宮嶋健太
宮嶋健太 四段 | |
---|---|
名前 | 宮嶋健太 |
生年月日 | 1999年8月13日(25歳) |
プロ入り年月日 | 2023年10月1日(24歳) |
棋士番号 | 339 |
出身地 | 岐阜県岐阜市 |
所属 | 日本将棋連盟(関西) |
師匠 | 大野八一雄七段 |
段位 | 四段 |
棋士DB | 宮嶋健太 |
2023年10月1日現在 |
宮嶋 健太(みやじま けんた、1999年8月13日 - )は、日本の将棋棋士である。岐阜県岐阜市出身。大野八一雄七段門下[注釈 1][1]。棋士番号は339。鶯谷高等学校卒業[2]。
棋歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2010年、奨励会を退会(詳細は#奨励会時代参照)
2010年10月(当時、小学5年)、東海研修会に入会(C1クラス)[3]
2011年1月、東海研修会 B2クラスに昇級[3]。
2011年4月(当時、小学6年)、東海研修会 B1クラスに昇級[4]。
2011年7月、東海研修会 A2クラスに昇級[5]、奨励会編入の資格を得る。
2011年8月14日、第36回小学生将棋名人戦 決勝大会 優勝(当時、小学6年)[6][7]。決勝戦の相手は岡部怜央であった。
奨励会時代
[編集]2009年(当時、小学4年)、奨励会入会試験に合格し6級から入会[8]。
同年12月に降級点Bをとり[9]、翌2010年に7級に降級して奨励会を一旦退会[1][10]。
2010年10月から2011年8月まで、東海研修会に入会(C1クラス→A2クラス、詳細は#アマチュア時代参照)
2011年8月、研修会経由の編入制度により奨励会再入会[5][11]。
第66回三段リーグ(2019年後期)より三段リーグに参加。毎期、負け越す事無くコンスタントに9勝ないし12勝の成績を挙げ続ける。
第73回三段リーグ(2023年度前期、参加8期目)では16回戦終了時点で14勝2敗の成績とし、残り2局未消化の時点で成績2位以上を確定させ、10月1日付のプロ入り(四段昇段)を決めた[12]。
奨励会在籍中に公式棋戦に出場経験が延べ6棋戦あり(新人王戦<第52期-第54期>および加古川青流戦<第11期-第13期>)、三段ながら延べ4勝を挙げた。
人物
[編集]宮嶋本人曰く「自分が取った記録の1割は藤井聡太戦」であり、藤井の対局の記録係を務めた後、将棋会館に共に宿泊、再び将棋を指したり共に夜食を摂ったり、時には徹夜のまま一緒に始発電車で東海方面に帰ったことがあったという[1][13]。岐阜羽島で下車するために「こだま」に乗車する宮嶋に対し、名古屋で下車する藤井は「のぞみ」「ひかり」なら早く帰宅できるところ、藤井も宮嶋に合わせて同じ「こだま」に乗車していたという[14]。
昇段履歴
[編集]昇段規定は、将棋の段級を参照。
- 2011年奨励会再入会、当時12歳)[11] 8月24日 = 6級(
- 2011年10月10日 = 5級(昇級時12歳)
- 2012年 4月 2日 = 4級( 〃 )
- 2012年10月 8日 = 3級(昇級時13歳)
- 2014年 4月 5日 = 2級(昇級時14歳)
- 2014年11月 9日 = 1級(昇級時15歳)
- 2015年 2月 7日 = 初段( 〃 )
- 2018年12月 2日 = 二段(昇段時19歳)
- 2019年 4月 7日 = 三段( 〃 / 第66回奨励会三段リーグ<2019年度後期>から参加)
- 2023年10月 1日 = 四段(昇段時24歳 / 第73回奨励会三段リーグ成績1位)
主な成績
[編集]在籍クラス
[編集]竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラスを参照。
開始 年度 |
順位戦 出典[15]
|
竜王戦 出典[16]
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期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
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1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
2023 | 82 | 四段昇段前 | 37 | 6組 | -- | 3-2 | ||||||||||||
2024 | 83 | C251 | 38 | 6組 | -- | |||||||||||||
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 |
年度別成績
[編集]年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
---|---|---|---|---|---|
2020 | 2 | 1 | 1 | 0.5000 | [17] |
2021 | 4 | 2 | 2 | 0.5000 | [18] |
2022 | 3 | 1 | 2 | 0.3333 | [19] |
2023 | 1 | 0 | 1 | 0.0000 | [20] |
合計 | 10 | 4 | 6 | 0.4000 | |
2023年9月30日までの公式棋戦成績 (棋士成績との合算対象外) |
年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
---|---|---|---|---|---|
2023 | 6 | 4 | 2 | 0.6666 | [21] |
(小計) | 6 | 4 | 2 | 0.6666 | |
通算 | 6 | 4 | 2 | 0.6666 | [22] |
2023年度まで |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 一度目の奨励会入会時は師匠なしでの入会。大野とは二度目の奨励会入会時に師弟となる。
出典
[編集]- ^ a b c “岐阜市の宮嶋三段、将棋プロへ 「東海で研究会、次こそ自分の番と」:朝日新聞デジタル” (2023年8月19日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ “岐阜市の宮嶋健太三段がプロ棋士へ「仲間が相次ぎ昇段、自分も続きたかった」”. 岐阜新聞. 2023年8月20日閲覧。
- ^ a b 東海研修会 成績一覧(2011年1月時点のアーカイブ)
- ^ 東海研修会 成績一覧(2011年4月時点のアーカイブ)
- ^ a b 東海研修会 成績一覧(2011年8月時点のアーカイブ)
- ^ “第36回小学生将棋名人戦【決勝大会】”. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “小学館・集英社杯 第36回小学生将棋名人戦決勝大会【開催報告】|イベント|日本将棋連盟” (2011年8月15日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b 三段リーグ・関西奨励会・研修会・女流育成会(2009年12月時点のアーカイブ)
- ^ 三段リーグ・関西奨励会・研修会・女流育成会(2010年1月時点のアーカイブ)
- ^ “小学4年の奨励会試験で入会しながら7級に降級して翌春に退会。”. 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】X/twitter (2023年8月19日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b 関西奨励会(2011年9月時点のアーカイブ)
- ^ “岐阜市の宮嶋健太三段、プロ入り決める 第73回奨励会リーグで2連勝”. 中日新聞. 2023年8月19日閲覧。
- ^ “宮嶋健太三段 中京圏から3回連続プロ入り 岐阜市出身で藤井王将とは始発電車で帰った間柄”. スポーツニッポン. 2023年8月19日閲覧。
- ^ 将棋世界 2023年12月号 p69.
- ^ 「名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
- ^ 「竜王戦」『日本将棋連盟』。
- ^ 2020年11月:1勝1敗/2020年11月の対局結果(日本将棋連盟)
- ^
- 2021年2021年(日本将棋連盟) 5月の対局結果 5月:2勝0敗/
- 2021年2021年(日本将棋連盟) 7月の対局結果 7月:0勝1敗/
- 2021年11月:0勝1敗/2021年11月の対局結果(日本将棋連盟)
- ^
- 2022年2022年(日本将棋連盟) 6月の対局結果 6月:1勝1敗/
- 2022年11月:0勝1敗/2022年11月の対局結果(日本将棋連盟)
- ^ 2023年2023年(日本将棋連盟) 7月の対局結果 7月:0勝1敗/
- ^ 2023年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
- ^ 通算成績(2024年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2024年4月1日時点のアーカイブ)