コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「水戸黄門 (第39-43部)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 綋繒譙褧を含む記事の改名に伴うリンク修正依頼 (清水綋治) - log
488行目: 488行目:
|第6話||11月15日||助さんに見た父の面影||富山||小木曽豊斗||金鐘守||嘉吉:[[小松政夫]]<br />土井久左衛門:[[綿引勝彦]]<br />布袋屋五兵衛:[[岡本富士太]]<br />稲垣軍兵衛:[[桜木健一]]<br />お花:[[小林里乃]]<br />土井千之助:[[寺尾由布樹]]<br />忠次:[[堀本能礼]]<br />田村佐内:[[青島健介]]<br />高木十兵衛:[[辻本一樹]]<br />坂井米蔵:[[天蝶司晃|天蝶二]]<br />岩伍:[[下元年世]]<br />茂作:[[空田浩志]]<br />番頭:[[渡部雄作]]<br />猪助:[[岡田五郎 (俳優)|岡田五郎]]<br />女中頭:[[上田こずえ]]<br />年寄:[[田井克幸]]<br />職人:[[川鶴晃裕]]||
|第6話||11月15日||助さんに見た父の面影||富山||小木曽豊斗||金鐘守||嘉吉:[[小松政夫]]<br />土井久左衛門:[[綿引勝彦]]<br />布袋屋五兵衛:[[岡本富士太]]<br />稲垣軍兵衛:[[桜木健一]]<br />お花:[[小林里乃]]<br />土井千之助:[[寺尾由布樹]]<br />忠次:[[堀本能礼]]<br />田村佐内:[[青島健介]]<br />高木十兵衛:[[辻本一樹]]<br />坂井米蔵:[[天蝶司晃|天蝶二]]<br />岩伍:[[下元年世]]<br />茂作:[[空田浩志]]<br />番頭:[[渡部雄作]]<br />猪助:[[岡田五郎 (俳優)|岡田五郎]]<br />女中頭:[[上田こずえ]]<br />年寄:[[田井克幸]]<br />職人:[[川鶴晃裕]]||
|-
|-
|第7話||11月22日||じゃじゃ馬姫の逃避行||金沢||横山一真||矢田清巳||篠姫:[[藤本美貴]]<br />海老原甚内:[[清水紘治|清水綋治]]<br />静市孫兵衛:[[滝田裕介]]<br />葛西与左衛門:[[新納敏正]]<br />滝岡:[[田根楽子]]<br />若菜屋重兵衛:[[三田村賢二]]<br />嘉助:[[筒井巧]]<br />塚原源蔵:[[木村靖司]]<br />お兼:[[吉田エマ]]<br />お染:[[悠木千帆 (2代目)|悠木千帆]]<br />太吉:[[堺翔太]]<br />団子屋:[[河田洋志]]<br />熊:[[山田永二]]<br />寅:[[井上久男]]||
|第7話||11月22日||じゃじゃ馬姫の逃避行||金沢||横山一真||矢田清巳||篠姫:[[藤本美貴]]<br />海老原甚内:[[清水綋治]]<br />静市孫兵衛:[[滝田裕介]]<br />葛西与左衛門:[[新納敏正]]<br />滝岡:[[田根楽子]]<br />若菜屋重兵衛:[[三田村賢二]]<br />嘉助:[[筒井巧]]<br />塚原源蔵:[[木村靖司]]<br />お兼:[[吉田エマ]]<br />お染:[[悠木千帆 (2代目)|悠木千帆]]<br />太吉:[[堺翔太]]<br />団子屋:[[河田洋志]]<br />熊:[[山田永二]]<br />寅:[[井上久男]]||
|-
|-
|第8話||11月29日||死ぬ気で生きろ!||丸岡||櫻井康裕||rowspan="2"|金鐘守||[[近松門左衛門]]:[[松尾貴史]]<br />しのぶ:[[中原果南]]<br />狩野佑之進:[[大浦龍宇一]]<br />中条主計:[[片桐竜次]]<br />黒須仙造:[[渡浩行]]<br />大垣屋:[[朝倉伸二]]<br />津田:[[高田賢一 (俳優)|高田賢一]]<br />竹松:[[福田七聖]]<br />波多野荘兵衛:[[高橋長英]]||
|第8話||11月29日||死ぬ気で生きろ!||丸岡||櫻井康裕||rowspan="2"|金鐘守||[[近松門左衛門]]:[[松尾貴史]]<br />しのぶ:[[中原果南]]<br />狩野佑之進:[[大浦龍宇一]]<br />中条主計:[[片桐竜次]]<br />黒須仙造:[[渡浩行]]<br />大垣屋:[[朝倉伸二]]<br />津田:[[高田賢一 (俳優)|高田賢一]]<br />竹松:[[福田七聖]]<br />波多野荘兵衛:[[高橋長英]]||

