オートバックスセブン
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(オートバックスから転送)
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社 |
市場情報 |
大証1部(廃止) 9832 1989年3月16日 - 2013年7月12日 |
略称 | オートバックス、バックス |
本社所在地 |
日本 〒135-8717 東京都江東区豊洲五丁目6番52号 NBF豊洲キャナルフロント2〜3階 北緯35度39分2.1秒 東経139度47分57.4秒 / 北緯35.650583度 東経139.799278度座標: 北緯35度39分2.1秒 東経139度47分57.4秒 / 北緯35.650583度 東経139.799278度 |
設立 |
1948年(昭和23年)8月12日 (株式会社富士商会)(創業:1947年(昭和22年)2月) |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 3010601030532 |
事業内容 |
カー用品の国内外への卸売・小売販売 車の買取・販売 |
代表者 | 堀井勇吾(代表取締役社長執行役員) |
資本金 |
339億9,800万円 (2021年3月31日現在[1]) |
発行済株式総数 |
8,205万105株 (2021年3月31日現在[2]) |
売上高 |
連結:2,204億4,900万円 (2021年3月期[2]) |
営業利益 |
連結:105億7,700万円 (2021年3月期[2]) |
純利益 |
連結:70億5,000万円 (2021年3月期[2]) |
純資産 |
連結:1,238億3,300万円 (2021年3月31日現在[2]) |
総資産 |
連結:1,879億1,400万円 (2021年3月31日現在[2]) |
従業員数 |
連結:4,279名、単独:1,094名 (2021年3月31日現在[2]) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー) リ シルチェスター インターナショナル インベスターズ インターナショナル バリュー エクイティー トラスト 6.41% スミノホールディングス 5.17% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.05% 在宅医療助成勇美記念財団 4.83% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.20% (2018年3月31日現在[2]) |
主要子会社 |
オートバックスフィナンシャルサービス 100% オートバックス・マネジメントサービス 100% (2018年3月31日現在[2]) |
関係する人物 | 住野敏郎(創業者) |
外部リンク |
www |
株式会社オートバックスセブン(英: AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.[3])は、東京都江東区に本社を置き、カー用品店最大手のチェーンである「オートバックス」や「スーパーオートバックス」等を運営、またはフランチャイズ展開している企業である。
概要
[編集]日本初のカー用品総合専門店で、創業者の住野敏郎がアメリカを視察した際に見たカー用品総合専門店を、日本でも実現できないか、という発想から生まれた。
名称の由来は、取り扱う品目の一部の頭文字・社員達の意志から。「AUTO」は、アピール(Appeal)・ユニーク(Unique)・タイヤ(Tire)・オイル(Oil)から成り、「BACS」は、バッテリー(Battery)・アクセサリー(Accessory)・カーエレクトロニクス(Car electronics)に、サービス(Service)を付加したもの。AUTOに関しては、自動車を意味するオート(AUTO)でもある。そして、社名の「セブン」は、「取扱商品であるタイヤ・オイル・バッテリー・アクセサリー・カーオーディオ・サービスの6つに続き、常にお客様のために第7の商品を探し続ける」という理念がこめられている。またロゴマークはタイヤ・オイル・バッテリー・アクセサリー・カーオーディオ・サービスの6つの商品を表す6つの曲線とともに自動車社会のアメリカを意識した高速道路を表現し、アメリカの開拓精神を表すカリフォルニアオレンジをコーポレートカラーとしている[4]。
業務拡大の度に、本社を大阪府内で度々移転したが、本格的に東京進出を目指し、2001年には本社を東京に移転した。
沿革
[編集]- 1947年2月 - 大阪府大阪市福島区において、創業者の住野敏郎が自動車部品の卸売を目的として、個人経営の「末廣商会」を創業。
