最終的にはボンベルタ成田(千葉県成田市)の1店舗のみとなっていた。
そのボンベルタ成田もイオンリテールが展開する都市型ショッピングセンター「そよら成田ニュータウン」へのリニューアルが決定した事に伴い[5][6][7]、2024年2月29日を以て閉店した。これにより、「ボンベルタ」の屋号は消滅し、イオングループ全体としても百貨店事業を展開するブランドが消滅することになった。
運営会社
[編集]店舗によって運営会社は異なっており、以下の法人によって運営されていた。
店舗
[編集]- ボンベルタ上尾(埼玉県上尾市、1983年9月23日開店 - 1992年8月閉店)
- ボンベルタ成田(千葉県成田市、1992年3月19日開店 - 2024年2月29日閉店)
- 「ボンベルタ」として最後まで営業を続けた店舗であった。
- 2024年7月19日にイオンリテール運営により「そよら成田ニュータウン」としてリニューアルした。→詳細は「そよら成田ニュータウン」を参照
- ボンベルタ伊勢甚 水戸店(茨城県水戸市、1957年開店 - 2003年2月20日閉店)
- ボンベルタ伊勢甚 勝田店(茨城県勝田市、1983年開店 - 2010年2月20日閉店)
- 1994年にジャスコへ譲渡され、ジャスコ勝田店として総合スーパーへと業態転換したが、2010年2月20日に閉店した。
- ボンベルタ伊勢甚 日立店(茨城県日立市、1985年6月開店 - 2005年5月20日閉店)
- ボンベルタ橘(宮崎県宮崎市、1988年5月25日開店)
- 元々は宮崎県を拠点とする橘グループの百貨店「橘百貨店本店」として営業していたが、1976年に経営再建のためジャスコと提携し、1977年4月27日に総合スーパー「橘ジャスコ」へと業態転換された[3]。その後、全面的な改築を経て、1988年5月25日に「ボンベルタ橘」として再開業し、再び百貨店業態となる[12]。
- 2007年11月にイオングループとの提携を解消し、「ボンベルタ橘」の屋号のまま地元企業などによる出資により運営されていたが、2020年にパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテ)グループの傘下となり[13][14]、同年8月に施設名称を「宮崎ナナイロ」に改称する事を決定し[15]、11月にディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店」を核店舗としてリニューアルオープン[16]。→詳細は「橘百貨店」を参照
- ボンベルタ延岡ニューシティー(宮崎県延岡市、1996年4月24日開店 - 1998年8月20日閉店)
- 橘百貨店が延岡ニューシティーショッピングセンター(現・イオン延岡ショッピングセンター)の2階に準核テナントとして出店していたが、一貫して赤字であったことから2年余りで閉店となった。店舗面積は約4,500平方メートル、約40の専門店と橘百貨店による直営フロアで構成されていた[17]。
マスコットキャラクター
[編集]- ボンタとベル(犬のキャラクター)
脚注
[編集]- ^ a b 株式会社ボンベルタ 第34期決算公告
- ^ 2022年2月期 有価証券報告書(1,436KB)
- ^ a b 「大型店過密時代 橘ジャスコオープン」『宮崎日日新聞』1977年4月28日15面。
- ^ 上尾市教育委員会・編『上尾市史 第五巻 資料編5、近代・現代2』上尾市、1998年3月31日、580-584頁。
- ^ 加藤綾 (2023年11月30日). “イオン「そよら成田ニュータウン」24年夏オープン”. Impress Watch. 2023年11月30日閲覧。
- ^ 『まちづくり計画を見据え、「ボンベルタ成田」を大規模リニューアル 2024年夏「そよら成田ニュータウン」誕生』(プレスリリース)イオンリテール、ボンベルタ、2023年11月30日 。2023年12月11日閲覧。
- ^ “成田の新たなまちづくりに合わせて、生まれ変わります 「ボンベルタ成田」リニューアルプロジェクトを始動”. イオンリテール、ボンベルタ. (2023年9月1日) 2023年9月7日閲覧。
- ^ “さくらシティ日立オープン 吉本ライブも見に来てや”.読売新聞(読売新聞社). (2006年11月12日)
- ^ “「さくらシティ日立」閉店へ 中心街の地盤沈下一段と”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2008年10月7日)
- ^ “さくらシティ日立閉鎖 10月15日 リーマン破たん 水道・光熱費払えず”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2008年9月30日)
- ^ “カスミ、簡便性切り口に関連販売充実 鶏卵コーナーでメニュー提案など”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2010年12月8日)
- ^ 「ボンベルタ橘オープン 県都商戦新時代へ」『宮崎日日新聞』1988年5月26日19面。
- ^ “ドンキ、宮崎の百貨店を買収 イオンの影響で近年は苦境”. 朝日新聞 (2020年2月2日). 2020年2月3日閲覧。
- ^ “「ボンベルタ橘」と「エアラインホテル」が PPIH グループに〜地域の活性化に寄与する店舗づくりおよびサービス提供を目指します〜” (PDF). 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (2020年2月3日). 2020年2月3日閲覧。
- ^ “ATOMica -BLOGS-ボンベルタ橘の新しい名前が決定!”. ATOMica (アトミカ) | 宮崎に九州最大級のコワーキングスペース (2020年8月17日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “11月「宮崎ナナイロ」に「MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店」改装開業”. 商人舎 流通スーパーニュース. PPIHnews. 月刊商人舎 (2020年8月18日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ 「最大テナントのボンベルタ撤退へ ジャスコ延岡ニューシティ」『朝日新聞』1998年3月4日、宮崎版。