齊藤裕也
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齊藤裕也 四段 | |
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名前 | 齊藤裕也 |
生年月日 | 1997年5月29日(27歳) |
プロ入り年月日 | 2022年10月1日(25歳) |
棋士番号 | 334 |
出身地 | 三重県桑名市 |
所属 | 日本将棋連盟(関西) |
師匠 | 杉本昌隆八段 |
段位 | 四段 |
棋士DB | 齊藤裕也 |
2022年10月1日現在 |
齊藤 裕也(さいとう ゆうや、1997年5月29日 - )は、将棋棋士[1]。杉本昌隆八段門下。棋士番号は334。三重県桑名市出身。現行の三段リーグ制度での四段昇段者のうち、最も低い順位(順位39位)からの昇段者。
棋歴
[編集]両親に教わり将棋を始める。
奨励会三段リーグには第71回(2022年前期、4月-9月)から参加。奨励会の年齢制限26歳まで残り1年に迫る、遅い三段リーグ入りであった[注釈 1]が、三段リーグ1期目でリーグ2位の成績(13勝5敗、順位39位)を挙げ、現行制度で史上7人目(第1回リーグの2人を除く)となる「三段リーグ1期抜け」で四段昇段・プロ入りを決めた。三段リーグ現行制度において、最も低い順位(順位39位)からの四段昇段となる。
人物
[編集]- 2022年6月開設の名古屋将棋対局場で奨励会員として記録係を務めた後にプロとして同対局場で公式戦を指した最初の棋士[2]。三段リーグ初参戦の当時、プロ入りには厳しい5勝3敗の成績だったが「名古屋対局場で指す棋士の姿がうらやましくて発奮材料になった」[2]。以後のリーグ10局を8勝2敗[2]、リーグ成績13勝5敗として三段リーグを1期抜けし四段昇段を果たした。
- 2018年10月18日に行われた第77期順位戦B級1組7回戦(▲菅井竜也-△橋本崇載戦)は、菅井が反則負け(▲4六角の「角ワープ」)した対局であるが、当時奨励会員だった斎藤が対局(菅井-橋本戦)の記録係を務めていた。菅井の「反則指し手(▲4六角)」をタブレットへ棋譜入力ができないことで、記録係・斎藤は「事件」が生じたことを認識したが「事件」の詳細を即座に理解できず、双方の対局者も「反則」に気づかず平然と数手指し進めており、記録係・斎藤が「その角(▲4六角)はどこから来たのか」と尋ね両対局者が反則を認識したという[3][4]。
昇段履歴
[編集]昇段規定は、将棋の段級 を参照。
- 2012年奨励会入会(当時15歳)[1] 6月 : 6級 =
- 2021年11月21日 : 三段(第71回奨励会三段リーグ<2022年前期>からリーグ参加)[1]
- 2022年10月 : 四段(第71回奨励会三段リーグ成績2位<順位39位、1期抜け>) = プロ入り 1日[1]
主な成績
[編集]在籍クラス
[編集]竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。
開始 年度 |
順位戦 出典[5]
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竜王戦 出典[6]
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期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
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1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
2022 | 81 | 四段昇段前 | 36 | 6組 | -- | 3-2 | ||||||||||||
2023 | 82 | C253 | 4-6 | 37 | 6組 | -- | 1-2 | |||||||||||
2024 | 83 | C240 | 38 | 6組 | -- | |||||||||||||
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 |
年度別成績
[編集]年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
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2022 | 8 | 3 | 5 | 0.3750 | [7] |
2023 | 39 | 24 | 15 | 0.6153 | [8] |
(小計) | 47 | 27 | 20 | 0.5744 | |
通算 | 47 | 27 | 20 | 0.5744 | [9] |
2023年度まで |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 奨励会の年齢制限26歳に関わらず、三段リーグには5期在籍可能(2期連続降段点による二段降段の場合を除く)なので、三段昇段後のリーグ在籍期限は第75回まで(27歳4か月まで)であった。
出典
[編集]- ^ a b c d “新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2022年9月10日). 2022年10月1日閲覧。
- ^ a b c “天空の対局場への憧れを現実に 25階の勝負師たち 名古屋将棋対局場から 第8局 斉藤裕也四段(上):中日新聞Web” (2023年10月7日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ 『駒飛び越える反則、固まる記録係 菅井七段「酸素が…」:朝日新聞デジタル』朝日新聞、2018年10月25日。2023年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^
- チーム藤井(齊藤裕也四段) [@abT00_fujii] (2023年7月17日). "2023年7月17日 14時47分の投稿1". X(旧Twitter)より2024年8月2日閲覧。
- チーム藤井(齊藤裕也四段) [@abT00_fujii] (2023年7月17日). "2023年7月17日 14時47分の投稿2". X(旧Twitter)より2024年8月2日閲覧。
- ^ 「名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
- ^ 「竜王戦」『日本将棋連盟』。
- ^ 2022年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
- ^ 2023年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
- ^ 通算成績(2024年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2024年4月1日時点のアーカイブ)