ウエルシアプラス
ウエルシアプラス(welcia Plus)はウエルシアホールディングスとイオン九州の合弁により設立されたイオンウエルシア九州が運営する店舗ブランド。
かつては、ウエルシア関東(現:ウエルシア薬局)の子会社としてウエルシアプラス株式会社が存在していた。本項ではその両方を述べる。
法人時代
[編集]種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒362-0805 埼玉県北足立郡伊奈町栄6-60 |
設立 | 1979年3月 |
業種 | 情報・通信業 |
資本金 | 1,000万円 |
主要株主 | ウエルシア関東[1] |
概要
[編集]ウエルシアドットコムの運営、ホームページ作成、携帯サイトe情報の開発・企画・制作[2]などの業務を行っていた。
沿革
[編集]- 1979年(昭和54年)3月、有限会社ヤマト薬局として設立。
- 1996年(平成8年)9月、株式会社ヤマト薬局に組織変更。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)4月、ウエルシア関東の携帯会員を有効活用したモバイル・マーケティングサービスを開始[2]。
- 2011年(平成23年)10月、ウエルシアプラス株式会社に社名変更。
- 2014年(平成25年)6月、ウエルシア関東に吸収合併[1]。
ウエルシアの公式モバイルサイト(旧ウエルシアのe情報)
[編集]ウエルシア関東が運営するモバイルサイトで、サイト開発・運用管理・企画・制作をウエルシアプラスが行っていた[2]。
2005年(平成17年)11月に開始された「ウエルシアの公式モバイルサイト(旧ウエルシアのe情報)」に登録されたケータイ登録会員数80,000人(2014年(平成26年)4月16日時点)の顧客に対しメール配信・新商品情報案内・イベント実施等の情報提供を行いマーケティング型広告サービスを行おうとする意図によって運営されているものである[2]。
店舗ブランド時代
[編集]概要
[編集]店舗ブランドとしての「ウエルシアプラス」は調剤併設型ドラッグストアと生鮮食品・弁当・惣菜を扱うスーパーマーケットが融合した一体型業態の店舗である。運営は2022年(令和4年)9月1日に調剤薬局を含めたドラッグストアの運営を行っているウエルシアホールディングスと生鮮を含めたスーパーマーケットの運営を行っているイオン九州双方の知見を相互共有・融合させた新業態店舗の開発と運営を行う合弁会社として設立[3]されたイオンウエルシア九州が担う。
ポイントサービスが「WAON POINT」のみ(Vポイントの利用が不可)となる点、イオン九州が2023年3月に開始した「しあわせプラス」が実施されている点など、ウエルシア薬局が運営する「ウエルシア」と一部サービス内容の差異がある。
なお、「ウエルシアプラス」のような類似業態の店舗はウエルシア薬局で以前から行われており、2022年(令和4年)4月21日に開業したウエルシア熊本麻生田店(熊本県熊本市北区、旧ワイドマート ドラッグ&フード)[4]では、イオン九州がコンセッショナリー(看板がない専門店)業態の形で生鮮食品・弁当・総菜・ベーカリー・フローズンを展開しているほか、福井県ではグループ会社のマックスバリュ北陸がインショップとして入り、マックスバリュ(一部店舗はマックスバリュエクスレス)と一体となったウエルシアを3店舗展開している[5](いずれもウエルシアホールディングスと資本業務提携を締結しているホームセンターみつわからウエルシア薬局へ継承し、業態転換した店舗となる)。
沿革
[編集]- 2023年(令和5年)
- 4月6日 - 同年1月をもって閉店したマックスバリュエクスプレス若草店の運営をイオンウエルシア九州が継承した上で業態転換し、1号店となる大野城若草店(福岡県大野城市)がオープン[6]。
- 8月3日 - 同年2月20日に閉店したマルショク薄場店跡に2号店となる熊本島町店(熊本県熊本市南区)がオープン[7]。熊本県へ進出する。
- 9月14日 - 同年6月20日に閉店したザ・ビッグ甘木駅前店(旧レッドキャベツ店舗)の運営をイオンウエルシア九州が継承した上で業態転換し、3号店となる朝倉甘木駅前店(福岡県朝倉市)がオープン。同店では、「ウエルシアプラス」初となる情報コミュニティスペース「ウエルカフェ」が設置され、一般開放される[8]。
- 11月2日 - 4号店となる福岡香椎駅前店(福岡県福岡市東区)をオープン[9]。
- 11月23日 - 5号店となる八幡本城学研台店(福岡県北九州市八幡西区)をオープン。朝倉甘木駅前店に続いて2店舗目となる「ウェルカフェ」設置店となる[10]。
- 2024年(令和6年)
