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第2回達人戦

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目では、2024年に行われる将棋の公式戦「第2回達人戦立川立飛杯」について説明しています。
  • 将棋棋戦「達人戦立川立飛杯」の概要については「達人戦立川立飛杯」をご覧ください。
  • 2014年まで行われた非公式戦「富士通杯達人戦」については「富士通杯達人戦」をご覧ください。
第2回 達人戦 立川立飛杯
開催期間 2024年07月12日 - 2024年12月04日
本戦：2024年12月03日 - 2024年12月04日

予選：2024年07月12日 - 2024年10月24日
第2回達人 丸山忠久
達人戦
< 第1回第3回 >
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第2回達人戦（だい2かい たつじんせん、スポンサー名義を含む正式名称は「第2回達人戦 立川立飛杯」〈 -たちかわ たちひはい〉）は、2024年度に行なわれる将棋の公式戦「達人戦立川立飛杯」（達人戦）の2回目の大会である。優勝者には「達人」の称号が与えられる。特別協賛は立飛ホールディングス。

本棋戦は基準日時点で50歳以上の現役棋士が出場する「シニア戦」であり、本項において名前に併記する「年齢」は基準日時点（2024年4月1日）の年齢である[出典 1]。

今年度の本戦シード者4名は、前年度上位2名（前年度優勝者の羽生善治九段、準優勝者の丸山忠久九段）および永世称号呼称者・資格者2名（谷川浩司十七世名人、佐藤康光九段＝その他の永世称号資格者のうち序列上位者）とし[出典 1]、この4名を除く50歳以上の現役棋士が4組に分かれて予選トーナメントを行い本戦進出者4名を決定した[出典 1]。シードおよび予選通過者の計8名により争われる、本戦トーナメントは12月3日-4日に公開対局（東京都立川市）で行なわれた[出典 1]。

決勝戦には丸山忠久九段と行方尚史九段が進出し、行方九段に勝利した丸山九段が棋戦初優勝した。

概要

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出場資格
基準日（2024年4月1日）時点で50歳以上の現役棋士[出典 1]
持ち時間・消費時間計測

消費時間計測はチェスクロック計測で行なう。持ち時間は以下のとおり[出典 1]。

  • 予選トーナメント：持ち時間 1時間（秒読み 1分）
  • 本戦トーナメント：持ち時間30分間（秒読み 30秒）

棋譜について、前期の予選から自動棋譜記録システム「HEROZ Kishin Eye」を東京での対局を主として一部導入している[1]。

第2回の方式
  • 2024年4月1日時点で50歳以上の現役棋士53人が対象（東京__人、関西__人、シード4人）
  • 本戦シード者（4名）
  • 予選は2024年7月から、4ブロック（東京:2、大阪:1、混合ブロック:1）に分けて行なう。
  • シード4人と予選通過4人との計8人により本戦トーナメントを行なう。
  • 本戦は公開対局とし、2024年12月3日-4日の2日間に「ステージガーデン立川」（立川市）で行なう。

本戦トーナメント

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日程：2024年12月 3日 - 2024年12月 4日
（1回戦12月3日、準決勝・決勝12月4日）
（持ち時間30分間 / 秒読み 30秒 / チェスクロック計測 / 公開対局）
（年齢は2024年4月1日時点）
本戦シード者（4名）

（下線の側が先手 / ○：先手勝ち / ○：後手勝ち / ●：先手負け / ●：後手負け、年齢は2024年4月1日時点）

  1回戦 (12/03) 準決勝 (12/04) 決勝 (12/04)
☆ 丸山忠久 九段 / 53歳 ○
【1回戦 第2局】 丸山 ○ 優勝
4組 増田裕司 六段 / 53歳 ●
【準決勝 第1局】 0丸山忠久 九段0 ○
1組 森内俊之 九段 / 53歳 ○
【1回戦 第3局】 森内 ●
★ 谷川浩司
十七世
名人		/ 61歳