2020年8月20日 (木) 00:17時点における版

里見浩太朗が演じる水戸黄門(5代目)

本項では、TBSパナソニック ドラマシアター(旧ナショナル劇場)において放送されていた時代劇水戸黄門』(みとこうもん)の里見浩太朗が主演したシリーズのうち、2008年から2011年にかけて放送枠がパナソニック ドラマシアターへ変更されて以降の第39部から第43部と、2011年12月19日に放送された最終回スペシャル、2015年6月29日に放送された水戸黄門 スペシャルについて記述する。

里見浩太朗が主演したシリーズのうち、放送枠がナショナル劇場だった第31部から第38部に関しては水戸黄門 (第31-38部)を参照。

出演者

各部の概要

放送日はTBSおよび同時ネット局を基準とし、レギュラー・準レギュラーの経験があるゲストは太字で表記する。

出演者の芸名は現在の芸名で記載しているため、出演時と異なる場合がある。

第39部

水戸黄門 第39部
ジャンル 時代劇
企画 田中勝久
脚本 宮川一郎
櫻井康裕
岡本さとる
横山一真
山田孝行
小木曽豊斗
峯尾基三
沢橋凜
監督 斎藤光正
金鐘守
矢田清巳
井上泰治
和田圭一
上杉尚祺
森本浩史
出演者 里見浩太朗
原田龍二
合田雅吏
由美かおる
松井天斗
磯山さやか
内藤剛志
製作
製作総指揮 松下正治
プロデューサー 樋口祐三
進藤盛延
笠谷智之
制作 TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2008年10月13日-2009年3月23日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠パナソニック ドラマシアター
放送分54分
回数全22

特記事項:
第1話:18:55 - 20:54 (119分)
テンプレートを表示

水戸黄門 第39部』(みとこうもん だい39ぶ)は2008年10月13日から2009年3月23日までTBSで放送されたパナソニック ドラマシアターのドラマ。製作はC.A.L。全22話(通算1152回)。

ストーリー

長崎で密貿易が行われていることを知った光圀は、その真相を究明するため旅立つ。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー
  • 佐々木静枝:池内淳子(第1話)
  • 山野辺兵庫:長門裕之(第1話、第2話、第9話、第10話、第22話)
  • 徳川綱吉:中村繁之(第1話、第22話)
  • 桂昌院:岩崎加根子(第1話、第10話、第22話)
  • 隆光:麿赤兒(第1話、第10話、第22話)
  • 柳沢吉保:石橋蓮司(第1話、第10話、第22話)
  • 橋場大二郎:徳重聡(第1話、第22話)
  • 橋場善明:篠塚勝(第1話、第10話)
  • 永井左衛門:有川博(第1話、第10話)
  • 寺田屋茂兵衛:石井愃一(第1話、第10話)

