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[[第48回衆議院議員総選挙|第48回衆院選]]では、階の所属する[[民進党]]の候補者が、[[希望の党]]、[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]、[[無所属]]に分裂。階は希望に参加したが、他の希望候補者の多くが苦戦を強いられる中、約11,000票を増やし5選。高橋も引き続き比例復活した。 |
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[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]の公認候補が一度も'''小選挙区で当選したことがない'''選挙区である。 |
[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]の公認候補が一度も'''小選挙区で当選したことがない'''選挙区である。 |
2020年11月1日 (日) 09:40時点における版
岩手県第1区 | |
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| |
行政区域 |
盛岡市、紫波郡 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 東北ブロック |
設置年 |
1994年 (2017年区割変更) |
選出議員 | 階猛 |
有権者数 |
290,458人 1.281 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
岩手県第1区(いわてけんだい1く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
選挙区域
2017年の区割り変更により盛岡市の旧玉山村域も1区に移動され、盛岡市全域が1区の区域となった。
歴史
達増拓也(現・岩手県知事)の衆議院議員時代の地盤。達増は1996年から4回連続して小選挙区で当選(新進党-自由党-民主党)し、岩手県の小沢王国の一翼を担った。達増が知事に転身後は高校・大学の後輩である階猛が地盤を引き継ぎ小沢王国の一翼を担った。
階は東日本大震災後に小沢と袂を分かち、第46回衆議院議員総選挙で小沢は刺客候補として達増の妻・陽子を送り込んだ。結果としては階が議席を守り抜き、この選挙区は小沢の影響下から名実ともに離れた。またこの選挙では、民主党・元民主党候補がともに大逆風を受けてそれによって自民党にも追い風が吹き、高橋比奈子がこの選挙区の自民党候補としては16年ぶりに比例東北ブロックで復活当選。県内では1946年当選の菅原エン以来の66年ぶりの女性衆議院議員となった[1]。
一方、達増陽子は比例復活も出来ずに3位で落選した。3区でも小沢の元を離れた黄川田徹が議席を守り、2区では自民党の鈴木俊一が議席を奪還。小沢は自身の選挙区である4区を除くすべての選挙区で自身の系列の議員を失い、「小沢王国」は崩壊した。
第47回衆議院議員総選挙では、小沢率いる生活の党は候補者を出さず、階と高橋の事実上の一騎討ちとなった。階が勝利したが、高橋も再び復活当選を果たした。
第48回衆院選では、階の所属する民進党の候補者が、希望の党、立憲民主党、無所属に分裂。階は希望に参加したが、他の希望候補者の多くが苦戦を強いられる中、約11,000票を増やし5選。高橋も引き続き比例復活した。
自由民主党の公認候補が一度も小選挙区で当選したことがない選挙区である。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 | 備考 |
---|---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年(平成8年) | 達増拓也 | 新進党 | 旧区域 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年(平成12年) | 自由党 | ||
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年(平成15年) | 民主党 | ||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年(平成17年) | |||
第44回衆議院議員補欠選挙 | 2007年(平成19年) | 階猛 | 旧区域 ※達増の岩手県知事選挙出馬に伴う。 | |
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年(平成21年) | 旧区域 | ||
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年(平成24年) | |||
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年(平成26年) | |||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年(平成29年) | 希望の党 |
選挙結果
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:29万6551人 最終投票率:57.02% (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 階猛 | 51 | 希望の党 | 前 | 87,534票 | 52.58% | ―― | ○ | |
比当 | 高橋比奈子 | 59 | 自由民主党 | 前 | 57,381票 | 34.47% | 65.55% | 公明党推薦 | ○ |