●

★ 佐藤康光 九段 / 54歳 ○
【1回戦 第4局】 佐藤康 ●
3組 木村一基 九段 / 50歳 ●
【準決勝 第2局】 行方尚史 九段 ●
2組 行方尚史 九段 / 50歳 ○
【1回戦 第1局】 行方 ○  
☆ 羽生善治 九段 / 53歳 ●
▲先手 △後手
本戦
1回戦
(12/03)
第1局 (11:00開始)
羽生善治 九段
 ● 118手 ○
行方尚史 九段
 勝者は 準決勝第2局
第2局 (13:30開始)
丸山忠久 九段
 ○ 113手 ●
増田裕司 六段
 勝者は 準決勝第1局
第3局 (15:45開始)
森内俊之 九段
 ○ 93手 ●
谷川浩司十七世
名人
勝者は 準決勝第1局
第4局 (18:00開始)
木村一基 九段
 ● 142手 ○
佐藤康光 九段
 勝者は 準決勝第2局
準決勝
(12/04)
第1局 (12:30開始)
丸山忠久 九段
 ○ 89手 ●
森内俊之 九段
第2局 (14:45開始)
行方尚史 九段
 ○ 141手 ●
佐藤康光 九段
決勝 (12/04 17:15開始)
丸山忠久 九段
 ○ 97手 ●
行方尚史 九段

予選トーナメント

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日程：2024年 7月12日 - 2024年10月24日（組合せ発表：2024年7月11日）[出典 1]

持ち時間 1時間 / 秒読み 1分 / チェスクロック計測（年齢は2024年4月1日時点）

  • 本戦進出者：4名
  • 今期不参加者：川上猛 七段（51歳、引退予定者＝竜王戦のみ出場可）
本戦進出者 (4名)
1組 :森内俊之九段0/ 2組 :行方尚史九段0/ 3組 :木村一基九段0/ 4組 :増田裕司六段
（対局結果[先手-後手]、今後の日程、段位敬称略）[出典 2]
  • 9月26日-10月16日

（対局予定なし）

  • 10月17日-

（以降 日程公表前）



（下線の側が先手 / ○：先手勝ち / ○：後手勝ち / ●：先手負け / ●：後手負け）

予選1組

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  予選1組 1回戦 2回戦 準決勝 予選1組 決勝
藤井猛 九段 / 53歳 -
( Bye ) 藤井猛 ●
( Bye ) -
(8/19)0 佐藤秀 ●
佐藤秀司 八段 / 56歳 ○
(8/19) 佐藤秀 ○
所司和晴 七段 / 62歳 ●
(10/24)0 中川大輔 八段 ●
髙野秀行 六段 / 51歳 ●
(8/29) 日浦 ●
日浦市郎 八段 / 58歳 ○
(8/29)0 中川 ○
飯塚祐紀 八段 / 54歳 ●
(8/29) 中川 ○
中川大輔 八段 / 55歳 ○
(10/24)
木下浩一 七段 / 56歳 ○
(8/29) 木下 ●
富岡英作 八段 / 59歳 ●
(8/29)0 森下 ●
森下卓 九段 / 57歳 ○
(8/29) 森下 ○ 本戦出場
先崎学 九段 / 53歳 ●
(10/24)0 0森内俊之 九段0 ○
松本佳介 七段 / 52歳 ●
(9/02) 岡崎 ●
岡崎洋 七段 / 56歳 ○
(9/02)0 森内 ○
( Bye ) -
( Bye ) 森内 ○
森内俊之 九段 / 53歳 -

