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山下数毅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 山下 数毅 三段(奨励会員)
名前 山下 数毅
生年月日 (2008-06-03) 2008年6月3日(16歳)
出身地 京都府
師匠 森信雄
段位 三段(奨励会員)
2024年5月16日現在
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山下 数毅(やました かずき、2008年6月3日[1] - )は、日本将棋連盟関西奨励会に所属する奨励会員。2024年4月1日時点での奨励会の段位は三段。

棋歴

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奨励会員としての棋歴

小学5年の2020年2月、奨励会2級。小学6年の2020年8月には1級に昇級、同年10月に初段へ昇段。小6で初段昇段を果たしたのは、過去に藤井聡太豊島将之など過去に数人しかおらず、羽生善治渡辺明よりも早い昇段記録となる[2]

2021年10月に二段昇段(当時中1)、2022年7月に三段昇段(当時中2)。

中学3年の第73回奨励会三段リーグ(2023年度前期、同年4-10月)において13勝5敗の成績3位(次点)となった[3]。以降の三段リーグ3位以上の成績で棋士となる権利が得られるが、続く第74期三段リーグ(2023年度後期、2023年10月-2024年3月)では成績7位の結果となり、藤井聡太以来となる6人目の「中学生棋士」には及ばなかった[4]

2024年5月、第37期竜王戦6組ランキング戦で決勝進出[5]。プロ棋士以外の竜王戦出場者(女流棋士、奨励会員、アマチュア)としては初となる竜王戦5組への昇級を決めた[7]。また、6組ランキング戦決勝で勝利し優勝を果たした場合には、前述の「奨励会三段リーグ」における「次点1」の付与という初の事例となり、棋士となる権利(次点2回によるフリークラス編入)を得られる状況であったが[8]、決勝で藤本渚五段に敗れ、竜王戦6組優勝による四段昇段資格獲得とはならなかった。

主な成績

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在籍クラス

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順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[9]
(出典)竜王戦
出典[10]
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
2023 ( 不参加 / 奨励会三段 ) 37 6組三段 -- 6-1 三段として初の5組昇級
2024 ( 不参加 / 奨励会三段 ) 38 5組三段 -- 三段として5組参加予定
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

年度別成績

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公式棋戦成績(奨励会在籍期間)
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2023 4 4 0 1.0000 [11]
(小計) 4 4 0 1.0000
合計 4 4 0 1.0000
2023年度まで(四段昇段前の公式記録)

脚注

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出典

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  1. ^ 関西奨励会成績表」『日本将棋連盟』。2022年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  2. ^ 将棋界の新星「ポスト藤井」は小学6年生 世界的数学者の父から「数学脳」を継承」『AERA dot. (アエラドット)』2021年1月6日。
  3. ^ 赤塚辰浩. “将棋のプロに宮嶋健太、上野裕寿が昇段、15歳の山下数毅は次点で中学生プロ棋士誕生ならず - 社会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年5月16日閲覧。
  4. ^ 第74回奨励会三段リーグ戦」『日本将棋連盟』。
  5. ^ 山下三段が竜王戦6組で決勝進出 奨励会員が優勝なら史上初 決勝は藤井竜王と勝率1位争った藤本五段 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年5月16日閲覧。
  6. ^ [盤側]将棋 5月11日』読売新聞、2024年5月11日。(Paid subscription required要購読契約)
  7. ^ 2024年5月11日付読売新聞朝刊「盤側」より[6]。“竜王戦6組ランキング戦の準決勝で山下数毅三段が井出隼平五段を破り、奨励会員としては初となる決勝進出と5組昇級を決めた。”
  8. ^ 急転直下の美濃崩し 藤本五段が古森五段破り本戦入りに王手 第37期竜王戦6組ランキング戦」『将棋情報局(マイナビ出版)』2024年5月8日。
  9. ^ 名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
  10. ^ 竜王戦」『日本将棋連盟』。
  11. ^