馬場成志
馬場 成志 ばば せいし | |
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| |
生年月日 | 1964年11月30日(60歳)[1][2] |
出生地 | 日本 熊本県熊本市 |
出身校 |
熊本県立熊本工業高等学校建築科[1] 熊本県産業開発青年隊訓練所[2] |
前職 | 建設会社従業員[3] |
所属政党 | 自由民主党(岸田派→無派閥) |
親族 | 父・馬場三則(第66代熊本県議会議長[4]、熊本県議会議員) |
公式サイト | 参議院議員 馬場せいし |
選挙区 | 熊本県選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2013年7月29日 - 現職 |
第81代 熊本県議会議長 | |
在任期間 | 2011年5月10日[5] - 2013年3月21日[6] |
選挙区 | 熊本市選挙区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 1997年 - 2013年 |
熊本市議会議員 | |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 1991年 - 1997年 |
馬場 成志(ばば せいし、1964年〈昭和39年〉11月30日[1][2] - )は、日本の政治家、自由民主党所属の参議院議員(2期)。
総務副大臣、厚生労働大臣政務官、参議院外交防衛委員長、熊本県議会議長(第81代)、同副議長(第85代)、熊本県議会議員(5期)、熊本市議会議員(2期)、自由民主党副幹事長、同国会対策委員会副委員長、全国都道府県議会議長会副会長を歴任した[1][2][7]。
経歴
[編集]熊本県熊本市小山町生まれ[8]。父親は熊本県議会議長を務めた馬場三則[9]。託麻東小学校、二岡中学校、熊本工業高等学校建築科を経て、1984年、熊本県産業開発青年隊訓練所[注 1]修了[8]。
1991年、熊本市議会議員選挙に史上最年少で初当選[8][11]。1997年12月5日、2期目の途中で熊本市議会議員を辞職[12]。同年、熊本県議会議員に当選[8]。以後5期当選[8]。同期当選に、大西一史(熊本市長)。
2005年、自民党青年局中央常任委員会議長。2007年、第84代県議会副議長(2008年まで)[13]。2008年、自民党熊本県連政調会長(2011年まで)[14]。2011年、第81代県議会議長[13]・全国都道府県議会議長会副会長。
2013年、第23回参議院議員通常選挙にて初当選。2016年8月5日、第3次安倍第2次改造内閣で、厚生労働大臣政務官に就任[15]。
2019年、第25回参議院議員通常選挙で再選。
2023年9月15日、第2次岸田第2次改造内閣で総務副大臣に就任[16]。
2024年7月25日、翌年7月の第27回参議院議員通常選挙の熊本県選挙区公認候補として擁立することが自民党から発表された[17]。
同年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧岸田派からは林芳正と上川陽子の2人が立候補した。投票日前日の9月26日22時半頃、産経新聞は、麻生太郎が1回目の投票から高市早苗を支援するよう自派閥の議員に指示を出したとスクープした[18]。9月27日朝、岸田文雄首相は高市が決選投票に残る可能性が高いと踏み、「決選は高市氏以外。党員票が多い方に投じてほしい」と旧岸田派のメンバーに一気に指示を下ろした[19]。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[20]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。馬場は1回目の投票では林に投じ[21]、決選投票では石破に投じた[21]。
政策・主張
[編集]消費税増税
[編集]- 2014年4月に予定されていた消費税の8%への引き上げについて「予定通りに引き上げるべき」と回答している[22]。
- 2019年10月に予定されている消費税の10%への引き上げについて「法律に従い、引き上げるべきだ」と回答している[23]。
たばこ対策
[編集]- 喫煙率を下げる目標を盛り込んだ厚生労働省の「がん対策推進基本計画」に反対[24]。
- 飲食店などの建物内を禁煙とする規制に反対。「(熊本県では)たばこを吸う人、吸わない人で分かれて飲み食いするようなことはしない」「喫煙者、非喫煙者のどちらか片方を切り捨ててしまっては商売が成り立たない」と主張している[24]。
その他
[編集]- 選択的夫婦別姓導入に「どちらかと言えば反対」としている[25]。
- 憲法9条を改正して自衛隊の役割や限界を明記すべき[22]。
- 集団的自衛権の行使容認に賛成[22]。
- 日本の核武装について、国際情勢によっては武装すべき[22]。
- 総理や閣僚の靖国参拝は問題ない[22]。
- 村山談話・河野談話を見直すべき[22]。
- 雇用の金銭解決制度導入に賛成[22]。
- 原発の再稼働と輸出共に賛成[22]。
人物
[編集]統一教会との関係