予選2組

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  予選2組 1回戦 2回戦 準決勝 予選1組 決勝
郷田真隆 九段 / 53歳 -
( Bye ) 郷田 ○
( Bye ) -
(8/30)0 郷田 ○
近藤正和 七段 / 52歳 ○
(8/30) 近藤正 ●
小倉久史 八段 / 55歳 ●
(10/24)0 郷田真隆 九段 ●
三浦弘行 九段 / 50歳 ○
(8/30) 三浦 ○
勝又清和 七段 / 55歳 ●
(8/30)0 三浦 ●
塚田泰明 九段 / 59歳 ○
(8/30) 塚田 ●
泉正樹 八段 / 63歳 ●
(10/24)
深浦康市 九段 / 52歳 -
( Bye ) 深浦 ○
( Bye ) -
(8/28)0 深浦 ●
瀬川晶司 六段 / 54歳 ○
(7/12) 瀬川 ● 本戦出場
神谷広志 八段 / 62歳 ●
(10/24)0 0行方尚史 九段0 ○
窪田義行 七段 / 51歳 ●
(8/22) 行方 ○
行方尚史 九段 / 50歳 ○
(8/22)0 行方 ○
( Bye ) -
( Bye ) 中村修 ●
中村修 九段 / 61歳 -

予選3組

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  予選3組 1回戦 2回戦 準決勝 予選3組 決勝
木村一基 九段 / 50歳 -
( Bye ) 木村 ○
( Bye ) -
(7/26)0 木村 ○
中田功 八段 / 56歳 ○
(7/26) 中田功 ● 本戦出場
長沼洋 八段 / 59歳 ●
(10/23)0 0木村一基 九段0 ○
有森浩三 八段 / 61歳 ○
(7/23) 有森 ○
杉本昌隆 八段 / 55歳 ●
(7/23)0 有森 ●
平藤眞吾 七段 / 60歳 ○
(7/23) 平藤 ●
畠山鎮 八段 / 54歳 ●
(10/23)
屋敷伸之 九段 / 52歳 -
( Bye ) 屋敷 ○
( Bye ) -
(8/29)0 屋敷 ○
野月浩貴 八段 / 50歳 ○
(8/29) 野月 ●
北島忠雄 七段 / 58歳 ●
(10/23)0 屋敷伸之 九段 ●
真田圭一 八段 / 51歳 ●
(7/23) 島 ○
島朗 九段 / 61歳 ○
(7/23)0 島 ●
( Bye ) -
( Bye ) 高橋道 ●
高橋道雄 九段 / 63歳 -

予選4組

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  予選4組 1回戦 2回戦 準決勝 予選4組 決勝
阿部隆 九段 / 56歳 -
( Bye ) 阿部隆 ●
( Bye ) -
(9/25)0 増田裕 ○
増田裕司 六段 / 53歳 ○
(9/25) 増田裕 ○ 本戦出場
畠山成幸 八段 / 54歳 ●
(10/22)0 0増田裕司 六段0 ○
豊川孝弘 七段 / 57歳 ●
(7/31) 山本真 ●
山本真也 六段 / 52歳 ○
(7/31)0 今泉 ●
今泉健司 五段 / 50歳 ○
(7/31) 今泉 ○
神崎健二 八段 / 60歳 ●
(10/22)
南芳一 九段 / 60歳 -
( Bye ) 南 ○
( Bye ) -
(9/24)0 南 ●
井上慶太 九段 / 60歳 ○
(9/24) 井上 ●
浦野真彦 八段 / 60歳 ●
(10/22)0 藤原直哉 七段 ●
脇謙二 九段 / 63歳 ●
(8/05) 藤原 ○
藤原直哉 七段 / 58歳 ○
(8/05)0 藤原 ○
( Bye ) -
( Bye ) 福崎 ●
福崎文吾 九段 / 64歳 -