吉田恭子 | 36 | 日本共産党 | 新 | 21,549票 | 12.95% | 24.62% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 階猛 | 48 | 民主党 | 前 | 76,787票 | 52.02% | ―― | ○ | |
比当 | 高橋比奈子 | 56 | 自由民主党 | 前 | 46,409票 | 31.44% | 60.44% | 公明党推薦 | ○ |
吉田恭子 | 33 | 日本共産党 | 新 | 15,374票 | 10.41% | 20.02% | |||
細川光正 | 65 | 社会民主党 | 新 | 9,052票 | 6.13% | 11.79% | ○ |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 階猛 | 46 | 民主党 | 前 | 55,909票 | 34.72% | ―― | 国民新党 | ○ |
比当 | 高橋比奈子 | 54 | 自由民主党 | 新 | 44,002票 | 27.33% | 78.70% | 公明党 | ○ |
達増陽子 | 47 | 日本未来の党 | 新 | 41,706票 | 25.90% | 74.60% | 新党大地 | ○ | |
伊沢昌弘 | 65 | 社会民主党 | 新 | 9,922票 | 6.16% | 17.75% | ○ | ||
八幡志乃 | 30 | 日本共産党 | 新 | 9,473票 | 5.88% | 16.94% |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 階猛 | 42 | 民主党 | 前 | 116,425票 | 60.23% | ―― | ○ | |
高橋比奈子 | 51 | 自由民主党 | 新 | 50,585票 | 26.17% | 43.45% | ○ | ||
伊沢昌弘 | 62 | 社会民主党 | 新 | 13,048票 | 6.75% | 11.21% | ○ | ||
吉田恭子 | 28 | 日本共産党 | 新 | 12,187票 | 6.30% | 10.47% | |||
森憲作 | 52 | 幸福実現党 | 新 | 1,047票 | 0.54% | 0.90% |
当日有権者数:人 最終投票率:%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | {{{2}}} | {{{3}}} | {{{4}}} | 新 | {{{6}}}票 |
- 達増が岩手県知事選出馬のため辞職したため行われた。
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 達増拓也 | 41 | 民主党 | 前 | 95,109票 | 51.69% | ―― | ○ | |
及川敦 | 38 | 自由民主党 | 新 | 65,187票 | 35.43% | 68.54% | ○ | ||
細川光正 | 56 | 社会民主党 | 新 | 14,050票 | 7.64% | 14.77% | ○ | ||
神部伸也 | 31 | 日本共産党 | 新 | 9,659票 | 5.25% | 10.16% |
- 及川は2007年に岩手県議会議員選挙(盛岡選挙区)に出馬し、当選。
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 達増拓也 | 39 | 民主党 | 前 | 91,025票 | 53.62% | ―― | ○ | |
及川敦 | 36 | 自由民主党 | 新 | 57,899票 | 34.11% | 63.61% | ○ | ||
後藤百合子 | 54 | 社会民主党 | 新 | 12,014票 | 7.08% | 13.20% | ○ | ||
長沼洋一 | 45 | 日本共産党 | 新 | 8,806票 | 5.19% | 9.67% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 達増拓也 | 36 | 自由党 | 前 | 74,835票 | 43.02% | ―― | ○ | |
玉澤徳一郎 | 62 | 自由民主党 | 前 | 65,597票 | 37.71% | 87.66% | ○ | ||
後藤百合子 | 51 | 社会民主党 | 新 | 17,309票 | 9.95% | 23.13% | ○ | ||
佐藤隆五郎 | 59 | 日本共産党 | 新 | 9,261票 | 5.32% | 12.38% | |||
藤倉喜久治 | 56 | 民主党 | 新 | 6,964票 | 4.00% | 9.31% | ○ |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 達増拓也 | 32 | 新進党 | 新 | 67,420票 | 40.58% | ―― | ||
比当 | 玉澤徳一郎 | 58 | 自由民主党 | 前 | 49,665票 | 29.89% | 73.67% | ○ | |
中村力 | 34 | 無所属 | 前 | 17,087票 | 10.28% | 25.34% | × | ||
山中邦紀 | 63 | 社会民主党 | 元 | 16,758票 | 10.09% | 24.86% | ○ | ||
佐久間敏子 | 45 | 日本共産党 | 新 | 10,668票 | 6.42% | 15.82% | |||
後藤百合子 | 47 | 民主党 | 新 | 4,551票 | 2.74% | 6.75% | ○ |
脚注・出典
- ^ 本県66年ぶり女性当選 比例復活の高橋さん - 2012年12月17日 岩手日報 WebNews