「小坂井駅」の版間の差分
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かつて、この駅まで[[名鉄名古屋本線]]の[[伊奈駅]]から分岐する[[名鉄小坂井支線|小坂井支線]]が延びていた。小坂井支線は、1926年に[[名古屋鉄道]](名鉄)の前身である[[愛知電気鉄道]]によって豊橋線として開業。[[豊川鉄道]][[豊川駅 (愛知県)|豊川駅]]まで直通運転を開始するとともに、小坂井駅は豊橋方面との乗換駅となった。翌年、愛知電気鉄道が豊橋乗り入れを果たすと、伊奈 - 小坂井間は小坂井支線となるが、引き続き豊川鉄道との連絡線としての役割を担った。しかし、小坂井支線は1954年に[[名鉄豊川線]]が全通したため廃止された。 |
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* [[1898年]]([[明治]]31年)[[3月13日]] - 豊川鉄道の小坂井駅として開業。[[鉄道駅#一般駅|一般駅]]。 |
* [[1898年]]([[明治]]31年)[[3月13日]] - 豊川鉄道の小坂井駅として開業。[[鉄道駅#一般駅|一般駅]]。 |
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* [[1926年]]([[大正]]15年)[[4月1日]] - 愛知電気鉄道豊橋線の小坂井駅が開業、豊川駅まで乗り入れ開始。 |
* [[1926年]]([[大正]]15年)[[4月1日]] - 愛知電気鉄道豊橋線の小坂井駅が開業、豊川駅まで乗り入れ開始。 |
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* [[1927年]]([[昭和]]2年)[[6月1日]] - 愛知電気鉄道豊橋線 伊奈信号所 |
* [[1927年]]([[昭和]]2年)[[6月1日]] - 愛知電気鉄道豊橋線 伊奈信号所- 吉田(現在の豊橋)間開業に伴い、伊奈信号所 - 小坂井間が小坂井支線となる。 |
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* [[1943年]](昭和18年)[[8月1日]] - 豊川鉄道が[[戦時買収私鉄|国有化]]、[[日本国有鉄道|国鉄]]飯田線の駅となる。 |
* [[1943年]](昭和18年)[[8月1日]] - 豊川鉄道が[[戦時買収私鉄|国有化]]、[[日本国有鉄道|国鉄]]飯田線の駅となる。 |
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* [[1954年]](昭和29年)[[12月25日]] - 名鉄小坂井支線廃止。 |
* [[1954年]](昭和29年)[[12月25日]] - 名鉄小坂井支線廃止。 |
2008年8月9日 (土) 09:28時点における版
小坂井駅 | |
---|---|
駅舎(2005年9月) | |
こざかい Kozakai | |
◄下地 (2.2 km) (2.2 km) 牛久保► | |
所在地 | 愛知県宝飯郡小坂井町小坂井字倉屋敷71 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 飯田線 |
キロ程 | 4.4 km(豊橋起点) |
電報略号 | コイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
462人/日(降車客含まず) -2002年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)3月13日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
小坂井駅(こざかいえき)は、愛知県宝飯郡小坂井町小坂井字倉屋敷71にある東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
概要
普通列車、快速列車のみ停車する無人駅である。飯田線と名鉄名古屋本線が、施設上分岐する平井信号場は、当駅構内の扱いである。
かつては、駅南西にあった興和コンクリート豊橋工場の専用線が当駅から分岐し、無蓋車によるコンクリート製枕木などの製品輸送が行われていた。
小坂井支線が廃止されるまで、共同使用駅で国鉄が業務を代行した。また、CTC化されるまで平井信号場の信号扱い業務を行っていた。
駅構造
2面2線の相対式ホームを持つ地上駅である。かつて木造駅舎があったが、今はコンクリート製の駅舎になっている。トイレは駅舎とは別で向かって左側にある。
駅周辺
- 小坂井町役場
- カルナ小坂井店
- Aコープ小坂井店
- 小坂井町立小坂井東小学校
- 愛知県立小坂井高等学校
- 菟足神社(うたりじんじゃ)
- 五社稲荷
- 豊川放水路
- 国道1号
- 国道151号
- 愛知県道385号前芝小坂井停車場線
- 愛知県道496号白鳥豊橋線
バス路線
- 1975年まで、県道496号線に豊鉄バス小坂井駅前バス停(豊橋駅、御津町方面)があったが、ワンマン化で国道1号に経路変更したため、廃止になった。
歴史
かつて、この駅まで名鉄名古屋本線の伊奈駅から分岐する小坂井支線が延びていた。小坂井支線は、1926年に名古屋鉄道(名鉄)の前身である愛知電気鉄道によって豊橋線として開業。豊川鉄道豊川駅まで直通運転を開始するとともに、小坂井駅は豊橋方面との乗換駅となった。翌年、愛知電気鉄道が豊橋乗り入れを果たすと、伊奈 - 小坂井間は小坂井支線となるが、引き続き豊川鉄道との連絡線としての役割を担った。しかし、小坂井支線は1954年に名鉄豊川線が全通したため廃止された。
- 1898年(明治31年)3月13日 - 豊川鉄道の小坂井駅として開業。一般駅。
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道豊橋線の小坂井駅が開業、豊川駅まで乗り入れ開始。
- 1927年(昭和2年)6月1日 - 愛知電気鉄道豊橋線 伊奈信号所- 吉田(現在の豊橋)間開業に伴い、伊奈信号所 - 小坂井間が小坂井支線となる。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 豊川鉄道が国有化、国鉄飯田線の駅となる。
- 1954年(昭和29年)12月25日 - 名鉄小坂井支線廃止。
- 1963年(昭和38年)12月17日 - 平井信号場を構内に併合。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 専用線発着を除く車扱貨物、荷物の取扱を廃止。
- 1979年(昭和54年)3月31日 - 車扱貨物の取扱を全廃(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道が継承。
- 1992年(平成4年)2月1日 - 夜間無人化。
- 1999年(平成11年)3月1日 - 終日無人化。
- 2002年(平成14年)2月19日 - 新駅舎完成。