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選抜高等学校野球大会における鳥取県勢の成績について記す。
- 1924年に初開催された頃は、県勢ではすでに鳥取中(現・鳥取西)が全国中等学校優勝野球大会で活躍し名を馳せていた。同校は1927年の第4回大会で初出場、1933年にも出場しているが、夏のように上位進出はしていない。
- 1932年には鳥取二中(現・鳥取東)が同校唯一の出場を果たしている。
- 1935年には米子中(現・米子東)が初出場を果たしているが、これ以後の県勢の出場は、1960年までの25年のブランクとなる。
- 1960年に岡本利之率いる米子東が2度目の出場を果たすと、宮本洋二郎の好投と隙のないバント戦法で勝ち進み、決勝戦に進出した。決勝では高松商に春夏通じ初(選抜唯一)のサヨナラ優勝本塁打を浴び敗れたが、これは現在まで春夏通じて山陰勢唯一の決勝進出である。翌1961年にも左腕・矢滝伸高の力投でベスト4に入った。
- 1970年代後半からは倉吉北が台頭した。特に1979年と1981年には矢田万寿男、坂本昇の力投で、それぞれベスト8、ベスト4に進出し、「山陰の暴れん坊」と呼ばれた。
- 1988年には全国高校野球選手権大会の第1回大会から予選に出場している倉吉東が悲願の初出場を果たし、強豪をなぎ倒して2勝を挙げた。
- 平成に入ってからは倉吉東、米子商(現・米子松蔭)、鳥取西、米子東が出場を果たしているが、今ひとつ力を発揮できない。特に1997年から2006年にかけての県勢は、選抜の重要な選考資料となる秋季中国大会において2003年に鳥取城北が4強に進出した以外は、初戦の勝利を挙げることもままならなかった。
- 2007年秋の中国大会で、鳥取県勢が久しぶりに活躍。出場3校がいずれも広島県勢を破り初戦を突破した。特に八頭は準優勝の活躍をみせ、翌春の第80回大会へ出場。初戦で平木良典が投球数79で完封勝利した。
- 2008年秋の中国大会では鳥取城北が、2010年の大会では鳥取中央育英が4強入りを果たしているが、選抜大会への出場はならなかった。
- 2011年秋の中国大会で鳥取城北が鳥取県勢としては47年ぶりに優勝を果たし、選抜初出場を果たした(開幕試合で三重に敗退)。
年度(大会) |
選出校 |
試合結果 |
成績
|
1960年(第32回大会) |
米子東(25年ぶり2回目) |
2回戦 |
○ 2 - 1 大宮 |
準優勝
|
準々決勝 |
○ 4 - 2 松阪商
|
準決勝 |
○ 2 - 0 秋田商
|
決勝 |
● 1 - 2x 高松商
|
1961年(第33回大会) |
米子東(2年連続3回目) |
2回戦 |
○ 2 - 1 掛川西 |
ベスト4
|
準々決勝 |
○ 2 - 1 敦賀(延長16回)
|
準決勝 |
● 1 - 4 高松商
|
1965年(第37回大会) |
米子東(4年ぶり4回目) |
2回戦 |
● 0 - 4 高松商 |
初戦敗退
|
1966年(第38回大会) |
米子東(2年連続5回目) |
1回戦 |
○ 6 - 1 富士宮北 |
ベスト8
|
2回戦 |
○ 2 - 0 高知
|
準々決勝 |
● 2 - 11 中京商
|
1970年(第42回大会) |
米子東(4年ぶり6回目) |
1回戦 |
● 0 - 5 津久見 |
初戦敗退
|
1972年(第44回大会) |
鳥取工(初出場) |
1回戦 |
● 1 - 2 市神港 |
初戦敗退
|
1973年(第45回大会) |
境(初出場) |
1回戦 |
● 2 - 5 日大山形 |
初戦敗退
|
1974年(第46回大会) |
境(2年連続2回目) |
1回戦 |
○ 8 - 1 長良 |
2回戦
|
2回戦 |
● 0 - 7 和歌山工
|
1975年(第47回大会) |
倉吉北(初出場) |
1回戦 |
● 1 - 6 福井商 |
初戦敗退
|
1977年(第49回大会) |
米子東(7年ぶり7回目) |
1回戦 |
● 0 - 5 県岐阜商 |
初戦敗退
|
1979年(第51回大会) |
倉吉北(4年ぶり2回目) |
1回戦 |
○ 1x - 0 静岡 |
ベスト8
|
2回戦 |
○ 7 - 4 高松商
|
準々決勝 |
● 1 - 5 箕島
|
1980年(第52回大会) |
倉吉北(2年連続3回目) |
1回戦 |