- 1948年8月 - 末廣商会が株式会社に改組し、カー用品卸売業「株式会社富士商会」設立。
- 1958年1月 - 卸部門を独立し、(旧)「大豊産業株式会社」設立。
- 1974年11月 - オートバックス第1号店(セブン東大阪店)を、大阪府大東市に開店。
- 1975年4月 - フランチャイズ展開を開始(フランチャイズ1号店:函館中道店)。
- 1976年 - 日本フランチャイズチェーン協会加入。
- 1978年2月 - 株式会社富士商会が「株式会社オートバックスセブン」に商号変更。
- 1979年3月 - 株式会社オートバックスセブンが、(旧)大豊産業株式会社と株式会社オートバックス・東大阪を合併し、(新)「大豊産業株式会社」に商号変更。
- 1980年3月 - 大豊産業株式会社が「株式会社オートバックスセブン」に商号を戻す。
- 1984年6月 - 本店を大阪府吹田市に移転。
- 1986年3月 - オートバックス子会社5社を吸収合併。
- 1989年3月 - 大阪証券取引所2部に株式上場。
- 1993年
- 1995年3月 - ロンドン証券取引所に株式上場。
- 1997年3月 - スーパーオートバックス第1号店(千葉長沼店)を千葉県千葉市稲毛区に開店。
- 1998年10月 - 株式会社オートハローズ[注釈 1] と資本・業務提携。
- 1999年8月 - ルノーと提携し、合弁会社オートバックスセブンヨーロッパS.A.S.を設立。
- 2001年6月 - 本店を東京都港区に移転。
- 2002年
- 2004年10月 - 本店を東京都江東区に移転。
- 2007年3月 - ロンドン証券取引所の上場廃止。
- 2008年
- 2011年10月1日 - Tポイントの取り扱い開始[注釈 2][6]。
- 2017年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 4月1日 - 株式会社ジョイフル本田の子会社である「株式会社ジョイフル車検・タイヤセンター」の全株式を取得し子会社化し、同時にジョイフル車検・タイヤセンターの商号を「株式会社BACS Boots」へ変更[9][10]。
- 2022年
- 2023年
- 2024年
業態
[編集]- オートバックス
- 最も一般的な店舗。テーマカラーはオレンジ。
- スーパーオートバックス
- 1997年から展開している大型自動車用品店。商圏を20km前後に設定したフラッグシップ店(TypeⅠ)と、10km前後とした大型店舗(TypeⅡ)がある。店舗デザインは従来のオートバックスと同じロゴながらテーマカラーが星条旗をイメージした赤・白・青になっているものと、従来とは異なるロゴ(文字のみのロゴ)を使用した店舗があり、後者の方が店舗数が多い。自動車用品ばかりではなく、化粧品や音楽CD、書籍なども販売しており、高度なカスタマイズやチューンアップも手がけている。
- 建物内に別の専門店が入居し、さながらオートバックスが核店舗のショッピングセンターのような業態で営業を行っている店舗も存在する。ナゴヤベイ、かしわ沼南には書店のヴィレッジヴァンガードが入居しており、ゴルフ用品店(かしわ沼南)など自動車に無関係なテナントが入居している店舗もある。かつてかしわ沼南ではミニシネコン『シネスクープ』も併設されていた(2008年2月29日をもって閉館)。
- 一部の大型店舗には店舗名とは別に「WOOW(ワウ) 〇〇」という独自の名称が付与されている[注釈 3]。
- A PIT AUTOBACS(アピット オートバックス)
- オートバックス走り屋天国セコハン市場
- オートバックスエクスプレス
- オートハローズ
- JACK&MARIE(ジャック アンド マリー)
- GORDON MILLER(ゴードン ミラー)
- JACK&MARIEと同時に発足したライフスタイル提案型ブランド。JACK&MARIEがパース (西オーストラリア州)でのアウトドアライフの世界観を定義しているのに対し、GORDON MILLERでは「ガレージライフ」の世界観を定義している。カー用品・メンズ&ウィメンズアパレル・アウトドア用品のほかに、キャンピングカーやガレージハウスも取り扱う。
- オートバックスカーズ
- 1996年から中古車事業に参入し、2002年から現名称で車買取および新車・中古車販売を行っている。
- 新車販売
- オートバックスカーズ発足以前、マツダ・ユーノスのディーラー権を取得し、大阪府吹田市にて新車販売店「ユーノスロータリー」を運営していた。ユーノス終了後は閉店し、そのまま「オートバックス吹田泉町店」に変更し営業していたが、2011年に移転・閉店した。