- 8月1日 - 同年7月20日に閉店したザ・ビッグ鳥栖蔵上店(旧レッドキャベツ店舗)をイオンウエルシア九州が継承した上で業態転換し、6号店となる鳥栖蔵上店(佐賀県鳥栖市)をオープン[11]。佐賀県へ進出する。
- 9月30日 - イオン九州と共同でニューヨーク・エボリューション(同年9月23日に廃業[12])が福岡県北九州市で運営していた「スーパーとみやま」3店舗と「ニューヨークストア」1店舗の計4店舗の跡地を取得・承継したことを発表。これらの店舗は2025年春に「ウエルシアプラス」へ転換し再開業する予定[13]。
- 10月31日(予定) - 同年7月20日に閉店したザ・ビッグ鳥栖店(旧さが旬鮮市場店舗)をイオンウエルシア九州が継承した上で業態転換し、7号店となる鳥栖店(佐賀県鳥栖市)をオープン[14]。
脚注
[編集]- ^ a b c “沿革”. ウエルシア薬局. 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “ドラッグストア業界初・自社運営の販売促進モバイルサイトを活用したマーケティング型広告サービスの提供開始”. IBTimes. (2007年4月6日) 2008年12月24日閲覧。
- ^ 『合弁会社の設立に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)イオン九州、ウエルシアホールディングス、2022年9月1日 。2023年3月26日閲覧。
- ^ 『「ドラッグストア ウエルシア」と「イオン九州」のコラボレーション「ウエルシア熊本麻生田店」 2022年4月21日(木)オープン!』(PDF)(プレスリリース)ウエルシア薬局株式会社、2022年4月18日 。2023年3月26日閲覧。
- ^ 『11月25日(木) マックスバリュ鯖江上河端町店(生鮮館) オープン ウエルシア鯖江上河端町店内に共同出店 新たな価値を創出する店づくりを目指します』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ北陸株式会社、2021年11月25日 。2023年3月26日閲覧。
- ^ 『イオンウエルシア九州株式会社 第1号店 「ウエルシアプラス大野城若草店」4月6日オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2023年3月24日 。2023年3月26日閲覧。
- ^ 『熊本県初出店! 「ウエルシアプラス熊本島町店」8月3日(木)朝9時オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2023年7月28日 。2023年8月3日閲覧。
- ^ 『「ウエルシアプラス朝倉甘木駅前店」 9月14日(木)朝9時オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2023年9月5日 。2023年9月8日閲覧。
- ^ 『「ウエルシアプラス福岡香椎駅前店」11月2日(木)朝9時オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2023年10月26日 。2023年10月30日閲覧。
- ^ 『「ウエルシアプラス八幡本城学研台店」11月23日(木)朝9時オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2023年11月15日 。2023年11月15日閲覧。
- ^ 『「ウエルシアプラス鳥栖蔵上店」8月1日(木) AM9時オープン!』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2024年7月26日 。2024年8月2日閲覧。
- ^ “ニューヨークストアとみやま、2024年9月23日全店閉店-102年の歴史に幕、北九州地場大手高級スーパー「ニューヨーク・エボリューション」廃業”. 都商研ニュース (2024年9月23日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ 『ニューヨーク・エボリューション株式会社における4店舗跡地取得及び承継に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)イオン九州、ウエルシアホールディングス、イオンウエルシア九州(3社連名)、2024年9月30日 。2024年10月19日閲覧。
- ^ 『「ウエルシアプラス鳥栖店」10月31日(木)AM9:00オープン』(PDF)(プレスリリース)イオンウエルシア九州株式会社、2024年10月23日 。2024年10月26日閲覧。