● 4 - 5 東海大三 |
初戦敗退
|
1981年(第53回大会) |
倉吉北(3年連続4回目) |
1回戦 |
○ 5 - 4 鳴門商 |
ベスト4
|
2回戦 |
○ 3 - 2 中京商
|
準々決勝 |
○ 2 - 1 高松商
|
準決勝 |
● 0 - 4 PL学園
|
1988年(第60回大会) |
倉吉東(初出場) |
1回戦 |
○ 10 - 3 市船橋 |
3回戦
|
2回戦 |
○ 1x - 0 東海大山形
|
3回戦 |
● 2 - 4 桐蔭学園
|
1989年(第61回大会) |
倉吉東(2年連続2回目) |
1回戦 |
● 1 - 4 尼崎北 |
初戦敗退
|
1990年(第62回大会) |
鳥取西(57年ぶり3回目) |
1回戦 |
● 1 - 4 高松商 |
初戦敗退
|
1992年(第64回大会) |
米子商(初出場) |
1回戦 |
● 0 - 1 天理 |
初戦敗退
|
1993年(第65回大会) |
鳥取西(3年ぶり4回目) |
2回戦 |
○ 9 - 4 秋田経法大付 |
3回戦
|
3回戦 |
● 0 - 5 長崎日大
|
1996年(第68回大会) |
米子東(19年ぶり8回目) |
1回戦 |
○ 9 - 7 釜石南 |
2回戦
|
2回戦 |
● 4 - 8 大阪学院大
|
2008年(第80回大会) |
八頭(初出場) |
2回戦 |
○ 1 - 0 宇都宮南 |
3回戦
|
3回戦 |
● 0 - 1 東洋大姫路
|
2012年(第84回大会) |
鳥取城北(初出場) |
1回戦 |
● 5 - 6 三重 |
初戦敗退
|
2015年(第87回大会) |
米子北(初出場) |
1回戦 |
● 1 - 14 常総学院 |
初戦敗退
|
2019年(第91回大会) |
米子東(23年ぶり9回目) |
1回戦 |
● 1 - 4 札幌大谷 |
初戦敗退
|
2020年(第92回大会) |
鳥取城北(8年ぶり2回目) |
(中止) |
交流試合
|
2021年(第93回大会) |
鳥取城北(2年連続3回目) |
1回戦 |
○ 6 - 2 三島南 |
2回戦
|
2回戦 |
● 0 - 1 東海大相模
|
2023年(第95回大会) |
鳥取城北(2年ぶり4回目) |
1回戦 |
● 3 - 6 東邦 |
初戦敗退
|
出場 |
試合 |
勝利 |
敗戦 |
引分 |
勝率 |
優勝 |
準優勝 |
ベスト4 |
ベスト8
|
30 |
49 |
20 |
29 |
0 |
.408 |
0 |
1 |
2 |
2
|
校名 |
出場 |
通算 |
最高成績 |
前身校
|
米子東 |
9回 |
8勝9敗 |
準優勝 |
米子中
|
倉吉北 |
4回 |
5勝4敗 |
ベスト4 |
|
鳥取西 |
4回 |
2勝4敗 |
3回戦 |
鳥取一中
|
鳥取城北 |
4回 |
1勝3敗 |
2回戦 |
|
倉吉東 |
2回 |
2勝2敗 |
3回戦 |
|
境 |
2回 |
1勝2敗 |
2回戦 |
|
八頭 |
1回 |
1勝1敗 |
3回戦 |
|
鳥取東 |
1回 |
0勝1敗 |
初戦敗退 |
鳥取二中
|
鳥取工 |
1回 |
0勝1敗 |
初戦敗退 |
|
米子松蔭 |
1回 |
0勝1敗 |
初戦敗退 |
米子商
|
米子北 |
1回 |
0勝1敗 |
初戦敗退 |
|
|
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1920年代 | |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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地方別成績 | |
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秋季大会 | |
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楽曲 | |
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関連項目 | |
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1942年から1946年は中断。取り消し線は開催中止。 |