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「選抜高等学校野球大会入場行進曲」の版間の差分

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2020年8月25日 (火) 05:12時点における版

選抜高等学校野球大会入場行進曲(せんばつこうとうがっこうやきゅうたいかいにゅうじょうこうしんきょく)は選抜高等学校野球大会の開会式・閉会式で使われる入場行進曲のこと。

概要

1962年の第34回大会での「上を向いて歩こう」以降は、前年のヒット曲[1]が使われることになった。それ以前は大会歌、軍歌、本来の行進曲、外国映画の主題歌等が使われていた。

なお、曲は大阪市音楽団によって毎年2月上旬ごろに録音され、出場校に記念としてカセットCDで贈られている。また、毎年開幕前からCDを発売している(内容は入場行進曲、ファンファーレ、「今ありて」、「栄光」が収録されている)。現在これらの曲はその年のCDアルバム「ポップ・ヒット・マーチ」シリーズに収録されることが多くなっている。なお、歴代入場行進曲は一部を除きiTunes Storeで購入できる。

開会式・閉会式当日は、大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山の各府県の警察音楽隊が入場行進曲の演奏を担当している。当初は開会式の全ての演奏を警察音楽隊が行っていたが、1995年に阪神・淡路大震災の影響で警察音楽隊に関わっている警察官が被災地の復旧などの業務を優先する関係で引き受けられなくなったため、「同じ高校生から代役をお願いしたい」との主催者の意向で兵庫県西宮市高等学校吹奏楽連盟が演奏に参加した。1998年に警察音楽隊が復帰した後も、入場行進以外の演奏に引き続き西宮市高等学校吹奏楽連盟が参加している[2]

かつては原曲を歌うアーチストや作詞、作曲者が毎日放送テレビラジオの大会開会式中継のゲストに招かれていた。だが、第57回(1985年)のチェッカーズや第61回(1989年)の光GENJIなどは、女性ファンが殺到して会場が大混乱すると判断されたため、出演がなかった例もある。

テレビ、ラジオでは、試合の合間に入場行進曲がfender rhodes mark-1のエレクトリックピアノのヴァージョンにアレンジされた(龍野順義による演奏)曲が流される(2010年までデジタル衛星ハイビジョンで放送していた時は第1、2試合各終了後にも流れていた)。