[編集]- 2013年5月、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係団体が馬場の後援会「成和会」を設立した。馬場の下の名前と教団の名前から一文字ずつ取ってつけられたとされる。関係団体「一般社団法人熊本ピュアフォーラム」の責任者の一人は同月、自身のフェイスブックに設立時の写真を投稿した。熊本ピュアフォーラムの事務局長の稲富安信は国際勝共連合熊本県本部の代表を務めている[26][27]。
- 2020年、統一教会の関係団体が主催する自転車イベント「ピースロード2020 in 熊本」の実行委員を務めた[28]。
- 2021年5月に開催された「ピースロード2021 in 熊本」の実行委員を務めた[29][30]。
- 2022年7月から8月にかけて、共同通信社は、全国会議員712人を対象に、統一教会との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。岸田文雄首相は8月8日の自民党臨時役員会で、統一教会をめぐり「政治家の責任で関係をそれぞれ点検し、適正に見直してもらいたい」と述べ、党所属国会議員全員に通達するよう指示[31]しながらも、自身はアンケートに答えることを拒否した[注 2]。馬場もアンケートに答えることを拒否した[36][37]。
その他
[編集]所属団体・議員連盟
[編集]- 自民党たばこ議員連盟[39]
- 自由民主党たばこ特別委員会(幹事)[40]
- 日本会議国会議員懇談会[41]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[41]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[41]
- 社会福祉法人 小山保育園理事長
- 熊本県体操協会会長
- 熊本市軟式野球連盟会長
支援団体
[編集]- 全国たばこ販売政治連盟(組織推薦候補者)[39]
- 熊本県農業者政治連盟(組織推薦候補者)[42]
- 神道政治連盟[43]
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 1991年熊本市議会議員選挙 | 1991年4月21日 | 26 | ーー | ーー | ーー票 | ーー | / | / | |
当 | 1995年熊本市議会議員選挙 | 1995年4月23日 | 32 | ーー | ーー | ーー票 | ーー | / | / | |
当 | 1997年熊本県議会議員補欠選挙 | 1997年12月 | 33 | 熊本市選挙区 | ーー | ーー票 | ーー | / | / | |
当 | 1999年熊本県議会議員選挙 | 1999年4月11日 | 34 | 熊本市選挙区 | 自由民主党 | 1万4672票 | ーー | 18 | 5/27 | / |
当 | 2003年熊本県議会議員選挙 | 2003年4月13日 | 38 | 熊本市選挙区 | 自由民主党 | 1万5975票 | ーー | 18 | 4/21 | / |
当 | 2007年熊本県議会議員選挙 | 2007年4月8日 | 42 | 熊本市選挙区 | 自由民主党 | 1万5222票 | ーー | 18 | 3/22 | / |
当 | 2011年熊本県議会議員選挙 | 2011年4月10日 | 46 | 熊本市選挙区 | 自由民主党 | 1万4917票 | ーー | 18 | 3/22 | / |
当 | 第23回参議院議員通常選挙 | 2013年 7月21日 | 48 | 熊本県選挙区 | 自由民主党 | 45万617票 | 60.56% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第25回参議院議員通常選挙 | 2019年 7月21日 | 54 | 熊本県選挙区 | 自由民主党 | 37万9223票 | 56.40% | 1 | 1/3 | / |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “プロフィール”. 参議院議員 馬場せいし Official Site. 2023年9月25日閲覧。
- ^ a b c d “国会議員情報 馬場 成志(ばば せいし)”. 時事ドットコム (時事通信社) 2023年9月25日閲覧。
- ^ “参院熊本選挙区に馬場氏擁立…自民党県連”. くまもと経済 (地域情報センター , 地域経済センター). (2013年1月29日) 2023年9月25日閲覧。
- ^ “熊本県議会 歴代議長・副議長”. 熊本県. 2023年9月25日閲覧。
- ^ 『平成23年 熊本県議会5月臨時会会議録 第1号』(プレスリリース)熊本県、2011年5月10日 。2023年9月25日閲覧。
- ^ 『平成25年 熊本県議会2月定例会会議録 第9号』(プレスリリース)熊本県、2013年3月21日 。2023年9月25日閲覧。
- ^ “国会議員名鑑:馬場 成志(ばば せいし)”. 産経ニュース (産業経済新聞社) 2023年9月25日閲覧。
- ^ a b c d e プロフィール of Babaseishi
- ^ “県会議長の就任挨拶で来社・・・馬場成志氏”. くまもと経済 (2011年5月27日). 2022年11月2日閲覧。
- ^ 「熊本県産業開発青年隊訓練所」 その志永遠に!
