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2020年12月25日 (金) 08:54時点における版

郡司 彰
ぐんじ あきら
農林水産副大臣就任に際して公表された肖像写真
生年月日 (1949-12-11) 1949年12月11日(74歳)
出生地 日本の旗 日本 茨城県水戸市
出身校 茨城県立高萩高等学校
明治学院大学社会学部(中退)
所属政党民主党→)
民進党横路G)→)
無所属→)
立憲民主党赤松G
公式サイト 参議院議員ぐんじ彰公式HP

在任期間 2016年8月1日 - 2019年8月1日

選挙区 茨城県選挙区
当選回数 4回
在任期間 1998年7月26日 - 現職

内閣 野田第2次改造内閣
野田第3次改造内閣
在任期間 2012年6月4日 - 2012年12月26日
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郡司 彰(ぐんじ あきら、1949年12月11日 ‐ )は、日本政治家立憲民主党所属の参議院議員(4期)。

農林水産大臣第54代)、農林水産副大臣鳩山由紀夫内閣菅直人内閣)、民進党参議院議員会長民主党参議院議員会長・参議院国会対策委員長・茨城県連代表[1]参議院副議長(第31代)、参議院環境委員長行政監視委員長東日本大震災復興特別委員長等を歴任した。

来歴

茨城県水戸市生まれ。1968年茨城県立高萩高等学校を卒業し、明治学院大学社会学部に入学。1970年に明治学院大を中退し、伊勢甚に入社。1989年全国農林漁業団体職員労働組合連合(全国農団労)結成に参加し、書記次長に就任。その後も労働組合運動に従事し、全国農団労副委員長、茨城県農協労働組合連合書記長、日本労働組合総連合会茨城県連合会執行委員等の役職を歴任した。

1998年7月、第18回参議院議員通常選挙民主党公認で茨城県選挙区(定数2)から出馬。得票数で自由民主党新人の久野恒一、自由民主党現職の野村五男を上回り、同区トップで初当選した(久野は当選、野村は次点で落選)。2004年第20回参議院議員通常選挙では、得票数で自民党現職の岡田広を下回るも、得票数2位で再選。同年、参議院環境委員長に就任。2006年から民主党参議院国会対策委員長2007年から参議院農林水産委員長をそれぞれ務める。2007年の新潟県中越沖地震の発生に際しては、民主党に設置された震災対策本部の副本部長に就任。

2009年鳩山由紀夫内閣農林水産副大臣に任命され、菅直人内閣まで務める。2010年7月、第22回参議院議員通常選挙に民主党公認で茨城県選挙区から出馬し、得票数2位で3選。なおこの選挙で、民主党は茨城県選挙区の2議席の独占を目論み、郡司、新人の長塚智広を擁立。郡司は当選したが、長塚は次点で落選した。

2012年6月、野田第2次改造内閣農林水産大臣に任命され[2]、初入閣した。農水相就任に際し、それまで務めていた民主党茨城県連代表を辞任。同年10月、野田第3次改造内閣で農林水産大臣に再任。同年12月、野田内閣の総辞職により農水相を退任した。

2013年8月、民主党の参議院議員会長選挙に出馬[3]。選挙戦では輿石東をはじめ、桜井充加藤敏幸らの支援を受け、投票では33票を獲得。24票を獲得した北澤俊美防衛大臣を破り、参院議員会長に選出された[4]2014年8月、民主党参院議員会長に無投票で再選[5]2016年7月、第24回参議院議員通常選挙に民進党公認で茨城県選挙区から出馬し、得票数2位で4選。2016年8月1日に召集された第191臨時国会で、参議院副議長に選出され、同日就任した[6]

2018年5月に民進党と希望の党が合流する形で結成された国民民主党には参加しない意向から直前に民進党を離党した[7]。また、民進党から国民民主党への移行の際に17名の参議院議員が会派から退会したため、公明党が参議院第2会派に浮上したが、公明党は副議長ポストを要求しなかったため、引き続き郡司が副議長を務めることとなった[8]

2019年8月1日に副議長を退任。その後当面無所属で活動すると共に立憲民主党会派に入会した[9]

