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「UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー」の版間の差分

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2021年9月6日 (月) 05:30時点における版

UFOロボ グレンダイザー > UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
グレートマジンガー > UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
Mazinger VS Grendiser[1]
監督 葛西治
脚本 藤川桂介
原作 永井豪とダイナミック・プロ
製作 今田智憲
ナレーター 富山敬(予告編)
出演者 富山敬、石丸博也
音楽 菊池俊輔渡辺宙明
主題歌 ささきいさおこおろぎ'73「宇宙の王者グレンダイザー」
撮影 菅谷信行
編集 松原千佳子
製作会社 東映フジテレビ
配給 東映
公開 日本の旗1976年3月20日
上映時間 27分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 UFOロボ グレンダイザー(映画)
次作 グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣
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UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』(ユーフォーロボ グレンダイザー たい グレートマジンガー)は、1976年3月20日東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画作品。

概要

テレビアニメ『UFOロボ グレンダイザー』の映画化第2作であり、初の映画オリジナル作品[2]。『グレートマジンガー』のキャラクターは登場しない[3]ため、従来のクロスオーバー作品とは雰囲気が異なり、『UFOロボ グレンダイザー』の外伝的エピソードとなっている。

本作以前の東映まんがまつりで、既存のヒーロー同士が「対」のタイトルを冠した作品で共闘することがあったが、本作では文字通りグレンダイザーと敵の手に落ちたグレートマジンガーが対決する。

なお英文タイトルは『Mazinger VS Grendiser[1]で、邦題とは逆にグレートの方が先であり、また『Great』がタイトルに入っていない。

あらすじ

遅々として進まない地球侵攻計画に業を煮やしたベガ大王は、スカルムーン基地にバレンドス親衛隊長を派遣した。バレンドスは兜甲児を捕らえ、自白装置で情報を聞き出した際にグレートマジンガーの存在を知る。ロボット博物館に展示されているグレートを強奪し、バレンドス自ら操縦して円盤獣と共にグレンダイザーに襲いかかった。

しかし、脱出した甲児の助言によってグレートの機能を一時的に止めることに成功する。バレンドスは撤退を図るが、グレンダイザーと甲児が搭乗したグレートの逆襲で母艦もろとも葬られた。こうして、つかの間の平穏が戻った。

主な登場人物

宇宙科学研究所、シラカバ牧場
ベガ星連合軍
  • バレンドス親衛隊長:柴田秀勝
    本作のオリジナルキャラクター。ガンダル、ブラッキーに対し「作戦が成功したらお前たちはクビだ、生きたまま宇宙へ放り出す」と恫喝する。グレートマジンガーをいきなり操縦するなど優れた能力を持つが、機能停止に驚いてグレートを乗り捨て、反撃を許してしまい部下もろ共母艦と爆死する。
  • ガンダル司令:富田耕生[4]
  • ブラッキー隊長:緒方賢一[4]

予告編

  • ナレーター:富山敬

登場した円盤獣

ジンジン
兜甲児をTFOごと捕らえた円盤獣。グレンダイザーとも対決するが、組み付いたところを反重力ストームで上空へ吹き飛ばされ、地面に激突して爆発した。
グビグビ
バレンドスが操縦するグレートマジンガーを援護するために出撃。甲児が操縦するグレートマジンガーのアトミックパンチとブレストバーンで倒される。
コアコア
3基ある核に空中のエネルギーが集まってできた円盤獣。ブレストバーンと反重力ストームでエネルギーを吹き飛ばされた後にグレンダイザーに体当たりを敢行するが失敗し、母艦もろとも自爆する。

スタッフ

主題歌・挿入歌

オープニング映像では、作詞に保富康午小池一雄がクレジットされていたが、小池作詞による歌は使用されなかった。

以下、全曲とも『UFOロボ グレンダイザー』より。

オープニングテーマ「宇宙の王者グレンダイザー」
作詞:保富康午 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:森岡賢一郎 / 歌:ささきいさおこおろぎ'73
TV版オープニング「とべ! グレンダイザー」は使用せず。
挿入歌「きみこそ勇者」
作詞:早乙女達人 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
挿入歌「とべ! グレンダイザー」
作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会

同時上映

作品名 原作 (声の)出演 備考
長靴をはいた猫
80日間世界一周
なべおさみ神山卓三滝口順平大塚周夫増山江威子 劇場用新作
ロボコンの大冒険 石森章太郎 山本圭子野田圭一島田歌穂大野しげひさ加藤みどり天本英世
一休さん 藤田淑子宮内幸平桂玲子山田俊司、野田圭一
秘密戦隊ゴレンジャー 石森章太郎 誠直也宮内洋畠山麦小牧りさ伊藤幸雄高原駿雄

映像ソフト化

漫画版

石川賢により、テレビマガジン4月増刊 8大ヒーロージャンボ号 (講談社1976年)に『グレンダイザー対グレート・マジンガー』のタイトルで掲載。大都社より発行された単行本ではタイトルが『魔神の挑戦』に改題されている。

ストーリー
かつて、フリード星の女子供を人質として捕らえ、返還の交換条件として武器を取り上げ反撃を封じ、返還と称して高空から叩き落とすことで女子供を集中的に殺害する作戦でフリード星を壊滅に追い込んだバレンドスがグレートを強奪。さらにデュークの隙を突いて誘拐した甲児以下デュークの仲間や子供達を人質としてグレートの全身に縛り付けて攻撃してくる。グレートがグレンダイザーを殴れば指に縛り付けられた人が潰される。グレートがアトミックパンチを放てば、肘に縛り付けられた人の身体が引きちぎられる。グレンダイザーは反撃することすらできなかった。
しかし、誘拐された時に吾郎が隠し持っていたレーザー銃により開放された甲児がグレートの操縦席を狙撃。さらにダイザーがマジンガーブレードを突き入れてバレンドスは地上に落下、多くの殺された人達の恨みを込めたダブルハーケンがバレンドスを八つ裂きにした。

脚注

  1. ^ a b 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)262頁 1978年
  2. ^ 1975年12月に公開された映画化第1作『UFOロボ グレンダイザー』は、TV本編第7話のブロウアップ版。またこの回の『東映まんがまつり』は一部都市のみの上映であるため、全国公開は本作が初。
  3. ^ 甲児の回想シーンでグレートマジンガーを操縦する同作の主人公、剣鉄也の姿が映るのみ。
  4. ^ a b テレビでのED役名クレジットは、富田は「団兵衛」(牧葉団兵衛)、緒方は「番太」(荒野番太)でクレジットされるが、本作では団兵衛と番太は登場しないため、初めて敵キャラクター名でクレジットされた。
  5. ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、102頁、雑誌コード:01843-05。 
  6. ^ <東映まんがまつり>公開の「マジンガーZ」関連劇場版を収めた単巻Blu-ray2タイトルが同日発売

関連項目