不出場棋士（49歳以下）

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不出場者（表記は年齢順、段位は棋戦開始時のもの）
棋士番号棋士段位年齢
213鈴木大介九段49歳
234安用寺孝功七段49歳
212矢倉規広七段49歳
218堀口一史座八段49歳
207久保利明九段48歳
211北浜健介八段48歳
217田村康介七段48歳
223小林裕士七段47歳
243大平武洋六段46歳
224佐藤紳哉七段46歳
250佐藤和俊七段45歳
254阪口悟六段45歳
237千葉幸生七段45歳
236飯島栄治八段44歳
248西尾明七段44歳
245藤倉勇樹五段44歳
258遠山雄亮六段44歳
240佐々木慎七段44歳
231松尾歩八段44歳
247島本亮六段43歳
246横山泰明七段43歳
227山崎隆之八段43歳
253村中秀史七段43歳
242村田智弘七段42歳
241宮田敦史七段42歳
251片上大輔七段42歳
266伊藤真吾六段42歳
233阿久津主税八段41歳
271佐藤慎一五段41歳
235渡辺明九段39歳
249村山慈明八段39歳
270田中悠一五段39歳
256長岡裕也六段38歳
252中村亮介六段38歳
273渡辺正和六段38歳
296宮本広志五段38歳
272西川和宏六段37歳
265金井恒太六段37歳
267村田顕弘六段37歳
262戸辺誠七段37歳
288上村亘五段37歳
255広瀬章人八段37歳
257髙﨑一生七段37歳
281船江恒平六段36歳
268及川拓馬七段36歳
285藤森哲也五段36歳
282門倉啓太五段36歳
292竹内雄悟五段36歳
263佐藤天彦九段36歳
279牧野光則六段35歳
261中村太地八段35歳
290渡辺大夢六段35歳
269稲葉陽八段35歳
295星野良生五段35歳
260糸谷哲郎八段35歳
289石田直裕五段35歳
277阿部健治郎七段35歳
275大石直嗣七段34歳
321折田翔吾五段34歳
304都成竜馬七段34歳
264豊島将之九段33歳
305井出隼平五段32歳
309西田拓也五段32歳
310杉本和陽五段32歳
274澤田真吾七段32歳
298黒沢怜生六段32歳
293石井健太郎六段31歳
278菅井竜也八段31歳
276永瀬拓矢九段31歳
308大橋貴洸七段31歳
314池永天志五段30歳
286斎藤慎太郎八段30歳
335小山怜央四段30歳
284高見泰地七段30歳
294三枚堂達也七段30歳
302髙野智史六段30歳
323谷合廣紀四段30歳
287八代弥七段30歳
291千田翔太八段29歳
313長谷部浩平五段29歳
280佐々木勇気八段29歳
319渡辺和史七段29歳
283阿部光瑠七段29歳
320石川優太五段29歳
300青嶋未来六段29歳
317出口若武六段28歳
306佐々木大地七段28歳
301梶浦宏孝七段28歳
312古森悠太五段28歳
325冨田誠也五段28歳
303近藤誠也七段27歳
316山本博志五段27歳
318黒田尭之五段27歳
327井田明宏四段27歳
334齊藤裕也四段26歳
315本田奎六段26歳
297増田康宏八段26歳
332徳田拳士四段26歳
338柵木幹太四段26歳
311斎藤明日斗五段25歳
341山川泰熙四段25歳
331岡部怜央四段24歳
342高橋佑二郎四段24歳
322服部慎一郎六段24歳
339宮嶋健太四段24歳
336小山直希四段24歳
329横山友紀四段24歳
326古賀悠聖六段23歳
337森本才跳四段22歳
330狩山幹生四段22歳
328高田明浩五段21歳
307藤井聡太竜王・名人21歳
324伊藤匠叡王21歳
340上野裕寿四段20歳
333藤本渚五段18歳

※年齢は2024年4月1日時点

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^ 開幕局（2023年6月20日対局、日浦八段-真田八段戦）の棋譜コメントより。「本局は自動棋譜記録システム『HEROZ Kishin Eye』が導入されている。記録係はつかず、自動記録によって棋譜をとる。」

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i
    • 「第2回達人戦立川立飛杯開催決定！！｜将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年7月11日。
    • 「将棋界を牽引してきた50歳以上の棋士による公式戦第2回達人戦立川立飛杯 特別協賛のお知らせ」『株式会社 立飛ホールディングス』2024年7月11日。
  2. ^ 週間対局予定｜対局予定・結果、記録｜日本将棋連盟

外部リンク

[編集]
タイトル戦
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女流
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カテゴリ カテゴリ
達人戦 歴代優勝者
2020年代
関連項目

立飛ホールディングス - 公式棋戦「立川立飛杯」特別協賛
富士通杯達人戦 - 2014年度終了の非公式戦「富士通杯」

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