- ^ 平成4年第1回定例会
- ^ ○主海偉佐雄議長
- ^ a b 歴代議長・副議長
- ^ 自由民主党熊本県支部連合会 平成19年9月8日
- ^ “副大臣:20人交代 閣議決定”. 毎日新聞. 2024年11月15日閲覧。
- ^ “政府 副大臣と政務官の人事を決定 女性の起用はなし”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2023年9月15日) 2024年5月2日閲覧。
- ^ “自民党、参議院選挙1次公認45人を発表 不記載議員も公認”. 日本経済新聞 (2024年7月25日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ “<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2024年9月28日付朝刊、11版、1面、「結局派閥 再生遠く 岸田首相が指示『決選は高市氏以外に』」。
- ^ 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
- ^ a b テレビ熊本 (2024年9月28日). “自民党総裁選で石破茂新総裁が誕生 熊本県連の党員票は石破氏トップ 熊本県選出国会議員の総裁選の投票先は”. FNNプライムオンライン. 2024年10月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “2013 参院選 選挙区 熊本 馬場 成志”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2019年7月20日閲覧。
- ^ “2019参院選 自民 熊本 馬場成志”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b c “「たばこ政策のために閉店か」地方の飲食店が悲鳴 -熊本県議会 議長 馬場成志氏”. プレジデントオンライン (プレジデント社). (2012年11月1日) 2019年3月6日閲覧。
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ “〈写真入手〉岸田派・馬場成志参院議員に統一教会系団体が後援会設立”. 文春オンライン (2022年11月3日). 2022年11月3日閲覧。
- ^ “政治資金収支報告書 国際勝共連合熊本県本部(令和2年分 定期公表)” (PDF). 熊本県選挙管理委員会 (2021年11月30日). 2022年11月3日閲覧。
- ^ “後援取り消しのピースロード、自民党の国会議員らが実行委員務める”. 朝日新聞 (2022年8月3日). 2022年8月9日閲覧。
- ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染―追跡3000日』小学館、2022年9月26日、307-318頁。ISBN 978-4093801232。
- ^ “日韓友好願い自転車リレー 熊本県内、若者ら15人”. 熊本日日新聞 (2021年5月4日). 2021年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月2日閲覧。
- ^ “旧統一教会との関係点検指示 首相、自民の全国会議員に通達へ”. 共同通信 (2022年8月8日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ a b 沢伸也、高島曜介 (2023年12月4日). “「首相、旧統一教会系トップと面会」 19年に党本部で 関係者証言”. 朝日新聞. 2023年12月4日閲覧。
- ^ “首相とギングリッチ氏面会「安倍氏が要請」 教団関係者同席問題”. 朝日新聞 (2023年12月4日). 2023年12月4日閲覧。
- ^ 沢伸也、高島曜介 (2023年12月5日). “米国の旧統一教会元会長も同席か 岸田氏面会時とみられる写真も”. 朝日新聞. 2023年12月5日閲覧。
- ^ 沢伸也、高島曜介 (2023年12月7日). “岸田氏との面談は教団友好団体が「手配」 元米議長が認め、写真提供”. 朝日新聞. 2023年12月7日閲覧。
- ^ “旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 参議院議員馬場せいしオフィシャルサイト. 2019年7月14日閲覧。
- ^ a b “2019年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年5月27日) 2019年6月30日閲覧。
- ^ “政務調査会(部会・調査会・特別委員会等) - 自由民主党 役員”. 自由民主党. 2020年4月11日閲覧。
- ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ “農政連委員会で馬場成志氏の推薦を決定/JA熊本中央会”. JAグループ熊本 (2013年6月5日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ “応援しています!”. 神道政治連盟. 2019年7月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 馬場せいし (seishi.baba) - Facebook
- 馬場成志 - Ameba Blog
公職 | ||
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先代 尾身朝子 柘植芳文 |
総務副大臣 渡辺孝一と共同 2023年 - 2024年 |
次代 冨樫博之 阿達雅志 |
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厚生労働大臣政務官 堀内詔子と共同 2016年 - 2017年 |
次代 田畑裕明 大沼瑞穂 |
議会 | ||
先代 長峯誠 |
参議院外交防衛委員長 2021年 - 2022年 |
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先代 小杉直 |
熊本県議会議長 第81代:2011年 - 2013年 |
次代 藤川隆夫 |
先代 小杉直 |
熊本県議会副議長 第84代:2007年 - 2008年 |
次代 中原隆博 |