政策・主張

日本国憲法
2016年1月28日参議院本会議における代表質問では「(同年夏の)参院選では(安倍晋三首相による改憲に必要な3分の2の獲得を阻止する」と述べ、日本国憲法の改正への反対を掲げる[10]一方、3月20日にはNHKの討論番組で「憲法を不磨の大典として飾っておくものではない、というのが共通の理解だ」と述べ、憲法改正論議そのものには前向きな見解を示した[11]
国旗・国歌
1999年国旗及び国歌に関する法律案の参議院本会議における採決で反対票を投じた[12]
静岡空港
2003年静岡空港建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わっている[13]
環太平洋戦略的経済連携協定
日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加には、農林水産大臣の前任者である鹿野道彦同様に慎重な立場を取っている。農水相就任以前に発足した、TPPを慎重に考える会の副会長も務めていた。
選択的夫婦別姓制度
選択的夫婦別姓制度に対しては賛否を明らかにしていない[14]

所属団体・議員連盟

脚注

  1. ^ 民主党茨城県総支部連合会 政治資金収支報告書(平成25年分定期公表)” (PDF). 政治資金センター. 2019年12月5日閲覧。
  2. ^ 「人事異動」『官報』号外特20号、国立印刷局2012年6月4日、1面。
  3. ^ “民主参院会長選、「輿石体制」是非が焦点”. 日本経済新聞. (2013年8月2日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS02042_S3A800C1PP8000/ 2016年3月20日閲覧。 
  4. ^ “民主参院会長に郡司氏/一騎討ちで北沢氏制す”. 四国新聞. (2013年8月6日). https://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20130806000514 2016年3月20日閲覧。 
  5. ^ “民主参院会長選、郡司氏が無投票で再選”. 日本経済新聞. (2014年6月16日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1601Q_W4A610C1PP8000/ 2016年3月20日閲覧。 
  6. ^ “参院議長に伊達忠一氏選出 副議長は郡司彰氏 第191臨時国会召集”. 産経新聞. (2016年8月1日). http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010031-n1.html 2017年8月23日閲覧。 
  7. ^ “参院会派:「国民民主党・新緑風会」に変更”. 毎日新聞. (2018年5月7日). https://mainichi.jp/articles/20180508/k00/00m/010/091000c 2018年10月7日閲覧。 
  8. ^ “参院:郡司氏が副議長続投 民進出身、公明交代求めず”. 毎日新聞. (2018年5月9日). https://mainichi.jp/articles/20180510/k00/00m/010/053000c 2018年10月7日閲覧。 
  9. ^ ぐんじ彰公式HPアーカイブ2019年8月1日時点でのアーカイブ
  10. ^ “代表質問:詳報”. 毎日新聞. (2016年1月28日). http://mainichi.jp/articles/20160128/ddm/005/010/135000c 2016年3月20日閲覧。 
  11. ^ “【参院選】自民・溝手参院会長 憲法改正の争点化に否定的 公明も牽制”. 産経新聞. (2016年3月20日). http://www.sankei.com/politics/news/160320/plt1603200011-n1.html 2016年3月20日閲覧。 
  12. ^ 第145回国会 1999年8月9日 投票結果 2015年1月11日閲覧。
  13. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ
  14. ^ 朝日新聞2016年参院選候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)、(2016年6月23日閲覧))
  15. ^ たばこ産業政策議員連盟が総会を開催 全たばこ労組からヒアリング”. 立憲民主党 (2019年12月3日). 2020年7月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

議会
先代
輿石東
日本の旗 参議院副議長
第31代:2016年 - 2019年
次代
小川敏夫
先代
玉置一弥
日本の旗 参議院東日本大震災復興特別委員長
第4代:2013年
次代
蓮舫
先代
加治屋義人
日本の旗 参議院農林水産委員長
2007年 - 2009年
次代
平野達男
先代
草川昭三
日本の旗 参議院行政監視委員長
2007年
次代
加藤修一
先代
長谷川清
日本の旗 参議院環境委員長
2004年 - 2005年
次代
福山哲郎
公職
先代
鹿野道彦
日本の旗 農林水産大臣
第54代:2012年
次代
林芳正
先代
近藤基彦
石田祝稔
日本の旗 農林水産副大臣
山田正彦と共同
篠原孝と共同

2009年 - 2010年
次代
篠原孝
筒井信隆
党職
先代
(創設)
民進党参議院議員会長
初代:2016年
次代
小川敏夫
先代
輿石東
民主党参議院議員会長
第8代:2013年 - 2016年
次代
(廃止)