スタッフ

行程

解説

  • スポンサーの松下電器産業の社名がパナソニックに変わり、番組枠名称も『ナショナル劇場』から『パナソニック ドラマシアター』に変更となった。
  • 将軍綱吉役は中村繁之、柳沢吉保役は石橋蓮司になる。また、このシリーズから綱吉の母・桂昌院(岩崎加根子)、祈祷僧・隆光(麿赤兒)が登場する。
  • 第35部以来3年ぶりに山野辺兵庫(長門裕之)が登場する。このシリーズ以降の兵庫は水戸藩国家老を退き、西山荘の管理人という設定である。また、兵庫の孫娘・早月(磯山さやか)が旅のお供をする。磯山は光圀ゆかりの地・茨城県出身である。
  • 早月の許婚・橋場大二郎(徳重聡)と大二郎の兄で長崎奉行の橋場善明(篠塚勝)が登場する。早月と大二郎は最終話で結婚している。
  • 脚本家・宮川一郎が2008年12月12日に逝去した。印籠シーンの生みの親であり、第1部第1話をはじめ、74本の作品を手掛けた。第14話が最後の脚本となった。
  • オープニングの西山荘の映像が今までのものから、秋の紅葉などの四季の風景に変更された。また、「あゝ人生に涙あり」は1番・3番になった。
  • 第1話のオープニングとエンディングでは「あゝ人生に涙あり」の1番・3番を2人が一緒に歌うという構成のものが使用された。
  • 第36部から登場していたおけらの新助(松井天斗)の最終シリーズである。
  • 第34部から登場していた佐々木静枝役の池内淳子が第42部の放送前に亡くなったため、このシリーズの第1話が事実上最後の出演となった。
  • 2018年5月1日より、CS初放送として、TBSチャンネル1にて放送開始。

第40部

水戸黄門 第40部
ジャンル 時代劇
企画 田中勝久
脚本 櫻井康裕
岡本さとる
山田孝行
小木曽豊斗
横山一真
沢橋凛
監督 金鐘守
矢田清巳
井上泰治
出演者 里見浩太朗
原田龍二
合田雅吏
由美かおる
林家三平
内藤剛志
製作
製作総指揮 松下正治
プロデューサー 樋口祐三
進藤盛延
笠谷智之
制作 TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2009年7月27日-12月21日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠パナソニック ドラマシアター
放送分54分
回数全20

特記事項:
第1話:20:00 - 21:54 (114分)
テンプレートを表示

水戸黄門 第40部』(みとこうもん だい40ぶ)は2009年7月27日から12月21日までTBSで放送されたパナソニック ドラマシアターのドラマ。製作はC.A.L。全20話(通算1172回)。

ストーリー

江戸で津軽藩と幕府の旗本との間に勃発した争いを収めた光圀は、同藩主・信政に事の一部始終を報告するため、弘前を目的地に諸国漫遊の旅に出る。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • 放送開始40周年記念シリーズ。
  • 江戸でうっかり八兵衛(高橋元太郎)が実の子同様にかわいがっているちゃっかり八兵衛(林家三平)がレギュラーに加わる。なお、うっかり八兵衛の登場は1000回記念スペシャル以来6年ぶりで、第1話と第20話に登場する。この際登場したうっかり八兵衛は以前より年齢を重ねた風貌になっていた。
  • 第3話まで立花屋政五郎(火野正平)の娘・お千代(三津谷葉子)が旅のお供をする。また、松尾芭蕉(堺正章)とその弟子・河合曽良(田宮五郎)、弥七の兄弟弟子であった臥雲坊(高知東生)が登場する。
  • 第1話では弥七が青い風車を使用している。その謎は第4話で解明された。
  • 第1話の2時間スペシャルは、17:50 - 19:50まで『総力報道!THE NEWS』の放送があったため、スペシャル版としては史上初となる20:00からの放送となった。
  • 第1話のエンディングでは、「あゝ人生に涙あり」の1番・3番が使用された。
  • 第2話では原田の弟である本宮泰風がゲスト出演している。
  • 第8話で偽黄門役として笹野高史がゲスト出演している。
  • 第14話で由美がレギュラー出演700回と同時に入浴シーン200回を達成した。
  • 第17話にTBSアナウンサーの加藤シルビアが出演している。
  • 第39部から登場していた山野辺兵庫役の長門裕之、桂昌院役の岩崎加根子の最終シリーズである。
  • 2018年6月5日より、CS初放送として、TBSチャンネル1で放送開始。ただし、本放送時の初回2時間スペシャルは、分割して放送のため、放送回数は、21回となる。

