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目達原駐屯地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目達原飛行場から転送)
目達原駐屯地
駐屯地正門
駐屯地正門
位置
地図
所在地 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町大字立野7番地
概要
駐屯地司令 陸上自衛隊九州補給処長

開設年 1954年
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目達原飛行場
目達原飛行場の空中写真(2021年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
IATA: なし - ICAO: RJDM
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町立野
種類 軍用
所有者 防衛省
運営者 陸上自衛隊
所在部隊 陸上自衛隊九州補給処
西部方面後方支援隊
標高 16 m (53 ft)
座標 北緯33度19分31秒 東経130度24分49秒 / 北緯33.32528度 東経130.41361度 / 33.32528; 130.41361
地図
空港の位置
空港の位置
RJDM
空港の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
04/22 660×30 アスファルト
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示
目達原飛行場付近の空中写真。(1987年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

目達原駐屯地(めたばるちゅうとんち、JGSDF Camp Metabaru)は、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町に所在し、陸上自衛隊九州補給処等が駐屯する陸上自衛隊駐屯地である。

概要

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駐屯地司令は、陸上自衛隊九州補給処長が兼務。同駐屯地には他に目達原飛行場がある。駐屯地業務隊はなく、駐屯地業務を九州補給処総務部が担当する[2]鳥栖分屯地が隷属する。

また、かつては佐賀県警察ヘリコプター基地としても利用されていたが、現在は佐賀市佐賀空港に移転している。

沿革

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日本陸軍

保安隊

  • 1953年(昭和28年)
    • 7月:大刀洗陸軍飛行学校目達原分校敷地に起工。[3]
    • 11月:先遣部隊が移動。
  • 1954年(昭和29年)3月10日:保安隊九州地区補給廠、武器大隊本部および第905輸送車両中隊が福岡駐屯地から移駐[4]

保安隊目達原駐屯地

  • 1954年(昭和29年)
    • 3月15日:目達原駐屯地が開設[4]
    • 6月30日:第905輸送車両中隊が第307輸送中隊に改編。

陸上自衛隊目達原駐屯地

  • 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊へ移管[5]。保安隊九州地区補給廠が陸上自衛隊九州地区補給処に称号変更。
  • 1956年(昭和31年)
  • 1962年(昭和37年)
    • 1月18日:第4航空隊が第4飛行隊に称号変更し、西部方面航空隊隷下の部隊となる。
    • 3月:西部方面管制気象隊第1派遣隊が新編。
  • 1964年(昭和39年)3月24日:武器大隊を改編し、西部方面武器隊が新編。
  • 1968年(昭和43年)3月1日:西部方面ヘリコプター隊が新編。
  • 1975年(昭和50年)3月26日:基地通信隊を廃止し、第321基地通信中隊が新編。
  • 1976年(昭和51年)3月26日:西部方面輸送隊が新編。
  • 1980年(昭和55年)3月25日:西部方面輸送隊が健軍駐屯地に移駐。
  • 1990年(平成02年)3月26日:第3対戦車ヘリコプター隊が新編。
  • 1994年(平成06年)3月28日:
  1. 第4飛行隊が第4師団隷下の部隊となる。
  2. 第104不発弾処理隊が西部方面武器隊隷下に新編。
  • 1997年(平成09年)3月:映像伝送班目達原派遣隊を暫定配置。
  • 1998年(平成10年)3月26日:陸上自衛隊九州補給処に改称。
  • 2002年(平成14年)3月:映像伝送班目達原派遣隊を映像写真小隊空中伝送班に改称。
  • 2003年(平成15年)3月27日:
    1. 西部方面武器隊及び西部方面輸送隊を統合し、西部方面後方支援隊が新編[6]
    2. 陸上自衛隊九州補給処の内部組織の改編。
    3. 第4飛行隊の改編。
  • 2008年(平成20年)3月24日:城野分屯地(九州補給処城野支処)の閉鎖により、陸上自衛隊九州補給処の改編(九州補給処の倉庫が駐屯地内に移転)。
  • 2010年(平成22年)3月12日:第3対戦車ヘリコプター隊に戦闘ヘリコプターAH-64Dを1機配備(JG-4509)。
  • 2011年(平成23年)3月:第3対戦車ヘリコプター隊に戦闘ヘリコプターAH-64Dを2機目を配備(JG-4510)。
  • 2012年(平成24年)1月24日:駐屯地にある整備工場2棟が全焼する火事が発生。負傷者はなかった[7]
  • 2018年(平成30年)2月5日:第3対戦車ヘリコプター隊所属のAH-64Dが点検飛行開始直後に市内の民家に墜落、機長と副操縦士の2名が死亡。
  • 2019年(平成31年)3月26日:西部方面後方支援隊隷下のコア部隊の新編。
  1. 第105補給大隊を新編[8][9]
  2. 第103弾薬大隊を新編[8][9]
  • 2021年(令和03年)3月18日:第3対戦車ヘリコプター隊が「第1戦闘ヘリコプター隊」に称号変更[10]
  • 2023年(令和05年)3月23日:目達原TACAN運用開始[11]

駐屯部隊・機関

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西部方面隊隷下部隊・機関

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防衛大臣直轄部隊

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航空管制

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TWR
123.1MHz,126.2MHz,138.05MHz,139.8MHz,140.5MHz

TWR以外の管制業務については、国土交通省福岡空港事務所が担当する。(福岡進入管制区)

創立記念行事

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毎年10月に開催。アトラクションの一つとしてAH-1Sのフライトシミュレータ体験搭乗があり人気を博している。またダンボール着ぐるみガンダムが出現する。

最寄の幹線交通

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重要施設

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脚注

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  1. ^ AIS JAPAN
  2. ^ 九州補給処編成
  3. ^ 駐屯地の沿革”. 2024年11月29日閲覧。
  4. ^ a b 朝雲新聞社編集局 編『陸上自衛隊20年年表』朝雲新聞社、1971年9月20日。 
  5. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年6月30日政令第179号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2016年5月9日閲覧。
  6. ^ 西部方面後方支援隊HP
  7. ^ “陸自目達原駐屯地で火災、工場2棟を全焼”. 読売新聞 (YOMIURI ONLINE). (2012年1月24日). http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120124-OYS1T00156.htm 2012年1月24日閲覧。 
  8. ^ a b 平成30年度歳出概算要求書 p.233- 防衛省
  9. ^ a b めたばる新聞 第72号” (PDF). 陸上自衛隊目達原駐屯地. 2018年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月26日閲覧。
  10. ^ 駐屯地の沿革”. 陸上自衛隊目達原駐屯地. 2021年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月18日閲覧。
  11. ^ めたばる新聞90号 (PDF)

外部リンク

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