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橋爪遼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はしづめ りょう
橋爪 遼
本名 橋爪 遼
生年月日 (1986-11-21) 1986年11月21日(37歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
身長 168 cm
血液型 O型
職業 俳優
活動期間 2004年 - 2017年 2022年 - 現在
活動内容 ドラマ、映画、CM、依存症セミナーのゲスト等
著名な家族 橋爪功(父)
事務所 オフィスジュニア
ワタナベ・アクトゥール→現在はフリー
主な作品

映画「うん、何?」「漫画誕生」 「クローズZERO」 「恋は五・七・五!」等

ドラマ「のだめカンタービレ」「1リットルの涙」「シバトラ」「めぞん一刻」等
受賞

「いのちの明日~the dignity of life~」(2023)

・2023年ネットシネマフェスティバル    第13回ゴールデンエッグプロジェクト    =優秀男優賞1位受賞=

・Arthouse Festival of Beverly hills    ~June 2024~ 

=Best INTL Short受賞=
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橋爪 遼(はしづめ りょう、1986年11月21日 - )は、日本俳優東京都出身[1]

家族・親族

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父は同じく俳優の橋爪功。妹の橋爪渓も女優として活動している。妹の他に20歳年上の異母兄(父・功が前妻との間にもうけた子)橋爪貴明がいる。祖父・橋爪徳松大阪電気商会重役を務めた。

人物

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母校:桐朋学園(幼稚園から)

資格:ASK認定依存症予防教育アドバイザー(11期生)

趣味:特撮戦隊(特にゴジラ)・アイドル(特にモーニング娘)・映画や舞台鑑賞・読書

ゴジラは博物館や展示会などに足を運ぶ、モーニング娘はライブ参戦もしている。 

特技:トランペット

好きな食べ物:ハヤシライス・肉まん

嫌いな食べ物:ゆかり

長所:マイペースな所

短所:マイペースな所・めんどくさがり屋

目標の俳優:特にいない

ファンとして好きな俳優:木村多江中山忍

幸せな時:趣味で映画や舞台を見に行った時、客席が一体化したとき。

子供の頃なりたかった職業:ゴジラの中・行きつけの鉄板焼き屋のマスター

俳優を目指したきっかけ:小さい頃から興味はあったが、高校生か中学生頃に父(橋爪功)がやっている演劇集団円の舞台「菜の花舞台」でゼロから舞台を作るのを見たときに楽しそうだと思ったのが一番のきっかけ。

出演作品で一番印象に残ってるシーン:映画「うん、何?」での大雨のシーン。1日ずっと雨を降らしずぶ濡れで、山での撮影だったので震えながら撮影。そこから雨降らしの撮影が大嫌いと話している。その後なぜか、映画などの撮影時に雨が降る機会が増え「雨男になった」とも話している。

これからの夢:俳優、役者として沢山の作品の一部になり続けたい。大、小関係なくいろいろな作品に出続けたい。

逮捕とそれによる影響

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2017年(平成29年)6月2日覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された。また、それに伴い所属事務所は橋爪を翌日付で専属契約解除(解雇)処分とした[2]。11月13日、東京地裁で懲役1年6カ月・執行猶予3年の判決が下された[3]

この逮捕を受け、上映中だった出演映画『たたら侍』は最短で6月9日をもって上映終了となった[4]。その後登場シーンをカットして6月17日より再上映されたが、上映館数は281館から24館へと激減した[5]

出演ドラマ『やすらぎの郷』は2017年6月4日付で降板となり、番組公式サイトからも役柄および氏名が削除され、収録済みの橋爪の出演部分を全てカットするなどの再編集を行い放送された[6]。最終回では全出演者・全スタッフの名前が横ロールテロップで表示されたが、橋爪の名前はカットされた。

6月6日放送の『踊る!さんま御殿!!』では顔にボカシをかける加工がなされた[7]

一方、2017年4月にクランクアップし、公開を控えていた映画『漫画誕生』は、製作委員会の熟慮の末、更生を願って出演シーンをカットせず公開することが同年12月26日に発表された[8][9]。ただ、クランクアップ時点では公開時期は2018年初夏の予定となっていたが[10]、2018年10月の東京国際映画祭上映を経て[11]、2019年11月30日に公開された。

2022年10月、読売新聞のインタビューで、「20代半ばぐらいから、やや仕事が少なくなり、自分の価値がわからなくなっていった」と、薬物に走った経緯を説明した[12]

回復

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2017年の7月5日に保釈され、その後奈良県にある回復施設(ワンネス財団)に行き2年半施設生活を過ごしプログラムなどを受けた。施設を卒業後に奈良で一人暮らしを始め、食品工場のアルバイトを経験する。その前には食べ放題の焼き肉店でもアルバイトを経験。高校時代から俳優業に努めていたため、それまでアルバイトの経験は無かった。

その後、オンラインの自助グループにいた塚本堅一や仲間の一人が橋爪が依存症の啓発や予防教育に努めたがっていることを、高知東生などに伝えてくれ、2022年9月頃に東京に行き高知東生などに面会し繋がり、2週間後にグット・プレス賞に出ることが決まった。

俳優としての復帰

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2022年10月4日に東京・大手町の日経カンファレンスルームで「依存症の正しい報道を求めるネットワーク」主催のグット・プレス賞2020(雑誌部門)の授賞式が行われ、特別ゲストとして登壇した。事件後、初めてメディアの前に登場する機会だった。 その後、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」で行われる、ギャンブル依存症セミナーやイベント等にゲストとし登場するようになり、高知東生杉田あきひろなどと共に依存症の啓発や予防教育に努めている。