第41部

水戸黄門 第41部
ジャンル 時代劇
企画 田中勝久
脚本 櫻井康裕
岡本さとる
横山一真
山田孝行
小木曽豊斗
小瀧光郎
金子成人
監督 金鐘守
矢田清巳
井上泰治
和田圭一
出演者 里見浩太朗
原田龍二
合田雅吏
由美かおる
林家三平
内藤剛志
伊澤柾樹
市瀬秀和
製作
製作総指揮 松下正治
プロデューサー 樋口祐三
進藤盛延
笠谷智之
制作 TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年4月12日-6月28日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠パナソニック ドラマシアター
放送分54分
回数全12
テンプレートを表示

水戸黄門 第41部』(みとこうもん だい41ぶ)は2010年4月12日から6月28日までTBSで放送されたパナソニック ドラマシアターのドラマ。製作はC.A.L。全12話(通算1184回)。

ストーリー

琉球との貿易を巡る柳沢の野望を粉砕するため、一行は薩摩を目指して東海道の旅に出る。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • 新吉(伊澤柾樹)が第11話まで旅のお供をする。また、虚空無幻斎(大沢樹生)、東条隼斗(市瀬秀和)が登場する。
  • 第37部以来3年ぶりに美加(須藤温子)が登場する。キャストの変更に伴い、設定が仙台藩士の妹から水戸の武家の娘に変更されている。助三郎と美加は第1話で結婚するが、助三郎が既婚の設定になるのは、里見が演じていた第17部以来22年ぶりとなる。
  • 第1話と第2話は第38部以来2年ぶりに2話完結のストーリーとなる。
  • オープニングの映像が今までのものから、一行が立ち寄る旅先の現在の風景や工芸品の映像に変更される。
  • 第29部以降は原則2クールで放送してきたが、このシリーズは作品構成上の都合により1クールでの放送となった。
  • 助三郎役の原田龍二、格之進役の合田雅吏、疾風のお娟役の由美かおる、将軍綱吉役中村繁之、隆光役の麿赤兒[1]、第28部からナレーターを務めていた鈴木史朗の最終シリーズである。由美は第16部から第28部までかげろうお銀を、第29部からはお娟を演じ、24年にわたってのレギュラー出演となった[2]。鈴木は当時72歳で、降板時の年齢は芥川隆行(71歳)を上回り最年長となった。
  • このシリーズをもって、長らく使用された「特技・宍戸大全」というテロップが姿を消した。
  • このシリーズでは、アナログ放送が画面サイズ13:9のセミレターボックスでの放送となった。[3]
  • 2015年6月に、BS-TBSにて再放送された際、第5話のみ放送されなかった。
  • 2019年4月1日より、TBSチャンネル1 にて、CS初として放送開始。

第42部

水戸黄門 第42部
ジャンル 時代劇
企画 田中勝久
脚本 金子成人
横山一真
櫻井康裕
ほか
監督 金鐘守
矢田清巳
井上泰治
出演者 里見浩太朗
東幹久
的場浩司
林家三平
雛形あきこ
内藤剛志
製作
製作総指揮 松下正治
プロデューサー 小野鉄二郎
樋口祐三
進藤盛延
制作 TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年10月11日-2011年3月21日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠パナソニック ドラマシアター
放送分54分
回数全21

