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烏森町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
烏森町
愛知県立松蔭高等学校
愛知県立松蔭高等学校
烏森町の位置(愛知県内)
烏森町
烏森町
烏森町の位置
烏森町の位置(名古屋市内)
烏森町
烏森町
烏森町 (名古屋市)
北緯35度9分12.91秒 東経136度51分32.95秒 / 北緯35.1535861度 東経136.8591528度 / 35.1535861; 136.8591528
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
中村区
中川区
町名制定[1] 1921年大正10年)8月22日
人口
2019年(平成31年)1月1日現在)[2]
 • 合計 5,327人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
453-0855(中村区)[3]
454-0819(中川区)[4]
市外局番 052 (名古屋MA)[5]
ナンバープレート 名古屋
中井筋緑道

烏森町(かすもりちょう)は、愛知県名古屋市中村区中川区にある地名である。現行行政地名は中村区に烏森町1丁目から烏森町8丁目が、中村区及び中川区に単独町名としての烏森町が存在する(いずれも住居表示未実施地区[6][7])。中村区烏森町8丁目と中川区烏森町は隣接している。

概要

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中村区南部、中川区北部に位置する。烏森という地名の由来は城跡に森があり、多くのが棲んでいたため「烏(からす)の森」と呼ばれ、略して「烏森(かすもり)」となったと言われている[8][9]佐屋街道の最初の集落であり、古くは豊臣秀吉の家臣、杉原家次の子である杉原長房の居城として烏森城が築城され、同じく秀吉の配下の副田吉成が出家した後、禅養寺に隠棲している。

名古屋市の行政地名としては烏森駅の西一帯を指すが、駅周辺の高須賀町松葉町の一部、愛知県道190号名古屋一宮線名古屋高速5号万場線烏森出入口周辺を含む場合もある。町の中心を縦断する佐屋街道沿いに古い街並みが続き、中川区側には東海旅客鉄道(JR東海)の関連施設が集中している。佐屋街道と交差するように惣兵衛川(中井筋)が流れていたが、現在は暗梁化され中村区側は中井筋緑道として整備されている。

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単独町名としての烏森町には小字が残る。現存する烏森町の字は以下の通り。なお特記のない限り、中村区及び中川区いずれにも存在する[10]

またかつて中村区烏森町には以下の字が存在した[11]

  • 案内
  • 九反田
  • 須崎
  • 天地
  • 東沖田
  • 西沖田
  • 村内
  • 村内上

歴史

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愛知郡烏森村を前身とする。

沿革

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世帯数と人口

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2019年(平成31年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
中村区 烏森町 2,682世帯 5,080人
中川区 烏森町 146世帯 247人
2,828世帯 5,327人

学区

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市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[16]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[17]

番・番地等 小学校 中学校 高等学校
中村区 全域 名古屋市立柳小学校 名古屋市立御田中学校 尾張学区
中川区 全域 名古屋市立常磐小学校 名古屋市立長良中学校

主な施設

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教育

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寺院・神社

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  • 禅養寺
  • 願成寺
  • 妙通寺
  • 願隆寺
  • 相応寺
  • 烏森天神社

その他

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交通

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烏森駅

長らく町の東西を横断するJR関西本線近鉄名古屋線によって町が分断され、朝夕のラッシュ時は踏切による慢性的な渋滞が問題化していたが、2002年にJR線の、2005年には近鉄線の高架化が完了し解消された[18]。高架化が完成する以前は1時間当たりの遮断時間が47分を数える踏切も存在した[19]

鉄道・バス

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道路

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その他

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日本郵便

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  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[20]
町丁 郵便番号 郵便局
中村区 烏森町 453-0855[3] 中村郵便局
中川区 烏森町 454-0819[4] 中川郵便局

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 名古屋市計画局 1992, p. 821.
  2. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  6. ^ 中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  7. ^ 中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  8. ^ 『尾張名所図会』付録『小冶田之真清水』
  9. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 254.
  10. ^ 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2021年3月23日閲覧。「中村区烏森町」及び「中川区烏森町」のページを参考とした。
  11. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年3月23日閲覧。
  12. ^ a b c d e f 名古屋市計画局 1992, p. 777.
  13. ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 775.
  14. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 776.
  15. ^ 愛知県公報第432号1991年11月3日号1046-1048ページ 県告示第1008号
  16. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  17. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  18. ^ 近鉄名古屋線・JR関西本線連続立体交差事業の整備事例 - 名古屋市
  19. ^ 近鉄名古屋線連続立体交差事業に伴う上り線(名古屋方面行き)の高架運行開始について(pdf) - 近鉄
  20. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)

注釈

[編集]
  1. ^ 中村区のみに存在
  2. ^ 中村区のみに存在。かつては中川区にも存在。
  3. ^ 中村区のみに存在。かつては中川区にも存在。
  4. ^ 中村区のみに存在
  5. ^ 中川区のみに存在。かつては中村区烏森町にも存在した。

参考文献

[編集]
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • ウィキメディア・コモンズには、烏森町に関するカテゴリがあります。