2023年11月3日・11月4日に渋谷ユーロライブにて行われた「ネットシネマフェスティバル2023」にて上映された短編映画「いのちの明日~the dignity of life~」に医師の市原佑希役とし出演し、第13回ゴールデンエッグプロジェクト~優秀男優賞1位~を受賞。2024年5月24日~5月26日にデンマークのコリングで開催された「Japan Denmark Film Festival」作品が入選。また2024年6月28日に開かれた「International New York Film Festival」にも作品が入選し現地での上映がされた。USのオンライン映画祭 Arthouse Festival of Beverly hills June 2024で「いのちの明日」が最優秀インターナショナルショート賞(Best INTL Short)を受賞 Winners – June 2024 – Beverlysy hills。

2024年6月29日から上映中のナカムラサヤカ監督の映画「アディクトを待ちながら」にサラリーマンの吉永役とし出演。実際の依存症者が多数出演する作品となり、「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表を務める田中紀子がプロデューサーであり、依存症に苦しむ人々をこの世から無くしたいという思いで作られた作品である。

出演

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テレビドラマ

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映画

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CM

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  • 高知県限定 ギャンブル依存症啓発CM(2024年)-サラリーマン 役

MV

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  • 田中聖 - RESTART(2024)

舞台

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歩兵の本領 ~紀伊國屋サザンシアター~(2005)

・FABRICA〔12.0.1〕-BABY BLUE- ~新宿シアタートップス~(2007)

混じりあうこと、消えること 〜新国立劇場〜(2008)-少年 役

・わらしべ夫婦双六(すごろく)旅 ~東銀座 新橋演舞場~(2008)-橘爪 役

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』読売新聞東京本社、2016年、555頁。
  2. ^ “橋爪遼容疑者 所属事務所が解雇処分を発表した「決して許すことできない」”. デイリースポーツONLINE. (2017年6月3日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/06/03/0010251616.shtml 2016年6月3日閲覧。 
  3. ^ “元俳優・橋爪遼被告に有罪判決 覚醒剤使用の罪”. 朝日新聞. (2017年11月13日). https://www.asahi.com/articles/ASKCF45WVKCFUTIL023.html 2018年10月22日閲覧。 
  4. ^ “橋爪遼容疑者、覚醒剤使用も認める…逮捕の余波で出演映画打ち切りへ”. 産経新聞. (2017年6月6日). https://www.sankei.com/article/20170606-725D7EX3UZO6JPCJZKJ7OZ6G4E/ 2018年10月22日閲覧。 
  5. ^ “俳優逮捕で「たたら侍」上映館激減、落胆の島根”. 読売新聞. (2017年6月16日). オリジナルの2017年6月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170616084230/http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170616-OYT1T50098.html 2018年10月22日閲覧。 
  6. ^ “橋爪遼容疑者 テレ朝「やすらぎの郷」降板 出演場面をカットして放送”. デイリースポーツONLINE. (2017年6月4日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/06/04/0010253807.shtml 2016年6月4日閲覧。 
  7. ^ “橋爪遼容疑者をボカシ処理で放送 逮捕前に収録参加の「さんま御殿」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年6月6日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/06/06/kiji/20170606s00041000262000c.html 2018年10月22日閲覧。 
  8. ^ a b 漫画誕生製作委員会からのお知らせ”. ユニバーサルコレクション(UNIVERSAL COLLECTION / ユニコレ). 漫画誕生 (2017年12月26日). 2018年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月8日閲覧。
  9. ^ a b “橋爪遼参加の映画「漫画誕生」出演シーンカットせずに公開へ 「更生願い」決断”. スポニチアネックス. (2017年12月26日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/12/26/kiji/20171226s00041000335000c.html 2018年10月22日閲覧。 
  10. ^ a b “イッセー尾形主演「漫画誕生」に篠原ともえ、橋爪遼、緒方賢一ら多彩な顔ぶれが集結!”. 映画.com. (2017年4月18日). https://eiga.com/news/20170418/3/ 2018年10月22日閲覧。 
  11. ^ a b 映画『漫画誕生』 [@manga_tanjo] (2018年10月1日). "第31回東京国際映画祭での『漫画誕生』の上映スケジュールが発表になりました。 下記、2日間の上映予定です。 ★10/28(日)17:25〜 ★10/30(火)14:00〜 両日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン1にて!チケット販売開始は10/14(日)12:00〜です。". X(旧Twitter)より2022年10月8日閲覧
  12. ^ [俳優・橋爪遼さん](上)軽い気持ちで手を出した覚醒剤…「自分の価値」がわからなくなった”. ヨミドクター. シリーズ「依存症ニッポン」. 読売新聞 (2022年10月8日). 2022年10月8日閲覧。
  13. ^ 元AKB48倉持明日香「キャバ嬢はじめました」筧美和子、石川梨華らが華を添える”. モデルプレス. ネットネイティブ (2016年5月27日). 2016年5月27日閲覧。
  14. ^ “元祖・漫画家の知られざる生涯を描く映画『漫画誕生』大木萠監督にインタビュー「北沢楽天の偉人伝ではなく、その人生を肯定も否定もしない人間ドラマです」”. SPICE (株式会社イープラス). (2020年1月29日). https://spice.eplus.jp/articles/264465 2022年10月8日閲覧。 

外部リンク

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