特記事項:
第1話:19:00 - 20:54 (114分)
テンプレートを表示

水戸黄門 第42部』(みとこうもん だい42ぶ)は2010年10月11日から2011年3月21日までTBSで放送されたパナソニック ドラマシアターのドラマ。製作はC.A.L。全21話(通算1205回)。

ストーリー

光圀の子・松平頼常が治める高松藩でお世継ぎ騒動が勃発する。また、糸魚川では密かにヒスイが採れていた。老中・土屋相模守から糸魚川に赴いてヒスイの謎を究明することを依頼された光圀は、助三郎・格之進らとともに町人を装い、糸魚川を経由して高松を目指し旅立つ。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

  • 製作総指揮:松下正治
  • 製作:中尾幸男、逸見勉
  • 企画:田中勝久
  • 脚本:金子成人(第1話、第5話、第11話、第16話)、横山一真(第2話、第7話、第15話、第18話)、櫻井康裕(第3話、第8話、第21話)、山田孝行(第4話、第10話)、小木曽豊斗(第6話、第14話)、岡崎由紀子(第9話、第13話、第19話)、水谷龍二(第12話、第20話)、大原久澄(第17話)
  • 音楽:木下忠司
  • 題字:朝比奈宗源
  • 語り:槇大輔
  • 編集:藤原公司
  • 小道具:高津商会
  • 美粧結髪:東和美粧
  • かつら:山崎かつら
  • 技術協力:IMAGICAウェスト、JBS
  • プロデューサー:小野鉄二郎、樋口祐三、進藤盛延
  • 監督:矢田清巳(第1話、第5話、第7話、第12話、第13話、第20話)、井上泰治(第2話、第3話、第14話、第15話、第21話)、金鐘守(第4話、第6話、第8話、第9話、第18話、第19話)、上杉尚祺(第10話、第11話)、森本浩史(第16話、第17話)


