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| name = 烏森町 |
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2021年9月6日 (月) 07:12時点における版
烏森町 | |
---|---|
愛知県立松蔭高等学校 | |
北緯35度9分12.91秒 東経136度51分32.95秒 / 北緯35.1535861度 東経136.8591528度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市 |
区 |
中村区 中川区 |
町名制定[1] | 1921年(大正10年)8月22日 |
人口 | |
• 合計 | 5,327人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 | |
市外局番 | 052 (名古屋MA)[5] |
ナンバープレート | 名古屋 |
烏森町(かすもりちょう)は、愛知県名古屋市中村区と中川区にある地名である。現行行政地名は中村区に烏森町1丁目から烏森町8丁目が、中村区及び中川区に単独町名としての烏森町が存在する(いずれも住居表示未実施地区[6][7])。中村区烏森町8丁目と中川区烏森町は隣接している。
概要
中村区南部、中川区北部に位置する。烏森という地名の由来は城跡に森があり、多くの烏が棲んでいたため「烏(からす)の森」と呼ばれ、略して「烏森(かすもり)」となったと言われている[8][9]。佐屋街道の最初の集落であり、古くは豊臣秀吉の家臣、杉原家次の子である杉原長房の居城として烏森城が築城され、同じく秀吉の配下の副田吉成が出家した後、禅養寺に隠棲している。
名古屋市の行政地名としては烏森駅の西一帯を指すが、駅周辺の高須賀町や松葉町の一部、愛知県道190号名古屋一宮線、名古屋高速5号万場線の烏森出入口周辺を含む場合もある。町の中心を縦断する佐屋街道沿いに古い街並みが続き、中川区側には東海旅客鉄道(JR東海)の関連施設が集中している。佐屋街道と交差するように惣兵衛川(中井筋)が流れていたが、現在は暗梁化され中村区側は中井筋緑道として整備されている。
字
単独町名としての烏森町には小字が残る。現存する烏森町の字は以下の通り。なお特記のない限り、中村区及び中川区いずれにも存在する[10]。
またかつて中村区烏森町には以下の字が存在した[11]。
- 案内
- 九反田
- 須崎
- 天地
- 東沖田
- 西沖田
- 村内
- 村内上
歴史
愛知郡烏森村を前身とする。
沿革
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行・合併に伴い、愛知郡柳森村大字烏森となる[1]。
- 1906年(明治39年)5月10日 - 合併に伴い、常磐村大字烏森となる[1]。
- 1921年(大正10年)8月22日 - 名古屋市中区へ編入し、同区烏森町となる[1]。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 行政区再編に伴い、中川区所属となる[1]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 一部が中村区に編入され、中村区烏森町が成立[1][12]。
- 1959年(昭和34年)5月1日 - 中村区高須賀町の一部を中村区烏森町へ編入[12]。一部を豊国通・畑江通へ編入[13][14]。
- 1961年(昭和36年)10月20日 - 中村区高須賀町の一部を中村区烏森町へ編入[12]。
- 1966年(昭和41年)1月26日 - 中村区烏森町の一部が同区沖田町・鈍池町となる[12][13]。
- 1974年(昭和49年)8月11日 - 中村区烏森町の一部が同区並木一~二丁目となる[12]。
- 1977年(昭和50年)5月15日 - 中村区八田町の一部を中村区烏森町へ編入[12]。
- 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)8月29日 - 中川区烏森町の一部が同区小本一丁目となる[1]。
- 1991年(平成3年)11月3日 - 中村区烏森町字才ノ神・四反畑・蓮池・社宮神・村内・十一面の各一部が烏森町8丁目となる[15]。
世帯数と人口
2019年(平成31年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
区 | 町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|---|
中村区 | 烏森町 | 2,682世帯 | 5,080人 |
中川区 | 烏森町 | 146世帯 | 247人 |
計 | 2,828世帯 | 5,327人 |
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[16]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[17]。
区 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|---|
中村区 | 全域 | 名古屋市立柳小学校 | 名古屋市立御田中学校 | 尾張学区 |
中川区 | 全域 | 名古屋市立常磐小学校 | 名古屋市立長良中学校 |
主な施設
教育
- 愛知県立松蔭高等学校
- 名古屋市立柳小学校
- 名古屋市立西養護学校
- 名古屋市烏森保育園
寺院・神社
- 禅養寺
- 願成寺
- 妙通寺
- 願隆寺
- 相応寺
- 烏森天神社
その他
交通
長らく町の東西を横断するJR関西本線、近鉄名古屋線によって町が分断され、朝夕のラッシュ時は踏切による慢性的な渋滞が問題化していたが、2002年にJR線の、2005年には近鉄線の高架化が完了し解消された[18]。高架化が完成する以前は1時間当たりの遮断時間が47分を数える踏切も存在した[19]。
鉄道・バス
道路
その他
日本郵便
- 集配担当する郵便局は以下の通りである[20]。
区 | 町丁 | 郵便番号 | 郵便局 |
---|---|---|---|
中村区 | 烏森町 | 453-0855[3] | 中村郵便局 |
中川区 | 烏森町 | 454-0819[4] | 中川郵便局 |
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h i 名古屋市計画局 1992, p. 821.
- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
- ^ “中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
- ^ 『尾張名所図会』付録『小冶田之真清水』
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 254.
- ^ “名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2021年3月23日閲覧。「中村区烏森町」及び「中川区烏森町」のページを参考とした。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 名古屋市計画局 1992, p. 777.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 775.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 776.
- ^ 愛知県公報第432号1991年11月3日号1046-1048ページ 県告示第1008号
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ 近鉄名古屋線・JR関西本線連続立体交差事業の整備事例 - 名古屋市
- ^ 近鉄名古屋線連続立体交差事業に伴う上り線(名古屋方面行き)の高架運行開始について(pdf) - 近鉄
- ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)
注釈
参考文献
関連項目
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、烏森町に関するカテゴリがあります。