- 2015年、東京都豊島区のBMW・MINIの正規ディーラー「アウトプラッツ」を買収。オートバックスの名を前面に出さず「Ikebukuro BMW」と「MINI池袋」を運営する。その後も2016年、栃木県のBMW正規ディーラー「モトーレン栃木」を譲受。2017年11月、練馬区のBMW正規ディーラー「Nerima BMW」の運営を引き継ぐ[注釈 5]。2018年8月、BMW東京が運営していた「Ogikibo BMW」の運営を引き継ぐ。
- 2021年、栃木県のアウディ正規ディーラー「TAインポート」[注釈 6] を買収。宇都宮市・柏の葉の店舗を引き継ぐ。同年4月1日付けで社名を「株式会社バックス・アドバンス」に変更した。
- 2022年、 BYDオートジャパン(比亜迪汽車)と正規ディーラー契約を結び、宇都宮市・高野台 (練馬区)・A PIT AUTOBACS SHINONOMEにて実店舗を構える。
- 2023年9月、アウトプラッツとモトーレン栃木を他社に譲渡し、BMWビジネスから撤退する。
-
東大阪店(大東市、1号店)
-
三木店(三木市)
-
東雲店(広島市)
-
東京ベイ東雲店(江東区、業態転換前)
-
名古屋ベイ店
-
仙台名取店
関連項目
[編集]フランチャイズ加盟企業
[編集]- MYコミュニケーションズ(静岡・神奈川)
- バッファロー (カー用品店)(埼玉・東京)
- アイエーグループ(神奈川・岐阜・宮城)
- G-7・オート・サービス(G-7ホールディングス)(千葉・茨城・福井・広島・岡山・京都)
- 伸和(三重)
- ロータス(三重)
- シンボ(新潟・山形)
- トキワオートサービス(神奈川)
- カーライフサービス(京都)
- 大興産業(和歌山)
- オートハンズ(滋賀)
- ビッグ(愛知)
- カーショップユタカ(愛知)
- ユーエイ(埼玉)
- キノシタ(静岡)
- ファナス(東京)
- オートピア(東京)
- 美作グループ[注釈 7] (岡山・鳥取・島根)
- カーライフ大分(大分)
- 北日本オートバックス(北海道)
- トータルエース(大阪)
- ビッグ東北(福島)
- 葛城(奈良・三重)
- コバヤシ(群馬)
モータースポーツ関連
[編集]- F1
- ティレル(1989年にスポンサード)
- ブラバム(1991年にスポンサード)
- スーパーアグリF1チーム
- 全日本GT選手権
- SUPER GT
- フォーミュラ・ニッポン
- ARTA - 鈴木亜久里
- ASL・ガライヤ
- ル・マン24時間レース
- 1997年、1998年に総合連覇を果たしたヨースト・レーシングをスポンサード
CMイメージキャラクター
[編集]現在のCMキャラクター
過去のCMキャラクター
- みのもんた
- 中畑清・篠塚利夫(読売ジャイアンツ時代)
- 掛布雅之・真弓明信(阪神タイガース時代)
- 新庄剛志(同上)
- ユースケ・サンタマリア
- 山川恵里佳
- 相武紗季
- 岸部一徳
- 大木こだま・ひびき
- 八奈見乗児(CMのナレーション)
- 「M-1グランプリ」の歴代優勝コンビ
- 山本梓
- 上川隆也
- 波瑠
- 片岡愛之助 (6代目)
- 皆川猿時
- 倉科カナ
- 尾美としのり・清水美沙・福田沙紀
その他
[編集]- オートバックスM-1グランプリ(2001年 - 2010年)
- AUTOBACS Presents OLEっち
- 西部警察、ゴリラ・警視庁捜査第8班(主に地方ロケ編で撮影協力)
- キッザニア東京
- 湘南オートモビル・ビジネス専門学校
- 中田康雄
- 相沢舞(声優。オートバックスでアルバイトした経験があり、エンジンオイルに関しての知識がある)
- Halfords
- トミカ絆合体 アースグランナー(2020年4月から翌年3月まで1年間テレビ大阪制作・テレビ東京系列で放送されたテレビアニメ。番組スポンサーを務めており、6月中旬よりコラボCMが流されていた。)
- 武蔵ホルト(ホルツ)(メインで扱っているDIY補修用品シリーズ)
出来事・トラブル
[編集]- 販売応援員(ヘルパー)への直接業務指示命令問題
- 2008年8月20日付の各新聞の報道によると、同社の兵庫県尼崎市内の店舗に於いて、カーオーディオなどの複数のメーカー系の販売会社が、人材派遣会社を通じて雇った販売員『ヘルパー』に対し、直接指示・命令する権限が無いにもかかわらず、商品を販売させていたことが発覚した。兵庫労働局は、職業安定法(労働者供給事業の禁止)に違反するとして、オートバックスと各メーカー系販社に対して是正指導を行った[16]。
- 人件費削減を目的としたヘルパーに対する直接指示・命令については、2007年以降、ヤマダ電機やミドリ電化、コジマなどの家電量販店業界で相次いで発覚していたが、今回の同社への是正指導により、日本では家電量販店以外の業種にもヘルパーに対する不当行為が蔓延している実態が露呈した形となった。