行程

解説

  • 助三郎役は東幹久、格之進役は的場浩司になる。配役の変更に伴い設定が刷新され、助三郎は代々水戸藩祐筆を勤める家柄で光圀の側近、格之進は水戸藩の命を受けて光圀を警護するという設定になった。また、第40部から登場しているちゃっかり八兵衛(林家三平)は一行の旅の先達者という設定になり、名前も「八兵衛」に変更された。
  • 忍びの血を引き、信州上田で問屋場を営む藤兵衛(九十九一)の娘・楓(雛形あきこ)がレギュラーに加わる。雛形は助三郎役の東とは「どんど晴れ」(NHK)で夫婦役で共演している。
  • 将軍綱吉役は風間トオルになる。また、老中・大久保加賀守近藤正臣)、土屋相模守小野寺昭)が登場する。
  • 助三郎・格之進の設定が刷新されたことに伴い、第1話では、道中では町人を装うこと、格之進が印籠を預かること、助さん・格さんと呼び合うことなど、今まで定番であったことを改めて話し合いによって決める描写があった。また、今までは格之進が道中日誌を書いていたが、このシリーズでは助三郎が道中日誌を書いている。
  • このシリーズから槇大輔がナレーターを務める。また、クレジットも「ナレーター」から「語り」に変更された。
  • 第1話に第41部までレギュラーを務めていたお娟(由美かおる)が再登場し、翁屋与右衛門(前川清)と結婚した。お娟と与右衛門夫妻は最終話にも登場した。
  • 第1話のオープニングでは「あゝ人生に涙あり」の1番を2人が一緒に歌うという構成のものが使用された。また、第12話以降は「あゝ人生に涙あり」のアレンジが再変更され、歌も再録されている。
  • 林家三平と第13話でゲスト出演した国分佐智子はこの共演をきっかけに交際を始め、2011年1月23日に婚約を発表した[4]
  • 坂西良太が演じた役の役名が第11話では「海津軍太夫」だが、第16話では「梅津軍太夫」となっている。
  • 第20話で共演シーンはないものの、菅原大吉竹内都子が夫婦で共演を果たしている。
  • このシリーズは当初放送通算1200回となる第16話が最終話となる予定だったが[5]、諸般の事情から第22話(東日本大震災関連の報道特別番組により、1話減の第21話。通算1205回)まで放送されることになった。
  • オープニングの映像とアイキャッチが印籠を基調としたものに変更される。
  • このシリーズからアナログ放送では画面サイズ16:9のレターボックスで放送されている[6]
  • 第41部まで字幕放送では、光圀の台詞のみ黄色で表示され、それ以外の人物の台詞は白で表示されていたが、このシリーズ以降、助三郎・格之進の台詞もそれぞれ水色・緑色で表記されるようになった。
  • 3月14日に放送を予定していた第21話は、東日本大震災関連の報道特別番組を放送したため、休止となった。放送枠の都合により第21話は放送順延を行わず欠番[7]とし、翌週の3月21日は予定通り最終話(第22話)を放送した。その後、この回のゲスト出演者だった田中実が2011年4月25日に首つり自殺してしまったが、この回は11月28日放送の第43部第19話で放送された。
  • 最終話では番組初、『パナソニック ドラマシアター』初の解説放送を行った。この回以降、『水戸黄門』の放送のみ解説放送を行っている。なお、この回は東日本大震災の影響でパナソニックが提供を自粛したため、オープニングキャッチは行われず、代わりに「『水戸黄門』今夜のみどころ」を放送。CMはACジャパンのものを放送して、エンディングも『ハンチョウ〜神南署安積班〜(シーズン4)』の開始予告を拡大して放送した。
  • 特殊技術のクレジットが「宍戸大全アクションチーム」に書き換わった。その後、宍戸大全がすでに80歳を迎えているなどの年齢の関係から、シリーズ中盤を区切りとして引退した。これにより、一番弟子である森山陽介を後継とする「森山陽介アクションチーム」が新規にクレジットされるようになった。なお、森山陽介は本42部第二話にも出演しており、この時は役名とともにクレジットされた。
  • 2012年12月よりSBS静岡放送において42部の再放送が行われたが、その際は第1話〜11話においてもオープニングの歌は新録音版(本放送で12話以降に使用された者)に差し替えられていた。その理由は不明。
  • 2019年4月17日より、TBSチャンネル1 にて、CS初放送として放送開始。ただし、初回2時間スペシャルは、分割して前後編として放送(このため、CSにおける放送上は全22話)。

第43部

水戸黄門 第43部
ジャンル 時代劇
脚本 黒土三男
横山一真
小木曽豊斗
大原久澄
水谷龍二
福田卓郎
岡崎由紀子
監督 金鐘守
矢田清巳
井上泰治
山下智彦
出演者 里見浩太朗
東幹久
的場浩司
林家三平
雛形あきこ
内藤剛志
製作
製作総指揮 松下正治
プロデューサー 小野鉄二郎
樋口祐三
進藤盛延
制作 TBS
放送
音声形式音声多重放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2011年7月4日-2011年12月12日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠パナソニック ドラマシアター
放送分54分
回数全21
テンプレートを表示

水戸黄門 第43部』(みとこうもん だい43ぶ)は2011年7月4日から2011年12月12日までTBSで放送されたパナソニック ドラマシアターのドラマ。製作はC.A.L。全21話(通算1226回)。