2015年からは大会開催期間中、阪神甲子園球場の最寄り駅である阪神本線甲子園駅列車接近メロディに、入場行進曲が使用される(編曲:向谷実)。

歴代入場行進曲

歴代入場行進曲
開催年 曲名(選出回数) 歌手(選出回数) 備考
1 1924年 星条旗よ永遠なれ
双頭の鷲の旗の下になど
メドレー
2 1925年 カレドニアン・マーチ
3 1926年 親しき戦友
4 1927年 (入場式中止) 大正天皇崩御の国喪に服し入場行進を中止
5 1928年 モン・パリバレンシア メドレー
6 1929年 観兵式行進曲
7 1930年 われら戦友
8 1931年 旧大会歌
9 1932年 爆弾三勇士の歌 陸軍戸山学校軍楽隊
10 1933年 青年
11 1934年 陽は舞いおどる甲子園 2代目大会歌
作詞:薄田泣菫、作曲:陸軍戸山学校軍楽隊
12 1935年 陽は舞いおどる甲子園 2回目
13 1936年 陽は舞いおどる甲子園 3回目
14 1937年 陽は舞いおどる甲子園 4回目
15 1938年 愛国行進曲 作曲:瀬戸口藤吉
16 1939年 大陸行進曲 徳山璉久富吉晴波岡惣一郎
17 1940年 奉祝歌紀元二千六百年
18 1941年 国民進軍歌 徳山璉、四家文子柴田睦陸中村淑子 国民歌謡」第70集
19 1947年 剣と槍 作曲:ヘルマン・シュタルケ
20 1948年 鐘の鳴る丘 川田正子
21 1949年 異国の丘 中村耕造&竹山逸郎
22 1950年 ハイスクール
23 1951年 スポーツショー行進曲 作曲:古関裕而
24 1952年 君が代行進曲 作曲:吉本光蔵
25 1953年 黄色いリボン ミッチ・ミラー合唱団
26 1954年 錨を上げて 作曲:チャールズ・ジンマーマン
27 1955年 セントルイス・ブルース・マーチ
28 1956年 雷神 作曲:ジョン・フィリップ・スーザ
29 1957年 緑のこだま 毎日新聞選定曲
30 1958年 クワイ河マーチ ミッチ・ミラー合唱団
31 1959年 皇太子のタンゴ リカルド・サントス楽団
32 1960年 誕生日
33 1961年 バッファロー大隊マーチ アート・ムーニー楽団山下敬二郎
34 1962年 上を向いて歩こう 坂本九(1) 同年より前年流行歌を採用
35 1963年 いつでも夢を 橋幸夫&吉永小百合(1)
36 1964年 こんにちは赤ちゃん 梓みちよ
37 1965年 幸せなら手をたたこう 坂本九(2)
38 1966年 ともだち 坂本九(3)
39 1967年 世界の国からこんにちは 三波春夫(1)、坂本九(4)、吉永小百合(2)
等競作
大阪万国博覧会テーマソング
40 1968年 世界は二人のために 佐良直美
41 1969年 三百六十五歩のマーチ 水前寺清子
42 1970年 世界の国からこんにちは 三波春夫(2)、坂本九(5)、吉永小百合(3)
等競作
2回目
43 1971年 希望 岸洋子
44 1972年 また逢う日まで 尾崎紀世彦
45 1973年 虹をわたって 天地真理
46 1974年 草原の輝き アグネス・チャン
47 1975年 おかあさん 森昌子
48 1976年 センチメンタル 岩崎宏美(1)
49 1977年 ビューティフル・サンデー ダニエル・ブーン田中星児トランザム
等競作
50 1978年 愛のメモリー 松崎しげる
51 1979年 季節の中で 松山千春
52 1980年 YOUNG MAN (Y.M.C.A.) 西城秀樹
53 1981年 青い珊瑚礁 松田聖子
54 1982年 ルビーの指環 寺尾聰
55 1983年 聖母たちのララバイ 岩崎宏美(2)
56 1984年 CAT'S EYE 杏里
57 1985年 星屑のステージ チェッカーズ
58 1986年 青春 岩崎良美
59 1987年 CHA-CHA-CHA 石井明美
60 1988年 夢冒険 酒井法子
61 1989年 パラダイス銀河 光GENJI
62 1990年 約束 相川恵里 国際花と緑の博覧会テーマソング
63 1991年 おどるポンポコリン B.B.クィーンズ
64 1992年 どんなときも。 槇原敬之
65 1993年 今ありて 3代目大会歌
作詞:阿久悠、作曲:谷村新司
66 1994年 負けないで ZARD
67 1995年 がんばりましょう SMAP(1) 阪神・淡路大震災のため大会時点での録音なし[3]
68 1996年 TOMORROW 岡本真夜
69 1997年 これが私の生きる道 PUFFY
70 1998年 硝子の少年 KinKi Kids
71 1999年 長い間 Kiroro
72 2000年 First Love 宇多田ヒカル
73 2001年 TSUNAMIイエスタデイ
ヘイ・ジュードオブラディ・オブラダ
サザンオールスターズ(1)、ビートルズ メドレー
74 2002年 明日があるさ 坂本九(6)、ウルフルズRe:Japan競作
75 2003年 大きな古時計 平井堅
76 2004年 世界に一つだけの花 SMAP(2)
77 2005年 君こそスターだ サザンオールスターズ(2)
78 2006年 青春アミーゴ 修二と彰
79 2007年 宙船(そらふね) TOKIO
80 2008年 コブクロ
81 2009年 キセキ GReeeeN
82 2010年 My Best Of My Life Superfly
83 2011年 ありがとう いきものがかり 警察音楽隊による演奏はなし
84 2012年 Everyday、カチューシャ AKB48(1)
85 2013年 花は咲く 花は咲くプロジェクト[5] NHK東日本大震災復興支援ソング
86 2014年 恋するフォーチュンクッキー AKB48(2)
87 2015年 Let It Go〜ありのままで〜 イディナ・メンゼル松たか子
88 2016年 もしも運命の人がいるのなら 西野カナ
89 2017年 星野源
90 2018年 今ありて 2回目
91 2019年 世界に一つだけの花、どんなときも。 SMAP(3)、槇原敬之(2)[6] メドレー
両曲とも2回目かつ作詞・作曲:槇原敬之
92 2020年 パプリカ Foorin米津玄師 開催中止

編曲者

脚注

  1. ^ 但し1990年1993年2018年2019年のように使用されなかった例もある。
  2. ^ 余録 - 毎日新聞、2017年1月16日。
  3. ^ CDなどで流通されているのは後年に録音されたものである。
  4. ^ 入場行進曲一覧”. 選抜高校野球 記録室. 毎日新聞社. 2016年1月15日閲覧。
  5. ^ 毎日新聞公式サイトの歴代入場行進曲一覧では門倉有希と表記してある(門倉は「花は咲くプロジェクト」に参加している他、2012年4月発売のシングル「蝶」のカップリング曲としてセルフカバーしている)[4]
  6. ^ 「世界に一つだけの花」に関しては、大会を主催する毎日新聞社の記事および同系列のGAORAの開会式中継、その他の大手新聞社や民放局では「槇原敬之さんが作詞作曲した~」と紹介されSMAP(起用時点で解散)の名は出されていないほか、毎日新聞公式サイトの歴代入場行進曲一覧でも2曲が一括して扱われ歌手欄は空欄となっている。開会式の場内アナウンスでも例年行われている歌手名の紹介はなかった。その一方でNHKの入場行進曲決定時の報道や開会式中継ではSMAPの楽曲として紹介された。

外部リンク