この節の加筆が望まれています。 |
参考文献
[編集]- アホな二代目につけるクスリ - 継承は創業より楽しい(住野公一著、東洋経済新報社、ISBN 4492501673)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1986年まではフランチャイジーとしてオートバックスの店名・マークを使用していたが、運営方針の対立が元で裁判所から店名・マーク使用の差し止めを受け、同年に店名を『ハローズ』に変更した。
- ^ Tポイントかオートバックスメンバーズカードの選択である。
- ^ 「〇〇」の部分は各店舗により異なっており、例として「WOOW FACTORY」(千葉長沼)、「WOOW CITY」(かしわ沼南、現在は看板が撤去されており不使用)、「WOOW CIRCUIT」(ナゴヤベイ)、「WOOW PORTCITY」(サンシャインKOBE)、「WOOW Wonder City」(京都、現在は「A PIT」への業態転換に伴い消滅)などがある。
- ^ 考え得る原因として、スポーツカー離れなど需要の変化や企業イメージの問題(「暴走行為を助長する」などの苦情)に対する対応がある。
- ^ 前運営会社「株式会社東立」が2017年9月にディーラー権を解除されたことに伴う引き継ぎ。
- ^ 小山市の中古車ディーラー「東京オート」が運営していた。
- ^ 読みは「みまさくグループ」で、「みまさかグループ」ではない。
出典
[編集]- ^ 会社概要 - オートバックスセブン
- ^ a b c d e f g h i 有価証券報告書(第71期)
- ^ 株式会社オートバックスセブン 定款 第1章第1条
- ^ オートバックスセブン - 日本のロゴ(成美堂出版2007年)57頁
- ^ メンバー会社一覧 - みどり会
- ^ http://www.autobacs.com/static_html/srv/tpoint.html Tポイントのご利用に関するお知らせ
- ^ “ディーラー事業統括会社設立に関するお知らせ”. 株式会社オートバックスセブン. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “組織変更のお知らせ”. 株式会社オートバックスセブン. 2019年4月7日閲覧。
- ^ 株式会社ジョイフル車検・タイヤセンターの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ オートバックスセブン 2021年3月5日
- ^ “完全子会社である非連結子会社の株式の全部譲渡に関するお知らせ” (PDF). 株式会社ジョイフル本田 (2021年3月5日). 2021年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月29日閲覧。
- ^ http://response.jp/article/2022/12/05/364876.html
- ^ “オートバックス、千葉でホンダディーラーに参入 東葛ホールディングスを買収へ”. 日刊自動車新聞 (2024年8月8日). 2024年8月10日閲覧。
- ^ 株式会社オートバックスセブンの子会社である株式会社オートバックス・ディーラーグループ・ホールディングスによる株式会社東葛ホールディングス株券等(証券コード:2754)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ オートバックスセブン 2024年9月25日
- ^ 『A PIT AUTOBACS SHINONOME誕生』(プレスリリース)株式会社オートバックスセブン、2018年10月23日 。2023年8月2日閲覧。
- ^ “新業態「A PITオートバックス」2号店が京都にオープン カー用品・カフェ・本・アウトドア・アパレルなどを融合”. Car Watch (株式会社インプレス). (2022年9月15日) 2023年8月2日閲覧。
- ^ オートバックス、「派遣」に直接指示 労働局が是正指導 朝日新聞 2008年8月20日
外部リンク
[編集]- オートバックスセブン
- オートバックス.com
- スーパーオートバックス
- オートバックスカーズ カフェ (@bacscafe) - X(旧Twitter)
- オートバックス (@autobacs_com) - X(旧Twitter)
- AUTOBACS SEVEN (autobacs.seven) - Facebook
- オートバックス (@autobacs_group) - Instagram
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- MOBILA