ストーリー

将軍綱吉は老公に伊勢神宮へ名代として参拝するように依頼するが、実は道中で庶民の暮らしぶりを見てきて欲しいというのが真の願いであった。光圀一行は伊勢神宮を目指して東海道を西進する。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • 地上デジタル放送では第42部の最終回で行った視覚障害者のための解説放送をこのシリーズから正式に開始した[8]。解説ナレーションは元TBSアナウンサーの松永邦久が担当する。
  • 2011年7月24日正午に地上アナログ放送が終了するのに伴い、アナログ放送では2011年7月18日放送分の第3話が「水戸黄門」の全シリーズを通じて最後の本放送となった[9]
  • このシリーズをもって、『水戸黄門』の放送が終了し、42年の歴史に幕を下ろした[10]。「水戸黄門」の終了を受け、里見浩太朗が2011年7月15日にTBS本社(東京赤坂)で会見を行い、「ズバッと後ろから斬られた感じ。残念というよりも、痛い」と語った。この年は「3年B組金八先生」と「渡る世間は鬼ばかり」(2012年9月17日にただいま!!2週連続スペシャルを放送)も放送終了しTBSの長寿ドラマシリーズは同シリーズの終了と合わせ幕を閉じた。
  • 助三郎役の東幹久、格之進役の的場浩司、楓役の雛形あきこ、将軍綱吉役の風間トオル、柳沢吉保役の石橋蓮司の最終シリーズである。
  • 第43部最終回の翌週には、最終回(単発)スペシャルが放送された。
  • 2011年8月29日世界陸上韓国テグ中継のため休止。これに伴い、遅れネットを行う各局のうち9月4日放送分について、秋田放送は『五木寛之の新金沢百景〜旅の途中〜』(テレビ金沢制作)、福井放送は『いい旅・夢気分』(テレビ東京制作)、四国放送は『ありえへん∞世界』(テレビ東京制作)にそれぞれ差し替えられた。
  • 第14話では格之進が食当りになり印籠を持ったまま寝込んでいたため、クライマックスで悪人に印籠を見せられなかった。しかし光圀が将軍綱吉の名代として伊勢神宮に参拝した際にもらったお札(将軍綱吉の名前入り)を披露する事で窮地を乗り切った。
  • 第16話では第16部と第17部の1話に登場した煙の又平と『かげろう忍法帖』に登場した弟である花火の又八を演じたせんだみつおがゲスト出演した。
  • 2019年5月27日より、TBSチャンネル1にて、CS初放送として放送開始。ただし、本放送時の翌週に放送された特別版の放送はなかった。

最終回スペシャル

水戸黄門 最終回スペシャル』(みとこうもん さいしゅうかいスペシャル)は2011年12月19日に放映された2時間スペシャル時代劇。製作はC.A.L(通算1227回)。これをもって、42年間の放送に幕を閉じるとともに、ナショナルゴールデンアワー→ナショナル劇場パナソニックドラマシアターと続いた時代劇の枠も一旦廃止となった。視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、通算平均 22.2%

キャスト

スタッフ

  • 脚本:横山一真
  • 監督:矢田清巳

解説

  • オープニング映像は通常放送のものとは異なり、各登場人物の実写をバックにキャストが映し出される形式となっている。歌は43部で使用していたものである。

平均視聴率

水戸黄門 スペシャル(2015年)

水戸黄門 スペシャル
ジャンル 時代劇
脚本 尾西兼一
監督 吉川一義
出演者 里見浩太朗
原田龍二
合田雅吏
林家三平
野村将希
内藤剛志
製作
製作総指揮 白石統一郎
プロデューサー 髙﨑稔千
森井敦
制作 TBS
放送
音声形式音声多重放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2015年6月29日
放送時間21:00 - 22:54
放送枠月曜ゴールデン
回数1
テンプレートを表示

水戸黄門 スペシャル』(みとこうもん スペシャル)は2015年6月29日月曜21:00 - 22:54で放映された2時間スペシャル時代劇[11]。視聴率は10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

ストーリー

ある晩、光圀は息子である松平頼常に斬られるという悪夢を見た。その頃、次期将軍候補である綱豊が度々命を狙われる状況にあった。そこで光圀は、綱豊を狙う刺客を探りつつ、甲府藩主でありながら一度も江戸を出たことがないという綱豊を連れ、甲府に旅立つ。また、松平頼常の悪夢を確かめるべく、甲府から更に大坂・高松へと旅立つ。

キャスト

スタッフ

解説

  • 3年半振りに『月曜ゴールデン』枠の2時間スペシャルで復活した。
  • 第31部から光圀役を務めている里見浩太朗の最終シリーズである。
  • 助三郎役の原田龍二、格之進役の合田雅吏が再登場。八兵衛役の林家三平、柘植の飛猿役の野村将希、風車の弥七役の内藤剛志が再集結する。ナレーターは、第28部から第41部まで務めた鈴木史朗が再度担当した。今回は由美かおるの出演がなかったため、定番の入浴シーンは、大坂の商人であるお美津を演じた大場久美子が担当した[12]
  • また、将軍・綱吉役に植草克秀、柳沢吉保役に田中健が登場する。
  • 弥七に、お恋・お雪という2人の手下のくノ一がつくようになっている。なお、後にお恋は『CRぱちんこ水戸黄門Ⅲ』、お雪は『ぱちスロ 水戸黄門』にそれぞれ登場している。
  • 里見浩太朗、佐野圭亮親子は、共演シーンはないものの、両者が出演している。
  • 復活にあたっては、シリーズ初参加の尾西兼一・吉川一義を起用し、「放送開始から長年続いてきた西村俊一逸見稔[13]のドラマツルギーを外した新しい水戸黄門」を創るという志で作られている。この流れは2017年からのレギュラー番組復活版へとつながっている。
  • スポンサーはレギュラー時代のパナソニックグループではなく、通常の『月曜ゴールデン』同様、他社による複数社提供となっていた。水戸市のCMも放送された。
  • 関東地区では、2015年12月31日の5:00 - 6:50に再放送された[14]。なお、放送前の2015年10月15日にお恋役の高部あいが麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)の容疑で逮捕された影響で、再放送分ではお恋の出演シーンがカットされ、オープニングのクレジットからも高部の名前が削除されている。

脚注

  1. ^ 隆光は一旦退場するものの最終回スペシャルには何の脈絡もなく再登場している
  2. ^ 由美かおる、涙浮かべ『水戸黄門』レギュラー“卒業”会見 ニュース-転職・派遣・キャリアのオリコンランキング
  3. ^ 前番組の『ハンチョウ〜神南署安積班〜(シーズン2)』から13:9のセミレターボックスでの放送となっている。
  4. ^ 林家三平・国分佐智子がツーショット婚約会見 交際1週間でプロポーズ! ニュース-ORICON STYLE-
  5. ^ 6代目格さん的場浩司、「この印籠が…」に感激 新黄門様御一行勢揃い ニュース-ORICON STYLE-
  6. ^ パナソニックドラマシアターとしては前番組の『ハンチョウ〜神南署安積班〜(シーズン3)』から16:9のレターボックスでの放送となっている。
  7. ^ BS・CSでは欠番となった回でも権利上の問題がなければ今後の再放送で行われる可能性もあるが、現時点では不明。
  8. ^ 但し、ワンセグ放送は除く。
  9. ^ 東日本大震災で最も被害の大きかった岩手県IBC岩手放送)・宮城県東北放送)・福島県テレビユー福島)を除く。以上の3県は2012年3月31日にアナログ放送が停波した。
  10. ^ 水戸黄門42年の歴史に幕 視聴率低調-芸能ニュース:nikkansports.com(2011年7月15日)当日閲覧
  11. ^ 『水戸黄門』が今夏4年ぶりに復活 2時間SPで里見浩太朗ら再集結”. ORICON (2015年2月11日). 2015年4月20日閲覧。
  12. ^ a b 大場久美子、水戸黄門の入浴シーンで胸元あらわ”. 日刊スポーツ (2015年4月19日). 2015年4月20日閲覧。
  13. ^ 第43部終了まで「制作協力・オフィスヘンミ」のクレジットがあったが、今回は後継会社の「オフィスヘンミクリエイティブ」を含めてオフィスヘンミは関与しておらず、当該クレジットはない。
  14. ^ TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2016年1号 84頁

関連項目

外部リンク